地の文作るのやっぱ難しい…
私の名前は陸八魔アル、突如現れた謎の赤ん坊にキヴォトスのアウトローのボス後継者になれとか言われた哀れな生徒よ!
今は…
「ファ〜、眠い。」
「やぁアル、おはよう」
登校中にカヨコ先輩とばったり会って一緒に登校しているわ。
「あ、カヨコ先輩!、おはようございます!」
「どうしたの?寝不足?」
「え…はい、ちょっと」
そうカヨコ先輩に心配されてしまった。
けどカヨコ先輩とは普通の友達でいたいのよね…家に最近生意気なメスガキが一人加わって大変だったーなんて言えないわよ…
「ま、勉強で寝不足じゃないなら別に良いんだけどね」
「え?」
「私もギリ赤点だから補修仲間が減っちゃうでしょ」
「アハハ」
しかしそんな彼女達を屋上から見張ってる者たちがいた。
「あぁ!!あの女!!!アル様を小突いた!!!」
ハルカと先生である。
「チッ!!、あの軽音女!!アル様にあんな馴れ馴れしくして!!」
そうカヨコを睨みつけるハルカ、そう、ハルカから見たカヨコは自分がいない間に慕ってるアルの側をいつの間にか奪った泥棒猫として映っていたのだ。
「先生、本当にあんな奴を仲間にいれるつもりなんですか?!!」
”つもりじゃなくてもう入ってるよ、私が決めたからねー”
「なあ!!……あぁ!!また小突いた!!!」
さらにまたカヨコがアルを小突いたのを見て、怒りを増幅させたハルカは先生に直談判する。
「グヌヌ、考え直してください先生!!、私はあんなアル様に無礼なヤツを入れるのは反対です!!」
”……スピー”
「も、もう寝てる…」(聞き入れてもらえたのでしょうか…)
”…っという理由でハルカが納得しないからカヨコにアウトロー試験をすることにしたんだ”
先生に学園内のプールに呼びつけられた私はいきなりカヨコ先輩のアウトロー試験なんてものをプールで遊んでる先生に通達された。
勿論私の答えは…
「納得できる理由ないでしょー!!、何勝手に決めてるのよ!ってか私の学校のプールに勝手に入ってんじゃないわよ!!」
「カヨコ先輩は友達なのよ!!それに軽音部の活動とかで忙しいし!貴方達の変な世界に巻き込まないでちょうだい!!!」
”でももうハルカがカヨコを呼びに行ったよ?”
「ななな、な、何ですってー!!」
ハルカが迎えに行った事を聞いた私は直ぐ様その場所に向かって走り出した。
「
そんな待ち合わせ場所のグラウンドでは、ハルカがカヨコを睨み倒していた。
「えーと、あなたはたしか1年生のアルの友達のハルカだっけ?睨んでばっかだけどどうしたの?」
(いけ好かない女……こんな軟そうな奴がアル様を守れるわけがありません!!)
「とりあえず牛乳飲んだほうが良いよ、イライラはカルシウム不足が原因だからさ。」
そう100%の善意で勧めたカヨコだが、ハルカから見たら完全に自分を挑発している言葉にしか聞こえなかったらしくハルカの頭の中でブチッと何かがキレる音がした。
(……限界です。)
そうハルカは思い至り、カヨコを抹殺しようと隠し持っているダイナマイトを使おうとしたその時。
「ちょっと二人共!!」
「「アル」様!!!」(ダイナマイト隠さなちゃ!)
アルがその場に到着しハルカもダイナマイトを直ぐに隠した為この時の暴発はアルによって防がれた。
「よ、良かったー!まだ何も起きてないわね。」
ハルカのことだからもうとっくにムカついて手を出したんじゃないかと早とちりしたけど大丈夫だったわね。
「ん?誰ソイツ、アルの弟?」
「え?」
そうカヨコ先輩に言われ後ろを見ると…
”ちゃおっス”
「先生!!」
私に縄をつけてスケボーで移動していた先生がいた!どーりで重いと思ったら私を車代わりにして!
