異世界冒険記Ⅴ   作:マスターコウジ

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―最初は、ワンピースが舞台。コウジが幻想郷から連れてきた、魂魄妖夢を麦わらの一味への加入をルフィに申し入れる所から始まります。


妖夢 VS ハンコック、ルフィ VS コウジ の場面もお見逃しなく!







プロローグ

 

 

 

コウジは女ヶ島・アマゾンリリーに訪れていた。本来は男子禁制であるため、男が滅多に入国することは許されない女人国のだが、コウジは、レイリー、ルフィのように女ヶ島に住む九蛇の女性たちにとって恩か義がある者や縁のある者などは例外として入国を許可されていた。まあ、理由としては不死身体質で、さらに覇気や能力が九蛇の者たちよりも以上に強すぎるために処刑が出来ないためというのがあるが…… いや、まあ、それ以前にハンコックたちとはレイリーによって助けられた頃から親睦が深いっというので、この島に自由で来れる最大の理由なのだとか……。 

 

まあ、それはともかくとして、コウジはその女ヶ島を訪れ、ハンコックのいる所へと向かっていた。

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:よ、お前ら!✋

 

サンダーソニア:あら、コウジじゃない!

 

マリーゴールド:いらっしゃい。よく来たわね。

 

ニョン婆:久しぶりじゃニョ~。

 

コウジ:ところで、ハンコックは?

 

サンダーソニア:姉様は今、炊事場にいるわ。

 

コウジ:炊事場?

 

マリーゴールド:ええ、姉様はルスカイナ島で修行してるルフィのために何かしようって、自分で頑張ってるのよ。

 

ニョン婆:まあ、と言うても作れるのは肉料理だけなんじゃがニョ…  

 

コウジ:まあ、あいつ肉好きだしいいんじゃない?

 

マリーゴールド:でも仲間たちとの合流まで残りわずか。姉様が炊事場で頑張る姿も見納めになっていくかもね。

 

サンダーソニア:そういえばコウジも合流する前の日にやることがあるんだったわよね?レイリーから聞いたわ。

 

コウジ:ああ、これまでの修行成果を試すためのテストな。CP-Dメンバー全員でやるんだ。

 

ニョン婆:とは言えそのテストというもニョが…まさかのマリージョア攻めとはニョう……。 

 

コウジ:これはあの時のウチとしてのケジメだ。そもそも天竜人への制裁はウチらCP-Dの特権だしな。お前らも前にウチがシャボンディであいつらの隊列に行ってコテンパンにしたの見てるだろ。

 

サンダーソニア:そうね、まあ、あの時はたしかに少し怖かったけど半分気持ちいいって感情が勝ってたわね。

 

マリーゴールド:ええ、数日前まで奴隷となっていた私たちにとってわね。

 

コウジ:まあ、ただ暴れるだけじゃねぇさ。実の課題目的は「マリージョアにいる奴隷を何人救えるか?」だ。

 

ニョン婆:なるほどニョ~、お前さんらしい。

 

コウジ:んで、今回ここに来たのはちょっとこれの実験しに来たんでな。

 

と、コウジはリンクルンのボールをスラッシュし、先端に吸盤がついた棒みたいなアイテムを出す。

 

ニョン婆:それは……?

 

コウジ:こいつは「ずらしんぼ」て言ってな、……まあ、解説するよりやった方が早いか。何か汚れた服とかない?

 

サンダーソニア:汚れた服?

 

コウジ:まあ、なんかこう……ソースとかのシミがあるやつ……

 

ニョン婆:う~む……そうじゃニョう……。ちょいと待っとれ。

 

そう言うとニョン婆は部屋を出た。と、そこにニョン婆と入れ替わるようにハンコックが部屋に入ってきた。

 

ハンコック:おお、コウジ。来ておったのか。

 

コウジ:ああ、ちょっと野暮用でな。まあ、あんたにも少し手伝ってもらうつもりなんだが……。

 

ハンコック:そうか。

 

サンダーソニア:ところで姉様、料理の方は?

 

ハンコック:今、丁度出来たところじゃ。すぐルスカイナ島へ向かう。

 

コウジ:ああ、ルフィのところにか?

 

ハンコック:ああ、一刻も早く妾の手料理を愛しきルフィ殿に食うてもらいとうてな。

 

コウジ:なんかまるでルフィの彼女というより奥さんみてぇだな。

 

ハンコック:おお、そう思うか!  …となるとやはり妾とルフィは結ばれるべき存在!♥

 

コウジ:気が早ぇな! …てか、ルフィは恋愛感情とかかなり疎いし、そもそもあいつ縛られるのが嫌いだからそんな告白されても拒否る可能性だってあるぞ?

 

サンダーソニア:まあ、実際求婚を断られてるけどね。

 

ハンコック:ええい、言われなくとも分かっておる!ただ、だからこそルフィのお側にいたいのじゃ!

 

コウジは思った……

 

 

 

 

こいつ、本当に重症だな……。  

 

 

 

 

 

                      

……と。

 

コウジ:ま、変態へと移行しなければいい話か……。

 

マリーゴールド:へ、変態?

 

コウジ:いるんだよ!相手を好きすぎてそれの上を行くようなスゲェのをやるやつが!………まあ、スゲェっつーかヤベェっつーか……(-_- )

 

サンダーソニア:すごいってどんなのなの?

 

コウジ:ああ、例え体全体にチョコレートをぶっ掛けてコーティングして相手に自分の体ごと差し出したりとか、刺身や活け作りみたいのを自分の体の上に乗っけて皿替わりにしたりだとか……

 

サンダーソニア&マリーゴールド:え……!?(〇Д〇;lll)

 

コウジ:他にも自分の体にリボンをまるでプレゼントのように巻いて縛り付けて自分の好きな人にこう…「あなたの好きにして❤」とかやったりとか……

 

マリーゴールド:ほ、本当なの?その話……。

 

コウジ:ああ、恋をこじらせてると妄想が膨らみすぎて暴走するとさっき話したような行きすぎた行動を取ることもあるんでな。

 

サンダーソニア:そ、そう……なの…… 

 

マリーゴールド:恋って……恐ろしいのね……。   ま、まあ、姉様ならそこんところ大丈夫じゃない?

 

サンダーソニア:え、ええ……  あ、姉様ならたぶん…… 

 

と、ゴルゴン姉妹はおそるおそる姉の様子を窺う。その一方、ハンコックはというとコウジの話に衝撃を受けていた。

 

ハンコック:な、なんと……!まさかそのような手があるとは……! 

 

そしてハンコックの頭に妄想の吹き出しが出てきた。

 

 

 

──────────

 

 

─ハンコックの妄想―

 

 

 

 

ルフィ:おおっ!すっげ~な!これハンコックが作ったのか?

 

ルフィは目の前に並ぶ鯛やマグロ、イカなどの刺身や豪華な生け作りに目を輝かせる。

 

ハンコック:さ、さあ、ルフィ殿、今日もまた妾がよりを掛けて作ったのじゃ……存分に召し上がってくれればいいのじゃが……\\\\。

 

ルフィ:へぇ~、そうか。でも何でお前がテーブルになってんだ?

 

ハンコック:ここここれは、その……そそそそなたの食べる姿をもちっと近くで見たいから……いや、そなたと1つになって欲しくて……\\\

 

ルフィ:ハンコック、そこまでおれと一緒に……

 

ハンコック:はい……妾はどこまでもそなたとともに参ります……❤

 

ルフィ:ハンコック……❤

 

ハンコック:ルフィ……❤

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:いや、なるかぁ!!✋ 

 

 

 

ハンコック:何じゃ?人がせっかくいい思いにふけってるというのに……

 

コウジ:いやいやいや、おかしいおかしい!発展がまずおかしい!マジでありえんわ!

 

サンダーソニア:あ、姉様……?(〇Д〇lll;)

 

マリーゴールド:ま、まさかそれ…本気で?  

 

ハンコック:ゴホン=3 まあ、案ずるでない……。妾はまだ肉しか作れておらぬのでな。

 

サンダーソニア:い、いや……そういう問題……?  

 

コウジ:てか、「まだ」って…それ作れたらやるつもりかよ……。(-_-;)

 

ハンコック:で、今日は如何用じゃ?

 

コウジ:いや、この状態でそこに持ってく?普通… ……まあ、いいや……。まあ、ウチがここに来たのはシャボンディで集まる前日のことについてだ。

 

ハンコック:前日……? ああ、たしかお前の昔の仲間達といっしょにマリージョアを攻めるんじゃったな…

 

コウジ:まあな。今までの修行の成果を試す最終テストみたいなもんだ。

 

ハンコック:まあ、そのような行為がごく普通に出来るのそなたらにしかおらぬからな。まあ、妾たちからすれば心地よい話じゃが…

 

サンダーソニア:そうね。私たちは今もあいつらの奴隷っていう身分だからあいつらを討ってくれるってなったら何故だか心が躍るわ。

 

コウジ:まあ、天竜人討伐はウチらCP-Dの特権だからな!ただウチらの目的はただ普通にそこでただ暴れるってだけじゃねぇかんな。そこで奴隷を何人救えるかが目的だから。まあ、救えるっつても捕まってるやつらを解放して「ハイ、終わり!」じゃねぇけどな。

 

ハンコック:自由にするだけじゃダメなのか?

 

コウジ:そりゃあ、自由にしたからって背中にある紋章を付けたまま逃げ出しても何の意味もねぇからな。

 

ハンコック: ……!!

 

コウジから「紋章」その言葉を聞いたハンコックたちは背筋が凍ったかのような反応をし出す。

 

コウジ:…お前らにも付いてるだろ?

 

マリーゴールド:え、ええ……そうだけど……。

 

サンダーソニア:でもそれは一生取り除くことが出来ないものよ?

 

コウジ:いや、それが出来んだよ!こいつがあればな!

 

と、言いコウジは先ほどリンクルンから出したずらしんぼを見せる。

 

サンダーソニア:あれは、さっきの……!!

 

ハンコック:何じゃ?その棒は?

 

コウジ:ああ、こいつはずらしんぼっつってな、まあ、物に付いている汚れや傷物を簡単に取り除ける道具なんだ。

 

ハンコック:汚れや傷物を……?

 

ニョン婆:おお、待たせして済まんかったニョう!

 

と、そこに先ほど部屋を出たニョン婆が入ってきた。

 

ニョン婆:コウジよ、こんニャ物でよいかニョ~?

 

ハンコック:ニョン婆、一体何を持ってきたのじゃ?

 

ニョン婆:揚げ物の油で汚れたエプロンじゃ。先ほどニョ、コウジ殿から何か汚れた布を持ってきてくれって頼まれてニョ…

 

ハンコック:ふむ…… …で、この汚れをどうやって取り除くというのじゃ?

 

コウジ:まあ、見てなって! 

 

と、コウジは油で汚れたエプロンを床に置くと、そのあと懐からちり紙を出すと、紙の右端をエプロンの下に重ねるようにして置いた。ハンコックたちはその様子が見える場所に移動する。

 

コウジ:まずはこの棒の先端を汚れた所につけて、んで……チャ~チャラっとチャ~チャラっと……♪

 

と、コウジは鼻唄のような感じ歌いながらで油の汚れに押しつけた状態で紙の方向にずらすように引っ張る。すると……

 

 

 

ズズズズズズズ………

 

 

 

ハンコック:……これは!?Σ(◎Д◎lll;)

 

マリーゴールド: ………!! 汚れが……!? 

 

サンダーソニア: 嘘っ……!?(◎艸◎lll;)

 

ニョン婆:ニャんと!?Σ(◎A◎lll;)  

 

ハンコックが驚くのも無理はない。何故ならばエプロンにべっとりついた油汚れがまるで何かの生き物のように棒の先端とともに動いてるのだから。

 

コウジ:♪チャ~チャラットチャ~チャラットチャ~チャラットチャ~♪ ホイッと! 

 

と、油を紙の近くまで移動させると最後はまるで箒で掃くように飛ばしサッと移した。

 

コウジ:ま、こんな感じだ!どうよ、スゲェだろ! 

 

ニョン婆:ニャんと……服に付いた油が紙に……!? 

 

途端、ハンコックたちは油が付いている紙をペタペタ、ナデナデと触り出す。

 

マリーゴールド:これどう触ってもただの油よ?(;゚д゚)ェ…

 

サンダーソニア:…まるで手品みたいね。 

 

ハンコック:これは、そなたの能力とは違うのじゃな?

 

コウジ:いや、ただひみつ道具ていうアイテムを使っただけさ。

 

サンダーソニア:ひみつ道具?

 

コウジ:ああ、ここの世界にはない未来の科学を利用した便利な道具さ。他にも開けるとイメージ通りの場所へ行けるどこでもドアや頭につけることで空を飛べるタケコプターとかもある。

 

ニョン婆:未来ニョ科学か。まるで政府の科学者のようじゃ…

 

コウジ:いや、政府じゃなくても普通にいるべ?

 

サンダーソニア:でも、コウジにとっては別にたいした物じゃないんじゃない?あなたには数百の悪魔の実の力を存分に使える能力があるんだもの!

 

コウジ:まあ、たしかにウチの能力とそう変わらんもんもあるけど。中には能力を使うより手間が省けるもんや悪魔の実の能力では出来ないもんもあったりするからウチとしても結構興味深いんでな。ま、そんなことより│こいつ《ずらしんぼ》だ。…で、どうする?

 

ハンコック:本当にそれで、この背中の紋章を取り除けるのじゃな?

 

コウジ:まあ、まだやって見てねぇから確証はねぇが……

 

ニョン婆:まあ、今ニョを見る限り心配はいらニュじゃろう……。物もニョは試しようじゃ。ここは騙されたと思ってやってみる方がよいニョではニャいかニョ?

 

コウジ:まあ、心配だったらまずそこの2人でやって見せたらいいんじゃね?

 

サンダーソニア:そうね。一理あるわ。

 

マリーゴールド:なら、最初は私で試させてもらうわ!

 

コウジ:よし来た!では、さっそく―……

 

コウジとハンコックたちは寝室へと移動。マリーゴールドはブラを外して布団に伏し、背中を晒した。彼女の背中には竜の蹄のような形をした焼き印天竜人の紋章がくっきりと付いていた。

 

コウジ:よし!そんじゃ……

 

コウジはさっそくずらしんぼの先端についている吸盤を背中の紋章にペタッと貼り付ける。その様子をハンコック、ニョン婆、サンダーソニアの3人が固唾を飲んで見守る。と、そんな中コウジは持っている棒を動かし、貼り付いた先端をそのままずらす。

 

 

 

(((((((ズズズズズズ………!

 

 

 

ハンコック&ニョン婆&サンダーソニア: ………!!!?

 

 

 

ハンコックたちは衝撃を受けた。それもその筈背中に貼り付いた動くはずのない紋章が先端の吸盤とともにズレ動いているのだから!

 

マリーゴールド:どうしたの?今、何が起きてるの?

 

サンダーソニア:も、紋章が……動いてる……!? 

 

マリーゴールド:も、紋章が!?  

 

コウジ:賭に……勝った! 

 

コウジはニッ!  と笑うとそのまま棒を動かし紋章を引きずるように移動させる。そしてそのまま紋章をちり紙に乗せた。

 

ハンコック:こ、これは……夢でも見ておるのか……?  

 

マリーゴールドの背中の紋章がちり紙に移される瞬間を目の当たりにしたハンコックたちは愕然したような顔で呆然としていた。

 

コウジ:うーっし!これで一丁あがり!

 

マリーゴールド:え?もう?

 

コウジ:ああ。その証拠に……ほれ!

 

コウジはミラミラの実を使いマリーゴールドの前と後ろに鏡を出し確認させた。

 

マリーゴールド: ……!! 背中の紋章が……!? 

 

鏡越しに自分の背中を見たマリーゴールドは言葉を失うと同時に目から涙が零れ落ちた。

 

マリーゴールド:こ、これは……夢?夢でも見ているの? 

 

サンダーソニア:いいえ、夢ではないわ、現実よ!

 

マリーゴールド:信じられない……こんなことがあるなんて……!

 

ハンコック:安心せい、妾らもそなたと思いは同じじゃ…!

 

ニョン婆:いやはや…そニャたにはよく驚かされてはいたが、これはそれ以上じゃ。

 

コウジ:まあ、とりあえず実験は成功だな。思ったとおりだったが……… んで、お前らもこれずらしんぼやるか?

 

ハンコック:うむ、是非とも!

 

サンダーソニア:こちらからもよろしくお願いするわ!

 

ハンコックとサンダーソニアは快く承諾し、サンダーソニア、ハンコックの順でコウジの施術を受け、紋章を取り除かれた。そして、真っさらになった自分の背中に胸を打ったハンコックはこの気持ちを一刻も早くルフィに伝えたい思いを抱き、船に食料を積み込むと彼のいるルスカイナ島へコウジと向かうのだった。

 

 

 

─────────────────

 

 

 

―ルスカイナ島

 

 

 

 

ルフィ:ゴムゴムの~……大猿王(キングコングガン)!!

 

 

 

 ドゴーン!!

 

 

ぷしゅ~~……=3=3=3

 

ルフィ:ああああぁぁぁぁ~~~~!!!!

 

凄まじい爆音がしたと思うと森からルフィが風船の空気が抜けるように舞いながら現れる。

 

ルフィ:はあ……はあ……はあ……はあ……どうだ、参ったか……。( ´Д`)=3=3=3

 

そして、空気全てを吐き出し地面へと落ちるとルフィはそのまま仰向け状態で息を切らす。その数メートル先には胴体にドデカい拳の跡が付いた超巨大なマンモスが倒れていた。

 

 

と、そこにある人物が現れる。

 

 

 

───────────────────

 

 

 

 

ハンコック:ところでコウジ、そなたルフィとは一体何用じゃ?

