18歳の身体と7歳の精神   作:アッシュクフォルダー

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第九話 円香の交友関係

ライブハウス、リングにて。

 

椎名未希は白宮円香と一緒に、

食事をしていた。

 

「ココア、アツアツだけど、美味しいね!」

 

「円香ちゃん!今度、カプチーノ飲んでみてよ?

美味しいよ?」

 

「今度、飲んでみるね!」

 

「立希ちゃん!おかわり!」

 

「お姉ちゃんに用意する、ココアは、ありません」

 

「えーいいじゃん!」

 

「チッ…」

 

と、立希が舌打ちした。

 

「立希ちゃん。お客さんだよ?」

 

「この人たちは?」

 

「初めましてかな?長崎そよです。

立希ちゃんのお友達です」

 

「高松燈です…」

 

「初めまして!白宮円香!

円香で、バンドでお歌を歌っているんだ!」

 

「そよちゃん…」

 

「えっと…知り合い?」

 

と、燈が言いだすと…

 

「まぁ…そう…かな?」

 

と、有希が返答する。

すると、円香が、こう言いだす。

 

「そよちゃんと、未希ちゃんって、

会ったことがあるの?」

 

「えぇ、少しだけね。一緒にバンドしたことあるんだ」

 

「ま、まぁね…」

 

と、二人が返答した。

 

「円香や未希ちゃんと違って、

二人とも、制服なんだね!」

 

「そよちゃんは、月ノ森なんだ。

隣の燈ちゃんは、羽丘女子なんだね」

 

「円香、一度も制服着たことが無いんだ。中学も高校も。

ずっと、眠りについていたから」

 

「眠り姫?」

 

と、燈が問いかける。

 

「円香は、11年間眠りについていたんだ。

7歳の時から、少し前まで。

でもね!今はバンドでお歌うたうようになって、

とっても、幸せなんだ!」

 

「その…円香ちゃんって、何歳?」

 

「円香は高校一年生の18歳!」

 

「夜間定時制高校だから、少し年上の子も、

同じ学年だったりするんだよ?」

 

「へぇ~そうなんだね」

 

「円香!みんなと一緒に出掛けたい!」

 

「その…どこに行く?」

 

「じゃあ…水族館とプラネタリウム!

小さい時に、パパとママに、連れてってもらったんだ。

それが、円香の、眠る前の唯一の記憶だから」

 

「じゃあ、そこに行こう!」

 

と、燈は円香に問いかける。

 

「私も行きたいけど、ちょっと、ドラムの練習で、

その日、しごかれるからな…」

 

「私も、ちょっと…二人で行ってきてね」

 

「じゃあ、私は燈と円香と一緒に行く」

 

「ドラムの練習に付き合ってくれるんじゃないの!?」

 

「お姉ちゃんが、勝手にしてて」

 

「そんなぁ~」

 

「だいたい、叩けるようになったから、自主練で」

 

「えぇ~教え続けられたら、伸びるタイプなのに~」

 

「お姉ちゃんでしょう?甘えないで」

 

「もーう!妹の癖にきびしいな…」

 

「フフッ、立希ちゃんも未希さんも、仲良し姉妹ですね」

 

「仲良くないし」

 

「うーん、どうだろう…?」

 

「否定しないんだ、同時に肯定も」

 

「う、うん…微妙といったところかな?」

 

と、円香の交友関係が広まった。

そして、未希と立希の関係は相変わらずである。

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