異世界冒険記Ⅴ   作:マスターコウジ

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さて、この回はおジャ魔女とマスターコウジが別行動。
おジャ魔女はマジョモンロー求めて幻想郷に、コウジと妖夢は冒険求めて美空町、魔女界に…
そしてなんと、まさかあのキャラ達がおジャ魔女の世界に!? 霊夢があいつのお姉さんになる!?

ゆっくりご堪能ください!


おジャ魔女どれみ 3日目 「おジャ魔女、幻想入りする!」

 

 

 

 

おジャ魔女一同:うわぁ~!!

 

 

 

スキマのトンネルを潜り抜けるとそこには山や森、田畑や民家など、日本の風景と思われる壮大な大自然が広がっていた。

 

はづき:ここが、幻想郷?

 

ももこ:ワーオ、It's amazing‼✨(⁰▿⁰)✨

 

ぽっぷ:す、すごい……なんだかお爺ちゃんちに来てるみたい!!

 

紫:フフフ、素敵でしょ?

 

霊夢:やっぱ、ズレてたか。

 

そう思うのも無理はない。なにせおジャ魔女たちがいるのは博麗神社の上空だったからだ。

 

魔理沙:いや、寧ろ狙ってやったんじゃね?こいつ等が魔女だからって…

 

紫:あら、そう思う? 

 

ララ:それにしても本当、きれいな場所ね。

 

マジョリカ:うむ…見てるだけで心が安らぐわい!

 

紫:フフ、ありがと❤

 

 

 

どれみ:やっほ~~~~~!!!<(^o^)> 

 

 

 

 

やっほ~~~~!!!

 

 

 

 

どれみとぽっぷはそれぞれ山に向かって大声で叫び、やまびこで遊び始めた。すると、ちょうど斜め後ろに飛んでいた烏天狗が彼女たちの声に気づき、彼女たちの方にやってきた。

 

???:おや?あなた方はもしかして…

 

どれみ:え?誰?

 

魔理沙:お、だれかと思ったらどこぞの新聞記者!!

 

ぽっぷ:背中に羽が生えてる…。

 

文:そりゃあ、カラス天狗ですからね。

 

ぽっぷ:カラス天狗?

 

文:射命丸文と申します。以後、お見知りおきを!

 

どれみ:春風どれみです! …それと私の妹、ぽっぷ!

 

ぽっぷ:あ、は、春風ぽっぷです!どうぞよろしく…

 

はづき:藤原はづきです。

 

あいこ:妹尾あいこや!よろしゅうな!

 

おんぷ:瀬川おんぷよ。

 

ももこ:My name is Momoko Asuka. Nice to meet you!

 

マジョリカ:マジョリカじゃ。

 

ララ:妖精のララよ。

 

文:あやややや!やはり、あなた達でしたか!

 

おジャ魔女一同:え?

 

文:魔理沙さんの言っていたあの博麗の巫女を神社ごと滝行させて撃退した魔女っ娘っていうのは…!

 

おジャ魔女一同:え、ええっ!?  

 

はづき:た、滝行?

 

 

霊夢:魔~~理~~沙~~~?

 

 

魔理沙:現状報告しただけだ…お前がこいつ等に水攻め食らってた時に丁度やって来たんだからよぉ…

 

文:聞いたところによるとどうも超魔法がお使いになられるとか…?

 

どれみ;ええ?……い、いや…あの……その…あの…私たちは、その……ただ呪文が同じなだけであって…ですね…(^_^;)

 

はづき&あいこ:……コクコクコク!(;^_^))))))

 

何とか取材しようと強引迫りくる文にだらだらと顔いっぱいに滝のような汗を垂らしまくり、目泳ぎまくりのどれみ達。

 

おんぷ:それに、私たち…人間に魔女だとバレたら将来終わっちゃいますので…

 

文:終わり?え?バレたら消えるってことですか?

 

どれみ;あ、いえ…魔女ガエルになっちゃうんです!!

 

文:魔女ガエル?

 

どれみ:ほら、これ!!

 

 

マジョリカ:ムギィ!?

 

 

どれみはマジョリカをちりとりからひったくるように手に取ると、彼女の顔をまるでハンカチのように広げ、文に見せる。

 

文:ほう、これが…(マジョリカを手に取る)へぇ~、まるでスライムみたいな…こんにゃくみたいなカエルなんですね…

 

ぽっぷ:うん、だから名前は『ブニュちゃん』って言うんだよ!

 

霊夢&魔理沙:ぶ、ブニュちゃんwww!?

 

マジョリカ:これ!いらん事教えるでない!!ヽ(`Д´)ノ=3

 

文:ブニュちゃん…こうブニュブニュしてるからですか?

 

ぽっぷ:うん!

 

マジョリカ:…な、何で通じておるんじゃ…?(-_-;) 

 

文:…で、ちなみにこの…魔女ガエルっていうんですかね?…これが人に見られた場合、どうなるんですか?

 

どれみ:え?……あぁ、そ、それは………どうなんの?

 

ララ:え、え……?う、う~ん……それは…つまり…どうなるのかしらね? でも大騒ぎになるのは間違いなしよね?

 

文:ああ、それなら大丈夫ですよ。人里の人間とかはだいたい魔女だとか、魔法だとかをしょっちゅう見てますし、知ってますから…貴方達が来たところでそこまで大騒ぎにはなりませんよ。

 

あいこ:え?あ?そうなん?

 

魔理沙:ああ。私がこの格好しても普通に出歩けるぐらいだ。お前らがその恰好で町中歩いてたって別にどう思われることもねぇよ。

 

どれみ:そ、そう…なんだ…。

 

おんぷ:つまり、ここだと例え魔女として見られても普通の人間くらいにしか思われないってこと?

 

霊夢:ま、嘘だと思うのなら実際行ってみたらいいじゃない? …てか、もうそろそろ降りない?話なら神社の中でだってできるでしょ?

 

おジャ魔女一同:え?……あ。

 

あいこ:どおりで何処かで見たことがあると思っとったら…霊夢んとこやったんや!

 

ももこ:でも、前見たときは私たちのマジカルステージで崩れてなかった?

 

魔理沙:ああ、そこは私の魔法で直した!

 

ももこ:え、魔理沙が?

 

魔理沙:ああ。この天才魔法少女魔理沙様の魔法ならどんな奴だろうとチョチョイのチョイよ!

 

パチュリー:全く、調子のいいこと言って…  人間のくせに…

 

マジョリカ&ララ:人間?

 

魔理沙:ああ、まあ…私はこんなナリしてるけど実は人間なんだ。

 

どれみ:そうなの!?

 

ももこ:てことは、貴方も魔女見習いってこと?

 

魔理沙:いや、独学で魔女になった!ただ、それだけだ!

 

どれみ:……ど、

 

 

 

 

 

おジャ魔女一同:独学!?

 

 

 

 

魔理沙:ああ!

 

霊夢:ま、身分は人間だけどね。

 

魔理沙:魔法が使えりゃ同じだろ!

 

マジョリカ:しかし、まさか、魔女だと思っていたのが実は人間だったとは… 

 

ララ:本当、…なんか色々すごい世界に来ちゃったのかも…

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ:お、来た来た!

 

どれみ&ぽっぷ:ちーっす!!

 

朝方、コウジと妖夢がMAHO堂の中で待ってると、どれみとぽっぷが入ってきた。中にはあいこ、ももこ、おんぷ、はづきの姿もあった。

 

コウジ:これで全員、揃ったな!

 

妖夢:なんか本当、本物そっくりみょん!!

 

コウジ:ま、そりゃ…リンクルンのデータで作った奴だからな!…ま、使い魔感覚で作ったから当然、召喚した者の言葉には従順だ。んじゃ、どれみ…自己紹介!!

 

どれみ:私、春風どれみ、小学5年生の11歳! 誕生日は7月30日生まれ。好きなものはステーキで趣味はピアノ…(妖夢:す、すごい…!真顔でスラスラと…)魔女になることに憧れて、現在はMAHO堂という店の手伝いしながら魔女見習い修行をやっている。(そんなところまで…!?)

 

コウジ:まあ、たぶん…自己紹介に『簡単な』を入れなかったからだろうな。

 

妖夢:あ、なるほど。だから、今ある全プロフィールの公表を…

 

コウジ:よし、止め!

 

すると、しゃべっていたどれみの口がピタッと止まり、話もピタッと収まった。

 

コウジ:まあ、あくまで本人じゃないのでね…キュアピーチの能力、ラブリーリーフの力で召喚しただけの『人形』でしかないから…

 

そういうとコウジはフッと能力を解く。すると次の瞬間、どれみ達の姿が跡かともなくフッと消えた。

 

妖夢:つまり、アリスのように?

 

コウジ:いや、アリスというより犬猫感覚って感じだな。絶対服従っていうやつ? …さてと、そろそろ行くか!…で、向こうはどんな感じ?

 

そういうとコウジは徐に手鏡を取り出す。用途はもちろんおジャ魔女たちの様子を見るためだ。

 

妖夢:これは…霊夢の神社の中?

 

コウジ:様子からすると…これまだ序盤か?

 

紫:ええ、そうよ。だって、幻想入りしてからそんな経ってないもの…

 

 

 

コウジ:うわぁ!?(@Д@ノ;ノ)

 

 

 

妖夢:ゆ、紫様!?

 

コウジ:い、いや、ちょっと待て!いったいどういうこった?

 

紫:いや、何…ただ、話の流れ的に…

 

コウジ:…ヲイ!…てことは時系列イジりやがったな?

 

紫:イジりました☆ ✋ まあ、でもこれでタイトル詐欺にならなくてよかったじゃない!

 

コウジ:あ〜ハイハイ、ソウデスネ☆ …て事はまだまだ序盤ってこっか?

 

紫:そうゆうこと☆ ☝ …てな訳だからさいなら〜〜!! 

 

そう手を振り紫はスキマの中へそそくさと入っていった。

 

コウジ:あんにゃろ〜……要件だけ言って帰っていきやがった…… 

 

妖夢:まあまあ……でもこれでこっちも出発出来るんだから良いってことで……

 

コウジ:まあ、そうだな。

 

こうしてコウジと妖夢の方もMAHO堂を後に美空町を冒険していくのだった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

コウジ:さてと……で、何処行く?

 

MAHO堂からすぐの階段を登って間もなく、コウジはアカルンで美空町のマップを出していた。

 

妖夢:え〜っと… 前、ここ来る時は高台の方だったみょんね…

 

コウジ:ああ、どれみ達がおそらく行ってるであろう学校がデン!と構えてる処な!

 

妖夢:逆にコウジは何処に行くつもりなのだみょん?

 

コウジ:ああ、ウチは高台の方だ。あそこの方がよく見えるし、次行く目的もだいたい決まりやすいだろうし……

 

妖夢:じゃあ、私もコウジと同じで……

 

コウジ:ああ、そう?…じゃ、行こっか!

 

コウジと妖夢は高台を目指し、坂を登り始めた。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

霊夢:さあさ、神社と言ったらまずはお賽銭よ!

 

あいこ:いや、巫女さんが自分で言うか?(-_-;) 

 

魔理沙:まあまあ、そう言うなって………これがあいつの平常運転なんだからさぁ…┐(-_-)┌=3 

 

おんぷ:アハハ……(^_^;) でも、そうね。せっかく神社に来たんだしなんかお参りでもしましょ!

 

どれみ:それもそうだね!

 

そう言うとどれみ達はそれぞれポケットから財布を出す。

 

どれみ:え〜っと…たしか、5円玉入れればいいんだっけ?

 

霊夢:5円!?少ないわよ!もっと500円とか…1000円くらい入れてもらわないと!!

 

どれみ:……せ、1000円!?高くない?

 

魔理沙:やめんか!!Σバシッ!

 

霊夢:あ痛て!…ちょ、何すんのよ!

 

魔理沙:小学生相手に金集んな!! 

 

霊夢:だからって箒で叩かなくてもいいでしょ!!  それにせっかくこんだけのお客がいるんだからガッポリ儲けないと!!

 

咲夜:いやいや、相手は子供よ?子供で1000円て言ったら結構な大金よ?(-_-;)

 

ももこ:なんかマジョリカみたい……

 

マジョリカ:なっ……!失礼な!=3 ワシはあんな強欲の塊みたいにそこまで汚くないわい!! 

 

ララ:まあ、でも似たようなもんじゃない……?  

 

マジョリカ:……ンぐッ!(-_-;)  そ、そ、それを言うならデラじゃ!!あんなもんデラが当てはまるじゃろう!  

 

あいこ&はづき:ああ〜……たしかに! 

 

 

──────────

 

 

 

デラ:ヘックシュ!

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢:……チッ! たく…冗談よ!ちょっとからかっただけ!……もう何円でもいいからさっさと入れちゃいなさい!

 

はづき:……なんか感じの悪い巫女さん…… 

 

おんぷ:たぶん参拝客が来ないのも、あの態度が原因なんじゃないかしら? 

 

霊夢:……何か言った?

 

おジャ魔女一同:………。(¬_¬)

 

ももこ:ねぇねぇ、霊夢もこう言っているんだし、早くお参りしちゃおうよ!✨ ✨

 

あいこ:せやな。ほな、チャッチャと済まそか。

 

そんなこんなでおジャ魔女達はさっそく博麗神社の賽銭箱にお金(ほぼ小銭)を入れる。

 

 

 

 ✋✋パンパン!