 

コウジ:ん?ああ、今日はこいつを一味に入れてもらいたくってな。妖夢!(✊ コンコン)

 

妖夢:はいみょん!

 

コウジは体をノックするように叩く。すると、体に小さな扉が開き、そこから銀髪で緑色の服を着た少女がニュ~ッと出て、等身大となって現れた。

 

ハンコック: ……!?

 

ニョン婆:こやつは……?

 

コウジ:こいつは魂魄妖夢。ウチの弟子だ。

 

ニョン婆:弟子?

 

コウジ:まあ、こいつは幻想郷出身者でな、もともと冥界の白玉楼て所で庭師しているんだが、それと同時に剣術もしていてな。ウチが│あっち《幻想郷》にいる間こいつに覇気やら六式やら色々教えてたんだ。

 

サンダーソニア:へぇ~、コウジが?珍しい~!

 

コウジ:いや、まあ……いろいろあってな…。

 

コウジはハンコックたちに妖夢と自分とのこれまでの経緯について話した。

 

コウジ:そんで、ウチが幻想郷を離れる時にちゃっかり着いて来ちまってな……。まあ、ウチとしてはCP-Dのメンバーにはまだまだ未熟な感じなするしそもそもする気はねぇんだが、懇願されてな……。 

 

妖夢:私は、ただ…剣の修行として師匠のコウジと一緒に付いて回りたいだけです!

 

ニョン婆:…で、ルフィ殿の所へ連れて行くと言うことはその子を麦わらニョ一味に入れるということニャニョか?

 

コウジ:ああ、あの海賊はまだまだ未熟だし伸び代もありそうだから。それに適してると思うんでな。んだから今日はそれのためルフィとの対面を……と……

 

ハンコック:惚れたりせんであろうな?

 

コウジ:さぁ、こいつ次第だろ?

 

妖夢:私はコウジ以外惚れることはないです!

 

コウジ:いや、そう断言されると困るんだが……  

 

妖夢:わかってるみょん!私に色気はない……そもそもコウジは色気に全然興味がないことくらい……!

 

コウジ:いや、興味がないわけではないんだが……てか、そんなんで妖夢を嫌わないし!

 

妖夢:…それでも私はこうやってあなたに無理言ってでもついて行ってる……だから!ある時(・・・)が来るまで付いていくだけだみょん!

 

コウジ:いやお前、自分でそれ言う!?

 

サンダーソニア:あなたもあなたで大変ね…… 

 

コウジ:まあ、幻想郷の住人に結構気に入られてるからな。アリスにレミィ、フラン、幽月…あと魔理沙に霊夢……

 

と、指折りで東方人物の名を上げるコウジ。

 

ニョン婆:ま、まあ、こニョご様子ニャら大丈夫であろう……ニョう、蛇姫? 

 

ハンコック:うむ、そうじゃな。少し安心した。

 

コウジ:まあ、向こうはたぶん気に入ると思うよ?あいつ、スリラーバーグの時に幽霊を仲間に入れるみたいなこと言ってたし!

 

ハンコック:何じゃと!?では妾も幽霊になればルフィも振り向いてくれるのか?

 

ニョン婆:そういう事ではニャいじゃろ!

 

ハンコック:では何じゃ?ルフィの好きな物は肉と幽霊なのじゃろ?

 

コウジ:いや、あいつが好きなのは冒険とロマンだ。だからロボットとかヒーロー染みたもんとかも好きだからどうせならそっちの知識とかロボットの操縦とかやってみたらいいんじゃねぇのか?

 

ハンコック:ふむ、そういうものなのか…

 

コウジ:まあ、ルフィの所へ行ったらついでにいいもんやるよ。んで……まあ、レイリーもルフィん所に行くみたいなこと言ってたから……もう、着いてるかな?

 

 

 

───────────

 

 

 

レイリー:相変わらず元気にやってるようだな。

 

ルフィ:あっ、レイリー!来てたのか!

 

仰向け状態のルフィの傍に立っているのはレイリーだった。ルフィは飛び起きるとあぐらでレイリーの前に座る。

 

レイリー:ああ、今さっきシャボンディ諸島からな。

 

ルフィ:シャボンディ?こっからシャボンディまで結構あるぞ?

 

レイリー:普通で来ればな。だがこいつを使えばその問題は解決する。

 

と言うと、レイリーは懐からピンク色のリモコンの様な物を取り出した。

 

ルフィ:何だ、それ?

 

レイリー:こいつは「リンクルン」と言ってな。こいつ1つで様々な事が出来る魔法のような優れ者だ。

 

ルフィ:魔法!?魔法使えるのか?

 

それを聞いたルフィは目を丸くする。

 

レイリー:魔法の様な…と言ったんだ!……いや、実際、魔法みたいなもの……? …いや、魔法だな……。

 

ルフィ:で、どうやって使うんだ?

 

レイリー:うむ……そのことについてだが………まだ内緒だ。

 

ルフィ:えぇ~!?もったいぶるなよ、ケチ!!(●`ε´●)

 

レイリー:まあそういきり立つな。もうすぐこいつの開発者がここへやって来る手筈になっている。

 

ルフィ:本当か?

 

レイリー:ああ。ただ途中で女ヶ島に寄ってから来るらしい。

 

ルフィ:へぇ~、そうかぁ!楽しみだな~! 

 

 

 

 

───────────────

 

 

 

 

―数分後、ルスカイナ島に女ヶ島の船・パフューム遊蛇号が到着した。

 

ハンコック:ここからは妾とこの5人で行く。お前達はここで待機しておれ。

 

ラン&リンドウ:は!

 

コウジ:え?いやいやいや!この荷物どないすんねん!

 

サンダーソニア:まあ…私たちで運ぶしかないわね。

 

ニョン婆:まあ、おそらくじゃが、蛇姫はあニョことをルフィ殿にお話したいんじゃろうニョう。

 

マリーゴールド:まあ、私たちだけで運ぶから大丈夫よ。今回は汁物ないし。

 

コウジ:まあ、たしかに肉と果物ばっかだしいっか……。(まあ、スキマでやれば簡単だろうけど、あいつが何しでかすか分からんしな……。)

 

そんなこんなでコウジたちは大量の肉や果物が入った風呂敷や荷物を片手で持つ、または肩に担ぐ、背負うなどしてルフィやレイリーがいる森の中へと突き進んだ。

 

マリーゴールド:あなた、見かけによらず力いいのね。

 

妖夢:ありがとうございます!

 

コウジ:いや妖夢、海賊は基本タメ口だぜ?別に敬語使わなくてもいいのよ?

 

妖夢:え?でもここの海賊の仲間たちは普通に……

 

サンダーソニア:海賊によるわ。コウジやルフィが率いる海賊みたいな仲間、もしくは同士として扱われることもあるけど、私たちのは王と手下みたいな上下関係なのが当たり前だから…

 

マリーゴールド:まあでも、コウジの仲間とかであるなら大歓迎よ。姉様は分からないけど……

 

ハンコック:安心せい。他は許さずともコウジとルフィの仲間であれば少しの無礼は許す。ただし、ルフィに少しでも手を出すなどそれ以上の無礼は許さぬからその方は心するように。

 

コウジ:いや、あんた何様だよ!お前ぇもまだそれ程結ばれてねぇだろうが!

 

ハンコック:じゃが、妾はルフィを愛している!

 

コウジ:それはあんたの一方的な一目惚れ!あいつの場合は絶対友達ぐらいにしか思っとらん!あいつはロマン一筋みたいなもんだから色仕掛けもんなんてもんは効かんし…

 

マリーゴールド:姉様の能力でも石にならなかったのはそのためだったのね。

 

コウジ:それとあいつはあんた以上に器デカいからそんくらいで怒るようなあいつじゃねぇだろ。

 

ハンコック:ん゛!……ま、まあ、それは……

 

コウジ:まあ、頼めば即仲間にすると思うよ?そもそもあいつ幽霊好きだし。

 

サンダーソニア:そうなの?

 

コウジ:ああ、前、スリラーバーグへ行ったときゴースト捕まえるために虫取り編みと虫カゴ持ってったくらいだからな!

 

妖夢:虫取り編みと虫カゴって…… 

 

ハンコック:そうか……なら、やはり妾もその幽霊とやらになれば彼も見合ってくれると言うわけじゃな?

 

ニョン婆:違う!どうしてそうニャる!

 

コウジ:いや、その必要はねぇと思うぞ?他にもあいつはロボットや戦隊もん、ヒーローみたいなロマン好きだからそこ詳しくなるか興味を持つとかにすればいいんじゃねぇか?

 

ハンコック:なるほどロマンか……では彼と同じ趣味を持てばいいのじゃな?

 

コウジ:ああ、その方がルフィと気が合っていいと思うし。ああ、そうだ!先にお前らにこれやるよ!

 

コウジはスキマを使い、それぞれハンコックたちの前に出すと中からリンクルン、ピックルン4セットを出し手渡す。

 

ハンコック:これは、さっきのリンクルンと言うものか?

 

サンダーソニア:これを私たちに?

 

コウジ:ああ、基本的には信用できるやつにしか渡さないことにしてるんだ。こんなもんが世界政府やら極悪海賊とかに渡ったらいろいろまずいこともあっからな。まあ、使用法については向こうに着いてからな。

 

 

 

―と、そんなこんなで一行はレイリーとルフィのいるところへとたどり着いた。

 

レイリー:お、噂をすればなんとやらだな。

 

ルフィ:ん?お、ハンコック!!久しぶりだな~!元気だったか?

 

ハンコック:はうっ!?会って早々先に妾の息災を……!?はぁ~ん❤ 我がハンコック一生の悔いなし!

 

コウジ:いや、オーバーすぎんだろ!てか、悔いがねぇんなら、何故正面向かない?

 

ハンコック:無理なのじゃ!無理なのじゃ!ルフィの顔を真正面から見るのは…… (/ω・\)チラッ

 

チラ見したハンコックの目に映るルフィの姿は何故だか宝石のようにまぶしく輝いていた。

 

ハンコック:はう~!!❤ 駄目じゃ、真正面で見たルフィの顔は見ただけで胸が張り裂けそうじゃ!

 

ルフィ:あっはっはっはっはっは!!!!やっぱ面白ぇな~、ハンコック!

 

妖夢:本当、重症だみょんね…… 

 

コウジ:ああ、全くだ。

 

コウジと妖夢は呆れ返っていた。

 

ルフィ:あ、コウジも来てたのか?

 

コウジ:何だ、そのついでみたいな反応の仕方は?(-_-;) ウチはこいしかっての……。

 

妖夢:ははは……。( ̄∇ ̄;)

 

コウジ:まあ、何にせよ。まずは久しぶりだな。

 

ルフィ:おう!んで、また何か手に入れてきたのか?

 

コウジ:ああ。まあ、技のほかにもウチのメンバーとして引き抜いたしな。

 

ルフィ:メンバーって、前、コウジがやってた海賊の…

 

コウジ:ああ、CP-Dのな。

 

ルフィ:へぇ~。で、どんな奴仲間にしたんだ?

 

コウジ:フランドール・スカーレットていう見た目が幼女体型の吸血鬼と風見幽香という妖怪だ。パワーはウチと互角なんでな。幻想郷に行った時からの念願だったやつらなんだ。

 

ルフィ:へぇ~、吸血鬼と花の妖怪かぁ~……。会ってみてぇな!

 

コウジ:ただ、そいつらとは別にウチについていきたいって懇願するやつもいてな。別にウチとしてはメンバー入りさせるつもりはなかったんだが……どうしてもって言うやつがいてな。

 

ルフィ:へ、で、その後どうしたんだ?

 

コウジ:だからそのことであんたに相談したいことがあんだ。

 

ルフィ:俺に?

 

コウジ:ああ、ウチに懇願してついてきたやつに麦わら一味の方に入れたくてな。

 

ルフィ:俺の仲間にか?いいぞ!

 

妖夢:そ、即答…ッ!?Σ(◎Д◎lll;)

 

コウジ:いや、まだ誰って言ってねぇけど?(・_・;)

 

ルフィ:そうなのか? でも、コウジが連れてくるやつだもん。いいやつに決まってる!

 

妖夢:そ、そうなのかみょん……?

 

コウジ:ふ~……=3 まあ、でしょうね…。

 

ルフィ:で、その懇願するやつって誰なんだ?

 

コウジ:いや、まずそれが先だろ?順序がでたらめすぎる! ……まあ、その懇願するやつってのは今ウチの後ろにいる妖夢のことさ。

 

ルフィ:ようむって……… …ッ! お前か!

 

妖夢:お初にお目にかかります。私は魂魄妖夢という者です。

 

コウジが親指で後ろに指した方を見て気づくルフィ。それに応えるかのように妖夢は一礼し丁寧にあいさつする。

 

コウジ:妖夢は白玉楼で庭師と剣士をやっていてな。

 

ルフィ:へぇ~、剣士か。ゾロと同じだな。まあ、刀背負ってるもんな!

 

コウジ:そんでもってウチの弟子でもある。

 

妖夢:はい、コウジに覇気や六式など教わりましたので腕には自信があります。あ、でもコウジと比べて強くはありません。でも私はこの人と一緒について回りたいと思ってここに馳せ参じました。

 

ルフィ:ん~、そっか。まあ、詳しいことはわからないけど、コウジが好きなのはよくわかった!

 

妖夢:では、不束者ですが改めてよろしくお願いします。

 

ルフィ:おう!よろしくな!にしししし!

 

そう深々と頭を下げる妖夢に、ルフィは満面な笑みで快く引き受けた。

 

 

 

──────────

 

 

 

ハンコック:ちょっと待った!

 

束の間の和やかな空間を打ち砕くかのようにハンコックが割って入ってきた。

 

ルフィ:何だ?

 

サンダーソニア:あ、姉様……?

 

ハンコック:そち…今、「不束者ですが」と申したな?

 

妖夢:はあ……。

 

ハンコック:それは「結婚」の時に言う言葉ではないのか!!

 

妖夢:は……? 

 

コウジ:何言ってんだ、お前?てかそんなのどこで知ったんだ?

 

ハンコック:書物にそう記してあったのじゃ!

 

ルフィ:そうなのか?

 

妖夢:ち、ちがうみょん!そういうことじゃないみょん!

 

ニョン婆:蛇姫、別にそれを申したことで絶対結婚する意味とは違うじゃろう。お前さんかて仲間に入れる時にはよく聞く言葉じゃろう。

 

ハンコック:それはそうじゃが……、じゃが……妾は…先の妻となる妾にとっては心配なのじゃ!

 

ルフィ:俺は結婚なんてしねぇぞ!

 

ハンコック:はぁ~ん!!❤ その辛辣な言葉も素敵じゃ❤

 

コウジ:会話になってねぇよ!! …で、どうしろっつーんだ?こいつと一戦交えろとでも言うんか?

 

ハンコック:そうじゃな。そなたに決闘を申し込むとしよう。そなたが勝てばそなたの好きにするがよい。しかし、妾が勝ったのならばその道は諦めよ。

 

マリーゴールド:あ、姉様、何もそこまで…(妖夢:わかりました…)え?

 

妖夢:その決闘引き受けましょう。

 

ハンコック:ほう、潔いな。

 

妖夢:売られた喧嘩は買うのが礼儀です。それに私はこう見えて好戦的ですから。

 

ハンコック:ほう、でば少し場所を移す。ついて参れ。

 

そう言うとハンコックはルフィから少し距離を取るように森の外れらしき場所へと移動する。

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ま、しょうがねぇわな。まあ、でもルフィの仲間になるためとしてはいい機会なのかもな。

 

妖夢:うん、自分の実力をアピール出来るいいチャンスだみょん!

 

コウジ:そうか。ただこの戦いはあくまでもただの手合わせ。ハンコックは今後、麦わらの一味にとって欠かせない最重要人物の一人でもあるんだからな。くれぐれも勝負が決まったからと言ってトドメを指すことがないようにしてくれよ?相手はピチュれないんだから…

 

妖夢:わかったみょん。

 

コウジ:それと、これはこれから戦う相手、ハンコックの能力についてだ。ハンコックはメロメロの実の能力者。幻想郷の能力で例えれば「相手を魅了する」……いや、「色気で対象を石にする程度の能力」……かな?

 

妖夢:色気で……石化みょん?

 

コウジ:ああ、自身のフェロモンで相手を魅了させ、攻撃することでその対象を石化させることが出来る能力さ。……ウチはあまり使わないけど……

 

妖夢:つまり魅了系と石化系の融合したような能力……少し厄介だみょん。

 

コウジ:まあ、中には石化効果のない技もあるけど、だいたいはその効果を持つ技を使用する。ま、対処法としてはやつの魅了に翻弄されなければ、石化効果はないから(妖夢:なるほど、つまり彼女の色気には注意せよってことみょんね?)…ま、そういうこったな!

 

妖夢:たぶん問題ないみょん!

 

コウジ:ま、あんたの生真面目さとコンプレックスを考えればそれくらいなんてことはねぇかもな。あとあいつは3種の覇気を持つ覇気使い。まあ、ウチ並みではないがかなり強力だ。

 

妖夢:承知したみょん!

