異世界冒険記Ⅴ   作:マスターコウジ

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さあ、始まりました。マスターコウジの異世界冒険第5弾!今回はお供の妖夢を引き連れ、やって来たのは「おジャ魔女どれみ」! しかも、5人目のおジャ魔女メンバー、飛鳥ももこのいる「も~っと」の方。まず最初はもちろん、出会いから!ここからマスターコウジによる魔女界、そして人間界への冒険が始まります。

【注意】

この作品にはいくつか東方projectの要素が含まれています。しかし、ウチ独自の設定で行っているのでキャラや世界観が崩壊しているかも知れません。

また、タイトルには「異世界冒険Ⅴ」、キャプションには「第5弾」と書いておりますが、何せその前の事を書かずにやっているため、タイトルやキャプションの文字が変わる可能性もあり、その話の内容にも矛盾が生じる可能性もあるかも知れません。あと、その他にも以下のようなものが含まれています。

・文章下手

・国語力の低さ

それでもいいと言う方はゆっくりしていって下さい。


おジャ魔女どれみ 1日目 「コウジ、再び」

 

 

 

コウジ:よっ……と!

 

神樹路の空間から出たコウジと妖夢は、辺りを見渡す。2人が降りたった所は美空町の高台だった。

 

コウジ:てか、決まってここに来るのな。初回の時も試験の時もここだったし……

 

妖夢:ここが、「おジャ魔女どれみ」の世界なのかみょん?

 

コウジ:ああ、まあ、言い換えると魔女が存在する世界だな。

 

妖夢:魔女?

 

コウジ:とは言っても、共存ってわけじゃねぇんだ。ここの魔女は人間にその姿を見られるとカエルになっちまうんだと。

 

妖夢:カエル?てことは、呪い?

 

コウジ:ああ、魔女ガエルの呪いってんだ!んで、その呪いを解くには姿を見た人間に魔女になってもらって、呪いを解いて貰うんだと。

 

そう説明しながら歩き出すコウジ。

 

妖夢:魔女に? 

 

妖夢もコウジの動きに合わせるように歩いていく。

 

コウジ:まあ、いきなり魔女になるってわけじゃねぇんだ。まずは魔女見習いっていう…いわゆる、魔女の弟子みたいなやつ……だな!

 

妖夢:へぇ~、魔女の弟子……。

 

コウジ:そっから、いろいろな試験受けて、合格すれば魔女と認定されるって訳だ。

 

妖夢:じゃあ、魔理沙もここに来れば魔女になれると!

 

コウジ:いや、魔理沙はもう魔法使えるだろ!それとここの世界の魔女の使う魔法は極めて単純。なんせ自分独自の呪文や指鳴らしだけでありとあらゆる魔法が使えんだから!

 

妖夢:ありとあらゆる魔法?

 

コウジ:食い物やらアイテムやらを出したり、それらを操ったり、物を別のもんに変えたり、何かに変身できたりだとか……

 

妖夢:つまり、無属性…?

 

コウジ:無属性…… まあ、たしかに無属性かな?ただ、呪文、指鳴らし1つで火とか水とか操れるしな……。それとその呪文もまさかの超魔法の呪文な訳よ!

 

妖夢:超魔法!?  それって、コウジがよく使う……

 

コウジ:そうそう!パワーマジックやアクアマジック使う時に使うやつな。それをあいつら、何気な~く使ってやがんのよ!

 

妖夢:は~~……、そうなのかみょん。 魔法使いもいろいろあるみょん!

 

コウジ:いや、魔法使い(・・・・)じゃなくて魔女(・・)な! ここで魔法使いっていうと()の方らしいからな?

 

妖夢:え?あ、そうなのみょん? ……ところで、今、どこへ向かってるみょん?

 

コウジ:ああ、MAHO堂って所とこだ!

 

妖夢:MAHO堂?

 

コウジ:カエルになった魔女とその弟子・魔女見習いたちが経営してるお店だ。そこには魔女界へと通じる扉も存在している。

 

妖夢:へぇ~。で、そのMAHO堂ってのは……?……あ、あそこかみょん!

 

妖夢が指を指した先に「SWEET HOUSE MAHO堂」と書かれた店があった。

 

コウジ:そうそう、ここ、ここ!……てか、また、見ないうちに変わってんな。毎回変わんのか、これ? 

 

妖夢:「SWEET HOUSE MAHO堂」……。なんかお菓子屋みたいだみょん。

 

コウジ:前は花屋だったのよ?ここ。

 

妖夢:え?そうだったのみょん?

 

コウジ:ああ、んで、その前は魔法グッズを扱う店。

 

妖夢:随分と変わるお店だみょんね。魔女の店だからみょん?

 

コウジ:さあ?ま、とにかく、中へ入るか!

 

と、コウジは店のドアノブに手をかけ、扉を開けた。

 

コウジ:ちわ~す!

 

だが、店の中へと入ったはいいものの、誰もいなかった。と、そこに「は~い!」と、女の声が聞こえてきた。

 

???:あ、お客さん!

 

コウジ:ん?

 

顔を出したのはレモン色のパティシエ服とレモン色のイカリングヘアーをした女の子だった。

 

???:I'm sorry. まだ、お店開いてないの。

 

コウジ:え~っと、あんたは?

 

ももこ:あ、私、飛鳥ももこ!よろしく!

 

コウジ:はぁん……ここで働いてるっことは新しい魔女見習いってことか?

 

ももこ:Yeah,Yeah!  ……って、え………? 

 

ももこはつい相づちを打ったが、即座に目を点にして固まった。

 

ももこ:い、今、何て? 

 

コウジ:いや、だからってここにいるってことは新しい魔女見習いかなんかかって?

 

ももこ:あ、新しい……?lll 

 

コウジ:いや、だから魔女……って……!

 

ももこ:え……あ……ああ……  

 

言いかけた途端、ももこの顔は何故か硬直し、青ざめていた。

 

妖夢:ど、どうか…しましたか?なんか顔色が悪いみたいですが……?

 

コウジ:あぁ~……その反応、絶対ぜってぇアレだろうな!(¬∀¬)ニヤ~

 

妖夢:あ、あれって……ど、どれのことだみょん?

 

コウジ:そりゃあ、あれだよ!ま……(ももこ:ま……!? )ま……(ま……!?(◎Д◎;lll)) ^m^ニヤリッ! 魔女見習い!! たぶん、此奴は魔女見習いだろってこった!6m

 

 

 

ももこ:……………!!!!(◎口◎;lll)

 

 

 

コウジはまるで名探偵のように、ももこを指差して叫んだ。その瞬間、ももこは真っ青になった。

 

 

 

ももこ:AHHHHHHH~~~~!!!! Oh my god! 

 

 

 

妖夢:え?い、いきなりどうしちゃったんだみょん!?こ、こ、コウジ!あの子に何したみょん!?(◎Д◎;)❔❔❔

 

コウジ:あ~、な~に!定番のアレだよ!

 

妖夢:だから、アレってどれだみょん!  

 

コウジ:まあ、つまりは魔女見習いも魔女と同じように正体見破られるとカエルになるんだとさ!

 

妖夢:え、そうなのかみょん!?そ、それじゃあ……!?  

 

コウジ:まあ、安心せい!呪いが発動するのはあくまで人間に(・・・)だ!見ろ!

 

 

ももこ:ahhhh~~~~………ah……? 

 

 

阿鼻叫喚していたももこはここで、自分が何も変わっていないことに気が付いた。

 

コウジ:な?何も変わってねぇだろ?

 

ももこ:あれ?魔女ガエルになってない!? ✋

 

コウジ:本当、カタログ通りだったな。「初対面の魔女、または魔女見習いに正体を言おうとすると動揺する」って!

 

ももこ:え?

 

コウジ:あ~、悪ぃ悪ぃ!その反応見たかっただけだ!

 

ももこ:あなたは?

 

コウジ:ウチは海賊大戦士、マスターコウジ。マジョリカの知り合いだ!

 

ももこ:え?そうなの?じゃあ、どれみちゃんたちとも知り合いなの?

 

コウジ:ああ。それとウチは天神(インぺリス)。人間とは少し違う種族なんでな。

 

ももこ:インペリス?

 

妖夢:強いて言うなら神様ですかね?

 

ももこ:神様?

 

コウジ:まあ、ウチが生まれたところはあらゆる世界を監理するとこだから、あながち間違いではないな。

 

妖夢:それにコウジは悪魔の実や魔法、忍術とか、いろいろ使えますし!

 

ももこ:え?コウジ、魔法使えるの?

 

コウジ:ああ、まあ、超魔法くらいなら……

 

ももこ:へぇ~。

 

と、そこに……

 

???:あう~……?

 

丸い小窓みたいな所からちょんまげみたいな黄色い髪をした赤ん坊がこちらを伺っているのが見える。

 

妖夢:あ、あんなところに赤ちゃんが!

 

コウジ:ん?あれは、ハナか……?

 

ももこ:え?あ、うん、そうだよ!ハナちゃんともお知り合い?

 

コウジ:まあ、ちょっと野暮用で前に来た時に会ったんでな。

 

ももこ:野暮用?

 

 

 

──────────

 

 

 

ももこ:へぇ~、じゃあ、コウジも魔女試験受けたんだ。

 

コウジ:受けたと言うより真似ただな。てか、ウチ男・なのに魔女・・試験はおかしいだろうがい! ✋ ま、内容は1級試験と同じやつだが……。

 

ももこ:1級……ああ!人に「Thank you!」て、言わせる……

 

コウジ:そうそう、人助けな!ただまあ、ルールが本来のものとちと違うんでな。指定された世界で制限時間内に人助けを指定された人数分行うと…

 

ももこ:指定された人数分って?

 

コウジ:ああ。ウチの場合、30人だったんでな。

 

 

ももこ:What's?さ、30~~!? え?てことは1日で30人も「ありがとう」を言わせなきゃいけないってこと?

 

コウジ:まあ、ウチの場合は2日で30人だけどな。ま、ダーツで決めたことだから。

 

ももこ:dart?Oh,l see…… 

 

コウジ:まあ、そっちは魔女の姿を見せずにってことだろ?ウチのはそういうのないんでな。

 

ももこ:あ、そうか。それなら簡単だね。

 

コウジ:まあ、後々、大変な目にあったけどな!

 

ももこ:大変な目?

 

コウジ:まあ、それについてはどれみたちがいる時に話すよ。……で、どれみたちは?

 

ももこ:ん~……私がここに来たときはまだ誰もいなかったから…

 

コウジ:誰も?マジョリカとかも?

 

ももこ:うん。たぶん魔女界に用があって行ってるんじゃないかなと思うんだけど?

 

コウジ:ふ~ん、まあ、元魔女だからな。

 

ももこ:どれみちゃんたちはまだ学校だと思う。

 

コウジ:ふ~ん。

 

ももこ:あ、おんぷちゃんはたぶんお仕事だよ。

 

妖夢:お仕事?

 

コウジ:ああ、あいつそういえば、アイドル活動やってるって言ってたな。

 

妖夢:アイドル、みょん?

 

コウジ:ああ、「チャイドル」てとこなんだってさ。

 

妖夢:へ~。

 

コウジ:まあ、とりあえず、用があるってんなら待たせて貰うか。ウチはもともとここに滞在する予定だったし。

 

ももこ:そうなの?

 

コウジ:ああ、ウチはプライベートで来てんだ。1週間くらいはいるつもりさ。

 

ももこ:へ~、そうなんだ!それで、その隣の女の人は?

 

コウジ:ああ、まだ紹介してなかったっけ?こいつは魂魄妖夢。

 

妖夢:あ、魂魄妖夢です。はじめまして!

 

ももこ:こちらこそ、Nice to meet you! ✋ ほら、ハナちゃんもよろしく~!って!

 

妖夢はももことハナとそれぞれ握手する。

 

コウジ:ところで、ハナってまだいたんだ。

 

ももこ:え?

 

コウジ:ここの世界の魔女の赤ん坊ってたしか1年、母親と過ごした後、保育所に預けられるんじゃ?

 

妖夢:そうなのかみょん?

 

コウジ:らしい。カタログにそう書いてあった。

 

ももこ:うん、まあ実はここに来て間もない時になんかオヤジーデって人から……

 

コウジ:オヤジーデ?

 

ももこ:うん、そのオヤジーデが「ハナちゃんがどれみちゃんたちに会いたがってたから、ここに連れて来た」って言って……

 

コウジ:連れて来た……? 保育員ってとこから?

 

妖夢:で、そのオヤジーデという人はどこに?

 

ももこ:なんかそのまま外へ行っちゃった! どうもなんかおんぷちゃんに会いに来たみたい。

 

コウジ:いや、おんぷのファンか?てか、それ目的ってことはちゃんと許可取ってんのか?

 

妖夢:まあ、何かしらの理由つけて許可もらってるんだと思いますね。「おんぷというアイドルのとこへ行って来るので休みます!」なんてこと保育所が許可すると思わないですし……。

 

ももこ:た、たしかに…… 

 

コウジ:そもそも、そんなん休みん時でいいやん!何故に今行かなきゃならんのよ? 

 

妖夢:まあ、アイドルのことはわからないけど、たぶん特別な日があるんじゃないかみょん?

 

コウジ:特別な日……?まあ、取りあえず様子でも見るか!

 

と、コウジは懐からいつもの手鏡を取り出し、ミラミラの実を発動する。

 

ももこ:鏡?

 

コウジ:え~っと……保育所、保育所……と……あった!これか!

 

妖夢もコウジの傍に着き、鏡を見る。ももこも同様にして覗き込む。コウジが手にしている鏡には保育所らしきものが映っていた。

 

ももこ:ワーォ!まるで水晶玉みたいだね!

 

コウジ:ミラミラの実の能力だ。鏡があればなんだって出来る能力さ。

 

ももこ:能力?

 

コウジ:まあ、魔法みたいなもんだな。魔法とは違うけど……。

 

ももこ:ふ~ん、あ!これって、もしかして魔女幼稚園?

 

コウジ:ああ、これ「魔女幼稚園」て言うんか!(・_・)

 

と言うとコウジは紙をめくるようにして鏡を撫でる。すると鏡面の映像が変わり、今度は幼稚園の仲の様子が映し出された。鏡面には2人の保育士らしきものが映っている。

 

コウジ:お、これが幼稚園を切り盛りしている先生か?

 

妖夢:でも、なんか誰かを呼んでいるみたいだみょん。

 

コウジ:みてぇだな。

 

2人の保育士は別々に行動していて誰かを探しているようだった。コウジは再び鏡を撫で音を聞けるようにした。

 

 

()ハ~ナちゃ~ん!!

 

 

ももこ&妖夢:…………!!!!  /…………。  /………  

 

コウジ:ハナだった………。  

 

ももこ&妖夢:うん……。 /みょん……。 

 

コウジはおもむろに鏡をまるで遠隔カメラのように操作し、魔女幼稚園の運動場辺りの場面に切り替える。すると右側から緑色の何かが横切って来るのが見えた。

 

 

 

──────────

 

 

 

マジョリカ◎ハ~ナや~い!

 

 

ララ◎ハナちゃ~~ん!!

 

 

 

──────────

 

 

 

ももこ:あ、マジョリカ!ララもいる! 

 

コウジ:こいつらもハナを探しているんか……。   ん?

 

コウジは鏡面を操り、気になった方へと向ける。すると今度は、少し遠くの方にピンクの魔女服の少女と青い魔女服の少女が箒に乗りながら鉢合わせる様子が見えた。

 

コウジ:あれは、もしやどれみとあいこか?

 

妖夢:もしかして、この2人も……?

 

コウジ:たぶんな。

 

と、コウジは鏡の映像をどれみたちのいる近くへと寄せる。

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ◎あいちゃん、どうだった?

 

あいこ◎あかん、駄目や。こっちにもおらへん。

 

どれみ◎どこに行っちゃったんだろう?

 

はづき◎でもそんなに遠くへは行ってないはずよ?

 

どれみ◎そうだね。それじゃあ、私、次こっち探してみる!

 

あいこ◎わかった!ほな、私はこっちを!

 

 

 

──────────

 

 

 

ももこ:どれみちゃんたち、魔女界行ってたんだね!マジョリカもララもいないからどうしたのかと思ったよ!

 

妖夢:でもこれ、完全に行方不明扱いになってるみょんね……。

 

コウジ:てかこれ、絶対ぜってぇ許可取ってねぇだろ!でなきゃ、こんな騒ぎにはならんし!で、その張本人は……? 

 

妖夢:たしか、おんぷっていうアイドルの子のとこに行くって言ってたみょんね。

 

ももこ:うん。

 

コウジは鏡を撫で、鏡面の映像をおんぷに切り替える。

 

ももこ:あ、おんぷちゃんだ!

 

妖夢:へ~、この子が!♯(◎▽◎)♯

 

コウジ:ああ、こいつが瀬川おんぷ。で、ここは……会場か。

 

コウジは映像をおんぷから会場側へと移す。

 

コウジ:んで、オヤジーデってのは……?

 

妖夢:どうやらこういうやつみたいだみょん。 

 

妖夢はリンクルンでオヤジーデという人物を探し、コウジに見せる。

 

ももこ:あ、そうそう!この人だ!

