よう、俺は瀬川一哉、カス浪人生だ‼️、いや今はセイ(瀬と一を足しただけ)って名前で暮らしてるからセイって言った方がいいかもな?
未だに俺も信じられてないがどうやら俺は日本で死んじまったらしい、、まぁ死んじまったかどうかはひとまず置いといて、気づいたら水の中にいたんだよ。神様がいるのか知らんが、さすがに酷くねぇか!?明らかに体は小さくなってるわ動かしづらいわで幼児化してんのも確定してて草も生えんわ!!
「死ぬっ!」と思って慌てて犬かき(泳げない)で岸まで渡り着くと、見渡す限りの森で俺はもう察したね、、絶対異世界転生ものじゃん!?キャッキャウフフの物語が始まるんだ!!!!
そう思ってた時代もありました
………
とりあえず今何を持ってるのか、持ち物チェックをするためにポケット(服は何故かサイズが合わさっている日本で着ていたものだった)を漁ると、何やらハンカチのようなものがでてきた。さっぱり読めない文字で何かが書いてあるようであったが、「食えるわけでもねえし」と、とりあえず放置をして他を探したが、まさかの何にも持っていなかった。神様やっぱり酷すぎやしませんか??
そんな状況だったから、まずは町に行かないことには始まらない。そう思って、とりあえず俺は周りを散策してみることにした。こういう時は川の下流に向かってけば町が見えてくるに違いないことを経験(漫画)で知っていたのだ。
縮んで動きづらくなった体では歩くのにも疲れ、休み休み移動を繰り返したが、進めど進めど木しか見えない。真上にあっただろう太陽がいつの間にかもう沈み掛けてることが、景色が変わらないことに加え俺を焦らせた。正確な年齢は分からないが7.8歳の俺の体で森で一夜を過ごすことは無理に違いない。もしかしたら熊、狼、ましてやゴブリンみたいなファンタジーの生物が出てきて、食われたり嬲られたりするかもしれない。川に映った俺の顔は、前世の俺を13倍くらいに美化したレベルで可愛く、この後勝ち組だし襲われてもしょうがない、そんなこと思える訳もなくただただ恐怖に震えるしか無かった。
そんな時である。川に誰か人がいるでは無いか。藁をも掴む思いで俺は声をかける。
「お願い!道に迷って帰れないから僕を町に連れてって欲しい!」
そんな俺を見た、髪を真ん中で分けた黒髪のおじさんは言う。
「……どうしたんだ少年、もう日も暮れる。私も帰るところだついでに連れてってやろう。」
俺はほっと息をつく。声をかけた人が極悪人であった可能性だってあった。山にいるおっさんなんて毛むくじゃら以外危ねぇに決まってる(特大の偏見)
どうやら俺たちがいた場所はもう町のすぐそこだったらしく、「お父さんお母さんは君を探してるのではないか?」など俺からしたら答えようも無い質問をされる間もなく到着するのであった。
「君の家はどっちの方角だい?家の近くまでは着いてってやろう。」
おじさんは善意から俺に提案してくれたが生憎自分のことすら把握できてなかった俺は、
「大丈夫!もう家近いから1人で帰れるよ!ありがとうおじさん!」
そう言って別れを告げた。おじさんは不安そうな顔をしていたがそういうことならと俺を見送ってくれた。この時の俺はまだ知らない。ミカサが好きすぎて、別の登場人物の顔を全然覚えていなかったことが大きな影響を及ぼすことを、、、
まず俺は少し離れた後に、このイケメンショタフェイスを用いて物乞いをすることにした。町の夫人たちに目をうるうるさせて上目遣いで、「お姉さん、僕に食べ物をくれませんか?」これだけで1発だった。なんとちょろいことか。すぐ食べ物にありつけた俺は裏路地に入って座り込み、通りの人を観察し初めた。みんな西洋風の顔つきをしていることから、初めのうちは、なろうテンプレ転生か?そしたら俺顔に加えてチート持ちとかイージーゲームすぎるとかアホみたいなことを考えていたが、するとどうだろうか、、絶対に見間違えるはずのない制服が見えるでは無いか。
この時の俺は声も出ないほど歓喜した。
ミカサ!!!!!!!!!!!!!待ってろよ!!!!!!
その後町の人に話しかけて回ったが俺を知っている人はいなく、どうやら孤児らしい。さすがに金を貰うのは難しいだろうと思って裏路地で夜をこそうと目をつぶると、やはり疲れていたのか警戒することも無く無防備に寝てしまった。まだ俺は日本での暮らしに染まっており治安がいいことが当たり前のように思っていた。身なりが良く、顔も良いならばで誘拐されるのは分かりきったことだったのに、、、
翌朝、息苦しさと手が上手く動かせないことで目が覚めた俺はようやく気づく。
あれ、俺もしかしてめっちゃめちゃまずいのでは!?
ミカサがこの世界にいることに浮かれすぎていた俺は手首を縄で縛られ、麻袋に詰められて運ばれていたのである。
「このガキどうしやすか兄貴」
「このガキはいい服着てんだから貴族のせがれに決まってんだろ。親を脅して金をむしり取るぞ。もしこいつの親が薄情で金を払わねぇようなら変態貴族にでも売りつけるか……、こいつの顔なら買い手なんてどうせたくさん着く。」
そんな不穏な会話を聞いていた俺は「(俺には親がいない。このままだと変態貴族のおもちゃにされる……!)」
「誰かぁー!!!!!!!!助けてぇ!!!!!!」
あらん限りの声を出して俺は助けを求める。
「なっ!このガキィ!!」
「ガンッ、ゲシッアガッ」
「まずい、駐屯兵団のやつが来た!こいつ捨ててずらかるぞ!!」
俺は殴られ蹴られ意識を失いかけていたが、俺の声を聞いて駆けつけたであろう人に助けられた。
縄を解かれ袋から出された俺は助かった安堵からかそのまま眠るように意識を失ってしまった。
「おいっ!大丈夫か!?しっかりしろ!!!」
………
目覚めると俺はベッドの上で寝ていた。
Where am I?????????