 

コウジ:いいか?くれぐれも完全に倒すことだけは止めてくれよ?幻想郷とは違ってピチュらねぇし復活することもねぇ。

 

妖夢:うん、手元が狂わないように心掛けるみょん。

 

そう言うと妖夢も楼観剣を抜き、ハンコックの背中を追いかけるように後を追う。

 

 

 

──────────────

 

 

 

ハンコック:ここなら心置きなく戦えよう。手加減は無用じゃ!存分にかかってくるが良い!

 

妖夢:ではお手柔らかに頼みます!やあっ!!

 

ハンコック:……!!!?

 

そう言い妖夢は楼観剣を構えると目にもとまらぬ速さで斬りかかった。ハンコックは不意を突かれながらも素早く足を武装色でガードし、刀を受け止める。

 

ハンコック:素早いな!

 

妖夢:こんなのまだまだ序の口! やあっ!!

 

その後も妖夢とハンコックは刀と蹴りとの攻防が続く。

 

 

 

───────────

 

 

 

マリーゴールド:あの妖夢って子、相当手慣れね。

 

サンダーソニア:ええ、姉様とこうも互角にやり合えるなんてね。

 

ルフィ:あの妖夢ってやつスゲぇんだな!

 

コウジ:そりゃあ「刀を使う程度の能力」だもん。剣術に関してはお手の物さ。

 

ルフィ:ふ~ん、で、さっきから「程度の能力」とか言ってるけどありゃ何だ?

 

コウジ:「程度の能力」ってのは幻想郷ってとこにいる奴らの能力(ちから)のことさ。そいつらはそこに生まれついた時からその力を扱えるみたいでな、名称としては「〇〇する程度の能力」とされてんだ。

 

ルフィ:ふ~ん、つまり不思議能力ってことだな!

 

コウジ:全身ゴムのお前がそれ言う!? …でもまあ、能力自体は悪魔の実の超人系とさほど変わらんけどな。ただ違う点であればカナヅチであるかないか、それとその「程度の能力」ってのは一つだけとは限らないこともあるとか……だな!

 

ニョン婆:限らニャいとは?

 

レイリー:たまにあるそうだ。私は見たことないが……

 

コウジ:悪魔の実のように外部から得る能力(ちから)じゃねぇからな。

 

ルフィ:え?レイリーも行ったことあんのか?

 

レイリー:ああ、コウジからこいつリンクルンを貰ってな。

 

ルフィ:こいつって……え?じゃ、これ作ったのコウジなのか!? ⁉

 

コウジ:いや、ただ元あったものを改造しただけだから! …てかあんた、こいつに教えたんじゃなかったのか?

 

レイリー:ああ、今さっき教えた! 後はお前が来るだろうから……

 

コウジ:いや、出し惜しみすんなや……!シャボンディの店で使い方教えたはずだろ?

 

レイリー:こういうのは私より詳しい当の本人が教えた方が得策だろう。

 

コウジ:あんたねぇ……!

 

レイリー:それにこのアイテムの機能を高性能に変えたのも事実だろう。

 

コウジ:うぐ……っ!!ま、まあ、それは……そうだけどよ……。 

 

ルフィ:コウジってやっぱスゲェんだな!!

 

コウジ:ま、とにかく幻想郷の程度の能力ってのはそういう点で言えば悪魔の実とそう変わらんってこった!まあ、例えればあんたのゴムゴムの実だったら「体がゴムになる程度の能力」、エースのメラメラの実は「体が炎になる程度の能力」……とな、そんな感じだ。

 

ルフィ:ふ~ん、そうなのか。

 

 

 

──────────────

 

 

 

ハンコックは一旦攻撃を止め後ろへ跳び、妖夢から少し距離を取る。

 

ハンコック:ピストル()・キス!  

 

 ❤バキュン!  ❤バキュン!  ❤バキュン!

 

そして、投げキッスでハートの弾幕を作り、それを指先からの弾丸として数発放つ。

 

カキン! カキン! カキン! カキン!

 

しかし、妖夢はそれを全て刀で受け流し、防ぎきる。

 

ハンコック:やりおるな。ならばこれはどうじゃ?芳香脚(パフューム・フェムル)

 

ドカッ! ドカッ! ドカッ!……

 

ハンコックは周りの木の枝や幹などに蹴りを入れる。蹴り入れられた木々たちは一瞬の内に石化し砕け、気が付けば、辺り一面その砂ぼこりで視界を遮られていた。

 

妖夢:なるほど、そう来るかみょん……。

 

妖夢はもう一本の剣「白楼剣」を抜くと静かに目を閉じ、軽く呼吸を整えると周りの気配に集中する。

 

 

 

─────────

 

 

 

ルフィ:何も見えねぇな。

 

レイリー:敵の視界を遮り隙を狙う戦法か……。

 

コウジ:ただ、これ妖夢には通用せんと思うがな。

 

 

 

─────────

 

 

 

すると妖夢の後方から突然、黒い影が…

 

ガキィ~ン!!

 

ハンコック:……!!?

 

その影の正体はハンコックだった。妖夢の死角を狙い攻撃を仕掛けたのだ。だがしかし、その攻撃も妖夢の持つ白楼剣に阻まれてしまっていた。しかもこの時の妖夢は一歩も動くことなく刀だけで後方の攻撃をガードしていた。

 

 

 

───────────

 

 

 

マリーゴールド:攻撃を受け止めた!?確実に死角を狙ったあの攻撃を!?

 

サンダーソニア:もしかして、あの子…覇気使えるの?

 

コウジ:妖夢は見聞色に長けてるんだ。だから彼女が戦闘で一点集中する時には周りがハエが止まったかのようにスロー状態になるそうなんだ。まあ、武装色も使えるけどな。あとそれとあいつは妖力使いでもあるから、例え今のように見えない場所でも気配だけで相手がどこにいるかわかる。

 

 

 

───────────

 

 

 

妖夢:スペルカード発動!”断命剣”・冥想斬!

 

楼観剣に緑色の妖力が纏い、妖夢は素早く横に振った。ハンコックは寸での所で大きくジャンプし回避出来たが、一振り後の風圧で砂ぼこりが一瞬にして消え去り、視界を遮るものはなくなった。妖夢はまたすぐにハンコックへと向かう。

 

妖夢:やあっ!!

 

ハンコック:くっ!

 

妖夢は楼観剣を大きく振り上げ、斬りかかる。が、ハンコックはまた寸でのところで跳び、上空へと逃げる。その代わりにその後ろにある大木が見事縦に一刀両断となった。

 

ハンコック:虜の矢(スレイブアロー!!)

 

ハンコックはすかさず投げキッスをすると今度は大きなハートの塊を作り、そしてハートの中心を引っ張り放した。すると大きなハートからはハートの矢が数本飛び出し、妖夢に襲い掛かる。

 

妖夢:スペルカード発動!”人鬼”・未来永劫斬!

 

ハンコック:……!!?

 

しかし、妖夢は見切ったかのように目を見開くと、2本の刀で迫りくるハートの矢に目にも留まらぬ速さで向かい、丁寧に捌き切る。

 

 

 

────────────

 

 

 

ニョン婆:ニャ、ニャんという速い太刀筋じゃ……!?私の目でも追いつかニュとは…!! 

 

コウジ:だから言ったろ?妖夢は集中するとすべてがスロー見えると……。

 

全ての矢を叩き落とした妖夢はそのまま上空へと飛ぶ。

 

妖夢:今度はこっちから行くみょん!スペルカード発動!”二刀流”・七十二鳳凰砲!!

 

そして妖夢は2本の刀を肩に掲げ思いっきり振り、2本の斬撃を放つ。

 

ハンコック:くっ……!!

 

ハンコックは武装色でガードしたが、思いのほか重く、そのまま吹っ飛ばされてしまった。

 

 

 

──────────

 

 

 

ルフィ:あれって、ゾロの技!?

 

コウジ:ああ、あいつにはこれまで会得した一刀流・二刀流の技を勝手に(・・・)伝授させたからな。

 

ニョン婆:ん?というかあニョ子、跳び上がってから滞空時間が少し長い気がするニョじゃが……?

 

コウジ:いや、あいつ普通に飛ぶよ?

 

ルフィ:え?飛べるってエニエスロビーのあいつらようにか!?

 

コウジ:いや、普通にスーッと…

 

レイリー:そういやぁやつは半霊なんだったな。

 

ルフィ:半霊?

 

コウジ:正確に言えば半人半霊な。半分人間で半分幽霊。

 

ルフィ:何!?あいつユーレイなのか?

 

コウジ:半分な。だから普通に空を飛べるし妖力も使う。

 

ルフィ:スッゲェ~~~!!!!✨(◎∀◎)✨キラキラ

 

サンダーソニア:輝き方半端ないわね……。

 

マリーゴールド:本当、姉様にも見せることがないくらい。それだけ好きってことなのね。

 

 

 

─────────────

 

 

 

ハンコック:その方、剣のキレといい、動きと言い見事じゃな。

 

妖夢:ありがとうございますだみょん。毎日欠かさず鍛錬していた賜物だみょん!

 

ハンコック:なるほどの。ただ、ちと気になることがある。

 

妖夢:みょん?

 

ハンコック:その「みょん」というのは何じゃ?何かへのアピールなのか?

 

妖夢:あ、これはただの口癖みょん。

 

ハンコック:そうなのか。敬語ではそんな素振りは見せぬのにな。

 

妖夢:そ、それは……その……

 

ハンコック:……話を戻すか……。まあ、そちの強さというものはわかった。ならばこれはどうかの?

 

そう言うとハンコックは急に顔を少し照れたように赤く、さらに体をくねさせ、かわいい素振りを見せる。

 

妖夢:……!

 

ハンコック:妾はこの美貌で全世界を虜にしてきた… お前がどこの誰だろうとこの美貌には勝てん!

 

妖夢:そう……ですか…みょん……。

 

色仕掛けを仕掛けるハンコックだったが、それを見た妖夢の表情は暗くなり、手に持つ刀の柄元からはふつふつと武装色のオーラが湧き出していた。

 

 

───────────────

 

 

サンダーソニア:え?何、あの子… 

 

レイリー:あの色仕掛け、裏目に出るかも知れんな……。

 

コウジ:まあ、あいつにとってああいう体は最大の敵だからね。

 

マリーゴールド:て、敵?

 

 

 

─────────

 

 

 

ハンコック:じゃが、妾は何をしても許される!何故なら美しいから!

 

 

 

 ブチイイイィィィッッッ!!!!

 

 

 

と、ハンコックは体をのけ反るようにして顔を見上げ、「見下しのポーズ」でいつもの台詞を決めた。だが、その瞬間…妖夢の中から何かが切れ、全身からドス黒い異様なオーラがまるで火山の噴火のように噴き出した。

 

 

 

──────────

 

 

 

サンダーソニア&マリーゴールド&ニョン婆:……!!!?

 

コウジ&レイリー:あ、スイッチ入った……

 

ニョン婆:な、何じゃ!?この異様な覇気は!?

 

レイリー:覇気もそうだが妖力もな。

 

コウジ:妖夢はブチギレると爆発的に武装色の威力が高まり出すんだ。

 

サンダーソニア:え?今どこに怒り要素が?

 

ニョン婆:こ、これは……もしや…

 

 

 

──────────────

 

 

 

ハンコック: …………!!!?

 

ハンコックも異様な光景に言葉を失った。

 

ハンコック:な、何じゃあれは…? …くっ!これで終いじゃ!メロメロ甘風(メロウ)

 

ニョン婆:蛇姫!おそらく、そいつにその技は効かぬ!!

 

ハンコック:……!!?

 

ハンコックはハートの形をした両手からハート型の光子ビームを放つ。妖夢はその光子ビームをまともに浴びる。しかし、妖夢の体に何の変化もなく……それどころか妖夢のドス黒いオーラの強さが増し、ハートの光子ビームを打ち破った。

 

ハンコック: 何っ……!?妾の美貌に惚れておらぬとでも言うのか……!? 

 

妖夢:効いてるみょんよ、恨めしいほどに……(^言^)ゴゴゴゴゴ…

 

 

 

―─────────────

 

 

 

ニョン婆:やはり、あの子には相手が悪かったようじゃな…。

 

コウジ:妖夢は自分の体にコンプレックス抱いてんだ。特に胸にな。だからああいうハンコックのようなスタイル抜群なやつ見るとよく嫉妬するんだ。だからあいつのような色仕掛けをよくやる相手を見るとその嫉妬が憎悪に変わっちまって。そしてその分、武装色の威力が増し、ブチギレると溢れんばかりに出てちまう。

 

サンダーソニア:そ、そうなの?

 

マリーゴールド:ま、まさか…姉様の能力がに効かないなんて……!?

 

 

 

─────────────

 

 

 

ハンコック:……な、何て事じゃ…! …わ、妾の美貌が…効かぬとは……。

 

ハンコックもハンコックで自身の技が通じてないことに愕然としていた。

 

 

 

  ズシーン!!   ズシーン!!

 

 

ハンコック:……ッ!

 

妖夢:………!

 

と、その時だった突然地響きするような大きな足音がしたかと思うと、突然2人の間の横に10メートルを超える巨大なマンモスが現れた。

 

 

 

バオォ~~~ン!!!! 

 

 

 

 

コウジ:あ、マンモス。

 

ルフィ:あ、あいつ!!

 

レイリー:いや、大丈夫だ!このまま見ておけ。

 

コウジ:まあ、こんな場所に来たのが運の尽きだろうね。

 

 

 

パオォ~~~ン!!

 

 

 

マンモスは妖夢を見つけると大音声で吠え、そのまま叩き潰そうと鼻を勢いよく振り上げる。

 

 

 

妖夢:食義……

 

 

 

✴️スパーン!

 

 

 

 

ハンコック: ……!!!?(◎Д◎;lll)

 

 

ニョン婆: なっ……!!!?(◎Д◎;lll)

 

 

ゴルゴン姉妹: ……!!!?(゜Д゜;lll)

 

 

 

妖夢:……粉骨砕身!!

 

 

 ……スゥー…… カチン!

 

 

 

妖夢はマンモスに見えない太刀筋を入れ、静かに鞘に収めた。これを見たハンコックはもちろんのこと、コウジ、レイリー以外の傍観者たちも息を呑み絶句した。それもそのはず、妖夢の攻撃を受けたマンモスの体は皮も肉もない骨だけが露わとなったガイコツのような姿をしているのだから。

 

ルフィ:マンモスが一瞬で骨になった!?

 

ところが、その当の被害者はガイコツになっているのにもかかわらず何ごとクルッと向きを変える。

 

ルフィ: て、え?あいつ骨になってんのにまだ動いてんぞ!? 

 

コウジ:ん?ああ、な~に、妖夢の技が繊細し過ぎて自分が今斬られたってことに気付いてねぇだけだ。

 

マンモス:パオーッ! ……パ……!? 

 

鼻を空高く挙げ再び叩きつけようとしたマンモスは、その拍子に自分の鼻が骨のみ(・・・)になっていることに気付き目玉のない目を丸くして驚愕。そしてその鼻で体のあちこちを触り出した。

 

コウジ:大丈夫よ、自分が今骨になってることが確認出来た瞬間、勝手に死ぬから!

 

そう宣言したとおり、マンモスは全身が骨だけになっていることに気付くと、その瞬間足下から支えていた骨がまるで支えを失った積み木のようにガラガラと崩れ落ちた。

 

コウジ:な! 

 

マリーゴールド:あのマンモスを一瞬に骨に……!?

 

サンダーソニア:なんて太刀筋…!! 私の見聞色でも全然見えなかったわ!

 

ニョン婆:しかも自分がやられたという感覚さえも味わわせニュに倒すとはニャんとも恐ろしい娘じゃ。

 

ルフィ:す、すげぇ……今のブルック以上だったぞ!!

 

コウジ:な!スゲェだろ!……あ、そうだルフィ、ちょっといいか?

 

ルフィ:うん?

 

 

 

────────────

 

 

 

この光景に呆気にとられていたハンコックだったが、すぐ正気を取り戻し平然を装う。そして、妖夢もまた我に返り、正気を取り戻す。

 

ハンコック:少々お主を侮り過ぎていたようじゃな。あやつが飛び出して来ぬかったら妾があの無様な骸と化しておった。

 

妖夢:あ、いえ、こちらとしても少し正気を取り乱してたみょん。あなたのような体を見ると反射的に嫉妬感が湧いてきてしまっていて……

 

ハンコック:なるほど。素直じゃな。まあ、お主にはあまり色仕掛けはせぬことにしよう。では続きと行くか。

 

妖夢:はい!

 

その後もハンコックと妖夢は幾度となく足と刀での攻防は続いた。

 

ハンコック:…ふむ、では、これならどうじゃ!

 

 

 

ドクン!!(((⦿⦿)))

 

 

ハンコックは目を見開き覇王色の覇気を発する。

 

 

妖夢:………はあっ!!

 

 

  ズバン!

 

 

ハンコック: ……!!!? 

 

しかし、妖夢はそれを楼観剣でいとも簡単に切り裂いた。

 

 

 

ニョン婆&サンダーソニア&マリーゴールド:ええええぇぇぇぇ~~~~!!!?

 

 

 

ルフィ:スゲェ~~~~~!! 覇王色を覇気斬った~~~!!

 

 

 

妖夢:私に斬れないものはあんまりない!

 

妖夢は楼観剣を鞘に収めるとめると颯爽とハンコックの懐へと飛び込み躍り出る。

 

妖夢:これで決めます!飛天御剣流奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)!!

