異世界冒険記Ⅴ   作:マスターコウジ

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今回のお話はなんとコウジと妖夢がMAHO堂のお手伝い!?なんかハチャメチャな予感が…… そしてそしてなんと、全品全敗のどれみにある奇跡が……!


おジャ魔女どれみ 2日目 「開店!MAHO堂」

 

 

 

―MAHO堂

 

 

 

コウジ:ふん!くぅ~……!ああ~…ッ!!\(>_<)/

 

コウジはMAHO堂の扉から出るとすぐ伸びをする。

 

妖夢:今日もいい天気みょんね。

 

コウジ:ああ。

 

マジョリカ:おお、早いのう。

 

コウジ:お、マジョリカ!ララ!

 

妖夢:あ、マジョリカ、ララ、おはようございます!

 

ララ:おはよう。昨日よく眠れた?

 

妖夢:はい、おかげさまで!

 

コウジと妖夢は昨日、どれみたちと別れた後、マジョリカから2階にある部屋を貸してもらい、寝泊まりしたのだ。ちなみに部屋は滞在している間だけ借りることになっている。もちろん店の手伝いも込みで……

 

コウジ:そういやぁ……今日、どれみたちは?

 

妖夢はどれみたちと同じ感じのパティシエ服となっていた。コウジがブルンで新調したのだ。ちなみにこのパティシエ服、妖夢のイメージカラーである深緑色が入っている。と、そこに……

 

 

おはよう!

 

 

と、外から声が聞こえ扉が開いた。声の主はもちろんどれみ。その後ろにははづきやあいこらもランドセルを背負ってやって来ていた。

 

妖夢:みなさん、おはようだみょん! 

 

どれみ:あ、妖夢さんその格好! 

 

あいこ:あ、あたしらのパティシエ服と同じのや!

 

コウジ:ああ、今日は店の手伝いやるだろ?だからブルンの機能使って妖夢にどれみたちのやつを着せてみたんだ。ま、妖夢カラーだけどな。

 

妖夢:どうみょん?ちゃんと似合ってるみょん?

 

ももこ:Very good!よく似合ってるよ!

 

おんぷ:これで妖夢さんも仲間入りね!

 

コウジ:ところで……そこのちっこい天使の羽みたいな頭してんのは?

 

コウジは扉の前に立つピンク色の髪の女の子が気になった。

 

どれみ:ああ、この子はぽっぷ、あたしの妹なんだ!ほら、ぽっぷ、返事して?

 

ぽっぷ:あ、春風ぽっぷです!よろしく……

 

コウジ:海賊大戦士・マスターコウジだ。「コウジ」って呼んでいいぞ。こっちは…

 

妖夢:魂魄妖夢だみょん。よろしくみょん!私は「妖夢」でいいみょん!

 

ぽっぷ:わぁ……!  やっぱりそうだったんだぁ!

 

コウジ:へ? 

 

ぽっぷ:あの時の新聞のやつと同じだぁ!

 

コウジ:え?どゆこと? 

 

どれみ:ア~ハハハ……。(;¬∀¬)

 

あいこ:たしか……あの後渡り廊下ンとこに張り出されてたような……。

 

 

コウジ:えぇ~………? それ結局、クラスだけじゃねくて、学校中広まったてことじゃねぇか! 

 

 

どれみ:アッハッハッハッハ~………(;¬∀¬)>

 

ごまかすように笑うどれみとその仲間たち。

 

ぽっぷ:え?何?どうしたの?

 

事情の知らないぽっぷはきょとん顔になっていた。

 

コウジとどれみたちはぽっぷにその当時ことを説明した。

 

 

 

ぽっぷ:Σえぇ~~!?魔女試験!?

 

 

 

コウジ:いや、魔女試験もどき(・・・)な!あそこと全然システム違ってるし… 

 

ぽっぷ:じゃ、じゃあ……あの時、見つかっちゃ……てか、広まっちゃダメなんじゃ……?  

 

コウジ:まあ、見つかってはいけないってルールはなかったし、人前で能力使っても魔女ガエルなんてのにはならんしな。

 

ぽっぷ:あ……そ、そうなんだ。 

 

コウジ:ただ、報道されて人気者扱いされるとは思わなんだ…… > 

 

ぽっぷ:あ……アハハハハ……… た、大変だね~…… 

 

コウジ:ところでお前ら(学校)行ってる間、店開けちゃダメなん?

 

どれみ:え?どういうこと?

 

コウジ:つまり、ウチと妖夢がこの店切り盛りしちゃダメなのかってことよ!お前らが行っている間、ここで待ってるのもなんか暇だし……

 

どれみ:な、なるほど……たしかに……

 

おんぷ:ま、いいんじゃない?コウジは別に見られたとしても何も問題ないんだし。

 

あいこ:せやな。妖夢さんも普通にこう見ればたいしたことはなさそうやし。

 

ももこ:それにcookingも上手だしね!

 

どれみたちの言い分にララも賛成し、マジョリカは特別として店を開くことを許した。

 

ララ:ところで、あなたたちもう学校へ行かなくていいの?

 

ララは上の時計を見てそう言った。時計は8時丁度を指していた。

 

どれみ:Σげ!? ヤバ!もうこんな時間!?   

 

はづき:た、大変!遅刻しちゃう!   

 

ももこ:オ、オ、Oh my god!

 

あいこ:ほ、ほ、ほな、さっさと行かなぁ……   

 

それに気付いたどれみたちは途端に慌て出す。

 

コウジ:なら、ウチに任せろ!“ROOM”!

 

コウジはオペオペの実を発動し、青い球体の幕を展開させる。

 

どれみ:え?な、何?

 

コウジ:ウチが学校へ送ってやる!

 

と言った瞬間、青い球体の幕は一瞬、赤い光に包まれ、消えた頃にはどれみたちの姿は消えていた。

 

マジョリカ:ん!

 

ララ:あら?どれみちゃんたちは?

 

コウジ:学校!

 

マジョリカ&ララ:ん?/え?

 

 

 

──────────

 

 

 

おジャ魔女一同:………(◎Д◎;)

 

どれみたちは一瞬の出来事に呆けていた。

 

どれみ:す、すご……(・_・;)

 

はづき:ここ、学校の昇降口よ……?

 

あいこ:ホンマに魔法使うてへんよな?

 

ももこ:Unbelievable…… 

 

おんぷ:ま、まあ……コウジのおかげで間に合うたんだし……。

 

どれみ:そ、そうだよね! んじゃ、さっそく早く教室行こ!ね!

 

と、いち早く自分たちの教室へと向かうどれみたち。だが、その様子を見ていた人たちがいた……

 

○:ねえねえ、今の見た?

 

●:うん、見た見た!すごい瞬間だよね~!

 

○:後で聞き込み調査よ!

 

 

 

──────────

 

―MAHO堂

 

 

 

マジョリカ&ララ:( ̄~ ̄)モグモグモグモグモグモグ

 

妖夢:お味は……どうですか?

 

ララ:うん、大丈夫!サクサクしていて美味しいわ!

 

マジョリカ:甘さは少し控えめにされておるようじゃが……まあ、店に出しても問題ないじゃろう。

 

妖夢:ふふ、ありがとうございます!

 

ララ:それにしても本当に敬語の時と普通の時との話し方が違うのね……。

 

妖夢:あ、ああ……お、おかしい…みょんか……?

 

ララ:ん~……まあ……。普通の時に「みょん」がつくのってあまりいないからね……

 

コウジ:ま、ギャップ萌えで狙ってるわけじゃねぇらしいんみてぇがな……。

 

マジョリカ:ま、客や人間と話す際は敬語で話した方がいいじゃろう。

 

ララ:そうね。そうしたほうがいいかも!

 

妖夢:あ、はい!わかりましたみょ……あ……\\\\。 

 

マジョリカとララは思った……

 

 

 

 

 

本当に「後付け(・・・)」じゃないのか……?

 

 

 

 

……と。

 

コウジ:んじゃ!ウチもやるとするか!“ビスビス”!

 

コウジはビスビスの実の呪文を唱え、皿を1枚取り出す。そして、ポン!と手を叩く。すると……

 

 

ポン!

 

 

マジョリカ&ララ:んお?\あら! 

 

 

パン!パン!パン!パン!

 

 

ポン!ポン!ポン!ポン!

 

 

コウジが手をパンパン叩くとともにビスケットもポンポンと現れ、次第に増えていく。

 

ララ:ビスケットがこんなに!

 

マジョリカ:これも悪魔の実なのか……?