”弟じゃないよ、私はアルをアウトローにする為の先生さ”
(ば、バカー!いきなり何バラしてんのよ!)
先生のいきなりのカミングアウトに私は心の中でそう焦る、カヨコ先輩に裏の世界なんて関わってほしくないのに!!!
「フフ!そうなんだ、ごめんね間違えてさ」
「へ?」
しかしカヨコ先輩はそのまま普通に先生と接したのだ。
ど、どう言う事なの…
「そんなに小さいのに先生なんて大変でしょ」
”そーでもないよ、君もアウトローになるんだ”
「ちょっと先生!!」
「良いじゃんかアル、私達も子どもの頃とかにやったじゃん、ヒーローごっことかさ」
「な゙ぁ!?」
ま、まさかカヨコ先輩、アウトローごっこだと思ってるー!?
”アウトローのボスはアルなんだ”
「それは良い人選だね」
そう言いながら先生はなんとカヨコ先輩の肩の上に乗った。
ってか、先生!私だと触れただけで半殺しにする癖に!!カヨコ先輩の前じゃ借りてきた猫みたいにいい子ぶっちゃってー!!
「うん分かった、私も入れてよアウトローってやつにさ」
「ちょ!?カヨコ先輩何いってるんですか!!」
「チッ!」
なんかカヨコ先輩乗り気なんだけど!!!
…それとなんかハルカの舌打ちが聞こえたような気がしたんだけど気のせいかしら。
「それで、何すればいいの?」
”先ずはアウトローになれるかの適性を試す試験だね”
「へぇ、アウトローにも試験あるんだ、本格的だね」
”試験に合格にしなくちゃアルの部下にはなれないからねー”
あ、そうよ!!!試験に受かりさえしなければ!そう思い至った私はカヨコ先輩に試験に不合格になってもらおうとするが…
”あ、因みに試験の不合格=死を意味するから”
「な、何ですってー!!アンタいきなり何を──」
”仕方ないもん、掟だもん”
「可愛く言うな———!!!!」
こ、これじゃあ試験に合格しないとカヨコ先輩死んじゃうじゃないのよー!!、っと私が思っている中カヨコ先輩は面白そうな顔をしていた。
「フフフ、本当に面白い子だね、気に入った!」
違うんですよカヨコ先輩!そのガキは殺るといったら本当に殺るんですよ!
”試験はシンプル、とにかく攻撃をかわすんだ”
や、やっぱりやるのー!本当に大丈夫なんだろうかと私が思っていた中、先生はカヨコ先輩に何かを渡すつもりのようだ。
”っと始める前にカヨコに武器を提供するよ”
「ん?これ…」
「ば、バットー!?」
カヨコ先輩に渡された武器は……なんと鉄製のバット!
「ってかなんでバットなのよ!軽音部のカヨコ先輩にに似合わないでしょ!!」
”ヤンキーっぽくて良いでしょ”
「ちょっと!カヨコ先輩そのこと気にしてるんだからね!」
「けっこう重いね、ウェイト入ってる?」
”試験に合格すればその武器は正式に君のものだよ”
「うん、野球とかしないけど面白そうだし気に入ったよこのバット、ちょっとヤンキーぽくなるのは気になるけど…」
そう言いながらバットを持っているカヨコ先輩、本当に試験なんて大丈夫何だろうか…
”それじゃスタート、まずはナイフ”
「おっと!!」
スタートと同時にいきなりナイフを投げつけられるがカヨコはそれをあっさりと躱した。
「ま、待ちなさいよ先生!本当にカヨコ先輩を殺す気なの!!」
(そうそう、殺せ殺せ)
試験が開始されるがアルは未だ先生に諦めずに説得を試みていた、因みにハルカはそのまま試験中にカヨコが死ねばいいと思っていた。
「いいじゃんかアル」
「え?」
「ごっこあそびならアンタも子供の時やってんでしょ、付き合おうよ」
(カヨコ先輩まだごっこ遊びだと思ってるー!!)