 

そして、収めた刀を抜くと同時にハンコックに斬撃を喰らわす。……が、しかしハンコックはとっさに回避し、不発に終わった。ところが直後ハンコックは追い風のような突風に襲われる。

 

ハンコック:な、なんじゃこの風は?

 

ハンコックは抵抗はするものの思いのほか風の勢いが強く、妖夢の所へと強制的に吸い込まれるように引き戻される。妖夢はこれを逃すまいと再び懐へと潜り込んだ。

 

妖夢:やあっ!!

 

 

 

 ズバン!

 

 

 

ハンコック:うあぁっ!?

 

そして、すれ違い様にハンコックに素早く斬り付けた。ハンコックはダメージを受けた。

 

サンダーソニア&マリーゴールド:姉様!!

 

ハンコックはダメージが大きかったのかへたへたと座り込んだ。それに応えるかのように2人の妹たちは彼女のもとに駆け寄った。

 

妖夢:ふぅ~……  安心して下さい。コウジの言いつけ通り急所は外してるから。

 

コウジ:妖夢、いつもの敬語に戻ってるぞ?

 

妖夢:あ……\\\\\\

 

コウジ:ま、いいけどよ…

 

ハンコック:見事じゃ。さすがはコウジの弟子じゃ。

 

妖夢:お褒めに預かり光栄みょん。

 

ハンコックは支えようとする妹たちを抑え、なんとか立ち上がる。

 

コウジ:ルミナス・ハーティエルアンクション!

 

その直後、コウジはシャイニールミナスの能力を使い、ハーティエルバトンを回して癒しの光をハンコックに当てた。光を浴びた傷はみるみる小さくなり消える。

 

ハンコック: ……!! 傷が……!?

 

こうしてこの戦いは妖夢の勝利となった。

 

 

 

──────────────

 

 

 

戦いが終わり、ルフィはハンコックたちの元にダッシュで駆け寄った。

 

ハンコック:おお、ルフィ。待ちわびておったのか……

 

ルフィ:おい、お前!スゲェやつだな!あのハンコックに勝つなんて!!

 

妖夢:え、あ……ああ…… 

 

抱擁するかの如く大きく手を広げるハンコックだったが、ルフィはそれを通り過ぎ、とびっきりの笑顔で妖夢に声を掛けた。

 

ルフィ:お前の剣、ゾロよりもブルックよりもすごかったぞ!!

 

妖夢:え、ああ……ありがとう…みょん…。  

 

ルフィ:しかもお前、幽霊なんだってな!

 

妖夢:え?……あ、いや……私は幽霊っていうか、人間と幽霊のハーフ…

 

ルフィ:よし、とにかく…お前、この修行が終わったら俺の仲間になれ!

 

妖夢:は?は、はあ……、ふ、不束者ですがよろしくお願いしますみょん……。

 

ルフィ:にっしししし!!

 

ハンコック:……………。(廿圭廿) ソニア…

 

サンダーソニア:は……? 

 

ハンコック:マリー…

 

マリーゴールド:はい……? 

 

ハンコック:妾は今日の闘いであやつと仲良くなれると思っておった……。だが、あれを見る限りやはりあの者とは気が合わぬかも知れぬな……

 

ハンコックの表情はまるで敗北感を味わったかのように暗く、しかも2人の様子を忌々しそうに親指の爪を噛んでいる。

 

サンダーソニア&マリーゴールド:あ、姉様……。(ロдロ;)

 

ニョン婆:まったく、先が思いやられる……。  

 

 

コウジ:ハハハ……(ー∀ー;)

 

 

 

──────────────

 

 

 

コウジ:んじゃ、ウチらもやるか!

 

ルフィ:おう!

 

妖夢:ウチらもって?

 

コウジ:ルフィとの決闘。

 

ハンコック: な……ちょっと待て!そんな話聞いておらぬぞ!

 

コウジ:そりゃあ、あんたらが戦ってる間に決めたからな。

 

ハンコック:反対じゃ!そなたの力は世界政府以上に恐ろしい力を持っておるのじゃぞ! 

 

コウジ:な~に、決闘っつってもただ単に手合わせするだけだ!大~丈夫(でぇじょうぶ)!安心せい、そこまであまり力は使わねぇつもりだから!まあ、例え(魔凶)を使ったとしてもマリンフォードの時のような酷い状態にはならんから…

 

ハンコック:し、しかし……ま、万が一と言うこともあろう! 

 

コウジ:まあ、そこについては大丈夫だろう。最近やっと本格的な蘇生術手に入れたし……

 

ハンコック:軽いわ!(▼Д▼)=3 前回のそなたじゃったらもう少し命を尊重してたはずじゃ!=3

 

ルフィ:俺は別に構わねぇぞ!俺の実力、コウジに見せてぇし!

 

ハンコック:る、ルフィ?け、けれど相手はあのコウジなのじゃぞ?そなたに万が一のことがあったら……妾は……妾は……!!! 

 

レイリー:私も賛成だ。

 

ハンコック:…な!?れ、レイリーまで…… 

 

レイリー:コウジもいろいろな場所で修行したんだ。あの時のようなことにはもうならないだろう。それに修行した成果を見せる機会じゃないか!例え勝つことは出来なくても、やつを苦戦させる、一矢報いることが出来れば新世界でもやっているだろう。

 

ハンコック:そ、それは………そうなのじゃが…… 

 

ルフィ:にししししし、心配すんな!例え相手がコウジだろうと俺の拳でぶっ飛ばしてやるから! 

 

ハンコック:ルフィ……。……わかった、そこまで言うなら仕方あるまい。しかし、もし危なくなったら妾に助けを求めるのじゃぞ!いつでもどこまででも妾はそなたといっしょじゃ!

 

ルフィ:まあ、結婚はしねぇけど、わかった!危なくなったら呼ぶことにする!

 

ハンコック:はぁん!❤ドキューン! その眩しい笑顔……!!妾、一生の悔いなし! 

 

そう笑顔できっぱり言うルフィにハンコックは崩れ落ち、へたへたと座り込んだ。

 

ルフィ:にししししし!やっぱハンコック、面白ぇな! 

 

 

 

─────────────

 

 

 

コウジ:んじゃ、始めるか。

 

ルフィ:おう、どっからでもかかってこい!

 

コウジとルフィは先程ハンコックと妖夢が戦っていた広場へと移動した。両者ともしばらくにらみ合った末、互いに同時に駆け出し、ジャンプし、攻撃を繰り出した。

 

 

 

コウジ:うおおおぉぉぉ~~~!!!

 

 

ルフィ:うおおおぉぉぉ~~~!!!

 

 

ルフィ:ゴムゴムの~…

 

コウジ:プリキュア・ブラックサンダー…

 

ルフィ&コウジ:JET銃乱打!

 

 

 

 ドガガガガ!!

 

 

 

ルフィ:おおおおぉぉぉぉ~~~!!!!

 

 

 

コウジ:うおおおぉぉぉ~~~!!!!

 

 

 

両者とも連続パンチで打ち合う。どちらも互角だ。

 

ルフィ&コウジ:ギア3!

 

ルフィ:ゴムゴムの~

 

コウジ:マスターズ…

 

ルフィ:(エレファント)

 

コウジ:巨人の(ギガント)

 

ルフィ:(ガン)!! 

 

コウジ:(ピストル)!! 

 

 

 

   ド~ン!

 

 

 

ルフィ: うがっ!?

 

コウジ: うぼっ!?

 

両者は一旦距離を離れると、ともに片腕を膨らませ攻撃。巨大な拳は互いにすれ違いともに顔面目掛けヒット、両者とも吹っ飛んだ。

 

ハンコック:ルフィ!

 

レイリー:両者とも互角か。

 

ルフィ:痛てて……やっぱ強ぇな!

 

コウジ:そっちこそ!あんたの覇気、十分伝わったぜ!

 

ルフィ:そっか!しししし! 

 

コウジ:だが、これならどうだ?“メラメラ”!!

 

 ボゥ!!

 

コウジは右手に炎を纏わせる。

 

ルフィ: ……!!

 

コウジ:火拳!!

 

そしてコウジは、そのままルフィ目掛けて炎を撃ち出す。

 

ルフィ:エースの技か。だったら!ゴムゴムの~……

 

ルフィは片腕に覇気を纏い後ろに伸ばす。するとその腕に炎が纏い始める。

 

コウジ: ………!?

 

ルフィ:火拳銃(レッドホーク)!!

 

 

 

ド~ン!! 

 

 

 

そしてルフィは炎を纏った拳を迫り来る炎に叩き込んだ。炎は打ち砕かれ火の粉となって散った。

 

そしてルフィは炎を纏った拳を迫り来る炎に叩き込んだ。炎は打ち砕かれ火の粉となって散った。

 

コウジ:なるほど……合格だ! 

 

コウジはそう呟きながら笑みを浮かべる。

 

ルフィ:どうだ、スゲぇだろ! 

 

コウジ:ああ。ただ、1つ疑問なんだが、その腕に纏う炎は一体何なんだ?火遁は使えねぇはずだし、ましてやうち見てぇにいくつもの能力持ってるわけでもねぇし……

 

ルフィ:これはエースの肩身だ! 

 

コウジ:ん?エースの?

 

ルフィ:まあ、なんつぅかな……?その……俺の腕の中にエースがいる!……見てぇな…… まあ、そんな感じだ!

 

コウジ:はぁ~ん……(ま、実際エースは生き返ってっけどな。)まあ、でもいい技だ。

 

ルフィ:だろ?盗んだっていいぜ!

 

コウジ:ああ、そうさせてもらう!“ブラック”!

 

コウジは腕をキュアブラック仕様に変えた。その直後、その手に黒い雷を纏わせる。

 

コウジ:プリキュア・黒雷拳銃(ブラックホーク)!!

 

コウジはその腕を先程のルフィと同様に後ろに伸ばすと、その腕に黒い電流を強く纏い出し、ルフィ目掛けて放った。

 

 

  ドカッ!!

 

 

ルフィ:ぐあっ!?

 

拳はルフィの腹に命中し、ルフィは吹っ飛ぶ。

 

 

 

─ハンコック:ルフィ!!

 

 

 

ルフィは岩の瓦礫の下敷きになっていたが、自力で脱出した。

 

ルフィ:やっぱスゲぇな、コウジ!その腕のやつも新たな力ってやつか?

 

コウジ:ああ。まあ、こいつに関してはまた後でな。…まずはあんたの覇気がどんなもんか見せて貰わねぇとな!

 

ルフィ:臨むところだ!どっからでもかかってこい!

 

 

…と、拳の骨をパキッと鳴らすルフィ。

 

コウジ:よし、そんじゃ“ピカピカ”!!

 

 

 

✴ピカッ! ピピピピピ…………!

 

 

 

コウジ:八尺瓊勾玉!! 

 

 

 

❇ピシュン! ❇❇❇ピシュピシュピシュン!

 

 

 

コウジは手の指で作られた小さな輪っかから光弾を数発撃ち出した。

 

 

シュン!シュシュシュン!

 

 

ルフィ:遅ぇ…

 

しかし、ルフィはその場から動

(・・・・・・・・)に攻撃を軽々かわす。

 

コウジ:フッ……いいねぇ。なら、これはどうだ?“十六夜咲夜”スペルカード発動!!【奇術】エターナルミーク!!

 

コウジは十六夜咲夜の東方スキルカードを使い、10、100本の色取り取りのナイフを一斉に放つ。しかし、これもルフィは余裕で紙一重に躱していく。

 

コウジ:ほう、これで見聞色もばっちしか……。

 

ルフィ:にっししし!スゲぇだろ!! 

 

コウジ:なら、じゃあこれはどうだ?  ❇パチン!

 

ルフィ:ん?  ……なっ!?(◎Д◎ )‼️

 

ルフィが驚くのも無理はない。何故ならルフィの目の前に突如ナイフが360°無数に空中に留まっているのだから。しかも位置はほぼ至近距離でナイフの刃はどれもルフィへと向けられている。

 

コウジ:【幻術】殺人ドール!!  ❇パチン!

 

指鳴らしをした瞬間、空中に止まっていた無数のナイフが動き出しルフィに向かい飛んだ。

 

ルフィ:くっ!!

 

ルフィは素早く両腕を交差しガードする。

 

ガン!  ガガガン! ブシュッ! ザシュッ!!

 

ルフィはしばらくガードで対応していたが、途中見聞色を使い、回避やはたき落とすなどで対応していった。しかし、数が多いために打ち損じもあり、体のあちこちに傷が出来ていた。

 

ルフィ:ふぅ~……=3 あ~危なかった……!  一歩遅れてたら全身くし刺しになってたところだった。

 

コウジ:そう言う割にはあんま食らってねぇが…?

 

ルフィ:しっしっし!急にナイフが出て来んだもん、びっくりしちまったよ! 

 

コウジ:ま、そりゃあ時止めの能力使ってやったからな。

 

ルフィ:時止め?

 

コウジ:ああ、十六夜咲夜のスキル「時間を操る程度の能力」を使ってな!

 

ルフィ:程度の能力!?  え?お前使えんのか!?

 

コウジ:使えるも何もこれ…悪魔の実の能力よ?

 

ルフィ:え?あ、そうなのか?  

 

コウジ:そ!トホトホの実、幻想郷中の能力を全て使える能力。

 

ルフィ:ほぇ〜…まあ、コウジらしいな。じゃあ、妖夢の技とかも使えるのか?

 

コウジ:おうよ!ま、ウチはこれを東方スキルと呼んでいるけどな。けど、ここの能力も結構スゲぇのよ!名前は大したことねぇのに中身のスケールがまるで違う!

 

ルフィ:悪魔の実よりもか?

 

コウジ:ああ、一見悪魔の実にもありそうなんだが、奥が深すぎて悪魔の実の能力じゃたどり付けなさそうなもんが結構あんだ!

 

ルフィ:へぇ~、例えばどんなだ?

 

コウジ:ああ、例えばこの博麗霊夢(巫女)。こいつには空を飛ぶ程度の能力を持つ。

 

と、コウジは博麗霊夢のスキルカードを提示して見せる。

 

ルフィ:空を飛ぶ能力か……ん?でもあの妖夢ってやつも飛べるんだよな?

 

コウジ:まあ、幻想郷にいるもんにはほとんどな。だがこいつはただ空を飛ぶだけじゃねぇんだ。

 

ルフィ:ん?どういうことだ?

 

コウジ:まあ……これはやって見せた方が早ぇな……。“博麗霊夢”・スキル発動!!

 

コウジが霊夢のスキルカードを使ったその時、コウジの足がスーッと地面から静かに離れ上昇していった。

 

ルフィ:浮いた!?(・o・)❗

 

コウジ:こいつの能力はただ空を飛ぶってよりも宙に浮くってのが合ってるわな。ただ、こいつはただ普通に宙に浮いてるってわけじゃねぇ。なんてったって質量や周りの環境関係なしに浮けるんだからよ!

 

ルフィ:ん~……つまり、どういうことだ?

 

コウジ:要するに一度浮いたら己の意思や体力低下以外は落ちてくることはねぇってことだ!

 

ルフィ:へぇ~、そうなのか!

 

コウジ:ま、この能力(ちから)はこの空を飛ぶよりも弾幕とか霊力とかがスゲぇんだがな…

 

と言い、拳に陰陽玉を宿らせ強い霊力を纏わせる。

 

コウジ:…てな訳で…、受けてみろ!博麗奥義・博麗拳!! ☯

 

ルフィ:うぉわっ!? 

 

コウジは拳を突き出しを先程の火拳のような感じで撃ち出した。ルフィはすんでの所で横に反れて回避。コウジの放った霊力は森を次々と巻き込んでいった。

 

 

 

─────────────

 

 

 

マリーゴールド:森が!? 

 

ニョン婆:ニャ、ニャンという力じゃ! 

 

妖夢:そりゃあ、博麗の巫女の力だから当然みょん!

 

コウジ:まだまだ、幻想郷の住人ってのは巫女や幽霊だけじゃねぇぜ!食らえ、【恋符】マスタースパーク!!

 

 

 

ゴオオォォーーーー!!

 

 

 

ルフィ:ぬおっ!?

 

霧雨魔理沙のスキルを発動しミニ八卦路を手に取ると、そこから独特な音とともに強烈な光のレーザーを放つ。ルフィは真横にダイブし間一髪で躱す。

 

ルフィ:何だあの極太ビーム!!✨(✴▽✴)✨

 

コウジ:こいつは火や光を操る白黒魔法使いがよく使う技さ。

 

ルフィ:白黒魔法使いすっげー!!✨(✴▽✴)✨

 

コウジ:さぁ、お次は妖怪の山に君臨する奇跡を呼ぶ守谷の巫女の力とくと見よ!【開海】海が割れる日!!

 

 

 

ゴゴゴゴゴ……

 

 

 

 ザッバーン!!

 

 

 

ルフィ: う、海~~!?(◎曲◎;lll)

 

東風谷早苗のスキルで手にした大房を天に掲げるコウジ。すると突然地響きが発生。……と、その地面から突然2つの大波が姿を現した。

 

ルフィ:うぉわぁぷ!?

 

2つの波はルフィを挟むようにして押し寄せる。これには対応しきれずルフィは2つの波に飲み込まれてしまう。

 

 

 

───────────────

 

 

 

ハンコック:ルフィ!! 

 

レイリー:相変わらずものすごい力だな。

 

妖夢:早苗さんのスペルは天・地・海を操れるやつが多いからみょんね。

 

ハンコック:何を悠長に話しておるのじゃ!ルフィが波に呑まれたのじゃぞ! 