 

コウジ:ああ、ビスビスの実。手を叩く事でビスケットを産み出す能力。こいつで出て来るビスケットは大きさ、形、自由自在さ!

 

と、コウジはおジャ魔女メンバーの顔のビスケットを出してみせる。

 

マジョリカ&ララ:おおー! 

 

コウジ:ほかにもこの能力ではこのようなことも出来る。

 

と、コウジは手をパンパン!と2拍子ごとに叩いていく。すると皿にあるビスケットが粉々に分散、そして改めて蓄積され、人形のようなものが現れた。当然どれみたちだ。

 

マジョリカ:も、もはや…なんでもありじゃな……。 

 

ララ:まあ、魔法玉使ってやったんじゃないからいいんじゃない……?

 

マジョリカ:う~~む………じゃが、味は……((・~・)パクッ! …ムシャムシャ…)うお!普通にうまい。

 

コウジ:それはよかった。味の保証は出来なかったんで少し不安だったんだ。ま、あと、お菓子系の能力ならまだまだあるぜ!

 

マジョリカ:そうか。ま、試しに売ってみようとするかの…

 

コウジ:よっしゃ!そうと決まったら……!

 

その後、コウジはチョコチョコの実やペロペロの実などの能力を使いキャラデコのお菓子人形やククククの実で棒を風を巻き付けた綿あめなどを作っていった。

 

 

 

──────────

 

 

 

一方で妖夢も負けていなかった。

 

妖夢:こういうのはどうかみょん?

 

マジョリカ:こ、これは……たこ焼きか? 

 

ララ:たこ焼きよね……?  …お菓子ではないわよね……。

 

妖夢:ちょっと食べてみてほしいみょん。

 

マジョリカ:……ん?ま、まあ……わかった……!

 

マジョリカとララはたこ焼き(?)を1つ串に刺し、食べてみる。

 

 

 

マジョリカ&ララ: ………!!

 

 

 

マジョリカ:こ、これは……!!

 

ララ:え、嘘……!?

 

マジョリカとララは衝撃を受けた。実はこのたこ焼き、お菓子で出来ているのだ。

 

妖夢:ふふ、どうみょん。たこ焼きをタルトと和菓子で作ってみたみょん。

 

マジョリカ:実によく出来とるのぅ~……… 

 

ララ:中身は、リンゴ……かしら?

 

妖夢:はい!リンゴの切り身だみょん!

 

ララ:面白い発想ね! …でも、商品にするのはちょっと…… なんかぶっ飛びすぎるって言うか…… 

 

妖夢:ああ……(-_-;|||)

 

マジョリカ:これは、ちょいと保留じゃな。

 

ララ:そうね、後でどれみちゃんたちと相談してからにしましょう。

 

妖夢:はい…… 

 

コウジ:あ、そうだ!妖夢ちょいと作ってもらいたいもんが……!

 

妖夢:みょん……?

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:来ん……!(;¬_¬)

 

妖夢:来ないみょんね……お客さん……。(-_-;)

 

ララ:ま、まあ、この時間帯は開けてないからね……。  どれみちゃんたちもいないことだし……。(^_^;)

 

コウジ:だからって、店開けてんのに素通りするやついる?普通……(-_-;)

 

ララ&マジョリカ:う、うーん……  

 

コウジ:よし、こうなりゃ強制的にこっち来させるか!

 

マジョリカ:うん?

 

ララ:強制的……? 

 

妖夢:じゃあ、こっちはこっちで物凄いお菓子作るみょん!

 

コウジ:ああ、頼む。じゃあ、ララ、猫になって!

 

ララ:え?猫に?

 

コウジ:客呼び込むのに必要だから…

 

ララ:え、ええ…わかった。

 

 

 

──────────

 

 

 

一所変わってここは、美空第一小学校。授業後の休み時間のことだった。

 

 

 

信子:あの〜………(罒言罒)

 

どれみ:の、信ちゃんにみこちゃん…… ど、どうしたの……?そんな意味深な顔して…… 

 

あいこ:2人ともなんや怖いで…… 

 

信子:ちょっとあなたたちに聞きたいことが……

 

はづき:な、何……?

 

みほ:今日の朝、どこから来たの?

 

 

おジャ魔女メンバー:Σギクッ……!! 

 

 

どれみ:ど、ど、どこからって………いきなり何!?  

 

信子:私たち見ちゃったのよ!あなたたちがいきなり昇降口の前に現れたところ!!

 

 

おジャ魔女メンバー:ΣΣギクギクッ……!!

 

 

信子たちの証言を聞き、おジャ魔女メンバーは青ざめる。

 

 

どれみ:ど、ど、ど、どうしよう……!!!?  

 

あいこ:あ、アカン……。こ、こ、こら、完全に見られたんとちゃうん?(◎Д◎lll;)

 

はづき:あ……で、で、でもほら、あれは私達の魔法じゃないんだし……!!  

 

おんぷ:あ、それはたしかに……なら慌てる必要ないんじゃない?彼の魔法って普通に見せていいものなんだし……

 

どれみ&はづき&あいこ:あ………

 

あいこ:まあ、言われてみれば、たしかにな……

 

 

みほ&信子:じーーーー………(罒言罒)

 

 

どれみ:じ、実は―

 

どれみたちはジト目の信子とみほに海賊大戦士マスターコウジの力で来たことを話した。

 

 

 

──────────

 

 

 

みほ:海賊大戦士……?

 

信子:マスターコウジ……?

 

あいこ:ほ、ほら……去年島倉さんの新聞であったやん!美空町のスーパーヒーローっちゅう……

 

信子:美空町の…… 

 

みほ:スーパーヒーロー……? 

 

2人はしばらく考え込む。すると2人の頭にある思い出が甦った。それは大々的にコウジのことが取り上げられた島倉の新聞だった。

 

 

信子&みほ:……え……? ええええぇぇぇぇ〜〜〜!!!?(◎Д◎ノlll;)ノ

 

 

信子:あの不思議な力で困ってる人たちを助けてるっていうあの……?

 

みほ:マントなしで空飛んで、超能力も使うっていうあの……? 

 

どれみ:う、うん!そうそうそう! (;^_^)))))コクコク…

 

ももこ:今はMAHO堂ってとこでお店のお手伝いしてるんだよ!

 

信子&みほ:……MAHO堂!?

 

 

 

──────────

 

 

 

―その頃、MAHO堂ではというと……

 

 

 

客(母親):行くわよ~!ハイ、チーズ!

 

  パシャ!

 

客(母親):どうもありがとうございました!

 

コウジ:ああ、いえいえ……!

 

客(子供):じゃあね~!

 

コウジ:バイバ~イ! 

 

コウジは思った……

 

 

 

何だこれ…… 

 

 

 

現在、MAHO堂は信じられない程のお客さんで溢れかえっていた。というのも、もちろん海賊大戦士・マスターコウジ美空市のスーパーヒーロー目当てだった。そのためコウジは急遽握手、記念撮影会を設けているのだった。

 

 

マジョリカ:うぉおおおお~~~!!こんなにも客が来るとは……!!ララ、お手柄じゃぞ~~!!

 

 

ララ:ありがとう、マジョリカ。でも私もびっくりよ。まさか私が1人店に招いただけで、こんなにお客さんでいっぱいになるなんて……!

 

妖夢:いや、これはただの偶然だみょん…… 

 

なぎさ(コウジ):ああ、おそらくさっき招いた客の噂によってこうなったわけだろうし…

 

 

ほのか(コウジ):……ていうか、これ…街中に知れ渡ってない……?本当にどれみンとこの学校だけか?

 

マジョリカ:今はそんなことはどうでもいいわい!今は仕事に集中じゃ!

 

コウジ:大丈夫よ、影分身で粗方数人出しておいたから!

 

レジや売り場には5人ほど、調理場には4人ほどの影分身が配備されていた。ちなみにオリジナルと見分けをつかせるため、姿をあらかじめ別の人物に変えており、姿は美墨なぎさや雪城ほのか、九条ひかり、博麗霊夢、霧雨魔理沙、真宮寺さくら、大神一郎、ナミ、ニコ・ロビンとなっている。

 

コウジ:ま、これ見たらあいつらも驚くこと間違いなしだぜ!

 

MAHO堂はその後も来客が次から次へと押し寄せ、途切れることはなかった。

 

 

 

──────────

 

 

 

―どれみたちの学校も全ての授業が終わりのチャイムが鳴り響く。

 

 

 

……と、次の瞬間。突然教室の扉がガラッ!と勢いよく開いた。

 

 

 

小竹:行くぞ~!みんな~~!!MAHO堂へ直行だ~~~!!!

