魔将エスメルの英雄ごっこ   作:wakawaka

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戦争には裏がある

  対魔物殲滅戦線

 

2050年 魔物が初めて確認される(種類が多様なため魔物と総称)

 

2051年 魔物の世界各地での発生を確認。人間を含む動植物の捕食を確認。

      危険性の高さから駆除対象として認定。

 

2055年 第一次魔物侵攻

      魔物の人間に対する攻撃性の向上により魔物に対する各国の軍隊対応開始.

 

      撃退成功。

 

被害報告

 

      核兵器の使用により人類生活圏3割消滅

      発展途上国の被害甚大

      魔物の残党海への逃亡の末ロスト

      結果を受けて世界魔物防衛軍が国連により承認

     (備考  魔物の学習能力を確認。より念入りな駆除が必須。)

 

2060年 第二次魔物侵攻

      大型魔物の出現を確認

      防衛軍の活躍により討伐に成功。

 

 

      被害報告

      人類防衛圏は維持

      防衛軍の損耗率は5割

      一般人にも死傷者多数

      死者数 計測不明

      備考

      (無線会話内に人型の魔物という内容の存在を確認)

 

2063年 大型魔物及び、人語を理解する魔物を確認。

      綿密な連携をした戦術が確認され、混着状態。

     (備考 魔物の統率、特級戦力として圧倒的力から魔将と命名)

      

 

      精霊の出現を確認。精霊との同盟締結。

 

      魔法少女出現。崩壊した戦線の回復成功。魔法少女の攻撃は魔物に有効

      (備考 世の理を超えた力を行使できる少女を確認。以降、魔法と呼称)

 

      魔法少女について

      「魔法」を扱える者は精霊との契約が必須。

      男の場合の適合率はの低さを確認。

 

      原因 肉体の構造が適さない(子宮が存在しないことが原因と推測)

         老化による肉体の変化が難しい

 

      以上のことから魔法が扱える者は10代の少女と推定。

      呼称 「魔法少女」

 

      

 

2064年 世界各地に魔法少女の存在を確認。軍隊との連携により戦線回復を確認

 

     (備考 魔法少女の魔法は画一的ではなく各自違うものである組み合わせ次第

      により大きな戦力となり得るため要検証が必須)

 

      魔法と魔物を組み合わせ対魔物兵器「聖剣」完成。

 

2070年 魔法少女の台頭。「聖剣」の実践配備により戦線優勢。

      魔法少女の育成機関の確立及びランク分けを実施

 

      S級 人類の切り札、一人で一つの戦局を殲滅可能。

 

      A級 S級ほどではないが大型魔物との交戦が可能5名以上であれば大型魔物

        の駆除が可能。

 

      B級 実戦向け魔法所持者。主に激戦区に呼ばれることが多い。

 

      C級 実戦系魔法未所持者、魔力不足者。(努力次第ではB級に上がる場合

        があるため要育成)

 

      D級 非戦闘員魔法師、一般人としての生活を推奨

 

 

      S級魔法少女「トキ」「サン」により魔将の討伐を確認。

 

2072年 XXXXの存在を確認。

      S級魔法少女「サン」死亡。「サン」の敗北により戦線崩壊。

 

      S級魔法少女「トキ」多くの魔法少女と共に離反。同時に世界各地の魔法少

      女の離反を確認。

      (備考 離反理由不明、日本における魔法少女も9割離反)

 

      XXXXににより世界各地の戦線崩壊。

      「トキ」魔法国家の建国を宣言。

      各国建国を受理、「majician girl conect」通称「MGCシステム」の採用

      魔法少女の派遣システムが稼働

 

追記

 

魔法少女について

 

 魔法少女とは15歳頃から20歳ごろまでの間に魔法(非科学的現象)を起こす者達のことである。

 精霊との契約により変身及び換装できるため選定基準は不明。

 

 現在では全国で検査が行われ魔法所持者は魔法国の住人とされる。

 

 ※20代以降の魔法少女は力を失っていくため保持し続けることは難しい

 

魔法少女階級システム

 

 魔法少女には階級を付与し魔物の難易度に応じて配置される魔法少女は変わる

 

退役後

 

 魔法国家から祖国に送還なお、魔法国家の機密情報については記憶から抹消される。   

 

 

◆◆◆                       

 

 私はざっくりとされた要項をため息と共に読んだ。これから私が行うことは我ら魔族にとって失敗が許されないものなのだ。

 

「人類の撲滅かぁ。」

 

 愛するマザーのため人類を滅ぼすことにためらいはない。しかし精霊界から来たとされる者達により魔法少女が出現し撲滅への道は確実に遠くなっていた。せっかく後一歩まで行ったのだから悔しさがでてしまう。

 

「どうしたのエスメル君?」

 

 八本の足を正確に操って物を運ぶ同僚に愚痴がもれていた。

 

「これから私、潜入任務なんだよ。」

 

 同僚の中で彼はまともな方なヤツであり兄弟でもある。

 

「なんと!それなら君の得意任務ではないかエスメル君!」

 

 なんともテンションの高い奴だ。

 

「それがなあ、今回のは長期でしかも行き先、魔法国家なんだよ。」

 

 そう。これには大きな意味がある。

 

「・・・なんだって!?」

 

 これから私が行き、目的の情報を獲られた時、ついにマザーの願いを成就させられる。

 

「ああ。つまりこれから人類を滅ぼす作戦の最終段階が始まるんだよ」

 

 必ず殺す。我らがマザーを悲しませるものは全て殺す。それこそが我らの存在意義。

 

「それは・・・。責任重大だね。・・・でも魔将の君ならできるさ。」

 

 分っている。急げばしっぺ返しを食らうのは前回で経験済みだ。今回は念入りな計画、念入りな時間をかけている。戦力は十分そろった。後は、相手の主力の能力を丸裸にし攻め落とすだけだ。人間の英雄め必ず殺す。

 

「君もだろ。魔将エレク。」

 

 頼もしき仲間と共に。

 

「君には及ばないよ。」

 

 必ず成し遂げる。

 

「ありがとう。がんばるよ。」

 

 全ては

 

「我らがマザーのために!」

 

「ああ。我らがマザーのために」

 

 そして私達の最終計画が始まった。全ては母の恩讐を嘆きを報いを彼らに与えるためにだ。

 

「あ!Dr・マリスにもよろしくね!」

 

「・・・あの解体魔、何で潜入できてんの?」

 

「さあ、イカれてるからじゃない?」

 

 あれを許容する人類の方が恐ろしいと俺は常々思うな。

 

「じゃ、行くわ。」

 

「頑張れ!」

 

 

 

 

 

 

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