 

コウジ:安心せい!この波は直に治まる! 

 

コウジの宣言通り、進行方向に流れている波は水の勢いが徐々に弱くなるとともに水かさもなくなり、そして消えた。

 

ルフィ:ゲッホゲホッ……!あ~~死ぬかと思った……!  まさか海まで来るとはスゲぇな幻想郷!!

 

コウジ:これの他にもまだまだスゲぇのたくさんあるぜ! 

 

それからというものコウジはフランドール・スカーレットのスキルを使い、手をキュッと握ってルフィ付近の場所を爆破したり、スターボウルブレイクやレミリア・スカーレットの槍を放ったりした。もちろん妖夢のスペルもやって見せた。一方、ルフィは次々と繰り出すコウジの攻撃に逃げ惑うばかりでいた。

 

ルフィ:くっそ~!これでも食らえ!ゴムゴムの銃!! 

 

ルフィは腕を伸ばし反撃を試みる。

 

コウジ:“八雲紫”・スキル発動!!

 

コウジは八雲紫のスキルカードでスキマを展開、ルフィの拳はそのスキマに吸い込まれていった。

 

ルフィ:何!?……(ドカッ!)うわぁ!?

 

突然、ルフィは背後から何かにド突かれるような衝撃を受けぶっ倒れる。背後にはスキマが開いており、その中にはコウジに向けて放たれたルフィの拳があった。

 

 

 

──────────────

 

 

 

マリーゴールド:あんな所に手が!? 

 

妖夢:今、コウジが使ったのは八雲紫様「境界を操る程度の能力」、空間に「スキマ」と呼ばれる境界を作って様々な空間を繋げる能力だみょん。

 

ニョン婆:ニャるほどニョ。空間系ニョ能力か。

 

レイリー:つまり、今のはルフィの攻撃が飛んでくる空間とルフィの背後付近の空間を繋げたという訳だな。

 

妖夢:そういうことだみょん。

 

ハンコック:にして……その八雲紫とやらはどんなやつなのじゃ?

 

妖夢:紫様は幻想郷を創ったとされる賢者の一人とされるお方だみょん。

 

ハンコック:創った?幻想郷という国をか?

 

妖夢:国ではなく世界だみょんけどね。

 

ニョン婆:何ニャニュ!?世界とニャ!?   

 

サンダーソニア:まるで神様ね!(・o・;)

 

妖夢:実際は空間のスキマにはびこる妖怪みょんけどね……。 

 

 

 

──────────────

 

 

 

ルフィ:くそー!強ぇな、幻想郷!!

 

コウジ:いや、これ幻想郷というより東方の(・・・)だからな?……まあ、これに関してはもうこれくらいするとすっか。んじゃ、お次はこいつだ!“ブラック”!

 

コウジは両手両足をキュアブラック仕様に用に変換。

 

ルフィ:あ、それ、さっきの。

 

コウジ:まあ、最初のはよくやるやつだったから咄嗟にってやつだな。こいつは夢と希望を守る伝説の戦士、プリキュアの力だ。

 

ルフィ:伝説の戦士? て、ことは何だ?そいつ、ヒーローなのか?

 

コウジ:ん?う~ん……まあ、ヒーローと言やぁ、ヒーローだわな…全員女だけど……。

 

ルフィ:女のヒーローか……。なんかかっこよさそうだな! 

 

コウジ:ん、まあ、正確にはヒロインなのかな…?

 

ルフィ:へぇ~、じゃあそいつもビーム放てるのか?

 

コウジ:え?何?あんた、ヒーロー=ビームって考えてるのか?

 

ルフィ:ああ、それとマントを着て、食い物分け与えるやつな!

 

コウジは思った。

 

 

 

完っ全にアンパンマンよりやないか……! 

 

 

 

ルフィ:ん、違うのか?

 

コウジ:ん~……まあ、ビーム放てる奴いるけど、マントは羽織ってねぇな。

 

ルフィ:ふ〜ん、そうなのか。

 

コウジ:残念ながらあんたの思うヒーローとはかなりかけ離れてる。どう?失望した?

 

ルフィ:いや、むしろ会ってみてぇ!!

 

コウジ:そうか。まあ、あんたのことだ。そう言うと思ってたぜ。ま、とにかく今は戦闘中だ。それにこいつのすごさまだ見てねぇだろ?

 

ルフィ:お、そうだな。んじゃあ、よし!見てやる、来い!

 

そう言うとルフィはファイティンポーズで構える。

 

コウジ:うわぉ…意外とあっさり……。んじゃまぁ、お言葉に甘えて……!

 

コウジはキュアブラックの足で勢いよく地面を蹴り、ルフィ方面へ向かう。

 

コウジ:プリキュア・ブラック銃乱打!             

 

そして、そのままパンチの連撃を繰り出す。ルフィは迫りくる攻撃を拳で防御。

 

コウジ:ウラウラウラウラウラ……!!!!          

 

しかし、あまりにも攻撃が激しく、ルフィはおもわず一旦距離を取った。

 

ルフィ:くそー、これならどうだ!ゴムゴムの~…

 

ルフィはジャンプすると足をツイスト状にねじり、コウジの頭を掴む。

 

 ガシッ!!

 

ルフィ:何!?

 

しかし、その足はコウジのキュアホワイト化させた手で掴まれる。

 

コウジ:甘いな。喰らえ!プリキュア・ホワイトジャイアントスイング!!

 

ルフィ:うわあああぁぁぁうわ~~~!!!!

 

コウジはねじった足をつかんだままハンマー投げのように振り回し投げ飛ばした。ルフィは背中から大木に当たり、当たった大木は倒壊しその下敷きになってしまった。

 

コウジ:よっしゃ!そんじゃ、いくぜ!レインボーブレス装着(セット)

 

瞬時にブラックとホワイトの仕様へと変化したコウジの両腕にそれぞれのレインボーブレスが装着される。

 

コウジ:希望の力よ! 光の意志よ! 未来へ向かって、突き進め!

 

ルフィ:よっと……ん?

 

コウジ:プリキュア・レインボーストーム!!

 

ルフィ:んな!?う、うわあああぁぁぁ~~~!!!

 

生き埋めから自力で脱出したルフィはコウジの両腕を突き出して放つ虹色のビームに気付くも間に合わず、まともに食らってしまう。

 

ハンコック:ルフィ!!

 

光を受けたルフィは後ろの木々ともども吹っ飛ばされ、仰向けに倒れる。……が、すぐ立ち上がる。

 

ルフィ:武装色でもこの威力……す、スッゲェ~~!!✨(✴▽✴)✨

 

ルフィの顔を見ると目からは感激の涙が滝のように流れ出ていた。

 

ルフィ:スゲぇかっけぇぞ!今のビーム!!✨(✴▽✴)✨

 

コウジ:ふふ、スゲェだろ!こいつはキュアブラックとキュアホワイトの2つの力を使った共同技、プリキュア・レインボーストームさ!

 

ルフィ:レインボーストーム、スッゲェ~~!!✨(✴▽✴)✨

 

コウジ:ま、これの他にも2つの雷を束ねて放つマーブルスクリューや2つのオーラで対象に取り憑いたものを取り除くレインボーセラピー、3人掛かりで放つエキストリーム・ルミナリオとかもあるがな。ただ、これだけじゃねぇんだな~。プリキュアってのは今の所14いるんでな。

 

ルフィ:14?

 

コウジ:ああ、ちなみに今使ったのはパワフルな格闘撃を主とする黒き光の使者・キュアブラックとキックと投げを主とする白き光の使者・キュアホワイトの力さ!

 

ルフィ:へぇ~、そうなのか。

 

コウジ:んじゃ、次いくぜ!“ルージュ”!! プリキュア・ファイヤーストライク!!

 

ルフィ:うおっ!?炎のボールか!!  

 

コウジはキュアルージュの能力を発動させ、炎のボールを蹴り放つ。ルフィはそれを避ける。

 

コウジ:まだまだ行くぜ!プリキュア・サファイアアロー!

 

続いてキュアアクアの能力を使い、水の矢を5本連射。これも間一髪で避ける。

 

ルフィ:ゴムゴムの銃弾ブレッド!! 

 

ルフィは腕を後方へと伸ばし、攻撃へと転じる。

 

コウジ:“ルミナス”!! はぁっ!! 

 

これに対しコウジはルミナスのバリアを展開。ルフィの攻撃を防いだ。

 

コウジ:ルミナス・ハーティエルアンクション!!

 

ルフィ: ……!? 何だこれ?体が動かねぇ!!

 

コウジ:さ、続けていくぜ!邪悪な力を包み込むバラの吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・ブリザード!

 

ミルキィローズに変換し、ミルキィパレットにて大量の青い花びらを放つ。

 

ルフィ:は、花びらに溺れる~~!?  

 

虹色に染まり身動きが出来ないルフィの所に青いバラの花びらが瞬く間に降り注ぎ、気が付けば青いバラの下敷きという形になり、そしてその青いバラはシュワーッと光となって消えた。

 

 

 

───────────

 

 

 

ハンコック:ルフィ!

 

ニョン婆:なんとも多彩な技よニョ~。

 

サンダーソニア:炎の弾幕に水の矢、動きを固める虹の光にバリア……

 

マリーゴールド:そして青い花びらで大きな薔薇を作って、そしてそれと共に爆発と…… これって、その…「幻想郷」のとは違うの?

 

妖夢:はい、今コウジが使ってるのはプリキュアっていう伝説の戦士が使う技みたいなんです。まあ、実際見たことがないので本当かどうかはわかりませんが……←また敬語に変わってる

 

 

 

──────────

 

 

 

光が消え、ルフィの立ち姿が現れるが、ルフィはダメージを食らったのかガクッと片膝をついた。

 

ハンコック:ルフィ!

 

ルフィ:ぜぇ……ぜぇ……はぁ……はぁ……、くそ……これ結構効いた。

 

コウジ:みてぇだな。なんか辛そうだし。

 

ルフィ:けど、何だか分からねぇけどスッゲェ楽しい!!✨(✴▽✴)✨

 

コウジ:でしょうな。今のあんたの顔すげぇ輝いてるし。ま、これの他にも合体技だとか、特大ビームとかあるがな。

 

ルフィ:そうなのか。にしししし!  やっぱスゲェよな!だったら、俺もお返しに見せてやらなきゃだな!

 

コウジ:お?何だ?何かあるのか?

 

ルフィ:ああ、ギア4ってんだ!

 

コウジ:ギア4

 

コウジ:ギア4……すごそうだな。

 

ルフィ:ああ、これを見たら、お前も絶対欲しくなる!

 

と言いルフィは片腕を硬化させる。

 

コウジ:ほう、んで、これ見たら盗っていいと?

 

ルフィ:おう、いいぞ!

 

コウジ:相変わらず潔いな……。  でもわかった。あんたがそこまで言うなら見せて貰おう!そのギア4ってやつを!

 

ルフィ:よし、見てろ!ギア4!!

 

ルフィは先ほど硬化した腕を咥え息を吹き込んだ。体内の空気が手から体全体に行き渡り巨大化させていく。そして、気が付くとルフィは歌舞伎のような顔付きとまるで仁王と思わせるような姿でゴイーンゴイーンと常に弾みながら立っていた。

 

ルフィ:ギア4!弾む男(バウンドマン!)

 

コウジ:うわぁお!本当にまあ、スンゲェ姿だな。 

 

ルフィ:にっしししし!  どうだ!スッゲェだろ!

 

コウジ:ああ、見た目が強烈過ぎて驚いた。にしてもそれずっと飛び跳ねてなきゃダメなの?

 

ルフィ:まあ、ダメっていうか、気がついたら自然にこうなってた。

 

コウジ:さいですか。

 

妖夢:あれは?

 

レイリー:ギア4というものだそうだ。武装色で皮膚を固めて、ゴムの張力を何倍もの力に引き上げることで防御や攻撃などを格段にパワーアップさせている。

 

妖夢:へぇ~。

 

コウジ:(まあでも、見るからに強そうだからな……。)けど、まずは実力を確かめねぇとな。

 

コウジはブルームとイーグレットの能力に変換、バリアを張った。

 

ルフィ:ん?

 

コウジ:さあ、改めて言う。モンキー・D・ルフィ!そのギア4という力、このマスターコウジに見せてみろ!

 

ルフィ:よし!じゃあ、受けてみろ!

 

  ボッ!

 

コウジ: ……!!

 

ルフィは足を引っ込めた途端、目にも止まらぬ速さでコウジの前へと迫る。

 

ルフィ:ゴムゴムのぉ~……猿王銃(コングガン)!! 

 

そして、拳を腕の中にめり込ませるように引っ込めるとそれをまるで砲弾のように力強く撃ち出した。

 

 

 

  ドカァッ!!

 

 

 パリン!!

 

 

コウジ: ……なっ!? (  ドゴゥ!!)ぐふっ…!? 

 

ルフィの拳はコウジの張ったバリアをガラス窓のように一瞬にして打ち砕き、コウジの体にクリーンヒットした。

 

ルフィ:ぉぉぉおおおお~~~!!!! 

 

 

 

 =3=3=3=3ドガガガガ!!

 

 

 

ルフィの渾身の一撃を受けたコウジは、島の中心までものすごい勢いで吹き飛ばされた。

 

 

 

──────────

 

 

 

サンダーソニア:コウジをあそこまで!?

 

ニョン婆:すごい威力じゃニョう。

 

妖夢:あれがギア4……。

 

コウジ:う……く……、ふぅ……=3 スゲェ威力だなぁ。さすがに効いたぜ……。

 

よほどのダメージを受けたのか、苦痛な表情で起き上がると、一呼吸で体を全快させ元いた場所へと歩いて戻った。

 

ルフィ:にっしししし!  どうだ、ギア4の力は!真似してもいいぜ!

 

コウジ:ああ、その形態ウチも欲しくなった。……が、それはちょっとお預けだ。

 

ルフィ:ん?

 

コウジ:お前に見せたいやつがあと1つあんだ。それを見してからだ。

 

ルフィ:そっか。それは仕方がないな。よし、わかった!見せてみろ!

 

コウジ:全く……本当相変わらず切り替え早ぇよなお前は……。   ま、そんじゃとりあえずやるか!ただまあ、これはあんたにとったらある意味危険な代物かも知れんな……。

 

ルフィ:危険……?

 

コウジ:うん、たぶんこれを見たらもう涙垂れ流しで戦闘どころじゃなくなるだろうと思うな。だってこれフランキー、サニー号以上にスゲぇから。

 

ルフィ:何!?フランキー、サニー以上……!?そ、そんなにスッゲェのか!?✨(=◎Д◎;=)✨

 

コウジ:ああ。

 

ルフィ:な、なあ、もったいぶらないで見せてくれよ!

 

コウジ:ふ、そうか?そんじゃ、覚悟はいいな?“クウガ”!!

 

そう唱えた直後、コウジの腰にアークルが出現した。

 

ルフィ: ……!?

 

サンダーソニア:ベルト?

 

マリーゴールド:妙に派手なベルトね。

 

レイリー:いや、あれはただのベルトじゃなさそうだ。

 

サンダーソニア&マリーゴールド:え? 

 

レイリー:あのベルトには何か特別な力を感じる!

 

ハンコック:特別な力?…妾には何も感じぬが……。

 

レイリー:いや、私にはわかる!何故かはわからぬが、あのベルトには底知れぬ力を感じる!

 

ニョン婆:レイリー?

 

ハンコック:そなた、何か興奮しておらぬか?

 

コウジ:(レイリーもその類いか……)そんじゃ、見逃すなよ! 変身!!

 

そう言いコウジは右手を伸ばしてポーズを決め、叫んだ。するとアークルの中央が赤く光り出し、コウジは仮面ライダークウガへと変身した。

 

ルフィ: な、あ……!! 

 

マリーゴールド:姿が……!?  

 

サンダーソニア:変わった!?  

 

レイリー:あれは!!(;◎д◎)

 

ルフィは唖然としたまましばらくコウジの姿に釘付けになっていた。

 

ルフィ:赤いボディにベルト……そしてその顔……  す……

 

 

 

スッゲェ~~~~~~!!!!✨(✴️▽✴️)✨

 

 

 

そう叫びルフィの目は光り輝いた。

 

ルフィ:ヒグ……ウグ……ヒックヒック………✨( TДT)✨

 

そして、目からはいつの間にか滝のように流れ落ちていた。

 

コウジ(クウガ):やはり、こうなったか……。  

 

 

 

──────

 

 

 

マリーゴールド:え?な、泣いてる?

 

ハンコック:ル、ルフィ!?ど、どうしたのじゃ!?

 

妖夢:大丈夫だみょん!あれはたぶん感激の涙だみょんから!

 

ゴルゴン三姉妹&ニョン婆:感激の涙?

 

 

 

────────────────────

 

 

 

ルフィ:うお~~!!何だそれ!?スッゲェ、カッチョイイじゃねぇか!!

 

コウジ(クウガ):驚いたか?こいつはこのベルトの力で変身して戦う仮面の戦士仮面ライダーだ。

 

ルフィ:か、仮面ライダー……?✨(TAT)✨

 

コウジクウガ:ちなみに仮面ライダーってのはプリキュア同様数や種類が結構多くてな、いくつか名前があるんだ。ちなみに今こいつは超古代から蘇った仮面ライダー、クウガだ!

