日本国召喚二次創作 パーパルディア強化漂白ルート   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

5 / 15
第五話

 

 

 ミリシアル帝国

 

 列強筆頭として名をはせるこの国では、とある出来事に頭を悩ませていた。

 

「仮にも列強のレイフォルが敗れるとは」

「グラ・バルカス帝国とやらについて何か情報は無いのか?」

「名前が知られるようになったのは今年に入ってからだ、ほかには帝政国家である事や機械文明国家である事しか分かっていない」

「外交は旧レイフォルの首都であるレイフォリアでしか受けていないし、本土の位置も分からない。それに外交姿勢は従属しか認めないというありさまだ」

「とりあえず先進11ヵ国会議にレイフォルの代わりとして呼ぶ事は決定しているが、そこで忠告するしかないだろう」

「11ヵ国会議と言えば、パーパルディアとムー、エモール王国から大日本帝国と言う国を参加させてほしいと要請があったな」

「なんだその国は? 聞いたこと無いぞ」

「第三文明圏の東にある新興国らしい、我が国にも外交団が来たらしいがあまりにも見え透いた嘘をつくから後回しにしたと報告が入っている」

「見え透いた嘘? どんな物だ」

「人口が1億人を超えている、ルーンポリス級の都市が複数ある等文明圏外国ではあり得ない。極め付きは転移国家であるなどとほざいていた」

「それはあからさまだな」

「だが列強の半数から推薦があるのだろう? ならば会議に参加する権利はあるか」

「確かに、今まで実例が無かったがルール上はそうなっているしな」

 

 

 その後、パーパルディアを介して日本に中央歴1642年開催の先進11ヵ国会議に参加する事が通達される。日本ではパーパルディアに国際的な慣習等を教わり、外交団の護衛に最新の軍艦を付ける事に驚いていた。

 

「まさか国際会議が砲艦外交の場になっているとは、地球では19世紀に終わった慣習ですよ」

「だがこの世界ではこれが普通なんだ、慣れていかなければな」

 

 

中央歴1642年4月18日

 

 駿河型戦艦一番艦「駿河」艦橋

 

 WW2以後日本で初めて建造されたこの戦艦は少々いびつな形をしていた。6万トンを超える排水量でありながら主砲は31㎝砲の四連装砲塔を3基と大きさに対して主砲口径が小さすぎる。

 これは中東に派遣した巡洋艦がたったテロ組織によるたった数隻の自爆ボートで撃沈された事から、既存軍艦の防御力の無さが問題となり建造が開始されたのである。上陸戦における艦砲の有用性は現在も変わらずであり(特に安価である事、至近距離に攻撃可能である事など)、艦船の防空能力が進化した現在なら有効であるとして建造が始まったのである。

 そして建造の際に最優先されたのが防御力であった事と、現在の日本で作れる主砲のサイズ限界から巨体に似合わない口径の小ささになったのだ。しかしその分防御力は重要部ならば40㎝砲弾の直撃でも数発は耐えられる様に設計され、航空爆撃でも高度6000mから落とされた800㎏爆弾が貫通しない様に装甲が張られている。水雷防御も徹底され艦内の87%の空間に注排水可能になっており、非常に細かく分けられた水密区画は浸水を最小限に抑える事が可能で、また主要防御区画以外が全て浸水しても戦闘行動が可能な様に設計されている。

 

「訓練が間に合って良かったですね」

「ああ、まさか戦闘は無いだろうがあまりに拙い様子だと舐められるからな」

「しかし国際会議の場が見栄の張り合いと化しているとは驚きましたね」

「地球じゃあり得んよ」

 

 駿河を旗艦とするこの艦隊は列強第一位のミリシアル帝国の港湾都市カルトアルパスで行われる国際会議へ向かう外交官を護衛する為に臨時編成された物である。

 艦隊の陣容は以下の通りで

 

特務護衛艦隊

 

旗艦

戦艦・駿河

 

特務巡洋戦隊

巡洋艦・古鷹、加古

対空巡洋艦、利根、筑摩

 

特務駆逐戦隊

対空駆逐艦・海風、山風

駆逐艦・吹雪、白雪、初雪

 

 そしてパーパルディア皇国護衛艦隊の案内の元カルトアルパスへ向かっている。

 因みにパーパルディア皇国護衛艦隊の陣容は。

 

旗艦

フィシャヌス級戦艦「フィシャヌス」

 

その他艦艇

巡洋艦4隻

警戒艦6隻

 

である。日本、パーパルディア皇国共に空母を含まないのは日本はカルトアルパスの地形を知り空母を狭く長い湾の奥に停泊させる事に否定的なため、パーパルディア皇国は空母艦隊増設の為の訓練に少しでも多くの空母を使いたかった為である。

 

 フィシャヌス艦橋

 

「日本の戦艦はかなり大きいな、確か排水量が6万トン超とか」

「主砲は我が国の物より小さいですがその分装甲に重量を割いているのかと、日本にとって真の矛は空母であり、戦艦は矛の役割も出来る盾と言う位置付けなのでしょう」

「公式発表では40㎝砲の直撃にも耐えると言っているからな、少なく見積もっても36㎝砲には耐えるだろう。水中防御も十分な物があるだろうからミリシアル帝国でも全力を出さざるを得ないな」

「それは置いておいて、今回の会議ではレイフォルを下したグラ・バルカス帝国がどの様な姿勢で来るか…」

「戦争でも吹っ掛けてくるか? パガンダとレイフォルを占領したなら『列強と言えどこの程度』とかの意見が出ても可笑しくない、二国と戦端を開いた切っ掛けは恐らくパガンダが外交官を処刑した事だ。そっちがその気ならと捕虜を虐待する可能性もあるし、そうなっては欲しくないが……」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。