 

 

 

どれみ(ステーキが食べられますように……あ、あと……それと、モテモテになりますように……) 

 

 

 

はづき(嫌なものは嫌とはっきり言えますように……) 

 

 

 

あいこ(お母ちゃんともう一度一緒にいられますように……) 

 

 

 

おんぷ(次のオーディション受かりますように……) 

 

 

 

ももこ(早くマジョモンローに会えますように……) 

 

 

 

ぽっぷ(魔女試験、合格出来ますように……) 

 

 

 

マジョリカ(……どうか、MAHO堂に一攫千金を……) 

 

 

 

どれみ達はそれぞれの願いを込め合掌し、数分間祈りを捧げた。

 

霊夢:はい、もういいわよ。これで貴方達にはご立派なご加護が降りかかることでしょう……たぶん。

 

ララ:ねぇ、ところでこの神社のって神様いるのよね?

 

霊夢:ん?まあ、いるんじゃない?知らないけど……

 

ララ:え? し、知らない?(・_・;)

 

霊夢:知らない。そもそも聞かされてないし……

 

はづき:聞かされてない……? 

 

霊夢:ま、神様なんて知らなくたって切り盛りしてけてるし大丈夫でしょ!

 

あいこ:ホンマかいな……。(-_-;)

 

文:アハハ……  まあ、これが霊夢さんなんで……

 

魔理沙:さて、まあ……こんな辺鄙な処(・・・・)にいつまでもいるのもなんだし、他のトコにも行くとするか!

 

レミリア:それもそうね。他の処も見せてあげたいし…!

 

霊夢:「辺鄙な処」で悪かったわね……  

 

美鈴:まあまあ……(^_^;)

 

 

 

──────────

 

 

 

妖夢:うわぁ〜! すごくいい眺めだみょん……

 

コウジと妖夢は目的地の高台に着き、そこからの一望できる風景を楽しんでいた。

 

コウジ:まあ、この坂をずっと行けば学校だがな……

 

妖夢:ところで、さっき言ってたラブリーハートの事なんだみょんけど……

 

コウジ:ああ、な〜に……プリキュア実験みたいなもんよ!

 

妖夢:プリキュア実験? ……あぁ〜!もしかしてキュアキュアの実の……!

 

コウジ:ああ。ちなみにさっきの「ラブリーリーフ」の他にも「エスポワールリーフ」に「プレアーリーフ」、「ハピネスリーフ」…そして集合体の「クローバーリーフ」てのがある。

 

妖夢:へぇ〜。

 

コウジ:まあ、性能としてはこのリンクルンとだいたい似てるんだけどね。ただ、フレッシュの奴がただリンクルンだけってのがまたなんとも…… まあ、念の為よ念の為!

 

妖夢:ああ、つまりリンクルンの幅を広げる……て奴ですか?

 

コウジ:ん…まあ…幅っていうか……。リンクルンが何かあって使えない時とか?

 

妖夢:はあ〜〜……所謂予備ってやつみょんね。

 

コウジ:ま、いざという時に使えなきゃアカンやん?だから、例えここがプリキュア関連の世界じゃなくとも、試せるもんは試して、使えるもんは使ってかなきゃ!!

 

妖夢:たしかに……!!

 

コウジ:まあ…ただ、此処みたいなあんまり戦闘面のない世界じゃ、この力が役立つのは人助けぐらいだろ。

妖夢:ああ………で、コウジ何やってるみょん?

 

コウジ:ああ、ちょいとフランと幽香んとこが気になってな…。今何処の辺にいんのかと……

 

そう言いながら、慣れた手付きでリンクルンを操作する。すると、リンクルンの画面に映し出されているマップに黄色い点のようなものが現れた。

 

コウジ:おっと、あった…!えぇ〜っと……場所は……ん?

 

妖夢はコウジの後ろに回り、覗き見る。

 

妖夢:場所は、小泉学園……みたいだみょん…

 

コウジ:これは…たしか、MaxHeartだ!

 

妖夢:え?

 

コウジ:えぇ〜っと……今、なぎさとほのかは……? ……ああ、まだ学校か……で、ひかりは……あ、フランの近く…!! てことは、いるのは……タコカフェか……?

 

 

 

──────────

 

 

 

ひかり:あ、いらっしゃいませ!

 

フラン:ん? あ、何をしてるの? あ、それってもしかしてたこ焼き?

 

ひかり:はい、とっても美味しいんですよ!

 

フラン:うん、フランも大好き!

よく咲夜とかが出してくれるんだ!

 

ひかり:フランちゃんって言うんですか?

 

フラン:うん。私、フランドール・スカーレット! フランって呼んで!

 

ひかり:わかりました。

 

アカネ:お!さっそくお客さんかい!

 

ひかり:どうでしょうお1つ如何ですか?

 

フラン:うん、そうする!

 

そう言うとフランはスカートのポケットから財布を取り出す。

 

フラン:あ、そうだ!え〜っと……此処のお金ってどうやって数えるの?

 

アカネ:え?

 

ひかり:え?え〜っと……たしか1円、2円って数えますけど……

 

フラン:そっか!なら、大丈夫だ! ……ところで、お値段いくら?

 

ひかり:あ、はい。え〜っと、200円です。

 

フラン:は〜い。

 

フランはお金を受け皿に出し、その隣の既に出来上がったパックに詰められたたこ焼きを手に取った。

 

 

 

──────────

 

 

 

ひかり:ところで、今日は何処から来たんですか?

 

フラン:え?ん〜〜と……ナイショ!

 

ひかり:え?あ、そうですか……。

 

フラン:強いて言うなら、ストレス発散出来る場所ってとこかな?

 

ひかり:ストレス発散…ですか?

 

フラン:うん!そこでね、遊んできたから、もう今はスッキリしてるの!

 

ひかり:へぇ〜、そうなんですね。ところでその羽……

 

と、その時だった。

 

 

プルプルプル……プルプルプルプルプル……

 

 

フラン:……お?

 

ひかり:……何の音でしょう?

 

アカネ:電話?

 

音の先を見ると、そこには赤い電伝虫がフランのたこ焼きのあるテーブルの上に置いてあった。フランは徐ろにその受話器を取った。

 

コウジ☎(えー…業務連絡、業務連絡……

 

ひかり&アカネ:………!!

 

ひかり:この声って……

 

妖夢☎(え、何ですか?それ……

 

コウジ☎(え?…いや、これ『もしもし』って意味なんですけど!?

 

妖夢☎(え、あ、そうなんですね………?

 

コウジ☎(ま、そんな冗談は置いといて……

 

妖夢☎(…て、冗談かい!✋ )

 

フラン:おい〜〜っす!

 

コウジ☎(おう、フラン!いるか?

 

フラン:うん。……で、この電伝虫は何?

 

コウジ☎(アカルン電伝虫。リンクルンが手放せない時の奴用……ところでさ、フラン…今『Maxheart』の世界にいない?

 

フラン:マックスハート?

 

コウジ☎(『ふたりはプリキュア Maxheart』……所謂、プリキュアのいる世界ってトコだ。

 

フラン:あぁ、コウジが前言ってたザケンナーとか言う魔物みたいなのと戦う…ていう?

 

コウジ☎(そうそう……まあ、今はもういねぇらしいが……

 

フラン:ふぅ〜ん……あ、そうなんだ!まあ、大丈夫だよ!さっき違う世界で暴れて来て今は気分がいいから♪

 

コウジ(ああ、ほうなん?まあ、くれぐれもプリキュアと手合わせするなんて事すんなよ?……一応、ウチの縄張り候補なんだから…

 

フラン:わかった!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:じゃ……

 

そう言い終えるとコウジはリンクルンの通信を切る。

 

妖夢:まあ、大丈夫なんじゃないかみょん?たぶん…

 

コウジ:う〜ん……まあな、ただ幻想郷出てきたばかりだから…一応心配なんだよな……能力の事もあるし……(まあ…一応何処かでなぎさ達にも報告しようか……いや、フランの近くにひかり達いるらしいし……まあ、ほのかもある意味博識だから……大丈夫……なのかな?)

 

 

 

あ、やっぱり……!

 

 

 

コウジ&妖夢:ん?

 

突然の声を聞き、振り返った瞬間、飛び出てきたのは小竹だった。

 

コウジ:…! お前は!

 

妖夢:あれは、たしか…小竹君でしたよね?どれみちゃんのクッキーを大人買いしてた…

 

コウジ:そうそうそう……ま、大人買いというより狙い買いみたいな感じがするけどな……レミィので見たらどうやらどれみと小竹、繋ってるみてぇだし…

 

妖夢:へぇ〜………

 

その束の間、小竹を追って着いてきたかのように少年4〜5人入って来る。

 

太田:お〜い、どうしたどうした………て……ん? 

 

 

佐川:な、なぬ〜〜〜っ!!Σ(◎Д◎ノ;)ノ

 

 

木村:あ、あの人は……!!(◎0◎)6m

 

杉山:今話題のスーパーヒーロー……

 

太田&杉山&佐川:海賊大戦士・マスターコウジ!!

 

コウジ:………もう、すっかり定着してんのな……。(¬_¬)

 

妖夢:ハハハ…(^_^;)

 

コウジ:ま、此処にプリキュアのような戦士とかがないのが救いかな… ……ただ…。  

 

太田&佐川&杉山:✨(✪▽✪)✨

 

コウジ:お前ら、そう言うの本当辞めてくんない?

 

佐川&杉山&太田:……へ?(・_・;)

 

コウジ:ウチ、そう言う特別扱い嫌いなんだけど……

 

 

 

佐川&杉山&太田:えぇ〜〜!!!?Σ(゚д゚lll)ガーン!

 

 

 

太田:そ、そんな……

 

杉山:お、お、俺達…マスターコウジに……

 

佐川:嫌われた………?

 

矢田:いや、ただ単純にその土下座を止めろってだけだろ?(¬_¬)

 

長谷部:俺達からしてもスッゲェみっともねぇぞ。(¬_¬)

 

コウジ:そういうこった!だから、そう言う神様扱いはやめて欲しいんだ。だから寧ろタメで、つまり友達感覚で接して欲しいんだ。

 

小竹:だってよ!

 

妖夢:ところで、貴方達は……

 

小竹:ああ、サッカーの練習だ。そうだ!どうせなら、コウジ達もやらないか?

 

コウジ:え?

 

妖夢:いいのかみょん?

 

小竹:ああ!

 

コウジ:けど、ウチあんましスポーツ向かねぇと思うんだけど…?

 

木村:……え?そうなの?

 

コウジ:ああ、本気出しすぎると色々と危ないんでね…

 

小竹&木村:な、なるほど………。 

 

矢田&長谷部(何か想像つく……… )

 

 

 

──────────

 

 

 

─一方、おジャ魔女達は霊夢、魔理沙達とともに博麗神社から離れ幻想郷上空を飛んでいた。

 

魔理沙:……んで、何処行く?

 

どれみ:ふぇ?

 

霊夢:…何、アンタ…プラン考えてなかったの?

 

魔理沙:いや、考えてはあんだ……こいつ等の希望聞いてから……と思っててな…

 

どれみ:えぇ〜〜と……………何処行く?って聞かれても…… 

 

はづき:私達、初めて来た処だから…(〇〇;)

 

霊夢:だってよ?

 

ももこ:あ、じゃあ…マジョモンローの処に

 

アリス:そこはまた後ででいいんじゃない?

 

ももこ:え?

 

魔理沙:ああ。せっかく幻想郷へ来たんだ。先に目的地に行くよりのんびり観光がてらに行くって方がいいだろ?

 

ももこ:……で、でも……!!

 

おんぷ:じゃあ、場所を教えてくれるかしら?

 

レミリア:悪いけど、それもナイショよ。

 

おんぷ:………!?

 

レミリア:そんなコトしたら却ってつまらないでしょ!

 

どれみ:む〜……何その言い方!ぷっぷのぷー!(●`ε´●)

 

マジョリカ:じゃが、そいつ等の言うとおりじゃ。

 

ララ:そんな別に今すぐ…て訳じゃなくてもいいんじゃない? だってまだ私達はこの世界に来たばかりでしょ?

 

はづき:マジョリカ達の言うとおり

 

ね。まずは霊夢達に案内してもらって、それからでも別に遅くないんじゃなかしら?

 

ニニ:ニニニニ!

 

ももこ:ニニ……. All right. うん、そうする。霊夢、魔理沙…わがまま言ってごめんなさい。

 

霊夢:別に、気にしてないわ。

 

魔理沙:右に同意☆ 

 

 

 

どれみ:…て、ちょっと待ったー!

 

 

 

ドド:ドドドッド ?ドドド(どうしたの?どれみ)

 

どれみ:ドドドッド?……じゃないよ!何でドド達もいるの?

 

ミミ:ミミ、ミミ!

 

あいこ:えぇ!?コウジが「行っていい」やて?

 

ミミ:ミミ、ミミ(コクコク…)

 

紫:まあ、その方が何かと都合がいいのよ!

 

はづき:どういうこと?

 

霊夢:ま、どうせ…新しく開発した技とか能力とかを試すためでしょ?

 

マジョリカ:まあ、ありえん…とは言い切れんな。ま、コウジなら何でも出来るじゃろうから妖精じゃなくとも大丈夫じゃろ。

 

どれみ:それもそっかぁ〜(*´∀`*)

 

おんぷ:じゃあ、霊夢達のおすすめのスポットみたいなのを教えてくれる?

 

魔理沙:おすすめ?…そうだなぁ私としては紅魔館だな!

 

 

東方全員:えええぇぇぇ〜〜……!?(¬_¬)

 

 

魔理沙:な、何だよ? 

 

霊夢:いや、だって紅魔館行ったって、レミィ達ここにいるから今ガラ空き状態よ?

 

魔理沙:別にいいじゃねぇか!

 

パチュリー:それに、貴方…絶対図書館狙いでしょ?

 

魔理沙:あ、バレた? 

