弦巻こころには、幼馴染がいるらしい。
その、幼馴染が、フランスから留学してきて、日本にやって来たらしいが…?
「紹介するわ!あたしの友達の、シャルロットよ!」
「みなさま、ごきげんようですわ」
シャルロット・ルイーズ・三園が、美咲と菜月、はぐみに挨拶するのであった。
「興味ないです」
「ちょっと、菜月。いくら何でも、失礼すぎ」
「すみません…他人には興味は無くて…」
「あーそーゆー問題じゃないのに…!」
と、菜月の突然の一言で、美咲を困惑させた。
「久しぶりだね、こころちゃん」
と、シャルロットが挨拶した。
「日本語が流暢だな」
「三園さんは、フランスからの留学生だけど、
こころとは、友達なの?」
「えぇ、そうよ!
うちで、パーティーが開かれた時に、
よく会っていたわ!」
「わたくしが、フランスに行く前ですが、
こころちゃんとの思い出は、
楽しいことばかりで、今でも、よく覚えています」
「そ、それって、つまり…幼馴染って、こと?」
「わぁ!すごいや!こころんの幼馴染だ!」
「もしかして、うちに留学したのは、
こころがいたとか!?」
「いいえ、まさか同じ高校にいるとは、思わなかったです」
「すごいわ!シャルロットと、
こうして、出会えるなんて、笑顔が導いてくれたのね!」
「…」
「フフフ、こころちゃん。昔と変わらず笑顔が大好きだね」
「もちろんよ!だって、あたし達は、ハロハピだもん!」
「私は違うが」
菜月を除いてだが。
「…ハロハピ?」
「あーハロハピっていうのは、あたし達が、
やっている、バンドのことで…」
「そう!世界を笑顔にするための、バンドだよ!」
「他にも、花音と薫がいるの!
シャルロットに紹介したいわ!」
そして、弦巻家にて…
菜月も、ほぼ無理矢理、行かされた。
「さぁ、入ってちょうだい!
いつも、この部屋でハロハピ会議をしているの!」
「この部屋…懐かしい…」
「そう言えば、こころの家のパーティーに、
よく来ていたって、言っていたけど…?」
「はい。大人同士の話し合いがよくわからなくて…
こころちゃんと二人で抜け出して、
遊んでいたんです」
「なるほど…こころの家のパーティーに参加するなんて、
三園さんは、かなりのお嬢様なんですね…」
すると、薫と花音が、やって来た。
「やぁ、子猫ちゃん達、待たせたね」
「緊急ハロハピ会議って聞いていたけど、
何かあったの?」
「大ニュースだよ!
なんと、こころんに、幼馴染がいるよ!」
「初めまして、わたくし、
シャルロット・ルイーズ・三園と申します。
今日は、こころちゃんのご厚意で、
こちらに、お邪魔させて頂いています」
「あぁ…!今日は、何て素晴らしい日なんだ!
こんなにも、儚い子猫ちゃんに会えるなんて…!
私の名は瀬田薫。笑顔と儚さに生きる王子さ」
「はじめまして、松原花音です」
「三園さんは、フランスからの留学生で、うちの学校に通っているんですよ?」
「フランス?そ、それじゃあ…ボンジュール?」
「かのちゃん先輩がフランス語!?」
「実は大学でフランス語の勉強をしていて…
色々と話したいなって思っていて…」
「もちろん!色々、お話ししましょう!
ウフフ、何だか、楽しくなりそうですわ!」
菜月は何か不信感を感じつつあった。
シャルロット・ルイーズ・三園…何か裏がありそうだと、菜月は感じるのだった。