The NEXT for Force Detonator   作:みそしる

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あとがき 余談&設定資料集

 

 完結しました!

 読者の方々にはここまで付き合っていただき、本当にありがとうございます。

 

 

 とはいえ当初の想定より随分長引かせちゃいました。本当に申し訳ない。あとがきすらも遅れているので申し訳のしようがなさすぎる。

 異世界クイズ王[注1]が面白くて……。いえ、異世界クイズ王一つに全ての責任を押し付けるのは絶対無理なんですが。他にも色々読みまくってましたし。

 

 最終的には20万文字超、どうにか完結出来てよかったです。

 それなりに長い話を終わらせ、折角なのでこの作品について色々書いていこうと思います。長編を書いたら長文あとがきを書くのが憧れだったんですよね、ルシエド[注4]のファンなので*1

 

 

 

 

 

 元々この作品、『なんか新作書くか〜』『ひたすらバトル書きたいな〜』という感情から生まれた作品です。

 沿岸地域に新造された島を巡る領土権争いとか、混沌の犯罪都市で繰り広げられる乱戦とか考えた中で、『エンブリオ強化体を巡る戦い』というコンセプトになりました。

 

 当初のタイトルは『フォースデトネイター争奪戦』。

 実は最初は全員オリキャラで、当時ログ読みにハマってた(今もハマってる)TRPGの形式*2に話構造を似せ、"アームズの先"を求めるPC1、人を暴走させる原因を探るPC2、【怨獄】を出入りする何者かを探るPC3の三人が合流してデトネイターを探る物語になる予定だったんですよね。

 そこから『あんまバランスよくないな』『原作キャラ使った方がいいのでは』『じゃあメンバー入れ替えるか〜』でメインキャラがだいぶ入れ替わり、話も大筋だけ残して結構変わりました。

 弓キャラ組が微妙に浮いてるのもその名残で、ここは残すにしてももうちょっと調整できたと思うので後悔が残るところです。プロット構築が甘い。

 

 ついでに『以前作ったキャラ死蔵しかけてるし、どっかで使ってくか』という目的もあり、やたら新キャラが出まくったりもしました。

 この辺は『<マスター>は例外なく一人一人が己の<エンブリオ>を持ってる個なんだし、出るキャラに関してはモブも含めてある程度しっかり考えるべきだろ』的な思想も入ってます。その結果ナレ死した通り名持ちもいましたが。

 

 

 

・『デトネイター』

 作品構想初期から考えてたエンブリオ強化体。

 『アームズってタイプとして一番微妙じゃね』と『<エンブリオ>でも卍解*3や覇鍵解錠*4的なことしたいよな』という作者の意思に基づき、"エンブリオの魔剣化"という"アームズの先"として作られました。イグナイトモジュール*5でもある。

 デンドロ二次全盛期にこのギミック思いつきたかったな〜というのは余談の余談。

 

 アームズ≒器物なので魔剣化の余地がある、それがアームズの可能性だ、という発想。

 特にアームズはキャッスル等に比べサイズが小さくギア等に比べ構造が簡易なので弄りやすいのではという比較級。

 バグを引き起こすことで超級進化機能を部分的に起動する、という閃きで完成しました。

 

 自然魔力の多いレジェンダリアや黄河ではかなり効果を発揮するのですが、他の国ではあんまり機能しません。

 とはいえ魔剣化があるので、怨念を蓄積し続けて魔剣としての強化を繰り返すことで基礎性能が増していきます。無限の成長可能性(なお)というやつです。

 

 作中においては超級進化の妨害と第六マスターの強化を同時に達成する一手でしたが、管理AIにバレたためやむなく路線変更。少数の残りを除けば、誰かが模造・複製しない限りは流通しないでしょう。

 

 第六マスターの強化可能性は超級職、特典武具、超級進化の三つに分かれますが、超級職は既に多くが取られている以上残っているのを拾わせるのが難しく、超級進化は安易にさせられず、特典武具が一番無難なんですがUBMもそこそこ貴重だし既存能力とは別に生やすことになるので統一感に欠けてしまうところがあります。

 だからこそ既存のマスターの成長要素としてのデトネイター(エンブリオ強化要素)を作りたかったんですよね。

 上述の通り活躍させにくい二線級の第六マスターを決戦について行かせるための手段でもあります。その意味で今回は十分目的達成できたかなと。

 

 

 

 

・マスクド・ライザー

 主人公。PC1。

 デトネイターを克服する原作登場人物を考えた時、真っ先に白羽の矢が立ちました。

 精神的には非常に強く、しかし能力的にはそれほど強くなく。

 彼の覚醒に関してはやれるだけのことをやれたかなと思っています。

 【ヘルモーズ】の銘が出てないせいで自力で考えなきゃいけなかったのはちょっと苦労しました。

 原作でも主人公役に一番向いている男だと思います。

 

 【天鎧魔装 ヘルモーズ・ライジング(超克)

 ヘルモーズの強化体。【ヴァルカン・エア】から継いだ噴進機能により、神速の機動を可能にしています。

 また身体強度上昇により攻撃の反動や変則機動にも対応。付随して攻撃力も強化。ライザーの強みをシンプルに引き上げる強化です。

 最大性能を発揮できればトムにも勝利可能ですが、更に早いカシミヤとの相性は悪く、分身込みで相打ちを狙えるかどうか。魔剣として基礎性能を上げ続ければ或いは―――ぐらいでしょう。

 

 余談ですが、ずっとヘルモーズを風を操って加速するタイプだと認識していたため、原作を読み返したら全然そんなことなくて修正に手間取りました。属性なしで純粋性能型のエンブリオにしては弱くないか……?

