文化祭当日まで、後、三週間。
ファミレスにて。
「それじゃあ、文化祭のセトリを決めるね」
(グー)
「待ち時間が、15分くらいだよ?」
(グー)
「だいたい、三曲で」
(グー)
「由夢ちゃん、お腹鳴ってるよ?」
「何ていうか…全然、ご飯食べてない」
「じゃあ、ポテト食べる?」
「あっ、はい」
「徐々に盛り上げる曲目にしよう。
MCを、3分くらい入れたら、
これで、15分になる」
「あれ?円香ちゃんの、ソロパートも?」
「円香ちゃんの見せ場だから!」
「はーい!」
「円香ちゃんなら、出来るよ!」
「よーし!頑張るぞー!」
「文化祭は、基本的に盛り上がるからね」
「そうですね」
帰り際。
円香ちゃん、ソロボーカルなんて、
きっと、プレッシャーだね…
「円香ちゃん!」
「うひっ!」
「あのねっ!円香ちゃん!
私もサポートして支えるから、頑張ろうね!」
「不安もあるけど、ソロパートが与えられているから、
嬉しいっていうか、有希ちゃんが、言ってくれなかったら、
後悔しているかも」
「円香ちゃん!花咲川の文化祭のライブ!
絶対に成功させようね!」
「あっ、はいっ!」
こうして、花咲川女子学園の文化祭の当日を迎えた。
「咲菜ちゃん達のクラスは、メイド喫茶だったね…
咲菜ちゃんや、由夢のメイド服姿…ウヒヒ…」
「未希ちゃん…」
「あっ、由夢ちゃん!どうしても、メイド服を想像していたら…
ワクワクしていて…似合っているよ!由夢!」
「ありがとう。未希ちゃん…」
「咲菜ちゃんがいないよ~!」
「未希ちゃん?」
「メイド服を着せたら、咲菜ちゃん、
トイレにこもっていて…それっきり、
出てこないよ~!」
「よっぽど、恥ずかしいんだ…」
「咲菜ちゃんは、どこのトイレに行ったんだろう?」
「たぶん、一年生の教室の所だと思う」
そして、未希たちは、咲菜を
トイレの手洗い場で発見する!
「咲菜ちゃんのメイド服姿、カワイイー!
「椎名さん、照れますって…」
咲菜を連れ戻した後…
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
「1年C組のメイド喫茶へ、ようこそ!」
「咲菜ちゃん、カワイイ…カワイイけど…」
「咲菜ちゃん、看板持ちしているけど…」
「立ったまま、気絶している…」
「目が死んでいる…」
大丈夫だろうか…?
「円香も着られるかな?」
「一着余っているよ?」
「じゃあ、メイドふく!きてみる!」
「円香ちゃんのメイド服まで…!至福の時!」
と、勝手に、有希が盛り上がっていた。
「コイツ…スゲーな…ある意味」
と、一緒に同伴していた、彰がそう言った。
円香がメイド服を着ると…
「どうかな!」
「すっごく、カワイイ~!」
「褒めて!褒めて!」
「えへへ~」
「あっ、もうすぐ、ライブだから、
すぐに着替えないと!」
と、円香が、私服に着替えた。
円香は、眠りについていた事情で、
中学にも通っておらず、夜間定時制に通っている為か、
学校の制服の類を一度も、袖に通したことが無い。
「やっぱり、写真に収めて正解だったな…」
「円香ちゃんは、かわいいからね~?
彰くん、写真担当、ありがとう」
「はいはい」
文化祭で行なわれる、初ライブ、必ず成功させるぞ!と
5人は決意した!