 

アリス:日頃の行いからすれば誰だってすぐ分かるでしょ。

 

魔理沙:日頃の行いって何だ!私はただ単に本を死ぬまで借り続けてるだけだろうが!

 

おんぷ:それ、実質『泥棒』なんじゃ? 

 

霊夢:どうせなら人里行った方がいいんじゃないかしら?ほら、「魔女でも大丈夫!」てとこ見せなきゃ!

 

ぽっぷ:み、見せなきゃ? 

 

霊夢:ええ。だから人里に着いたとしてもそれ解かないでよね?

 

 

 

──────────

 

 

 

さて、此方(コウジ)sideでは…美空小の校庭で小竹達とサッカーをすることになった。

 

組分けはこうだ……

 

 

小竹、木村、コウジ、太田、佐川 VS 杉山、長谷部、矢田、妖夢

 

 

コウジ:何か向こうの方人数大丈夫か?

 

矢田:別に。

 

長谷部:問題はねぇよ。

 

杉山:そーそ!何たってキーパーに妖夢さんが付いてるんすっから!

 

コウジ:妖夢頼りかよ… 

 

妖夢:アハハ……ま、精一杯足を引っ張らないよう頑張るみょん。

 

コウジ:ま、いっか。ウチが全力出せるように妖夢に相手のキーパーを任せたのはウチだし…

 

そんなこんなでプレイは開始された。

 

現在は妖夢チームからとなった。ボールは杉山が持っており、ドリブルしている。そこに小竹と木村がそれを奪おうとディフェンスをかける。

 

杉山:長谷部!  ⚽

 

…と、ここで杉山が長谷部に目掛けてボールを蹴る。ところが……

 

コウジ:剃!

 

杉山:へ?

 

ボールが長谷部に渡ろうとした瞬間、まるで瞬間移動するかのようにボールが消えたのだ。

 

コウジ:小竹!  ⚽

 

小竹:……? うおっと!

 

そして、気が付けばボールは小竹の足に渡っていた。

 

杉山:い、いつの間に…… 

 

太田:ス、スゲェ……!✨(◎0◎)✨

 

矢田:バ、バケモンかよ……。 

 

木村:ハハハ…まあ、よかったぜ…コウジがうちのチームで…

 

小竹:ああ、だからこの勝負俺達の勝ちだ!

 

そう息込んだ小竹は妖夢のいるゴールまでボールを運びシュートを決めようと強く蹴った。

 

妖夢:はい!

 

小竹:何?

 

……が、小竹の放ったボールは妖夢の手にすっぽり収まってしまった。

 

木村:……嘘だろ?あの小竹のシュートをあんな簡単に……!

 

コウジ:そりゃあ、妖夢は動体視力に長けてるからな… あんくらいのシュートくらい…余裕で取れる!

 

長谷部:あ……此方にもバケモンいたわ…。(¬∀¬;)

 

 

 

──────────

 

 

 

その後、小竹チームと妖夢チームは互いに譲り合うことなまま試合は長く続いた。しかし、ほぼ無限ループ状態になっていたため、両者とも(コウジ、妖夢は除く)、へたりこんでしまった。

 

小竹:はぁ……はぁ……はぁ……くそ、ダメだ…全然届かねぇ…(;´Д`)=3

 

木村:ああ、小竹が……どんな角度でやっても妖夢の手に簡単に阻まれちまう!

 

長谷部:俺からすりゃ、お前等の方はいい方だと思うが…?(;¬Д¬) =3

 

矢田:ああ、こちとらシュートですらやらせてもらえないんだぞ?(;¬_¬) =3

 

コウジ:……あり?それは最初だけであって、後はシュートの所まで持って行かせただろ?

 

矢田:いや、シュートできなけりゃ意味ねぇし…

 

木村:……て言うかコウジ、わざわざ小竹に渡さなくてもよくないか?

 

コウジ:え……?

 

木村:別にシュートはコウジが決めてくれもいいんだし… なあ、小竹?

 

小竹:ああ、そうだな。どうせならさ…コウジ、代わりにやってくれないか!

 

コウジ:え?あ……いいん?

 

小竹:ああ!

 

コウジ:ふ〜ん、まあ、いいや…!

 

 

 

──────────

 

 

 

―と言う事でコウジは急遽妖夢にPKキックすることになった。

 

 

コウジ:うし!…んじゃ、行くか!ブラックサンダーチャージ!

 

 

⚡バチバチバチバチ………

 

 

一同:……!?

 

長谷部:……な、何だ?

 

杉山&佐川&太田:おお〜〜!!✨(◎0◎)✨

 

木村:…こ、これって…まさか!

 

コウジ:行くぜ、妖夢!プリキュア・ブラックサンダー……JETストライク!!

 

コウジは黒い稲光を纏った足で勢いよくボールを蹴った。蹴られたボールは黒い光の球と化し、光のビームとなって物凄い速さで飛んでいく……!

 

妖夢:………! 

 

これに対し、妖夢は前傾姿勢を取り、グレイズを張り始めた。

 

 

 

 ドオオォォ〜ン!!

 

 

 

ついに妖夢の両手とコウジのボールがぶつかり、その衝撃による風圧と閃光が全体を襲った!

 

妖夢:……ぐぅ……! 

 

ボールは妖夢の両手をものともせずに回転を止めることはなかった…しかし、それに対する妖夢もこの先には行かせまいと防御を解くことはなかった…

 

 

 

 

コウジ:いっっっけええぇぇぇぇぇ〜〜〜!!!

 

 

 

 

しかし、ボールの勢いは弱まり、妖夢の手の前にして止まった。摩擦の煙を残して……

 

妖夢:ふぅ〜…… 

 

コウジ:この野郎、止めやがったな……?

 

妖夢:まあ……なんとかって感じだみょん。

 

木村:う、ウソだろ……あんなボールでも受け止められるのかよ…

 

小竹:す、スゲぇ……

 

妖夢:矢田君。

 

矢田:へ?…お、おっと!?

 

妖夢はボールを矢田の方へと放り投げ、矢田はそれを受け止める。

 

コウジ:まあな。彼奴を本気にさせるにはこれぐらいの威力なきゃならんしな……

 

小竹:え?そうなの?

 

コウジ:ま、今回は止められちまったが、次はこうはいかねぇさ!さっきの倍の威力でやってやる!

 

 

 

──────────

 

 

 

小竹:コウジ、頼む!

 

コウジ:OK!

 

なんやかんやあり、小竹の手に渡ると、小竹はボールをコウジにパス。

 

コウジ:おっしゃあ!やるぜ!

 

コウジは力強く地面を踏みつけると、今度は足に武装色、ブラックサンダー、ホワイトサンダーを纏わせだ。

 

コウジ:プリキュア・マーブルサンダー……JETストライク!!

 

そして、その足で勢い良くシュートを放つ。放たれたボールは黒と白の雷を纏わせながらさっきよりも速い速度で立ち塞がる妖夢へと突き進んでいく……

 

妖夢:ふん!

 

 

 

 バチィ……!!

 

 

 

妖夢の防御する手と黒と白の光を纏ったボールが合わさり、閃光が迸る!

 

 

妖夢:ぐうううぅぅぅ……!!

 

 

此処は何がなんでも通すまいと防御に力を入れる妖夢…しかし、ボールはさらにブラックサンダーとホワイトサンダーのパワーのせいなのか回転力で妖夢を押していく…………

 

 

コウジチーム:いっっっけぇぇぇ〜〜〜〜!!!

 

 

妖夢:ぐぐぐぐ……  ……あぁ!? 

 

 

…そして、ついにボールは妖夢の防御壁を突破!見事ゴールポストに入り、上の鉄棒の部分に当たった。

 

 

 

コウジ&小竹&木村:イェ〜イ!!✋(^o^)✋

 

 

 

コウジ達は雄叫びを上げて喜んだ。

 

矢田:ポ、ポストが……。υ

 

見るとボールの当たった鉄の縁が千切れ、さらにネットまでもが破られており、肝心のボールは後ろの木に激突していて、幹の中にすっぽりと嵌ってしまっていた。どうやらボールの威力がデカ過ぎてゴールポストを貫通してしまったようだ。

 

コウジ:まあ、掛けには勝ったかな。…ただ、ウチの予想だと、本来ならば木折れてる筈なんだがな。

 

 

矢田&長谷部:はあっ!?/えぇっ!?   

 

 

コウジ:妖夢に威力を軽減されたか……。こんな事なりゃ魔凶使ってやるべきだったか……

 

妖夢:殺す気ですか!? それやったらさすがにピチュるみょん!!

 

コウジ:ま、冗談だよ、冗談!今回は衝撃貝仕込んでねぇから、さすがにやったらここら一帯大惨事になってるよ…

 

矢田&長谷部:ま、マジかよ……。 

 

木村:ま、まあ……凄い事には代わりはないんだしさ……

 

小竹:なあなあ、どうやったらそんなに凄くなれるんだ?

 

コウジ:ん…まあ、鍛えりゃなんとかいけるよ。まあ、ウチのようには無理でも…

 

佐川:例えば?

 

コウジ:え?そりゃあ…サッカーって足が基本だろ?だから、足を鍛えれば……例えば、石段で往復うさぎ跳び50回だとかさ…

 

佐川:う、うさぎ跳び……?(;゚д゚)ェ…

 

太田:うわ…キツ…(;゚д゚)

 

木村:ああ、なるほど……

 

妖夢:まあ、そう言うんじゃなくてもマラソンとかサイクリングとかでもいいんじゃないですか?

 

小竹:…サイクリング!なら、丁度いいや!明日、森川や飯塚達とサイクリング行くことになってんだ!

 

コウジ:おお〜!サイクリング!……で、何処までだ?

 

小竹:そりゃあもちろん富士山までだ!……な!

 

木村:あ、悪い…俺、明日まりなと遊園地に行く約束があるんだった。

 

小竹:は……?  はぁ〜!?(◎□◎ノlll;)ノ

 

矢田:俺も行けねぇ。明日、親父が久しぶりにドイツから帰ってくることになってるんだ。

 

小竹:…!まあ、それなら仕方ないか……。

 

長谷部:まあ、一応お袋に許されたけど、目に涙をためてだからな…

 

コウジ:で、結果は?

 

長谷部:行けない。

 

小竹:……!! 何だその理由!!ヽ(`Д´)ノ=3=3 お前等約束ちがうじゃねぇか!!

 

妖夢:まあまあ、行けなくなったんじゃ、仕方ないじゃないですか……  

 

コウジ:どうせなら、ウチが行こうか?

 

小竹:……!本当か?来てくれるのか?

 

コウジ:ああ。

 

妖夢:でも、自転車は?

 

コウジ:まあ、それはなんとかなるだろ。

 

 

 

──────────

 

 

 

魔理沙:えぇ〜………私達は今、人里のど真ん中に来ております…どれみさん、ご心境の程はいかがでしょうか?

 

どれみ:えぇ〜……とてもとても緊張しております……。(;¬_¬)

 

あいこ:しかも、普段着ならまだしも、見習い服やからなぁ…… 

 

霊夢:何、変な中継みたいな事してんのよ?

 

魔理沙:まあ、ちょっとな!( ゚∀゚ )

 

マジョリカ:本当に大丈夫なのか?こんなに人間が大勢いる中で魔女が行くというのもな……

 

魔理沙:大丈夫だって!魔女である私がこうやって堂々と行ってるんだからさぁ!

 

アリス:それに今日はこれと言ってかなりって程でもないし……

 

おんぷ:そうね。それに、こんなに歩いてるってのに全然此方を見る素振りもないって感じだし…

 

魔理沙:だろ?んじゃ、ミスチーのとこにでもいこうぜ!

 

囲≡ガラガラガラガラ……!

 

コアラ:あ、いらっしゃいませ!空いてる席どうぞ!

 

霊夢:あら?貴方はたしか…革命軍の…

 

コアラ:ちょっと人手が足りないってので、お手伝いって感じですね!

 

レミリア:…てことは、あの2人も…

 

やって来たのはミスティアの居酒屋だった。

 

おんぷ:ここは…居酒屋さん?

 

コアラ:ご注文は?

 

魔理沙:じゃあ、取り敢えず生で!

 

霊夢:私も!貴方達は?

 

マジョリカ:じゃあ、ワシらも生を…

 

おんぷ:あ、私達はウーロン茶で。

 

どれみ:あ、私ステーキ!

 

 

おジャ魔女一同:ズコー!

 

 

霊夢&魔理沙:またぁ!?

 

 

どれみ:え?ダメ?(・_・?)

 

おんぷ:どれみちゃん、ステーキさっき食べたでしょ!

 

はづき:そうよ、同じものばっかり食べたら、体に悪いわ。他の物も食べましょう?

 

咲夜:どうせなら、ヤツメウナギ頼んでみたら?

 

美鈴:そうですね、ウナギのステーキの方が安全ですし!

 

ミスティア&コアラ:安全?

 

どれみ:あ、安全って……。

 

コアラ:えっと……安全って?

 

霊夢:ああ…その子、牛のステーキを食べようとするとなんか変なイベントが発生して食べられなくなるの!

 

コアラ:い、イベント? 

 

どれみ:い、イベント……

 

マジョリカ:まあ…もはやお決まりって感じじゃな…

 

どれみ:《/b》ヴッ!《/b》 お、お決まり…(´;ω;`)

 

おんぷ:じゃあ、それで!

 

あいこ:あ、あと、ついでにお好み焼きも…!

 

コアラ:かしこまりました。お好み焼き1人前!ヤツメウナギ13人前!

 

サボ&???:ああ!/あいよ!

 

霊夢:ん?今の声って……

 

 

 

──────────

 

 

 

コアラ:はい、こちら、ヤツメウナギ13人前とお好み焼きで〜す!