 本作では元々必殺で速度が相当上がり、攻撃力や防御力も実はかなり高いと設定しています。そうじゃないと困る。

 

 

 

・チェルシー

 メインキャラ。ライザーと一緒に来てもおかしくないアームズ使いで華やかさのある原作キャラとして選ばれ、先んじてデトネイターに負ける役でした。

 ジュリエットにするか悩みましたが精神的負けムーヴのさせにくさと台詞再現の面倒くささでこちらに決定。

 実は『16股さんに恋をしたが振られる』という改竄記憶を差し込まれたことで暴走を始める予定でした。その後のライザーのシリアス改竄記憶との温度差で風邪を引かせる狙い。流石にギャグすぎるし扱いが悪すぎてファンに怒られそうなので没。

 その後デトネイターを克服して最終決戦隊参加させたのは完全にライブ感の産物で、予定になかったんですよね。

 なので退場前の活躍場面としてダンスバトルを採用し、上流階級だったのでバレエをやっていた過去をねじ込むことに。

 結果としてデンドロでダンスバトルをできたのは自由度の高い世界観を活かした二次創作としてそこそこうまくやれたかなと思ってます。

 バレエ過去、観察眼、戦術思考など、原作設定を元にまあまあ盛った人です。

 

 【金海魔斧 ポセイドン・レガリア(王権)

 ポセイドンの強化体。主に必殺スキルを強化されています。

 金海の生産量、操作性、出現維持性能などを強化し、その性能はかつての水場限定ジェム使用戦闘スタイルをどこでも使用可能にするほど。更に自身を押し動かすことで今の近接戦闘スタイルも強化。

 つっても量が増えて輪をかけて重くなってるので、超級職に毛の生えた程度のSTRかENDの相手を呑み込めばそれだけで殺せますし、獣王クラスでも身動きが取れません。金って1㎥で19tありますからね。

 成人男性のベンチプレス平均は一説によると40kg、つまり20万のSTRならその2万倍で800t、これはたったの42㎥です。液体化されているので固体時ほどの一体性はないとはいえ、滝のように出されたら勝負にもなりません。

 今回は質量を奪う魔剣使いや、全開時には劣るとはいえライザー使用時で適正付与樹竜に苦戦しましたが、普通呑み込んだらそれだけで勝ちなんですよ。

 

 場所が限られる決闘のフィールドでは対抗できず死ぬキャラも多いのですが、出し続けるには怨念か魔力を出し続ける必要があるので王国ではかなり厳しい。エピローグの大会では絞って近接メインで使ってたため、狼桜の聖属性武器の影響で負けかけました。

 レジェンダリアなら一回り二回り強くなると思います。バルクがいるので一位は無理ですが。

 広域性を強めたのでトム相手にも勝算があるのですが、王国決闘には瞬殺が超得意なカシミヤがいるので最高でも三位止まりが予想されます。決闘のカシミヤが強すぎる。ライザー相手でもよーいドンは辛そうです。仕方ないね。

 

 

 

・"武装探偵"ウェーブ

 主人公2。ライザーをメインとしたサブ主人公ぐらいの位置。

 元々は別の作品の主人公だったり別の作品の章メインキャラだったりしたんですが、随分と塩漬けになっていたので今回こうやって世に出せたのは本当によかったです。

 好きな仮面ライダーはW[注5]。なのでエンブリオもメモリ装填型バイク。

 二枚目になりきれない三枚目、を演じている地球の探偵。

 ライザーとは色々と似ているところも多いけど違うところも多いキャラですね。

 

 エンブリオは【混力協娘 ヤーラ】。TYPE:メイデンwithギア・アームズ。

 モチーフは中国山の民、ヤオ族民話の主人公ヤーラ。弓の名人で、太陽以上に凶悪な熱光を放つ月を落とそうとするも失敗、老人の助言を受けトラとシカを喰うと力が湧き、その虎の尾と筋で出来た弓と鹿の角で出来た矢を用いて、矢を百度も撃ち月を削った英雄です。

 討伐モンスターを素材としたメモリ作成と使用がこのモチーフ由来ですね。

 

 基本的には大量に集めたメモリを使った持久戦闘者。やや生存型よりの個人戦闘型。

 幅広い属性攻撃と耐性スキル、補助スキルを用いて戦闘を引き延ばしつつ致命打を叩き込むタイプです。

 作中では基本的にメインを譲り、主にサポートで活躍させました。

 デトネイターで強化したメモリを使うと伝説級の力を振るえるのですが、これはつまり平均的な準<超級>ってことなので他のメンバーと比較するとそんなに強いわけではないです。ただ伝説級の攻撃スキルはそれなりに火力あるので、サポート役としては十分。

 使い勝手の良いキャラなので、またどっかで使う機会があるかもしれません。

 

 メインジョブは【名探偵(グレイト・ディテクティブ)】。エンブリオが一通りのスキルと戦闘力を担保しているので非戦闘系のジョブに就くことができ、メモリのスキルと本人の技術と合わせて地味な探索・捜査に関してかなりの腕を誇ります。

 逆に推理や読心術はルークには全然及びません。直接的な読心だけはメモリで補えますが、深度や行動予測で大きく劣ります。

 何でも屋的な仕事に必要なのは前者なので、適材適所と言えるでしょう。

 

 

 

・"斧凍(フリーズアクス)"アックス

 前半のメインキャラの一人。ほぼサブキャラですね。

 彼女はライザーに対するウェーブと同様、チェルシーに対する斧キャラなのですが、ウェーブを選んだあと「もう一人ぐらい序盤のメインキャラが欲しいか?斧で共通させるのがいいかも」で選ばれたキャラなので重要度が低く、あんな感じの扱いになりました。

 読者の方々に「お前メインキャラじゃないの?」という困惑を生み出してしまったことは大きな反省点。

 

 幼女~少女ぐらいの年齢のロリ斧キャラ、なお中身は木こり(半引退中)の老婆。

 ゲーム(遊び)なので試しに子供の頃の肉体をアバターにしたところ、ズレがデカすぎて技巧がそこそこ劣化しています。

 それでも神域。エンブリオもちゃんと強いので接近戦ではかなりの実力者。

 違和感がありながらも所詮遊びだしねと済ませていましたが、ラストでは反省。本来の肉体を取り戻せるよう"児童機会"の手を借り覚醒しました。

 武器最強キャラにはそれぞれ主人公性を配置しているんですが、彼女の場合諸事情で本気を発揮できなくなっている状態で戦ってるところがあの頃の主人公性ですね。

 

