ブルーアーカイブ 7³来る!   作:疾風刃雷

9 / 18
第6話です。

死ぬ気弾撃たれるシーンの表現を少し変えてみました。


毒牛来る!

私の名前は陸八魔アル、突如現れた謎の赤ん坊にキヴォトスのアウトローのボス後継者になれとか言われた哀れな生徒よ!

 

 

今は…

「ただいまー、買ってきたわよー」

 

フウカに頼まれた買い物をし終えて帰ってきたわ

 

「ありがとうね、アル」

「良いわよ、このくらい」

 

改めてこの人はフウカ、私とは違うクラスだけどダメな私とちゃんと接してくれる知り合いだ、今はあの「クソ義姉」に頼まれて私の面倒と家の管理をしてくれている私にとっても頭の上がらない人だ。

 

「ご飯だけどイブキももう少ししたら帰ってくるからその時に食べましょう」

「じゃぁそれまで私自分の部屋で休んでるわ」

 

 

 

 

 

 

「先生、ただいま…………ギャァァァ!!!」

“ん?おかえり、アル“

 

自身の部屋に入ると其処には顔に大量の蝶を張り付かせた先生がいた…ハッキリ言ってキモい!!

 

「な、何?!!先生樹液分泌してんの!!」

“これは私の子分達だよ、情報を収集してくれるんだ“

「それって虫語話せるってこと!!」

 

どんだけハイスペックなのよ!!この先生!!と驚いていると先生から収集した情報を聞かされる。

 

“お陰で色々な情報を掴めたよ、ジュリがゲヘナ自治区にきてるらしいねー“

「ジュリ?……誰よそれ?」

“昔の殺し屋仲間だよ“

「な、何ですってー!!」

 

また殺し屋が来るの!と辟易していると下の階からピンポーンとインターホンが鳴った音が聴こえた。

 

「アルー?出てくれるー?」

「あ、はーい、何かしら?」

 

フウカから出るよう頼まれた私は部屋を出てインターホンを鳴らされた玄関のドアを開けると、其処に立っていたのは配達員の服装を着た自身と同じくらいの女の子だった。

 

「ピザのお届けで〜す」

「え~とデリバリーを頼んだ覚えないのだ…『パカッ』」

 

そう言い終えようと喋る私に謎の少女は何故かガスマスクを装着しピザ箱を開けるとそこからとんでもない激臭が私を襲った!!

 

「召し上がれ」

「んが!!!……ぐ…ぐるじ……し…ぬ…」

 

な、何よ…この臭い……臭くて……い…き…が…

 

『ズガン!!!』

 

「……ゴホ、ゲホ!!!」

 

あわや危機一髪の所、先生が撃ったであろう銃弾がピザを弾く事で事なきを得た、た、助かった……

 

“──久しぶりだねジュリ“

「先生!!」

 

ガスマスクを外した少女は嬉しそうに先生に話しかけていた、しかも先生が言ったこの子の名前はさっき教えてもらったものだった。

こ、この子がジュリ……!!てかなんで私、この子に殺されかけたのよー!!!

 

「迎えに来たんですよ……また一緒に大きな仕事しようよ……貴方にはやっぱり平和な場所は似合わない…貴方のいるべき場所はもっとスリリングな闇の世界なんですよ!」

 

そう言うジュリの顔は涙に濡れながら先生に戻ってくるように頼み込んでいた、けれど先生の返答は…

 

“あの時言ったはずだよジュリ、私にはアルを育てる仕事があるから無理だって“

 

明確な拒否だった。

 

「………かわいそうな先生…グス」

「へ?」

「この女が不慮の事故か何かて死なない限り先生は自由の身になれないってことなんですよね!」

 

なんとジュリは先生の答えに反して曲解したとんでもない考えを泣きながら私に向かって発言したのだ!!

 

「ななな、な、何ですってー!!」

 

そ、それで私のことを殺そうしてたのー!!考え方可怪しいでしょうが!!