 

ルフィ:くっそ~~!!眩しすぎて涙が出る~~!!✨( TДT)✨

 

 

 

──────────

 

 

 

レイリー:ルフィ!泣いてる暇はないぞ!敵はそこまで待ってやしないぞ!✨(♀_♀)✨

 

ニョン婆:て、あんたも何故ニャぜ泣ニャいているニョか!!   

 

レイリー:べ、別に泣いているのではないぞ!ただ、コウジの光り輝くあの姿が眩しすぎるのが原因なのだ!✨(♀Д♀)✨

 

サンダーソニア:どうやらレイリーもルフィと同じ感じのようね。

 

妖夢:はいみょん。私の見解ですけど男ってのはどうやらこういうロボットとかヒーローものとかいうロマン系のものが結構大好きみたいで、なんかそういうもの見ると男心がくすぐられるとかなんとか……

 

マリーゴールド:男心……? 

 

ニョン婆:そういうもんニャニョか……?

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ(クウガ):さ~てと、そろそろやりますか!はぁっ!!

 

コウジは体勢を少し落とした。足にはエネルギーが集中的に溜まていった。

 

コウジ(クウガ):ルフィよ、レイリーの言うとおりだ。あんまり涙ぐんでばかりいると敵にスキを与えるだけだぜ? ……このようにな!

 

そう言うとコウジは駆けだした。

 

コウジ(クウガ):やあっ!! 

 

そして、高くジャンプすると空中を一回転、キックを繰り出した。

 

  ドカッ!!

 

ルフィ:ぐわっ!!

 

キックは見事命中し、クウガの紋様が浮き出すとともにルフィは勢いよく吹っ飛され木々に叩きつけられた。

 

コウジ(クウガ):どうよ、これが仮面ライダー特有の必殺技、その名も「ライダーキック」だ!

 

ルフィ:ぐ……いてててて……強ぇな、ライダーキックか……。ギア4の体なのにすっげぇ効いた! 

 

コウジ(クウガ):そりゃまあ、パシフィスタ一体撃破出来る程だしね。

 

ルフィ:くっそ~、強ぇし、かっこいいし、いいとこ取りじゃねぇか!

 

コウジ(クウガ):まあな! 

 

そう言うとコウジは再びルフィへとダッシュを開始する。今度はパンチだ。

 

コウジ(クウガ):やあああぁぁぁ~~~!!! 

 

ルフィ:今度は当たるか!

 

ルフィは足をジェットのような速さで飛び上がり、攻撃を回避。

 

コウジ(クウガ): ……!! 空なるほど、弾力で月歩か……。

 

ルフィ:今度はこっちの番だ!ゴムゴムの……大蛇砲カルヴァリン!! 

 

ルフィはまた拳を腕の中に収縮させ、今度はロケットのように拳を撃ち出した。

 

コウジ(クウガ):うおっ!?  

 

だが、コウジも寸での所で回避したために当たることはなかった。

 

コウジ(クウガ):……こういうのもあんのか……。(まあ、とはいえあのギア4とか言うやつってほぼギア2、ギア3の集大成みたいな感じか……。)あの形態やってみてぇってのは山々だが今はこいつ(クウガ)のスゴさを見せつけてやる方が先だな。…ただ、あれに対応するにはまずマイティじゃさすがに無理か…。だったら……“超変身”!!

 

コウジはアークルの力で青いボディ「ドラゴンフォーム」へと姿を変えた。

 

ルフィ: ……!! 赤が、青になった!?

 

さらにコウジはその場に落ちている木の棒を拾い上げた。すると木の棒はたちまち専用アイテム、ドラゴンロッドに変わる。

 

ルフィ:木も変わった!

 

コウジ(クウガ):いくぜ、どりゃあ!!

 

ルフィ:なっ!?Σ(◎Д◎;)

 

コウジは助走を付け跳び上がる。しかし、この時のジャンプ力は飛躍的で数分かからず、ルフィのいる所まで辿り着いていた。

 

コウジ(クウガ):はあっ!!

 

 ドカッ!!

 

ルフィ:ぐあっ!?  

 

そしてコウジはドラゴンロッドの先端でルフィの体を突き、ルフィはドラゴンロッドによる衝撃を受け、地面に叩きつけられた。…が、ギア4の弾力により自然と体制が元に戻った。

 

 

ルフィ:……くそ、効いた… 青になると速さが変わるのか?

 

 

コウジ(クウガ):フォームチェンジさ。ほとんどの仮面ライダーはこのフォームチェンジによって様々の戦いが出来んだ。ま、いわゆるあんたのギア2、ギア3と同じだ。

 

ルフィ:なるほど。そうだったのか……。

 

コウジ(クウガ):ちなみに赤はマイティフォーム、で今のこの青はドラゴンフォームだ。

 

ルフィ:そうか。やっぱ、スッゲェな! でも勝つ!

 

コウジ(クウガ):臨むところだ!

 

コウジとルフィは果敢に攻め込む。ルフィの拳をジャンプで躱し、ロッドで攻撃、だが、寸での所でガードされ、掌底で弾き飛ばされる。しかし、コウジはすぐ空中で体勢を立て直し、枝に着地。

 

コウジ(クウガ):ふぅ… 、やるじゃない!なら……

 

ルフィ:ん?

 

ベルトに稲妻のようなエネルギーが注ぎ込まれ中央が金色に変化、そしてボディ、ロッドもパワーアップしたように変化した。

 

ルフィ:うおっ!? また一段とカッケェのになった!?  

 

コウジクウガ:ライジングフォームだ。でやぁっ!!

 

ルフィ:うわっ!?

 

とっさにガードしたものの、ライジングロッドの攻撃があまりの他強かったのか、ルフィはまた地面へと吹き飛ばされた。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

マリーゴールド:あの体の麦わらを圧倒してる!?

 

サンダーソニア:あれ、コウジの力を使ってるってわけじゃないわよね?

 

妖夢:そりゃあそれ使ったら仮面ライダーの醍醐味がなくなるみょん!

 

ニョン婆:醍醐味……か……。 

 

レイリー:…む、むぅ~~…… くそ、こんなにもすごいとは!!今度は何が来るんだ!?✨(✴Д✴)✨

 

ニョン婆とゴルゴン姉妹はあまりの興奮気味のレイリーに引き気味に見る。

 

ハンコック:やはり、男はこれが好きなのか。  

 

ニョン婆:そうじゃニャ……あニョ男でもああニャるニョじゃからニャ…… 

 

妖夢:あ、そうだみょん!

 

妖夢はリンクルンを開き、何かを取り出す。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:くっそ~!! あの体に見惚れてて、動きが鈍くなっちまった!

 

 

コウジ(クウガ):さぁ~てと、次行くか。ま、そもそもあんな速いもんと対抗するには遠距離も大事だしな。

 

コウジはルフィから数メートル離れるように地面に離れるとロッドを捨てた。

 

コウジ(クウガ):超変身!

 

次にコウジがフォームチェンジしたのはボディを緑色の、ペガサスフォームだった。

 

ルフィ:緑になった!?

 

妖夢:コウジ!!

 

コウジクウガ:おう!

 

妖夢から声とともに拳銃を投げ渡され、コウジはその拳銃を受け取る。すると、その瞬間ペガサスボウガンと変化した。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

サンダーソニア:拳銃が!? 

 

妖夢:ペガサスフォームだみょん!

 

 

サンダーソニア:ペガサスフォーム?

 

妖夢:ペガサスフォームは瞬時に相手の気配を察知し狙撃する遠距離型の形態(フォーム)だみょん!

 

サンダーソニア:見聞色のような力を使うのね。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ(クウガ):そんで、こいつはペガサスボウガン、銃を手にするとこうなるんだ。

 

と言いペガサスボウガンのトリガーレバーを引くと、銃口をルフィに向け、そして更に引き金を引く。

 

 

 パシュ!!

 

 

ルフィはペガサスボウガンから射出された弾を見聞色で躱した。だが、空気弾はルフィの後ろにある大木に着弾すると、そこに紋様が刻みこみ大爆発を起こした。

 

 

 

  ドカ~ン!!

 

 

 

ルフィ:うおっ、爆発した!?

 

コウジ(クウガ):まあ、この仮面ライダーってのは普通のでも威力スゲぇからな…

 

その後もコウジは続け様に引き金を引き、残りのエネルギーを搾り出すように空気弾を連射していった。

 

 

 パシュパシュパシュッ!!

 

 

 ドッ!  ドッ!

 

 

ルフィ:うおっ!?

 

 

  ドカ~ン!!   ドカ~ン!!

 

 

ルフィ:うがぁ!?

 

 

不意に連射したために反応が遅れたルフィは2発受けてしまった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ハンコック:ルフィ!

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:く……! にゃろ~……弾は痛くねぇけど爆発が厄介だな……。けどこのギア4ならこんなもんなんかに負けねぇ!!

 

ルフィは体勢を立て直すと爆煙の中から飛び出し突撃する。コウジはその後もひたすらペガサスボウガンを連射しまくるが、ルフィはゴリラのような野太い腕でカードしたまま突撃しているため勢いは止まらない。

 

コウジ(クウガ):くっ……、さすが脳筋…!

 

そう言うとコウジは咄嗟にペガサスボウガンを捨てた。

 

ルフィ:うおおおおお!!!!

 

 

  ドカッ!!

 

 

コウジ(クウガ):うあっ!?

 

そして、そのままルフィはコウジに体当たりを食らわせる。

 

 

 

  ボゴォン!!

 

 

 

コウジはルフィの攻撃を受け吹っ飛んだ。しかし、コウジは何ごともなかったかのように立ち上がる。

 

ルフィ: ……?

 

その時、ルフィは何かに気付いたように驚いた。コウジの…いや、クウガの姿が変わっていたのだ!

 

コウジ(クウガ):あ~、危ねえ……。こいつ(タイタン)・・・でなかったら白くなってたとこだった……。

 

ルフィ: 紫?

 

コウジ(クウガ)タイタンだ。この形態の中でも随一防御力を持つ。

 

妖夢:コウジ、これ!!

 

コウジ(クウガ):ああ、いい!すぐ捨てるようになるから!

 

コウジがタイタンフォームにフォームチェンジしたのを見た妖夢は咄嗟に楼観剣を投げ渡そうとするが、コウジはそれを拒否する。

 

コウジ(クウガ):それにこのライダーじゃ、あのギア4ってのにはちと分が悪い!“ファイズ

 

そう唱えると腰についているアークルは、ファイズギアと姿を変えた。

 

ルフィ: ベルトが変わった!?

 

コウジ(クウガ):こう、常に速い相手と勝負するにはやっぱ速さで行かねぇと!!

 

コウジは手にしたファイズフォンに「5・5・5・ENTER」と入力。

 

 

電子音[standing by]

 

 

コウジ(クウガ):変身!

 

 

電子音[complete!]

 

 

そして、ファイズフォンを上に掲げて叫びドライバーにセット。コウジのクウガのボディに赤く光るボーダーラインの鎧のようなものが出来上がり、赤いラインと黒いスーツ、そして目が黄色の仮面ライダーファイズへと変身を遂げる。

 

ルフィ: ……!? 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

マリーゴールド: ……!?何あれ?何か別のものみたいなんだけど!?

 

妖夢:たしかにあれは別もんみょん。今コウジがなってるのは仮面ライダーファイズという仮面ライダーだみょん!

 

ハンコック:仮面ライダーファイズじゃと?

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ(ファイズ):ああ、こいつはこのファイズフォンやファイズショットってのを使って戦う、まあ、いわゆるメカ的なもので戦う……みたいなタイプの仮面ライダーだな。

 

ルフィ:何かこれもかっこいい~~!!✨(✴▽✴)✨

 

コウジ(ファイズ):そんじゃま、手始めに……

 

そう言うとコウジはファイズドライバーの右に着けているファイズポインターを外し、ファイズフォンからミッションメモリーを引き抜くと、それをファイズポインターにセット、ポインターを右腰の脛の部分に装着し、ファイズフォンを開きENTERキーを押す。

 

 

電子音[Exceed Charge]

 

 

ファイズフォンからエネルギーが足を沿うようにファイズポインターへと流れる。コウジはキックをするように、足を上げ、足に装着されたファイズポインターで赤いレーザー光を射出。赤いレーザー光はルフィに当たり、槍のような赤い円錐状に展開した。

 

ルフィ:うおっ!?な、何だ?

 

コウジ(ファイズ):よっと!

 

∠ ガッ!

 

ルフィ:ぐあっ!?

 

そして、コウジが足から滑るようにこの中に入りこんだ。すると次の瞬間、円錐状の光のエネルギーがルフィの体に突き刺さった。

 

∠ ガガガガガ……!!!!

 

コウジ(ファイズ):うおおおおお~~!!!!

 

円錐状エネルギーの先へと吸い込まれるような感じでルフィの体へと入りこみ、貫通。そしてその後、Φのマークが浮かび上がると同時に大爆発を引き起こす。

 

 

 

ルフィ:ぐわはぁ!?

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ハンコック:ルフィ!?  

 

妖夢:よし、仮面ライダーファイズの必殺技、クリムゾンスマッシュが決まったみょん!!

 

ルフィのことを案じるハンコックに対し、妖夢はコウジの放った必殺技が成功したことにガッツポーズをして喜んだ。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:ぐふっ……、かはっ!? 

 

ルフィはその場で血を吐き、息も荒くなった。

 

ルフィ:はあ……はあ……キ、キックが……刺さった・・・   

 

コウジ(ファイズ):どうよ、スゲぇだろ!このファイズポインターで敵を捕らえ、キックで仕留めるクリムゾンスマッシュの味は?

 

ルフィ:くそ……あの、トゲのキック食らったらヤバいな……。ただでさえ時間がねぇってのに…あんなの食らったら余計時間が早まっちまう……。

 

コウジ(ファイズ):だが、こんなものはまだまだ序の口さ。

 

コウジは左側にあるファイズショットを外すと、何もない空間から出たもう一つのミッションメモリーをセット。そしてファイズアクセルからアクセルメモリーを抜き、ファイズフォンにセットする。

 

 

電子音[complete!]

 

 

すると胸の装甲が展開、皿に体中に巡る赤いラインが白に変化し、目も黄色から赤に変わる。

 

ルフィ:ぬおっ!? こいつも変化するのか!?

 

コウジ(ファイズ):さ、お楽しみは、これからだ!

 

と言い、ファイズアクセルの赤いスイッチを押す。

 

 

電子音[start up!]

 

 

コウジ(ファイズ):ほんじゃ、いくぜ!

 

コウジは剃並のスピードで走り出し、グランインパクトをお見舞い。

 

 

 ドカッ!!

 

 

ルフィ:ぐうっ!?

 

 

∠ ドッ! ∠ ドッ! ∠ ドッ! ∠ ドッ!

 

 

ルフィ:なっ!?や、ヤベ……ッ!

 

 

 ド! ガ! ガ! ガン!

 

 

ルフィ:ぐわっ!!

 

グランインパクトの一撃を受けたルフィは即座にファイズポインターから出る光を高速で何発かロックオンされる。もちろんルフィも反撃に応じようとするも体がついて行けずそのままクリムゾンスマッシュを3~4発食らってしまった。

 

 

電子音[5……4……]

 

 

ファイズアクセルからカウントの音声が発せられる。コウジは再びファイズショットで仕掛けにいく。

 

ルフィ:にゃろ~~………!!

 

 

    ……ガッ!

 

 

ようやく立て直したルフィの拳により、コウジの攻撃は阻まれた。コウジは一旦距離を開け再びジャンプ、ファイズポインターの光を4~5発放つ。

 

ルフィ:同じ手食らうか!ゴムゴムの~……

 

ルフィが両手を腕の中に引っ込めた途端、腕が両方とも2つ、3つ横に増え始める。

 

コウジ(ファイズ):でやああぁぁぁ~~!!! 

 

ルフィ:猿王群鴉砲(コングオルガン)!!

 

  ガン!

 

ルフィの合計6つの腕はロケット砲のように一気に打ち出し、機械仕掛けのような連撃を繰り出す。ポインターに向かい高速キックを叩き込むコウジだったが、ルフィのパイプオルガンのように撃ち出される拳によって全てのポインターごとを打ち砕かれる。

 

 

電子音[2……1……time out!]

 

 

ルフィ:ゴムゴムの大蛇砲(カルヴァリン)!! 

 

ルフィの拳に吹っ飛ばされたコウジは体勢を立て直し木の枝に着地する。しかし、それと同時にアクセルフォームの制限時間が切れ、元のフォームへと戻る。

 

コウジ(ファイズ):あら~、もう時間切れ?

 

 

ルフィ:行け、大蛇パイソン!

 

 

コウジ(ファイズ):うん?

 

 

  ドゴォ!!

 

 

コウジ(ファイズ)ぐほっ!?

 

コウジが気を逸らした束の間、ルフィの放った拳が飛んで来た。ルフィの声に気付き前を向くが、時既に遅く、ルフィの攻撃をもろに食らい、木に激突。変身が強制的に解除されてしまった。

 

コウジ:く……変身が…! 少し、油断しちまったみてぇだな。

 

ルフィ:はあ……はあ……どうだ……ぶ、ブフォ!?  

 

息を切らしながら立っていたルフィも口から大量の空気を吐き、空を舞いながらしぼんでいった。

 

ルフィ:はあ……はあ……、ああ~、もう時間切れか……。  

 

そして、元の体に戻ったルフィはそのまま地面に落ちた。

 

コウジ:あり?そっちも時間切れ?

 

ルフィ:ああ、武装色をいっぱい使ってるからな!   ハァハァ…

 

コウジ:あぁ……あんたのは体力的にってとこか……。…にしてもさっきのあれは何なんだ?