 エンブリオは【氷山開斧 イー】。TYPE:アームズ。

 モチーフ:中国の伝説的帝であり、龍王に託された斧にて水妖の潜む山を割り開いた(イー)

 斧をぶつけた場所を起点に、攻撃力に比例した威力・範囲を氷結させる、特化型相応の強力凍結能力です。

 逆に威力を加減することで小さな氷を生み出すこともできます。

 2m程度なら斧に当たれば一発凍結なので武器を合わせたら実質即死。

 それを神域の技巧と高STRによる振りで当ててくるので正面戦闘は相当強いです。

 【エバーランド】を使うとSTR機動と繊細な小技の精度が跳ね上がり、中距離からでも高速で距離を詰めてガンガン攻撃を仕掛けてきます。

 こいつが終盤まで生き残ってるとだいぶ状況が変わりました。だから途中で落ちてもらったんですが。

 

 

 

・"強弓"シスル

 中盤からのメインキャラ。

 初期プロットではこいつと"投槍"と"弓晴手"と"強欲"あたりが主役格予定だったので、その影響でまあまあ序中盤の扱いに失敗しました。

 

 最初の3人主人公時代、主役格でありながらデトネイターとの相性が最悪で暴走しちゃった"投槍"を、デトネイターに目覚めて止める役がこいつだったんですよね。

 プロット変更してからも、苦悩と死闘の中で精神を磨いた原作キャラのライザー、愛情と平和の中で健康的に精神を磨いたオリキャラのシスルがそれぞれデトネイターを克服する、というのは"自由"と"可能性"というデンドロの二つの大要素を回収する大軸だったんですが、プロット修正でシスルの登場の流れが二転三転した結果キャラが変に浮いたのはかなりよくなかったところ。

 感想コメントでも言いましたが、チェルシーの古い友達にして伏線的文章を入れておくなり、ウェーブのプロローグを作ってそこに登場させるなり、やりようはあったと思います。

 随分前から作ってたキャラだったので作者に親しみがあったのも失敗しちゃった要因。

 この反省は次に生かしていきたいと思っています。

 

 キャラとしてのイメージは戦姫絶唱シンフォギアの雪音クリス。イメージソングは「SAKURA BLIZZARD」。

 良い環境でのびのび育った雪音クリスって感じですね。

 普通に才能もあるしエンブリオも強いのでかなりの実力者なんですが、"弓晴手"が無法だったので二位に甘んじていました。

 

 エンブリオは【光彩轟弓 インドラダヌシュ】。TYPE:アームズ。

 モチーフはインド神話においてインドラの雷霆を放つ弓と言われた(インドラダヌシュ)

 魔弓としての名は【煌彩魔弓 インドラダヌシュ・ヴリトラハン(超壁晴空)】。

 二種上限の時間比例強化能力を三種可能にし、また魔力を注いで強化速度を大幅に上げる必殺スキルを自然魔力で代用する、真っ当でめっちゃ強い強化を獲得しています。

 現時点では三種強化が限界なんですが、怨念を集めて魔弓としての格を高めることでいずれ四種以上の強化も可能に……といいつつ、そこまで強化する必要はあんまりない気がします。

 速度と威力と追尾、そこに《五月雨弓矢》まで加えたら余裕で"投槍"も"弓晴手"も死にます。

 "投槍"相手には先んじられて負けかけましたが、仲間が防いでくれたあと撃ってたら普通に勝ってました。

 "弓晴手"もこの成長ぶりには内心割と困っており、今後どうすっかなぁと考えているらしいです。

 

 

 

・"弓晴手(NewClear)"ニャロライン・ニャレッジ

 サブキャラ。当初からのシスルの相方役でした。

 

 シスター服のケヒャリスト。

 人が輝いているところが好きな人間で、人が最も輝くのは……爆発!という思想によって、人を物理的にも爆発させます。人以外も爆発させます。

 街中で人を爆発させると巻き込まれて爆発できないまま死ぬ人がかわいそうなので避け、ティアンは弱いのであんまり爆発にも期待できないためやらないことが多いです。

 いつか妖精女王とアムニールも爆発させたいと思っていますが、後者には前やったらイレギュラーパワーで矢を防がれたのでちぇっとなっています。

 イカれた性状を持っていながら善性と噛み合いと偶然でギリギリ秩序側にいる、ノヴァリスの人美研*6あたりをリスペクトして作られたキャラです。

 リアルは多分花火師かテロリストか女子学生です。未定。

 

 弓術に限定した神域の天才。

 直感性能と感情による成長性を主人公性として持っています。

 原作で【弓神】が空いちゃったので就いてるかもしれません。

 

 エンブリオは【陽夏射弓 イー】。TYPE:ルール・アームズ。

 モチーフは太陽を落とした神話的弓手、羿(イー)。"斧凍"とイーで被ってるのに今気づきました。

 高リソース存在・高熱量存在をそのリソースを利用することで強力に爆破し、必殺では防御スキルを辿り本体ごと爆破させることができます。

 当たれば一撃という点では"斧凍"と近しいところがあり、近接武器なので軌道を変えて当てやすい斧と遠距離武器なので射程と同時攻撃数に優れる弓矢でそれぞれ得意不得意があります。

 彼女の場合は高速で動き続ける敵を補足することが難しく、そこを魔矢と技で補うかたち。

 弾速がやや遅いですが連射力が高いので実は近~中距離の方が強いです。遠距離だと躱されて膠着状態になりやすいとか。

 

 

 

・"投槍"のフラーレン

 敵キャラ。元々はメインキャラの一人でした。

 今回の話ではあんまり過去の話も正気状態の活躍もさせられなかったのでいつか活躍させてやりたいと思ってます。いつかね。

 