 

コウジ:ああ、こいつか。紫の……おじ様的な感じの……!はぁ~ん、魔法使いなんか……え~っと……ん?

 

すると、会場の席の最前列にそれらしきもの(・・・・・・・)が見えた。紫髪の魔法使いは舞台にいるおんぷに向かって他の客の歓声に負けないくらい大声で叫んでいる。

 

 

 

──────────

 

 

 

オヤジーデ◎おんぷちゃ~~ん!!こっち見ておんぷちゃ~~ん!! 

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:こいつか……。 

 

妖夢:見るからに熱烈ファンだみょんね。

 

コウジ:幼稚園 (よりも) おんぷってか?(¬_¬υ)  ……にしても、大人気ねぇ応援っぷりだなぁ…。ま、とりあえずはどれみたちにこのこと伝えなきゃな。

 

妖夢:うん、向こうはハナちゃんのこと血眼になって探してるからハナちゃんは無事ってこと伝えないと……。

 

ももこ:じゃあ、私たちも魔女界に……

 

コウジ:いや、鏡これで伝えよう。

 

ももこ:え?鏡で?でもどうやって?

 

コウジ:フフン! ミラミラの実の能力(ちから)、ナメんなよ? ✨

 

 

 

──────────

 

 

 

―その頃、魔女界にいるおジャ魔女たちはというと……

 

 

 

あいこ:あかん……、どこ探しても見つからへん……。  

 

はづき:一体どこにいるのかしら?

 

どれみ&マジョリカ&ララ:う~ん……  

 

 

 

お~い!お前ら、聞こえてるか~?

 

 

 

どれみ:え?

 

はづき:この声……?

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:お~い!どれみ~!はづき~!あいこ~!ウチだ!海賊大戦士・マスターコウジだ!

 

 

 

──────────

 

 

 

あいこ:せや!これ、コウジの声や!

 

ララ:でも、どこに?

 

どれみ:取りあえず、返事してみようよ!うん、聞こえてるよ~!コウジ、久しぶり~!!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:うし!良好、良好!(^∀^)

 

ももこ:へぇ~、マイク代わりにもなるんだね~!

 

コウジ:ま、マイクというよりか、スピーカーって感じだけどな……。

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:あれ? 今、ももちゃんの声が……?

 

はづき:ももちゃんがいるってことは、MAHO堂……?

 

 

コウジ◁))(スピーカー)ああ、そうだ。今ウチはMAHO堂から鏡を通じて話しかけてる。

 

 

どれみ&はづき&あいこ:鏡?

 

 

コウジ◁))そ、鏡であらゆることが出来る能力、ミラミラの実を使ってな!

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

あいこ◎ミラミラの実……てことは、悪魔の実か。

 

マジョリカ◎鏡……つまり、水晶玉みたいな感じか。

 

コウジ:ま、そういうこったな!(^∀^)

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:あ、そうだ!コウジ、お願いがあるんだけど……

 

 

コウジ◁))ん?何だ?

 

 

どれみ:今、ハナちゃんを探してるの!見なかった?

 

 

コウジ(ハナ?……ああ、そういやぁ…あんたらハナ探してるんだったな。)

 

 

はづき:そうなの。私たちもハナちゃんが行方不明と聞いて、今探してる最中なの。

 

あいこ:せやから、コウジのその今持ってる鏡でハナちゃんを探して欲しいねんけど……!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:いや、探して欲しいも何も……  

 

ハナ:ど~れ~み~~!! 

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:え? 

 

はづき:今の声って……ハナちゃん? 

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ああ、普通にMAHO堂にいる。そんで、今現在ハナはももこの腕に抱かれとる。

 

 

 

──────────

 

 

 

あいこ:は…………?(・Д・;)

 

はづき:え…………?(・д・;)

 

どれみ:ハ、ハナちゃんが………MAHO堂に………?(・д・;) て……

 

コウジの口から出た新事実に、どれみたちは沈黙する。そして……

 

 

 

一同:ええええぇぇぇぇ~~~!!!?  

 

 

 

マジョリカ:ま、MAHO堂じゃと~~!?  

 

あいこ:どういうこっちゃ!?何でハナちゃんがMAHO堂におるん!? 

 

はづき:さ、さあ……? 

 

 

コウジ(どうやらオヤジーデというもんが連れて来たみてぇでな……)

 

 

どれみ&はづき&あいこ:お、オヤジーデ? 

 

 

コウジ(そこの幼稚園の保育士やってるらしいんだってさ。まあ、当の本人はおんぷんとこに行っちまったみてぇだけどな。

 

 

マジョリカ:そ、そうじゃったのか……。 

 

ララ:オヤジーデがここで働いてたなんてね。

 

どれみ:わかった!私たちもすぐMAHO堂(そっち)へ向かうから!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:…わかった!そいじゃ!

 

と、コウジは能力を解除し、手鏡を体内懐にしまう。

 

コウジ:これで、しばらくすりゃあ来るだろう。

 

ももこ:うん、でもそれにしてもすごいね!それ、本当に魔法じゃないの?

 

コウジ:まあ、一見そう見えるけど魔法じゃねぇんだ。こいつは悪魔の実という果物を食って得た力だ。

 

ももこ:悪魔の実?

 

コウジ:魔法はさ、限度あるじゃん?だが、こいつには限度はない。つまり一生分。悪魔の果実を食うと一生分の特殊な力がついてくる。

 

ももこ:へぇ~。

 

コウジ:だが、呪いもある。

 

ももこ:呪い?

 

コウジ:そ、この悪魔の実てのは、食えばこういった力が手に入るが、その引き換えに一生カナヅチになっちまうんだ。

 

ももこ:カナヅチ?

 

コウジ:つまり、泳げなくなるてこった。悪魔の実の能力者は海に嫌われて泳げなくなるんだ。

 

ももこ:え?あ、そうなんだ……。 

 

コウジ:まあ、ウチはならねぇけど……

 

ももこ:え?

 

妖夢:コウジは天神人だから呪いは効かないんです。

 

コウジ:他にも毒も効かねぇし、水に潜りゃ息出来るし、怪我しても呼吸すりゃすぐ治る。

 

ももこ:ワ~ォ!すごいね、インペリス!!

 

コウジ:悪魔の実ってのは結構あってな。

 

そう言いながらコウジは懐から悪魔の実の図鑑を取り出し、開いて見せた。

 

ももこ:これは、図鑑?

 

コウジ:ああ、悪魔の実のな。

 

ももこ:へぇ~、これが悪魔の実。結構いろいろあるんだね。

 

コウジ:ああ、悪魔の実てのは世界に数百個以上と言われてる。だからその実その実に得られる力もそれぞれ違ってくる。

 

ももこ:ふ~ん、どれも色がすごいけど、おいしそうのかな?

 

妖夢:いや、おいしくないみたいです。それと悪魔の実ってのは一生に1個だけしか食べられないそうですよ。

 

ももこ:え?あ、そうなんだ…

 

コウジ:まあ、1口かじった後の実は普通に食えるけどな。つまり、悪魔の実の能力は1つしか手に入れられねぇってこった!

 

ももこ:ふ~ん、あ、ミラミラの実てのがあった。これコウジのやつだよね?

 

コウジ:今、見せたやつな。ウチが食った悪魔の実はタシュタシュの実。その図鑑に載ってる全ての悪魔の実が扱えんだ。

 

ももこ:What's!?これ全部!? 

 

コウジ:ああ、まあ、それ以上のやつも使える。ま、ウチはインペリスだから何個食っても問題ねぇんだけどさ。 

 

ももこ:そうなんだ……。(^_^;) あ! じゃあ、てことは、いろんな悪魔の実が見れるってことだね?

 

コウジ:ま、そういうこったな!見たいか?

 

ももこ:Off course!✨

 

コウジ:よし!んじゃ、まずは……う~んと……

 

コウジは首を伸ばしたり、キッチンや辺りを見渡す。

 

ももこ:どうしたの?

 

コウジ:うん、ちょっとどっかに皿ないかな?と……

 

ももこ:お皿?あ、ちょっと待ってて。取ってくる!

 

コウジ:いや、もう見つけたからいいや!“ゴムゴム”!

 

コウジはゴムゴムの実を使い、腕を勢い付けてギューンと伸ばす。手は台所に積み重なっている皿へと届いた。

 

ももこ:(・o・)❗❗

 

そして、上の皿を手に取るとすぐに縮み、元の腕へと戻る。

 

ももこ:Oh!It's amazing!手がゴムみたいに! 

 

コウジ:そりゃあ、今使ってるのはゴムゴムの実だからな。この能力は全身がゴムになるんだ。

 

ももこ:へ~。

 

コウジ:ただ、今披露するのはこんなのゴムゴムの実じゃねぇんでな?……と、あとは……う~んと……あと、積み木かなんかがありゃいいんだけどな……。

 

ももこ:積み木?

 

コウジ:まあ、積み木じゃなくても木の板でもいいし、石ころでも……

 

ももこ:ふ~ん、じゃあ私がなんか探してくるよ!

 

コウジ:え?あ、うん……。

 

ももこは席を立ち、その場を離れる。コウジはなんか言いたげだが、言い終わらない内に行動し始めてしまったので言いそびれてしまった。

 

妖夢:ピルンでやれば早かったんじゃ……?

 

コウジ:うん、ウチも今思った……。 

 

 

 

―そして、数分後……

 

 

 

ももこ:積み木はないけど、オーブンの薪ならあったよ!

 

コウジ:だったらそれでいいよ。

 

コウジはももこから薪を受け取り、皿に置く。すると次の瞬間、薪はチョコレートロールケーキへと姿を変えた。

 

ももこ:オーブンの薪がチョコレートロールケーキに!? ❗(パクッ!)しかも、おいしい!(・~・)❗

 

コウジ:ククククの実だ。どんなものでも食い物に出来る能力さ。

 

ももこ:うわぁ~、すごいね!

 

コウジ:まあ、薪じゃなくても、泥ダンゴとか粘土とかでも変えられるけどな。

 

ももこ:え?あ、そうなの?

 

コウジ:ああ、もしそれだったら、たこ焼きとか、饅頭とかになるし。

 

ももこ:へぇ~。あ、じゃあ、どれみちゃんの好きなステーキとかも出せるって訳だね!

 

コウジ:ああ!まあ、ただ出したからと言って食えるわけじゃねぇけどな。

 

ももこ:え?でも、これ食べられるけど?

 

妖夢:まあ、味は保証できないですけどね。

 

コウジ:そりゃあ普通はな?ただ、ステーキがいつも食い損ねる異常者がいるのよ!

 

妖夢:ステーキを食べ損ねる異常者?

 

ももこ:ステーキが好きなのってたしか…どれみちゃん…?

 

妖夢:どれみちゃん…て、たしかピンクの……

 

コウジ:そうそう、それそれ。どれみ(そいつ)がステーキを食おうとすると必ず邪魔が入るんでな……

 

ももこ&妖夢:邪魔?

 

コウジ:ああ、そのせいでよく食い損ねてんだ。しかも、しかもだよ!そいつ、ステーキ食ったのって幼少期に初めて食ったときくらいで、それから全くもって食えてないんだとよ。

 

 

ももこ&妖夢:全く!?

 

 

妖夢:え?全くって、小さい頃に食べて以来1回も口付けてないってことですか?

 

コウジ:そうなのよ!ありえなくない?だから、検証する形でククククの実でステーキ出してみたのよ!

 

ももこ:で、結果は?

 

コウジ:もう惨敗よ……。3回くらい出してんのに席について「いただきます」やって食べようとする時にいっつもなんか邪魔が入る。

 

ももこ&妖夢:へ、へぇ~。 (^_^;)

 

ももこ:で、どんな風に邪魔が入るの?

 

コウジ:まあ、いろいろよ?まず1回目、ドドに食われる。

 

ももこ:え?ドドに? 

 

妖夢:ドドって?

 

コウジ:妖精だよ。魔女見習いで魔女試験に1回合格するともらえんだそうだ。

 

妖夢:へぇ~。あ、じゃあ、ももこさんのところにも妖精っているんですか?

 

ももこ:うん、いるよ!ニニ!

 

ももこが呼ぶと主に似たレモン色の髪の妖精が彼女の掌にひょっこり現れる。

 

妖夢:うわぁ~!!小さくてかわいいみょん!(◎▽◎)

 

ももこ:名前はニニっていうの!ほら、ニニ、挨拶だよ!

 

ニニ:ニニ、ニニ!

 

ニニはお辞儀をして挨拶した。

 

妖夢:こちらこそ、よろしくお願いします!

 

ももこ:あ、それと、妖夢だっけ?

 

妖夢:あ、はい。

 

ももこ:妖夢ってちょっと固いね。

 

妖夢:そ、そうですか……? 

 

コウジ:妖夢は生真面目で礼儀正しいからな。剣士だし。

 

ももこ:もっと気楽に行こうよ!あと、私のことは「ももちゃん」でいいよ。

 

コウジ:つまり、霊夢や魔理沙と話すようにタメ……つまり普通で良いってこったな!

 

ももこ:Off course! 

 

妖夢:あ、そうですか……。じゃあ、そ、そうするみょん……。

 

ももこ:みょん?

 

妖夢:あ、な、なんかおかしいみょん? (=´・ω・`=) 

 

コウジ:妖夢は普通に話すと後ろにみょんを付ける癖があるんだ。

 

ももこ:へぇ~、でもなんだかかわいくていいね!

 

妖夢:そ、そう……みょん?(=´・ω・`=)

 

ももこ:Yeah!Yeah! 

 

妖夢:じゃあ、話を一旦戻して、さっき言ってた1回目はそのドドっていう妖精が食べたのってのは?

 

コウジ:ああ、どれみが食おうとしたステーキ肉だよ。フォークに刺して食おうとした瞬間、横からドドが掻っ攫って行ってなぁ……

 

 

 

 

―回想―

 

 

 

ドド:ド、ド、ド~!♥(どれみ:ド~ド~? )ド!? ((゜艸゜;)ドキッ!?)

 

どれみ:何で、あんたが食べちゃうのさ!  返せ返せステーキ返せ~!

 

ドド:ドド~……。(@Д@;lll) 

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:んで、どれみがものスゲェ剣幕でドドをぶん回すもんだから……

 

 

 

―回想―

 

 

 

あいこ≪まあまあ、どれみちゃん、そうかっかせんと!(^∀^;)≫

 

はづき:≪そうよ。ドドも別に悪気があってやったわけじゃないんだしね?(^∀^;)≫

 

コウジ≪てか、食われたのってほんの一切れだろ。だったらまだまだ残りあんだからそれ食えばいいじゃねぇか。≫

 

どれみ≪う……(ーー;) そ、それもそうか。それじゃ、気を取り直して……!≫

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ただ、その途中何故かあいつ足を踏み外したのか、ド派手にすっ転んぢまってなぁ…、その拍子にステーキまでもがぶちまけちまってな…… 

 

妖夢:ぶちまけたって、豪快に?(・_・;)

 

コウジ:そ、豪快に。

 

ももこ&妖夢:う、うわ~~……… 

 

コウジ:おまけに落ちたステーキがどれみの頭に落ちちまったもんでな、その熱さで右往左往して大騒ぎ!ま……これがどれみステーキ食い損ない第1回目ってこったな!

 

妖夢:な、何というはちゃめちゃな大惨事……  

 

ももこ:へ、へぇ~……。  じゃ、じゃあ、2回目は?

 

コウジ:ああ、今のはたぶんまぐれだと思うし、ステーキ食えないまんまなのはなんかアレだったから、もう1回ステーキ出したんだ。そんで、どれみが「いただきます」をした途端…途端にだよ?窓からサッカーボールが飛んできてステーキにヒット!

 

 

妖夢&ももこ:サ、サッカーボール!? (◎Д◎;)

 

 

コウジ:ああ。丁度アソコの窓の所からかな?こう、ボールがガラス突き破って入ってきて、ピンポイントにな。

 

妖夢:で、そのサッカーボールの主は?

 

コウジ:ああ、小竹哲也とかいう少年のだった。

 

ももこ:あ、小竹君の! 

 

妖夢:え?ピンポイントってことは、他の商品とかは当たらなかったってことみょん?

 

コウジ:そうそう!本当、あれはあいつのミラクルでなったものなのか、はたまたただの偶然なのかって分からんけどな。

 

妖夢:そ、そうなのかみょん……。 

 

ももこ:で、それが2回目の失敗と……。

 

コウジ:Off course! んで、立て続けに食い損ねて意気消沈したんで、元気づけにあいこが魔法でたこ焼き出したんだ。ま、それだけは普通に食えてたが……。

 

妖夢:あ、たこ焼きは別に何も起こらずに無事に食べれたんだみょん?

 

コウジ:そうなのよ!✋⤵ たこ焼きは普通に食えるのに何でステーキだけは食えねぇんだって思って、んで、まだ納得してねぇからもう三度目の正直てんで、、訳じゃねぇんだがもう一度出したんだ。そしたら……(ガチャ!)…て、ん?

