ハイスクールD×R 世界を旅した一人の憑依者   作:銃剣

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皆さんからの感想だけが原動力です
天道語録はやっぱり「おばあちゃん」が無いといけないと思いました


第4話

「(間にあって良かった)」

 

 

俺は内心ほっとしていた

倍増されたハイパーゼクターのハイパークロックアップで次元を超え、過去に行く事ができた

途中で凄まじい魔力の反応がしたと思ったら、過去に到着してすぐに巨大な魔力の玉が迫ってきたから本当に焦った。到着前にハイパーライダーキックの準備をしていて正解だったな

 

 

『貴様!一体どうやって俺達の攻撃を!!』

 

 

「簡単だ。ただ蹴り返した」

 

 

『蹴り返しただと?悪魔でも天使でも堕天使でもなく、神ですら無い貴様のような存在にか!?』

 

 

俺の目の前で叫ぶ赤と白の巨大なドラゴン

恐らくこの二体がニ天龍のドライグとアルビリオンか

 

 

それで後ろで倒れている女性

神力が感じるという事がこの人が神様か。それに四大魔王と思われる悪魔四人とアザゼルが居る

 

 

「あ、貴方は一体?」

 

 

神様が俺に聞いてくる

ここで兵頭一誠って名乗る訳にはいかないし

 

 

ここはあるライダーの言葉を借りよう

 

 

「おばあちゃんが言っていた」

 

 

俺は再び人差し指を天に指しながら答える

 

 

「俺は天の道を往き、総てを司る男」

 

 

「天の道を……往く?」

 

 

これには神様や魔王達やアザゼルが呆けている

まぁ見ず知らずの人に天道語録言ってもポカンとされるだけだけど

 

 

『俺達を無視するな!』

 

 

『余所見とは随分と余裕だな!』

 

 

未だに天を指すポーズをしていたらドライグとアルビリオンが迫ってきた

 

 

「危ない!!」

 

 

神様も叫ぶがもう俺と二体との距離が数メートル

鉤爪での攻撃を回避するのは不可能に近い

 

 

それが普通の奴ならという話だ

 

 

「ハイパークロックアップ」

 

 

ハイパーゼクターのスラップスイッチを叩く

 

 

《HYPER CLOCK UP》

 

 

全ての装甲が開きタキオンプレートが現れる瞬間、俺以外のすべてが止まったように見える程のスピードになる

クロックアップだけでもスローモーションのようにゆっくりとした動きだが、ハイパークロックアップはそれ以上だ

ほぼ止まっている鉤爪が来る前にハイパーゼクターのゼクターホーンを倒す

 

 

《MAXIMUM RIDER POWER》

 

 

「ドライグ。もう一発いけるな?」

 

 

『問題ない。おもいっきりブチかませ!』

 

 

俺はドライグの強気の発言を行動で答える

カブトゼクター上部のスイッチを左から順に押していく

 

 

《ONE》《TWO》《THREE》

 

 

カブトゼクターのゼクターホーンを右から左へ倒す

 

 

「ハイパーキック!」

 

 

再びカブトゼクターのゼクターホーンを左から右へと倒し戻す

 

 

《RIDER KICK》

 

 

波動化したタキオン粒子がベルトからカブトホーンに集まり、水色の目が一瞬輝く

カブトホーンに集まったタキオン粒子が右足へと収束する。鉤爪を避けながら、過去のドライグの顔の前まで飛ぶ

 

 

「はぁ!」

 

 

二度目のハイパーライダーキックを顔に叩き込む

その際もハイパークロックアップの影響で反応が遅い

 

 

「まだまだ行くぜ」

 

 

俺は次にアルビオンの胴体に突っ込み、左手を突き出す

 

 

「零距離・ドラゴンショット!」

 

 

左腕と胴体が完全に接触した瞬間、ドラゴンショットを撃ち込む

撃ったことが分かり、俺は距離を取る

 

 

《HYPER CLOCK OVER》

 

 

『ぐはぁ!』

 

 

『がっは!?』

 

 

十分に距離を取った所でハイパークロックアップが切れる

ドライグとアルビリオンは俺の攻撃によって吹っ飛ばされる

 

 

「あの二天龍を圧倒している!?」

 

 

「一瞬だけ消えたと思ったら二天龍が攻撃されて…」

 

 

「まさか、私達ですら目で追えない程のスピードで動いているのか?」

 

 

