羽丘女子学園高等部に進学しても、藤咲七海は、
時々とはいえ、ストリートギャングチーム、
パラダイスに顔を出していた。
中学の時が忘れられないから。
と、七海は思っている。
「忘れられないな。ここはアタシの憩いの場所、
居場所にして、思い出の場所」
と、七海は誰もいない、パラダイスの本拠地がある、
廃墟ビルに足を運んでいた。
「七海ちゃん!」
「美緒!」
「こうして会えるなんて、いつ以来だろう?」
「えーっ?アタシが、中学生の時かな~?」
と、仲間と再会した、藤咲七海。
非常に嬉しい表情でいっぱいだった。
「七海ちゃん」
「どーしたの?みーお?」
「学校って、そんなに楽しい場所なの?」
「えっ?」
「七海ちゃん言っていたじゃん。
このパラダイスは、唯一の憩いの居場所だって」
「そ、それは…」
「違うの?」
「うーん。学校もパラダイスも一緒な位、大切な場所!」
「そっか」
「だから、羽丘女子学園に通っても、
パラダイスの皆と一緒に居られて、
アタシは、すっごく幸せ!」
「ふーん…幸せね…」
「えっ?」
「う、ううん!何でもない!」
「えーっ!気になるよー!」
「そんなこと言われてもな~」
と、美緒はためらいを見せていた。
「本当に楽しいの?学校って」
「うーん、中学の時までは学校は悪い場所だって、
思っていたけどなー」
「今は?」
「そうは思わないけど…」
「七海って変わったね」
「えっ?」
「あれだけ、学校を嫌がっていた、七海が、
どうして羽丘に?」
「やり直したいから。青春を。
それに!今を楽しみたいから!」
「若いって感じだね」
「美緒も若いでしょう!」
「そうだけど…」
「思いっきり楽しもうよ!今を!」
「そうだねー」
七海と美緒は、咲菜という友達とも出会い、
一緒にカラオケで歌っていた。
「パスパレ歌いたいなー!」
「七海はパスパレ好きだなー」
「うんっ!彩ちゃんとイヴちゃんが推し!
あーでも、箱推しになったかも!」
七海はパスパレの曲を熱唱した!
「LOVE!ななみん!」
「えへへっ!ありがとう!」
カラオケを終えて…退店後。
「ななみんって、今、幸せ?」
「えっ?うんっ!すっごく幸せだよ!
だって、こんなに素敵な友達に恵まれているから!」
「そっかー」
「だから、パラダイスも学校生活も!
どっちも、大事で大好きな居場所だから!」
「良かったね。居場所が増えて」
「うんっ!」
藤咲七海は、これからも充実とした青春を送るぞ!
と、意気込みを語り、より良い高校生活を送ろうと思っていた。
藤咲七海の青春は続く。