 本来の性格は意図的に気障にしているかっこつけの青年。

 本当に天才で根が善良で実際傲慢なので装ってるキャラがギリギリ成立してますが、女心は全く分からないので顔の割にナンパで成功したことがありません。

 "クリカラ"*7と納村不道*8あたりのエッセンスを部分的に拾いつつ弄ったキャラ。なおそのキャラはエピローグにしか出てこない模様。

 主人公性は石鹸枠主人公であることと責任感が強いこと。石鹸枠主人公の割にはモテてはいないですが、年下には最終的に懐かれやすいらしいです。

 

 エンブリオは【投槍器 トナティウ】。TYPE:アームズ。

 モチーフは投槍器(アトラトル)を生んだアステカの太陽神、トナティウ。

 スキルより装備補正と強度にリソースを注がれていますが、必殺用の貯蓄部分も多いです。

 スキルはパーソナル由来で非戦闘時のみ上空に視点を移せる《太陽の瞳》のみ保有。

 本人が一切戦闘時にスキルを求めていないし、なくても勝ち続けられるし、非戦闘時でもこのスキルの強化や他のスキルを求めていなかったので新スキルを生やすこともできず、迷走したまま必殺スキルも生やせずに進化していきました。

 補正もそこまで要らないのでリソースの多くが死蔵中。エンブリオが一番困ってます。本人は全然困ってない。

 エンブリオとしての性能の低さで【ユノー】*9を凌駕させようというコンセプトがあったりします。

 

 戦闘スタイルはSTR型の技巧を極めた投槍。

 ジョブはSTRを求めての【破壊者】とかかなと思ってますが、【大審判】だの【野球王】だのに就いてるかもしれません。胡乱ジョブ。

 STRは比例増加でボール投げの10代男性平均が67.3km/h、音速が1224km/hなので単純計算で初期値の190倍もあればマッハ10に到達し、3000以上あれば当然槍でも10万越えるという想定。諸計算を無言及でやったのは流石に読者を信じすぎてないかと言われても反論の余地がないです。

 今回はデトネイターによる異能頼りの場面が多かったですが、本来の彼は技術による技がメインで、戦いのたびに理屈がいまいち飲み込めない新技を出してきます。遠山キンジ*10みたいなもんですね。

 カシミヤ相手でも開始距離によっては勝算があるぐらいの強者として設定しています。

 

 現実では普通に高校生。昔野球をちょっとやって色々あって辞めてたりします。

 相当活躍しつつも「俺の適性は野球とはちょっと違うんだよなぁ」と辞めてぐだぐだ過ごしてたところ、デンドロで投槍に出会ってしまったため、デンドロのサ終後は世界陸上に進出して槍投げで世界を獲るかアマゾンの奥地とかに挑みに行くかの二択だと思います。ジャンルが違い過ぎる。

 

 

 

・"永翔響鳴(アンリミテッド・ビート)"ライズ・ライム

 ほぼメインキャラになったサブキャラ。

 実はチェルシーの見せ場とデカいバトル前のエピソードを入れる過程でねじ込まれたキャラで、最終決戦に参加してここまで活躍する予定は全然ありませんでした。ライブ感の産物。

 こいつも別の作品の主人公として考えていました。題して<歌唱大会>。音楽の街で始まった陰謀劇に、ティアンの少女と共に立ち向かう話。いつか書くかもしれないし書かないかもしれない。

 

 ビジュアルイメージとしてはシンフォギアの天羽奏。

 バトル参考は戦姫絶唱シンフォギアfeatワイルドアームズ[注3]の天羽奏。

 キャラクターの過去はどっちもあんまり関係ないです。

 

 エンブリオは【賛歌熱装 サラスヴァティ】。TYPE:アームズ。メインジョブは【絶唱】。

 モチーフは音楽の神にして数多の武器持つ戦神でもある、日本では弁財天として知られるインド神話の神、サラスヴァティ。

 歌唱バフとバフ装備化保存エンブリオのコンボですね。

 歌の才能が武器トップ勢の各分野ぐらい、槍の才能がそのちょっと下ぐらい。

 戦闘もかなり強いですが、最終奥義を除けば【エバーランド】を使わない"斧凍"相手にしても勝てないぐらいです。

 まあ本人的にも技能的にもメインは歌なので、今日も元気にどっかで歌ってます。

 

 

 

・"魔剣使い"カーヴ・セッウ

 敵キャラ。故人ヒロイン製造機。

 魔剣の多くに故人ヒロインとのエピソードがあるため、不用意に剣の話を聞くと重い話をくらうことになる地雷のような男です。

 女運は良いと悪いが半々、親しい女は宿敵になるか死ぬかの二択という恐ろしい経歴を持っています。これで正常時はそこそこ前向きに生きているので、死者に恨みを残されることがなかったのを踏まえても根がだいぶ光の男。

 

 エンブリオは【魔剣目録 ノヴム・オルガヌム】。TYPE:ルール・アームズ。

 モチーフはイギリスの哲学者フランシス・ベーコンの著書にして、帰納法を教え「知は力なり」と伝える本、「ノヴム・オルガヌム」。

 魔具を収納し、魔具の能力を解析し新たな魔法を構築・魔具に付与することができます。

 これにより制御を追加したり性能を調整したりして魔剣奥義を生み出すのが基本的な戦闘スタイル。

 魔剣奥義は概ねおぞましきトロア*11をイメージするといいと思います。

 

 メインジョブは【祀神】。呪詛操作スキル特化超級職です。

 奥義として呪具を基点にした領域展開スキルがあります。

 数多の魔剣奥義と合わせて非常に多様な異能を振るう、初見殺し性の高い戦士になっています。

 こいつも結構書けそうなエピソードが多いキャラで戦闘も色々できるので、どっかで主人公として書くかもしれません。

 

 

 

・"御守刀(シールドソード)"御守

 敵キャラ。根が素直な少女。

 守護の剣(ShieldSword)にしてSealedSword(魂が封じられた剣)

