羽丘女子学園 高等部の、お昼休み。
宇田川あこ 東雲千尋
戸山明日香 朝日六花 藤咲七海の
五人で、昼食を食べていた時の話だった…
「ねえ、みんなは、放課後どうする?」
「千尋は、あこちゃんと遊ぶの!」
「私は、ゲームかな?」
「スタジオでバイトだけど?」
「そっか、お姉ちゃん迷惑かけてない?」
「迷惑なんて全然!
憧れのバンドが練習しにくるなんて嬉しいよ!」
「そうなの?」
「そうだよ!明日香ちゃんは、
いいなーあんな素敵なお姉ちゃんがいて」
「素敵ってそんなもんかなーめんどくさいだけだよー。
だらしないし、頼りないし、
カッコいいところばっかりみてるからそう思えるんじゃない?」
「そうなのかなー」
「あこちゃんちはどうなの?」
「おねーちゃんはいつでもカッコいいよ!」
「巴先輩、頼りがいがありそうだもんね」
「たしかに」
「あとおねーちゃんは、ドラムが上手いんだー!」
「それは知ってる」
「一緒に練習とかできて楽しそうだね!」
「ふふーん、いいでしょーうちのおねーちゃん」
「うちのお姉ちゃんだってね、
突然1人ライブとか始めちゃったりするよ」
「ええ!?でら羨ましい!
香澄さんのキラキラな歌が生で聴き放題だなんて!?」
「まあうるさいだけだけどねー」
「うちのおねーちゃんだって、
声の大きさじゃ負けないよ!」
「うちのお姉ちゃんは登校中の電車の中で、
抱きついてくるんだよね!」
「おねーちゃんは商店街の人たちにも人気なんだから!」
「ふ、二人とも落ち着いて!」
「うちのお姉ちゃんなんか、
私のためにネクタイの結び方を覚えて、
来てくれたんだよ!」
「お姉ちゃんなんか和太鼓が叩けるんだから!」
「私はお姉ちゃんと一緒の布団で寝ているんだよ!」
「あこは、お姉ちゃんと一緒に、お風呂入ったりとかするもん!」
「私のお姉ちゃんキラキラでドキドキで!」
「あこのおねーちゃんだって
ズバーンとしてドッカーン!なんだから!」
「ううぅ、二人とももうやめてー!」
「六花ちゃんの言う通りだよ!
もう、この辺にしたら?」
「わ、わかったよ…」
「あこ、思わず熱くなっちゃった…」
「そういう私も…」
『ゴメン』
と、明日香とあこは、謝るのだった。
「そういえば、ちーちゃんって
おねーちゃんいたよね?」
「うん、いるよ、千尋はね
おにいちゃんと、おねーちゃん
が、いるんだ…」
「それ? マジで?」
「ウフフ…甘え放題だよ?」
「羨ましい…」
「それに、おねーちゃんは、読モやっていてね、
千尋の服を、いつもコーディネートしてくれるの…」
「いいなーだから、ちーちゃん、ファッションセンスいいんだねー」
「おねーちゃんが、着させてくれるから…」
「それは、ヤバい…」
「ウフフ、おねーちゃんは、千尋のこと、可愛がってくれるから…」
「みんな、お姉ちゃんのこと、好きなんだね…」
姉自慢は続く…。