「アルもボスとして手本を見せるんだ」
「ななな、な、何ですってーー!!」
まさかの自分までもこんな試験に参加させられる事に恐怖を隠せないアル。
「それ良いね、どっちが試験に受かるか競争しようよ、さあ行くよ!!」
「ちょ!カヨコ先輩!?そんな、待ってくださいよー!!」
カヨコを追って一緒に逃げ出すアルはナイフを楽しそうに避けるカヨコを見てやっぱりこの人は凄いと思っていた。
「ホイホイっと」
(凄い、命懸けの状況楽しんじゃってるよこの人)
”流石の反射神経だね”
「チッ、ソウデスカネー」
試験開始から暫くして先生はカヨコを評価し始めた、しかしハルカは未だに不満そうである。
「けど凄いね最近のおもちゃは、本物にしか見えないよ」
(先輩おもちゃだとおもってるんですか!)
ナイフを躱し続けているカヨコだが、なんとカヨコはナイフをおもちゃだと思っていたのだ、そのことにアルは信じられない顔をしていた。
「アハハハ、先生見ーっけ!!」
「ん?」
「ゲェ!!この声は!」
謎の声にカヨコは訝しむがアルはこの面倒で生意気な声の主に覚えがある、2人は共に声の聞こえた方角を見た。
「じゃ~ん、ボヴィーノ兼万魔殿の丹花イブキちゃん参上ー!」
「また面倒な時にウザイの来たー!!!」
声の主は矢張りイブキだった、どうやら先生のことを襲いに来たらしい。
「ボヴィーノ? 聞かない名ですね。どうしますか先生?」
“続行“
知名度が低いイブキの所属する組織の名を知らないハルカはイブキの乱入を訝しむが先生の反応は相変わらずの無視。
「………が・ま・ん…グズ」
無視されたイブキはグズり始めた。
「あっ!そーだ!ボスが頑張ってるイブキに武器を送ってくれたんだー」
「じゃ~ん!、ミサイルランチャー!」
「死ね!先生!」
イブキがミサイルランチャーをぶっ放すがミサイルは先生ではなく、カヨコとアルの方に向かってしまった。
「キャアァァ!!」
「チェ、あと10メートル」
「……成る程、これは舐めてると合格できないね」
流石におもちゃとは言え(カヨコがそう思っているだけ)ミサイルまで襲ってきた為、カヨコも本気になり始めたのだ。
「先生!!今すぐ試験を中止して!!今の見たでしょ!!イブキがミサイル撃ってきたのよ!!!」
”次はサブマシンガンだよ”
「聞きなさいよ!!」
イブキの乱入に アルは先生に試験を止めるよう再度説得をするも聞き入れられず、先生はさらにサブマシンガンを乱射し始める。
”先ずは見習いの殺し屋レベルから”
「ヒィ!」
乱射されるサブマシンガンの弾丸をカヨコと共に避けるアル、しかしさらにイブキのミサイルまで襲ってくる。
「また来たー!『ドガァーン』キャアー!」
”よし、ハルカもぶっ放していいよー”
先生はさらにハルカに攻撃の指示を出す、流石に敬愛するアルに向かって攻撃をするのはハルカも迷った。
「え!……いや、でも」
”カヨコをぶっ殺す勢いでいいよ、”
(じゃ、じゃあ仕方ないですよね!…先生がそう言うんですから!…)
そう先生に言われたハルカは吹っ切れて内心カヨコを殺そうとウキウキしながら攻撃の準備を開始した。
「アル様!!!」
「ハルカ?」
(避けて くださいね)
「へ?」
そんな中ハルカはアルに避けるよう目配せの合図を送るが当然アルはその意味に気付かなかった。
「もぉー、先生め〜。こうなったら10年バズーカで」
ミサイルランチャーが全く先生に当たらないことに業を煮やしたイブキは遂に10年バズーカを使用し、10年後のイブキを呼び出した。
「やれやれ、10年後の私がやるしかないわね」
そして試験も大詰め、三者其々が一斉に二人に攻撃をし始めたのだ。
”締めはロケット弾でいくよ”
「果てろ…」
「サンダーセット!」
三者による一斉攻撃、これにはアルだけでなくカヨコも焦ってしまう、何故なら四方八方の攻撃で逃げ道がなかったのだ。
「ちょっとこれは!」
「え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙!!!」
ドガァーーーン!!!!
