妹紅を修行してからはや10年。
妹紅は結構強くなり多少成長した。
さってと…一人旅へ赴こうかな…。
現在夜中の2時。
妹紅と一緒に建てた掘っ建て小屋に2人で住んでいるがそろそろ潮時かなと思い静かに小屋から出る。
今宵も満月か…。
そういや輝夜と永琳と別れたのもこんな満月だったな。
さぁってと!どこ行こうか…。
ん?この気配……妖怪だな…けど今までとは桁が違う…。
「あら?気づいたのね」
「貴様は何者だ?この妖気…ただの妖怪ではないな」
背中あわせになるように相手の顔も見ずただ背後を向け会話する。
「あなたがかの有名な朱雀…とある里の守り神なのね?」
「いかにも…だが何のようだ?と俺は聞いた」
「そしてあなたはその里周辺からも神と崇められてるようね…」
「だから何のようだと聞いているんだが?」
「そうね、なら要件だけ言いましょう。あなたが持つ人里を貰ってもいいかしら?」
「貴様がそれを本気で言ってるのならば今すぐ消すぞ」
「あら?言い方が悪かったかしら?あなたも、よ」
「どう言う意味だ?」
「私はある世界を作りたいの」
「世界か…馬鹿が」
「妖怪と人間が共存できる地…忘れ去られたものの地…理想郷」
「へぇ…で?人里を生贄にでもするつもりか?」
「いいえ…その人里を私の作る幻想郷に入れて欲しいの」
「あっそーごめんごめん威嚇して!いいよ?それくらい」
「は?」
「いやだからいいって」
「ほんとに?私が嘘ついてるかもしれないのに?」
「つく理由もないだろう?それにいいと思うぜ?人と妖怪の共存」
「そう…」
「じゃあ俺どっか行くわー」
「待ちなさい」
「ん?」
「あなた私の式にならない?」
「えぇー…それはやだなぁ」
「そう…まぁ諦めないわよ?」
「まぁいつでも無理だからな」
「そんなつれないこと言わないで?ほら、式になってくれたらお姉さんなんでもしちゃうわよ?」
「お姉さんって歳かよ」
わっ!リアル殺気!?
「もう一度お願いできるかしら?」
「いえいえ麗しいお姉さん空耳ですよ」
「そう…」
そう言いながら隙間開かないで…別の意味で怖いから!
「まぁ人里は任せる」
やべっ日が昇って来た!
「ただし里人に手を出せば消し炭だからな」
「えぇ分かったわ」
「じゃ!てなわけで妹紅が起きる前に出たい訳だからじゃあな」
俺は小屋を背に向けて歩き出す。
「まってあなた名前は?」
「刹那だ」
「私は八雲紫」
「了解じゃあな」
「どこに行くんだ?」
え?ま…マジで?起きちゃった…。
「ちょ…ちゃっと散歩」
「嘘だな一緒に行くぞ」
「そろそろ一人でも大丈夫だろう?」
「いやだ」
「ストレートだなおい」
「なら勝負しよう…賭けだ」
「何を?」
「俺に勝てば連れて行ってやる…負ければ1人で修行しろ」
「面白そうだな」
「なら決まりだ!」
「ハンデだ。神力は使わないで置いてやろう」
「後悔すんなよ!!」
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
「勝負ありだな」
「はん…そく…だろ…はぁ…はぁ」
「じゃあ俺は行くぞ…また…必ず会おう」
「絶対…絶対…絶対会いにこいよ…」
「あぁ…もちろんだ」
「絶対…だぞ…」
泣くなよ…絶対来てやるからさ。
「じゃあな」
翼を広げて空に舞う。
あー…短いが楽しかったぞ!妹紅!また会おうぜ!
はぁ…妹紅と別れてから結構たった。
何百年とたった。
噂では妖怪退治をしてるらしいが今は全く噂は聞かないな。
やれやれ…今はどうやら幻想郷と言う紫が作った世界に入る仕組みが出来上がったと。
で俺の里はどうやら幻想郷での人里となるようだ。
俺の目の前には紫がいる。
「で?式になれは断る」
「やっぱりねえ…」
「ならどっかに怪我した九尾がいるはずだ」
「九尾の妖狐?」
「そうだ」
「そう…じゃあ妖狐で妥協してあげるわ」
「そうか…で?ココを中心に幻想郷にするんだよな?ってかなってるんだよな?」
「えぇ」
「これから妖怪やらなんやらが大量に湧くわけか…」
「ま、いいじゃない!」
「めんどくさいことはごめんだがな」
「じゃあ私はそろそろおいとましようかしら」
「そうか。まぁいつでもこい」
「そうさせてもらうわ」
ここが幻想郷か…いいところだといいがな。
頑張ったんですが大丈夫でしょうか?
怖いです怖いです怖いです。