 

 

 

ダダダダダダダダダダダダダ………!    

 

 

 

…そして、1人の少年の掛け声とともに一斉に教室をスタートするかのように飛び出し、廊下へと猛ダッシュし始める。

 

 

 

 ガラッ…!

 

 

 

 

 ガラッ…!

 

 

 

それに釣られるかのように1年生、2年生、6年生の教室の扉も開き、我先に我先にと走り出し始める。そして、まるでフルマラソンのような感じでそのまま昇降口という門を掻い潜る。

 

 

 

一同:うおおおおお~~~~

 

 

 

そして、そのまま正門を駆け抜けある場所へと走っていった。

 

どれみ:な、何これ……? 

 

あいこ:て、展開が急すぎてついていけんわ…… 

 

はづき:コウジの名前を言っただけなのに……

 

ももこ:Oh ……something amazing……

 

あいこ:信ちゃんとみほちゃんよりの噂でこんなにもなるとはな… 噂っちゅうのはホンマ恐ろしいな… 

 

ぽっぷ:こ、これが、美空市のスーパーヒーローの力……?す、すごすぎる……。

 

はづき:べ、別にそれはちょっと違うんじゃない……と思うんだけど……←(実は若干自身もそう感じてる)

 

どれみ:でもまあ、行き着く先はMAHO堂な訳なんだし、なんとかなるって!!

 

あいこ:せやな。こんな仰山お客さんが来たとなりゃマジョリカも文句言わへんやろ!

 

 

 

──────────

 

 

 

小竹:すいませ~~~ん!!美空町のヒーローいらっしゃいませんかー!

 

 

小竹率いる子供たちがMAHO堂に押し寄せる。

 

コウジ:うっわ… 来たぜ、第2波が…… (一応、分身消しとこ…)

 

妖夢:コウジ、露骨な嫌な顔辞めるみょん…… 

 

コウジ:いやだってウチ海賊だぜ?何が悲しくてアイドル染みたことやんなきゃならんのよ!

 

マジョリカ:おんぷのよりも大盛況じゃな…… 

 

ララ:マジョリカ、そんなこと言ったらおんぷちゃんに悪いじゃない……! たしかに本当のことだけど… 

 

 

島倉:あ、あれです!私が見たスーパーヒーロー!!! ✨

 

 

コウジ:まったく、ヒーローは言い過ぎじゃ…!   …ハ~~イ……ここにいますけど……?

 

 

 

──────────

 

 

 

ももこ:Look!!見て!すごい人だかり!!

 

あいこ:…と言うてもウチんとこの学校の生徒たちやけどな。

 

おんぷ:…コウジ、まるでヒーロー扱いね。

 

どれみ:まあ、やってることまるでヒーローみたいなことだったからね。

 

はづき:とにかく私たちも早くお店の手伝いに行きましょう。

 

どれみ:そうだね。

 

どれみたちもMAHO堂に入って行った。一方、コウジはというと小竹ら学生たちの握手会が始めっていた

 

コウジ:まあ、ウチの事もいいんだけど、ついでに商品の方も見てもらえるとありがたいんだが…… 

 

哲也:あ、それもそっか。わかった!すぐ取って来る!

 

と言うと小竹は急ぎMAHO堂から出ていった。それに続き伊藤こうじにむつみ、SOSトリオなどたちも一旦家へ帰るためMAHO堂を出ていった。

 

 

どれみ:コウジー!!

 

 

コウジ:おお、おジャ魔女メンバーも帰って来たか!

 

どれみ: …ちょ!その名前で呼ぶのやめてよ!人に知られたらどうするのさ!

 

あいこ:それにしてもえらい大盛況やな!

 

コウジ:…いや何、午前中からずっとこんな感じよ?

 

あいこ:え?そうなん? 

 

コウジ:ああ、1人目の客が来て帰ってからは……

 

ララ:本当物凄いお客さんだったわよ!こんなのいつぶりぐらいかしら?

 

妖夢:まあ、ほとんどがコウジ目当てだったみょんけどね。

 

マジョリカ:いや、お前さんの作る豪華なお菓子もなかなかなもんじゃ!

 

ももこ:豪華……?

 

ふとショーケースを見るとそこには自分たちがよく作るクッキーやチョコだけでない、煌びやかな商品が並んでいた。

 

あいこ:こ、これは……!!

 

どれみ:うわ、何これ!? …すっごい!

 

はづき:見て、このアップルパイ!なんか宝石みたいで綺麗……

 

おんぷ:こっちの焼きリンゴもよ!

 

ぽっぷ:うわぁー!!ケーキもいっぱいある!!!

 

あいこ:ほんま、ケーキ屋さんみたいやな!

 

どれみ:他のもすごいよ!いろんな種類のロールケーキに、ホットケーキに、パウンドケーキ……!!

 

ももこ:すごい……。なんかまるで本場のお菓子屋さんに来ているみたい……

 

ララ:ね!すごいでしょ?これ全部妖夢が作ったのよ!

 

おジャ魔女メンバー:え………。 

 

 

 

おジャ魔女メンバー:ええっ!?  

 

 

 

どれみ:全部って……こ、このお菓子全部!?

 

コウジ:そりゃあ、あいつの料理の出来、一級品だからな。

 

おんぷ:…す、すごい……。

 

突然扉がバン!と開き中から妖夢がお盆を持って出て来た。

 

 

妖夢:ハ~~イ、マカロン入りました~~~!!

 

 

どれみ&はづき&あいこ&おんぷ&ぽっぷ:マカロン!?

 

見てみるとその手のお盆の上には色とりどりのいくつものマカロンが綺麗に並んであった。

 

ももこ:Wow!It's amazing!

 

どれみ:うわぁ〜、なんだかかわいいね〜!✨ ✨

 

あいこ:これが、マカロン言うやつか……

 

妖夢:見るの初めてなのかみょん?

 

おんぷ:私は仕事とかでよく見かけることあるけど……

 

どれみ:え?あるの?

 

おんぷ:ええ、どうもフランスのお菓子みたいよ?

 

どれみ&はづき&あいこ:へぇ〜……。

 

マジョリカ:これ!お前らいつまでも見惚れてないでさっさと仕事手伝わんか!! 

 

おジャ魔女メンバー:あ……ハイ……。 

 

どれみたちは調理場に入りパララタップでパティシエ服に着替えた。

 

あいこ:よっしゃ!ほな、やったろうか!

 

ももこ:Oh yeah!そうだよ!私たちも妖夢に負けてられない!

 

妖夢:あ、いや……別に私はどれみちゃんたちに勝負を申し込んでる訳では…… 

 

おんぷ:あ、ううん。大丈夫よ!なんか妖夢のすごいお菓子見ててなんだか私たちも燃えてきちゃったっていうか……

 

コウジ:あぁ〜……つまり妖夢の見てスイッチ入っちゃった的な?

 

どれみ:そうそう!そんな感じ!妖夢さんのを見てこう「私たちも頑張ろう!!」……て感じ!

 

妖夢:ア、アハハ…… 

 

 

 

──────────

 

 

 

―と、そんなこんなでおジャ魔女達も妖夢に負けじとクッキー作りに励み、そして出来たクッキーは売り場へと出していった。

 

おんぷ:……あの、すいません!

 

客:……!!

 

おんぷ:よければ、私たちのも是非買って行って下さい!

 

客:……じゃあ、1つ…。

 

おんぷ:あ、はい!ありがとうございます!

 

これをきっかけにおジャ魔女たちの手作りクッキーも徐々に売れ始める。

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:じゃ、ウチもなんかやるとするか!

 

ぽっぷ:どうするの?

 

コウジ:う~ん……そうだなぁ…。まあ、出店とか?

 

どれみ:出店?お祭りみたいな?

 

コウジ:まあ、そんな感じアイス屋だったりとか、団子屋みたいなもんだったりとか……

 

春風姉妹:あぁ~……!!

 

妖夢:じゃあ、これお願いみょん!

 

コウジ:ん?何これ…?

 

妖夢に差し出されたのはイチゴやパインなどの串に刺さった果物だった。

 

妖夢:これでアイスキャンディー作って欲しいみょん!

 

コウジ:え?まさか、ウチの超魔法で作れってんじゃねぇだろうな?

 

 

妖夢:………コク。

 

 

コウジ:……いや、コクってお前… マジでか…?  

 

はづき:超魔法?

 

コウジ:…まあ、いいけどよ…。  …あ、でもこれシャーベットでいいんじゃ…?

 

妖夢:あ、そこ任せるみょん!