 

ぽっぷ:うわ…てか、なんかすっごい持ち方!!

 

はづき:まるでウェイトレスね。

 

…と言うのも、コアラの後ろにいる1人の男がお皿を両手、両腕や両肩、頭に乗せて運んできてるからだ。

 

サボ:あの…それ台車使っちゃダメなの?

 

???:いや、こんくらいやらねぇとウェイトレスは務まらん!さ、召し上がれ!

 

ハック:そういうもんなのか? 

 

そう言うと男は腕や肩に乗った皿を取り、霊夢やどれみ達の元に置いていった。

 

レミリア:ふふ、やっぱり貴方だったのね。

 

サンジ:ああ、かよわきレディのためなら、この黒足のサンジ…何時でも何処でも駆け付けるさ!

 

霊夢:その情けが逆に火に油を注がなきゃいいけどね…

 

美鈴:霊夢さん…… 

 

サンジ:ア〜ン!♥ そんな辛辣な言葉を浴びせる霊夢ちゃんも素敵だ〜!(*♡∀♡*)♥♥♥♥

 

おジャ魔女一同:……え゛!?(◎Д◎lll;)

 

霊夢:ハイハイ…もうこの子達がドン引きしてるからもう早く下がって!

 

サンジ:ハァ〜イ!(๑♡∀♡๑)♥♥♥

 

魔理沙:あ、こう言う奴だから気にしないで……

 

あいこ:な、なんや…オヤジーデみたい奴なんやなぁ…(^_^;)

 

おんぷ:ふふふ、本当ね。

 

 

 

──────────

 

 

 

岡島:あ、小竹さん!

 

小竹:おう、お邪魔するぜ!

 

コウジと妖夢が小竹達に連れられてやって来たのは「岡島道場」と言う剣道場だった。妖夢が「剣術が得意」という事で訪れたのだ。

 

岡島:あ、あなたはたしか…あの美空市の…

 

コウジ:ああ、マスターコウジだ。まあ、美空市限定ではねぇんだがな。

 

妖夢:はじめまして、魂魄妖夢です。 

 

岡島:あ、こちらこそはじめまして、この「無心岡島流 岡島道場」の跡取りの岡島小太郎と申します。 

 

岡島は一礼し、コウジ達を家の中へ入れさせる。

 

小太郎:あ、そうだ!皆さんにはこれを先にお渡しますね。

 

そう言って差し出されたのはなんと竹刀だった。

 

小竹:へ?

 

妖夢:これは……竹刀?

 

コウジ達は言われるがまま竹刀を手に取る。

 

佐川:でも何で此れを?

 

岡島:此れがないと少々危ないので……

 

岡島の言葉から妖夢とコウジは何かを察した。

 

コウジ:妖夢、行けるか?

 

妖夢:はい!

 

妖夢は竹刀を構えながら答えた。

 

小竹&杉山:へ?

 

佐川:ど、どうしたの?

 

コウジ:まあ、何…ただの憶測だよ。剣道場でしかも客人にこれ(竹刀)持たせるってことは部屋のどっかに仕掛けのようなもんがあんじゃねぇかと…

 

岡島:……! 凄い…!当たりです!

 

佐川:?? 仕掛けってどんな?

 

岡島:例えば、これとか…

 

そう言い、岡島が床の一部を踏む。するとまるでスイッチのようにズンと沈んだ。

 

一同(コウジ、妖夢を除く):へ?(・_・;)

 

すると突然、掛け軸が上に上がる。そして…

 

 ≡○ポン!

 

少年一同:うわぁ〜〜!?Σ(◎Д◎lll;)

 

穴から野球ボールがまるでピッチングマシンのように小竹達目掛けて発射されたのだ。

 

 

/シャッ!\シャッ!─シャッ!

 

 

しかし、ボールは小竹達に届くことはなかった。何故ならば妖夢が全てのボールを最速で捌いたのだから!

 

小竹:あ、あれ?飛んでこない? 

 

岡島:す、凄い……全く見えなかった…。(◎_◎lll;)

 

妖夢:大丈夫みょんか?

 

杉山:え?もしかして、これ全部、妖夢さんが?

 

佐川:はぁ〜……助かった〜…!  

 

そう安堵し、腰を下ろすが…

 

 

Σカチッ!

 

 

佐川:へ?

 

……と、今度は天井が開き、頭上にタライが……!

 

コウジ:危ねぇ!!

 

すかさずコウジが竹刀でタライを弾き飛ばす。

 

佐川:……さ、サンキュ〜……(◎Д◎lll;)

 

小竹:…つーか、タライって…… 

 

 ガコッ!

 

小竹:へ?

 

寄りかかった拍子に何かが押される感触を味わった。

 

 ≡= =卍シャー!

 

小竹:うわぁ…!!

 

妖夢:はあっ!

 

Σカァン!Σカァン!

 

妖夢が飛んできた手裏剣を払い落とす。

 

長谷部:しゅ、手裏剣て…… 

 

矢田:忍者屋敷かよ… 

 

コウジ:妖夢、一気に決めるぞ!

 

妖夢:はい!

 

岡島:凄いですね……なら、これはどうです?⊃□Σカチッ!

 

岡島が壁に設置してる額入れを押すと、其処に現れたのは頭巾を冠った侍のような男だった。

 

小竹:な、何だありゃ?

 

木村:に、忍者!?

 

男:てやああぁぁ〜〜!!

 

コウジ&妖夢:スペルカード発動!【双生・人鬼】未来永劫斬!!

 

 

 

 

ー カッ!ー

 

 

 

 

小竹一同:………(゚A゚;)ゴクリ

 

両者は一瞬にしてすれ違った。その様子を固唾を飲んで見守る小竹達……

 

 

ビリィッ!

 

 

男:ぬおっ!?

 

 

バキッ!

 

 

男:何!? いつの間に…!!

 

すると突然男の顔を覆っていた頭巾が切り裂かれ、しかもその直後、竹刀の剣の部分が根本から外れ、下に落ちた。

 

コウジ:妖夢、お前「剣の極意」使ったろ?

 

妖夢:そう言うコウジも、覇気使ったでしょ?

 

コウジ:あ、バレました?

 

妖夢:じゃなきゃ竹刀があんな綺麗に折れません!

 

コウジ:…てか、また敬語に戻っとるぞ?

 

妖夢:あ……!///

 

一同:…………。(◎₀◎;)

 

小竹:…ス、…スゲぇ……!

 

木村:一瞬で竹刀と頭巾斬っちまったぞ!

 

岡島:す、凄いです……!今のどうやったんですか?

 

コウジ&妖夢:え?

 

コウジ:いや、まあ……何、剣を極めれば誰にでも出来るよ!

 

長谷部:うそこけ… 

 

矢田:あんなもん無理に決まってるだろ… 

 

コウジ:ま、妖夢のは少し特殊だがな…

 

岡島:そうなんですか?

 

コウジ:妖夢は「刀を扱う程度の能力」ってのを持ってる。例え竹刀であっても刀のように使う事が出来るんだ。ちなみにさっきのは「剣の極意」と言ってな…

 

岡島:剣の…極意ですか?

 

コウジ:ああ、目の前に斬りたいものがあれば、例え岩だろうが金属だろうが簡単にスッパリ斬ることが出来る。逆に目の前に切りたくないものがあれば例え紙すらも着ることができない。…と、このように剣に自分の意志を乗せることで切りたいものを選ぶ事が出来るんだ。

 

太田:それで石川五エ門みたいな事が出来るってわけか…

 

杉山:ん?ありゃ、コウジの竹刀……なんか色変わってない?

 

コウジ:ああ、ウチが本気出すとだいたいこうなるんだ。

 

小竹:本当だ!なんかコウジの奴、黒くなってる!

 

木村:…見るからになんか硬そうだなぁ。

 

コウジ:そりゃあ覇気纏ってるからな。

 

岡島:覇気……ですか?

 

コウジ:ああ、体にある『気』って奴を流し込む事でどんなものでも鋼鉄のように強化出来るって奴だ。

 

一同:へぇ〜。

 

コウジ:まあ、だから……ここにある竹槍とかも……

 

そう言いながら、コウジは木の床にあるスイッチを押し、目の前に太い竹槍4本がジャキン!と上に突き出させる。

 

コウジ:はあ〜〜っ!!

 

 

 バキッ!!

 

 

そして、コウジは黒く硬化した竹刀で一閃。

 

男:なんと……!

 

岡島:あの太くて硬い竹槍をいとも簡単に!!

 

コウジ:ま、こんなもんかな? まあ、事が竹刀なもんでキレイにとは行かなかったが……

 

長谷部:いや、もう十分だろ……? 

 

矢田:てか、彼奴始めてきたんだよな?何気に普通にスイッチ押してたんだが…… 

 

コウジ:ああ、んなもん覇気(・・)で探りゃあわかるよ!

 

矢田:覇気で?

 

コウジ:ああ、見聞色の覇気…つってな…感覚を研ぎ澄ませばあらゆるものの気配が分かるようになるんだ。気配が分かるとその動きがスロー感覚になるんだ。

 

岡島:へぇ〜……。

 

男:……いやはや、何とも恐れ入りました。<(_ _)>ペコペコ…

 

岡島:おじいちゃん!

 

コウジ:ああ、アンタ…此処の爺さんだったんだ。

 

岡島師範:はい、この道場を守る師範を努めております。小太郎の祖父でございます。

 

 

 

──────────

 

 

 

岡島師範:―なんと!抜刀術を…… それで……

 

コウジ:ああ、だいたい植木の剪定する時とかにやってるからな。

 

佐川:剪定って何?

 

岡島:木の枝を切って整える……つまり、わかりやすく言えば木の床屋さんみたいな感じです。

 

木村:へぇ〜……あ、てことは…さっきの「剣の極意」ってのと組み合わせたら……

 

コウジ:ああ、色んな形の木に出来る。

 

小竹:本当か?見せてもらってもいいか?

 

妖夢:ああ、はい…何処かに切っていい木があればいいですけど……

 

岡島師範:たしか、庭にまだ手入れしてない木がいくつかあるはずだ。

 

そう言うと岡島師範は庭の方へと向かった。

 

 

 

──────────

 

 

 

岡島:此処です。

 

小竹:ほぇ〜、改めて見ると結構あるもんなんだなぁ〜…

 

庭に出てみると塀を突き出す程の大きな木が3、4本くらい生えていた。

 

コウジ:ま、これだけありゃいろいろお披露目出来そうだな!…じゃ、妖夢頼む!

 

妖夢:はい!

 

妖夢は木の前に出ると楼観剣の柄に手を置き、深呼吸で精神を整える。

 

 

妖夢:………スペルカード発動!【幽冥抜刀(ゆうめいばっとう)】剪定の秘奥義‼

 

 

そして、刀を抜いた瞬間、目にも止まらぬ速さで2太刀、3太刀と…刀を乱雑に振っていく……! そして、何度か振ると妖夢は刀を収める。

 

 

 カチン!

 

 

 バサッ!

 

 

一同:うおっ!?

 

 

鍔鳴りの音の衝撃で斬られた葉っぱや枝がバッ!と落ち、現れたのはサッカーボールの形をした植木の姿だった。

 

小竹:すっげぇ!

 

木村:サッカーボールだ!

 

妖夢:ふぅ……まあ、こんなもんですかね!

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:ふぅ……食った食った!

 

ぽっぷ:お姉ちゃん、感じ悪いよ…。

 

魔理沙:まあ…量的には霊夢といい勝負ってとこか…!

 

はづき:フフフ、そうね。

 

おんぷ:…! ももちゃん……?

 

おんぷはみんなが会話してる中、そっぽ向いてるももこが気になった。

 

おんぷがももこの方を見ると其処にももこはいなかった。引き戸の方を見ると戸は開きっぱなしになっていた。

 

 

 

──────────

 

 

 

外に出てみるとももこが道端で周りをキョロキョロさせているのが見えた。

 

おんぷ:ももちゃん!

 

ももこ:……あ、おんぷちゃん!

 

おんぷ:どうしたの?外なんか出て…

 

ももこ:…うん、今、マジョモンローが通っていた気がして……

 

おんぷ:マジョモンローが?

 

どれみ:あ、いたいた!もう、急にいなくなるから心配したよ!

 

ももこ:ゴメン、どれみちゃん……

 

はづき:もしかして、マジョモンローの事が…

 

ももこ:う、うん……

 

霊夢:はぁ〜……まったく、しょうがないわね……。魔理沙、お勘定!

 

魔理沙:…ギッ!? いや、お勘定って……私が払うのか!?

 

霊夢:そうよ!だって、私一銭も持ってきてないんだもの!

 

魔理沙:威張って言うことか!! …たく、まあ…いいけどよ。

 

一行は魔法の森へと向かった。

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:これが、魔法の森?

 

あいこ:なんや薄気味悪いな……

 

霊夢:あんまり離れないようにね!此処、結構複雑だから迷いやすいのよ!

 

魔理沙:まあ、私は手慣れてるから大丈夫だけどな!

 

ぽっぷ:なんかオバケ出そう……

 

はづき:や、やめて、ぽっぷちゃん……そう言う事言わないで!  

 

魔理沙:ま、出ねぇ事はねぇけど…

 

ぽっぷ&はづき:……!?

 

霊夢:まあ、たまにはぐれ幽霊とかたまに出てくるよね…

 

魔理沙:ああ。人食いの魔物とかもな!

 

 

はづき:マ……マジョリカマジョリカマジョリカマジョリカ……!!

 

 

マジョリカ:ぬお〜〜っ!?はづき、落ち着け〜〜!!

 

 

どれみ:…て、あれ?ももちゃんは?

 

 

 

霊夢&魔理沙&おジャ魔女一同:えっ!?