「そんな、馬鹿な」

 

 

遠くで見えいる四人の先代魔王さん達が驚いている

全部タキオン粒子のお蔭なんだけど

 

 

『考え事はその辺にしとけ相棒。まだ奴らは倒せていない』

 

 

ドライグの言葉に反応して二天龍に視線を戻す

吹っ飛ばされても、すぐに上がってきた

 

 

「やっぱりもっと強い攻撃じゃ駄目か」

 

 

『だろうな。全盛期の俺達はこの程度じゃやられはせん』

 

 

「アスカロンのような龍殺しの聖剣で斬るしかないか」

 

 

『その肝心のアスカロンは今は持っていない。どうする気だ?』

 

 

そう。人間に甦り旅をした際、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を調べたら収納していたアスカロンが無くなっていのだ。正直、二天龍相手にアスカロン無しじゃ苦しいと思う

 

 

しかしまだ俺にはアレがある

 

 

「ドライグ」

 

 

『どうした?』

 

 

「悪いが剣なら俺も持ってる」

 

 

そう言った時、上空から何かが迫るのを感じる

俺は迫りくるソレを右手で収める。それは金色を刀身の大剣、鍔にはフルスロットルと呼ばれる赤・黄・水・紫の四色のスイッチが備わっている。この武器こそカブト・ハイパーフォーム専用の武器『パーフェクトゼクター』

 

 

『今更そんな剣一本で何ができる!』

 

 

『ここまで我らをコケにした分、貴様の死で償ってもらう!』

 

 

二天龍はまだ気づいていない

このパーフェクトゼクターの本当の力を

 

 

「おばあちゃんが言っていた……絆とは消して断ち切ることのできない深い繋がり。たとえ離れていても、心と心が繋がっている」

 

 

パーフェクトゼクターを構えると刀身が光を発する

すると俺と同じように次元を超えて三つのゼクターが飛んでくる

 

スズメバチ型の『ザビーゼクター』

 

トンボ型の『ドレイクゼクター』

 

サソリ型の『サソードゼクター』

 

三つのゼクターはパーフェクトゼクターと合体する

ゼクターが合体すると赤、黄、水、紫の電気が迸る

 

 

『ほざけぇ!』

 

 

過去のドライグの口からブレスが吹かれる

 

 

『相棒。さっきの蹴りで攻撃が弱まっている!鋭い攻撃であのブレスを掻き消せるぞ!』

 

 

「鋭い攻撃、だったらコレだ!」

 

 

俺は黄のフルスロットルのスイッチを押す

 

 

《THEBEE POWER》

 

 

《HYPER STING》

 

 

パーフェクトゼクターの刀身の先に合体したザビーゼクターの尾部のゼクターニードルから槍状のタキオン粒子が噴射される。噴射されたタキオン粒子はブレスを貫き、過去のドライグの体を貫く

 

 

『ごっは!』

 

 

『赤いの!?』

 

 

「心配してる場合か?」

 

 

俺は攻撃の手を止めない

パーフェクトゼクターをガンモードに変形させ、紫のフルスロットルのスイッチを押す

 

 

《SASWORD POWER》

 

 

《HYPER WAVE》

 

 

ガンモードのパーフェクトゼクターの裏側に合体したサソードゼクター内にポイズンブラッドとタキオン粒子を混ぜ合わせ光子に変換され、パーフェクトゼクターの銃口に光刃を形成し衝撃波として放つ。放たれた光刃はアルビリオンの翼を斬り落とす

 

 

『ぐぁあああああ!!』

 

 

「こいつはおまけだ」

 

 

水のフルスロットルのスイッチを押す

 

 

《DRAKE POWER》

 

 

《HYPER SHOOTING》

 

 

今度は表側に合体したドレイクゼクターから波動化されたタキオン粒子は、パーフェクトゼクターの銃口に収束されツインバレルから放たれる。放たれた赤いイオン光弾は分散し二体に直撃し爆破

翼を失ったアルビリオンはそのまま地面に落下し、ドライグも体を貫かれ重傷で、上手く体が動かせない

 

このまま終わって欲しいっと思ったが

 

 

『こんな、事で…!!』

 

 

『二天龍がやられると…思うな!!』

 

 

まだ二体の力は残っている

一気に決めた方が良さそうだ

 

 

「あの!」

 

 

「ん?」

 

 

俺を呼び声に反応し、声のした方を向く

呼び掛けたのはフラフラの状態の神様だった

 

 

「何の用だ。危ないから下がってろ」

 

 

「いえ、どうしても貴方にお願いがあって」

 

 

この状況で願い?