 

コウジ:任せるんかい!  ……たく。

 

ぶつくさ言いながらもコウジは果物の刺さった串を横に持ち手をかざしながら呪文を唱える。

 

 

コウジ:パメルク・ラルク・ラルロリ・ポップン!

 

 

あいこ:……え?

 

 

コウジ:【フロストマジック】アイスシャーベット!

 

 

すると手にした串と刺さった果物に氷のオーラが纏い出し、果物はカチコチ、そしてしっとりと凍って行った。

 

コウジ:よし、出来た。味は…(パクッ!)うん!上出来だ!

 

 

おジャ魔女メンバー:………。

 

 

コウジ:ん?どうした?

 

どれみ:…あ、いや…その…コウジ魔法使えるんだって…

 

 

 

コウジ:…今さら!?

 

 

 

どれみ:ああ……!いや、その~… 

 

おんぷ:…ていうか、今の呪文、あいちゃんのじゃ……?

 

コウジ:……え?ああ、さっきの水晶の呪文のやつか!……いや、ていうかそもそもこの呪文これ(・・)のやつなんだけど?

 

あいこ:そうなん?

 

コウジ:正直言ってウチも驚きだよ!なんせお前らが使ってる魔法の呪文、あれ全部超魔法の呪文だし……

 

おジャ魔女メンバー一同:……え?

 

 

 

ええええええぇぇぇぇぇ~~~~~~~!!!!!?Σ(◎Д◎ノ;)ノ

 

 

 

妖夢:まあ、とは言え幻想郷で使ってるやつらしいから、たぶんそちらから取り入れて勝手にやったものかもしれないみょんし…… 

 

ララ:そ、そうなの…。  

 

マジョリカ:ま、まあ……どれみたちの呪文のことは後にして…。ほれ!さっさと仕事に戻らんかい!そのシャーベットもコウジに任せるんじゃ!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ自ら売るアイスキャンディーはコウジ自体に人気があるのか、売れに売れていき、妖夢の作るお菓子、それとコウジ達に負けじとおジャ魔女達が作るクッキーやチョコなどもどんどん売れていき、品数を減らしていく… 

 

 

 

……ただ、一名除いては…

 

 

 

どれみ:……あ、あの私のクッキーもどうぞどうぞ!

 

客:え~、いらねぇよ。そんな不細工なクッキー。

 

 

どれみ:……うぐっ!!  

 

 

あいこ:あぁ……相変わらずどれみちゃんのとこ、全然来うへんな…。

 

どれみ:相変わらずなんて言わないでよ~……。 

 

コウジ:お~、売れた売れた! …で、そっちは?

 

妖夢:こっちもなかなか順調みょん!約1名除いては……(;¬₋¬)

 

コウジ:1名?

 

ふと5つのビンを見てみると左右から2つのビンは中に入ってるクッキーが少量だったり、全てなくなり、透明な空きビンと化したものもあるのに対し、真ん中のビンだけはクッキーが満杯に入っていた。そのビンの前ではどれみが涙を流して泣いていた。

 

コウジ:え?……これ?詰め替えたんじゃなくてか……? 

 

どれみ:それだったらどんなに良かったことか…。

 

コウジ:いや、え……?1個も売れてないの?これ?

 

どれみ:うん……。 

 

コウジ:……いや、その…うん…

 

 

 

何、その存在感ゼロ(・・)の売れ残り方……? 

 

 

 

どれみ:( グサッ!)……うがッ! もぅ〜……そんなハッキリ言わないでよ〜……

 

コウジ:いや、だってさぁ…他ほぼ空なのに、1つだけこんな満杯なのおかしくない?

 

はづき:ま、まあまあ…こういうのいつもの事だから… 

 

どれみ:  ドスッ!…ぐふぅっ!?

 

あいこ:はづきちゃん…それ全然フォローになってへんよ? 

 

妖夢:い、いつもの事って…… 

 

小竹:な~んだ、また売れ残ってやんのか?

 

と、そこにやって来たのは小竹哲也だった。

 

あいこ:あ、小竹!

 

どれみ:…む、冷やかしなら帰ってよね…!

 

小竹:…おいおい、それが客に向かって言うセリフかよ…。ほら…俺が全部買ってやるから!!✋

 

どれみ:え?

 

妖夢:うわぉ…、何と言う救世主だみょん…!

 

どれみ:……べ、別に全部じゃなくてもいいのに…

 

そう言いながらもどれみは瓶からクッキー全部取り出し、小竹に渡した。

 

小竹:素直じゃねぇな…

 

どれみ:うるさいなぁ、もう!   

 

あいこ:まあまあ、どれみちゃん……そう言わんと…! 

 

はづき:今回初めての売上なんだから…ね?

 

どれみ:…う、ま、まあ…それもそっか! よ~し…私もこっから巻き上げるぞ~~!!

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

…しかし……

 

 

 

チーン………((((っ;´+×+)っ

 

 

 

あいこ:アカン……ノックアウトや!( ;´ω`)>

 

はづき:小竹君が買いに来てから1時間くらい経ってるもんね……

 

妖夢:なんか見事にフラグ回収っていうか…… 振り出しに戻ったっていうか…… 

 

コウジ:これ……小竹みたいな特定の人物じゃねぇと売れねぇんじゃ……? 

 

どれみ:…そ、そんなことない!!……と、思いたい……( ´ω`)

 

おんぷ:押し売りしても「いらない」って言う人がほとんどだもんね……

 

コウジ:……何処が駄目なんだろか?…どう見ても至って何処にでもある平凡なクッキーだろ?

 

妖夢:う〜ん…味も……そんなに悪くはないし、見た目も…ちょっと歪な感じだけどそんな売れないようなアレじゃないのに……

 

コウジ:やっぱりアレか?「」ってやつか…… ただ不思議だ… こうも運が弾かれるとは…… なんか結界かなんかでも張ってるのか?

 

ももこ:結界?

 

コウジ:う~ん…… 運を寄せ付けないように体にバリアのような…魔法?でも張られてるとか……

 

 

どれみ:ええ〜〜っ!?う、嘘〜〜!?私にそんな魔法が!?

 

 

コウジ:まだ、わかんねぇよ!……そうと決まった訳でもねぇし…あくまでウチの推測だ!

 

妖夢:でも、さっき小竹君って子には普通に売れてったみょんね…… …はっ!もしかして、小竹君にしか売れないような魔法がかけられてるとか……!!

 

 

 

どれみ:ええ〜〜っ!?

 

 

 

あいこ:……まあ、たしかに……ここ一番で売れたのは小竹、ただ1人だけやしな…… 

 

コウジ:……いやてか、誰得よ!!

 

どれみ:そうだよ!!小竹だけしか売れないなんて最悪じゃん!!

 

妖夢:い、いや……そこ迄言なくても…… 

 

 

どれみ:も〜、この際誰でもいいから私のクッキー誰か買って〜!!

 

 

 

──────────

 

 

 

じゃあ、そのクッキー…私が買ってあげる!

 

 

 

どれみ: ……!!!

 

突然掛けられた声にどれみ達は思わず顔を上げる。すると、そこには現れていたのはなんと、霊夢と魔理沙だった……!

 

ももこ:あれ?あの人って……

 

コウジ:………れ、霊夢!!

 

妖夢:…それと、魔理沙も!!

 

魔理沙:よぅ!久しぶりだな!

 

コウジ:あれ?魔理沙、帽子は?

 

魔理沙:博麗神社に置いてきた!だってここ、人に魔女見られたらアウトなんだろ?

 

コウジ:はぁ〜ん……さいですか……。

 

妖夢:……それにしても、どうしてここへ?

 

霊夢:……どうしてって、そりゃあ…………

 

魔理沙:この前のステーキの詫びだ!

 

霊夢: うぐ……!

 

魔理沙:だろ?

 

霊夢:………。そ、そ、そうよ?…き、昨日は…その…わ、悪かったわね……。\\\\\ だ、だから…その…謝るついでに買いに来たって訳!……お、お、おわかり?

 

魔理沙:威張んな!✊ポカッ!

 

霊夢:あ痛ッ……! 

 

どれみ:そうだったんだ……ううん、別にいいよ!…ステーキ食べられないのって……いつもの事だし!

 

魔理沙:いや、いつもの事ってあり得なさすぎだろ! ✋ツッコミ!

 

あいこ:おー!今のええツッコミやなぁ!

 

霊夢:そりゃあ、魔理沙は「ツッコミの魔女」として有名だからね☆

 

魔理沙:誰がやねん!✋ ツッコミ!

 

コウジ:それにしてもアンタ…クッキー買える金あんの?