 

 

 

アリス:ももちゃんって、あの黄色い魔女の事でしょ?その子なら貴方達がしゃべってる間、ず〜っと一人で先に進んでたわよ?

 

 

 

霊夢&魔理沙&あいこ:なら、早よ言わんかい!!✋Σツッコミ!

 

 

 

おんぷ:ももちゃん……。

 

 

 

──────────

 

 

ももこ:(この森の何処かにマジョモンローが……)ねえ、魔理沙……て、あれ?

 

振り返ってみた所、その後ろには誰も居なかった。

 

ももこ:あ、あれ?……魔理沙?……霊夢? ……どれみちゃん?

 

後方辺りを見渡してみるが誰か居る気配すらなかった。

 

ももこ:あれ?先行き過ぎちゃったかな?

 

ももこは一旦マジョモンロー探しを中断し、来た道を引き返した。

 

ももこ:どれみちゃ〜ん!あいちゃ〜ん!はづきちゃ〜ん!

 

だが、進んでも進んでも木ばかりでどれみ達の居る気配はなかった。

 

ももこ:あ、あれ?どれみちゃん達のいるとこだっケ…

 

 

 ドシン!

 

 

ももこはあっちこっちキョロキョロしながら飛んでいる最中、大きな木にぶつかってしまった。

 

ももこ:痛てててて…… うん?

 

ももこがぶつかった大きな木はぐるりと周り、恐ろしげな顔を現した。

 

ももこ:……!?  

 

ももこは思わず息を呑んだ。

 

ももこ:ア、I'm Sorry…… 

 

 

 

(╯▼皿▼)╯:キシャ〜〜〜〜!!  

 

 

 

ももこ:NOoooo~~~!!! 

 

 

 

ももこは猛烈に襲いかかる木の魔物の方に箒の穂先を向け、猛スピードで逃げ出した。……しかし…

 

 

 

  (╯▼皿▼)╯:グオオ〜〜!!

 

 

 

ももこ:ΣWhat's!? 

 

 

木の魔物は根っこを足代わりに猛ダッシュで追ってきているのだ!

 

 

 

ももこ:ヒャアアア〜〜!!!  

 

 

 

必死に逃げるももことしっかり一定のスピードで食らいつく木の魔物… ももこはポロンを取り出した。

 

ももこ:……こ、こうなったら……!! プルータンペットンパラリラポン! 木のオバケよ、どこか行って〜〜!! ポン!

 

  Σ(╯▼Д▼)╯:シャア…!? 

 

 Σ=3ポン!

 

木の魔物に向きを変え、ポロンを振るった。木の魔物はライトイエローカラーの音符に巻かれ、煙となって消えた。

 

ももこ:はぁ〜……びっくりしたぁ〜……  

 

???:ももこ?

 

 

ももこ:……( ゚д゚)ハッ!! 

 

 

後ろから女の声のような物が聞こえ、ももこは振り向いた。すると其処にいたのは、魔女服に見を包んだ黄色い髪のおばさんの姿だった。

 

ももこ:マジョ…モンロー?

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:あいちゃん、どう?

 

あいこ:アカン、上から見てもよう見つからへん……

 

おんぷ:手分けして探したい所だけど、私達全員が迷子になっちゃったら元も子もないし……

 

どれみ:よし、こうなったら魔法で…

 

…と、その時だった。どれみ達の目の前にライトイエローの光が現れた。

 

魔理沙:何だ?

 

おんぷ:あれは、ももちゃん……?

 

しかし、光の中から出てきたのは先程ももこを追いかけていた大木の魔物だった。

 

 

 

(╯▼皿▼)╯:キシャアアア〜〜〜!!!!

 

 

 

おジャ魔女一同:うわあぁっ!?

 

 

 

あいこ:何なんや、此奴…!

 

 

はづき:マジョリカマジョリカマジョリカマジョリカ~~~!!(ノlll◎Д◎)ノ  

 

 

マジョリカ:じゃから落ち着けぇ〜〜!!   

 

 

霊夢:魔理沙、やるわよ!

 

魔理沙:よし来た!

 

レミリア:咲夜!

 

咲夜:仰せの通りに!

 

霊夢、魔理沙、レミリア、咲夜は迫りくる大木の魔物の前に出た。

 

霊夢&魔理沙&レミリア&咲夜:スペルカード発動!

 

霊夢:【霊符】夢想封印!

 

魔理沙:【恋符】マスタースパーク!

 

レミリア:【神槍】スピア・ザ・グングニル!

 

咲夜:【奇術】エターナルミーク!

 

Σ(╯▼Д▼)╯:シャア……ッ!?

 

 

ドゴォォォ……!!

 

 

Σ(╯▼口▼)╯:シャアアアアアアア………

 

霊夢達のスペカ一斉攻撃を受けた大木の魔物は跡形もなく煤塵のように消えてしまった。

 

おジャ魔女一同:す、すご〜い……… 

 

魔理沙:ふぅ……ま、こんなもんだぜ!  

 

アリス:……てか、明らかにオーバーキルでしょ 

 

霊夢:仕方ないでしょ!余計なもん(レミリアと咲夜)が紛れ込んでるんだし……

 

レミリア:失礼しちゃうわ。せっかく手伝ってやったのに…

 

霊夢:とか何とか言っちゃって…ただ良いところ見せたいだけでしょ?

 

レミリア:あら、貴方も同じでしょ?

 

霊夢:は?(ーー )✋#

 

どれみ:……まあまあ、喧嘩はそれくらいにして……!!   

 

ドド:ドド、ドド…   

 

マジョリカ:じゃが、さっきの魔物はおそらくももこが魔法を使ったんじゃろう…

 

おんぷ:やっぱり?

 

はづき:大変!このままじゃ、ももちゃんが危ないわ!

 

どれみ:よぉし!こうなったらマジカルステージだ!

 

はづき&あいこ&おんぷ:うん!

 

どれみ達はスウィートポロンを取り出し、円陣を組むように配置に付いた。

 

 

 

──────────

 

 

 

どれみ:ピーリカピリララ・のびやかに…

 

はづき:パンパイポンポイ・しなやかに…

 

あいこ:パメルクラルク・たからかに…

 

おんぷ:プルルンプルン・すずやかに…

 

 

 

おジャ魔女一同:マジカルステージ!! ももちゃんのいる所を教えて!

 

 

魔理沙:これが、あのマジカルステージって言うやつか…

 

アリス:綺麗ね…

 

そして、マジカルステージによって放たれた光は側にいた霊夢達を包み込み、その場から姿を消した。

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:じゃあ、ウチらは此処らでお暇するよ!

 

岡島:いろいろありがとうございました!

 

妖夢:……ただ、でもいいんでしょうか?お宅の庭の木をあんな奇怪な形にして……

 

ちなみに、妖夢の剪定によって出来た木は…

 

 

 

 

サッカーボール

 

 

 

バトルレンジャー

 

 

 

アイスクリーム

 

 

 

怪獣ガザマドン

 

 

 

                         

……である。

 

岡島師範:いえいえ、おかげでいいものを見せてもらいました。それだけで何よりです。

 

妖夢:そうですか?…なら、よかったみょん!

 

小竹:……んで、次は何処回るんだ?

 

コウジ:ん〜〜………此処からは妖夢と2人きりで回りたいかな?

 

妖夢:え?

 

小竹:ふ〜ん……そっか。じゃあ、また明日だな!

 

コウジ:ああ。…で、待ち合わせは?

 

小竹:美空神社!朝5時に集合な!

 

コウジ:わかった!

 

こうしてコウジと妖夢は小竹達と別れた。

 

 

 

──────────

 

 

妖夢:―で、何で別れたみょん?

 

コウジ:マジョルカの所に行くためだ。小竹とかに着いてこられちゃ困るだろう。

 

妖夢:マジョルカ?……もしかして、どれみちゃん達の他にもMAHO堂が?

 

コウジ:いや、そんなんじゃねぇよ。そいつはMAHO堂じゃなくて、おんぷの事務所立ち上げてるんでな…

 

妖夢:おんぷちゃんの…? …!チャイドルの?

 

コウジ:そうそうそう!ま、彼奴も彼奴でおんぷに正体見破られてカエルなっちまってるがな…

 

妖夢:へぇ〜、じゃあ今そこに?

 

コウジ:ああ。それともう1つ、まだ幽香居場所がまだ確認してない。

 

妖夢:あ、なるほど…そう言う…

 

コウジ:まあ、此処では何だから場所移そう。クローバーリーフ!

 

コウジは先程のハピネスリーフを取り出す。すると、リーフがクローバーの形になるように4枚に増える。そして、コウジがそれを上に投げると、真っ赤なクローバーリーフはコウジと妖夢の頭上で止まり、降下。真っ赤なクローバーリーフを通り抜けるように触れたコウジと妖夢はその場から姿を消した。

 

 

 

──────────

 

 

クローバーを通り抜け、気が付くと3階建ての建物の真ん前の所にワープしていた。

 

妖夢:此処は…?

 

コウジ:たぶん、おんぷの事務所だろ。

 

妖夢:へぇ〜……で、中に入らないのは……?

 

コウジ:その前にやりたい事があるから…

 

妖夢:あ、幽香さんとフランにかみょん。

 

コウジ:ま……たしかに、フランも気になるっちゃ気になるな……。 …だが、まずは幽香からだ!えぇ〜っと……今幽香がいる所は、と…

 

…と、コウジはリンクルンを操作し探ってみる。すると、出てきたのは『希望ヶ花市』と書かれた地方だった。

 

妖夢:希望ヶ…花……? 何だか幽香さんが好きそうな名前ですね。

 

コウジ:ま、「花ある所に幽香あり」だからな!

 

詳しく見てみると幽香のいる場所は植物園にいる事がわかった。

 

コウジ:よし!此処からはミラミラで見て行こう!

 

そう言うとコウジはリンクルンをしまい、手鏡を取り出す。鏡には風見幽香の姿が写し出された。

 

 

 

──────────

 

 

 

その希望ヶ花市の植物園にいる風見幽香はというと…

 

幽香:…………。

 

植物園のビニールハウスらしき建物の中で外にある何かを眺めていた。視線の先にあったのは植えられていた色とりどりの花だった。

 

???:幽香さん、紅茶持ってきました。

 

幽香:あら、ありがとう。そこに置いといてくれる?

 

???:はい。

 

そこへやってきたのは眼鏡をかけたピンクの服とジーンズを履いたピンク髪の女の子だった。隣には青い髪と青い服を着た女の子もいた。ピンクの髪の女の子は幽香の支持のもと紅茶を置く。

 

ピンク髪の女の子:幽香さんって、本当にお花が大好きなんですね。

 

幽香:ええ…今、あのお花達とおしゃべりしてた所よ。

 

ピンク髪の女の子:へぇ〜……なんか素敵です〜!

 

青い髪の女の子:…で、何話してたの?

 

幽香:フフフ、内緒♪

 

青い髪の女の子:えぇ〜?聞かせてよ〜!(`−3−)

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ(ピンクと…青……?

 

コウジは鏡を撫で、植物園の全体を見渡すかのように映像をスライドさせる。

 

妖夢:…コウジ?

 

コウジ:……!

 

…と、此処で何かを発見した。

 

 

◎待て待て〜!

 

 

確認できたのは頭にピンクのリボンを付けた浮遊生物と頭に青い襟飾りを付けた浮遊生物が追いかけっこしてる様子だった。

 

妖夢:……妖精?

 

コウジ:………“風見幽香

 

コウジがリンクルンのマイクに吹き込むとマップにある植物園らしき場所からポインターが1つ表示された。コウジはすかさずロールをスキャン。

 

コウジ:こういうのは直接聞いたほうがよさそうだ。

 

 

 

──────────

 

 

 

♪ピロリン! ♪ピロリン!

 

幽香:……! あら?

 

ピンク髪の女の子:着信?

 

青い髪の女の子:幽香さんの方から聞こえるよ?

 

幽香はベストのポケットからリンクルンを取り出す。

 

幽香:…!

 

見ると真ん中のボタンがキラキラ光ってるのが見えた。幽香はそのキラキラ光るボタンをすかさず押した。

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:幽香!聞こえるか?

 

幽香◎ええ、聞こえてるわよ。それにしてもこれ、電話機能なんてあったのね。

 

コウジ:まあ、そりゃあ…元々此れ、電話アイテムだし…

 

幽香◎あら、そうだったっけ?

 

コウジ:ま、こんなふうな通話設定は今さっきだけど…

 

妖夢:え?じゃあ、さっきフランにやってたあの電伝虫は…?

 

コウジ:ああ、ついさっき廃止した。

 

妖夢:え゛?(⦿Д⦿;)

 

コウジ:まあ、どうせならリンクルンオンリーで行きたいやん?それに電伝虫はどっちかって言うとピルン専門の方だし……

 

妖夢:は、はあ……そんなみょんなんですか?

 

コウジ:そ!そんなみょん、そんなみょん!

 

 

 

──────────

 

 

ピンク髪の女の子&青髪の女の子:…………。

 

青髪の女の子:何か…向こうの声が丸聞こえっしゅ… 

 

ピンク髪の女の子:これって……大丈夫なんでしょうか?

 

コウジ(大丈夫って…当たり前じゃい!そうなるように話してんだから!

 

ピンク髪&青髪の女の子:へ? 

 

コウジ(此れは拡散式なんだ。複数の人に会話出来るように出来てる。

 

ピンク髪&青髪の女の子:ほ、ほぇ〜……

 

青髪の女の子:で、ちなみにアンタ誰?

 

コウジ(ウチか?ウチは海賊大戦士・マスターコウジだ!

 

青髪の女の子:海賊大戦士?……て…か、海賊!?