 "魔剣使い"と過去に一勝負しそうになりましたが諸事情で中断、共闘の中で聖属性の剣を振るったため魔剣が浄化されることを嫌った"魔剣使い"に勝負を避けられた経歴があります。

 

 エンブリオは【護剣帝 アポテオーシス】。TYPE:レギオン・アドバンス・アームズ。

 【抜刀神】等のスキルと技をコピーしているので結構強いですが、本人がそんなに戦士として強くないのがやや欠点。

 そこを差し引いても同時八刀は全然強者を殺せるクソ技です。中距離以上の射程があれば十分に勝算はありそうですが、純近接でこいつに勝てるキャラはごく少数でしょう。

 

 

 

・"不抜"

 敵キャラ。

 能力以外何も決まってないキャラで、実はこいつの過去は本当に何も考えていません。

 いったいどんな過去を持ち、どんな歪められ方をしてあんな暴れ方をしていたのか。何思何為ぐらいわかりません。いつかわかる日が/決める日が来るのでしょうか。

 

 エンブリオは【無用王剣 フルンティング】。TYPE:ルール・アームズ。

 刀身以外の装備品とマスターを無敵化しますが、代償として刀身には一切の防御スキルが機能しません。

 鞘の特典武具のおかげで刀身強度を高め、抜くことで大火力の一撃を放てますが、抜いたあとは強化が全部リセットされるし刀身を晒すのでめちゃ死にやすくなります。

 "弓晴手"は天敵なので瞬殺されました。かわいそう。

 

 

・"聖槍"

 敵キャラ。

 エンブリオは自スキルの効果対象を自在に弄る効果を持ち、理論上《精霊崇拝》の対象を精霊から魔獣にしたりもできますが、普段はもっぱら聖属性の特攻対象と《聖別の銀光》のダメージ強化対象を任意で変更し、敵に対する超高威力の聖属性攻撃を実現しています。聖属性は耐性持ちが滅多にいないので無効化もされにくいです。

 槍使いの中ではかなりの実力者ですが、魔弓を持ったシスル相手には瞬殺されました。無惨。

 

 

 

・"東西不明" "一番矢"

 ナレ死した敵キャラ達。

 

 "一番矢"の名はシュークルート。

 エンブリオは【神狼抉弓(しんろうけつきゅう) ウプウアウト】。TYPE:アームズ。

 矢が当たった相手の耐性を引き下げるスキルを持つ、監視者の友達でした。

 特に巨大生物相手の集団戦に向いており、追尾付与する監視者と組むと非常に強力な初手攻撃役です。

 

 "東西不明"の名はローダン・ゴープス。

 エンブリオは【魔天星銃 カノープス】。TYPE:ルール・アームズ。

 一定時間減衰しない効果を付与した光速弾を操るマスターであり、それを何故か星を一周以上させて当てる異次元過ぎる技巧と無駄な手間を誇る銃使いです。本当に無駄な手間を浪漫と主張し誇っている変人。

 弾速と迂回軌道によりどこから来てもどの方角に居るのかわからないので東西不明。わけのわからなさでは本作一番の怪物ですが、紙防御で暴走していたため非戦闘時の無防備がデカく、ナレ死で瞬殺されました。

 

 

 

・<ウルトラカノン>

 ちょい役の砲撃クラン。

 砲として世界第二位の射程を持つ超遠距離砲台の運用クランであり、いくつもの強力な砲弾を作って保有しています。

 世界一位の射程を誇る銃使いの"東西不明"*12に砲台を撃ち抜かれた過去があり、今回も落ちるまでは様子見していました。トップの小物さが生存の秘訣。

 

 

 

・<マーヴェリック>

 ちょい役の戦闘機クラン。退役した戦闘機乗りの老人会から始まったクランです。

 "絶対空(ワンダラー)"は珍しくゲーム内で加入した新人ですが、"自身のステータス上昇による倍率強化を装備品にも適用する(本来AGIが1000になって10倍化されるのは本人の速度だけだが、彼の場合銃や機体にも適用できる)スキルにより、ただでさえ超音速の弾丸と機体を十倍以上に加速させており、最大性能では飛び抜けた力を発揮します。

 

 

 

・"輝環砲台(グレネードバルカン)"ほっともっと

 最終戦限定助っ人カード。

 道中での"剣幕"との戦闘を止めると獲得でき、一度再行動までの時間稼ぎをしてくれます。

 

 エンブリオはTYPE:アームズ。モチーフはローマ神話の火神、火山ヴォルケーノの語源とも言われるウルカヌス(ヴァルカン)(ムルキベル)。

 能力は単機能特化。《クリムゾン・スフィア》に準ずる火球を自身の周囲に無条件かつ無消費で生成・発射し続けることができます。

 白猫クレイドルに出てきた天地の人の火球特化版ですね。

 それを属性強化装備や魔法強化装備で強化し、ひたすら連打連射しまくる純粋火力型能力であり、爆風等を用いて器用にサポートもできる、一芸を磨いて戦術的多様性を得たタイプです。

 クライマックスには対爆装備つけて爆風移動して参戦した模様。

 

 余談ですが"剣幕"は魔法剣の素体となるエンブリオを大量に飛ばすレギオン・アームズと、それらを起点に爆発魔法剣を発動させる広域殲滅型でした。

 

 

 

・"斧改"エディヴ

 レジェンダリア斧愛好会、<アクシズ・アームズ>のトップ。

 斧が小さく見えるほどの巨漢。

 『フィクションの斧使い』らしい外見を持ちます。

 

 エンブリオは【改法造斧 シユウ】。TYPE:ルール・アームズ。

 モチーフは中国神話における戦神、戦斧を始めとする武器を発明したとも語られる蚩尤(しゆう)

 数多のジョブスキルを斧を対象に変化させて保存、同時使用する戦闘スタイル。

 短期決戦であれば超級にも匹敵する猛者ですが、消費の激しさの他にスキルによる強化対象があくまで斧のため本体が弱いという欠点も持ち、奇襲を受けると弱いです。

 逆に奇襲する側だと強い。これは作中でも見られた通りですね。

 