 

霊夢:失礼ね!お金ぐらいあるわよ!!  小学生のお小遣い程度だけど……

 

コウジ:あ、あるんだ……。(´・ω・`)

 

霊夢:何……その以外そうな目は?  まあ…それに後は魔理沙(此奴)に任せりゃなんとか……

 

魔理沙:…やはりそれ目当てか…。全く…此れだから貧乏な巫女様は……

 

霊夢:……なんか言った?

 

魔理沙:……いや、別に何も?ま、いいさ!今日はいい収穫あったから…金ならこの通りたんまりある! 

 

そう言い、魔理沙は懐からやや大きめの袋を取り出す。

 

妖夢:収穫て…それ何処の?

 

魔理沙:紅魔館! …いやぁ〜…やたらとデカい金庫があったからさ…

 

咲夜:やはり貴方の仕業だったのね…。この泥棒魔女…

 

魔理沙:泥棒とは失敬だな!私はただ普通に拝借しただけだ!

 

レミリア:よく言うわ……金庫の扉にあんなド派手な穴開けておいて……

 

コウジ:咲夜!レミィ!

 

妖夢:紅魔組の人達も……!?

 

ももこ:この人達は……?

 

コウジ:ああ、彼女はレミリア・スカーレット。「紅魔館」っていう屋敷の主人だ。

 

レミリア:フフフ、ごきげんよう!

 

コウジ:あれ?そう言やぁレミィ、羽はどうしたん?

 

レミリア:取ってきたわ。

 

コウジ:取ってきたぁ?  

 

レミリア:ええ、だってここ…魔女見られちゃ駄目なんでしょ?だったら背中にコウモリの翼なんてなおさらダメでしょ!

 

コウジ:いや……まあ、そうだけど……てか…いや…羽取れんの? 

 

レミリア:幻想郷の妖怪の羽ってだいたい着脱式よ?

 

コウジ:あぁ……そうなん。

 

どれみ:あ、あの…この子ってもしかして人間じゃなくて……?

 

コウジ:あぁ、こいつ吸血鬼なんでな……

 

はづき:き、吸血鬼!?

 

どれみ:吸血鬼って…あの…人の首に噛み付いて血を吸うって言う……

 

コウジ:ああ、それそれそれ………

 

どれみ:ま、マジっすか……。  

 

レミリア:まあ、でも吸血鬼と言っても人の生き血が主食って訳じゃないのよ!

 

はづき:そ、そうなんですか?

 

コウジ:まあ、なんせ此奴の好物プリンアラモードだしな!

 

あいこ:あらぁ…これまた以外やな…

 

レミリア:ふふ、妖怪だからって必ず人を食べてるって訳じゃないのよ。…さてと、じゃあ、そのクッキー25個くらい頂こうかしら?

 

 

どれみ:え、えぇっ!? に、25!?……そ、そんなに!?

 

 

コウジ:1人5個計算か……。

 

レミリア:ええ、美鈴やパチェ達にも食べさせてあげたいからね!

 

どれみ:……あ、あ、ありがとうございます!!

 

どれみは涙目になりながら深々とお辞儀をした。

 

あいこ:よかったなぁ、どれみちゃん!

 

レミリア:あとそれと他の子達の方のクッキーもそれぞれ25ずつ貰おうかしらね。

 

ももこ:Oh great!thank you very match!

 

おんぷ:お買上げありがとうございます! 

 

ぽっぷ:うわぁ…すご〜い!!え〜っと、こう言うのなんていうんだっけ?

 

はづき:太っ腹…ね!

 

ぽっぷ:そうそう、それそれ!

 

慧音:私はこのクッキーを貰おうか?

 

永琳:じゃあ、私はこのキャンディを…

 

妖夢:永遠亭に……人里の人達まで……

 

コウジ:まあ、これやったの絶対紫だな……

 

行列を見てみると阿求や小鈴、神子、神奈子など……東方の住人がほとんどだった。

 

コウジ:……と言うか紫までちゃっかりいるし…… 

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:ふぅ〜………  終わった終わった〜……!

 

あいこ:ホンマに……それにしても今日お客さん凄かったな!

 

はづき:ふふ、そうね。こんなのいつぶりかしら?

 

おんぷ:コウジ達がお店を手伝ってくれたおかげね。

 

妖夢:…あぁ、私は別に……  ……というよりもコウジ目当てで来たってのがほとんどなんじゃみょんか?

 

コウジ:それは否めん……。

 

ララ:まさに、コウジブームね!

 

マジョリカ:ま、しかも今回はどれみのも珍しく(・・・)完売出来たしの!

 

どれみ:珍しく(・・・)は余計だよ! 

 

おんぷ:でもよかったわね。無事売れて……

 

どれみ:うん!

 

霊夢:でも、そんなに売れない奴なの?これ……

 

魔理沙:さあな。まあ、たぶんあいつの不幸体質が原因なんだろうぜ?

 

はづき:不幸体質?

 

コウジ:……てか、何せお前らまだいるんだ?

 

霊夢:いちゃ悪い?

 

魔理沙:まあまあ、いいじゃねぇか!あんな貧乏神社にいてもやる事何もねぇんだし……

 

霊夢:貧乏神社で悪かったわね……! 

 

レミリア:私も暇だから来ているだけだから!

 

コウジ:……ああ、そう。まあ、いいや……

 

……と、ここであいこはテーブルの上にあるものに気が付いた。

 

あいこ:……ンお?あれは……たこ焼きか?

 

どれみ:…え?たこ焼き?何処どこ……て、ん?……こ、これは……! ❗

 

…と、その時、どれみは同じテーブルに鉄板らしきものの上にあるステーキらしきものに目が行った。

 

 

どれみ:ステーキだぁ〜! ✨

 

 

ももこ:あ、ホントだ!…でも何で?

 

おんぷ:それだけじゃないわ……オムライスにスパゲッティ、お寿司もあるわ!

 

コウジ:…妖夢が作ったんだ。こんなのどうか?……てな。

 

はづき:妖夢さんが?

 

魔理沙:お前、本当何でも作れるな。

 

妖夢:えへへへ……\\\\

 

どれみ:ねぇねぇねぇねぇ、これ食べていい?

 

ぽっぷ:お、お姉ちゃん……。(~_~;)

 

マジョリカ:まったく、お前って奴は…… 

 

どれみ:いいじゃん、別に!

 

マジョリカ:まあ、今回は別に構わんがの……(…て、もう切っとるし… )

 

どれみ:それじゃ、さっそくいただきま~す!(ぱくっ!

 

おジャ魔女メンバー:……!!

 

ぽっぷ:あ、食べた!

 

ももこ:今度は無事にステーキ運べたね!

 

魔理沙:いや、そんなに珍しい事なのか……?

 

どれみ:……うん?

 

あいこ:……ん?どうした?どれみちゃん…

 

どれみ:これ、ステーキじゃないよね…。

 

あいこ:ステーキじゃない?

 

あいこはどれみの持っているナイフとフォークを手に取ると、ステーキを切り、頬張る。

 

あいこ: …う、うん……!?(・_・;) な、何やこれ?

 

霊夢:…で、味の感想はどうなの?

 

あいこ:いや、どないもこないも……味が異次元過ぎて意味わからへん…… 

 

はづき:い、異次元……? 

 

霊夢:見た目はステーキなのに食べてみたら何故かケーキみたいに甘く感じた…て事じゃないかしら?

 

あいこ:……!! …あ、ああ…せやせや!そんな感じや!ホンマ、これどないなってるんや……?

 

霊夢:…ああ言ってるけど実際のところどうなの?

 

コウジ:ま……そりゃそうだろ。だってそれ、ステーキに似せただけ(・・・・・・・・・・)のチョコレートケーキ なんだから。

 

 

 

 

おジャ魔女メンバー: ……!?

 

 

 

 

魔理沙:あ……やっぱり?

 

ももこ:Wow…Is true! 本当だ!このステーキ、ケーキの味だ!

 

 

 

どれみ:えええぇぇぇぇ~~~!!? これステーキじゃないの!!?

 

 

 

マジョリカ:ふん、見た目で騙される方が悪い!

 

妖夢:はあ…まあ…なんか、すみません…… 

 

コウジ:まあ、なんかこのMAHO堂のためになんか驚くようなお菓子作れないかってことで出来たのがこの「フードケーキ」なのよね…

 

ももこ:フードケーキ?

 

レミリア:タコ焼きやお好み焼きと言った食卓にある普通の食べ物をお菓子で再現したものなんですって!