 

幽香:ええ、彼は海賊『CP-D』のキャプテンよ。

 

青髪の女の子:ま、マジっしゅか!?

 

コウジ(で、アンタらは?

 

ピンク髪&青髪の女の子:!!

 

つぼみ:あ、花咲つぼみです!

 

えりか:あたし、来海えりか!よろしく!

 

妖夢(つぼみちゃんに…えりかちゃん…ですか…。

 

つぼみ&えりか:え? 

 

妖夢(あ、申し遅れました!私、コウジの下で修行してる魂魄妖夢と申します!不束者ですがよろしくお願いします!

 

つぼみ&えりか:え?……あ、こ、こちらこそ!!<(_ _)>ペコペコ

 

コウジ(…で、単刀直入に聞くんだけんど……?

 

つぼみ&えりか:……?

 

コウジ(アンタらってプリキュアなん?

 

 

つぼみ&えりか:………っ!? (◎ʜ◎ノ;)ノ

 

 

 

──────────

 

 

 

妖夢:プリキュアみょん?

 

コウジ:うん、だって…髪とか服装とか見るとピンクと青だし…

 

つぼみ&えりか◎……?、?(@_@;)

 

妖夢:あぁ…でも、どれみちゃん達の方にもピンクと青のが…

 

コウジ:それに、この2人の遠くの方でなんやらリボンと青い真珠っぽいもん付けた妖精らしきもんが飛んでるし……

 

つぼみ&えりか◎ ………!!?(◎Д◎lll;)(;lll◎Д◎)??

 

 

 

──────────

 

 

 

えりか:え、ちょちょちょ……待って待って!何でシフレとコフレがいる事知ってんの!?もしかして此れ、ビデオ通話!?)

 

コウジ(あ…シフレ、コフレ言うんか……。

 

えりか◎……!Σ(◎ʜ◎lll;) ……ヤ、ヤバッ!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:いや、ただ単にウチのマイ鏡で見てるだけだし…

 

 

 

──────────

 

 

えりか:か、鏡?

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:ミラミラの実、鏡を使い様々な事が出来る能力。

 

 

 

──────────

 

 

 

えりか:み、ミラ…ミラ……?

 

幽香:ああ、やっぱり?

 

えりか:Σや、やっぱり?

 

つぼみ:えぇっと……つまり、その鏡を使って私達を見てるって事ですか?

 

コウジ(オフコース!

 

えりか:ま、マジっしゅか!  

 

コウジ(まあ、その反応を見るに、プリキュアである事はほぼ間違いねぇな…

 

 

えりか:だ、だったらどうするってぇの?そうよ!私がこのキュアマリン!来海えりかよ!!

 

 

つぼみ:え、えりか〜〜!?Σ(◎Д◎ノlll;)ノ

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:………!(な、何…この仁王っぷり……)いや、別にプリキュア名乗れって言ってねぇし…

 

えりか◎だったら何?戦おうっての?だったら正々堂々と勝負よ!!

 

コウジ:いやいや、出来るか!別の所にいるし……

 

幽香◎何だったら来ればいいじゃないの?

 

 

コウジ:それやったら、反則だろうが!!!

 

 

幽香&つぼみ&えりか◎反則?/は、反則? 

 

コウジ:もう4日ぐらい経ったらそっち行くから!…待っててくれや!

 

 

 

──────────

 

 

 

つぼみ:そ、そうなんですか……。

 

えりか:じゃあ、そっち行っていい?

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:はい?……え?此処、美空市に?

 

 

 

──────────

 

 

 

えりか:……コクコクコク

 

コウジ(えぇ〜……(;゚д゚) 言っておくけど、来たって戦わねぇぜ?

 

えりか:え?何で?

 

コウジ(此処、そういう所じゃねぇから!

 

えりか:あ、そうなんだ……

 

つぼみ:えりか、戦う前提で行こうとしたんですか……?

 

えりか:え?だって、海賊なんだよ!いつ攻めてくるかわかんないじゃん!

 

コウジ(Σいや、攻めるかぁ!!何も変哲もない所攻めったって意味ねぇだろうが!!)

 

えりか:Σなっ!?変哲もないとは失礼な!!   

 

つぼみ:そうです!此処にはお花とかたくさん……

 

 

コウジ(そういう事言ってんじゃねぇんだよ!何の恨みもねぇとこに攻め入る趣味はねぇっつっこと言ってんだ!

 

 

つぼみ&えりか:え……?

 

コウジ(まあ、その…何だ…? 幽香の居場所を知りたかっただけだ。

 

つぼみ:そうだったんですか…。何か、早とちりしてすみません……。

 

コウジ(わかればよろしい! ただ……まさか幽香がたどり着いた所がまさかのプリキュアとはね……しかも新人。

 

幽香:新人?

 

 

 

──────────

 

 

 

妖夢:あ、そういえばフランが今いる所もプリキュアの世界だったんだみょんね。

 

コウジ:ああ…Maxheartのな…

 

つぼみ◎マックス……

 

えりか◎ハート……?

 

 

 

──────────

 

 

 

つぼみ:え?それってもしかして、プリキュアって私達の他にもいるってことですか?

 

コウジ(ああ、だいたい14人程…

 

 

 

つぼみ&えりか:じゅ、14人……!?Σ(◎Д◎;)

 

 

 

──────────

 

 

えりか◎マジっしゅか!? 

 

コウジ:マジっしゅ、マジっしゅ! ……と、まあ…要件は此れだけだから…!じゃ!ピッ!

 

 

 

──────────

 

 

 

えりか:え?あ、お〜い!

 

幽香:切れたわね…

 

えりか:ま、まじっしゅか……

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:此れで、よし!

 

妖夢:此れで……? 

 

コウジ:だって、こんまんまだと埒明かねぇもん!

 

妖夢:だからって……

 

コウジ:それに…… あーあー…

 

妖夢:ん?

 

コウジが親指で指す方向へ振り向くと其処に深緑色の魔女ガエルとララの青髪&ガングロバージョンみたいな妖精がドアから顔を覗かせ此方を伺っていた。

 

マジョルカ&ヘヘ:|д・)д・) ………

 

妖夢:あ!

 

マジョルカ&ヘヘ:lミミ ササッ!

 

コウジ:な! それと……

 

 

 

いい加減、出てきたら?

 

 

 

???: ……!!

 

 

と、コウジが横目で近くの電信柱を睨むと、その陰からメガネを掛けた女性が出てきた。

 

妖夢:…! あれって……あの時の…!

 

???:気づいてたんですか?

 

妖夢:ええ、はい…微かですけど、少し魔力を感じて……

 

???:……!!

 

コウジ:上手に隠したつもりらしいが、ウチらには通用しやせんぜ?魔女界の女王……マジョユキさんよォ!

 

???: ………!?

 

 

          lд°;)‼️

マジョルカ&ヘヘ:lд°;)‼️

 

コウジはリンクルンを眼鏡の女性の目の前に出して言った。リンクルンには眼鏡の女の人・ゆきのプロフィールが記されていた。

 

妖夢:この人が女王様?

 

ゆき:ちなみに、いつから?

 

コウジ:小竹達とサッカーし終わってからだ。

 

ゆき:フフ、やはり貴方方にはわかってしまいましたか……。

 

コウジ:…で、何だ?ウチらに着いてきた理由は?

 

ゆき:いえ、別に大した理由ではないんです。…ただ、今話題のスーパーヒーローと言うものが気になってまして…

 

コウジ:そう… まあ、もともとは其方の魔女試験って奴を真似たやつなんだけどな。

 

ゆき:そのようですね。人間界でもよく見てましたし、魔女界でもやってた事も耳に入ってます。

 

コウジ:ふぅん、そう。…て、お前達は其処で何やってんねん!

 

マジョルカ:(-_-;lll) ギクッ! ああ…いやぁ、コウジ…ひ、久しぶりだねぇ〜…… lll

 

コウジ:何かしこまってんのよ? 

 

マジョルカ:な、何って……あれ学校の保険の先生だよ?それが、女王様だなんて……もう今何が起きてるんだか…… 

 

ゆき:あ……なんかごめんなさい…。 

 

マジョルカ:あわわわわ…!  いえいえいえいえ、そんな滅相もない!ささ、どうぞどうぞ!あ、コウジと……?(妖夢:妖夢です。)あ、妖夢さんも此方に……   へ、ヘヘ!お、お、お茶を〜!

 

ヘヘ:は、はい、ただいま〜!  

 

マジョルカはヘコヘコ頭を下げながらコウジと妖夢、ゆきを事務所に入らせる。

 

コウジ(彼奴等ものすっげぇ頭下げてんな…… )

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

 

ヘヘ:は〜い、お茶お持ちしました〜! 

 

妖夢:あ、ありがとうございます。…ところで、魔女界の女王様が何故、この外の世界へ?

 

ゆき:はい、実は私は昔、人間界で育ってきた魔女なんです。

 

マジョルカ&ヘヘ:……!! (゚д゚)!

 

コウジ:ああ、ハナみたいな?

 

ゆき:ええ、そう。ですから、私はもう一度人間と魔女との共存を実現しようと、その架け橋となってくれる人物を探してたのです。

 

コウジ:ふぅん……ところでもうその変装解いたら?此処はもう、半霊と超人と魔女ガエルと妖精しかいないんだからよ…

 

マジョルカ:こ、これ…!失礼にも程があるよ! 

 

コウジ:ヘヘも何だか疑い気味だし……

 

ヘヘ:…!!  ちょ、何で私!? 

 

ゆき:フフフ、そうですね。

 

  パチン!

 

  ポン!

 

ゆきは指を鳴らし、煙とともに女王のドレス姿に姿を変えた。

 

マジョルカ&ヘヘ:………‼(◎艸◎lll;)

 

コウジ:やっぱ、疑ってたんじゃねぇか……。(¬_¬)

 

マジョルカ:ち、違うよ! あまりのまぶしさに見惚れてただけだよ!! 

 

マジョユキ:ウフフフ…… 

 

コウジ:……まあ…で、見つかったん?

 

マジョユキ:はい!ですから、私はその子達に最近ウィッチークイーンローズから生まれた魔女の赤ちゃんを託し、育てさせたのです。

 

妖夢:……! それって、もしかしてどれみちゃん達の事ですか?

 

マジョユキ:はい、そうです。

 

マジョルカ:し、知らんかった……  道理であの子達の見習い服がよく変わってるわ…魔女の赤ん坊がいるわ…とか思ってたらそんな事だったとわ…… 

 

コウジ:…で、この事はおジャ魔女達には?

 

マジョユキ:いえ、彼女達には話してません。ですので、この事はどれみちゃん達には内緒で…

 

マジョルカ:ああ、ハイハイ……女王様の素顔を拝見するだけでも恐れ多い限りです〜!  

 

コウジ:……え?じゃあ、普段はどうしてるん?

 

ヘヘ:普段のお顔は〜、黒いベールで覆ってつーか…

 

コウジ:へぇ〜……だったら、着けたら?

 

マジョユキ:え?今…ですか?

 

コウジ:うん、念の為…どっかから見てるかも知れないし……

 

マジョユキ:え?どっか……? ……は、はい……

 

マジョユキは驚きながらも魔法で顔を覆うベールを出す。

 

妖夢:ところで、さっき言ってた人間と魔女との交流をもう一度ってのは……?

 

マジョユキ:ええ、昔は今みたいな魔女ガエルの呪いはなく、人間と普通に交流していたんです。ですが、先々代の女王、マジョトゥルビヨンによって断たれてしまったのです。

 

コウジ:マジョトゥルビヨン?そいつってたしか周りからものすっげぇ差別受けてたって言う……?

 

マジョユキ:ええ………ご存じなんですか?

 

コウジ:いや、その息子、アンリ・べネックスから聞いてたんでな…

 

マジョユキ:アンリ・べネックス?……その人はたしか…

 

コウジ:ああ、さっきアンタが言ったマジョトゥルビヨンの息子だ。今、幻想郷にいるんだ。

 

 

マジョユキ:…! 幻想郷!?

 

 

コウジ:ああ。

 

へへ:幻想郷って?

 

マジョルカ:噂で耳にしたことはあるよ。其処は忘れ去られたものが流れ着く所だったっけ?

 

コウジ:忘れ去られたと言うより、まともに生きられなかったものや、差別やいじめ、犯罪とかやって人生の岐路を絶たれた奴等が行き着く最後の楽園だな。其処には人間はおろか、お前らみたいな魔女、妖怪、吸血鬼、鬼、神と……色々な種族が暮らしてるんだ。

 

へへ:へぇ〜……そんな所が…?

 

コウジ:うん、妖夢なんて其処出身だし…

 

 

マジョルカ:嘘!? 艸(◎Д◎lll;)

 

 

妖夢:はい。私、こう見えて幽霊と人間のハーフなんです!

 

ヘヘ:マジで!? (◎Д◎ノlll;)ノ ちょ…ヤバくない!?

 

マジョユキ:その…今の話、本当ですか?

 

妖夢:はい…たしか、そのお父さんのジョルジュ・べネックスって人も…

 

マジョユキ:……!! ジョルジュ・べネックスも!?

 

コウジ:ああ、どうせなら見てみる?

 

そう言うと、コウジはいつもの手鏡を取り出し、その映像を出してみせた。その両隣、背後にマジョユキ、マジョルカ、へへ、妖夢が付く。

 

 

 

──────────

 

 

 

映像には、菓子店のテーブル席の所で紅茶を嗜んでいる2人の男性がいた。

 

マジョユキ:……ハッ! この2人は!?