 

と、そこに扉が開き、誰かがコウジやももこたちの前に現れた。

 

おんぷ:あ、ももちゃん!

 

ももこ:あ、おんぷちゃん!

 

ハナ:おんぷ~!! 

 

おんぷを見つけたハナはももこの腕から離れ、おんぷのもとへ飛んで向かった。

 

おんぷ:ハナちゃん!久しぶり!

 

おんぷも笑顔で飛んできたハナを捕まえるように抱いた。

 

妖夢:あの子は、さっき舞台にいた……

 

コウジ:オ~ノ~……なんっつータイミングだよ……  

 

ももこ:おんぷちゃん、仕事終わったんだね!

 

おんぷ:ええ。でも会場にオヤジーデがいたから、もしかしてって思って……

 

コウジ:それで急いでMAHO堂に来たと…

 

おんぷ:そう……て、あ、コウジ!

 

コウジ:よ!✋

 

おんぷ:久しぶり!来てたんだ!

 

コウジ:ああ、プライベートでな。これから1週間くらい世話になるよ。

 

おんぷ:ふ〜ん。あ、そっちの人は?

 

コウジ:ああ、こいつは魂魄妖夢。ウチの弟子だ。

 

妖夢:魂魄妖夢だみょん。よろしくみょん!

 

おんぷ:へぇ~、コウジの弟子か~。私、瀬川おんぷ。こちらこそよろしくね!

 

おんぷと妖夢は互いに握手を交わす。

 

おんぷ:ところで、どれみちゃんたちは?

 

ももこ:どれみちゃんたちなら今、魔女界にいるよ。

 

おんぷ:魔女界?

 

コウジ:ああ、実はな……

 

コウジはオヤジーデが魔女幼稚園からハナを無断で連れ出したことをおんぷに話した。

 

おんぷ:えぇっ、そんなことが!?(゜艸゜;)

 

コウジ:ああ、そのおかげで今幼稚園はパニック状態よ。今もハナのことを血眼になって探してる。

 

おんぷ:それで、どれみちゃんたちもいっしょになって探し回ってるってことなのね。

 

コウジ:そうなのよ。まあ、ウチの能力で伝えたから来るとは思うんだけど……

 

と、首を上に伸ばし左右に回しながら見渡すコウジ。

 

ももこ:あ、で、3回目ってのは?

 

おんぷ:3回目?

 

コウジ:え?この状況であの話(・・・)の続きやるん? 

 

ももこ:うん。

 

おんぷ:何か話してたの?

 

コウジ:話してたの何もどれみのステーキ失敗談だが?

 

おんぷ:ステーキ失敗談?………ああ~! …で、どこまで話したの?

 

コウジ:話したのって……いや、交ざる気か?  

 

おんぷ:ええ、なんか気になるしね!どれみちゃんには気の毒だけど……

 

コウジ:気になるって……どれみがよくステーキ食い損ねてるの知ってるだろ……。まあ、いいけど……    まあ、これまでの話の状況を説明すると……

 

コウジはおんぷについさっきももこたちに話したように、魔法グッズ店の頃の1回目、2回目の失敗談を話す。

 

おんぷ:ふ~ん、なるほどね。そういえば私が来た時になんかそんな風なことやってたわね。まあ、1回目のはなんかどれみちゃんらしい感じがするけど、2回目のはちょっと残念っていうよりもすごいっていうか…… 

 

コウジ:え?あぁ~……あんたのそんな感じ?(・_・;) まあ、ウチも「いただきます」のタイミングでボールが来るなんてどういうミラクル?て思ってたしな。(-_-;)

 

ももこ:で、ステーキ2回も食べられなくて落ち込んでたところを、あいちゃんが魔法でたこ焼きを出したんだよね?

 

コウジ:ああ、何故かそいつは無事食えたけど。

 

おんぷ:どれみちゃん、ステーキ以外のものは普通に食べられてたわよね。

 

コウジ:だから、ウチとしては納得がいかなかったのよ!んで、まあ、3度目の正直としてもう一度ステーキ出したんだ。

 

妖夢:3度目の正直?じゃあ、それも失敗したら……?

 

コウジ:そうなったらさすがにもう打ち切りだよ。これ以上やってたらキリないし。

 

おんぷ:でも3回目もダメだったと?

 

コウジ:そ、あんたがMAHO堂に来たおかげでな…

 

おんぷ:え?私?……あぁ~、あれかぁ…!

 

コウジ:もう、「いただきます」して口を大きく開けた時にあんたが入ってきたから!

 

おんぷ:あ、あ~……そ、そうだったんだ……。υ

 

コウジ:本当も~、いざ、食おうとする最中にどうしてそこで邪魔が入るんだ?って思ったわ!んで、おんぷが入ってきたら入ってきたで、どれみは席外すし!もうどうせなら席外す前にステーキの一口ぐらいいけ!って感じだよ!

 

ももこ:じゃあ、どれみちゃんのステーキを食べたのっておんぷちゃん?

 

おんぷ:いいえ、ステーキを食べたのはマジョルカ。妖精のへへといっしょにMAHO堂へ遊びに寄ったのよ。

 

コウジ:あの野郎、ステーキを見つけた途端に自分の口に放り込みやがってな。どれみがスライディングでかけつけるもステーキはもうマジョルカの口の中…

 

妖夢:そ、そうだったみょん……。υ

 

ももこ:こう言うのって「一難去ってまた一難」って言うんだよね?

 

コウジ:まあ、連続で起こってるがな…(^_^;)

 

妖夢:でも、それ偶然にしては出来すぎだみょんね。なんか、そのどれみちゃんっていう子になんらかの力が働いてる……まるで結界みたいな……

 

ももこ:結界?

 

コウジ:そこはウチも思った。いくら不幸だとしても大好物の食い物をあそこまで連続でなるのはありえんし、しかも初めて食ったとき以来全く食ってないってのもおかしい過ぎる気がすんだよな…

 

おんぷ:う~ん、そういえばたしかにどれみちゃんが普通にステーキを食べてる姿見たことないもんね。

 

妖夢:自分だけ不幸になるというような呪いでもかかってるんだろうかみょん?

 

コウジ:さあな。本人に聞いても「私が聞きたい!」みたいなこと言ってたしな……。

 

おんぷ:でも本人は気にしてないみたいよ。今でも「今度こそは食べられる!」って本気で信じてるみたいだし。

 

コウジ:本当、どっから出て来るんだろうな… その自信……。(-_-;)

 

妖夢:なんか霊夢の億万長者の夢みたいみょんね。

 

コウジ:いや、そこに例えるのおかしくないか?υ

 

おんぷ:あ、そういえばあの時もステーキ出してなかった?

 

コウジ:あの時って?

 

おんぷ:ほら、コウジが魔女試験1級みたいなのやってた……

 

コウジ:ああ~、あれか!まあ、てかあれは1人1回「ありがとう」を言わせるやつだったからたった1回しかやってねぇけどな。

 

ももこ:それってさっき行ってた…1日に30回も「ありがとう」を言わせなきゃならないやつ?

 

コウジ:ああ。まあ、実際は2日内に30回だがな。ただし、人助けして「ありがとう」と言わせるのは1回だけってのが条件だけどな。

 

ももこ:どういうこと?

 

おんぷ:つまり、1回「ありがとう」って言って貰った人にまた「ありがとう」と言わせてもカウントされないってこと。

 

ももこ:Wow!It's very hard!  それは、大変だね!私だったら出来っこないよ!

 

コウジ:ま、見聞色使えりゃ大したことねかったけどな。

 

ももこ:見聞色?

 

コウジ:覇気だ。人の気配や感情を感じ取ることが出来るんだ。

 

ももこ:へぇ~、でもそれってさっき言ってた「悪魔の実」ってやつ?

 

コウジ:いや、悪魔の実とは違う。ま、そもそもウチの力は悪魔の実だけじゃねぇしな。

 

妖夢:たしかにコウジは悪魔の実の他に剣や弓、魔法や忍術など全て分野いけるみょんね。

 

ももこ:忍術?もしかしてそれって、あのニンニン!ってやるあの……

 

コウジ:ああ、忍者がやるやつだけど?ほら、こんな感じ。

 

コウジは印を結び影分身を一体、ポン!と出して見せた。

 

 

ももこ:Oh~~!It's great!✨(◎▽◎)✨

 

 

おんぷ:へ~、初めて見るけど本当にすごいのね。 

 

コウジ:いや、別に魔法も忍者も変わらん気がすっけど?変化の術なんか魔法で変身すんのといっしょだし。影分身の術なんか、影に魔法かければいい訳だし。

 

おんぷ:まあ…た、たしかに……(^_^;)

 

コウジ:ま、大掛かりな忍術とかも結構あるけど、まあ、それはどれみたちが来て…(ただいま!)…からでええやん……て、え?

 

と、その時、突然MAHO堂の裏口からどれみの声が聞こえてきたと思った束の間、ドアがバン!と開き、そこにどれみたちが中に入ってきた。

 

どれみ:ハナちゃん!

 

ももこ:あ、どれみちゃんだ!

 

ハナ:ママ~~!! 

 

ハナはどれみたちを見つけると、ももこの手から離れ、どれみたちの所へと飛んだ。

 

どれみ:ハナちゃ~ん!!よかった~!もう、結構探したんだよ!

 

はづき:でも本当に見つかってよかったわね!

 

あいこ:ホンマやな~。

 

どれみはハナを抱きしめ、はづきやあいこらとともに無事に会えたことを喜んだ。

 

コウジ:たく、もう……こいつら、タイミング良すぎ……!(¬∀¬υ)

 

はづき:あ!おんぷちゃん、お仕事終わったの?

 

おんぷ:ええ、でも仕事場の会場にオヤジーデがいたから気になっちゃって…… 

 

あいこ:そういやぁオヤジーデはどうしたん?

 

おんぷ:ああ、オヤジーデなら今頃……

 

 

 

──────────

 

 

 

オヤジーデ:うぉ~~!!おんぷちゃ~~ん!!  あれもこれもそれもどれもこのオヤジーデがぜ~~んぶ買っちゃうからね~~!!\(≧∇≦)/ 

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:熱烈ファンというのも困りもんだな…。 

 

妖夢:全くみょん……。そのおかげで幼稚園の皆さんに迷惑かけてるし……(-_-;)

 

ももこ:でも、そのおかげでハナちゃんと会えたんだからいいじゃない!

 

マジョリカ:コウジも久しぶりじゃな。今日は何用じゃ?

 

コウジ:な~に、さっきももにも話したとおりプライベートで来たんだ。今日から1週間くらい世話になるよ。

 

ララ:へぇ~、そうなの。…それで、あなたは?

 

妖夢:あ、私はコウジの弟子の魂魄妖夢です。

 

ララ:コウジの弟子?

 

コウジ:まあ、成り行きだ。最近連れて来たんだ。得意なのは剣の腕と料理だ。

 

妖夢:不束者ですがよろしくお願いします! 

 

マジョリカ&ララ:あ、ああ……こ、こちらこそ、こちらこそ!m(_ _)m

 

礼儀正しくお辞儀する妖夢を見て、慌ただしくお辞儀するマジョリカとララ。続いてどれみたちも自己紹介、握手をした。

 

コウジ:妖夢、だから固いって!こいつらはウチの友達みたいなもんなんだからタメでいいんだよ!

 

妖夢:あ、ごめんなさいみょん。つい癖で……!

 

どれみ:あ、そうだ!コウジ!お願いがあるんだけど……(*´∀`)

 

コウジ:うん?何だ?ま~た、ステーキ出して欲しいんか?

 

どれみ:そう!それそれ!コウジ~、お願~い! 

 

あいこ:どれみちゃん、相変わらずブレへんな~。(;´∀`)

 

どれみ:だってコウジ、お願いしたらすぐ出してくれるんだよ~!あんなケチな魔女ガエルとは大違い!

 

マジョリカ:フン!=3 ケチで悪かったな!

 

コウジ:いや、出すと言っても3回くらいしかやらねぇぞ?なんせあんた、ステーキ出したってすぐコケるもん!

 

妖夢:あ、そう言えば、初めて会ったときコウジがステーキ出しても3回くらい失敗したんでしたっけ?

 

どれみ:え?何で知ってるの?(;゚д゚)

 

コウジ:そりゃ、さっきここで話してたから。

 

おんぷ:どれみちゃんの失敗談で結構盛り上がってたんだよね〜

 

あいこ:あぁ~…道理でどれみちゃん、くしゃみが止まらへんなぁとは思ってたら、何やそんな話してたんか!

 

どれみ:て言うかそんな話で盛り上がらないでよね!ぷっぷのぷ~~!!(●`ε´●)

 

コウジ:お前がありえないシチュエーションでことごとく失敗するからだろうが!そもそも好物が子供の時だけってのがまずありえねぇし!

 

どれみ:うぐぐ………(-_-;) いや、でもあの時はたまたま運が悪かっただけだから!

 

 

コウジ:たまたまが3回連続てなってたまるか!

 

 

あいこ:うん、それはごもっともや。 ((・-・*)コクリ…

 

どれみ:だ、大丈夫だって!今度こそは絶対になんとかなるって!  

 

コウジ:お前、本当何故にそんな自信に満ちた顔で宣言出来んだよ……。(-_-;) ま、あんたのコケ方に決まりはねぇからどんな風にコケるのかおジャ魔女名物的に楽しみでもあるから、いいけどよ……。

 

はづき&ももこ:お、おジャ魔女名物……? 

 

あいこ:なんや…どれみちゃん、まるで見せ物やな…。 (;´∀`)

 

おんぷ:でもどれみちゃん、ステーキで失敗するなんてのいつものことだから。それに失敗の仕方も決まりはないから、楽しみでもあるよね。

 

あいこ:んま~……たしかにな。 

 

どれみ:も~!みんなで馬鹿にして!=3 こうなったら私が無事にステーキ食べられてるってとこ見せてやろうじゃん!

 

コウジ:それがフラグにならなきゃいいけどな……。 

 

そう言いコウジはリンクルンを取り出す。

 

ララ:(な~に)、それ?

 

コウジ:ああ、リンクルンだよ。こいつ1つで何にでも出来る魔法のアイテムみたいなもんだ。

 

ララ:へぇ~、で、どんなことが出来るの?

 

コウジ:どんなことて……まあ、いろいろだ。今はどれみのステーキだろ?なら……

 

コウジはリンクルンを展開、いくつか操作して閉じ、リモコンのようにテーブルに向けてボタンを♎ポチッ!と押す。

するとピンク色の光がテーブルに向かって放たれ、その瞬間、ステーキが出現した。

 

 

どれみ:うわぁ~~!!ステーキだああぁぁ~~~!!✨(✴▽✴)✨

 

 

ステーキを見ていつもどおりに目を輝かせるどれみは瞬く間に席に着く。

 

コウジ:ほい、召し上がれ!(さ~て、何が起きるかな?)

 

どれみ:それじゃ!いただきま~す……て、ん?(・_・;)

 

どれみがナイフとフォークを持ち、高らかに宣言していると……それと同時に上から何やら吸盤の着いた糸のようなものが垂れ、ステーキに張り付いた。

 

コウジ:ん?何だこりゃ?(・_・;)

 

あいこ:何や?この糸ようなものは?

 

あいこたちは、糸の先を辿るようにふと上を向く。すると上にはなにやらなにやら丸みを帯びた長方形型のような異次元空間が現れていた。

 

おんぷ:なるほど、あそこから出てるのね!

 

はづき:でも、あれは…何?

 

すると、ステーキに張り付いた吸盤付きの糸が ピピッ!ピピッ!と鳴った。

 

ララ:何か鳴ってるわよ?なんかアラームのような……  

 

マジョリカ:な、なんじゃ!?何が起こっとるんじゃ!? 

 

コウジ:まさかとは思うがあれって……(υŏ_ŏ)

 

と次の瞬間、糸はピョ~ン!と勢いよく跳ね上がる。そして、吸盤に着いたステーキもいっしょに連れてかれていった……

 

 

どれみ:あ!私のステーキ!!

 

 

コウジ:ウチに任せろ!

 

コウジはとっさにゴムの腕を伸ばし、ステーキを追うように異次元空間の中へと入る。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ:よっと!

 

異次元空間から抜けて地に足を付け、コウジは辺りを見渡してみる。白玉楼の庭園だった。

 

コウジ:ここは……白玉楼?

 

 

 

???:あ~~~!!!!

 

 

 

と、突然後ろから大きな声が飛び交い、コウジはその声にふと後ろを振り向く。するとそこには冥界の管理者・西行寺幽々子が縁側に座っており、左右に紅白色の巫女・博麗霊夢と黄色の髪と黒い魔女帽子、白黒魔女服が特徴の霧雨魔理沙がいた。そして、霊夢の手には釣り竿らしきものが握られており、彼女らの前には機械式の釣り堀が置いてあった。

 

幽々子:う~~ん!このお肉、最高にやわらかいわね! ❤

 

霊夢:ちょっとあんた!それ私の肉!返しなさいよ!  

