二次元旅行-ソードアート・オンライン-   作:九十

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7話 ギルド

最前線は只今第20層まで攻略中であった。

そこまで来ると殆どのプレイヤーは戦い方にも慣れ、プレイヤーの二つ名が付けられる者や、色々なギルドも作られていた。

ギルドは第五層から作れるようになり、ギルドを作ると第五層にギルドホームが貰える。

ギルドホームが貰えるが別にその貰った家を使わなくても良い。

もともと家を持っていたりすればそれをギルドホームに登録できる。

ギルドを作るにはそれなりのコルがいるが、第五層まで最前線で安全マージン以上稼いでいるプレイヤーなら個人で買えないお金でもなかった。

ギルドを作るとギルドホームでアイテムの共有化ができる。

ギルドホームはギルド仲間以外は出入りできない。

ギルド仲間に一斉念話会話ができる。

ギルドリーダー、副リーダーになるとギルド人数によって加護の力が増える。

ギルド団員はギルドリーダー、副リーダーの強さによって加護の力が増える。

等の得点ができる。

 

そして特に有名なプレイヤーと言えば一番レベルの高いと噂されるディアベル、二つ名は廃人のディアベル。

ちなみにディアベルがリーダー率いるギルドは廃人のギルドと呼ばれている。

別に廃人ばかりいるギルドではないのだが、ディアベルが廃人すぎてそう呼ばれるようになった。

本当の名前はアインクラッド解放軍と言うのだが、ディアベルの廃人ぷりがやばく廃人ギルドの方が有名でそう呼ばれることが多い。

ディアベルはほとんど狩場で狩っている事が多く、それ目当てでディアベルと短時間組む人が多い。

それも噂になる原因ではあるのだが。

 

そんなディアベル本人ではあるが、第一層で死に掛けて助けられた事に悔しく思い、俺がアイツを今度は助けて見返してやると勝手に思っている。

そんなキリトは黒のキリトまたは、黒の剣士キリトと呼ばれていた。

上から下まで真っ黒な装備を好み、常に二刀流で最前線で戦う事からそう呼ばれていた。

ちなみにギルドには所属せずにソロで攻略を続けている。

いつも色々なギルドから誘われるのが最近嫌になってきているとか。

 

他にも二つ名が付いている人間と言えば。

守護神ヒースクリフ。

初心の無。

閃光のアスナ。

武士道クライン。

等があげられる。

 

ヒースクリフは常に大きな盾を持ちそれを自在に操り防御して、尚且つ盾自体を武器にして攻撃するという型破りな戦い方をするのである。

余りの防御の上手さ、そして盾という防御に使う装備で戦う事、カリスマ性とリーダーシップ力から守護神と呼ばれるようになった。

血盟騎士団と言う名のギルドリーダーをしていたりもする。

 

無は20層までのボス戦全てにおいて未だにはじまりの街で最初に全員が持っている最初の装備をそのまま装備していることから呼ばれるようになった。

防具だけでもなく、武器もそのままの装備で戦っているのである。

利点としては最初の装備だけ耐久が無制限で絶対に壊れないのだ。

シリカと二人のギルドで、無名と言うギルドに所属している。

ちなみにギルドリーダーはシリカで、副リーダーが無だ。

 

アスナはレイピアを常に使い戦っている。

そのレイピアだが、突きだけに関しては最上級の速さで閃光と呼ばれるようになった。

見た目が可愛く最前線で活躍している事から二つ名をつけようとなった気がしないでもない。

ちなみにアスナ様と称える人もいるとかいないとか。

血盟騎士団の副リーダーをしたりだったりもする。

 

野武士顔だとよく言われるクラインだが、別にそこから武士道と付けられたわけではない。

装備自体が武士の様な装備を好み、武士道とは仲間のために命を賭ける事だ!と言ったりして、たまにござるなど喋ったりしてたら武士道と呼ばれるようになった。

ギルドは風林火山と言う名前でギルドリーダーをしている。

間違いなくギルド名は武田信玄から取っているであろう。

 

他にもいるのだが有名所はこれくらいであろうか、そして無なのだがなぜ初期装備でいられるかと言うとシリカのみがしっているのだが、攻撃は受けないと言うか避ける。

もちろん攻撃を受けてもノーダメージでチーターとかビーターとかのレベルでないのだが、それがばれないように避ける。

武器は初期装備で普通に攻撃すればその階層の武器に比べればかなりのダメージ差があるのだが、敵にダメージを与えるのは只武器の威力が強いだけではダメなのだ。

敵にダメージを与えるには勿論相手の急所や弱点を突くのももちろんだが、武器の威力、そして力、後スピードも大事なのである。

普通の剣を普通に振るって攻撃するのと、相手にやんわり当てるように振るって攻撃するのでは全然威力が違う。

それが光速で振るったらどうなるか、普通の武器なら折れるか溶けるだろう。

だが耐久力のない最初の武器は絶対にどんな事しても折れないし、壊れないのだ。

つまり武器の威力を全てスピードで解決してしまっている。

 

当初は適当に面白そうに見ていようと無はのらりくらりしていたが、シリカが敵にやられそうになったときについ攻撃してしまったのだ。

それを目の前で見たシリカは、え?え?今何しました?と目の前で何が起こったかわからなかった。

シリカ位になら良いかととりあえず無は教えてあげた。

ただ早く剣を振るっただけだよと。

もちろんそんな事言われても分けが分からずに、もう一度見せてくださいと何回も無に見せてもらってやっと納得した。

その後に何であんなに早く振れるんですか?とか人間の速さじゃないですとか言われたが、現実でやはり剣術をやっていたのが大きいんだねとか適当に答えていると、そんなものですか?と納得してくれた。

その時はシリカがギリギリ見えるか見えないかの速さで振るっていたのも大きいかもしれない。

 

そんなこんなで二人だが常に最前線で活躍しているギルド無名にはよく入隊させてくれと言われる。

その度にシリカが最低レベルが私と同じ以上じゃないとダメですと断ったり、それでもシリカよりレベルが高い人が来た場合はこの副リーダーと1分戦って一撃でもいれれたらいいですよと断っていた。

しかし普通のギルド入隊希望なら結構すぐに諦めてくれるのだが、シリカ目当ての人たちは中々諦めてくれずにうんざりしていた。

 

シリカは無と二人でいるギルドが何か自分達だけの領域とか感じているようで、他の人を入れたくないようであった。

無は別にどっちでも良いので適当にシリカに合わせてあげていた。

ギルドを作ろうって提案したのもシリカで、名前を付けたのもシリカだ。

最初はシリカがシリカと無でムケイコとかわけのわからないこと言っていたが、私達本名じゃないんですよねと言い出し、無さんの無と名前が本名じゃないから名前の名を取って無名で行きましょう!と無名になった。

ギルドは第5層にあり、そのまま二人ともそこをホームとして使用して過ごしている。

 

と言っても殆どのギルドはまだ第5層にある。

まだそこまでギルド自体も人数が多くないのも一つの要因だが買ってまで移動するメリットもそこまでないからだ。

唯一アインクラッド解放軍だけは5層ごとに新しくギルドホームを買って移動しているようだ。

理由としては人数がかなり多いのだ。

アインクラッド解放軍は現在あるギルドの中で最多数のギルドである。

そのため5層ごとにホームを買ってレベル何以上は5層、レベル何以上は10層と決めて使っているようだ。

 

 


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