 

コウジ:ジョルジュとアンリだ。

 

妖夢:右の優しそうなお顔してるのがジョルジュさんで、その左にいる力強そうなお顔してるのがアンリさんなんです。

 

ヘヘ:へぇ〜、で…2人は何処にいるの?

 

コウジ:まあ、場所を見るにマジョモンローのトコだろ…

 

 

 

マジョリカ&ヘヘ&マジョユキ:……!! マ、マジョモンロー!? 

 

 

 

コウジ:ああ、最近幻想入りしてんだと… 且ズズ… で、今おジャ魔女がそこ行ってんだ…

 

 

 

マジョルカ&ヘヘ:はいぃ!?   

 

 

 

マジョルカ:ちょ、ちょ、ちょっと待って!い、今情報量が多すぎて……(@_@;)❔❔❔

 

コウジは鏡をもうひと撫でし、今度はマジョモンローの方を見てみた。

 

コウジ:お!どうやら会えたみてぇだな!

 

妖夢:あ、本当だみょん!

 

鏡に出てきたのはマジョモンローがももこと対面している様子だった。

 

 

 

──────────

 

 

 

ももこ:本当に、マジョモンロー……?

 

マジョモンロー:(^_^)フフ… (u_u)))……コク

 

その途端、ももこは目から大きな涙が溢れ始めた。

 

ももこ:う、嘘じゃ…ないよね……?

 

マジョモンロー:(u_u)))……ももこ、久しぶり……!(^_^)

 

 

 

ももこ:マジョモンロ〜〜〜〜!!(((((TДT)ノノ

 

 

 

再確認したももこは泣き声を上げながらマジョモンローに抱きついた。

 

ももこ:ずっと……ずっと……会いたかった……! 

 

マジョモンロー:私もよ、ももこ…

 

マジョモンローも泣きじゃくるももこの後ろに手を回し、やさしく抱きしめ返した。

 

 

✴キュイン!

 

 

…と、其処にどれみ、霊夢達が一瞬の光とともに現れた。

 

どれみ:あ、いた!ももちゃん!

 

あいこ:どれみちゃん、シッ! 

 

どれみ:え?……あ。

 

おんぷ:どうやら無事会えたみたいね。

 

どれみ達は肩を寄せ合った状態で泣きじゃくるももこと優しく微笑むマジョモンローをしばらく温かい目で見守るのだった……

 

 

 

──────────

 

 

 

霊夢:見守るのはいいけど、あんまり長いと危ないわよ。

 

魔理沙&アリス:いい雰囲気ブチ壊すな/さない!!! ✋ バシッ!

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:な!

 

マジョルカ:むぅ〜〜………いつの間に…!(-_-;)

 

コウジ:まあ、安心せい!紫に頼めば連れてってくれるから!

 

マジョユキ:本当ですか!?

 

コウジ:ああ、本当本当!紫〜!!

 

 

紫:はいは〜い!

 

 

…と、コウジの声に呼応するようにタイミングよくスキマが現れ、紫が現れた。

 

マジョユキ:……!!

 

コウジ:な〜んかものすっごくタイミング良いな…。スタンバってたろ絶対…(¬_¬)

 

ヘヘ:この人は?

 

妖夢:八雲紫。幻想郷の賢者様です。

 

紫:まあ、強いて言うなら幻想郷の女王様って感じかしら?

 

ヘヘ:へぇ〜…そうなの。

 

コウジ:アンタ、絶対スキマで立ち聞きしてたろ…(¬_¬)

 

紫:まあ、今すぐでも行けるわよ。

 

マジョルカ:そうなのかい?では、さっそく…

 

マジョユキ:あ、ちょっと待って下さい!

 

マジョルカ&紫:はい?

 

マジョユキ:あの、紫さん…でしたっけ?

 

紫:はい。

 

マジョユキ:あの、すみません…今のこの事を魔女会議で話し合いたいので、一度魔女界に来ていただいて下されば……

 

紫:魔女会議に…私が参加するってこと?

 

マジョユキ:はい。どうせなら、元老院の魔女達にも来てもらいたいので……

 

紫:まあ、私で良ければなんなりと…

 

マジョユキ:あ、ありがとうございます。

 

コウジ:…じゃ、ウチらも行きますか。

 

妖夢:何処に?

 

コウジ:決まってんじゃん!魔女界にだよ!マジョルカ達はどうする?

 

マジョルカ:そうだねぇ… じゃ、行きたいのは山々だけど…

 

コウジ:一応、ウチも紫のように幻想郷に送れる術持ってるが…?

 

マジョルカ:そうなのかい?

 

コウジ:ああ、このリンクルン使えば、丁度おジャ魔女達のいる、丁度彼処ら辺転送出来ますが?

 

マジョルカ:そうなのかい。じゃあ、お願いしようかしらね……

 

コウジ:はいはい。(* ´∀`*)

 

マジョユキ:マジョルカ、私が保険の先生を努めてたのは内密に……

 

マジョルカ:ああ、はいはい……それはもう…

 

コウジ:じゃ、いいか?

 

マジョルカ:ああ、頼むよ!

 

コウジ:OK!

 

 

 

──────────

 

 

 

✴キュイン!

 

 

 

マジョルカ:おお!たしかに、一瞬で着いた!

 

レミリア:ん?あそこにいるのは、誰かしら?

 

マジョリカ:ん?あれは…マジョルカか?

 

おんぷ:あ、ヘヘも一緒だ!

 

あいこ:何や、いつの間に来てたん?

 

マジョルカ:ついさっきだよ!マスターコウジって奴に飛ばしてもらったのさ。

 

おんぷ:あ、じゃあ…今、コウジは私の事務所にいるって事?

 

マジョルカ:ああ、さっきまではね。まあ、丁度ウチに女王様がいらしてね。

 

おんぷ:女王様が?

 

ぽっぷ:え?…てことは、女王様も一緒にコウジと一緒にお話したって事?

 

マジョルカ:うん、そうだよ。今はその…八雲紫って人連れて魔女会議に行ってる。

 

魔理沙:紫と?

 

マジョリカ:幻想郷の賢者様が女王様と魔女会議にのう…… 

 

おんぷ:…て事は、女王様も此処に来られるって事?

 

マジョルカ:そうみたいだよ。あ、貴方がマジョモンローですか…私、マジョルカと申します。どうぞご贔屓に…… (•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ペコ

 

あいこ:あからさまやな…(・_・;)

 

ヘヘ:ちなみに〜、コウジと妖夢っちはこの機会だっつーことで、魔女界の方へ行きました〜

 

魔理沙:へぇ〜…魔女界か。興味湧いてきたぜ。

 

霊夢:ハイハイ、それはいいからさっさとお店行きましょ。

 

咲夜:霊夢、貴方ねぇ……(¬_¬;)

 

ももこ:う、うん……そうだね。ゴメン、マジョモンロー。

 

マジョモンロー:いいのよ。ももこ…気にしないで!ささ、此方よ。

 

こうしてどれみ達一行はマジョモンロー案内の元MAHO堂へ向かうのだった。

 

 

 

約2名(・・・)除いて……

 

 

 

──────────

 

 

─魔女界

 

 

 

コウジ:ハイ、ついにやって来ました!in 魔女界〜☆ イェ〜〜〜イ‼☆ 

 

妖夢&???:イェーイ!  

 

妖夢:……て、誰に向けてですか?

 

コウジ:いや、何…雰囲気雰囲気♪

 

???:そうだぜ!雰囲気雰囲気〜!  

 

妖夢:はぁ… …で、何でこの2人(・・)いるんですか?

 

コウジ:いや、逆にウチが聞きたい!何でアンタらがいるの?

 

魔理沙:何故って…そりゃあ、マジョルカからコウジが行くっつーから魔女界ってのはどんなかな〜ってな!

 

コウジ:だからって来る普通!?……てか、何でアリスもちゃっかり来てんのよ!

 

アリス:それは…その、あれよ!魔理沙の…ストッパー役…

 

コウジ:それどっちかって言うと霊夢の役目じゃなくて?……ただ、魔理沙に着きたいだけなんじゃ…

 

アリス:まあ、それもなくはない……\\\\

 

 

コウジ:Σ肯定すんのかい!

 

 

魔理沙:まあまあ、霊夢はこの後やる事あるから!

 

コウジ:やる事?

 

魔理沙:ルフィって奴に会いに……

 

コウジ:ルフィ?何で?

 

魔理沙:ドラゴンって奴が霊夢と親子盃を交わしたから!

 

コウジ:は…?え?ちょっと待て!?霊夢とドラゴンが……?え?え?何でそうなったん?

 

魔理沙:そりゃあ…革命軍って奴らが幻想郷に来て、気に入ったからだろ…

 

コウジ:いやいやいや、だったら其処兄弟盃とかじゃないん?

 

アリス:それが……紫が大人と子供が盃を交わしてるように見えるからって事とかで……

 

コウジ:そういう問題か!?(・_・;)

 

魔理沙:まあ、本人もエース、サボって言う奴からルフィと気が合うんじゃねぇか?……みたいな事言われて、じゃあ…その姉になるって事から……

 

コウジ:いや、意味わからん!(・_・;)

 

妖夢:え、じゃあ…ルフィはこの事……

 

魔理沙:ああ、知らん。エースとサボの立ち会いのもと盃交わしたから……

 

コウジ:そんなんで成り立つんか……?(;゚д゚)ェ…

 

魔理沙:さあ……? あ、それと…サンジ、ミスチーの手伝いやってたぜ。

 

コウジ:ああ…ハイハイ、ソウデスカ。(-_-;) …たく、彼奴…あの時は本当驚いたぜ。いつの間にか幻想郷に来てんだもん!本人に聞いたら、あの後、無事カマバッカ王国のレシピ完成させて、ご褒美の美女見て真っ暗になったって言うんだもん!そんで、イワンコフに聞いてみたら、なんと全員女に変えたらぶっ倒れてそのまま意識不明になったって大騒ぎになっててさ……

 

妖夢:たしか、ずっとオカマしか見てないから免疫が薄くなっちゃったみょんだっけ?

 

コウジ:ああ、だからオカマが一斉に美女になった途端、鼻血でぶっ倒れて、そのまま昇天……そして精神だけが幻想入り……(・_・;)

 

魔理沙:ま、あの後革命軍達とともにイワンコフも本体ごと来てなんとかなったけどよ…

 

アリス:本当、人騒がせよね〜!

 

 

コウジ&魔理沙:お前も人のこと言えねぇだろうが!!

 

 

魔理沙:まあ、とにかくだ。今は魔女界だ!魔女界!この世界満喫しようぜ!

 

コウジ:一応、言っておくけど、此処魔女と魔法使いで分れてるから……

 

魔理沙:わぁってるって!「郷に入って郷に従う」って奴だ。此処にいる間は身分を「魔女」で通すよ。

 

コウジ:ならいいわ。…で、何処行く?

 

魔理沙:其方に任す☆

 

妖夢:あ、じゃあ私、魔女幼稚園行きたいみょん! 

 

魔理沙&アリス:魔女幼稚園?

 

コウジ:そっか。そんじゃ、そこ行こう!

 

コウジ、妖夢、魔理沙は箒にアリスは魔理沙の後ろに乗り、上空に飛んだ。

 

魔理沙:…にしても、魔女界も魔女界でかなり広いんだなぁ

 

アリス:魔界よりはそんなに広くないんでしょ?

 

魔理沙:いや、それと比べたらアカンやろ…(-_-;)

 

ちなみにアリスは魔理沙と一緒に箒に乗っている。

 

コウジ:お! 見えた、見えた!!

 

遠くを眺めるコウジの先に幼稚園らしきものが見える。

 

 

 

──────────

 

 

 

✂️チョキン!チョキン!

 

コウジ:よっと!

 

コウジ達が地上に降り立つと其処には植木を剪定しているオヤジーデの姿があった。

 

妖夢:ん?あれは、たしか……

 

オヤジーデ:…! おや?

 

コウジ:よ!✋

 

オヤジーデ:おお、これはこれは……マスターコウジ殿ではありませんか!

 

コウジ:ど、殿……?;

 

オヤジーデ:一昨日では私の窮地を救ってくださり本当にありがとうございます〜〜!!( ᵒ̴̷͈ωᵒ̴̶̷͈ )

 

オヤジーデはコウジに飛び付き感激の潤んだ目でコウジの手を握る。

 

妖夢:き、窮地……?(・_・;)

 

コウジ:あ…いや、ウチは別にアンタの荷物をアンタん家に送り届けただけだし……(・_・;)

 

魔理沙:なんか、ものッすげぇ感謝してるみてぇなんだが…

 

アリス:送り届けたって、ちなみに何を?

 

コウジ:ああ、おんぷのグッズだよ。此奴、根っからのおんぷファンなんでな……

 

アリス:おんぷって………ああ、どれみって子と一緒にいたあの紫の……!

 

魔理沙:そういやぁ…彼奴、たしか…アイドル稼業やってるんだったよな?

 

オヤジーデ:ふふん……そう、何を隠そうこの私、あの名アイドル……いや、名女優……いや、それ以上……の価値を誇る瀬川おんぷちゃんのファン……それも会員番号7番なのだ!!(-ω☆)キラリ!

 

魔理沙:ふ〜ん………(¬_¬)

 

オヤジーデ:そう、あの時もおんぷちゃんの映画を見に行く序でにどれみちゃん達に会いたがっていたハナちゃんをMAHO堂へ届けた… まさに人助けならぬ、魔女助け!!

 

アリス:魔女助け?

 

オヤジーデ:なのに、血を涙もないあの鬼コンビと来たら……(ノД`)シクシク

 

 

 

魔女です!!

