日本国召喚二次創作 パーパルディア強化漂白ルート   作:Zzzzzzzzzzzzzzzzz

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第七話

 

 駿河 CIC

 

 グラ・バルカス帝国の航空攻撃に対し各国が迎撃戦を開始した。多数のワイバーンや戦闘機が離陸して行き、レーダーの誘導によってグラ・バルカス帝国軍機編隊へ向かうも護衛の戦闘機と思われる機体に撃墜されるのがレーダースクリーンに表示される。

 

「空戦中の敵戦闘機は時速650㎞、攻撃隊は時速570㎞程です」

「となるとエンジンは2000馬力級エンジンか、高度も6000mを巡航しているのなら過給機も当然あるはずだ」

「低速の反応は全て無くなりました、味方機は全滅したと思われます」

「距離は?」

「およそ80㎞です」

「よし、射程に入り次第迎撃開始」

 

 グラ・バルカス帝国空母攻撃隊

 

「そろそろ湾が見える筈だ、各隊目標が重複しない様に留意せよ」

 

 

 敵機は護衛の戦闘機隊が全て撃ち落とした事で脅威になるのは敵艦の対空砲火のみであるが、数が少ない上に口径も小さく損害は許容範囲内になると思われた。しかし突如として次々と味方機が撃墜されていく。

 

「なんだこれは! 正確な上に数が多い!」

『恐らくレーダーを使用した砲撃だ! 高度を下げるぞ!』

 

 駿河 CIC

 

「敵機は高度を下げてこちらに向かっており、間もなく目標をロストします」

「砲撃停止、頭が回る司令官がいるようだな」

「紫雲があればまだ攻撃出来たんですけどね」

「仕方ないだろう」

 

 グラ・バルカス帝国空母攻撃隊

 

「どうやら逃れられたようだな」

『陸地が見えて来た、攻撃準備』

 

 攻撃隊は爆撃の為に高度を上げる、するとまた砲撃を受けて撃墜されていく。カルトアルパス上空に来る頃には機数は半減していた。攻撃する順番を待っていると撃墜されると考えた司令官は指示を飛ばす。

 

「どれでもいいから攻撃を開始しろ! 急いで離脱しないと墜とされる!」

『りょ、了解!』

「空中衝突だけは気を付けろよ!」

 

 そうして各機攻撃を始める、臨時連合艦隊の後方に位置する文明国やムー、ミリシアル帝国の艦を攻撃した部隊は攻撃に成功するも前方に位置する日パ合同の輪形陣を狙った部隊は殆どが爆弾投下前に撃墜され、投下に成功した爆弾も至近弾であった。

 攻撃が終了した部隊は大急ぎで引き返して行く、高高度を飛んでいるので砲撃は可能だが砲弾の節約の為に見逃す事にした。

 その時湾の出口にグレード・アトラスターが現れる。

 

 

 グレード・アトラスター艦橋

 

「敵艦隊の損害は後方の艦に集中しているようで、最前方の日本とパーパルディアの艦は無傷です」

「なんだと、空母攻撃隊は何機出したんだ?」

「計画では爆装機が240程度のはずですが…」

「にも拘わらずこの結果とは、たるんでるな。まずは日本及びパーパルディア皇国の艦隊に攻撃を集中させる」

「どちらも主砲口径はグレード・アトラスターより小さいので、余程接近されない限り撃沈される事は無いでしょう」

「だが日本の戦艦は主砲口径に比べ艦が大きい、装甲にかなりの重量を割いているに違いない。よってパーパルディア皇国の戦艦を先に撃沈する」

「日本戦艦、発砲!」

「初弾命中はあり得ない、それにこの距離なら装甲が抜かれる事もないから安心しろ。撃ち方始め!」

 

 

 対空巡洋艦利根 CIC

 

「敵戦艦発砲!」

「弾着地点計算終了、至近弾無し!」

 

 

 

 グレード・アトラスター艦橋

 

 グレート・アトラスターと同時に駿河が発砲してからおよそ30秒後、グレード・アトラスターの艦橋に大きな衝撃と爆発音が響く。

 

 

「何があった!」

「恐らく榴弾の炸裂です! 敵艦の砲撃による物と思われます!」

「被害は!」

「測距観測員と連絡がつきません!」

「レーダー室より連絡! レーダー損傷により稼働不能!」

「くそっ! 初弾命中の上にピンポイントで照準装置を壊されるとはなんと運の悪い!」

「幸い後部艦橋の測距観測員とは連絡がつきました、この距離なら後部艦橋でも十分使えます!」

「弾着今!」

「至近弾無し!」

 

 その後日パ艦隊は砲撃を受けながら衝突を防ぐために15ノット程で湾の出口に向かう、グレード・アトラスターとの距離が縮まるに連れて着弾の水柱が近づいて来ていた。

 

 

 対空巡洋艦利根 CIC

 

「敵艦発砲!」

「至近弾1発!」

「迎撃開始!」

 

 グレード・アトラスター艦橋

 

「弾着今!」

「ん? 水柱が少なくなかったか?」

「そうですか?」

「砲撃開始!」

 

 グレード・アトラスターは湾の出口を封鎖して各国艦隊を全滅させると言う目的の為に大きく動く事は出来なかった、しかし艦隊は徐々に近づいて来ており間もなく装甲が撃ち抜かれる距離になりつつあった。

 

 対空巡洋艦利根 CIC

 

「敵艦発砲!」

「挟射されました!」

「レーダーと測距儀を破壊されてこれとは…なんて練度だ」

 

 

 グレード・アトラスター艦橋

 

「弾着今!」

「水柱が上がりません!」

「なんだと!」

「まさか、砲弾を撃ち落としたと言うのか!」

 

 日本の対空巡洋艦は砲弾をレーダーで捉える事が出来る上に、火器管制装置はマッハ2以上のミサイルに命中させる事が可能なため新開発された特殊砲弾を使用する事で戦艦の大口径砲弾を撃墜する事が可能になったのだ。

 

 

 

 

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