二次元旅行-ソードアート・オンライン-   作:九十

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うん、なんか完全に説明回。
しかもうまくまとまってないかも・・・。


2話 一ヶ月

この世界が現実になって1ヶ月がたった。

最初はこの世界が現実になってから初めてモンスターと出会ったときははっきり言って怖かった。

まずフィールドに出ると風や湿度や気温などがゲームの時と違ってはっきりと感じられ、同じ最初のフィールドなのに何処か別の世界の様な、ああ、これが現実なのかって感じてしまった。

そしてすぐフィールドを歩くとモンスターが現れた。

モンスターと言えど所詮最初の敵なので此方があまり近づかなければすぐには襲ってはこない。

よしどう変わったか試してみるかと投剣スキルを使おうと石を持ちスキルモーションの構えをする。

しかしいつもはそこから勝手にアシストしてくれスキルが発動されるはずなのに、スキルは発動しなかった。

む、と思い今度は片手剣を構えスキルを使おうとするがそれも発動しなかった。

仕方なくスキルは諦めて普通に剣を振るいモンスターを攻撃するとその余りにも現実的な肉を切る感覚がモンスターではなく動物などを殺してるんだと思ってしまった。

しかし最初はモンスターを倒すたびにうっと少し吐き気がするような感覚があったが、それが数匹、数十匹となってくると流石に慣れてきて何も感じなくなった。

 

俺・・キリトは最初は茅場晶彦を恨んだ、そして今度は現実にしたという誰かを恨んだ。

しかし今ではこんな世界に連れて来てくれて感謝しているのかもしれない。

それ位この世界は楽しかった。

 

スキルなどはなくなったがその代わり体の身体機能があがり自由に攻撃ができるのだ。

周りのプレイヤーは他のゲームのキャラの技を真似たりしながら技名を叫び攻撃しているなんて光景も見られた。

俺もまあやったのでなんとも言えないのだけど。

 

しかし中々迷宮区に入って攻略しようと思う人が少なく思ったよりも攻略が進んでいない。

はっきりいって俺なら1週間もあればボスの部屋までいけると思っていたのだが恐怖心などもあり中々進めれずにいた。

フィールドだとまだいいのだが、迷宮に入ると行き成り敵も強くなり、迷宮のひんやりとした空気、尚且つ暗くて静まり返っており、肌に刺さる冷たさ等が恐怖心を煽るのだ。

それでも俺や、他の少しのプレイヤーは迷宮を攻略しようと頑張っている。

 

現実となった事で少なからずここで住んでも良いと思っているプレイヤーもでている。

俺もその一人と言えば一人なのだが、帰って妹や母と会いたいという気持ち、このゲームだった現実をクリアーしたいと言う気持ちもある。

とりあえずはこの世界を楽しみながらも攻略をしていき、考えたいと思っている。

 

この世界は確かに殺されれば死ぬのだが、現実の世界だって殺されれば死ぬ。

殺人によって殺されるかもしれない、地震で死ぬかもしれない、不意の事故で死ぬかもしれない、考えればキリがないのだが、この世界なら町にいれば殺される心配は無いし、しかもここ一ヶ月で分かった事なのだがトイレや病気の心配が無い。

何故か分からないのだが、リアルでは足が不自由な人や手が不自由な人がこの世界では治っていたんだ。

しかもアレから一ヶ月たっているのだけど病気になった人や、トイレに行こうとする人がいない。

当たり前のように町の店にはトイレが無いし、宿にもトイレが無い。

それよりも自分自信トイレに行きたいと思ったことさえない。

 

そんな日常を少し思い出し、やはり俺は完全にこの世界を楽しんでいるようだ。

レベルあげもし、ベータテスト時代のクエストなどもこの現実の世界になっても同じのがありそれを受け武器を手に入れたり、またベータテスト時代になかったクエストもあったりして受けクリアーし日々充実していた。

 

クエストは今までは相手の頭の上にマークが付いていたので分かり易かったのだが、今は相手の頭の上にマークがでないので誰がクエストをしてくれるのかわからなかった。

町ごとに掲示板が実装・・・いや、リアルだからこう言うべきか?掲示板が新しく作られていて、そこにクエストが書かれていた。

重要なの程一番上にかかれ、重要ではないのは下のほうに書かれていた。

それでも隠しクエストなどはあるようでそれも数個だがやった。

 

ベータテストのときにやった事ないクエストで尚且つ一番上にあるクエストはこれはやらなければいけないと思える必須クエストだった。

クエスト名は初めての交信術と言うクエストだった。

クエスト自体は簡単だったのだが、これを覚えないとこの先困るだろう。

今まではフレンドにシステムを使ってメールなどで連絡したりできたのだが、現実になったことによりそれができなくなった。

それが交信術を覚えた同士だと念話みたいに話ができるのだ。

それでも知らない人に行き成りとかは無理で最低相手の名前を知っていなければならない。

現実になったことで名前は相手に教えてもらわなければ知る事が出来ないのだが、名前自体はこのゲームを始めたときの名前で大丈夫のようで、今までで一人だけ知っているクラインと言う名の知り合いの男に念話を試みると通じた。