 

 

 

横から来る爆音で前のめりにぶっ倒れるオヤジーデ。

 

マジョポン:何が魔女助けよ!魔女幼稚園から無許可で抜け出した挙句、ハナちゃんまで無断で人間界に連れ出すなんて……

 

オヤジーデ:だから、本人立っての希望があったからでしてですね…… 

 

 

マジョピー&マジョポン:問答無用!!

 

 

アリス:つまり、要はサボった序でに誘拐までやった……と言う事ね… 

 

コウジ:ま、そういうこったな!

 

オヤジーデ:……!? 人聞きの悪い事を……(WΣバシッ!)……!!

 

マジョポン:実質、その通りじゃないの!おかげでどんなにハナちゃんを探したことか!!

 

オヤジーデ:そ、それは……ですから……

 

 

マジョピー&マジョポン:言い訳はなし!!

 

 

マジョポン:ほらほら、この後だって教室の窓拭きとか、花壇の水やりとかだってあるんだから……!

 

オヤジーデ:鬼ですか!!貴方達は!!ヽ(`Д´)ノ=3=3

 

 

マジョピー&マジョポン:魔女です!!

 

 

 

オヤジーデ:………うぅ 

 

魔理沙:いいな。今のセリフ……パクるか! 

 

妖夢:何処で使うみょん、その台詞……(-_-;)

 

マジョピー:あ、そう言えば貴方は、前にどれみちゃん達とハナちゃんを届けに来てくれた……

 

コウジ:海賊大戦士・マスターコウジだ。コウジって呼んでくれ!

 

マジョピー:コウジね。あの時はありがとう。

 

コウジ:な〜に、困ったときはお互い様だ!ちなみに、今は此処の観光に来てる。後ろはウチの連れだ。

 

魔理沙:霧雨魔理沙だ。マジョマリサって呼んだっていいぜ!

 

アリス:私はアリス・マーガトロイド。マジョアリスでいいわ。

 

マジョピー:マジョマリサとマジョアリスね。私はマジョピー。そして…

 

マジョポン:私がマジョポン。よろしくね。

 

 

 

──────────

 

 

 

マジョミラー:あら?貴方達は……?

 

マジョポン&マジョピー:あ、マジョミラー先生!

 

コウジ:よ! 此処の観光に来た。

 

マジョミラー:そうですか。…で、其方の方々は……?

 

コウジ:ああ…まあ、何……ウチの連れだ。まあ、幻想郷から勝手に来たってだけだけど……;

 

マジョミラー:幻想郷? そんなところから……?

 

マジョピー:幻想郷って?

 

マジョミラー:ええ……其処は忘れ去られたものの最後の楽園と言われていて、其処には多くの種族が住んでいると聞いています。

 

マジョピー:種族?

 

コウジ:人間はもちろん、幽霊、妖怪、魔女、魔法つかい、神とか…まあ、それぞれだ。

 

マジョピー:へぇ〜、本当にそんなところが…

 

魔理沙:最近、マジョモンローとか言うのが、幻想入りしててな…

 

マジョミラー:…! マジョモンローが?

 

コウジ:ああ、だからおジャ魔女がそこへ向かってる。

 

オヤジーデ:なぬ!?……と、と言う事はおんぷちゃんも其処に……!?

 

魔理沙&アリス&妖夢:………うん。(コク)

 

コウジ:まあ…未練持ったまま亡くなりした奴とかもだいたい彼処へ流れ着き、其処で暮らすのがほとんどだからな。

 

マジョミラー:……!もしかして、女王様もこの事を……!

 

コウジ:ああ、さっき話したからな。

 

妖夢:今、幻想郷の賢者である八雲紫様をお城に連れてってすぐ会議を開くつもりらしいんです。

 

マジョミラー:だから、使いが…  …わかりました。マジョポン、マジョピー、私はすぐ女王様の所へ行ってきます。

 

マジョポン:わかりました。

 

マジョピー:魔女幼稚園の事は私達に任せて下さい。

 

マジョミラー:頼みましたよ?

 

コウジ:なあ、ちょっとハナがどうなってるか見てぇんだが…

 

マジョミラー:まあ、少しだけなら構いませんよ。

 

コウジ:おお、そうか。サンキュー! 

 

 

 

──────────

 

 

 

その頃、おジャ魔女と東方御一行は、マジョモンローの案内のもと、MAHO堂へとやって来た。

 

ももこ:……!! マジョモンローのMAHO堂だ!!

 

ももこは懐かしのMAHO堂を一目見た瞬間、一目散に中に入っていった。

 

ももこ:Oh! great! 中も元のまんまだ!✨◎▽◎✨

 

ももこは辺りを見渡しながら高いテンションではしゃぎ出す。

 

???:ん?客か?

 

すると、レジカウンターからパティシエ姿と茶色いスーツ姿の若い男性2人が顔を出した。

 

ももこ:…あなたは(マジョモンロー:ええ、まあ…前に私が教えたお友達…)

 

パティシエ姿の男性:へぇ、この子が…

 

ももこ:え、あ……私、飛鳥ももこ! 

 

ジョルジュ:ももこちゃんか。私はジョルジュ・べネックス。…で、此方は…

 

アンリ:息子のアンリだ。よろしく。

 

どれみ:あ!私、ももちゃんのお友達のどれみです!

 

どれみはももことの間に割って入り、自己紹介。続いてはづき達も挨拶を交わす。

 

おんぷ:ねぇ、この人達ってもしかして?

 

霊夢:ええ、最近入ってきた人達よ。

 

あいこ:へぇ〜…んで、マジョモンローのとこにいるっちゅう事は、ジョルジュさんとアンリさんは…魔法使いなんか?

 

ジョルジュ:え?…ああ、うん、そうだよ。今…紅魔館って所でパチュリーさんって言う人に魔法を教えてもらってるところなんだ。

 

ももこ:え?マジョモンローとかじゃなく?

 

レミリア:どうも、この2人はマジョモンローが幻想入りする少し前くらいに来たみたいらしくてね…

 

ももこ:え?あ、そうなの?

 

あいこ:…てことは、ここに来る前は魔法使い界っちゅう事か?

 

アンジュ:いや、人間だ。

 

あいこ:…! 人間?

 

霊夢:ちなみに、2人共一度死んでるわ。ジョルジュは事故死。アンリは未練を持ったまま寿命…

 

それを聞いた途端、おジャ魔女達は違和感を覚えた。

 

マジョリカ:人間が、いきなり魔法使いになる事などあり得るのか?

 

レミリア:まあ、ほとんどの生物は皆、霊力とか魔力とか宿してるからね… 此処(幻想郷)に来ると…その力が開花することがあるのよ。まあ、アンリは元々、魔女と人間の子供だったから…魔力も強いみたいだけど……

 

はづき:…! 魔女と人間の子供…?

 

おんぷ:…それって…!

 

ジョルジュ:まあ、僕はアンリから聞いたんだけどね…。 

 

どれみ:え?ジョルジュさんは知らなかったんですか?

 

ジョルジュ:うん、まあ…でも、トゥルビヨンが魔女だとしても愛は変わらないさ。

 

マジョリカ:ト、トゥルビヨンじゃと!?(◎Д◎lll;)

 

ララ:マジョトゥルビヨンて、たしか…先々代女様の名前だったはず…

 

どれみ:え?じゃあ、このお兄さん達は先々代の女王様の旦那さんと息子さんってこと?

 

マジョルカ:どうやら、そうみたいだよ?

 

どれみ:ま、まじっすか……(・.・;)

 

あいこ:せやから、女王様が…

 

ジョルジュ:君たちはトゥルビヨンに会ったことあるのかい?

 

どれみ:え……ま、まあ……ちょっとだけ……(^_^;)

 

 

──────────

 

 

霊夢:…てか、ちょっと気になるんだけど……

 

 

魔理沙何処よ!!

 

 

美鈴:あ、そう言えばいませんね。(・.・ ))(( ・.・) 序にアリスさんもいませんし……

 

パチュリー:あの子達、抜け駆けたわね…。(¬_¬)

 

霊夢:まったく……じゃ、私もそろそろ行こうかしら?

 

美鈴:行くって何処にですか?

 

霊夢:ルフィって奴のとこよ。どんな奴か見て来てやろうと思って……

 

そう言い、霊夢は飛び去った。

 

美鈴:あ、ちょっと!

 

レミリア:ほっときなさいよ!それよりもパチェ、コウジの様子が気になるんだけど…

 

パチュリー:どっちかって言うと魔理沙とアリスの方じゃない? …まあ、いいけど…。

 

 

 

──────────

 

 

 

魔女幼稚園児:またねぇ〜!  

 

コウジ:ああ!

 

しばらく、魔女幼稚園の子供達と戯れていたコウジ、妖夢、魔理沙、アリスの4人は別のエリアへ行くため、魔女幼稚園を後に上空へと飛ぶ。その4人の後ろ姿をハナやテキパキ、オヤジーデ、マジョピー達も手を振って見送る。

 

オヤジーデ:言ってしまいましたね…

 

マジョピー:うん…。みんないい人達だった。

 

マジョポン:それにしても、あの魔法が幻想郷じゃ普通に使えるなんて…

 

オヤジーデ:ま、彼女達は私達以上に魔法の知識が豊富だったと言う事ですね。

 

 

──────────

 

 

魔理沙:いやぁ〜、楽しかった!

 

妖夢:そうみょんね!(*^_^*)

 

アリス:ね〜、あの子達、みんないい子だったわね。

 

コウジ:アリスって意外と子供好きなのな…

 

魔理沙:たぶん、手慣れてんだろ。よく人里に人形劇披露してるから…

 

コウジ:なるほど… まあ、たしかに彼奴等(魔女幼児達)にも人気だったしな…

 

アリス:ウフフフ…  そう言えばコウジの方は何やってたの?

 

コウジ:まあ、ビスビスの実とか使ってとかだな… 全部食ったのはオヤジーデだけど…

 

妖夢:まあ、子供達にあの量はキツイみょんからね… 

 

コウジ:そう言う妖夢もほぼオヤジーデに喜ばれてたやん!

 

魔理沙:妖夢は何したんだ?

 

妖夢:ああ、いえ…私は居合で庭の木の切込みを…… 

 

アリス:そう言えば植木を色んな形にしていたわね。

 

コウジ:ああ。それに感動したのか… オヤジーデ、妖夢にこれからも頼むと懇願してたよな?

 

魔理沙:いや、それサボりたかっただけだろ…! 

 

妖夢:はい… マジョポンさんとマジョピーさんにきっちり見抜かれて怒られてたみょん… 

 

コウジ:んで…そういやぁ魔理沙は何してたん?もしかして、弾幕か?

 

魔理沙:ああ!なんてったって、弾幕と言ったら私だからな!

 

妖夢:でも何か騒動起こってませんでしたか?

 

魔理沙:いやぁ、その一部が飛んでいる鳥に当たっちまってな!

 

コウジ:通りで、ハナが瀕死の鳥を持ってた訳だ…

 

アリス:…もう、何やってるのよ… 

 

魔理沙:んで、魔法で治そうとしたらもの凄い勢いで止められた。

 

 

コウジ&アリス:当たり前だ!(よ!)

 

 

コウジ:この世界じゃ、治癒魔法は禁じられてんだ!

 

魔理沙:いやいや、使うのはこの世界の魔法じゃないんだぜ?

 

コウジ:そんな理屈が通用するか!!

 

アリス:そうよ!それに、あんなわざわざ「こんなもん、魔法でやればチョチョイのチョイだ」なんて大々的に言うもんじゃないわ!もし、そんな事して幼稚園の子達がそれ覚えちゃったらどうする気なの?彼女達が魔理沙と同じ様に使って何かあったら…

 

魔理沙:そ、それは……あれだ!私がきちんと魔法の性質ってのを1から教えて…

 

アリス:(´Д`)ハァ〜… 全く、「郷に入って郷に従え」ってのは何処に行っちゃったのよ…

 

魔理沙:…てか、アリスだってやってたじゃねぇか!私のを横取りしてよぉ!

 

アリス:しょうがないじゃない!ハナって子が潤んだ目で持ってこられたんじゃ…

 

魔理沙:でもって、アリスがやったら何のお咎めも無しなんだぜ?

 

コウジ:まあ、言ってしまえばアリスの方が上手って奴だ。

 

魔理沙:はあ?

 

コウジ:こう言うのはしれっ(・・・)とやんのが肝心なんだ!しれっ(・・・)と!それやってから説き伏かせればいいだけだ!

 

アリス:そう、そういう事よ!

 

魔理沙:ちぇ…。あ〜ハイハイ、わかりましたよ!…たく、なんか暴れたい気分だぜ。この辺に危険区域みたいなとこねぇのかよ…?(・.・乁))((厂・.・)

 

コウジ:それを今探してるんだ。

 

そう言いながらリンクルンで探すコウジ。

 

妖夢:あ、あそこは?

 

妖夢が指差す方を見てみると、其処にはドス黒い色をした樹海が広がっていた。

 

魔理沙:お〜〜!!まさにただならぬ悪い予感!!邪悪な魔力がプンプンするぜ〜!!

 

アリス:あ、ちょっと待って!魔理沙!

 

魔理沙はテンション高めで箒のスピードを上げ、一足先にと、色濃い森に向かう。アリスも魔理沙の後を追った

 

 

 

──────────

 

 

 

コウジ:「ガブガブの森」だってよ。(キルンを使い、調べている)

 

妖夢:ガブガブ…魔物かみょん?

 

コウジ:さあ?

 

アリス:どうも植物系の魔物みたいよ?

 

アリスは張り紙に書いてある絵

 

魔理沙:まあ、入ってみりゃわかるだろ!

 

そう言いながら魔理沙は、金網の扉を躊躇なく開け、入り始める。魔理沙に続き、コウジ、妖夢、アリスも扉の中へと入っていった。

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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