 

魔理沙:まあまあ……。幽々子のことだ仕方ない。

 

霊夢:いや、仕方なくはないでしょ?あれは私の…

 

魔理沙:わかってるわかってる!ならまた挑戦すればいいじゃねぇか。今の肉よりももっとすげぇのが来るかも知れねぇし! 

 

霊夢:そ、それはそうかもだけど……。 

 

 

コウジ:な~にやってんだ?お前ら?

 

 

霊夢&魔理沙&幽々子:え?/ん?/あら?

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ういしょっと!  

 

しばらくしてコウジが異次元空間から帰ってくる。

 

コウジ:よ!ただいま!✋

 

ララ:おかえり、結構時間がかかったのね。

 

コウジ:ああ、そんなにかかってた?

 

妖夢:で、どこに通じてたみょん?

 

コウジ:ああ、白玉楼。

 

妖夢:え?は、白玉楼!?Σ(◎Д◎lll;) ま、まさか……てか、もしや…… 

 

コウジ:ああ、その「もしや」だ!しかもこの穴、「欲しい物釣り堀」ていうやつのだったことがわかってな。

 

おんぷ:欲しい物釣り堀?(・_・;)

 

コウジ:自分が欲しいと思った物をつり上げる時に使うやつなんだってさ。

 

妖夢:「落とし物釣り堀」なら知ってるけど、「欲しい物釣り堀(・・・・・・・)」てのは…… 

 

コウジ:なんか、にとりに改造してもらったらしいよ?

 

妖夢:ええ……?  

 

コウジ:んで、幽々子のやつ、暇だからってんで、その釣り堀使ってやってたんだと。そのせいで、今、幻想郷では食べ物が突然空に消える異変が多発してんだと。

 

妖夢:幽々子様……。  

 

ももこ:ゆゆこ様って?

 

コウジ:妖夢の主だ。冥界で亡霊の監理をしている。

 

おんぷ:その人って妖夢のお母さんみたいな人?

 

妖夢:まあ、一言で言うとそれみたいなものだみょん。幽々子様はおっとりしていて優しいお人だみょん。

 

コウジ:ただ、底なしの大食いだってのが玉に瑕だがな。 

 

妖夢:はい、たとえ朝食でもごはん10杯いくみょんからね…

 

 

 

MAHO堂メンバー一同:10杯!?Σ(◎Д◎lll;)

 

 

 

コウジ:しかもウチが能力使って屋敷を食い物に変えた時なんて1時間足らずで完食しやがったしな。

 

あいこ:ホ、ホンマかいな……!? 

 

はづき:どれみちゃんよりもすごそう……。 

 

どれみ:いや、いくら私でも屋敷丸ごとはないっしょ……。  

 

おんぷ:で、どれみちゃんのステーキを取ったのがその幽々子さんて人……?

 

 

 

妖夢:申し訳ございませんでしたぁ!!!!m(_ _;)m 

 

 

 

あいこ:おわっ!?Σ(;゚д゚) 

 

はづき:よ、妖夢さん……? 

 

突然土下座する妖夢に驚くおジャ魔女たち。しかし、ももこだけは目をキラキラ輝かせていた。

 

 

妖夢:うちの幽々子様が、どれみちゃんにとんだご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでしたぁ!!!!m(> <)m 

 

 

どれみ:えぇ…、あ……いや……その……  

 

突然の土下座にどれみも戸惑いあたふたしていた。

 

 

ももこ:お~!This is dogeza!✨(◎0◎)✨

 

コウジ:まあ、釣ったのは霊夢みたいだがな。 

 

妖夢&どれみ:え?

 

はづき:霊夢って?

 

コウジ:幻想郷にある博麗神社ってとこの巫女だよ。幻想郷に何か異変が起こるとだいたいその巫女が行って、解決するんだ。

 

あいこ:へ~。

 

おんぷ:でもその巫女が何で?

 

コウジ:どうもあいつ、幽々子がなんか釣りやってるのを見てて面白そうだからだってさ! 

 

おんぷ&あいこ&妖夢:えぇ……?  

 

はづき:い、異変を解決する人なのに……?(・_・;)

 

コウジ:あいつの持つ神社、金がねぇからなぁ。そのせいで食い物と金に対しては貪欲でさぁ……。  

 

はづき:は、はあ……。 

 

妖夢:まあ、よく異変解決を依頼した人にお金をたかったり、紅魔館の食べ物盗んできたりしてるみょんしね。

 

あいこ:ホンマかいな!?(ーДー;lll)

 

おんぷ:それでよく巫女が務まるのね!

 

妖夢:ま、実力としては幻想郷最強巫女と言われるくらいだからしょうがないみょん。  

 

あいこ:そういう問題かいな…

 

どれみ:……で、じゃ、じゃあ、私のステーキを取ったのはその霊夢って人なの?

 

コウジ:ああ。ま、その後すぐ幽々子に横取りされたらしいけど……。

 

どれみ:え!?う、嘘!? 

 

 

 

妖夢:本当に申し訳ございませんでしたぁ!!!!↓m(>< ;)m↓

 

 

 

どれみ:え?あ、いや……だから…その……よ、妖夢さんが悪い訳じゃ  

 

妖夢:私が白玉楼を空けたばかりにこのような異変が……!そして、それが、どれみちゃんにまで!! 

 

どれみ:あ、あの……あ、あ、お、お願いだから頭上げて!?  

 

コウジ:しかもあいつ、幽々子にパクられた後

 

 

 

 

―回想―

 

 

 

霊夢≪あ、それ私のステーキ!返しなさいよ!≫

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:―て、言ってたし!(;¬_¬)

 

どれみ:いや、それ私のステーキだし!てか、人のステーキ横取りした人の言うことじゃないじゃん!!(oДo#)=3

 

妖夢:てか、異変を解決する側の人がなにやってるみょん!!(oДo#)=3 

 

話を聞いたどれみと妖夢は突然立ち上がり憤慨。

 

コウジ:ご最もだ!そぃだから、ウチが成敗しといたよ。

 

ももこ:成敗?

 

コウジ:ああ、加奈子の能力使ってな!✌︎ 

 

妖夢:あぁ、御柱祭で!(・o・) ……んで、ちなみに魔理沙は……

 

コウジ:もちろんおりました!んでもってちゃっかり参加しておりました!(^_^;)✋

 

妖夢:あぁ、やっぱり……。υ

 

コウジ:ていうか、あいつから誘ったみたいよ?なんか面白そうだからって……。

 

妖夢:あぁ……たしかに魔理沙だったらありそうみょんね……。  

 

コウジ:ま、とにかく、これでどれみのステーキは1ワンアウトってことで!2投目行きま~す!

 

どれみ:よ~し、バッチ来~い!!

 

あいこ:いや、野球やないねんから……(-_-;)✋ 

 

コウジは再びリンクルンのボールをスラッシュ。そして再びどれみの前にステーキが現れる。

 

どれみ:はぁ~~!!✨(✴▽✴)✨ この香りとこの光景!いつ見てもすごいよね~!!(*´▽`*)

 

コウジ:ま、そりゃ光景はな。食えなけりゃしょうがない!

 

どれみ:まあまあ、今度こそ大丈夫だって!そんじゃ、いっただきま~ (♪はぁ~~ああああ~~………(*˘ᗜ˘*)〜♪)……え?

 

おんぷ:あら?

 

はづき:この声って?

 

コウジ:本~当、まあ、何な~んでこんなタイミングで? 

 

どれみ:∑………は!まさか、また……!?

 

前回のこともあってか、ステーキを警戒するように見詰めるどれみ。しかし……煙といっしょに現れたのは、その真上だった。

 

 

 

ボン!∑=3

 

 

 

デラ:♪皆さん、お久しぶりね~。毎度お馴染みの~~、デラデ~ラ~よ~~~♪

 

現れたデラは歌いながら、下へ舞い降りる。

 

 

 

 ぐちゃ!  ()⚡バキッ!

 

 

 

どれみ:あーーー!!!!あたしのステーキ!!!!(◎Д◎lll;)

 

 

 

デラ:♫ハアアアァァ(コウジ:デラ)アアァァ~~(デラ!)~~~~……

 

 

デラ!!

 

 

デラ:て、ンもう何なのよ!………てあら?あなたはたしかマスターコウジ? お久しぶり!  

 

コウジ:はい、お久しぶり! …で、デラ、出会って早々言うものなんだがあんた出る場所考えなさいな!(-_-)✋ 

 

デラ:え?あら、フフフ、ごめんなさいね?でも普通に来るよりあちゃこちゃ出て来た方が面白いじゃない?  

 

コウジ:下とどれみを見てか?  

 

デラ:え? 

 

コウジの言葉でふと下を見てみるとデラのブーツにス踏まれたステーキがあった。しかもその下の皿はデラが勢いよく踏んづけたためか5つの欠片となって割れていた。ちなみにどれみはデラに踏まれたステーキを涙ながらに見詰め、震えていた。

 

どれみ:あ、あ、あ、あ、あ………(´;ロ;`)

 

デラ:あ………。 (・_・;)

 

どれみ:あ、あたしのステーキが、あたしのステーキがぁ……!!(´;ロ;`)

 

デラ:あ、あら、私としたことが……。  ごめんなさいね! 

 

どれみ:「《b》ごめんなさいね」じゃないよ!! (TAT)  「ごめん」で済んだら女王様いらないよ!!┗(▼皿▼)┛=3 《/b》

 

デラ:あら、ハナちゃんそんなところにいたのね!(・∀・)❗

 

どれみ:あ、ちょっと、話聞いてる!?=3=3  

 

ハナ:あう~。(*^ω^*)

 

怒るどれみを余所にデラはおんぷの手に抱かれるハナそっちのけ…。

 

コウジ:ああ、ちなみにここに連れてった犯人、オヤジーデってやつみたいよ?なんでもおんぷのやつ見に行きてぇからそのついでみてぇでさ。

 

デラ:ふ〜ん、そうだったの。あら、その子は?

 

コウジ:ああ、こいつはウチの弟子だ。

 

妖夢:はじめまして、半人半霊の魂魄妖夢です。

 

デラ:私は魔女問屋のデラ。よろしくね!

 

妖夢:はい、こちらこそ! 

 

おんぷ:ところで、半人半霊って?

 

妖夢:え?

 

コウジ:そりゃあ、そのまんまの意味よ。半分人間半分幽霊。

 

あいこ&どれみ&おんぷ&はづき:ゆ……幽霊!? / 

 

あいこ:幽霊って……つまり、お化けっちゅうことか?

 

はづき:オ……オバ……  いやああああぁぁぁ~~~~!!!!マジョリカマジョリカマジョリカマジョリカマジョリカマジョリカマジョリカ…………!

 

どれみ:お、お、落ち着いてはづきちゃん!!

 

突然、ゼンマイ仕掛けのように暴れ出すはづきをなだめようとするどれみ。

 

妖夢:どどどど、どうしたんだみょん!はづきちゃん!!

 

コウジ:ああ、そいつホラー、ダメなんだってさ。

 

妖夢:そうなのみょん?それなら大丈夫だみょん!私も怖いのダメの方だから!

 

どれみ&はづき:え?

 

コウジ:いや、そういう問題かい!Σ✋

 

あいこ:幽霊なのに、あかんのか?

 

妖夢:幽霊でも怖い物は怖いみょん!!

 

コウジ:こいつ、恐怖が極限まで高ぶると刀2本抜いてはづきのように暴れまくる程だしな。

 

あいこ:えっ!?Σ(◎д◎;ノ)ノ! そ、そうなん? 

 

おんぷ:アハハハ……逆にそっちの方が怖いような……。(^_^;)

 

コウジ:それにこいつは驚かすといったような悪行はしねぇから。

 

妖夢:はい、ですから、そこは安心してください!はづきちゃん!

 

と言い妖夢ははづきの手を握り、笑顔で言った。

 

はづき:は、はい。こちらこそ取り乱しちゃってごめんなさい。(。-人-。)

 

謝るはづきに妖夢は笑顔で応えた。

 

コウジ:ま、幻想郷には半霊だけじゃねぇけどな。巫女に妖怪、吸血鬼、山の神、閻魔、魔女……

 

デラ:いろいろいるのねぇ。

 

コウジ:幻想郷は全てを受け入れる所だから。

 

マジョリカ:全てとな?

 

妖夢:人々たちから忘れ去られたり、捨てられたり、時に死んだりしたものたちを時々受け入れ引き入れることがあるんです。

 

コウジ:別名「あの世とこの世を結ぶ境界線」とも呼ばれてんだ。

 

ララ:あの世とこの世を結ぶ境界線?

 

コウジ:だから、どこかの世界で死んだりしたもんが度々幻想入りしてくるんだ。ウチのかつての知り合いも今は幻想郷で普通に暮らしてる。

 

どれみ:へぇ~、そんなところが。

 

コウジ:ところで、デラは今日は何しに来たんだっけ?

 

デラ:ああ、そうそう!そうだったそうだった!もうすぐ品数が少なくなって来てると思うから追加の品出しておこうと思って!!

 

マジョリカ:大きなお世話じゃ!頼みもしないうちに来るんでないわ!  

 

ララ:まあまあ。

 

デラ:あ、あとさっきのお詫びの印にこれを…

 

コウジ:待て!✋

 

デラ:え?

 

コウジ:悪ぃけど今回はそれやめてくれ。

 

デラ:え?何で?

 

コウジ:あんた、それ込み(・・)でツケるだろ?

 

デラ:そりゃあ、商売人だからねぇ。

 

どれみ:え~~~~?いいじゃん!ステーキでしょ!別に減るもんじゃないし!

 

コウジ:お前、前回それやった時、マジョリカにひったくられたろ!

 

どれみ:う…。

 

デラ:前回?

 

コウジ:前、どれみのステーキから出てきたことあったろ?

 

デラ:あぁ、そういえばあったわね!( ˘ω˘ ) でもお詫びにステーキ出したじゃない?

 

コウジ:その後、ここの店にツケたろ?

 

デラ:商売人だからねぇ。(2回目)

 

コウジ:そんで、あんただ去った後こいつマジョリカ怒って、どれみが食おうとしたステーキをひったくって食っちまったのよ!  

 

デラ:え、えぇっ!?Σ(◎Д◎ノlll;)ノ

 

ももこ:マジョリカが!? 

 

あいこ:ああ、たしかにそんなことあったわ…

 

どれみ:あったあった!「これ以上お前のステーキで店が潰されたらたまらん!」って言ってさぁ!

 

妖夢:うわぁ……この人もこの人だみょん……。υ

 

この事情を初めて聴いたデラ、ももこ、妖夢の3人はマジョリカに冷たい視線でドン引きしていた。

 

マジョリカ:な、なんじゃい……?(¬₋¬;)

 

デラ:あなたって本当、人でなし……魔女でなしね。(;¬艸¬)

 

 

 

マジョリカ:うるっさいわい!そもそもこうなった元凶はお前じゃろ!!! 

 

 

 

ももこ:だからって、人のもの食べるかな?

 

妖夢:食べたからってツケられたものは変わらないみょんのにね。

 

マジョリカ:え~い!だ、黙れ黙れぃ!!(-д-;) わ、わしは部屋に戻る!!=3=3

 

と言い、マジョリカは飛び跳ねながらどこかへ行ってしまった。

 

ももこ:あ、逃げた!

 

おんぷ:逃げたわね。

 

あいこ:逃げたな…

 

コウジ:ま、ここの魔女も霊夢とそう変わらねぇからなぁ。

 

妖夢:なるほどみょん。

 

コウジ:ま、ここはウチが払ってやるとするか。

 

ララ:あら、いいの?

 

コウジ:ま、マジョリカが払えなくて、どれみのステーキまでもが犠牲になるんだったら、ここはウチが一肌脱いでやろうじゃねぇの。

 

どれみ:おお~!!コウジ、太っ腹~~!!

 

デラ:でも、いいの?私のお代は高いわよ?

 

コウジ:ま、大丈夫でしょ!で、いくらだ?

 

デラ:え~~~っと、お代は……こんくらいかしらね?

 

デラは電卓を取り出して叩き、そして、出た数字晃司の前に提示する。

 

コウジ:あぁ……そんくらいか。別にどうってことねぇじゃねぇの!

 

そう言うとコウジは財布を取り出してその金額を払った。

 

デラ:むぅ……、普通に払ってっちゃってるわね……。なんか悔しい…(;¬〰️¬) もう少しアップさせた方がよかったかしら?

 

妖夢:ところで、さっき「どれみちゃんのステーキから出て来た」って聞いたんだみょんけど……?

 

コウジ:ああ、そうだよ。さっきこいつの歌声あっただろ?その後によくどっかからか現れんだと。

 

あいこ:タンスの引き出しとかビンとかな。まあ、そう言うたら勝手口とか店の出入口とかから普通に来ることはないなぁ。

 

デラ:演出よ演出!(^∀^)☝ だって普通に出たり入ったりしたら面白くないじゃない?

 

妖夢:そういうものなのかみょん?(・_・;)

 

はづき:さ、さあ……?(〇〇;)

 

どれみ:どうせなら普通に入ってきて欲しいよ!前、コウジの一級試験の時なんかさぁ、コウジが出したステーキの所から出て来たんだから!おかげでせっかくのステーキ消えちゃったし…… lll

 

デラ:でも、その後ステーキ出したじゃない! ☝

 

コウジ:でもその後マジョリカに食われたが……?