 

ルフィ:ん?あれって?

 

コウジ:ほら、さっきパイプオルガンのような銃乱打、出してたやん!

 

ルフィ:ああ、猿王群鴉砲(コングオルガン)のことか!

 

コウジ:そうそう、それそれ!あれどういう原理で増えるん?ロビンじゃあるまいし!

 

ルフィ:いや、それは俺もわかんねぇ!

 

コウジ:いや、わからんのかい!✋  てことは何だ?ギア4あれになったらあんな技も打てるようになるんか!

 

ルフィ:おう!どうだ、すげぇだろ!

 

コウジ:ああ、すげぇ!ウチも欲しくなった!

 

ルフィ:しっしっし!そうか! 

 

コウジ:たしか、こうやるんだったな!

 

コウジは先程ルフィがやってたように武装色で硬化させた腕を噛み、体内に空気を入れた。コウジの体は手先からみるみる膨張し、先程のルフィと同じ弾む男バウンドマンの姿となった。

 

 

 

ゴイーン!ゴイーン!ゴイーン!……

 

 

コウジ:これがギア4か。てか、思ってたより、落ち着きがねぇな……。なんていうか、無重力にでもいるような感じが…… 

 

ルフィ:うん、まあ、それはしょうがねぇ。

 

コウジ:でしょうな。この“弾力”が売りなんだから……

 

コウジは地面を強く蹴って自力・・で跳ぶ。すると弾力のせいかあっという間に大木のてっぺんまで飛び上がった。

 

コウジ:うおっ!?    もうここまで!?

 

ルフィ:ししし!スゲぇだろ?

 

コウジ:なるほど…たしかに強力だ。それに月歩を使ってるのにこの安定感! これもギア4の醍醐味か。 

 

コウジは空を飛び跳ねるのをやめ、大木の中心くらいの所まで降りると、さっきルフィがやってたように腕を引っ込めパンチを放つ。

 

 

 

  ドゴォォ~~~ン!!

 

 

 

コウジ:オゥ……!! 

 

コウジの放ったパンチは衝撃音と共に目の前にあった大木とその後ろの木々を何本か粉々に吹き飛ばした。

 

コウジ:ま、威力自体は覇気全開で放った銃獣(ジュゴン)と変わらんと思うが、使い勝手としては申し分ないな。(ま、これにさらに覇気を強くすれば…それ以上みたいなことになるかもな。)

 

ルフィ:にしししし!  そうだろそうだろ? まあ、それ使うと10分覇気使えなくなるんだけどな。

 

コウジ:え、それはルフィ的に?

 

ルフィ:うん、俺的に!

 

コウジ:え?…てことは10分待たないと、そのギア4使えねぇってことか?

 

ルフィ:おう、そうだ! 

 

コウジ:いや、威張って言うことか!✋  で、今んとこはえ~っとまだそれになれねぇってとこか?

 

ルフィ:うん……まあ、あと5分くらいかな?

 

コウジ:いや、5分も待つんかい!  …たく、それならそうと言ってくれよ。もう、わざわざこの形態になったっていうのに……  ほれ!

 

そうぶつくさ言いながらコウジはリンクルンを取り出し、ピルンのリモコン操作でルフィの手元に発信する。

 

ルフィ:ん、何だこれ?豆?

 

コウジ:仙豆だ、食え!

 

ルフィ:うん。(・~・)ポリポリ…… ん?あれ?体が軽くなった!?

 

コウジ:ああ、なんせ神様の豆だからな。体に風穴が開くなどの重傷を負ってもそれ一粒で直んだってよ。

 

ルフィ:へぇ~、これスッゲ~豆だなぁ!!食ったら一気に疲れが吹っ飛んだ!

 

コウジ:そんじゃ、もうギア4使えるだろ?

 

ルフィ:ああ!今の俺はスゲェ豆食ってパワー全開だ!行くぞ!ギア4!

 

ルフィは硬化した腕に息を吹き込み、再びギア4と化した。

 

コウジ:ん?

 

ルフィ:ギア4、スネイクマン!

 

しかし、ルフィがなったギア4の形が前のとは違い、少し細身になっていた。

 

コウジ:あり?ギア4ってダルマのようなやつじゃなかったっけ?

 

ルフィ:ああ、それは弾む男(パウンドマン)って奴だ。で、こっちのはスネイクマンだ。弾む男(パウンドマン)よりさらに速ぇ!

 

コウジ:なるほど、いわゆる仮面ライダーやプリキュアでいうフォームチェンジってとこか。

 

ルフィ:ま、そういうことだ!

 

コウジ:そうか!なら、見せてみろ!そのスネイクマンとやらを!

 

ルフィ:ああ、見て驚くなよ!

 

コウジは足の弾力で飛び上がった。ルフィも足の弾力でコウジより素早いスピードで飛び上がりコウジのいる位置に着く。

 

ルフィ:行くぞ!ゴムゴムの大蛇砲(カルヴァリン)

 

ルフィは拳を腕の中に納め高速の伸びるパンチ放つ。コウジはそれを見聞色で難なく躱す。

 

 

  ドガァッ!!

 

 

コウジ:……!?

 

ところがその束の間、右からルフィの拳が飛び、コウジの顔にヒット。コウジはそのまま木へと叩き込まれた。

 

コウジ:はい!?何故横から!?  

 

見ると、ルフィの腕は後ろから回り込んでいるかのように曲がり伸びていた。

 

コウジ:うわぁお……いつの間に!!  

 

ルフィ:どうだ!これがスネイクマンの力だ!

 

コウジ:なるほど、つまり弾む男(パウンドマン)は攻撃形態でスネイクマンはスピード形態か……

 

ルフィ:ああ、あとタンクマンもあるぞ!

 

コウジ:ああ、防御形態のか?

 

ルフィ:え、何故わかった?

 

コウジ:なんとなくだ!

 

ルフィ:そっか、なんとなくか。

 

コウジ:そういえばこの形態でも大蛇砲っての出来るんだったな?

 

ルフィ:ああ、大蛇(パイソン)な!

 

コウジ:パイソン?

 

ルフィ:技は大蛇砲(カルヴァリン)だけどそれを撃つ手のことを大蛇(パイソン)って言うんだ?

 

コウジ:え?パンチの腕に名前付けてんのか?

 

ルフィ:ああ、その方がかっこいいだろ?

 

コウジ:いや、面倒だろ?

 

ルフィ:そうか?

 

コウジ:ま、いいや。とりあえずやるか!

 

ルフィ:おう!

 

その後、コウジとルフィの大蛇砲と猿王銃が飛び交い、ぶつかり合うという攻防戦が始まった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ニョン婆:2人ともよくやるニョ~。

 

マリーゴールド:ただ、両方の拳が速すぎてあまり見えないのが少し困りものね。

 

サンダーソニア:そうね。私の見聞色を使ってようやくわかるくらい。

 

妖夢:私は普通に見えるみょんけど?

 

マリーゴールド&サンダーソニア:さ、さすが、コウジの弟子……。 

 

妖夢:けど、コウジの覇気はあれだけじゃないみょん。この妖夢の目にもわからないくらいのがあるんだから!

 

ゴルゴン三姉妹:うん?

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:やるなぁ…だったらこれはどうだ!ゴムゴムの~……ブラ黒い蛇群(ブラックマンダ)!!     

 

ルフィは両腕でJET大蛇砲のような銃乱打を繰り出すルフィの拳は、不規則に動く無数の追尾弾となって襲いかかる。

 

コウジ:ハイスピードの大蛇砲での銃乱打か。ま、並みの見聞色じゃあれを全部躱すってのはいささか無理があるな。だったら……!!

 

ルフィの放つ無数の拳が迫り、入り乱れてくる中、コウジは静かに目を閉じた。

 

ルフィ:うおおおお~~~~     ( ズンッ!!)ぐおっ!? 

 

無我夢中で高速連続パンチを放つルフィだったが、次の瞬間、ルフィは強烈な何かが突き刺さるような衝撃を受け、攻撃が止まった。

 

コウジ:瞬撃・マスターズ大蛇砲! 

 

気が付いて見てみるとルフィの体にはコウジが放った拳が一直線上に届き、めり込んでいた。

 

ルフィはそのまま吹っ飛された。

 

 

 

  ドゴオォォォン!!

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ハンコック:な、何じゃあれは!?あやつ、一体いつルフィに一撃入れたのじゃ!?  

 

レイリー:おそらくだが、あのトホトホの実というのを使ったのだろう。私の目でもわからなかったからな。

 

妖夢:いえ、たぶんコウジが今使ってる能力のはあのゴムゴムの実ってだけであって、東方スキルカードは使ってないと思うみょん。

 

レイリー:ん?何故そう思うんだ?

 

妖夢:だって東方スキルカードを使うにもこのカードの名前を唱えるはずだし、それに今使ったのもたぶん見聞色の覇気のはずみょん。

 

ゴルゴン三姉妹&レイリー&ニョン婆: な!?け、見聞色(じゃと)!?

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:ぐ……がはっ!! ……な、何だったんだ今の?

 

コウジ:な~に、ただ単に見聞色使ってやっただけだ。

 

ルフィ:見聞色!?あれ、見聞色だったのか!?

 

コウジ:ああ、そうだ。

 

ルフィ:そうか。くっそ~……全っ然見えなかった……。

 

コウジ:そりゃあ、なんせ最上級に当たるほどにまで覚醒してんだからな。

 

ルフィ:覚醒?

 

コウジ:ああ、食義で極めたんだ。おかげでこいつを使うと瞬発力が超人的になるんでな。

 

サンダーソニア:瞬発力?

 

コウジ:この覇気をフルに使うとでまるで時間が止まったかのような感覚になる。ま、つまりは、あんたらが瞬きとかしてる間に攻撃が終わってるってこった!

 

ニョン婆:ま、瞬きしてる間にじゃと!?そんニャに速いニョか!?

 

ルフィ:たしかに今の全然見えなぇし、何が起きてるのさえもわからなかった……。で、ショクギっての何だ?

 

コウジ:ん?何?

 

ルフィ:だからショクギってのは何だって!

 

コウジ:え?ああ、食を極める奥義みたいなやつさ。まあ、実際は単なる食事のマナーなんだがな。

 

ルフィ:へ?食事のマナー?

 

コウジ:まあ、マナーというより、何かに感謝する修行みたいなことなんだろうけど。

 

ルフィ:え?感謝するだけで強くなるのか?スゲぇな!!

 

コウジ:そうなのよ!まあ、感謝するにしてもコツがいるけどな。

 

ルフィ:へ~、そうなのか。

 

コウジ:ただ、ウチの覇気はまだまだこんなもんじゃねぇぞ!ウチにはあれ(・・)があるからな。

 

ルフィ:あれ?

 

コウジ:ああ、あの戦争でその場をかき乱したあれ(・・)だよ。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

一同(妖夢以外): ……!!

 

 

 

コウジのあれ発言を聞いてルフィはおろかハンコックやレイリーもピンと来た。

 

ハンコック:あれか! 

 

レイリー:ああ、あれだな。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:あぁ、白ひげのおっさんを間違って死なせちまったやつか。

 

コウジ:ああ、まあ…それだ。まあ、実際は別の能力と覇気とが融合してただけなんだけどな。

 

ルフィ:別の能力?

 

コウジ:どうやらウチは、悪魔の実の能力の他に幻想郷の能力も持ち合わせてるらしくてな。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

サンダーソニア&マリーゴールド:幻想郷の能力?  

 

マリーゴールド:幻想郷のって、さっきコウジがカードを使って見せてたあの……

 

妖夢:まさに、そのとおりだみょん。そして、その戦争・・で使った超強力な覇気というのはその能力のせいなんだみょん。

 

ニョン婆:そうじゃったニョか……。して、その能力というのは?

 

妖夢:はい、コウジの生まれ持った程度の能力、それは―

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:幻想郷の能力……。さっきコウジがやってた程度の能力ってやつか。

 

コウジ:そ!ちなみに、その程度の能力の名は―

 

 

 

 

コウジ&妖夢「魔凶を秘める(司る)程度の能力」だ(みょん)!

 

 

 

 

ルフィ&ゴルゴン三姉妹&ニョン婆: ………!!!?

 

 

 

 

マリーゴールド:魔凶を司る……?

 

コウジ:ウチには魔凶というかなり強い破壊力を秘められてんだ。そして、この魔凶を含ませて使用する覇気を「魔凶色の覇気」と呼んでいる。

 

ルフィ:魔凶色の覇気……。強いのか?

 

コウジ:そりゃあ、そうさ。このようにな!!

 

 

 

((( )))ドクン!!

 

 

 

ルフィ:ぐう……!? 

 

コウジは目を赤く染め、強い魔凶色を纏った覇王色をルフィに解き放つ。コウジから赤い眼光とともに解き放たれる真っ赤なオーラはルフィとその周りを包み込んだ。コウジの覇気を受けたルフィは自分の覇気を出す余裕はなく、必死に耐えていた。やがて、オーラは消滅し、おさまった。

 

ルフィ:はあ……、はあ……、やっと、おさまった……。はあ、これが魔凶色の覇気ってやつか。一瞬、意識が飛ぶかと思った!

 

コウジ:ま、これでも少し弱めた方なんだがな。まあでも、後ろの木々たちは耐えられなかったようだが……。 

 

ルフィ:ん?後ろ? ……ッ!!!!?

 

後ろを振り向いたルフィは思わず息を呑んだ。それもそのはずルフィが振り向いた先にあるのは葉っぱがほとんどと言っていいほど吹き飛んでいて、さらに木の幹の色も死んだように白くなり、所々バキバキに折れている木が数カ所あるからだ。その他にも鳥の死骸らしきものが多く散りばめられていた。ルフィは想像以上の惨状に言葉を失っていた。

 

ルフィ:な!?何だこれ!?どうなってんだ!? 

 

コウジ:驚いたか?こいつがウチの覇気の真の力だ。ま、魔凶を含ませれば覇王色だけでもこんな惨状を引き起こすんだ。武装色なんてもん使えば世界はおろかこの星さえも崩壊する。

 

ルフィ:星?

 

コウジ:地球、惑星だよ。現にシミュレーションで惑星ほどのでっかい球体殴ったとき、これ・・と武装色全開使ってやったら一発で粉砕したからな。

 

ルフィ:え?粉砕?地球をか!?

 

コウジ:まあ、シミュレーションだから実際やったわけではねぇから!ま、現に月を斬ったのも事実だし、ありえなくはねぇんだけどな。

 

ルフィ:マジでか……!!スゲぇな魔凶色!!

 

コウジ:ま、安心せい!こんな(おっそろ)しいくらいのレベルの覇気なんて、よほどのことがない限りめったに使えねぇからよ。まあただ、感情が爆発しちまったら元もこうもねぇけどな。そんじゃ、続きやるか!まあ、さっきの覇気はなしでな!

 

ルフィ:そっか!それならいい!いくぞ!

 

それからもコウジとルフィは互いの拳をぶつけ合い続けた。スネイクマン形態のルフィの拳はまるで誘導弾のようにマッハで飛んでくるが、コウジはそれらを全て避け、また弾む男形態の拳で弾き返す。両者とも互いに譲らない攻防戦は続くが、全力でがむしゃらに攻撃しているせいなのかルフィの息が徐々に上がっていくのが見られた。その一方でコウジの方はというとあれだけ拳をぶつけ合っているはずなのにまだまだ余裕があるような涼しげな感じだった。と、ここでコウジがルフィにあることを聞いた。

 

コウジ:なあ、これって途中で変えられんのか?

 

ルフィ:ん?何をだ?

 

コウジ:何ってこのギア4って奴だよ。やってる最中に弾む男(パウンドマン)になったり、スネイクマンになったり、で…また弾む男(パウンドマン)になったりとかって出来ねぇのかなって……。

 

ルフィ:あぁ、それか!ん~………たしかにそれはやったことねぇな! 

 

コウジ:いや、やったことねぇんかい!普通、別形態のタイプがあるんだったら途中で切り替えるくらいあるだろ!

 

ルフィ:なるほど……!!んじゃ、やってみるか!!変化(チェンジ)!!

 

ルフィの体は一瞬煙に包まれ、あっという間に弾む男バウンドマンの体型へと変わった。

 

ルフィ:おぅ!なれたぞ!

 

コウジ:なるほどな、そうやって変化するのか?……で、ところであんた…なんか随分、はぁはぁ言ってるけど大丈夫なんか?

 

ルフィ:ああ、たぶんもうすぐで時間切れだからな!

 

コウジ:え?もう? こうギア3みたいに長時間なら長時間ってのにならないん?

 

ルフィ:ああ、無理だな。あともうちょっとって所にもう時間が…てのが…

 

コウジ:おいおい、欠点ありすぎだろ… まあ、ウチはさほど問題ないが… じゃ、決着つけるとしますか!

 

ルフィ:おう!それじゃ、とびっきりの大技で決めてやる!「

 

そう言うとルフィは腕にパクつきさらに膨らます。

 

コウジ:ほぇ~……そういうのも出来るんだな…。なら、ウチは…“キュアキュア”・“オールスター”!

 

コウジは全プリキュアの能力を取り込み、全身が七色に輝かせる。そして、ルフィと同じように腕に息を吹き込み、両腕を巨大化させていく。

 

ルフィ:ゴムゴムの~……

 

コウジ:プリキュア・オールスターズレインボー……

 

ルフィ:(キング)……

 

コウジ:竜王(ドラゴニクス)……

 

ルフィ:猿王(コング)……(ガン)!! 