 

ももこ:Whats!?…お菓子!?…じ、じゃあ、このたこ焼きもこのSpaghettiとかも?

 

妖夢:はい、たこ焼きの方は実はリンゴのタルトになっていて、スパゲッティの方はイチゴのゼリー…あ、野菜はババロアになってます!

 

ぽっぷ:本当だ……このたこ焼き、リンゴ味だ。  

 

あいこ:いや、もうこれはクオリティ凄すぎて本物と見間違うわ…… 

 

おんぷ:う〜ん…まあ…たしかに面白いアイディアではあるけど………だけど此れをお店に出すって言うのはちょっと…

 

妖夢:あ〜……駄目かみょん?

 

どれみ:当たり前だよ!!こんな偽物なんて置いたらお客さんがっかりするよ!≡3

 

マジョリカ:それはお前だけじゃろう!私情挟むな、私情を…!  

 

魔理沙:つーか、ここ菓子屋だよな?それで何で客ががっかりするんだよ!

 

どれみ:う…… 

 

霊夢:まあ、残念がるというより不思議がるでしょうね。まあ……でも、いいんじゃない?こう言うインパクトあった方が客を呼び寄せやすいってもんよ!

 

あいこ:ほう……なるほど…… 

 

魔理沙:まあ、霊夢が言うとあんま信憑性沸かねぇんだけどよ…

 

霊夢:魔理沙、一言余計!! 

 

魔理沙:いいじゃねぇか!お前ンとこ年中無人だし……

 

 

霊夢:うっさい!元はと言えばアンタらでしょうが! 

 

 

妖夢:まあまあ……。 

 

どれみ:はあああぁぁぁぁ~~~~あ……やっぱ私って世界一不幸な美少女だあ…!!  

 

霊夢:…それ何?決め台詞?

 

コウジ:レミィ、アンタの能力から視てどれみのステーキは……?

 

レミリア:うーーーん、なさそうね…

 

ミミ:ミミ?

 

あいこ:ない?

 

レミリア:ただ…あの子、ステーキ自体(・・・・・・)食べられないって訳じゃなさそうね…

 

どれみ:え?

 

コウジ:ステーキ自体?

 

ララ:どういうこと?

 

コウジ:ああ、こいつ他人の先の運命を見る能力持ってんだ。

 

はづき:運命?

 

おんぷ:つまり、占いみたいな……

 

レミリア:みたいなものね。実際は「運命を操る程度の能力」って言うんだけど…

 

霊夢:やっぱりね。

 

コウジ:やっぱり?

 

霊夢:ステーキと言っても、ステーキ全般って訳じゃないんでしょ?

 

どれみ:……え?

 

霊夢:ギュウ……いや、牛の奴とは別のステーキとかは食べたことない?

 

あいこ:牛以外……?

 

霊夢:ほら、豚とか鶏とか……

 

どれみ:……う、うん…まあ……一応……。

 

はづき:え?

 

おんぷ:それ、本当の事?

 

おんぷ:う、うん……一昨年のクリスマスに……

 

ぽっぷ:あ……あぁ〜!そう言えばたしかにお姉ちゃん、ステーキ食べてたね。鶏のだケド…

 

あいこ:ホンマか……。  

 

コウジ:……て事は食えないのはビフテキか…。……だとするとイケるかな?

 

あいこ:え?

 

魔理沙:ああ、たぶんあの魔法使えばステーキの不幸はある程度回避出来るかもな…

 

どれみ: !! ……ホント!? 

 

ぽっぷ:…でも、どうやって?

 

コウジ:まあ、どうやるかは………やって見た方が早いな。魔理沙、頼む!

 

魔理沙:おう、任されたぜ!

 

そう言うと魔理沙はどれみに近づき、目の前で指に魔力を溜め…  パチン!と鳴らす。

 

魔理沙:此れでよし!此れでお前は無事にステーキを食えるようになる!

 

どれみ:本当!?

 

魔理沙:ああ、泥棒は嘘を吐かないんだぜ!

 

どれみ:え……?lll 

 

パチュリー:魔理沙、今ので台無しよ……。  

 

魔理沙:終わったぜ!

 

コウジ:わかった!

 

そして、いつものようにリンクルンからステーキを出す。

 

 

どれみ:わああぁぁぁ〜〜〜!!ステーキだぁ〜!✨(✪▽✪)✨

 

 

コウジ:……いや、その(くだり)もういいから早よ食えや! 

 

どれみ:むぅ……いいじゃん!少しくらい鑑賞に浸らせても…( ˘・н・)

 

マジョリカ:コウジの言うとおりじゃ…、お前のためにどれだけ時間を無駄にしとると言うんじゃ!ε=(-_- )

 

どれみ:もぅ〜マジョリカまで〜!ぷっぷのぷー!( ˘・н・)  …ま、でもそれもそうだよね。ほんじゃま…さっそく…… ( ・﹃・ )Ψジュルリ…

 

 

 

はづき:ムムムムム……!e( ・ὢ・;)

 

 

 

ももこ:(;゚ʜ゚)ゴクリ…

 

 

 

あいこ:どれみちゃん……ファイトー(๑ •̀ω•́)۶‼️

 

 

 

おジャ魔女メンバーが固唾を飲んで見守る中…どれみのかつて無い挑戦が始まる!!

 

 

 

ドクン……

 

 

 

ドクン…

 

 

 

 

ドクン…

 

 

 

 

ドクン…

 

 

 

霊夢(*´・/д・)ヒソヒソ…(…ねぇ、ちょっとオーバー過ぎない? たかがステーキぐらいで…

 

魔理沙(・д\・`*)ヒソヒソ…(「たかが」はねぇだろ…本人にとっちゃ…大事なんだから…

 

どれみ:……では……いただきまぁ〜………( ˘O˘)Ψ 

 

 

 

はづき&ももこ:あぁ…( °△° )

 

 

 

あいこ&おんぷ:( °Д°)あぁ……

 

 

 

ぽっぷ&マジョリカ:( ⁰ □ ⁰ )あ……

 

 

どれみ:……ぁあん…(。≥н≤。)パクン……!

 

はづき&ももこ:あっ……!!!Σ(゚Д゚)‼

 

あいこ&おんぷ:うおっ!!/ああっ!!  

 

 

どれみ:………ん!( ゚Д゚)❕ ……お……(はづき:お?)お……!あいこ:お……?お……‼(おんぷ:お……?)お……!!!(ももこ:Oh‼)

 

 

 

おいし〜〜!!!\(≧∇≦)/

 

 

 

どれみの歓喜がMAHO堂全体に響き渡る。

 

 

あいこ:よっしゃ〜〜!!

 

 

ももこ:イェ〜イ‼  ✋

 

 

はづき:やったやった〜!!\(^o^)/

 

どれみ:コレだよ〜!コレコレ!もう……何年待ったことか……。(T~T)モグモグ…

 

おんぷ:よかったね…どれみちゃん……

 

はづき:おめでとう、どれみちゃん!

 

 

 

 

 

 

 

霊夢:……オーバー過ぎない? 

 

魔理沙:……あ…いや、だからそう言ってやるなって…… 

 

妖夢:……そうそう!まあ、気持ちはわかるみょんけど…

 

 

 

──────────

 

 

 

ドド:ドド…ドドドドド?(でも、これ本当にステーキかな?)

 

どれみ:ん?何さ、ドド?何処を如何見たってステーキじゃん!お肉だってこんなに柔らかいし……

 

ぽっぷ:…どれどれ?( ・ʜ・)Ψパクッ! う~ん…たしかにステーキっていえばステーキなんだけど、なんか違うような……?

 

コウジ:ま、そりゃそうだ!『どれみにしか食えないステーキ』なんだから…

 

ぽっぷ:……え?

 

ももこ:どれみちゃんにしか食べられないステーキ?

 

ララ:…それってもしかして……!

 

パチュリー:そう、催眠魔法よ。

 

マジョリカ:やはりそうだったか! なるほどの。その手があったか…

 

あいこ:さい……みん……? 

 

おんぷ:催眠術ってこと? 

 

どれみ:催眠術?

 

はづき:それって、たまねぎがリンゴになるって言う?

 

あいこ:おお、テレビで見たことあったわ!たまねぎをおいしそうに丸かじりするやつ!!

 

魔理沙:ああ。まさにそれだ!

 

コウジ:ちなみに、今どれみが食ってるのはトンテキ、豚のステーキだ。

 

どれみ:え、豚!? これ豚なの!?

 

ぽっぷ:あ、これ豚なんだ!なんかいつも食べてるのと違うな…と思ったらそういう事だったんだ!!

