アクセサリーショップ、はじめました。 作:金細工師
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枠順抽選見ながら書いたら筆が乗った。
本日2話目になりますので、ご注意を。
業務日誌 ◇×月 ○□日
今日からヘスティアの所の初眷属であるベル・クラネル君の教導をすることになった。
ヘスティア・ファミリアのホームである廃教会でヘスティアから紹介されたベル君は何かすごく緊張してたけど……ヘスティアは俺の事をなんて教えたんだ?
ベル君の容姿は真っ白なふわふわした髪に真っ赤な眼をしたカッコいいというより可愛い感じで、あぁ……これは兎って言われるのも納得の容姿だった。
まぁ、それはともかく。
とりあえず、時間を無駄にしても仕方ないので武器選びから。
試してもらう予定の武器は短剣、長剣、短槍、長槍だったけど……この子、力なさそうだなぁ。
聞けば農村出身なので農具程度しか扱った事はないし、モンスターとも戦った事はないとか。
んー、戦闘初心者ならモンスターと距離が取れる槍がお勧めなんだけど今のベル君のステイタスとかだと槍に振り回されそうなんだよなぁ。
ヘスティアは眷属がベル君しかいないから基本ソロでのダンジョン攻略になると思うのだけど、そうなると槍はちょっとなしか?モンスターに穂先が刺さって抜けなくなったときに別のモンスターに襲われたら咄嗟に槍から手を放してサブ武器に切り替えるとかすぐには出来ないだろうし。
物は試しで全部とりあえず振ってもらったけど。ダメだ、短剣かナイフにしよう。
言い方がすごく悪いけど、この子冒険者として戦う才能はあんまりないわ。
さっき話したときに幼い頃から英雄に憧れてたって言ってたけど、せめて少し長めの木の棒を振り回して遊ぶとかの訓練みたいな遊びを幼い頃からやっといて欲しかった。
ただ棒を振り回して遊ぶだけでも学べることは結構あるんだから。根が割と真面目そうだから農具を振り回して遊んだりもしてなさそうだし。
農家出身だから農業をやってた分はある程度は動けるし体幹もある方だけど、それでも長剣や長槍を扱うには力が足らん。
仮に大派閥へ入っていれば長剣や長槍っていう選択肢もありだったと思う、ある程度訓練させてからダンジョンに潜ればいいし、ソロじゃなくてパーティで潜れば何かあっても仲間がフォローしてくれる。
だけど、零細ファミリアでソロ前提となると武器をきちんと振るえるまで待ってられない。
日々の収入がなけりゃ飯も食えなくなるし、冒険者なんて消耗品に装備にと結構金食い虫だからな。
そこの所は運も混ざるからな……俺も運よくヘファイストスに拾われた身だし。
生まれた時からゴミみたいな環境のファミリアに身を置くしかなかったという友人……まぁ友人でいいや。あいつに比べたら眷属1人目の零細とはいえ、ヘスティアはぐーたらな一面もあるが神の中では性格は当たりな方だからな。
んー足は速そうだし、最初はヒット&アウェイでモンスターを削って倒す方向で、ステイタス的に余裕が出て背がもう少し大きくなったら長剣とかも視野に入れる感じでいくか。
となると、ヘスティア。他ファミリアの眷属の事だから別に教えてくれなくてもいいんだけど、この子魔法って使え……ないな。ベル君のその魔法って聞いて憧れてるような感じのキラキラした眼を見れば理解出来る。
マジックユーザーの種族じゃないヒューマンで初めて恩恵を刻んで魔法が発現している訳がないだろって言われても、俺は最初に恩恵刻んだ段階で発現してたから念の為に聞いたんだよ。
まぁ、好都合だ。ちょっとベル君で実験させて貰おう。
ってことで、とりあえず短刀*1とナイフ*2の二振りをプレゼントした。
ギルドの支給ナイフだとすぐにガタが来るからね。あんな粗雑な物を新人に渡すなクソ豚。
ベル君が恐縮してたけど、別に気にしなくていいよ?その二振りは鍛冶の技術を落とさないようにって鍛えた物だからヘファイストス・ファミリアの印も入れてないし。黒いナイフの方にはちょっと仕掛けがしてあるけど。
さて、使い方の説明。
短刀の方は切れ味より耐久性を重視した物だから、モンスターの攻撃を受けるのに使える。まぁ、切れ味を落としたとはいえダンジョン上層階程度のモンスターなら問題なく斬れる。
本題はナイフの方、そっちは新米殺しとも呼ばれるウォーシャドウのドロップアイテムとかを混ぜて鍛えたやつで……微量の
「魔剣じゃないですか!?」と叫ばれたが、まぁ否定はしない。魔法をブッパしたりする訳じゃないから、どっちかというと魔道具のが近い気がするが。
ここで俺がしたい実験というのは、魔法が使えない新人が
これで魔力のステイタスが伸びるなら、冒険者として成長した後に魔法に目覚める可能性も上がりそうだし……あと、他の人が鍛えた魔剣は知らないが、俺が作る魔杖や魔装具は使用者が自分の魔力を込めた方が威力が上がるらしいので、将来的にベル君が俺の魔杖とかを使う場合に威力が上がった方がえぇやろと思ったので。
という訳で、ベル君に説明したら「魔法が使えるようになるんですかっ!!」めっちゃ食いつかれた。
確実に使えるようになるとは言ってないからね?魔力のステイタスが伸びれば魔法を覚えられる可能性が上がるだけだから。これはそれを含めての実験なので。
うん、まぁでも快く了承してくれてよかった。
その後は、短刀やナイフの扱い方について簡単に説明して練習。
ベル君はちょっと休憩したら初めてのダンジョン探索に行くらしいので、無理だけはしないように伝えて俺も帰った。
一緒に行ってもよかったけど、初めてのダンジョンなんだ……冒険者としての最初の一歩は自分だけで噛みしめて欲しい。
『本日の売り上げ』
【一般人用】
・ネックレス2点 ・ヘアピン4点 ・ブレスレット1点
※次の日ヘスティアから「ベル君がすごく可愛いかったよ!初めてのダンジョンでモンスターを倒せたのが嬉しかったらしくてね。一匹倒しただけなのに走って帰って来てくれてボクに報告してくれたんだ!!」とニコニコ顔で報告された。なんか、ほっこりした。
ベルが緊張してた理由↓
ヘスティア「いいかいベル君。今日から来てくれるリット君はボクらのホームの家具を作ってくれた優しい子だからたくさん学ぶんだよ!」
ベル(えぇ!?あのどう見ても高級そうな家具を作った人なんですか!?)
原作より家具はいい物を使ってるヘスティア・ファミリア。リットが作ってたら何か楽しくなってきたらしく、普通に売れば良い値段で売れる。
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