念話のやり方自体は簡単だまずは相手の名前を思い浮かべ会話したいと頭で考える。

そうすると交信術を覚えた相手の頭にキリトから交信が来てると感覚で分かる。

受け取った相手はキリトと交信するかしないかを頭で考え、交信すると考えると喋れるようになる。

説明すると少し難しいと思うかもしれないが、日常の会話みたいなもので簡単だ。

ただ複数としゃべることは出来ないようだ。

たとえば俺がクラインに交信術を使ったときにクラインが誰かと交信術で話していると繋がらないのだ。

 

この世界が現実になったことで基本は感覚がメインであるといえる。

なので感覚は絶対に疑ってはいけないし、そもそもなぜわかるとか原理はさっぱりわからないがレベルアップも交信術もなぜとかではなくなっとくしてしまうので疑うという感覚もあまりないのかもしれない。

 

そういえば現実になったときにどうやらゲーム内のアイテムと同様にレベルも引き継がれていた。

なので俺はレベル3のままでいられた。

そして一ヶ月たった今ではレベルは8だ。

はっきり言ってこの階層ならソロで十分に楽に狩れる。

迷宮でよく見る青色の髪をした男PTか俺が多分ボス部屋を見つけると思っている。

 

レベルが3から8で変わった事といえばやはり動きが良くなった事もあるが、感覚が上がった事により敵の気配がわかる用になった。

多分なのだがレベル差によって自分より格下の敵は簡単にわかるようだ。

レベル3のときでは見える範囲位しかわからなかった敵が、今では見えない位置にいてもわかるようになった。

後、身体能力が上がったという事でその場でジャンプしてみた。

これが一番分かり易い気がした。

レベル3の時と今では全然ジャンプ力が違う。

レベルがいくつになれば屋根までジャンプして屋根の上を走り回れるだろうかとかも考えていたりもする。

 

そういえばPTとかはどうなるのだろうか・・・現実になってからまだ一回も誰ともPTを組んで狩ってないのだが、経験値の分配、アイテムやコルは・・・その場で拾えば良いので分けれるとして・・・・まあ考えても分からないのでPTを組んでみようと考えた。

最初の町で知り合って、デスゲームが始まった時に最初の町に置いていったクラインには罪悪感があったのだが、最近では念話程度ならたまにする程度の仲には戻っており、いい機会だしPTを組んでもらおうと誘ってみた。

 

『今からPTを組んで狩りたいのだがPTを組んでくれないか?』

 

『お、キリトか?PTを組むって言ってもな・・・PTとかあるのか?』

 

『いつも一緒に狩っている友達とはPTを組んでいるんじゃないのか?』

 

『いやー、なんていうかよ。PTを組んでるんじゃなくて一緒に狩ってるだけだぞ?』

 

『そ、そうなのか!?アイテムとか経験値とかってどうなってるんだ?』

 

『アイテムはソロだとモンスターの場所に落ちるだろ?だけど一緒に狩ってるとそのプレイヤーの前に落ちるんだよ。経験値は感覚でしか分からないが与えたダメージ分を配当分けされてるみたいだ』

 

『配当分け?』

 

『ああ、たとえば敵が100の経験値だとするだろ?で俺がかなりダメージ食らわせて、他の3人が少しのダメージを与えて倒したとすると、俺が55、他の奴が15づつみたいな感じだな』

 

『なるほどな、つまり横狩りでアイテムを狙う事も可能ってわけか』

 

『横狩りでアイテムを狙う?』

 

『ああ、クラインはあんまり詳しくないんだったな。たとえばだけど沢山のプレイヤーがレアアイテムを落とすモンスターの場所で狩っているとする。それを知らない奴が色んなプレイヤーが狩っているモンスターに対し1撃づつ入れていけば・・・』

 

『なるほどな。たしかにそれはできる気もするな』

 

『まあ、現実世界となったここでそんなことする奴がいるかどうかは不明だけどな』

 

『おう!んでPTはどうする?』

 

『いや、知りたい事が知れたから辞めとくわ』

 

『そっか・・・何時でも一緒に狩ろうぜ!』

 

『ああ!じゃあまたな』

 

『おう!またな!』

 

そうしてキリトはクラインとの念話を終えた。

 

なるほどPTという概念は無いのか・・・。

新しい情報とともにまた第一層迷宮にもぐりまたソロでボス部屋探しをしに向かったのだった。

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