青空広がる透き通った世界に囚人達が転移するようです 作:LCCB大鳥
本当に申し訳ありません、次からは本当にしっかり投稿します。
その間に眺めることのできないやら、ヴァルプルギスの夜やら、ブルアカのハフバだとか……いろんなものが過ぎていきました。
チンピラたちを追い払ってから数時間後…
「あ〜!しんどい!」
「もう数時間は歩きましたよね?」
「これはさすがに、おじさんも参ったなー。腰も膝も悲鳴をあげてるよー」
「さすがにね〜……って!ねぇ!ダンテ〜?あそこにお店があるよ〜!ねぇねぇ、買って行かない?」
『う〜ん……他のみんなの意見も聞いた方がいいし……』
「私は買ってもいいと思います〜☆」
「ところでこれはなんの屋台なんでしょうか?」
『たい焼き……って書いてあるね』
「たい焼きは、魚の形にとられた型に生地を流し込み、そこに餡子やカスタードを入れた食べ物です」
「もしかして……たい焼き、知らない?」
「いえ、僕は似たようなものを食べたことはありますね〜。まぁ、魚の形じゃありませんでしたけど」
おそらく、鴻園に居た時に食べたことがあるのだろう。
「あっ、私食べたい!」
「はぁ……全く、もう少し考えて行動をだな……」
「いえ、私も食べたかったので、お金払います!」
「ノノ、良いの?」
「良いんですよ☆みんなで食べましょう、ねっ?」
「いただきます!」
「う〜ん!美味しい!外はカリッとしてるけど、中は柔らかい!」
「はぁ…………美味しいな」
アビドスの生徒達も、囚人達も小腹を満たしたところで情報を整理してみることにした。
「やはりどこか妙だな。戦車の情報がまったく出てこない」
「販売ルート、保管記録……全て何者かが隠しているような、そんな気がします」
「付け加えると、どんなにここを牛耳っている企業でも、ここまで徹底してブラックマーケットを統制し、情報を操るなど不可能だろう」
「はい、普通ならここまでやりますかね?と言う感じです……」
「ここに集まっていない企業は、ある意味開き直って悪さをしていますから、逆に変に隠したりしないんです」
「例えば、あそこのビル。あれがブラックマーケットに名を馳せる闇銀行です」
「わ、でっかい……」
「ヒフミの言うとおりだな。闇と付いている割にあそこまで堂々としているとは……」
「闇銀行……ッチ、嫌な思い出しか出ない……」
ロージャは改めて闇銀行と聞いて顔を曇らせた。
自分で行動した結果とは言え、悪徳に税金を集めている老婆を殺し、住んでいた25区の住民が殺されてしまったからだろう。
ロージャは……やはりそのことに対して、罪悪感や後悔が残っているのだろう。
そのまま、ヒフミの闇銀行についてを聞いた。
「現実は、思った以上に汚れてるんだね。私たちはアビドスばっかりに気を取られすぎて、外のことをあまりにも知らな過ぎたかも……」
『私もそう思う……最初は青空が広がっていて、都市とは到底違う、透き通った綺麗な世界だと思ったけど……中身は、都市と同じぐらい……ではないかもしれないけど、腐ってる』
「お取り込み中失礼します!そちらに武装した集団が接近中!」
「なんだと!こっちに気づいている気配はあるか!」
「い、いえ、気づかれた様子はありませんが……身を潜めた方が良いと思います!」
「う、うわぁ!あれはマーケットガードです!」
「ま、マーケットガード?」
「先程お話した、ここの治安自組織でも最上位の組織です!」
「とりあえず急ぐべきだ」
「ムルソーさんの言うとおりです!」
一旦影に身を潜めることにした。
「あれは現金輸送車だな……待てよ、あの車見覚えがあるような」
『ウーティス?どうしたの?』
「管理人様。私は昔の経験から怪しいと思ったものの姿は覚えるクセがありまして…車に付いている汚れや傷のつき方が、アビドスの借金を受け取りに来た車と同一の用に見えるからです」
その言葉に一同が衝撃を受けた。
「ど、どういうこと!?」
「皆さん!待ってください!あそこで何やらしているので見ませんか?」
「そうですね〜、この眼で確認してみましょう〜」
そう言いながらホンルは自身の左眼を指差す。その眼は、もう仙人達や玉であることから解放され、優しい翡翠色であた。
そのまま、私達はその様子を見守っていた。
「あの車……カイザーローンの車です!しかもウーティスさんの言うとおり今日の午前に利息を払ったときと同じ車です!」