 

デラ:う………!(-_-;)lll あ、そ、そうそう!追加の品忘れるところだったわ!

 

デラは杖を振り、追加の品をポン!と出した。

 

デラ:それじゃ、私はこの辺で失礼するわね!

 

そう言い、デラはボムッ!と煙となり、その場からいなくなった。

 

コウジ:逃げたか……。

 

ララ:逃げたわね。

 

妖夢:きまりが悪いとすぐにいなくなる……。どこかの誰かさんに似てるみょん……。  

 

 

 

──────────

 

 

 

魔理沙:ぶぇっくしゅ(> 3 <)=3 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ:さぁ~て、本日最後で3回目のステーキ言ってみまshow time☆ (¬3¬)⊃

 

と、またリンクルンのボタンを押しステーキを出した。

 

どれみ:よ~~し!今度こそ、ステーキ食べてみせる!!(๑•ㅂ•)Ψ✧

 

妖夢:な、何という不屈の精神だみょん……。 

 

あいこ:どれみちゃんは部類のステーキ好きやからなぁ~。

 

妖夢:そういう問題…(あ、でも、まあ、好きなものを8年間も食べられないってのはあんまりにかわいそうだみょんしね…)

 

ももこ:どれみちゃ~ん、頑張れ!!

 

ハナ:がんばえ~~!!

 

はづき:なんか、バラエティ番組でよく見るチャレンジみたいな感じなっちゃってるわね……。 

 

おんぷ:そ、そうね……! 

 

コウジ:さあさあ、泣いても笑ってもこれが最後!!さあ、春風どれみのこの3回目のステーキ、見事、口に持って行く……いや、食べることが出来るか!?←(マイク片手にテンション高めのアナウンス)

 

あいこ:うお……、なんやバラエティ感、半端ないな。せやけど、どれみちゃんがステーキ食べるだけやのに雰囲気的に緊張するな……。 

 

 

 

どれみ:…………ゴクリッ!  ………ス~~~~  ハ~~~~………   ……よし!

 

 

 

どれみは眉唾を飲み込み、一旦ナイフとフォークをテーブルに置き、深呼吸をした。そして、再びナイフとフォークを持ち直す。

 

 

どれみ:いっただきま~~す!!!!

 

 

どれみは意を決したかのようにフォークを上に振りかざすと、「いただきます」の言葉とともに一気に振り下ろした。

 

 

 

✋サッ!

 

 

 

どれみ:やあっ!!

 

 

 

◎ΣMガッ!

 

 

 

どれみ:へ?Σ(・_・;)❔

 

しかし、フォークの先はステーキではなくテーブルの面に当たった。……というか何故がステーキが皿ごと消えていた。

 

どれみ:あ、あれ?ここにあったステーキは?汗❔❔

 

あいこ:ステーキが………皿ごと消えよった………!!(;゚д゚)ェ…

 

ももこ:What do you mean? 一体、どういうことなの?(´゚д゚`)❔❔

 

おんぷ:本当「いただきます」の度になくなるわよね?

 

どれみ:ド~ド~?また、あんたが……?(▼言▼#)

 

ドド:Σドド?ドドドドドドドド!!(>_< ) ( >_<) 

 

どれみはドドを鋭い眼差しで睨み、ドドはそれを全力で首を横刻みに振り、否定する。

 

コウジ:おい、今の横からステーキ掻っ攫って行かなかったか?  

 

妖夢:みょん…、なんかスキマみたいな所からなんか手みたいな……いや、あれは確実にだったみょん。  

 

コウジ:おいおい、霊夢の次は紫かよ。

 

妖夢:でも、あれは紫様の手ではないような……

 

コウジ:え?あ、そうなん?

 

妖夢:はい、一瞬ですが、手の袖が白かったような……

 

コウジ:白かった?

 

妖夢:そこに赤い点線のような糸が……

 

コウジ:赤い糸……? いや…んなまさかな……。

 

コウジは確認がてら、おもむろに鏡を取り出して見てみる。すると……

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢◎よ~し、ステーキ討ち取ったり~!!(^∀^)✋

 

魔理沙◎全く、懲りねぇやつだな、お前は…(¬_¬)  それでコウジに白玉楼ごとぶっとばされただろ!

 

霊夢◎それはそれ、これはこれよ!ムフフフ……( ̄ー ̄) 

 

 

 

──────────

 

 

 

妖夢:……び、ビンゴ……。(;¬∀¬)

 

コウジ:うん……。(;-_-)))コクリ… あんにゃろ……まだ懲りてねぇのかこの食い意地巫女は!  

 

妖夢の予想は的中した。

 

 

どれみ:もう、誰、私のステーキ取ったやつ~~! ……て、あれ?コウジ? ❔

 

 

コウジ:ん?

 

どれみ:どうしたの?鏡なんて見て?

 

コウジ:え?あ、これ?いや、まあ…これただ鏡見てるんじゃなくて…

 

ももこ:あ!それ、もしかしてミラミラの実で見てるの? 

 

コウジ:ん?ああ、そうそう。

 

ララ:ミラミラの実?……ああ~!たしか鏡を水晶玉のように使う能力なんだったっけ?

 

コウジ:いや、それ専用の能力じゃねぇんだけども……(-∀-;)

 

ももこ:この人たちは?

 

と、ももこが鏡を覗き込んで言った。ももこの一言に反応するようにどれみたちも鏡を覗き込む。

 

妖夢:霊夢と魔理沙だみょん。ちなみに赤い巫女が霊夢で、隣の黒い魔女は魔理沙だみょん。

 

 

どれみ:あ~~~!!あれ、私のステーキ~~~!?(;◎□◎)/

 

 

どれみは赤い巫女、霊夢の前にあるステーキを指して叫ぶ。

 

はづき:霊夢ってどれみちゃんのステーキを釣った人よね?

 

あいこ:てことは、また性懲りもなくステーキ取ってったんか…… 

 

霊夢◎(  ̄0 ̄)Ψア~~……( ̄~ ̄)パクッ!

 

 

どれみ:Σあ~~……ッ!! 

 

 

そんなことは露知らない霊夢はステーキ1切れ頬張った。そして、それを見て反応するどれみ。

 

 

 

──────────

 

 

―鏡の向こう側の博麗神社

 

 

 

霊夢:う~~ん………!(^~^)Ψ やっぱ苦労して手に入れたステーキは別格ね!

 

魔理沙:いや、手に入れたと言うより、人のを横取りしただけだろ!

 

霊夢:横取りとは失礼ね!私はただステーキをちょっとだけ拝借しただけよ!もちろん、死ぬまでね☆

 

魔理沙:いや、その言い草無理があるだろ!いいか?本は永遠にあるものだから死ぬまで借りることが出来るだろうが、ステーキみたいな食い物の場合は食ったらなくなるもの!つまり、食われたらそこで終わりってことになるんだぞ?

 

霊夢:細けぇこたぁいいのよ!このステーキがどこぞの馬の骨もわからないもんのだろうと手に入ってしまえばこっちのもんなのよ! ア~ン……( -~-)パクッ!

 

魔理沙:(この性悪巫女……!)

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:な、な~~に~~!?(#▼д▼)

 

 

あいこ:なんやあの巫女さん!ホンマに感じ悪いなぁ!=3

 

おんぷ:まるで今自分がやってることが当たり前ってって感じね!=3

 

妖夢:まあ、この人、食べ物の執念すごいみょんからね……。まるで一度狙い定めた獲物は絶対に逃さない感じに……

 

コウジ:もともとあそこ幻想郷の住人、常識外れてるしな。その証拠に子供サイズの妖精、妖怪でも普通に酒飲むし、ことあるごとに普通にバトって物壊すってのも日常茶飯事だし。

 

あいこ:え?そうなん? 

 

コウジ:ま、ウチのような海賊にとっては別に普通のことだから気にしてないんけどな! 

 

はづき:じゃあ、今のどれみちゃんみたいなことも普通に起こってるってこと?

 

コウジ:まあ、今のが毎回ってわけじゃねぇんだが……、機嫌が悪くなりゃ暴れ回るとか、魔法や霊力ぶっ放しては地形や建物ぶっ壊すとかがこの世の常識てのがほとんどなんでな―

 

 

 

──────────

 

 

―神社側

 

 

 

魔理沙:……んで、ちなみにそのステーキ、誰んだ? ❔

 

霊夢:さあ?あまり誰の顔も見ずにやったから…… でも、コウジのいるとこなのはたしかよ!あいつにやられっぱなしじゃ癪に障るもの!

 

魔理沙:てことは、また「どれみ」ってやつんじゃ……?

 

霊夢:どれみ……ねぇ。 

 

と、霊夢は趣に懐からリンクルンを取り出し、操作し始める。

 

 

 

──────────

 

 

―おジャ魔女側

 

 

 

ももこ:あ! 何か取り出したよ!

 

はづき:あれって、リンクルン?

 

コウジ:ああ、そうだな。幻想郷(ゆかり)のもんらとかに結構やってんだ。

 

妖夢:おそらくどれみちゃんのことを調べてるんじゃ……?

 

どれみ:え?私を?

 

コウジ:だろうな。こいつらぶっ飛ばす時前「そのステーキは『どれみ』という長年待ち望んでいた不幸少女のもんだ!」て言い放ったもんだから……

 

どれみ:∑え……!?そんなこと言ったの!? 

 

コウジ:だって事実じゃん!

 

どれみ:あ、いや…まあ、そうなんだけどさ……。 

 

ララ:ところで、これって図鑑にもなってるのね?

 

コウジ:まあ、全世界を統べる聖光図書館てところにある情報もん全て登録インプットしてあるからな。人やらアイテムやら場所やら言語やら……おかげで今ではこれ一つであらゆるもんが調べられる万能アイテムってなってる。

 

ララ:へぇ~。

 

コウジ:ま、こいつのすごいところはこれ(・・)だけじゃねぇけどな!

 

 

 

──────────

 

 

―博麗神社側

 

 

 

霊夢:え~っと?春風どれみ、小学5年生…  

 

魔理沙:お!Σ(・・) 魔女見習いだってよ!この歳で魔女修行やってんのか! 

 

霊夢:そういえば、たしかコアラって子のもこれに基づいた魔法が使えるのだったわよね?

 

魔理沙:ああ。しかもその能力、クリスからもらったっつってたな。 

 

霊夢:ふ~ん……。

 

魔理沙:……にしてもこいつ随分と壮絶な経験してるもんなんだな…。  普通の日常生活であるとはいえ、ほとんど運の神様に見放されてるって言うか……

 

 

魔理沙も自分リンクルンを取り出て「春風どれみ」のことを見ていた。

 

 

 

──────────

 

 

―MAHO堂側

 

 

 

どれみ:ねぇ、その図鑑って……?

 

コウジ:ああ、その人物の生年月日や星座、干支、好物や趣味はおろか、これまでの経歴や技とか全部載ってるぜ?もちろん良いことも悪いこともぜ~んぶ!!

 

どれみ:ぜ、ぜ、全部!?   

 

おんぷ:じゃあ、自分だけしか知らない秘密とかもそこに載ってるってことなのね!

 

あいこ:な、なんちゅう恐ろしい図鑑や………!(;゚д゚)  

 

マジョリカ:(いつの間に)ま、まさに神の図鑑じゃな……。(-_-;)

 

コウジ:ま、まあ、たしかにな……。 (ー∀ー;)ハハハ…

 

霊夢◎ま、なんてことないんじゃない?  

 

魔理沙:ゑ!? 

 

おジャ魔女&妖夢:は?Σ(@_@;)

 

コウジ&マジョリカ&ララ:うん? ❔

 

 

 

──────────

 

 

 

―博麗神社側

 

 

 

霊夢:この子、8年間も食べてないんでしょ?だったらそれだけステーキとのご縁がないってことでしょ!つまり、いい加減ステーキ諦めなさいよ!って話! ( ´Д`)Ψア~ン ( ̄~ ̄)Ψパクッ!

 

 

 

──────────

 

 

―MAHO堂側

 

 

 

どれみ:はああああああ~~~~~!!!!? ( ▼□▼)✋

 

 

 

──────────

 

 

—博麗神社側

 

 

 

魔理沙:は?  え?い、いや、で、でもほら!こいつ1回だけ、ステーキ食った経験あるみたいだぜ?ほら! 

 

霊夢:だからなんだってのよ!  そんなもんご縁がたまたまあっただけでそれを使い果たしちゃったってだけでしょうよ!( ̄~ ̄)パクッ! たく……つまらないことにそんなあーだこーだ言ってんじゃないってのよ! ( ̄~ ̄)モグモグ…

 

 

 

──────────

 

 

—MAHO堂側

 

 

 

妖夢:な、なんて強引な言い方……。  

 

コウジ:こいつ、意地でもステーキ手放さないつもりか……?(|||;¬_¬)

 

 

 

──────────

 

 

 

—博麗神社側

 

 

 

魔理沙:どうせ、そのステーキ手放したくねぇだけだろ? 

 

霊夢:当たり前でしょ!?こんな高級料理滅多に食べられないのよ? 

 

魔理沙:いや、開き直るな! ✋

 

 

 

──────────

 

 

 

―MAHO堂側

 

 

 

コウジ:自白早ぇな!!Σ(◎Д◎;)

 

 

 

──────────

 

 

 

―博麗神社側

 

 

 

霊夢:私はね、一度狙った獲物は逃がさない質なのよ!

 

魔理沙:いや、威張って言えることか!  ていうか、そもそも一度経験した食い物だったら、またそれ食ってみたいてのって普通なんじゃねぇのか?

 

霊夢:だからって何?ステーキ返せっての?死んでも返さないわよ!

 

 

 

──────────

 

 

 

―博麗神社側

 

 

 

 

どれみ:な~~に~~!? (▼Д▼)#

 

 

あいこ:なんやこの紅白巫女!意地汚いにも程があるで!  

 

おんぷ:言い分といい、くだらないプライドと言い、本当に巫女さんなのかしら?

 

 

 

──────────

 

 

 

―博麗神社側

 

 

 

魔理沙:食い意地を張るのもいいが。たぶんあいつ見てるぞ? 

 

霊夢:ふん、だから何だってのよ!言ったでしょ!コウジがどうしようと私の食い意地は負けないわよ!  

 

魔理沙:んなことで張り合うな!! ……全く…それでさっきのようにひどい目に遭ってピチュっても知らんぞ?ま、怒るのはコウジじゃなくてこの「どれみ」ってやつかも知れんが……

 

霊夢:上等よ! この幻想郷最強巫女・博麗霊夢に勝負を挑もうというなら受けて立つわよ!

 

魔理沙:コウジに何度かコテンパンにされてるやつが何言ってんだか……  

 

霊夢:それにこのどれみって子、魔女って言ったってまだ見習いでしょ?こんな三流魔女(・・・・)に負けるはずないじゃない!!

 

 

 

──────────

 

 

 

―MAHO堂側

 

 

 

あいこ&どれみ:##ピキピキッ! さ……三流……(-_-#)?

 

魔女見習いを三流扱いするような霊夢の言動にあいこの額に怒りマークが浮き立ち眉をぴくつかせる。

 

はづき:あ、あいちゃん……お、落ち着いて……?ね……?(^_^;)

 

 

 

──────────

 

 

 

魔理沙◎さ、三流ってお前、ここの魔女に宣戦布告するつもりなんか? 

 

霊夢◎さあね。ま、挑んだらって話よ! 

 

魔理沙◎お前なあ、もう少し考えてから話せ?この魔女見習いってのはこいつ1人だけじゃねぇんだぜ?見ろ!

 

魔理沙は霊夢の目の前にリンクルンを印籠のように見せつける。

 

魔理沙◎この「どれみ」ってやつはMAHO堂って店で魔女見習いとして所属してる。しかも、このMAHO堂ってのにいる魔女見習いってのは、この「どれみ」の他にあと5人いる。それにやつらの使う魔法だって何使うか知ってんのか!?

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:5人……?どれみを除いたら……はづき、あいこ、おんぷ、もも… ……4人…だよな…? 