 

どれみ:え?でも、私からするとあの時食べたのと同じだったよ?

 

魔理沙:じゃあ、もう一度食ってみろ!

 

どれみ;え?あ、うん…

 

そう言い、どれみは一口ステーキを頬張る。

 

  パチン!(後ろで指慣らし)

 

どれみ:…! …ん?え、何これ?え、ステーキじゃない…??  

 

コウジ:いや、普通にステーキなんだが?

 

どれみ:あ、いや…それはそうなんだけど……味がさっきのと違…(  パチン!)…て、え?え?( ゚Д゚)

 

パチュリー:魔理沙、もしかして魔法解いた?

 

魔理沙:ああ、一瞬な☆

 

コウジ:ま、これでわかったろ?さっき変わったと思っていた味が本来のステーキの味だ。

 

どれみ:へ、へぇ~……。

 

霊夢:ま、悪く思わないでよね。ホンモノだとたぶんまたアンラッキーが発動されるだろうし…

 

どれみ:…てことは、今の魔理沙がやったような魔法を使えばステーキが食べられるって事?

 

霊夢:え?ええ、まあ、裏を返せばね…

 

どれみ:じゃあ、別にいいっすよ! 

 

霊夢:…え、ええ?

 

コウジ:あら、いい笑顔☆ いや、でも本物じゃねぇのよ?

 

どれみ:全然いいっすよ!私、ステーキ食べられれば何でもいいんで!!

 

コウジ:さいですか…(;´・ω・)

 

あいこ:ホンマ現金やなぁ~どれみちゃん!

 

どれみ:えへへへ!!\\\\

 

霊夢:そ、そう…なら、いいわ。

 

妖夢:…あ、でも、魔理沙がやったような魔法をどれみちゃん達が使うには…

 

コウジ:そりゃ呪文唱えて「どれみがステーキ食えるようになれ!」ってんでいいんじゃねぇのか?

 

霊夢:え、呪文て…こいつらのって超魔法の奴でしょ?

 

コウジ&魔理沙:え?(ん?)違うけど?

 

霊夢;へ? だ、だってほら…あの時…

 

コウジ;そりゃあ、あの時のはウチのミラミラにイメイメ使ってこいつ等の魔法を超魔法に変換しただけだもの。

 

霊夢:え?じゃあ、こいつらのは特にこれといった属性はないってこと?

 

コウジ:ああ、そういうこった!

 

魔理沙:それにこの超魔法の詠唱呪文、元々おふくろが作った奴なんだぜ?

 

おジャ魔女一同:作った?

 

魔理沙;ああ。こんなふうにだ!

 

魔理沙は魔法の帽子の中から一冊の少し分厚い本を取り出し、開いて見せた。

 

そこには…どれみ達の使う魔法の呪文とその魔法内容がきめ細かに書かれていた。

 

マジョリカ:これは…魔導書か何かかの?

 

魔理沙:まあ、みてぇなもんだ☆

 

あいこ:ほう、これが魔導書ちゅうやつか。

 

おんぷ:本当に私たちが使ってる呪文が載っているのね。

 

ぽっぷ:…す、すごーい…。

 

どれみ:うん…字がびっしり過ぎて何が何だかわからないけど…でもすごいよ!

 

ぽっぷ:お、お姉ちゃん…。 

 

コウジ:ちなみにどれみのは【超力】ではづきのは地面や防御系の魔法、あいこのは水や氷などの水晶関係の奴でおんぷは毒や破壊、封印関係の暗黒魔法。

 

パチュリー:そして、ももこって言ったっけ…?あなたの使う呪文はこっちでは光・雷属性魔法になるの。

 

おジャ魔女メンバー:へ、へぇ~……

 

どれみ:え?じゃあ、昨日のマジカルステージは……

 

コウジ:ああ、あれはウチのミラミラの実でお前等の魔法がそうなるように仕組んだものだから…

 

 

 

霊夢:おのれの仕業か!!

 

 

 

コウジ:……んでその時には魔理沙もいたから…魔理沙に事情を説明して博麗神社から離れてもらったんだ。

 

 

霊夢:なぬっ!?(;◎Д◎)  魔理沙、お前もか!

 

 

魔理沙:ああ、今回のはさすがに私もムカついたからな。

 

霊夢:…てかアンタも共犯じゃない!

 

魔理沙:だが、他の魔女を侮辱するような真似した覚えはねぇぜ?

 

霊夢:……!

 

アリス:そもそも異変解決する側が異変の首謀者に加担するなんて話聞いたことないわよ!

 

咲夜:まったくよ…異変解決巫女として聞いて呆れるわ……。

 

霊夢:…うぐぐぐ……だー!もう、その話はもういいでしょ!もう……だから詫びとしてここにこうしているんじゃない!!だからもうチャラよチャラ!!

 

妖夢:チャラって……そんな強引な… 

 

霊夢:何?文句ある?それにここに来たのにはもう一つ別の目的もあるのよ!

 

コウジ:別の目的?

 

霊夢:まあ…そうね。強いて言うなら最近幻想入りした者とのご対面て言った方がいいかしら?

 

妖夢:最近幻想入りした…?

 

コウジ:そいつって、ここのおジャ魔女メンバーと関連したりすんの?

 

魔理沙:さあな。ただ、魔法の森に最近これと似たのが出てきてな。

 

妖夢:これと似たって、それってMAHO堂…?

 

ぽっぷ:ねぇ、幻想入りって?

 

コウジ:ああ、どこかの世界で死んだり、忘れ去られたりした者が幻想郷に行くことだ。

 

あいこ:幻想郷って…たしか、魔女とかオバケとかいる所やったよな…?

 

ぽっぷ:え…?オバケ?

 

コウジ:まあ、所謂妖怪な。そこにいるレミリアも吸血鬼だし、妖夢も半人半霊だし…

 

ぽっぷ:はんじんはんれい?

 

魔理沙:半分人間で半分幽霊ってことだ。

 

ぽっぷ:ええっ?そうなの?  

 

妖夢:はい。

 

ぽっぷ:へ、へぇ~……  

 

霊夢:まあ、人間もいるけどね。

 

魔理沙:まあ、言うなればどこかの世界で未練を抱えたまま死んだり、居場所を失ったり、存在そのものを忘れ去られたりしたもののがたどり着く処だな。

 

ぽっぷ:それって、天国みたいな…?

 

コウジ:まあ、みたいなものかな?あんま違うけど…

 

ぽっぷ:え?違うの?

 

霊夢:人を襲う妖怪も普通にいるからね。それに例え生前の人間でも来ること可能だし。

 

コウジ:そして、死者と面会できる場所でもあるし…

 

おんぷ:死者…?死んだ人とてこと?

 

ももこ:……!!

 

レミリア:ええ、そう。もしあなた達の身内の中で心半ばで亡くなったりした時、もしその人に未練が残っていれば、その人はだいだい幻想入りするわ。

 

ももこ:……ねぇ、もしかしてマジョモンローそこにもいる?

 

コウジ:マジョモンロー?誰だそれ?

 

ももこ:魔女見習いのきっかけを作ってくれた魔女なの。でも、私が魔女見習い試験に合格して正式に魔女になった時期に亡くなっちゃって……

 

アリス:なるほど。貴方だったのね。

 

ももこ:……え?

 

妖夢:じゃあ、幻想入りした人って…

 

魔理沙:ああ、モンローっつー魔女だ。最近、店ごと幻想入りしたんだ。

 

ももこ:……!! じゃあ、そこへ行けばまたマジョモンローに会えるってこと?

 

コウジ:ああ、そういうこったな!

 

そう言った瞬間、ももこの頬に大粒の涙が流れた。

 

ニニ:ニニ?

 

ももこ:Sorry. ごめん、なんかうれしくなっちゃって…

 

どれみ:私たちも行っていい?

 

霊夢:当たり前でしょ!だからこうやって誘ってるんじゃない!

 

コウジ:そんじゃ、お前ら行ってこい!

 

紫:あら、コウジは行かないの?

 

突然、コウジの背後の空間からスキマが開かれ中から紫がひょっこりと顔を出した。

 

コウジ;ああ、ウチはまだ冒険途中だ。この後、美空町とか魔女界だとか見て回るつもりだしな!

 

あいこ:その人は?

 

コウジ:八雲紫。まあ、所謂幻想郷の女王様みたいな感じかな?

 

あいこ:へぇ~…

 

妖夢:私もコウジに同行するみょん。

 

霊夢:決まりね!んじゃ、紫お願いね!