 

コング:攻城砲(キャノン)!! 

 

 

 

  ドゴ~~~ン!!!!

 

 

 

そしてついに、ドデカい拳と掌底がぶつかり合った。その間からは⚡バチバチ!とドス黒い火花とオーラが周囲全体に飛び散る。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ハンコック:ぐっ……!

 

ニョン婆:これは覇王色の衝突……!!

 

サンダーソニア:くっ……!!なんてすごい力……!!

 

マリーゴールド:まあでも、このぐらい想定内よ!相手はなんせコウジなんですもの!!

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:ぐっ……うおおおお~~~……!!!! 

 

コウジ:うおおおお~~~!!!! 

 

両者とも互いの拳と掌で押し合っていて、なかなか勝負が付かない。

 

ルフィ:うおおおお~~~!!!! 

 

しかし、ルフィの方は何かを焦っているのか足の弾力の威力を強くした。当然、コウジ側に負荷がかかる。

 

コウジ:うおっ!? なるほど、月歩の威力を上げてるのか。なんだかまるでラストスパート並みだな。

 

ルフィ:ああ、もうすぐで時間が切れそうなんでな…!

 

コウジ:いや、敵に自分が不利になる情報教える?普通… ま、でもいいや、ありがとう!おかげでこっちもパワーをフルスロットルで上げられる! 【覚醒】プリズムモード!!

 

コウジはイメージの中でプリズムフラワーと同化して全身黄金化のプリズムモードとなった。

 

ルフィ: !!!? 色が……!?

 

コウジ:行くぜ!はあああぁぁぁ~~~!!!! 

 

ルフィ: ………んぐっ!?…く……く…く……!!くそ、負けるかあっ!!

 

押されながらも踏ん張るルフィ。

 

コウジ:なあ、ルフィ…1つ言っておくことがある。

 

ルフィ:………? 何だ?

 

コウジ:今のこの形態、ウチとあんたじゃ力の差がありすぎると思うんだ。

 

ルフィ:力の、差?

 

コウジ:ルフィ、ウチが不死身なのは知ってるか?

 

ルフィ:? ああ、知ってるぞ。

 

コウジ:じゃあ、ウチが怪我を負ったとき、何をしてるか知ってるか?

 

ルフィ:? そりゃあ、息吸って吐いて……

 

コウジ:そのとおり!ウチは呼吸をするだけでダメージを回復させることが出来る。それは疲労や体力でも同じさ。

 

ルフィ: ……!! 

 

コウジ:このギア4は覇気をかなり消費するから、使いすぎると必ず息切れを起こすし、体力も激しく消費…そして強制解除となる。普通はな…。だが、天神(インペリス)体質を持つウチは息切れを起こせば起こすほど体力は回復する。つまり、ウチは無制限の永続的に使えるってこった!

 

 

ルフィ:あ……あ……。  (((ドクン!)))  ぐっ……!!ヤベ……!時間が……!!  

 

 

コウジ:よし!賭に勝った!はあああぁぁぁ~~~!!!! 

 

コウジはニヤつき、一気にパワーを強めて押し込む。ギア4の時間切れのせいで体中の空気が抜け、ルフィは完全に押し負けていまい吹っ飛ばされてしまう。

 

ルフィ:ぷしゅ~~~~!!    

 

ハンコック:ルフィ!!

 

そしてルフィは木のど真ん中に激突した。

 

 

 

ぐにょ~~~~!!

 

 

 

ルフィ:しゅ?  

 

コウジ:あ、あり? 

 

……が、その次の瞬間、木は折れるどころか、ゴムのように後ろに伸びてルフィを受け止めていた。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ハンコック: ………!?

 

マリーゴールド:あれって…!

 

サンダーソニア:木が……伸びてる!?

 

ニョン婆:あれは……。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ:オゥ、ノゥ……(¬∇¬;)

 

ルフィ:え?何だ? ……て、うぉわ~~~!!!!  

 

そして、ルフィを十分に受け止めた木はそのままパチンコのようにルフィを飛ばした。

 

ルフィ:うわ~~~!!!! ( ビタン!)へぶっ!? (⊃>3<)

 

勢いよくふっ飛ばされたルフィは既に展開したコウジのバリア(バリバリの実による)にへばりつくように激突した。

 

コウジ:ふ~、危ねぇ危ねぇ!大丈夫か、ルフィ? 

 

ルフィ:お、おう……。 (×з×)

 

コウジ:なんか悪ぃな。まさかゴムゴムの実まで覚醒してるとは思わなくて……!

 

ルフィ:覚醒?(×з・)!

 

こうして戦いはコウジの勝利に終わった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ハンコック:ルフィ~~!!

 

ルフィ:あ、ハンコック!

 

ハンコック:ルフィ、大事ないか!?

 

ルフィ:ああ!大丈夫だ! まあ、かなり疲れたし、腹も減ってるけどな! ))

 

ハンコック:ホ……! そうか。  

 

ルフィのいつも通りの反応に安堵するハンコック。

 

コウジ:フゥー……。解除したら解除したらでスッゲぇ疲れるな、これ。ま、すぐ全快出来るからいいけど……。

 

レイリー:この2年間で随分と成長したな。おかげで面白いものがたくさん見れた。

 

コウジ:いやぁ、これでもほんの一部よ?東方スキルも仮面ライダーもそうだが、まだまだ披露してない技、結構あるのよ!

 

レイリー:そうか。それにしてもまさか悪魔の実が覚醒してるとはな。

 

コウジ:ん~……まあ、食義極めてたら、なんか自然と……。けど、バルサたちからはあの時頂上決戦に既に覚醒されていたみたいなこと言ってたけどな。

 

レイリー:ん?そうなのか?

 

コウジ:さあ、ウチも無意識かつ無我夢中で暴走してたからあんまわかんねぇんだけども………

 

ルフィ:そう言えば「覚醒」って何だ?

 

マリーゴールド:悪魔の実の力をなんらかのきっかけで通常よりも数倍の力を引き出して発揮できるやつのこと。

 

ニョン婆:いわば、真ニョ力じゃニャ。

 

ルフィ:真の力?

 

コウジ:誰かに力を呼び覚まさせるか、何らかのきっかけで稀になるかで覚醒するんだ。まあ、覇気を習得するための条件みたいなものだ。覚醒させれば、その力を永続的に使用出来る。

 

ルフィ:へぇ~、覚醒か……。俺にもなるかな?

 

コウジ:そりゃあ、なれるさ!能力者だもの。ただ、今すぐなれるって訳じゃない。さっきも言ったように何かのきっかけでなるもんだ。でも、ま、食義を極めればなんとか……なるかな?

 

ルフィ:食義?食義って食事のマナーのことだよな?

 

コウジ:ああ、ウチはそれ極めて覚醒したんだ。

 

ルフィ:マジでか!? 

 

コウジ:ただ、こればっかりはわからんな。バルサらから聞けば「あの戦争の時からなってた」って言ってたし……

 

ルフィ:ふ~ん、そうなのか?ま、そこんとこはなんとかなるだろ!

 

コウジ:ま、そうだな。

 

レイリー:……。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

戦いを終えたルフィたちはハンコックらが用意した食糧を平らげながら雑談を始めた。

 

ハンコック:どうじゃ?肉弁当のお味は?

 

ルフィ:うん、うめぇぞ!これ、ハンコックが作ったんだな!ありがとな!(・~・) モグモグ……

 

ハンコック:ハァ~ン……!❤ その言葉聞くだけで妾は感無量じゃ! 

 

コウジ:もう、完っ全に恋乙女だな……。あぁ、そうだ!あんたら、ルフィにアレ(・・)見せなくていいのか?

 

マリーゴールド:アレ?

 

コウジ:ほら、背中のアレだよ!ウチが取ってやった……

 

ハンコック:おお、そうじゃったな!あの戦いもあってか、つい報告し忘れておった。

 

ルフィ:背中のアレ?

 

ハンコック:ルフィ、そなたに見て貰いたいことがあるのじゃ!

 

と言うとハンコックは着物をはだけさせ、ルフィに背中を見せた。

 

ルフィ:……!!  ❗

 

ルフィはハンコックの背中が真っさらであることに驚いた。

 

ルフィ:あれ、背中の紋章が……!?お前、どうしたんだ?

 

ハンコック:実はなここに来る前に―

 

 

 

ハンコックはコウジにずらしんぼという道具で紋章を取ってもらったことをルフィに話した。

 

ルフィ:へぇ~、そうだったのか!よかったじゃねぇか!

 

ハンコック:はぅ!!妾の吉報を自分のことのように喜ぶ優しさ!!( *◎艸◎*) 妾、一生の悔いなし!!

 

ルフィ:ん?てことは、お前らもか?

 

マリーゴールド:ええ、もう、焼き印の面影もないくらい、きれいさっぱりよ!

 

ルフィ:そうか、よかったな!これでマーガレットたちに背中を見られても大丈夫だな!

 

ニョン婆:それはちょっと難しいかも知れんニョう。

 

ルフィ:え?何でだ?

 

コウジ:ああ、背中の紋章のことを隠す際に悪魔の実のことまでも秘密にしちまったからなぁ……。

 

ルフィ:え?じゃあ、あいつらハンコックたちが能力者だって知らねぇのか?

 

コウジ:ああ、どうも部下たちにハンコックは蛇退治に行って受けた呪いだってことになってるみてぇなんだ。

 

ニョン婆:まあ、ここニョもんらは外からニョ常識が疎いから、悪魔ニョ実でさえも知らニュニョじゃ。

 

コウジ:でしょうな。ルフィがそこに来たのが原因なのか、男全員がゴムの体になってるって思い込んじまってたみてぇだったしな。てか、悪魔の実なんて、たまにどっか流れてきたりないのかね?

 

マリーゴールド:ん~……それはありそうだけど、ちょっと難しいかもね。   あそこアマゾン・リリーは凪の海域カームベルトのど真ん中だからほとんどと言っていいほど風が吹かないのよ。だから漂流物もたまにしか来ることないの。

 

コウジ:あ~、なるほどな。たしかに凪の海域だとほとんどと言っていいほど風も吹かないし、流れもこれと言っていいほど弱いものな。

 

ニョン婆:それに悪魔ニョ実が流れてくることニャど極稀じゃ。ま、航海してる者にとってみれば普通ニャニョかも知れニュが……。

 

コウジ:あぁ、そうかい。まあ、それはそうとあと気になったことがあともう1つ。女ヶ島に訪れた矢先のことなんだけどさ……

 

 

 

―回想【女ヶ島・アマゾン・リリー到着してまもなくの頃】

 

 

 

マーガレット:へぇ~、この人が蛇姫様を助けた人なんだ~!

 

ニョン婆:いかにも!こニョ方は海賊大戦士・マスターコウジ。こニョ者はニャ、かニョ海賊王や白ひげをも引けを取らん実力者でニャ、そニョ強さは海軍でさえも手も足も出させニュ程じゃ!

 

コウジ:いや、まあ、救ったと言うより天竜人討伐を披露しただけだけど?

 

スイートピー:天竜人?

 

ニョン婆:じゃが、そニョおかげで、あニョ子らは救われたニョも事実。ここはもともと男子禁制じゃが、お前さんニョ場合は蛇姫ニョ恩人として特別許可されておる。もちろんルフィもニャ。

 

コウジ:あぁ、そうなん?ま、顔パスでいけるんならありがてぇけどよ。

 

マーガレット:ところであなた、もしかして「男」?

 

コウジ:え?  ああ、そうだけど?って見りゃわかるでしょ?……て、あ、そっか。女の国だから「男」知らねぇんだったっけか……?(-_-;)

 

マーガレット:ねえねえ、え~っと…

 

コウジ:ああ、ウチのことは「コウジ」でいいよ。

 

マーガレット:あ、そうなんだ。じゃあ、コウジ、ちょっと聞きたいことあるんだけど……。

 

コウジ:ん?何だ?

 

マーガレット:キンタマってあるの?

 

コウジ:へ?は、はい!?   え?何て?

 

マーガレット:だからキンタマ・・・・よ!

 

コウジ:え?あ…(あ~……こいつら男が知らねぇからアレ(・・)のことも知らねぇんだっけか?)あ、ああ…あるけど?

 

マーガレット:それ、ちょっと取って見せて!

 

コウジ:え?何?ここで裸になれってことか?

 

マーガレット:あぁ、そうじゃないの。キンタマって金の玉(・ ・)ってことでしょ?

 

コウジ: は?え、何何何?キンタマが金の玉!?え?何だそれ!? (◎Д◎;) 

 

マーガレット:え?違うの?

 

コウジ:いや、全っ然違うわ!✋  キンタマは男である証だぞ!赤ん坊が生まれてくる時にそのキンタマがあるかないかで、男か女かわかるんだ。

 

マーガレット:え?そうだったの!?

 

コウジ:んで、そのデマ情報どっから?

 

マーガレット:え?ルフィからだけど……?

 

コウジ:ルフィからぁ!? (◎Д◎;) はぁ~……   あ、あんにゃろ~……  

 

 

 

 

―回想終了

 

 

 

 

ルフィ:あ~っはっはっはっは!俺もあったあった!あん時、あいつらにキンタマ取ってくれ取ってくれ言われてな~!あっはっはっはっは!!  

 

 

コウジ:「あっはっは」…じゃねぇだろうが!!何が「金の玉」だ!!「男」ってのがどんなのだか知らねえ純粋な子に何適当吹き込んでんだ!!   キンタマって言ったら普通男の証だろ!

 

手を叩きながら大爆笑するルフィの顔をコウジは思いっきり横に引っ張りながら怒った。

 

ルフィ:お前、天才か?

 

コウジ:天才じゃねぇわ!普通に正当な解答だわ! 

 

ルフィのお惚けに怒り、さらに頬を引っ張るコウジ。

 

コウジ:まったく、何が悲しゅうて「キンタマを強請る少女たちの図」見なきゃならねぇんだっての…!おかげであの島の女たちにキンタマのこと1時間近く講義するようになっちまったわ!

 

ルフィ:へぇ~、お前も大変だな!

 

コウジ:誰のせいだっつーの! 

 

ルフィ:にしししし! 

 

妖夢:ただ、最後のアレ(・・)は余計だったんじゃないかみょん?

 

コウジ:最後のあれ?……ああ、あれってのはキンタマをあれとドッキングすると赤ん坊が出来るっていう……

 

ルフィ:赤ん坊?

 

レイリー:ん、何?それも説明したのか?

 

コウジ:まあ、後付けにな。そうしたら食いついて来ちまってな……!仕方ねぇから、どこぞの男のキンタマ切り取って……

 

ルフィ&レイリー:………!?

 

それを聞いたルフィとレイリーは目が飛び出る程にびっくり仰天した。

 

ルフィ:キ、キ、キ、キンタマを~~……!!!?(◎Д◎;lll)

 

レイリー:き、き、き、切り取った~~……!!!?(◎Д◎;lll)

 

コウジ:ああ、切り取ったと言ってもオペオペの実使ってだけど?

 

レイリー:あ、そ、そうなのか……?

 

コウジ:そりゃあ、普通に切り取っちまったらもう機能(・・)しねぇだろ!

 

ルフィ:ん?機能?

 

コウジ:ああ、あんたはまだ早ぇからまだ知らなくていい!

 

妖夢:いや、あの中にルフィよりも小さい子にもいっしょにいたような……? 

 

レイリー:で、どこぞの男とは……?

 

コウジ:さあ?ドアドアの実使って適当にやったから……

 

レイリー:そ、そうか……。

 

ルフィ:そのどこぞの男ってのも大変だな!

 

コウジ:だからお前ぇのせいでこうなってんだってばよ!✋  あ~、そうだ!タシュタシュの実のことなんだけどよ~。

 

その後もコウジたちはルフィやレイリー、ゴルゴン姉妹らといろいろな話を言って聞かせた。悪魔の実のことについてや、仮面ライダー、スーパー戦隊、そして、リンクルンのことなど……。話はさらに盛り上がりざっと1時間くらいまで続いた。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ルフィ:もう、行くのか?

 

コウジ:まあ、話すだけ話したから!

 

ルフィ:そっか!んじゃ、次会う時はサニー号でだな!

 

コウジ:ああ!そこでなら、仮面ライダーとかいくつか見せられるから!

 

ルフィ:そうか!ますます楽しみだなぁ~!にっしししし! 

 

コウジ:そんじゃあ、ウチはもう行くわ!

 

コウジはリンクルンを使い、妖夢とともに、ルフィたちの目の前から姿を消していった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

天神(インペリス)に着き、コウジは慣れた手つきでタッチパネルを操作し、行き先とその滞在期間を決めていく。

 

ちなみに行き先は……

 

 

       おジャ魔女どれみ

 

          ↓

 

        プリキュア

 

 

                        ……で、滞在期間は2週間である。

 

リリス:なんか、少なくない?

 

コウジ:え?そう?

 

リリス:まだ、1ヶ月あるんでしょ?なら、期間は1ヶ月でいいじゃない。

 

コウジ:いや、集合日までは1ヶ月だけど、その前日はマリージョア行くからな?

 

リリス:なら、その日の前日まで行けるように設定すればいいことじゃない!

 

コウジ:え?あ、そう?ん~……じゃあ、あとの2つのことはあんたに任せるわ!とにかく、ウチの妖夢は指定した所に行ってくっから!!

 

コウジは決定ボタンを押し、妖夢と神樹路(しんじゅろ)の中へと入って行くのだった。

 

 

 

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