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢◎だ・か・ら!それが何だって言ってんのよ!?何度も言わせんじゃないわよ!! こんな魔女もどきいくら束になったって勝てるわけじゃないって(どれみ:ぬぬぬぬ………!!##》! だいたいね!魔女の相手なんてたっくさんしてるのよ!(あいこ:ぬ、く、く、く………!!###)アリスでしょ?パチュリーでしょ?んで、魔理沙。(おんぷ:うむむむむむ………!!###)幾多の魔女と対立したこの博麗の巫女がそんなただ魔法が使えるだけの魔女もどきの子供なんてのに負けるはずがないじゃない!(はづき&ももこ:ん~~~………!!###✊)

 

霊華:ま、悔しかったらその三流魔法で私を倒してみなさいって話よ!あ~はっはっはっはっは!!   ア~  パクッ! ( ̄~ ̄)モグモグモグモグ…

 

魔理沙:お前、いっぺんその魔女っ子らにやられてこい……!(#¬_¬)

 

霊夢の魔女を侮辱するような言動に少しむかついた魔理沙はそう呟く。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

その様子を鏡で拝見していたコウジと妖夢も呆れ果てていた。

 

コウジ:まったく、この大バカアホ巫女は……  

 

妖夢:もう、おかげでどれみちゃんだけでなく、はづきちゃんたちまで火が付いちゃったみょん……。   

 

妖夢は手鏡をがっしり持つどれみとその背後にいるはづき、あいこ、おんぷ、ももこ、マジョリカ、ララを見やる。彼女らの表情は皆、目元が黒かった。

 

 

どれみ:……じょ、じょ、じょ……

 

 

 

MAHO堂メンバー:上等じゃ、このボケェ~~~~~!!!!###\(Д)/###

 

 

 

マジョリカ:何なんじゃ!!あの巫女~!!言わせておけば好き放題言いおって~~!!!!#()#

 

 

あいこ:三流魔女ってなんや!!バカにしよってからに!!#┗()┛#

 

 

ララ:本当よ!魔女見習いを何だと思ってるの!?##

 

 

おんぷ:言っていいのと悪いのがあるわ!!##

 

 

ももこ:Yeah! I'm very angry too!#Ψ(`◇´)Ψ#

 

 

どれみ:もう、頭あったまに来た~~!!よ~し……!こうなったら、魔女見習いの恐ろしさ、思い知らせてやろうじゃん!!###┗()┛###

 

 

霊夢の言動に堪忍袋の緒が切れたおジャ魔女たちはまるで火山のように怒りを爆発させた。現在、おジャ魔女たちの周りには怒りの炎が燃え上がっている。

 

妖夢:お、おお……。な、なんかすごい……、まるで炎みたいだみょん……。 

 

コウジ:当たり前だ。そんだけバカにされりゃこうなる!(¬~¬)モグモグ…←木片を変化させたロールケーキを食っている。

 

あいこ:ほな、そうと決まったら、ちゃっちゃっと着替えよ!

 

どれみ&はづき&おんぷ&ももこ:うん!

 

 

 

――――――――――

 

 

 

どれみ、はづき、あいこ、おんぷはパララタップを指と腕に装着し手を2回叩く。音楽が鳴る始めると同時にテンポ良く手や足、体などに触れ、触れた部分は手袋やブーツなど、魔女見習い服仕様の衣装に変化、そして、専用の服、や帽子も現れ、装備されていき、完了するとどれみたちはそれぞれ決めポーズをした。

 

どれみ:プリティ・ウィッチー・どれみっち!

 

はづき:プリティ・ウィッチー・はづきっち!

 

あいこ:プリティ・ウィッチー・あいこっち!

 

おんぷ:プリティ・ウィッチー・おんぷっち!

 

続いて、ももこは手を1回叩く。すると、パティシエ服が下からめくり上がるように浮くと、それが魔女見習い服となり、そして、真下にいるももこが上からそれを着ると袖から手袋を付けた手が現れ、さらにブーツ、帽子が現れ、着替えが完了した。

 

ももこ:プリティ・ウィッチー・ももこっち!

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ:え?魔女見習い服だったん?それ!  

 

ももこ:うん!リバーシブルで着替えられるんだよ! 

 

コウジ:はえぇぇぇ~~~……!!最新見習い服ってのはスゲェもんだなぁ~~!  てか本当、ウチみたいな男が見ていいようなもんなんだろうかって思うよな本当…… 

 

ももこ:え?う~ん……まあ、たしかに魔女ってバレるといろいろとまずいからね! 

 

コウジ:いやいやいや、んなこと言ってんじゃねぇべ! ✋)))) リバーシブルに着替えるっつったって、スカートンとこからこうめくり上がるような着替え方してたべ?

 

はづき:う……そ、それは……!!(*°Д°*)

 

どれみ:ま……た、たしかに……ほとんどMAHO堂の中でいつも通りに着替えてたから全然気にしてなかったけど……(^_^;)

 

あいこ:まあ、たしかにこの着替え方、男に見られたらなんて思うとなんかハズいな……。(~_~;)

 

おんぷ:まあ、脱いでも中は別に私服なんだし、大丈夫じゃない?

 

どれみ:そ、そ、そ、そうだよね!!別に中、下着だけって訳じゃないしね!!(;'∀')

 

妖夢:それにしてもこれが魔女見習いかみょん!何かそれぞれカラー付けされていてきれいだみょん! 

 

どれみ:ふふ、似合うでしょ!  

 

おんぷ:ありがとう。そう言って貰うとうれしいわ!

 

マジョリカ:んなことどうでもいいから、さっさと始めんかい!あの博麗霊夢とかいう巫女やつをとっちめんとわしの腹の虫が治まらんわい!ヽ(`Д´#)ノ=3

 

どれみ:わかってるって!私だってステーキの仇、討ってみせる!

 

ももこ:ところで、どういうふうに懲らしめる?

 

どれみ:え?そりゃあ、「私よりも不幸な目に遭っちゃえ!」って……!

 

あいこ:いや、それアバウト過ぎひんか?  

 

おんぷ:普通に「博麗霊夢を懲らしめて!」でいいんじゃない?

 

コウジ:いや、そこは「博麗の巫女」でいいだろ。

 

妖夢:いや……そこ気にするところかみょん?(-_-;)

 

どれみ:まあ、そこはなんとかなるっしょ!とりあえずマジカルステージやろ!

 

コウジ:なんなら、この鏡を使え。ミラミラの実でお前らの魔法が幻想郷の所へ通じるようにしてある!

 

どれみ:わかった!それじゃあ……

 

どれみたちはパララタップからスウィートポロンを取り出すと、鏡が置いてあるテーブルを取り囲むように陣形を作る。

 

どれみ:それじゃあみんな、行くよ!

 

おジャ魔女メンバー(どれみ除く):うん!

 

どれみ:ピーリカ ピリララ・のびやかに!

 

はづき:パンパイ ポーンポイ・しなやかに!

 

あいこ:パメルクーラルクー・たからかに!

 

おんぷ:プールルンプルン・すずやかに!

 

ももこ:プルータンペットン・さわやかに!

 

おジャ魔女たちはポロンを上にかざしながらそれぞれ呪文を唱える。そして、はづき、あいこ、おんぷ、ももこが互いにポロンの上部分を合わせると、まるで花が咲くかのようにのけ反り、そして、中からどれみがポロンを上に突き出して現れた。そして、おジャ魔女たちは叫んだ。

 

 

おジャ魔女一同:マジカルステージ!博麗の巫女を(うんと)懲らしめて!《》

 

 

すると頭上に巨大ケーキの最上部が現れ、そこからまばゆい光が辺り一面を覆い、白く包みこんだ。

 

 

 

──────────

 

 

—博麗神社側

 

 

 

ゴロゴロゴロ……

 

 

 

霊夢:( ᷇࿀ ᷆)Ψア~…… あ?( ・o・)!Ψ

 

魔理沙:ん、何だ?雷か?

 

霊夢と魔理沙の耳に小さく雷の音が聞こえてきたその時……!

 

 

 

ドドドドド!

 

 

 

魔理沙:……うわっ!?

 

突然、頭上から大量の水でも当たったかのような強い衝撃が響き、霊夢と魔理沙は少し違和感を感じた。

 

魔理沙:な、な、何だ何だ?今の!? 

 

霊夢:雨?雨にしては随分衝撃が大きいのね!それとも誰かが弾幕撃ってきてるのかしら?

 

霊夢は外へ行こうと障子に手をかけ、開ける。すると……

 

 

 

ザーーーー!!!!

 

 

 

屋根側から水がまるで滝のようにドバドバ流れ落ちていた。

 

霊夢:な、何……?何なのよ!この尋常じゃない振り方は!?  

 

魔理沙:す、スゲェ……!お前んちの屋根から水のカーテン……いや、滝が出来てんぞ?  

 

霊夢:感心してる場合じゃないでしょ!早く洗濯物取り込む( ポトッ!)わ……よ……? 

 

と、その時、霊夢は頭に一滴の水が落ちた感触を味わった。上を見てみると天井から水が染み出して落ちてきていた。

 

霊夢:てか、ちょ、う、嘘!?雨漏り……!?  

 

魔理沙:てか、これどんどん増えてってないか?  

 

霊夢:魔理沙!洗面器!洗面器! 

 

魔理沙:お、おう、わかった。   

 

魔理沙は慌てた様子で風呂場、洗面所で洗面器をかき集め始める。と、その時……

 

 

お~い!

 

 

魔理沙:ん?

 

魔理沙の耳に誰かの声がテレパシーのように聞こえてきた。だが、魔理沙はその声の主を知っていた。

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ウチだ、コウジだ!

 

そう、この声の主はコウジだ。コウジは今、テレテレの実を使い、魔理沙にテレパシーで会話していたのだ。

 

 

 

──────────

 

 

 

魔理沙:おう、コウジか!すまねぇが、今取り立て中だ!どうも博麗神社がヤベェ事になっててな……

 

コウジ◁))だろうな…。 今、そっちの神社目掛けて滝のようなゲリラ豪雨が降り注いでんだからよ。

 

魔理沙:ゑ?どういうことだ? 

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:それはだな。────────(かくかくしかじか)……

 

 

 

──────────

 

 

 

魔理沙:────────(まるまるうまうま)…… なるほど。て、つまり今この豪雨はそこの魔女っ子の報復ってことか?

 

コウジ◁))そういうこったな!ただ、あいつら霊夢にこれでもかと言うほど貶されてかなりブチ切れてんでな。特にどれみはだが……  だから、これ(この)豪雨だけじゃねぇだと思うんだ。あんたも出来るだけ避難した方が身のためだぜ!

 

魔理沙:そうか。わかった!ならいち早く待避するとするぜ!実を言えば私も見習いだからとはいえ、あそこまで悪態を吐く霊夢に少しムカついてんだ!

 

そう言うと魔理沙はかき集めていた洗面器をそこらへんに放り投げ、神社を出た。そして、箒に乗って地を離れると鳥居の所まで行き、そこに降りる。

 

魔理沙:うわ……、す、すげぇなぁ……!(◎_◎;)

 

 

 

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魔理沙が驚くのも無理はない。何故なら博麗神社の全体を覆い隠す程の巨大の雨雲がこれでもかとあり、そこからまるで滝と思わせるようなものすごい大量の雨水が神社に降り注いでいるのだから。

 

魔理沙:神社に一点集中か。てかこりゃ……雨というよりか、滝だな……。

 

ちなみに今の博麗神社は勢いよく降り注ぐ大量の水により全体水浸しになっていた。

 

???:あややややや!これはこれは……!!

 

と、そこにカメラを持った天狗・射命丸文が飛んでくる

 

魔理沙:あ、文。

 

文:博麗神社が水浸しに……!一体何がどうなって……?  

 

魔理沙:ま、まあ……状況を説明するとな……。(;¬∀¬)ハハハ…

 

魔理沙はさっきコウジがしたように文に説明する。

 

文:なるほど。つまり、霊夢がそのどれみという魔女見習いのステーキを横取りして、その上魔女見習いを三流呼ばわりしたことで本人とその仲間が激怒。φ(._.)メモメモ… で、結果がこれと……?

 

魔理沙:そのようで……  ま、さっきのはコウジによる供述だがな。

 

文:なるほどなるほど。それにしてもすごいですねこの光景。博麗神社の上に滝が落ちてるみたいですよ!  ✨パシャパシャ!

 

 

 

魔理沙:ああ、ありゃあ、ものの数分で潰れるかもな……。 

 

 

 

──────────

 

 

―神社内部側

 

 

 

霊夢:ちょっと魔理沙、一体どこにいるのよ!  

 

一方、霊夢はと言うと無事かき集めた洗面器で雨漏りから畳を守っていた。しかし、神社の中はもはや雨状態である。

 

霊夢:まったく……魔理沙は洗面器探しに行ったっきり帰ってこないし。てか、雨漏り対策しても増える(・・・)って本当、どういう雨の振り方してんのよ!まったくキリがないったらありゃしない!

 

しかし、それでも霊夢は合羽を着ながらステーキをパクパク食べている。

 

霊夢:これ以上続いたら潰れるわね。だったら、その前にこのステーキ何としてでも早く食べ終えないと!

 

 

 

──────────

 

 

―MAHO堂側

 

 

 

あいこ:な、なんや、この巫女…この状況の中でもステーキ食べながら動いとるで……?(;¬_¬)

 

コウジ:いやいやいや!自分(よりも)ステーキかよ!Σ✋  

 

妖夢:さすが霊夢。食い意地半端ないみょん……! 

 

 

 

──────────

 

 

―博麗神社内部側

 

 

 

霊夢:それにしても、いきなりこんな豪雨が来るなんてね……((・~・)モグモグ…)……天気じゃ、一晩中晴れって言ってたのに。 ……は!?

 

霊夢は何かに気が付くと障子を開け、庭に出る。

 

霊夢:(Σゴツ!)あ痛っ!

 

しかし、途中で何かにぶつかる。気が付いてみると神社と庭の間になにやら見えない壁があり、神社に出られないようになっていた。

 

霊夢: ……な!?こ、これは結界!?  …てことは、この雨は……?

 

霊夢はパチュリー・ノーレッジの東方スキルカードを使い、水晶玉を取り出し、神社の外側を見てみる。

 

 

 

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霊夢:やっぱりこういうことだったのね……! てことはこれは誰かの仕業ということ……つまり、異変ね!

 

 

 

──────────

 

 

―MAHO堂側

 

 

 

妖夢:あ、気付き始めたみたいだみょん!

 

コウジ:異変つっても、神社だけなんだがな……。  ま、でもあの巫女のことだ。異変に気づいたらその首謀者をとっちめるのが主流だが…… 今回はその原因の張本人はこいつ自身だ。もしその恨みで襲撃しようもんなら、ウチらが返り討ちにしてやるさ。

 

妖夢:なら、私もお供するみょん!……で、今回は何ピチュみょん?

 

コウジ:さあ?あいつ次第だろ。最悪完ピチュもあるだろうし……

 

妖夢:さいですかみょん。

 

ももこ:ところで、今の神社どうなってるの?

 

 

 

──────────

 

 

―神社内部側

 

 

 

霊夢:ここだけ一点集中に攻撃されているのはわかった……。あとはその攻撃の首謀者は誰かって事よね?つまり、私に恨みを持ってる人……、 う~ん……パチュリーは魔理沙でしょ……? レミリアは……う~ん…館で暴れたこと…?でも、それはレミリアとバトルしてなった訳だし、本人も首謀者であるはずよね?アリスは……これと言って恨まれることしたことは……う~ん……  あ……!   

 

しばらく考えた末に霊夢はとあることを思い出す。それはさっき「どれみ」という魔女見習いからステーキを横取りした相手のことだった。

 

霊夢:ま、まさか……あの魔女見習いの……?ま、そんなはずないわよね!あんな子たちに限って……  ……待てよ?たしか、あそこにはコウジもいたはず……、てことは、コウジの仕業……?  

 

と、そこに……

 

 

お~い、聞こえてっか~?

 

 

霊夢の耳からどこか聞いたことのある声が聞こえてくる。

 

霊夢:この声は、コウジ!!やっぱりこの異変はあんたの仕業か!

 

 

コウジ◁))半分正解で半分不正解だ。そもそもそちらの神社がそうなってるのウチの仕業じゃねぇんでな!

 

 

霊夢: え?  ……てことは……?

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:そ!現在今そうなってるのは、あんたが馬鹿にした魔女見習いたちの魔法だ。

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢 な……!? んな、バカな!? 

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:で、霊夢、ちょっと聞きたいことあんだけどよ……(な、何よ?)あんた、おジャ魔女の何を知ってんだ? 

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢:お、おジャ魔女? 

 

 

 

コウジ◁))ここの魔女見習いメンバーの総称みたいなもんだ。

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

コウジ:んで、霊夢よ。お前は随分とこいつらをか~な~り下に見てるみてぇだけどよ、お前はこいつらの面識はねぇし、初対面のはずだ。

 

 

霊夢◎ んぐ……!? だ、だから何だってのよ!魔女見習いって言ったってそんなに月日は経ってないはずで…

 

 

コウジ:残念ながらこいつらは魔女見習いを約3年くらい務めてる!(……!?Σ(◎_◎;)

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:それと、お前はこいつらは何の魔法を使うか知ってんのか?

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢:Σう……!?ま、まあ、ど、どうせ魔女見習いって言うんだから詠唱魔法とかぐらいでしょ?(;¬3¬)

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ご名答!そうさ、詠唱魔法だ。だが、お前はそいつらが何の詠唱魔法を使えるのか知ってるか?

 

はづき:な、何のって……? 

 

どれみ:あたしたちの魔法は特にこれと言った限定したものじゃないんですけど…… 

 

あいこ:晃司、何のことを言うてるんやろ? 

 

今の晃司の言葉はどれみたちさえもいまいち理解出来なかった。そんなおジャ魔女たちを妖夢はきょとん顔で見つめる。

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢:何の?そんなもんこれリンクルンを見りゃ一目で……

 

と言い、霊夢はリンクルンのボタンを連打し、「春風どれみ」の項目の文を下に送り、見つける。

 

霊夢:ほら、これでしょ!えーっと「ピーリカピリララ ポポリナ……ペーペルト……」…て、え……?  

