日本国召喚二次創作 パーパルディア強化漂白ルート 作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz
パーパルディア皇国軍 ソナル王国駐留部隊 東部基地 指令室
「シウス司令、日本から我が国の戦車部隊並びに航空部隊に感謝状が来ています」
「感謝状?」
「はい、グラ・バルカス帝国による日本軍戦車の鹵獲を防いだことに対してです」
「鹵獲…ああ、三週間前のあれか。日本軍の戦車が大口径砲の直射で破損したやつ」
「はい、我が国の地上攻撃機が発見して連絡を受けた航空部隊の司令官が独断で戦闘機と攻撃機を発進させたあれです」
「ならば航空部隊に対してはともかく戦車部隊に?」
「実はパイロットの一部がが地上部隊に日本軍戦車が破損した旨を報告して注意を促したのですが、それを聞いた戦車部隊隊長が攻勢を指示したそうです。なんでも日本軍戦車を敵が鹵獲したら敵の兵器が強力になるとして少しでも助けになればとの事です」
「なるほどな、それはそうと作戦の準備はどうなっている?」
「イレギュラーが無ければ四日後に開始です」
中央歴1643年11月31日
レイフォル領=ソナル王国国境
早朝、ソナル王国側から砲声が鳴り響く、それに呼応してパーパルディア空軍が前線のグラ・バルカス帝国部隊を攻撃し、日本空軍は航空基地やレーダー施設、後方の予備部隊や物資集積所を攻撃する。それが三時間ほど続くと日本軍戦車部隊が進軍を開始、その後ろをパーパルディア軍戦車部隊が追いかけるる。
その数は戦車だけで1500両、歩兵を運ぶ装甲車や自走砲も含めれば4700両近くに及ぶ大攻勢で、特に日本軍は自国が戦場から遠い事を理由(防御を完全に海空軍に任せられる事も含めて)に戦車は運用数の85%にあたる500両程が戦場にいた。
この大攻勢は日本・パーパルディア連合軍によるレイフォル解放作戦『地均し』の第一段階であり、その範囲は国境全域に及んだ。
グラ・バルカス帝国軍は後退しながら事前に作った対戦車陣地へ誘いこもうとする、その陣地は15㎝榴弾砲や15㎝カノン砲を巧みに組み合わせた物であった。
しかし砲撃を行う前に周りの戦車が的確に砲撃を行い隠蔽した筈の榴弾砲、カノン砲は次々と撃破される。これは日本軍戦車の赤外線カメラで砲の操作員を見つけた為で、幾つかの砲は日本戦車を攻撃して破損させたが、他の戦車はそれを気にも留めずい進軍してくる。
そして陣地を突破ずると後退していたグラ・バルカス帝国軍戦車を砲撃して行く。現用のグラ・バルカス帝国軍戦車は装甲の最大厚が前面の50㎜であるが、撤退の為に日本軍戦車に向いているのは後面でその装甲厚は半分以下の20㎜だった。
砲塔は後ろに向けて砲撃を行うも敵は無傷であり、反撃によって味方は次々と撃破されていく。撤退した距離は100㎞になろうとすると敵軍戦車も追撃をやめた、しかしこちらの戦車は敵の三分の一程度まで減っており反撃に転じる事は出来ず撤退を続ける
すると前方から戦車部隊が向かってきたが見慣れない戦車だった、遂に完成した新型戦車の部隊かと思ったが突然発砲してくる。グラ・バルカス帝国軍戦車部隊はパニックになり次々と撃破されて壊滅した。
実はこの戦車部隊はパーパルディア陸軍空中機動師団と言う飛空船を利用して戦線後方に展開して活動する部隊であった。日本軍はこの部隊を空挺部隊の一種と認識しているが地球のそれと違い重量が大きい通常の戦車も大量に運搬可能で脅威度は桁違いである。
一連の攻勢は一週間でレイフォル南部のグラ・バルカス帝国軍部隊を壊滅させ、日パ連合軍はその後も交代で進軍を繰り返し一ヶ月で400㎞も戦線を押し上げレイフォル南部からグラ・バルカス帝国軍を追いやった。
これにレイフォリアのグラ・バルカス帝国軍司令部は驚く、前線の部隊だけでなく後方の基地も大きな被害を受けて反撃するには本国からの援軍が不可欠だった。しかし本国からの輸送船はことごとく沈められ弾薬の補給も危うくなってきていた。
また空洞山脈でのムー軍との戦いも日パ連合軍の攻勢が始まって二週間後に補給や援軍が滞った事と日本の技術提供による改良型戦車、ミリシアル帝国の山岳部隊による基地内部への侵入攻撃によって突破され、戦闘機での空中戦でもムーの新型戦闘機が出現し不利になって来ていた。
中央歴1644年2月23日
ミリシアル帝国 ゴースウィーヴス
この場にて世界連合主要国のムー、ミリシアル帝国、パーパルディア皇国、日本の四ヶ国で戦後のグラ・バルカス帝国をどの様に扱うかが議論されていた。
「ではグラ・バルカス帝国皇帝の処刑は行わず、責任は全て政府と軍の上層部に負わせると言う事で」
「次にパガンダ王国とレイフォル等のグラ・バルカス帝国占領地についてですが」
「戦後、直ちに独立させるべきだと考えます」
「そうですね、ですがパーパルディアとしてはグラ・バルカス帝国の侵攻の理由となったパガンダ王国の外交官の行いについては再発防止を求めます」
「それはミリシアルも同じ考えだ」
「ムーもです」