 斧の強さを信奉、最強の武器であることを証明するために活動しており、かつては決闘にも参加して最高順位は一桁にも達しましたが、全裸結界により敗北。

 恥と思いその後一般決闘には参加していません。

 斧使いとしては"斧凍"が上のため、見た目はだいぶ下ですが尊敬しています。

 

 

 

・"水面"の睡蓮

 今回登場しなかった人。天地出身の剣士最強。

 メインジョブは【鏡剣王】。主に反射魔法剣の使い手であり、カウンターというジャンルに限った神域の天才です。

 エンブリオは【奮輝醒剣 フツヌシ】。自身の扱う魔法剣スキルの効果を超強化する単機能特化型にして純粋強化型。反射魔法剣にはあんまり関係しませんが、サブ枠の属性魔法剣の効果を飛躍的に向上させます。

 

 【鏡剣王】は【鏡王】に比べ、反射魔法を付与した刀身に的確に当てる必要がある手間と同時発動数で大きく劣りますが、奥義を細分化し魔法に限らない各エネルギーの反射を行うことができます。細分化されているのもあって比較的ローコスト。

 睡蓮はその才覚であらゆる攻撃を適切に弾き返すため、超高速の投擲を武器とする"投槍"はむしろその速度で自分に攻撃が返って来てしまい、最悪の相性となっています。

 "弓晴手"はその反射魔法も刀身ごと爆破できるのですが、爆発魔法剣等で到達前に矢を排除されやすく、良相性とまでは言えません。

 

 ただし才能自体はかなり限定されているため、剣技自体は神域に遠く、また魔法剣は単純な属性攻撃。

 "投槍"ほどの広域殲滅力はなく、"弓晴手"や"斧凍"のように無敵型相手に通じうる攻撃性能もなく、覚醒した"斧凍"ほどのSTR機動ができないためひたすら退がられると攻略が難しいなど、欠点も多々あります。

 今は剣を分割して防御に優れた二刀流を鍛えつつ、地属性の魔法剣を使ってある我流魔剣を再現・発展させられないかなどの挑戦を行なっているそうです。

 

 金髪巨乳。リアルでは黒髪貧乳。

 樫宮流の門弟。

 彼女と他数名がエピローグに出てくる予定もあったんですが、出さない方がうまくまとまるな……となったのでカットされました。彼女の出番はいつになるのか、一向に未定です。

 

 

 

・【掻王】ドミンゴス "漸増巨人"ロードウェル

 原作キャラの敵役。

 両方そこそこいい味出してくれたかなと思ってます。

 特にドミンゴスはいい立ち位置で、ウェーブをかませにするにも覚醒ライザーのかませにするにもよさそうなキャラなので気兼ねなく色々やらせられました。戦争の経験を活かして対雷属性対策をさせたのとか結構気に入ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・白衣の男(本物)

 某大国のお抱え研究者。

 立場上、宇宙人やら超人やら超能力者やらが溢れる世界にそれなりに詳しいです。

 基本的には器物の分解と分析が専門であり、時たま宇宙人の遺物を解析したり技術を流用させたりしているお助け技術者枠ですね。

 

 可能性のアンチ。

 可不可を確定させるもの。

 

 デンドロは一月ほどプレイし、その間に<エンブリオ>と改造物を残して去りました。

 心残りは一切なかったそうです。

 

 エンブリオは【無量蒔種樹 インフィニット・デンドログラム】。TYPE:フォートレス。

 使命感ではなく義務感と趣味でやっていたのでアポストルにはなりませんでした。もっと若く情熱に溢れている頃ならアポストルになったかもしれない。

 作中の言葉通り、未分化である第0形態<エンブリオ>の産出能力を保有しています。

 白衣の男はこれを分解・分析・改造することでいくつかの改造物を残しました。

 

 一つが【劣性強化 エンブリオ・バッファ】。外付けの一時的な演算強化用品。

 一つが【造人適合 デミエンブリオ】。<エンブリオ>にも適合する劣化型<エンブリオ>。効果によりますが基本的に時間制限有りの消費式で、強力なものほど短時間で消費されます。出力は最大でも上級エンブリオと同等です。

 

 そしてもう一つが【模造人体 エンブリオ・ヒューマン】。作中で『提供者(プロヴァイダー)』と呼ばれた彼等です。

 

 

・白衣の男(偽物)/スーツの男

 【模造人体 エンブリオ・ヒューマン】。

 既存のエンブリオと同じ区分けをするならTYPE:ガードナー。或いは()()()()()()()()()()()()()()に相当するかもしれません。

 胚に秘められた無限の可能性を"白衣の男(本物)を完全に模倣する存在となること"に使い切った存在達。

 魂に似た器官も搭載されていますが、それでも流石に通常の<エンブリオ>には適合しません。仮に適合した場合だいたいアポストルになると思います。使命感の塊。

 加工を施された【造人適合 デミエンブリオ】にのみ適合、必要な能力に変質させてストックしておくのに加え、第0形態エンブリオの更なる改造を試み新しいなにかを生み出さんと日夜励んでいます。

 その結果として生まれた改造品の一つが『デトネイター』です。

 

 人を模倣しているため、環境と個体により若干メンタルの差があり、デトネイターを作った個体は第六アームズのマスターにかなり肩入れしていました。肩入れした結果がコンコルドしかけての暴走者の量産ですが……。

 クライマックスで死亡した個体は全然肩入れなく、「強くなりたいらしいし強くしてやるか」ぐらいのことしか考えていません。ロクな個体がいない。

 自分達も道具の一つとして考えているため、不要と判断すれば三大欲求もカットしますし、生贄として身を捧げることもあります。

 