 

紫:ハ~イ!もう繋げてあるわよ。

 

どれみ:それじゃあ…みんな、行こっか!

 

マジョリカ:その前にそのパティシエ服なんとかせい!

 

どれみ:え?……あ。

 

コウジ:どうせなら魔女服で言ったら?こいつの場合、たまに「スキマ超えたらそこはお空だった。」みたいな事もたまにあるから…

 

魔理沙:ああ、それは否めない。それに飛んでいったほうが何かと早いしな。

 

どれみ:それもそっか!それじゃ、とっとと着替えないとね!

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ達は手を パン!と叩く。するとパティシエ服はどれみ達をその場に残したまま、上にめくり上がるようにして宙に浮き、魔女服へと変化。そしてそのまま彼女達の下に落ち、どれみ達の体にうまくキャッチするかのように嵌り、瞬く間に手袋、ブーツ、帽子と、次々装備されていく。

 

どれみ:プリティー・ウィッチ・どれみっち!

 

はづき:プリティー・ウィッチ・はづきっち!

 

あいこ:プリティー・ウィッチ・あいこっち!

 

おんぷ:プリティー・ウィッチ・おんぷっち!

 

ももこ:プリティー・ウィッチ・ももこっち!

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

東方一同:おお〜〜………! パチパチパチパチ………

 

魔理沙:まさにレインボー魔女って感じだな!

 

どれみ:あ、そう見えるっすか!( *-∀-*)ゞ

 

美鈴:…にしてもものすごい着替え方ですね。こう、上に脱がされてるような…

 

おジャ魔女一同:……ぬ、脱がされる……/// 

 

コウジ:あぁ、やっぱそう思う?

 

霊夢:まあ、中が下着じゃないだけマシでしょ?

 

はづき:…………!//////( //// )

 

あいこ:そ、そんな改めて言われるとやっぱ恥ずいわ…

 

どれみ:しょ、しょうがないじゃん……そう言う仕様なんだし…

 

 

 

──────────

 

 

 

ぽっぷ:あ、アハハハ…… 

 

ぽっぷはそう苦笑いしながらリズムタップのボタンを押す。

 

 

ポン! ♪ピーピピ ピピ〜

 

 

リズムタップは音を鳴らしながら宙に浮き、そこから赤い魔女服と帽子が出現。

 

ぽっぷはそれを被るように着ると、その瞬間、足がブーツに変化。そして、袖から既に装着済みの手袋を通し、赤い魔女帽を取った。

 

ぽっぷ:プリティー・ウィッチ・ぽっぷっち!

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

コウジ:…………。 (¬_¬) ジー

 

ぽっぷ:え?何? 

 

コウジ:ああ、いや……なんかぽっぷのそれ(見習い服)ってなんか…前、ウチが初めて会った時のおジャ魔女の奴のなんじゃねぇか…て…

 

魔理沙:ああ、そうなん?

 

霊夢:そういえば、この5人の子達とはずいぶん違うわね?

 

どれみ:ま、まあ…それは…その…(;^_^A

 

ぽっぷ:お姉ちゃんたちのは魔女試験に合格してそれになったんだって!

 

どれみ:…そ、そうそう!ぽっぷの言う通り…

 

コウジ:あれ?でも試験に合格した魔女見習いはそのまま魔女になれるんじゃなかったっけ?

 

どれみ:Σギクッ……!!

 

マジョリカ:まあ、魔女試験に合格したからと言ってかならずしも魔女になるとは限らないってもんじゃ!

 

コウジ:あぁ~…ん…そうなの?

 

マジョリカ:特にこやつらは試験に合格して正式に魔女になった矢先に大ポカやらかしおったからな!(¬_¬) =3

 

 

おジャ魔女メンバー(ももこ以外):ゔっ……!

 

 

どれみ:あ、あれは仕方なくてやったことじゃん!!そうじゃなかったら、おんぷちゃんだって、ハナちゃんだって助けられなかったんだから!!

 

アリス:つまり、その試験っていうのに合格したとしても、なんらかのアクシデントが発生して魔女と認定される事が危ぶまれた場合、一時的としてその服に…てことなのね?

 

あいこ:ん、まあ……そう…みたいな事やん…なあ?

 

はづき:…え、えぇ!?…あ、ああ…まあ、一応そんな感じ…!

 

どれみ:まあ、マジョリカの言ってることはその通りだしね…

 

おんぷ:だから、私たちは再試験を受けてるって感じなの。

 

魔理沙&コウジ:はあ…さいですか。

 

コウジ:じゃあ、ぽっぷが魔女試験をそのまま全クリしたら?

 

マジョリカ:どれみたちよりも真っ先に魔女になるんじゃろうな。

 

どれみ:ええーッ!!…じゃあ、私の姉としての威厳は?

 

おんぷ:地に落ちるかもね。

 

 

どれみ:そんなの嫌ぁ~~!!

 

 

コウジ:まあ、安心せい!もうとっくに姉としての威厳失ってる人いるから!

 

どれみ;え?

 

レミリア:ちょっとそれ誰のこと言ってるのかしら?(#^ω^)

 

コウジ:あんたに決まってんじゃん!

 

魔理沙:まあ、たしかにコウジにフラン引き抜かれてるしな!

 

コウジ:まあ、レミィよりは強ぇからお相手のし甲斐があるからな。

 

レミリア:ぐぅ……!!

 

霊夢:それにかりちゅまだしね☆(¬艸¬)

 

 

レミリア:うー☆ 咲夜ぁ~コウジ達がいじめる~!! 

 

 

と、咲夜に抱きつき泣きじゃくるレミリア。

 

パチュリー:ま…こういうのなんじゃない?

 

レミリア:Σゔッ…!

 

MAHO堂一同:…… 。 υ

 

コウジ:な!こんなのに姉の風格なんてねぇだろ☆

 

おジャ魔女一同:は、はあ…… 

 

レミリア:ちょ、ちょっと、でもあの子だって危なっかしいとこあるでしょ?

 

コウジ:ん~……まあ、たしかに家のまるごと吹っ飛ばすくらいには…

 

 

おジャ魔女一同:家まるごと!?(;゚Д゚) 

 

 

魔理沙:まあ、でもコウジいるから大丈夫じゃね?

 

コウジ:放し飼いはされてますけどね。

 

魔理沙:………。

 

 

 

──────────

 

 

 

紫:…あの、ずっとスキマ開きっ放しなんですけど…

 

コウジ:いや、アンタ普通に出しっぱなしにする癖あるやん。

 

紫;ま、まあ…それはそうなんだけど…

 

パチュリー:でも、そうね。早く図書館に戻らないとこあだって心配するし…

 

霊夢:立ち話なんて向こう行ってからでも出来るしね…

 

あいこ:せやな…ここで立ち話してるのもあれやしな。

 

どれみ:それじゃ、とっとと幻想郷行っちゃおうよ!

 

どれみ達はそれぞれ箒を出すとそれにまたがり宙に浮く。

 

霊夢:え?室内でそれ必要?

 

コウジ:ん~……まあ、おジャ魔女が魔女界行くときってだいたいこのパターンだからな…

 

魔理沙:へぇ~、よし、私も乗るぜ!

 

魔理沙も箒を魔法で取り出すとそれに乗り宙に浮いた。

 

妖夢:まあ、念のためってことでいいんじゃないかみょん?

 

コウジ;まあ、そうさな。だいたい此奴のスキマの終着点のほとんどが空中ってのが多いし…

 

霊夢:…たしかに、一理ある。

 

紫:んもう、失礼ね!私そんなヘマしないわよ!≡3

 

魔理沙:十中八九雑にやっとるやろがい! 

 

コウジ;んで、マジョリカたちも行くん?

 

マジョリカ:まあ、わしらも幻想郷というのが気になるしな。

 

コウジ:さいですか。

 

妖夢:なら、MAHO堂のことはお任せください。

 

マジョリカ:では、よろしく頼むとするかの。

 

どれみ:よ~し、それじゃ…みんな、準備はいい?

 

はづき&おんぷ:うん!

 

あいこ:よっしゃ!

 

ももこ:YEAR!

 

魔理沙:おう!

 

東方一同(あ、魔理沙も答えるんだ…。)

 

どれみ:それじゃ、幻想郷へ…

 

 

 

おジャ魔女一同&魔理沙:しゅっぱ~つ!!

 

 

 

霊夢:…いや、あんたも言うんかい!

 

魔理沙:これは、ノリだ!

 

霊夢:ノリか。

 

こうしておジャ魔女たちは霊夢たちと一緒に幻想郷へ通ずるスキマの中へ突入していくのだった…

 

 

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