鬱展開は嫌なので死んだフリをすることにしました 作:サクラモッチー
コーラル「曇らせにも成功したけどな」
俺が死んだフリ作戦を決行した次の日、海へと落下した俺はというと
「あ〜、海の底ってこんなに綺麗だったのか〜」
只今絶賛コーラルに修復されながら、海の中でダラダラしています。
やっぱり海の底は綺麗だな〜。
コーラルが海の中でニート生活をするのも分かる気がするわぁ。
そんなことを思っていると、コーラルは呆れた顔をしながら僕に向けてこう叫んだ。
「お前なぁ、どんだけ爆弾を爆発させたんだよ!!」
「....20発?」
「多すぎだろ!!」
そこは俺と思うよ。
うん、アレは派手にやりすぎた。
でも、芸術は爆発だっていうしね仕方ない。
「オイ、お前今芸術は爆発だって思っただろ」
「あ、バレた?」
コーラルって変に勘がいいんだよなぁ。
ま、俺と同じ転生者だからな仕方ない。
「で?どうせお前のことだからそろそろ出発しようと思ってるだろ?」
「大正解!!正解したコーラルにはスーパーヒトシくん人形をプレゼント!!」
「いらねぇよ」
俺の言葉に対してコーラルはそう言った後、俺の頭に乗っていたカニを掴んだかと思えば....そのまま海底に移動させると、カニはコソコソと移動していった。
「そういや、コーラルのその服ってどこで作ったの?」
「あ〜、これか?これは学校から盗んだやつだ」
「パクったの!?」
人のこと言えねぇじゃねぇか!!
自分のことを棚に上げるなよ!!
「パクってねぇ、ちょっと借りただけだ」
「それを世間一般的には窃盗っていうんだよ」
コイツ....良い感じにズレてるなぁ。
そう思いながら、ヒトデをツンツンする俺。
学校の近くの海にいるクラゲも可愛いけど、ヒトデも可愛いなぁ。
「別に減るものでもない良いだろ?」
「君にはプライドは無いの?」
「それ、お前が言うのか?」
グハァ!?
俺のハートにヒビがぁ!?
「ちょっと!!今ので僕のハートは傷ついたんですけど〜」
「そーかよ」
俺の言葉に対し、コーラルはぶっきらぼうにそう答えた。
う〜ん、クールだねぇ。
「コーラル!!僕は君にイシャリョーを請求する!!」
「何でだよ」
ナイスツッコミ!!流石はコーラルだ!!
「それはそれとしてさ、この先に島とか無いのかな?」
「話の切り替え早いなオイ」
俺の言葉を聞き、コーラルはため息を吐きながらそう言った後.......続け様にこう言った。
「まぁ....あるにはある」
ファッ!?
ガチであるのかよ!?
「マジで!?」
「マジだ」
よっしゃ!!これで当分の目標は決まりだな!!
「てか、学校のある島の他に島ってあったんだ.......」
「世界は広いからな」
あ、それもそうだな。
「ねぇコーラル、その島までって何日かかる?」
「そうだな....徒歩で大体二週間ぐらいだな」
「わぉ」
なるほど、それなら何とかなりそうだな。
そう思いつつ、コーラルの話を聞く俺。
にしても.......
「他の島のことを知ってたなら、先に話してくれたら良かったのに」
なーんでそこだけ話してくれなかったんだろ?
「そういう話は後に取っておくもんだからな」
「いや、そういうの初耳なんだけど」
コーラルの言葉に対して俺は呆れながらそう言った後、背伸びをすると
「んじゃ、その島には何があるの?」
と聞いた。
「そうだな.......確か、デカい船があったはずだ」
「船!?」
もう遥か昔に人間が滅んでいるのに、船とかが残ってるのかよ!?
というかどうやって隕石に耐え抜いたんだ.......?
ある意味凄いから見てみたい!!乗ってみたい!!すぐ行きたい!!潮風を浴びたい!!タイタニックごっこしたい!!
「そういえば、その船を修復している宝石が居たな」
「え!?そうなの!?」
船を修復している.......宝石?
「何それ会いたい」
「言うと思ったよ」
コーラルはそう言うと、ふて寝をしながらこう言った。
「俺はそいつとは話をしていない。だが....雰囲気的にその宝石が俺らと同じ転生者なのは間違いないみたいだ」
「マジか〜」
いや転生者どんだけいるんだよ!?
そうツッコミを入れつつ、俺はしばしの間海の底でゆっくりするのだった。
フォス「そういえばさ、どうやってその島を見つけたの?」
コーラル「潮の流れに身を任せてたら辿り着いた」
フォス「怠惰だなぁ」