 目的はこの世界のゲームとしての破綻。

 その手段としての"<エンブリオ>の進化妨害"や"<超級>の脅威度の相対的低下"であり、管理AIの目的とは敵対的な関係にあります。

 管理AI自身の縛りにより直接襲われることはないのですが、隙あらば国家や一般マスターに情報提供されて攻撃されかねないため、デカめの案件には「マスターのため」という建前を作り、一般層や国家と敵対しないように気を遣っています。

 クライマックスの個体の行動はそのラインを八割ぐらい超えていたので「よくやった!殺して正解だった」になっている模様。人を洗脳していいわけないですからね。

 一応人が洗脳されてること自体がだいぶやばいので管理AIが情報ばら撒けるかも半々で、クライマックス個体はそこに勝算を見出して仕掛けてもいます。統括個体はそんなリスク負うなよ派。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[注1]異世界クイズ王

 妖精とクイズが支配する異世界にて、大陸主要国家を残らず巻き込む危険な陰謀が幕を開ける。

 立ち向かうのは胡蝶国セレノウの若き姫、そして彼女に呼び出された異端なる地球(別世界)のクイズ王!

 異世界の知識もなく、召喚されてから学ぶ時間もない最悪の状況。

 かつて地球にてクイズの世界を破壊してしまった魔人、七沼遊也の死闘を刮目せよ。

 

 クイズバトルも面白いし食事描写がやたら美味そうだし全方位超絶面白小説なので読んだことない人は読んだほうがいいです。

URL : https://ncode.syosetu.com/n1867fd/

 

 

 

[注2]ノヴァリス

 大人気TRPGダブルクロスの世界観をベースに、大人気ソーシャルゲームブルーアーカイブを大胆にオマージュした学園異能バトルセッション群。

 学園都市ノヴァリスを舞台に繰り広げられる、愛と青春の物語です。

 現在GGMによるメインストーリーは完結しています。

 

 個人的なおすすめはいっぱいありますが、特にメイン0話こと『Travelogue of Summer Vacation』。

 かつて一夜にしてノヴァリスから姿を消し、今やノヴァリスの破壊を目論む敵として出てくる男子生徒達が過ごした終わりなき漂流と死闘の日々。

 勧めて読んでくれたTLのデンドロファンにも「これグローリア編好きな人は絶対好きだよね」と絶賛された名ログです。

URL : https://scatter.sakura.ne.jp/Log/Travelogue_of_Summer_Vacation.html

 

 作風と程度はものにもよりますが超絶面白ログがいっぱいあるので読んだこと無かったら読んだほうがいいです。

 

 

 

[注3]戦姫絶唱シンフォギア feat.ワイルドアームズ

 シンフォギアとワイルドアームズ、同じ原作者から生まれた両作を世界観レベルで再構築し融合させた二次小説。

 長年ハーメルンの全期間相対評価1位に君臨していました。

 

 『アガートラームは一人の力で抜くものにあらず』

 「子供は、守らないとね」

 「あの子の明日を、ほんの少しでも幸せにしてやりたいんだッ!」

 「ぼくの、しんじた、えいゆうが……かならず……!」

 『皆さん、生きたいという気持ちを忘れていませんか?』

 「いつだって俺の強さは、想いの後に付いて来た!」

 「―――私の好きだった人の分まで、生きて」

 「だから、絶対に絶対―――生きることを、諦めないでッ!」

 

 ノイズが大量発生する紛争地帯、バル・ベルデにて少年兵として戦う少年、ゼファー・ウィンチェスター。

 原作開始から数年前。バル・ベルデからFIS、そして日本。後のシンフォギア装者達と出会い、何かを学び進んでいく。

 繰り返される出会いと別れ。何かを救いながらも何度となく大切なものを失い、それでも立ち上がり続ける彼が、やがて英雄に至る物語です。

 

 3期時点で作られた作品なんで流石に4期5期の設定とは矛盾するところも出てきてしまってるのですが、3期時点までの要素で精巧に組み上げられた名作長編。

 布教作品として作られただけあって両作品知らない人でも問題なく読める作品ですね。

 俺もシンフォギア詳しくない頃に読んでこの作品からアニメ見始めたりしています。

 「途中まで読んだんだけど、主人公しんどすぎじゃない?」「信じられないかもしれないがもっとひどい状況になる。もっと信じられないことに、大団円のハッピーエンドだ」という読者間の楽しいやりとりもある、作者ルシエド最初のシリアス完結長編です。

URL : https://syosetu.org/novel/37743/

 

 

[注4]ルシエド

 上述の「戦姫絶唱シンフォギア feat.ワイルドアームズ」、他にも「課金厨のソシャゲ廃人がリリカルなのは世界に神様転生してまた課金するようです」、ゆゆゆウルトラマンクロスオーバーである「時に拳を、時には花を」等、純シリアスからギャグ混じりまで色々な名作長編二次創作を生み出してきた、俺の知る限り指折りに優秀な二次創作者です。

 短編中編の打率も高く、ある作品の執筆中に体ぶっ壊してから長編完結率が壊滅しましたがそれでも話は面白いんですよね。一次創作だと「Ghoti' 前世で読んでたガチ競技系世界に転生してバーチャル配信者達の師匠になった」とかかなり好きです。

 

 

 

[注5]仮面ライダーW

 ハードボイルドな探偵に憧れる、優秀だが情に脆く"ハーフボイルド"と称される探偵、左翔太郎。

 頭がいいがすぐに好奇心に支配されてしまう相棒、フィリップ。

 風都にある鳴海探偵事務所にて街の依頼をなんでも請け負う彼らが変身するのが、地球の記憶を秘めたメモリの力で戦う仮面ライダーW!

