不登校生の女子校ライフ   作:アッシュクフォルダー

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第七話 ストリートギャング

 

藤咲七海が、学校から帰ろうとしたら…

懐かしい顔を目の当たりにした。

 

「ななみん!」

 

「あっ」

 

「久しぶりだね!ななみん!元気?」

 

「うん、りーな。

あたしは充実とした学校生活を送っているよ!」

 

小宮 里奈

藤咲七海とは、小学生時代の幼馴染であり、

かつての不登校仲間。

(パラダイス)の三代目ヘッドを務める、

15歳の少女。

(自分の学校は町)という理念を持ち、

小学校卒業後、中学校に通わずに町で遊んでいる。

 

「パラダイス」は里奈がリーダーを務める、

行き場の無い子達や、不登校児を集めて居場所を、

自分達で作り、楽園を創造する目的にしている。

 

七海は中学に通いながらも、接触していた。

 

七海からの、あだ名は、(りーな)

逆に、里奈からは、(ななみん)と呼ばれている。

 

「聞いたよ?ななみんって、

バンドで、ベースやっているって!」

 

「えぇ、おかげさまで、充実とした、女子校ライフ、

送っているよ!」

 

「それが、ななみんの幸せ?」

 

「えっ?」

 

「だって、ななみん、昔だったら、学校なんて、行かなくていいって言っていたじゃん」

 

「そ、それは…デマとか偏見が流れていたから…」

 

「そりゃ…カットモデルやヨガしていたら、

そうなるか…」

 

「でも、セレブっぽい私生活は、ママに強要されて、やっているだけで…」

 

「それも、知っている」

 

「でも、あたし…ワガママでさ、遊びたかったんだ。学校に行きながらも」

 

「どうして?学校はダメなところだよ?」

 

「で、でも!羽丘は違うと思う」

 

「そう」

 

「ななみんが、居場所を見つけたのは、喜ばしいことだけど、

昔みたいに、私と遊ばないの?」

 

「そりゃ…あたしも、遊びたいけど…」

 

「この都内は、色々な学びがあるんだよ!学校とは違って!」

 

「…それは、否定できないけど…」

 

「じゃあ、何で、学校に行っているの?

それに、通っているの?」

 

「憧れだったの」

 

「えっ?」

 

「高校に通うなら、全日制で、制服着て、

思いっきり、青春を送りたい!

それが、あたしの一番の夢だったの!」

 

「それで、羽丘女子に?」

 

「うんっ!だから、今、あたし、最高に充実している!」

 

と、七海はニコッと笑いながら、里奈に向けた。

 

「でも、私は学校には、通わない」

 

「フフッ、何だか、里奈らしいね」

 

「そーう?外で、色々な体験が出来て、こっちの方が充実していると思うんだけどな~」

 

「それも、悪くないけど、でも、あたしは、

もう、戻らないから、前みたいに、

一緒に、夜中まで遊んで、ママに怒られちゃって、

その理由がね…肌に悪いとか、寝不足は、肌の大敵とか、言っていてね…」

 

「セレブ志向のママは違うね」

 

二人は、過去の話で、盛り上がるのだった。

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