私はジュリという子をヤバい人を見る目で見た。

 

「とりあえず帰るね、その女ころ………その女の人が死んじゃったらまた迎えに来ますから!」

「ちょ!!!何言っちゃんてんのよアンターーっ!!!」

 

「え?なんだったの今の?」

 

台所から顔を見せたフウカがそう私に聞いてきた、此方が聞きたいわよーー!!!!

 

 

「な、何なのよあの子は〜!!?」

“ん?あぁ、ジュリね“

 

ジュリが去ったあと私は自室でそう先生を問い詰めた

 

“あの子は『毒牛』の異名を持つ牛牧ジュリっていうアウトローでフリーの殺し屋だよ。彼女の得意技は毒入りの食い物で相手を中毒死させる『ポイズン・クッキング』さ“

「また変なのが来たわねーーっ!!!、どーなってんのよ貴方の所の業界は!!!」

 

赤ん坊の殺し屋といい人間爆撃機の女の子といい、裏社会ってそんなのばっかなの!!

けれどもう一つ私は気になることがあった、ジュリって子の先生への態度、唯の殺し屋仲間ってだけじゃなさそうね…

 

「先生あの子に気に入れてるっぽいわよね?」

“ジュリは私にゾッコンだったからねー、付き合ってたこともあるしね“

「つ、付き合ってたですって!!!」

 

その言葉に驚愕する私は更に先生を問い詰める。

 

「それってあの子が先生の彼女だったってこと!?」

“私はこれでもモテモテでね、ジュリは愛人だよ“

 

そう言って先生は指を四本立てて私にみせた…つまり…まさか…4番目の…

 

「アンタ赤ん坊の癖に意味分かって言ってるんでしょうねー!!!」

「と、とにかくなんとかしてよ!!、あの子私の命狙ってるのよ!!」

“アル…人は何れ死ぬ生き物だよ…“

 

私は顔を紅くしながら先生に言っている意味が分かっているのか聞いたが、先生は悟ったような表情をして言いながらコーヒーを飲んでいた。

 

「悟るなー!!!」

 

ちょっとカッコいいなと思ってしまった私であった。

 

 

 

 

 

 

 

はぁ、昨日は散々だったわ…

 

「おっはよ~アルちゃん!」

「おはよーキララちゃん」

「今日は家庭科だって!楽しみだね!」

「えぇ、そうね『チリンチリーン』ん?……ゲッ!」

 

そう登校中に会ったキララちゃんと会話していると自転車に乗って此方に向かってジュリがやって来た。なんでチャリンコ!!

 

「人の恋路を邪魔する奴は…毒にまみれて死んじゃえばいいのよ…」チリンチリーン

 

そう言いながらジュリは通り過ぎていった…

 

「なんか変な人だね〜」

「そ、そうねーア、アハハ」

 

ま、まさかジュリって子、キララちゃんまで巻き込む気なんじゃ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、とりあえず家庭科の料理中に現れはしなかったわね…」

 

第二家庭科室で行われた家庭科の授業中、先生の話しから聞いたジュリの説明から今回の料理を作る家庭科の授業中に来るのではないかと高を括っていたアル、しかし蓋を開けてみると拍子抜けするぐらい何もなかった。

 

「ねーねー、アルちゃん!私の作ったおにぎりとアルちゃんの作ったおにぎり交換しよ!」

 

「えー、ダメアルがー?良いなー」

そう他のクラスメイト達から羨ましがられた。

 

「うん、良いわよ!……ん?」(じゅ、ジュリ!!!)

 

アルが見たのは台所の影に隠れたジュリだった、そしてそのままジュリは…

 

(ななな、な、何ですってー!!!)

 

なんとジュリは高速で気付かれずにポイズン・クッキングであろうおにぎりとキララのおにぎりをすり替えたのだ!