一体なんだ

 

 

「あの二天龍をもう一度封印します。その間に出来るだけあの二体を注意を引き寄せて下さい」

 

 

あの二体を封印か

となるとここでそれを断ったら未来の兵頭一誠に赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)が宿らなくなる

このままだと未来の原作崩壊が免れない

 

 

「…分かった。引き受ける」

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

「私達もその役、手伝わせて貰えないかしら?」

 

 

すると四人の先代魔王さん達が近くまでやってきた

 

 

「け、けどもう魔力も無いのにそんな危険な事は」

 

 

「仮にも私達は魔王よ。素性は知らないけど、一人に任せきりには出来ないわ」

 

 

他の魔王達も覚悟をしている

すると神もまいったという顔をする

 

 

「分かりました。でしたら私の結界の手伝いをして下さい…貴方も無理だけはしないようにして下さい」

 

 

「あぁ、分かった」

 

 

俺はパーフェクトゼクターを構える

二天龍はボロボロになりながらも俺を睨みつけてくる

 

 

『こうなったら……白いの!』

 

 

『あぁ!私達の全ての魔力を一撃に!!』

 

 

二天龍の口元から魔力が収縮されていく

さっきまでの攻撃と違い、膨大な魔力が集まっていく

 

 

『相棒。そろそろケリを着ける時が着たようだな』

 

 

「そうだな。こっちもやるぞ!」

 

 

パーフェクトゼクターを構え、全てのフルスロットルのスイッチを押す

 

 

《KABUTO POWER》

 

 

《THEBEE POWER》

 

 

《DRAKE POWER》

 

 

《SASWORD POWER》

 

 

《All ZECTER COMBAINE》

 

 

全てのゼクターの力を開放する電子音声と共にカブトのゼクターホーンの形をした巨大な光子の赤い刃が現れる

 

 

「さらに譲渡だ!」

 

 

『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』

 

 

『Transfer!』

 

 

さらにパーフェクトゼクターの力を倍増させていく

一回の倍増毎にゼクターホーンの刃が巨大化していき、二天龍と同じ大きさまでになる

 

 

『『『これで終わりだ!!』』

 

 

二天龍の口から放たれる巨大な魔力の弾

その大きさはここ一帯すら飲み込むほど巨大

しかしそれでも俺は逃げず、パーフェクトゼクターの柄のスイッチを押す

 

 

『MAXIMUM HYPER TYPHOON』

 

 

「はぁぁぁ!!」

 

 

巨大化したゼクターホーンの刃を振り下ろす

二天龍の魔力の弾とゼクターホーンの刃が激突し、衝撃波が生まれる

激戦によって地面に転がっている岩石や木々が吹っ飛び、焼け焦げた物から立ち昇る狼煙も一瞬で消える

強力な魔力と倍増されたタキオン粒子の力によって時空が歪み始める

 

 

『俺達の攻撃を受け止めただと!?』

 

 

『何なのだ貴様は!?』

 

 

「言っただろ。俺は天の道を往き、総てを司る男だと……そして」

 

 

パーフェクトゼクターを握る力を強くする

 

 

「未来を切り拓き、全てを救い出す大馬鹿野郎だ!」

 

 

ゼクターホーンの刃が魔力の弾を一刀両断する

 

 

『な、なんだと!』

 

 

『全ての魔力を使っての攻撃を!!』

 

 

「だぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

魔力の弾を両断したゼクターホーンの刃で二天龍を斬る

 

 

『『がっは!!?』』

 

 

斬られた二天龍はその場に崩れ落ちる

同時に足元から魔法陣が展開される

 

 

「準備できました。下がってください!」

 

 

俺はその場から下がる

すると魔法陣から光が出るとドーム状になり包み込む

包み込まれた後、光が小さくなり二つの光玉が地面に落ち、俺の足元まで転がる

その中には赤い籠手と白い光翼がある

 

 

『改めて自分が封印される所をみるとやはり良い気分では無いな』

 

 

「悪いな相棒」

 

 

『気にするな。俺は新たな力を得て満足している』

 

 

そんなドライグとの会話をしながら、その二つを拾い上げ神様と四大魔王さん達の所に歩み寄り、手渡す

 

 