「カイザーローンといえば……かの有名なカイザーコーポレーションが運営する高利金融業者です……」
「有名って?そんなまずいことをしてるの?」
「いえ、カイザーグループ自体は犯罪を起こしていません……しかし合法と違法の間のグレーゾーンでうまく振る舞っている多角化企業で……」
「カイザーは私たちトリニティの区域にもかなり進出しているのですが、生徒たちへの悪影響を考慮し、「ティパーティー」でも目を光らせています」
「「ティパーティー」……あのトリニティの生徒会が……ね」
「ところで……皆さんの借金とはもしかして……アビドスはカイザーローンから融資を……?」
「借りたのは私達じゃないんですけどね……」
「それより……いますぐあいつらをぶっ潰したい気分なんだけど……」
「一旦落ち着くべきだ」
「ムルソーさんの言うとおりだよー」
「ところでアヤネさん〜?あの車は本当に僕達の払ったお金が入ってるんですかね〜?」
「走行ルートを調べてみます……」
「ダメみたいです。すべてのデータをオフラインで管理しているようです」
「う〜ん、そうですか〜」
「ホンルさん、なにか思いついたの?」
「いえ、僕は何も……こういうときにヒースクリフさんは直感で当てたりするんでしょうかね〜……」
「それより……それが本当なら私達はブラックマーケットに犯罪資金を供給してたってこと!?」
「そうなる可能性が高いだろうな。だが、証拠がないから確定はしきれない」
みんな、どんどんと顔をしかめていった。当たり前だ。今まで返してきた借金が犯罪に使われていたと聞いたなら、誰だって動揺するであろう。
「「あ!」」
その時、ヒフミとホンルが同時に声を上げた。
「ならさっきサインしていた集金確認の書類……それを確認すれば証拠になりませんか?」
「すべてオフラインで管理されているならばそんな書類を見つければ証拠になるんじゃないんですかね〜?」
「ん、さすが」
「おぉ、そりゃナイスアイデアだねーふたりともー」
「って思いましたけどもうその書類は銀行の中ですし……無理ですね…あはは……」
「う〜ん……いや、あの方法を使えばいいんじゃないですかね?」
「あの方法?」
「なるほど、あれかーあれなのかー」
「ふむ」
「あの方法!?もしかして……私が思ってるやつじゃないよね!?」
「セリカ、残念だな、おそらくその方法だ」
「ん、つまりこれしかない……」
「ん、銀行を襲う」
「はいっ!?」
「だよね~そういう展開なっちゃうよね〜」
「はいいいいいいっ!?」
「わあ☆そしたら悪い銀行をやっつけに行くとしましょう!」
「ええええ!?ちょ、ちょっと待ってください!」
「本当にやるの……?なら……とことんやるしかないよね!」
「あ、うあ……あわわ……」
「……はぁ、了解です。こうなったら止めても聞く耳持たないでしょうし……どうにかなる……はず」
「ん、これリンバスカンパニーの人達の分……」
「これを僕達が被るんですか〜?」
「ふむ、承認した」
「ちょと待て!こういうときはしっかりと作戦をだな……」
「とりあえずアイツラを……」
「ん、ヒフミの分を持ち合わせてない」
「う〜ん……あ!ロージャさんが買ったタンフルの袋かたいやきの袋はどうですか?」
「おぉ、ホンルさん、ナイスアイデアー」
「ん、これで完璧」
「わぁ!これで僕達みんな仲間ですね〜!」
「仲間!?私もご一緒するんですか?闇銀行の襲撃に?」
「うん、そうだよー」
「う、うああ……わ、私、もう生徒会の人達に向ける顔がありません……」
「大丈夫よ!悪いのは私達じゃなくてあっちなんだから!」
「ん、先生、ダンテさん。あの言葉を」
”『銀行を襲うよ!』”
「はい☆出発しましょうか!」
「ふぅ……では、覆面水着団……出発しましょうか」
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一方その頃、教室で待機している囚人たちは……
「そ、その…アヤネさんの様子を見に行ったんですけど……覆面をかぶってて」
「はぁ?お前……流石にどっかおかしくなったんじゃないか?」
「ふむ……シロコ嬢が前に喋りし、銀行強盗なりや?」
「はぁ……そういうことですか……変なことは起こしませんように……」
単刀直入に言うわ、どうすりゃ投稿をサボった俺っちの命は見逃してくれるんや?
次からはしっかりやります、はい