「ギャァァァァァァ!!!!」
一斉に放った三者の攻撃は大きな爆発を起こしグラウンドは焼け野原と化した。
その大きな爆発とアルの悲鳴にハルカは冷静さを取り戻し流石にやり過ぎたんじゃと思い始める。
(や、ヤバい!!調子に乗りすぎたかも!!)
「ア、アル様ー!!無事ですかアル様ー!!……あ!」
直ぐにアルを探そうと爆風の中に飛び込もうとしたそんな時。
「ふぅ、危なかったねアル」
「か、カヨコ先輩…それ…」
なんと爆風の中から土煙で汚れてはいたが五体満足の2人が現れたのだ。
しかもカヨコが持っていた武器はバットではなくなっており、
「うん?……何これ?」
「か、刀―!?」
なんと刀に変形していたのだ。
”うん、良い出来だね。そのバットは見た目は普通の鉄バット、けれどヘッドスピードが300km/hを超えると刀に変形する「打の武器」なんだ。”
「じゃあカヨコ先輩の本当の武器って刀なの!?」
”名付けて鬼方のバット”
(す、凄いネーミングね…)
”けれどなにより凄いのはあの瞬間カヨコは向かってくるダイナマイト・ミサイル・ロケット弾からアルと自身に直撃し得る物のみを斬ることで自身とアルへの被害を最小限に抑えたんだ”
”瞬時に鬼方のバットの真価を引き出した高い戦闘センスと咄嗟に状況を判断できた判断力の高さは高評価だよ”
「か、カヨコ先輩、凄い…」
ここまで他人を高く評価する先生は初めて見る為か、アル達は素直に聞き入っていた。
”試験合格、君もこれで正式にアウトローだ、鬼方カヨコ、そのバットも君のものだよ”
「うん、ありがと」
こうしてカヨコはアウトロー試験を合格する事に成功したのだ。
しかしハルカが驚きの行動に出た…
「」ガッ
「なに」
なんとハルカがカヨコの胸倉を掴んだのだ、其れを見たアルはカヨコと喧嘩するのではないかと思い仲裁に入ろうとするが…
「ちょ!!やめなさいハル「良くやりましたね」え…褒めた…カヨコ先輩を」
なんとハルカはあれだけ嫌ってたカヨコを褒めたのだ。
「アル様を身を挺して守ったんです、仲間と認めない訳にはいきません!…でもアル様の右腕の座は私ですからね、貴方はケンコー骨です」
言い方はアレだがどうやらハルカはカヨコを仲間と認めた様だ。
「フフフ、さっきから思ってたけどハルカって本当に面白いね、けどアルの隣を譲る気はないよ、ハルカは耳たぶってことで」
「んなぁ!!」(何か張り合ってるー!!)
しかしカヨコはまるで張り合うかの様にアルの右腕が自分であるかの様な発言をしだしたのだ、これにはさっきまで褒めてたハルカも態度を豹変し。
「ハァ!?それなら貴方は鼻毛です!」
「なっ!!だったらアンタは鼻くそだから!!」
結果仲の良い?変な言い合いが始まってしまった。
(この2人ある意味息合ってるかも…)
(ってか!!2人で部下気分になっちゃってるー!!)
(やめてよー!私がアウトローのボスになるとかが更に現実味帯びて来ちゃうじゃないのよー!!)
いつの間にか更にカヨコが部下になっちゃってることに気付き、またも自身の平穏が遠のいた事に頭を抱え始めるアル。
「それじゃあ私部活にいってくるから、またねちびっ子」
”またねー”
「それにしても、さっきの爆発といい最近のおもちゃってめっちゃ凝ってんじゃん」
(カヨコ先輩、まだアウトローごっこだと思ってたのねー!!)
そして最後まで試験の事もアウトローの事もアウトローごっこだと思っていたカヨコだった。
おまけ
10年後イブキ「……誰も私に構ってくれない」ポツーン
最後には皆から忘れられてた10年後イブキだった…