「ほら、二天龍の神器(セイクリッド・ギア)

 

 

「ありがとうございます。貴方が居なければ私達はどうなっていたか分かりませんでした」

 

 

神様がお礼を言いながら二天龍の神器(セイクリッド・ギア)を受け取る。四大魔王達も笑みを浮べていた

いや、本当に良かった

 

 

「…ちょいと待っちゃくれないか?」

 

 

すると突然のアザゼルの声に俺達は視線を向ける

 

 

「なんだ?」

 

 

「あんま遠回しに言うのは無しでいかせてもらうぜ………お前さんは何者だ?」

 

 

やっぱ怪しまれてるな

まぁ突然現れて信用してくれって言うほうが無理な話か

けど、ここで兵頭一誠って名乗る訳にはいかないしな

 

 

「それともう一つだ。メイビスが持ってる二天龍の神器(セイクリッド・ギア)の一つに赤い籠手があるな」

 

 

全員が神様…いや、メイビスって呼んでたかな

その人の手にある赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を見る

 

 

「それは恐らく赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)が封印されてるんだと思われる。けどお前さんの両腕にあるその籠手の《セイクリッド・ギア》……それと瓜二つっていうのはどういう事だ?」

 

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

 

全員が俺の籠手に視線が行く

俺の籠手はカブトの力とハイパーゼクターの力を得て少々形状が異なっているが、これは紛れもない赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)

 

 

「もう一度聞くぜ。お前さんは何者だ?」

 

 

ここまで来て不穏な空気が流れるのを感じる

下手に誤魔化せば更に怪しまれる可能性がある。このまま何も言わずに逃げるしかないな

 

 

俺がそう考えた時、それは起こった

 

 

《HYPER CLOCK UP》

 

 

「何ッ!?」

 

 

突如とハイパーゼクターから緑の電気が迸り、ハイパークロックアップが発動された

俺の周りの空間が歪み始め、体が徐々に消えていく

 

 

しかし、それは俺だけでは無かった

 

 

「こ、これは一体!」

 

 

「えぇ!?」

 

 

「体が消えて…!」

 

 

「思うように動けない!!」

 

 

四大魔王達、そして神であるメイビスの周りにもハイパークロックアップに生じた歪んだ空間が現れ、体が徐々に消えている

 

 

「(ドライグ!何が起こっているんだ!?)」

 

 

『(これは予想だが、倍増したハイパーゼクターの暴走だ。力を増しすぎて別の時空へと飛ばされるぞ!)』

 

 

くそっ!まさかこんな事になるなんて

いや、それよりも俺と同じように時空へ飛ばされるとしたらまずい

もしも時空の狭間の世界に飛ばされたら、二度と戻ってこれない!

 

 

「捕まれ!!」

 

 

俺は近くにいた神様、メイビスに手を伸ばす

メイビスも手を伸ばすがあと少しという所で届かない

 

 

「あと、少しだ…!」

 

 

俺がメイビスの指に触れようとした瞬間

俺の手が先に消えていき、体まで消えていく

 

 

「くそっ!こん……な…」

 

 

悔やむ声も虚しく、俺はこの時代から消えていった

その直後に四大魔王、神メイビアスも消えていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、時空に飛ばされなかったアザゼル

一人の残った彼は二天龍の神器(セイクリッド・ギア)を持ち帰り、三大勢力に以下の報告をした

 

―――四大魔王と神は、その命と引き換えに二天龍を封印した

 

この報告により悪魔側と天使側に衝撃を受けたのは言うまでも無かった

二天龍との激戦によりどの勢力も大半の戦力を失い、再戦を行うことは無かった

さらにこれを機に争い事がないように三大勢力による戦争の禁則が出来た

 

しかしアザゼルは突然現れた総べての龍道を司る者(ブーステッド・ギア・カブト)の事は話さなかった

何故話さなかったのか、それは正体を知ると同時に余計な混乱を招かない為でもあった。瓜二つの赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を使う者が二天龍を倒したと報告すれば、必ずどこかしらの組織が狙ってくるに違いないからである。それを考慮してアザゼルは報告しなかったのだった

 

 

 

 

そして時代は進み、新たな運命の歯車が回りだす

 

 

 




Open Your Eyes For The Next High School D×R


「ここは……一体?」


「さぁ、僕の物になれ!!」


「絶対に渡さない。この子だけは……私が守る!!」


「変身!」


『Complete』

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