私の心に光を当てたなら   作:アッシュクフォルダー

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第四話 笑顔って何だろう?

菜月は2歳の頃に両親が離婚して、

父子家庭で育っていた。

 

幼い頃 私の夢は…

夢は何だったんだろう…

生まれた時から、夢を見ていなかった…

 

自分では終わらせることが許されない

灰色の現実を塗り替えていく日々

 

時々、黒くなったりもしていた、

幼少時は、嫌な思いでいっぱいだった。

 

イジメにも遭った。

 

夢を見ることは、傷つくこともあるけど、

それでも、見ることが許されるのは

華やかな人生を送る人だけと決まっている。

 

それならば、せめて、将来的には

華やか人生を支える人になりたい。

 

そんな、灰色の人生を送る私は、

笑顔になれるはずがない…

 

そう思う日々を送るのだった…

 

そう思いながら、高校生活も、三年目を迎えた。

 

 

「あら、菜月だわ!」

 

「あっ、なーくんだ!」

 

「お前たち…」

 

「一緒に遊びましょう!」

 

「はぐみも!はーくんと遊びたい!」

 

「戯れは嫌いです」

 

「決まりね!それじゃあ、一緒に遊びに行くわよ!」

 

「レッツゴー!」

 

「お前ら…勝手に…」

 

 

菜月とこころ、はぐみは、一緒に、

お出かけに行くのであった。

 

「さぁ、菜月!はぐみ!

笑顔じゃない人達を、笑顔にしに行くわよ!」

 

「笑顔パトロール隊だ~!」

 

「…嫌です」

 

「どうしてかしら?菜月はどうして、笑顔を嫌がるのかしら?」

 

「はぐみも!はぐみも!

なーくんが、笑っているところって、滅多に、

見られないよ!」

 

「ほっておけ、私は何も感じたくない」

 

「どうしてかしら?菜月の笑っている姿、

私はとーっても、大好きだわ!」

 

「私は笑いたく…く…くっ…」

 

と、菜月に向けて、はぐみとこころが、

くすぐった!

 

その後、

 

「な、何をする!?」

 

「なーくんに何があったか、わからないけど、

過去の事だから、今を楽しまないと!」

 

「そうよ!笑顔はね、人を幸せにする、

不思議な魔法が、かかっているのよ!」

 

「そ、そんなの…ただのまやかしだ…」

 

「そんなことないわ!

菜月の笑顔は、誰かを幸せにするわ!」

 

「そんなことない」

 

「そんなことあるわよ!

笑顔はね、幸せにするためのものだわ!」

 

「そんなこと…あるわけない…」

 

「どうして、そう思うのかしら?」

 

「実際、笑っていて、それでいいのか?

笑顔だけでは、人は決して、幸せにはならない」

 

「なーくん!どうして、そんなこと言うの?」

 

「私は…笑顔が嫌いだ」

 

「なーくん!」

 

「なら、あたしが笑顔の本当の意味を教えてあげるわ!」

 

「はぁ?」

 

「こころん!さっすが!」

 

「あたしたちは、一人の力じゃなくて、

みーんなで世界を笑顔にするんだから!菜月だって、そうだわ。

菜月も、本当に心から笑顔になれるように、頑張るわ」

 

「お前…バカなことは、止めろ」

 

「バカじゃないわ。素晴らしいことだわ!」

 

「…帰る」

 

と、菜月は帰っていったが、どこかで、悲しそうな表情をしていた。

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