 

霊夢はどれみの呪文内容を読み上げた後、そのまま言葉が詰まり固まる。

 

 

コウジ◁))ああ、そうだ。お前ならその呪文の意味知ってるはずだ!

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:え? 

 

おんぷ:呪文の……?

 

ももこ:意味?

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢 い、いや……! てか、これ「」属性の超魔法の呪文じゃない!!今の現状と何の関わりもないでしょ!

 

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ば~か!おジャ魔女はどれみ1人だけじゃねぇんだぜ!おジャ魔女は計5人いる。ま、どれみ1人除けば4人だがな。ま、1人1人調べるのも難だろうから名前込みで教えてやるよ!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ: まず、藤原はづき、パンパイ ポンポイ プワプワプー(霊夢:え?)。妹尾あいこ(霊夢:は……?)パメルク ラルク ラルロリ ポップン、瀬川おんぷ、プルルンプルン ファミファミファー(霊夢:な………!?lll)……

 

 

 

──────────

 

 

 

はづき:ねえ、なんかあの霊夢って人、なんだか青ざめてってない?

 

あいこ:うん、あたしやはづきちゃんのもやけど、特におんぷちゃんのが一番びっくりしてんなぁ……?

 

コウジ:飛鳥ももこ、ペルータンペットン パラリラポン。以上だ。どうだ?今起きてる現象に思い当たる超魔法あったろ?

 

 

はづき&あいこ&ももこ:超魔法

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢:だ、だとしても……でも、思い当たらないのだってあったでしょ?「」とか「結界」とか「水晶」は当てはまるとして「暗黒」と「雷光」はどうしてんの?

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:あり?感じない?

 

 

 

──────────

 

 

 

◎霊夢:感じないわよ!暗黒魔法はたしか破壊と封印でしょ?どこにも水圧以外、破壊の気配なんてないし、能力だってほら!……て……あ、あれ? 

 

◎霊夢は懐から札を出して霊力を高めようとするが、反応はうんともすんともなかった。

 

◎霊夢:の、能力が……!!  

 

コウジ:「暗黒」はあったな。

 

◎霊夢:で、で、でも「雷光」はどうだってのよ!

 

コウジ:「雷光」はたぶんもうすぐだと思うよ?

 

そう言いコウジはおもむろに鏡の映像を神社全体が映る場面に切り替える。

 

あいこ:な、なんやこれ……!?Σ(◎Д◎;)

 

 

 

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今起きている神社の現状を見て衝撃を受けるどれみたち。

 

はづき:神社にものすごい量の雨が……!!(゚Д゚;)

 

あいこ:雨っちゅうより滝やな……。 

 

おんぷ:もしかして私たちの魔法でこうなってる?υ

 

コウジ:そりゃあ、あんだけ念を込めてりゃなるだろ?しかも、1人だけ「うんと」てのが入ってたし……。

 

ももこ:え?それって……?

 

どれみ:あ、私です……。<(= ̄∀ ̄=) 

 

おんぷ:もしかしてステーキの怨念も込めて?

 

どれみ:ハイ……<(= ̄∀ ̄=) 

 

妖夢:というか、これ…もしかしてコウジ…… 

 

コウジ:サアテ、ナンノコトデスカネ~?<( -з-)>~  あ、もうすぐで雷光魔法が発動されるわ!()(._.)

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジが鏡で見る博麗神社の真上に覆っている雨雲はいつの間にか黄色く染まっていた。しかも、その周りに静電気のような稲妻が走っており、いつ落ちてもおかしくない状態になっている。

 

 

 

⛈️ゴロゴロゴロ……

 

 

 

文:あ、雨雲に雷が……!!

 

魔理沙:いよいよ終盤に入ったか……。霊夢よ、潔く散れ!ナンマイダブ、ナンマイダブ…… 

 

雷雲と化している雲と完全水浸しの神社の前に魔理沙は合掌、そして念仏を唱える。

 

霊夢:く………!こうなったら、一か八かよ……!

 

もはやどうにもならない状況下にいる霊夢はさっきいた部屋へと戻る。

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:さて、博麗霊夢よ!人様の食い物を横取りした上、侮辱したその者らの怒り!思い知るが良い!そして……!!

 

 

 

おジャ魔女……いや、魔女見習いをナメんなよ?

 

 

 

その直後、雷雲からマスパのような閃光が放たれ、その真下にいる博麗神社は直で食らった。

 

 

 

 

⚡ピシャン!ドゴーン!!

 

 

 

 

博麗神社全体に閃光がほとばしり、と同時に衝撃による風圧で粉塵が舞っているために魔理沙たちは思わず目を覆った。一方でコウジの鏡にも雷による閃光が飛び交い、コウジも反射的に思わず手鏡から目を離した。

 

 

 

──────────

 

 

 

やがて、雷が納まり、辺りが静かになると、目の前にある博麗神社は無惨なまでに瓦礫の山と化していた。

 

文:は、博麗神社が………!!

 

魔理沙:す、スゲェ威力……。 

 

鳥居の上であっけにとられる魔理沙と文。……と、その時、瓦礫の中から何かが動き、そして現れた。それは霊夢だ。しかし、雷をまともに受けたのか全身が黒焦げになっている。

 

霊夢:ハ……ハハ……ハハハ……、ア~ハッハッハ!!どうだ参ったか!完全にステーキを全部食ってやったぞ~………(パタ…Σ=3  ピチュン!

 

右手のナイフを高らかに掲げ、勝利宣言する霊夢だったが、さすがに力尽きたのか、仰向けに倒れ、そしてそのままピチュッた。

 

文:さ、さすがは強欲巫女……。最後の最後まで食べ物優先しますか……。(;¬∇¬)

 

魔理沙:呆れを通り越して逆に感心するぜ……(;¬_¬)

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:全くだ。 ……たく、賭に勝ったってのに素直に勝ち誇れねぇような捨て台詞吐きやがって……(;¬=¬)

 

妖夢:で、これ結局どうなのみょん?  

 

コウジ:さぁ~なぁ~…… 一応賭には勝ったし成功したけど、あんな勝ち誇ったようなセリフ吐かれるとなぁ……  

 

妖夢:賭に勝ったって、やはりあの魔法は…… 

 

コウジ:オフコース!何を隠そう「超魔法」よ! ✨ 

 

妖夢:あ……やっぱし……? 

 

そんなやりとりをするコウジと妖夢に対し、おジャ魔女たちは鏡の中の向こうの惨状に驚いていた。

 

はづき:じ、神社が……。(◎_◎;)

 

ももこ:oh my god……(◎_◎;)

 

どれみ:たしかに、「うんとひどい目にあっちゃえ!」って感じでやったけど… 

 

あいこ:感情一つでここまでて……お、恐ろしい……。

 

おんぷ:これは明らかにやりすぎてるわね……。さっき出て来た巫女さん大丈夫かしら?

 

コウジ:ま、安心せい!こんくらいでくたばるような巫女じゃねぇから!(^_^)✋⤵

 

妖夢:ま、そうみょんね!そもそも博麗神社なんてよく壊れますし!

 

どれみ:え?壊れる?(・_・;)

 

コウジ:ああ、もともと神社ボロボロだし、ほぼ妖怪か魔理沙との弾幕とかでよく破壊されてるし……

 

妖夢:ま、コウジによる攻撃もありますけどね……

 

あいこ:え?(・_・;)

 

コウジ:ま、参拝客だ~れも来ない孤独な神社だし。壊されるの日常茶飯事だし。

 

妖夢:それはたしかに……!まあ、魔理沙の魔法ですぐに元どおりになりますし!

 

コウジ:ンだから、お前らがそう心配しなくても大丈夫よ!(^_^)✋⤵

 

どれみ:は、はあ……。υ

 

コウジ:ただ、まあ…ステーキは救えなかったが…… 

 

どれみ:え……?あ!(゚Д゚;)!

 

 

 

あああああ~~~!!!!┗(゚Д゚;)┛

 

 

 

どれみ:そうだ!思い出した!あたしのステーキ!<(゚Д゚;)>

 

ももこ:あ、そういえばこれってどれみちゃんのステーキのことやってるんだっけ?

 

あいこ:あ~……事が事やからすっかり忘れとったわ~…… 

 

おんぷ:でもこれで3回目だから今回も食べられなかったってワケね。

 

どれみ:ねえねえ~、もう1回!もう1回でいいからさぁ~、ステーキ出して~?(;д;)

 

コウジ:いや、もう3回目だからもうナシてことで!

 

どれみ:え~!?そんなこと言わないでさぁ~!もう1回!もう1回だけでいいから!  

 

コウジ:ダメだ!これ以上やるとキリなさそうで!

 

マジョリカ:いい加減にせぇ!これ以上お前のステーキで時間を無駄に出来んわい!#=3

 

 

どれみ:そ、そんな~……!やっぱあたしって、世界一不幸な美少女だー!<(TДT)>

 

 

どれみはお馴染みのセリフとともに膝を落とした。

 

妖夢:✋あの~……

 

コウジ:ん?何だ?

 

妖夢:これ、私がやっていいみょん?

 

コウジ:はい?私が? 

 

妖夢:はい!私もリンクルン持ってるし……

 

コウジ:え?まさか、まだこれやる気か?  

 

妖夢:はい!たぶん私がやったらうまくいくかも知れないし……

 

コウジ:いや、大して変わらんと思うけど……?(¬_¬)✋))))

 

妖夢:でもほら、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」とも言うし……

 

どれみ:おお~!!妖夢さん、恩に着るっす! ☀️

 

コウジ:……と言ってますが、いいでしょうか、マジョリカ?

 

マジョリカ:ハァ……まったく、しょうがないのう……  

 

どれみ:おお~~!!マジョリカ、太っ腹~~!! よ~し、今度こそ!

 

そう意気込み、今度は妖夢のリンクルンで出すステーキで挑戦するどれみ。

 

 

 

―そして、結果は……

 

 

 

惨敗だった……チーン…

 

 

 

どれみ:……す、ステーキ……ステーキが……_X-{}⌒|ニ

 

あいこ:あかん、ノックアウトや!<(-_-;)

 

妖夢:3戦3連敗……。 

 

はづき:泣きの1回の後にもう2回やってるのに……

 

おんぷ:見事に空振ったわね。

 

コウジ:そのもう2回は妖夢の嘆願だがな。

 

妖夢:ま……まだまだこれからだみょん!今度は……

 

コウジ:もういい加減にせい!さすがにキリない!!Σ✋ 

 

妖夢:で、でも~…… 

 

コウジ:でもじゃねぇわ!!また今度にしろ!

 

妖夢:あ、はい…… 

 

どれみ:何で……どうして、こうなるの……?(T_T)

 

はづき:どれみちゃん、元気だして?(ノ´・ω・)ノ(T-T)ウウウ…

 

おんぷ:あ!そ、そうだ!そういえばコウジ、あの後のこと知りたいんだけど?

 

コウジ:ん?あの後?

 

おんぷ:ほら、1級試験みたいなので違う世界行ったじゃない?

 

コウジ:ああ、あれか!

 

あいこ:おお!おんぷちゃん、グッドアイデアや!

 

コウジ:ん?ていうか、それあんたらも魔法使って見てたんじゃ……?

 

はづき:ああ、でも途中魔法が解けちゃったみたいで……。

 

コウジ:え?あ、ほうなん?

 

はづき:うん、コウジがハチ太郎さんの所でたこ焼き焼いてたことあったでしょ?

 

コウジ:ああ、まあ…… んで、いても立ってもいられずにこっち来たんだったよな?

 

あいこ:んで、その後、コウジが新しい世界の所へ行くってんで別れて戻って来てたら、もうすっかりなくなっとてな……

 

コウジ:あぁ……さいですか…。

 

どれみ:それで「もう1回魔法でやろう!」って言ったらマジョリカが「魔法の種の無駄遣いすんな!」って怒っちゃってさぁ… 

 

マジョリカ:ふ、ふん!お前らが数を気にせずにちょくちょく魔法使っとるからじゃ!(*`ω´*)=3

 

コウジ:なるほどな。まあ、別にいいけど、その前にそいつはいいのか?

 

どれみ:え?

 

コウジ:ハナだよ。今、そこに預けてるところが大騒ぎになってんじゃないんか?

 

おジャ魔女メンバー(ももこを除く)あ………。 

 

コウジの指摘で、どれみたちは事の目的を思い出す。

 

あいこ:そういえば、あたしらハナちゃんを見つけたら、すぐマジョピーたちの所に戻ってくるちゅうことになってたんやったっけ?

 

どれみ:で、でも、せっかくこうしてコウジとも会えたことだし、もうちょっとだけ……  

 

おんぷ:でも、そうもいかないんじゃない?今ここにいるハナちゃんは魔女幼稚園から許しをもらってないんだし……

 

はづき:こうしている抱いている間もきっとハナちゃんを心配してずっと探してる続けてるはずよ?

 

マジョリカ:おんぷとはづきの言うとおりじゃ。今のハナはここに遊びに来たわけではないからの。

 

ララ:気持ちはわかるけど、今はやるべきことやりましょう?

 

どれみ:う、うん……わかった。

 

おんぷたちの説得でどれみは渋々受け入れた。そして、おジャ魔女たちは再び裏庭に行き、パララタップから箒を取り出す。

 

コウジ:んじゃ、ウチもやるか!妖夢はどうする?

 

妖夢:もちろん、やるみょん!

 

コウジ:よし、んじゃいくか!

 

コウジ&妖夢:“霧雨魔理沙”スキル発動!

 

コウジと妖夢は手元に現れる箒を手に取る。

 

ももこ:Oh!Great!

 

どれみ:妖夢さん、魔法使えるの?

 

妖夢:はい。まあ、一応ですけど……

 

コウジ:ま、これ使えばだれでも普通に使えるよ!

 

と言い東方スキルカードを取り出して見せるコウジ。ちなみに持ってるのは霊夢、魔理沙、妖夢、フラン、咲夜のカードだ。

 

おんぷ:へぇ~、いろいろあるのね。

 

あいこ:ん?このカードの人どっかで……

 

どれみ:あ!この赤いの、私のステーキ盗ってったヤツじゃない?

 

おんぷ:たしか博麗霊夢…て人だったわよね?

 

コウジ:ああ、そうだ。この博麗霊夢は幻想郷最強の異変解決巫女と言われていて、幻想郷に一度異変が起きればすぐさま解決することを生業としてんだ。

 

妖夢:つまり、幻想郷のスーパーヒーローみたいなものだみょん!

 

どれみ:これが!?うっそだ~!こんなやつ、ヒーローなんかじゃないよ!人のステーキ盗った上にあんな馬鹿にするようなこと言って!

 

コウジ:まあ、幻想郷あそこにいるやつらってのは少しクセが強ぇんだ!最もあの幻想郷ってのはなんでもかんでも受け入れる。人やら文字やら建物やら……もちろん犯罪もな!

 

どれみ:え?それってどういう……

 

コウジ:ま、一種の無法地帯ってやつだ。幻想郷全体を揺るがすようなこと以外は何やったって咎められん。ま、許されるって訳じゃねぇが、そこに住むやつらはほとんどろくなことやらない連中しかいない。例えば、その霊夢の隣にいる魔理沙ってやつも紅魔館って所の図書館に忍び込んでは度々本盗んでるし、その反対側のレミリア・スカーレットってのも幻想郷全体に人体に有害な赤い霧発生させたこともあるみてぇだし。ここにいる妖夢なんて弟子取る前なんか白玉楼に訪れたやつ誰彼構わず斬りつけてくるし……

 

妖夢:ちょ!Σ(゜ロ゜;)

 

はづき:えぇっ!?  

 

あいこ:そ、そうなん!?

 

妖夢:ちょ……、コウジ!!その黒歴史は……!  

 

コウジ:え?だって事実やん!

 

妖夢:それはそうだけど…… こ、コウジだって人の技とかよく捏造してるじゃないかみょん!

 

コウジ:ウチは海賊だからいいのだ!

 

妖夢:それ、なんかずるいみょん……。(ー_ーlll)

 

コウジ:ま、ともかく、そんなどうしようもないやつらでも実力は折り紙付き、まったなしだ。だからウチも遠慮なく勝手に使わせてもらってる。

 

どれみ:ほへぇ……(;゚д゚)

 

妖夢:最後の余計だみょん……(-_-;) ま、でもたしかに性格はあんなことするほど残念(・・)だけど正義感あるし、友達思いのいい人だみょん。

 

と、なんやかんや話をしながら一行は魔女界へ突入し、魔女幼稚園方面へ向かった。

 

 

 

──────────

 

 

 

マジョピー&マジョポン:ハナちゃ~ん! 

 

マジョポン:よかった~!心配してたんだよ~! 

