銀河英雄提督とソレスタルビーイング2199   作:不知火勇翔

1 / 6
第1話

 

 ソレスタルビーイングが大々的に活動を始めるその15年前のこと。俺は『西暦』のある世界に転生した。理由は知らん。多分事故。そんなワケで転生したのだが、転生した先がクソすぎた。

 

 3本の巨大なエレベーターによる電力供給で全てが成り立っていて、3本ある軌道エレベーターをそれぞれ『AEU』『人革連』『ユニオン』という大国が独占しており、その軌道エレベーターという名の利権にあぶれた小国では絶えずエネルギー問題などから紛争が頻繁していてまさにクソのクソにクソを混ぜ込んだような世界だったのである。

 

 しかも実家がテロで全滅したからさぁ大変。

 

 とにかく生きることだけを頑張り続けたが世界は無駄無駄無駄無駄ぁ!!!とでも言いたいのか理不尽ばかりを押しつけてきて、あーもーやってらんねーとなっていたら、ソレスタルビーイングなる更に激ヤバなテロ組織に目を付けられてしまった。そんでもって「俺にできることなんて無いっすよ」と言ったら、ヴェーダとかいうクソクソ上司は信じられないことを宣いだした。

 

 いわく、「今日からお前の名前は『ビーム・マグナム』だ。そしてお前の仕事は、ソレスタルビーイングの仕事を毎晩LIVE配信で解説することだ。補助にフェルトをつける。精々頑張れ」とのこと。

 

 ・・・・・・・・・・・・は???

 

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

「ど、どうも~。ソレスタルビーイングのビーム・マグナムでーす。んでこっちが」

 

「フェルトです」

 

「はいフェルトちゃんと俺で、今日の武力介入と、それからイオリア・シュヘンベルクの声明についての補足説明をさせていただきま~す(泣)」

 

 い や 何 だ こ れ・・・・。

 

「えっと・・・はい。じゃあやっていきましょうかね!」

 

 柔らかい2人掛けのソファに『フェルト・グレイス』とかいうピンク髪の少女と座り、ニュース番組よろしくカメラに向かってソレスタルビーイングについて解説する。字面にすればそれだけなのだが、状況が状況すぎる。なんで大統領からスパチャが来てるんですかねぇ・・・・。

 あと誰だか知らないけどガンダムを愛してしまったとかコメントに書くな。もうそれは反社の発言だからな?

 

「じゃあまず「やっと繋がった!!初めまして提督!夕張です!以後宜しくお願いします!!!」・・・は?」

 

「僕は白露型駆逐艦2番艦の時雨だよ。レイテ沖海戦では西村艦隊に所属し「白露型駆逐艦の4番艦、夕立です!第三次ソロモン海戦では、けっこう頑張ったっぽい?でも、何気に「特型駆逐艦、綾波です!改良吹雪型の1番艦なんです!第三次ソロモン海海戦では・・・」

 

 配信がオンライン通話に切り替わったんだけど・・・(キョロキョロ猫ミーム)。しかも女の子が女の子を押しのけて自己紹介を始めたんだけど・・・。

 

「ふぇ、フェルトさんって大人気なんす「あ、でも今は提督じゃないんですよね!ビームさんとお呼びした方が良いですか!?」あっ・・・(察し)」

 

「ボンジョールノ~♪マエストラーレ級駆逐艦、長女のマエストラーレです。提督ぅ、私もどうぞ、よろしくお願いしますね! 頑張りま~す!」

 

「あ、はい。どうも」

 

 チラッとティエリア(紫色のガンダムマイスター)を見ると、「バカな・・・ヴェーダによる秘匿回線がジャックされただと・・・?」とか言っていた。う~んこの。

 

「ねーねー提督さーん。艦娘が認めた提督って夜もベストマッチというのが通例なんだけどさー」

 

「いきなり何言ってんだコイツ・・・」

 

「秋雲でーっす!それでさ、大和型2人まで反応したということはつまり相応のということでおけ?とある案件の参考資料として必要でさ!」

 

「OKなワケないだろ何の話だよ!!!」

 

「じゃあ小さいの?」

 

「小さくはねーよ!!!」

 

 本当に何を言ってるんだコイツ!?!?

 

 謂れのない風評被害に思わず席から立ち上がって叫ぶと、部屋の隅で配信を見守っていたスメラギさん(SBの戦術予報士。飲んだくれの艦長)と目が合った。凄い変な顔をしていた。配信でさえ意味不明なのに、更に変な問題まで持ち込むなみたいな顔をしていた。いやこれは俺のせいじゃないだろ・・・。

 

「あのな!提督だか何だか知らないけど、俺は一応ソレスタルビーイングだ!テロリストなんだよ!お前らとは立場も目的も違うワケ!残念だったな!だからサッサと通話を切れ!切ってくれお願いします!」

 

 これ以上の混乱はキャパオーバーなんだよぉおおおお!!!

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

 一方。月の衛星軌道では、いらないことしかしないおじさんことアレハンドロ・コーナーがリボンズと悪だくみをしていた。

 

「ぐふふふふ。コーナー家20年の悲願が、私の代で果たされるとはな・・・」

 

「コーナー様。前方に何か、アレは・・・・」

 

「何だ!?何なのだあの船は!」

 

「いかがいたしましょうか」

 

「・・・・チッ。イオリア・シュヘンベルクめ。あんなものまで隠し持っていたのか!!リボンズ、全て撃ち落とせ!」

 

「ですが・・・」

 

「ふん。コチラには複数の疑似太陽炉を使ったGNフィールドがあるのだぞ?早々負けはしないさ。やれ」

 

「・・・・」

 

「ふっ。イオリア・シュヘンベルグめ。そう簡単に私の歩みはぐあああああああああああ!!!」

 

「隕石型の爆弾だと!?ぐっ、ぐああああああ!!!」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。