 

「ちょ!!アンタ何して…ていない!!」

「?どうしたのアルちゃん、食べないの?」

「え゙」

 

アルがジュリを問い詰めようとキララの側に駆け寄るが既にジュリの姿はなく、あったのはすり替わったおにぎりのみ。

 

(が、外見は普通のおにぎりと変わらないけど…コ、コレは!!)

(そうそれは外見は何ら普通のおにぎりと変わらない特別製のポイズン・クッキング!故に誰も気付かない!)

 

そんなポイズン・クッキングにビビるアルを教室の外の物陰からジュリは様子を監視していた。

 

(こ、これ食べるのー!!!)

「あ、もしかしてアルちゃん、シャケ嫌いだったん?」

 

キララが悲しそうな顔をするのを見てアルは直ぐにおにぎりを食べようと手を伸ばし、直ぐにストップする。

 

「い、いやそんなこと無いわよ!!!」(キララちゃんを悲しませたくない…で、でも食べたら死ぬ!!)

(愛の為なら人は死ねるというのが私の持論、それは友愛でも変わらない!。さぁ死になさい陸八魔アル!!友との愛の為に!!)

「何よダメアルが食わないなら私が貰うわよ」「私もキララの食べてみたいし」

 

私が食べるか食べないかを躊躇しているとクラスメイトの人達やエリカが私に変わっておにぎりを食べようとし始めたのだ!

 

「ちょっ!!待って!!」(ま、不味い!!このままだとクラスの人にまで!!)

(フフフ、貴方が食べなければ他の生徒がそれを食べてしまう、けれどお優しい貴方は例え普段自分を馬鹿にしてるクラスメイト達でも自身の巻き添えになってほしくないと思ってるでしょう?さぁクラスメイトを救いたいなら食べなさい、陸八魔アル!!)

 

そしてクラスの生徒達が毒おにぎりを口に入れようとした瞬間…

 

「だ、ダメー!、みんな死んじゃうのよー!!」

 

咄嗟にアルが食べようとした生徒達の手からおにぎりを弾いて空中に飛ばした!

 

“いい勇気だね、アル“

 

遠くにいた先生にそう言われた様な気がしながら私は額とヘソを同時に撃たれた…

 

 

 

 

 

復活リ・ボーン!!死ぬ気でおにぎりを食う!!」

 

死ぬ気モードになったアルは落ちてきた毒おにぎりを美味しそうに全て平らげた、しかしポイズン・クッキングを食べたにも関わらずアルは何ともない様子、その様子を見て物陰から見ていたジュリは驚愕する。

 

「『ゴックン』……うまい!!!」

「本当!アルちゃんありがと〜!」

「な!!!私のポイズン・クッキングが効いていない?!!」

“死ぬ気弾は撃った箇所で効果が違うんだ、ヘソを撃てば胃袋が鉄の様に頑強になって何を食ってもヘッチャラさ、まぁ食欲が異常に増すけどねー“

 

「足りない…もっと食わせなさいー!!」

「ちょ!どうしたのアルちゃん!!」

 

そう言いアルは高速で動きながら他の生徒が作ったおにぎりを辻斬りの如く奪って貪っていく。

 

「きゃぁぁぁぁ!、コイツ無差別に食いまくる気よ!」「誰か止めてー!!!」

 

教室内では阿鼻叫喚の嵐となっていく、そして作戦が失敗したジュリも悔しみながらも撤退した。

 

「くそぅ、陸八魔アルめー!でもいつか必ず先生は取り戻しますからねー!!」

 

 

 

 

 

しかし命懸けでクラスメイトの命を救ったアルだったが、その後アルはおにぎりを独り占めした生徒して暫く他の生徒から睨まれた。

 

「な、なんでこうなるのよーー!!」

 




ジュリ=ビアンキ
エリカ=黒川花

おまけ…ペットの名前

アル「そう言えば先生の帽子に乗ってるカメレオンって何なの?」
先生“この子かい?この子は形状記憶カメレオンの「アロナ」だよ、色んな物に変身できるんだ、私が使う拳銃とかにね“
アル「え゙、そうだったの!!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。