 

2人の保育士は見つかった喜びと無事を安堵した気持ちで目の前のハナちゃんを暖かく迎え入れた。一方でここの園長であるマジョミラーは真剣な眼差しでどれみたちにお礼を言う。

 

マジョミラー:今回はあなたたちに感謝いたします。

 

どれみ:いやいや、当たり前のことしただけっすよ!✋ 

 

はづき:でもこれでまたハナちゃんとはお別れね…。

 

あいこ:はづきちゃん、そう言わんと……。

 

妖夢:なんだみょん……このわだかまり……

 

コウジ:ま、おそらく種族関係の事情だろ。

 

マジョピー:それにしてもまったく、オヤジーデったら! 

 

マジョポン:帰ってきたらきっちりお仕置きしないと! 

 

コウジ:ならウチに任せろ!

 

マジョポン&マジョピー:え?

 

コウジ:ちょうど頃合いみてぇだし!

 

そういうとコウジは親指の腹を噛みちぎり、血を押しつけるかのように手を地に着ける。するとそこから周りに掛けて文字のような魔法陣が浮かび上がる。

 

マジョピー:な、何? 

 

コウジ:出でよ!オヤジーデ!!

 

その直後、魔法陣全体が光り、どれみたちの目の前にオヤジーデが  ポン!煙とともにと現れた。

 

おんぷ:うわ!オヤジーデが突然!

 

オヤジーデ:うふふのふ~♪  おんぷちゃ~ん♪(*^▽^*)  

 

オヤジーデの両手にはそれぞれおんぷグッズが大量に入った袋が持たされていた。

 

どれみ:てか、その荷物と格好……。

 

あいこ:ホンマにおんぷちゃんのとこ行ってたんかいな…。 

 

おんぷ:アハハ……(*´ω`*)

 

オヤジーデの目は今の状況に気が付かず、未だにルンルン状態だ。

 

オヤジーデ:いや~、大量大量!おんぷちゃん見れたついでにこんないっぱい…(*´∀`)

 

マジョミラー:…………。

 

オヤジーデ:ん?……て、げげっ!?ま、ま、マジョミラー先生!どうしてここに……?Σ(゜ロ゜lll;ノ)ノ ……て、え?

 

しかし、オヤジーデの行く手を遮るようにマジョミラーが現れたことでたまらず仰天。そのまま我に返ったオヤジーデは周囲を見渡す。

 

オヤジーデ:……ここは……魔女界……?いつの間……に!?Σ(◎_◎;)❕ 

 

オヤジーデは魔女見習い服姿のおんぷに目が止まり見開く。

 

オヤジーデ:おんぷちゃ~ん!!ε≡ε≡(*ノ´∀`*)ノ

 

マジョピー&マジョポン:スト~~ップ!!\(`>Д<´)/ 

 

オヤジーデ:うぷ……!(*ノ´ε(Σ⊂

 

オヤジーデはまるで絵文字のような笑顔でおんぷ目掛けて突撃するが、2人の魔女保育士に張り手で止められた。

 

マジョポン:まったく、仕事をほっぽってあげく、ハナちゃんを無断で連れ出すなんて!≡3

 

マジョピー:どれだけハナちゃんを探したと思ってるの?≡3 

 

マジョポン:今日という今日は本当に許さないからね!

 

マジョピー:この袋は没収します!

 

オヤジーデ:なぬー!?いや、ダメダメダメダメ!!これは我が生涯に悔いのない物が入ってるのです!絶対に渡しませんよ!

 

袋を持って行こうとするマジョピーに対し、全力で阻止しようとするオヤジーデ。

 

コウジ:何言っとんだこのオタクオヤジ……(;¬_¬)

 

妖夢:ハハハ……(^∀^;

 

コウジ:ハァ… ……たく、しょうがねぇなぁ。

 

 ❇パシュッ!

 

 ❇パシュッ!

 

とため息を吐くとコウジはリンクルンを取り出すとオヤジーデの荷物に向けレーザーを射出。オヤジーデの2つの大きな袋は赤い光とともに消えた。

 

オヤジーデ:うわっ!!お、おんぷちゃんが!わ、私のおんぷちゃんが~~!!

 

コウジ:安心せい!あんたの荷物はあんたの部屋に送っといたから!

 

オヤジーデ:へ、部屋?

 

コウジ:ま、心配ならいっぺん見てこい! ❇️ピッ!

 

コウジはリンクルンでオヤジーデにアカルンの光を放つ。オヤジーデは赤い光に包まれその場から消えた。

 

マジョポン:き、消えちゃった! 

 

コウジ:ま、安心せい!ただ本当にそこに送れてたか確認しに行かせただけだから! ✋⤵

 

と言い、コウジは口寄せの術でオヤジーデを呼び戻す。

 

コウジ:で?どうだった?ちゃんとあんたんとこに送れてたか?

 

オヤジーデ:はい!!誰だか知りませんが私の窮地を救ってくれてありがとうございますー!!(T^T)

 

コウジの手を握り涙ながらお礼を言うオヤジーデ。

 

コウジ:あ、あぁ……、そりゃぁよかった!ウチは海賊大戦士・マスターコウジ。

 

オヤジーデ:コウジですか!あぁ、神様仏様コウジ様!このご恩は一生忘れません!!

 

コウジは思う……

 

 

 

《big》んな、オーバーな…… 

 

 

 

         ……と。

 

あいこ:オーバーなやっちゃなぁ…… (;-_-)=3

 

はづき:ま、まあ……でもよかったんじゃない?捨てられてなくて……(^_^;)

 

おんぷ:それにしても、あれってリンクルンだよね?

 

どれみ:ああ、うん。ステーキ出したやつの!

 

コウジ:アカルンを使ったんだ。こいつを使えばどんな場所でも一瞬で来れたり、物を転送したり出来る。また口寄せの術を使えば人や物を呼び出したりも出来る。

 

おジャ魔女一同:へぇ~。

 

マジョポン:ものすごい魔法アイテムだね。

 

コウジ:ん~…魔法なのか、これ……? 

 

妖夢:魔法でいいんじゃないかみょん?

 

コウジ:でもこれ元はプリキュアのやつを改造したやつなんだけど…… 

 

妖夢:改造って言っても能力ででしょ……。(-_-;)

 

コウジ:いや、まあ……それは、そうだけどさぁ……(;¬_¬)

 

マジョポン:それじゃ、仕事を放棄して騒動を起こした罰、受けてもらいましょうか!(^言^)

 

オヤジーデ:え゙っ!?Σ(◎ロ◎;lllノ)ノ

 

そして、オヤジーデはマジョポン、マジョピーにより強制的に連行されそのままフェードアウトした。

 

マジョミラー:ハナちゃんを見つけてきてくれたこと感謝いたします。

 

おジャ魔女一同:あ……。

 

真顔で言うマジョミラーに何かを察したのかどれみたちは顔に曇りが生じる。

 

どれみ:ハナちゃんをお願いします……。

 

やや暗めの顔でマジョミラーにハナを渡すどれみ。マジョミラーはどれみの手からハナを受け取る。

 

妖夢:なんかみんな顔が暗いみょんね?

 

コウジ:まあ、かと言ってウチらが口を出していい代物じゃねぇだろ。ただ、なんとかなんだろ。

 

妖夢:え?何を根拠に?

 

コウジ:レミィの能力スキルで見た。

 

妖夢:あ……

 

マジョリカ:では任せたの。んじゃ行くぞ、お前たち。

 

おジャ魔女一同:うん……。

 

マジョリカの号令にしょんぼりした様子で従うおジャ魔女たち。と、その時、ハナが「ちょっと待って!」と言わんばかりに騒ぎ立て、マジョミラーの腕から離れ地に降りる。

 

どれみ:ハナちゃん?

 

ハナは地面に手を着きでんぐり返しを始めた。

 

ももこ:あ、ハナちゃんが! 

 

ララ:もしかして、でんぐり返しを見せに?

 

どれみ:ハナちゃん、がんばれ!

 

しかし、頭のちょんまげヘアーのせいなのか、途中でバランスを崩し、あらぬ方向へ……

 

はづき:ああ……!!  

 

あいこ:ああ、惜っし~い!  あと、もうちょっとやのになぁ~!

 

ももこ:そういえばさっき来たときもやって失敗してたような…… 

 

妖夢:もしかして頭のてっぺんが邪魔して……

 

どれみ:だったら……

 

と、どれみはハナの頭にある髪留めを一度取り、左右に結び直した。

 

どれみ:これならどう?

 

あいこ:おー!どれみ、グッドアイディアや! 

 

おんぷ:これなら、でんぐり返しの邪魔にならないんじゃない?

 

コウジ:んじゃぁ、もう一度、と!(^_^)☝

 

どれみ:うん!ハナちゃんやって見て!

 

ハナ:あい!

 

ハナはうなずくとどれみたちと一旦距離を置き、再びでんぐり返しを始める。

 

どれみたちが見守る中、ハナのでんぐり返しは無事成功した。どれみたちは笑顔になった。

 

おジャ魔女一同:わぁ~!✨(◎▽◎)✨

 

おんぷ:今度は成功ね! 

 

どれみ:ハナちゃん、よく出来たね~! 

 

はづき:おめでとうハナちゃん! 

 

あいこ:ホンマよかったな!

 

マジョミラー:……。

 

どれみたちに大絶賛され、ハナはうれしそうだ。この様子からどれみたちとハナの関係性を理解したマジョミラーは定期的というのを条件にハナとの面会を許すのだった。

 

 

 

──────────

 

 

―MAHO堂

 

 

 

はづき:…プリキュア?

 

コウジ:そ!伝説の戦士・プリキュアってやつだ。闇の怪物と戦ってみんなの平和を守るってやつ?

 

おんぷ:へぇ~、スーパーヒーローの世界みたいなところなのね?

 

あいこ:そこが私らと別れた後の最後の場所ちゅう所か。

 

コウジ:ああ。そこはウチとしても興味深い場所でな。ウチもそこに入って戦ったもんだよ。

 

ももこ:へぇ~、コウジってもしかして強いの?

 

コウジ:そりゃあ、海賊だからね。ただまあ、そいつらのおかげもあって無事ノルマ達成したのはいいんだが……その褒美がなぁ……。(- -;ゞポリポリ…

 

どれみ:褒美?

 

ララ:そういえばコウジって見習いじゃないのに試験っぽいみたいなのやってたわよね?

 

コウジ:ああ、ウチの妹・リリスから「やってみないか?」言われてな。まあ、面白そうだったんでやったんだが。

 

ララ:あ、そうだったの。

 

コウジ:んで、あの「ありがとう」を溜める「サンクスブレス」、あれ溜まると素敵なメロディが流れるって言うんだけど……

 

あいこ:え?もしかしてやけど、それが合格したご褒美……?(・_・;)

 

コウジ:はい…。

 

あいこ:マジでか!  

 

おんぷ:で、どんなのなの?

 

コウジ:それがな…… (^^ゞポリポリ… 「アルプス一万尺」です!はい……

 

おんぷ:え゙!?(;゚д゚)  あ、アルプス一万尺?

 

コウジ:……のフルバージョン。

 

はづき:フ、フルバージョンて……? 

 

あいこ:そ、そいが素敵なメロディなん……? 

 

どれみ:ま、まあ、いいんじゃない?楽しい歌だし。 

 

コウジ:最初はな!ただ、歌詞が長ぇから後々聞いてるとだんだん辛くなってくるのよ~… 

 

ももこ:歌詞が長い?(・_・?)

 

はづき:まあ、アルプス一万尺の歌詞ってたしか5番程だったと思うけど…

 

コウジ:そりゃ教科書だからな!全歌詞着けようとしたとなりゃ2~3ページ埋まるだろうよ。

 

はづき:え……?  

 

どれみ:え?そ、そんなに多いの?  

 

コウジ:ああ、なんせあの歌、29番まであんだからよ!  

 

どれみ:に……!? 

 

 

 

おジャ魔女一同:29~!?Σ(◎Д◎lll;) 

 

 

 

あいこ:ほ、ホンマか?あの歌ホンマに全部で29あんのか!?  

 

コウジ:あぁ……ま、最後、変な替え歌みたいのが入って計30くらいの歌聞かされた感じだったけどな。

 

はづき:知らなかった……。あの歌の歌詞そんなにあっただなんて!

 

どれみ:うん、私も知らなかった!

 

ももこ:Yes! I'm really surprised too!

 

おんぷ:で、それを最後まで聞いてたって訳ね。

 

コウジ:ああ、プリキュアの2人といっしょにな。

 

あいこ:え?いや、ちょい待てぃ!✋  え?プリキュアって……? 

 

コウジ:ああ、プリキュアのピンチを救ったのもあったんでな。最後の1つがプリキュアってことで……

 

マジョリカ:で、一緒になって聞いてたと……?

 

コウジ:ああ、達成した瞬間に鳴り出したから巻き込まれる感じに……しかもそれ聞き終わらないと帰れない仕組みらしくてな(-_-;)

 

あいこ:うわ……これまた端迷惑な話やな!(;´Д`)

 

おんぷ:巻き込まれた人、とんだとばっちりだよね。

 

コウジ:まあ、当人はそう思ってねぇみてぇだったよ。途中、飽きて手遊びの方に夢中になったが……。んで、事が終わってこの企画考えたやつに問い詰めたら……気になった曲だからそこに入れただけって……

 

どれみ:いやいやいや、入れただけって!!(¬_¬) ✋))))

 

コウジ:しかも……

 

 

 

──────────

 

 

―回想

 

 

 

リリス:そりゃあ、他人のために尽くしたんだもん。恩返しとしてこれくらいのことしなきゃ!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:なーんて言いやがってさ……

 

あいこ:なんやそれ? 開き直りにも程があるわ…

 

コウジ:ま、何はともあれ、あいつらの技とかにも興味あったし。まあ、最後は散々だったけど、その分報酬はあった方だし、言わば結果オーライというやつ?ただ……まあ、問題なのが1つあってな。

 

ももこ:問題?

 

コウジ:あ、そうだ!そういやぁあの後、どうした?

 

どれみ:あの後って?

 

コウジ:ほら、ウチがこっちの世界でやって別れた後だよ。なんかこう……反響とかさ……!

 

どれみ:え?あ、ああ、そういえば学校の学級新聞に載ってたような……

 

はづき:たしか次の日の朝、島倉さんが「この目で見た!」って言ってクラスのみんなと大騒ぎしてたわね……。

 

コウジ:あ、やっぱり……? ……てかそっち、学級新聞だけで済んでたんだな。 

 

あいこ:え?済んでたって?

 

どれみ:もしかして、プリキュアってヒーローがいる世界にも……?

 

コウジ:ああ、そのプリキュアってのが気になって別の日にその世界に行ったんだが、いざ行ってみたら何故かわからねぇけど有名になってて……

 

どれみ:有名?え?何で? 

 

おんぷ:もしかしてだけど、試験のことが原因なんじゃ……?

 

コウジ:ああ、町中至る所で能力を使った人助けやってたせいなのか。その次の日に報道されたらしくてな……

 

 

 

どれみ&はづき&あいこ&マジョリカ&ララ:ほ、報道!?(◎□◎;) 

 

 

 

コウジ:しかもそこから1年経ってもこの町の都市伝説みたいなのになってるからウチがそこへ行くともう有名人扱いよ!┓  

 

ももこ:Wow, that was hard!

 

コウジ:しかも、そこから各地方へ広まったみてぇでな。もうさあ、プリキュアよりもウチの方が人気って……なんか複雑で…… > 

 

あいこ:報道かぁ…それは盲点やったわ……  

 

はづき:もし私たちだったら大変ね。

 

どれみ:そりゃあそんなことになったらもうおしまいだよ!魔女ガエルまっしぐらじゃん! 

 

あいこ:ま、というても私らもバレ掛けたけどな……(;¬∀¬)

 

コウジ:え?あ、そうなん?

 

どれみ:まあ、バレかけたと言うより…もうバレてたっていうか……(;¬∀¬)ハハハ…

 

ももこ:え?そうなの?

 

コウジ:そんなんでよく無事だったなぁ……!

 

はづき:まあ、おんぷちゃんのおかげでなんとかなったけどね。

 

ももこ:おんぷちゃんの?

 

おんぷ:ん、まあ…ね……。(;¬∀¬)

 

そう言うおんぷの表情はなんか気まずそうだ。

 

コウジ:そういやぁ、おんぷって禁断の魔法の反動を跳ね返すお守りみたいの持ってんだったな。

 

おんぷ:う、うん。でも、あまりにも使い過ぎちゃったもんだから、お守りが割れちゃって…… 

 

コウジ:え?あ、そうなん?

 

おんぷ:そのせいでそれまでに溜まった魔法の反動を一気に受けちゃって……(^^;)

 

妖夢:よく無事だったみょんね……!(・_・;)

 

おんぷ:どれみちゃんたちがマジカルステージで助けてくれたの。

 

ももこ:へぇ~、そうだったんだ!

 

コウジ:あんたらも結構苦労してたんだな。

 

どれみ:そりゃあもう!でもいろいろあったけどその分楽しかったからね! ✌

 

はづき:そうね。それもあってかハナちゃんと出会えるようにもなったんだし!

 

コウジ:なるほどな。

 

その後もなんやかんやでコウジと妖夢の歓迎パーティーは夜遅くまで、続いたのだった。

 

 

 

 

 

 

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