 護衛、人探し、身辺調査。様々な事件を追う中で、風都に蔓延る悪の力、"ガイアメモリ"による犯罪に直面し、推理力と戦闘力の両面で見事に解決していきます。

 

 所謂"平成二期"ライダーの一人目、平成11番目のライダー番組にしてその後しばらくの方向を決定づけた大名作。

 ライダーの人気投票では1位2位の常連ですね。

 脚本家が続編として書いている漫画、風都探偵のアニメ化も記憶に新しいです。

 

 

 

 

 

 と、この作品とは全然関係ないオススメ作品群でした。

 好きな作品を布教するタイミング、逃したくないがち。

 まあその結果あとがきに三日かかったんですが。俺は迷走の達人かもしれない。

 次の作品はもういくつか書き始めてますが、果たしてどれがいつ書き終わることやら。舞台はレジェンダリア以外で、完結したら投稿する予定です。その時はよければ読んでやってください。

 

 

*1
ルシエドは長編作品を完結させたあと1話使ってあとがきを書きがち

*2
ダブルクロス。特にノヴァリスのログ[注2]

*3
BLEACH。様々な異能を発揮する斬魄刀において、一流の死神だけが使える上位形態

*4
ノヴァリス。生徒の多くが王鍵と呼ばれる異能発動体を保有する三大学区キングダムにおいて、円卓につく数人だけが使用できる王鍵の強化技

*5
シンフォギア。精神に負荷をかけ暴走の危険があるが、起動すると一段上の力を手にする強化装備

*6
人体美術研究会。人体を素材とした美術を研究しており、人骨を素材に装飾品を作る者や人を幼女にして手形を取ったりする者など極めて危険な精神性と価値観のメンバーも多いが、あくまで価値観と精神性が独特なだけの味方として出てくることもしばしば。レジェンダリアンをもうちょっとはた迷惑寄りにライン越えさせた感じが近いか。フチ舐めとかいい線行ってると思います

*7
ノヴァリスの敵キャラの一人。やりすぎなぐらいキザに振る舞うノドス[後述]最強剣士

*8
武装少女マキャヴェリズムの主人公。自由と平和を愛する飄々とした男だが、人一倍強い正義感と責任感を持つ

*9
メイデンの割にジャイキリ性がしょっぱいと評判。単機能特化型なのに接触条件で弱引力発生、その印も一人ではそれほど準備できない。接触条件で実質即死の【バンテンイン】さんとかを見習った方がいい。一部の読者からは「実はマスターがめっちゃ槍の達人なのでこの程度のスキルでも勝ててしまい、全然スキルが強化されず装備補正だけ上がっていった失敗進化例」等と言われている

*10
緋弾のアリア主人公。物語が進むほどに使用技が人間離れしていき、今や身体能力が常人並なのになんか地震を起こせるようになっている

*11
異修羅の主要人物の一人。心優しい少年にして復讐者。大量の魔剣を持ち、その全ての奥義を扱える最強の魔剣士

*12
理論上無限の黄河決闘二位迅羽には負けますが、本人は「ワープって距離を0にしてるんだから射程も0だろ。俺の方が長い」などと異常な主張をしています





 あとがきは以上ですが、折角なので上述した初期プロット版のあらすじも置いておきます





――――――――――――

 テリトリーには"先"がある。

 では、他のTYPEには?

――――――

 妖精郷レジェンダリアには数多の噂がある。
 地の底には竜と巨人が住む別世界がある。
 神話級の養殖に成功したクランがいる。
 試作的に作られた別ゲー世界が残っている。
 神話級を超えた新金属がクーデターのために増産されている。

 百を超える真偽定かならぬ噂の中に、ある日一つの噂が増えた。

 基本五種のTYPEの一つ、テリトリーには圧縮操作という"先"がある。
 しかしそれは不定形のテリトリーの特権。他のTYPEには存在しない。
 その通説を打ち破る『アームズの"先"』が見つかったのだと。

 その力を齎す秘宝の名は『デトネイター(起爆剤)』。
 得た者は絶大なる力を得るが、弱者ではその力に耐えられないという。

 胡散臭いが妙に具体的なその噂を聞き、アームズ使いの君は噂の出処に出向くことにした。

――――――

 妖精郷レジェンダリアは数多の犯罪者を抱えている。
 彼らとの戦いは日々繰り広げられているが、その日は少し様子が違った。
 ある地域にて、正気を失ったマスターが暴れる時間が多発したのだ。
 討伐された彼らは地球経由での連絡すら一様に拒絶し、沈黙を保っている。

 本来本当の意味で正気を失うことはありえないマスター達に何が起きたのか。
 その一人を鎮圧した君は、事切れる寸前に彼女が呟いた言葉を手がかりに元凶を追う。
 『"ティルヴィング"なんて使うんじゃなかった』。

――――――

 かつてあるマスターがいた。
 世界を区切り変革する異能と世界を構築する類稀なるセンスを持ち合わせ、レジェンダリアの地に独自の世界観を築いた天才、自称を"世改造(ワールドカスタマイズクリエイター)"。
 危険すぎる地域をいくつも作り、UBMの誕生の契機となったこともあると語られるその者は、当然の結果として監獄に送られた。
 しかしその世界の一部は今も残り、何度でも怪物を世に送り出そうとしている。
 異能効果、或いは因縁によりそれを破壊しようとしている君は、また次の世界に踏み込もうとしていた。
 名を【怨獄】。生命の活動の一切を許さぬ極限地帯。

 しかし直前、その隣街に立ち寄った君は騒動に巻き込まれる。
 他愛のない騒動だったが、聞き逃さない言葉があった。
 『【怨獄】に出入りしている者がいる』。
 "世改造"の遺物を追うものとして、君はその善悪を見極めなければならない。

――――――

 『デトネイター』を作り。
 "ティルヴィング"を与え。
 【怨獄】に入り込んでいるのは、君だ。

 さぁ、世界を変えよう。

――――――




 誰にでも、力を求める権利がある。
 どんな力も、使いこなせるかは持ち主次第だ。
 ならば分け隔てなく、皆に力を与えよう。
 運と先着が決める格差など、認められるわけがないのだから。

 『アームズの"先』に至るものは、誰だ?


 <infinite dendrogram>二次創作短編。
 フォースデトネイター争奪戦

 インフィニットデンドログラム―――それは、無限に広がる新たな可能性(樹形図)




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