女性憲兵提督の無人島鎮守府記   作:休日ぐーたら暇人

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本日も午後に二作目投稿予定。


プロフィール 7


龍驤 艦娘

所属 横須賀鎮守府 南方方面分遣隊(元ラバウル鎮守府)

無人島鎮守府初の空母艦娘。
元はラバウル鎮守府所属の服部提督の指揮下であったが、例の一件で脱走、その後、無人島鎮守府所属となる。
出撃は遠征など裏方任務中心だったが、かなりレベルは高い。
装備航空機は零戦52型、彗星艦爆、天山艦攻。


浜風 艦娘

所属 横須賀鎮守府 南方方面分遣隊(元ラバウル鎮守府)

龍驤同様、例の一件で脱走した駆逐艦艦娘。
似た体型の潮とは反対の性格。
数回の戦闘経験があり、駆逐艦の主力戦力。


長波 艦娘

所属 横須賀鎮守府 南方方面分遣隊(元ラバウル鎮守府)

龍驤ら脱走メンバーの1人。
『前世』の記憶から、能義崎を『田中提督に並ぶ提督』と評価している。
彼女も数回の戦闘経験があり、(何気に)駆逐艦の中では新型である。


初雪 艦娘

所属 横須賀鎮守府 南方方面分遣隊(元ラバウル鎮守府)

龍驤ら脱走メンバーの1人。
今やその発言・行動等により引き込み(&ニート)キャラな駆逐艦娘。
しかし、与えられた仕事はキッチンこなし、脱走メンバーの中では龍驤に次いでレベルが高い。


9 現状維持? 戦力強化?

2週間後………無人島近海

 

 

「これでとどめや!!」

 

黒潮の叫びと共に61㎝四連装魚雷発射管から4本の酸素魚雷が発射される。

黒潮の見越し射撃により発射された酸素魚雷は正確に敵軽巡洋艦に命中し、敵を轟沈させる。

 

 

「敵水雷戦隊撃滅。皆さん、現状の報告を」

 

神通の問い掛けに神通戦隊の面々が答える。

 

 

「ウチは無傷やで〜」

 

 

「浜風、異常なし」

 

 

「潮、怪我はありません」

 

「……初雪、敵弾がかすっただけ」

 

 

「そうですか…良かった…任務終了。帰投します」

 

 

敵水雷戦隊との戦闘を終えた神通戦隊は素早く撤退した。

 

 

 

1時間後……執務小屋

 

 

 

「…以上、こちらの被害は初雪の至近弾のみでした」

 

 

「そう、ご苦労様。ゆっくり…」

 

 

「提督、戻って来たぜ!」

 

神通の報告が終わったタイミングを見計らったかの様に木曾と龍驤が入ってきた。

 

 

「お帰りなさい、木曾、龍驤。そっちはどうだったの?」

 

 

「ウチらは重巡洋艦が1隻居ったけど、ウチの航空機と木曾戦隊の攻撃であっという間に撃滅したで」

 

 

「龍驤の航空攻撃は正確だからな。こっちも大助かりだぜ」

 

「ふっふーん、ウチを軽空母と侮ったらあかんで」

 

 

「まったくだ」

 

 

「その様子だと夕立、時雨、綾波、長波、それに資源も大丈夫そうね」

 

 

「おう、しっかり護衛して持って来たぜ」

 

 

「ご苦労様…あきつ丸、資源の量は?」

 

 

「鉄鋼7860、燃料8190、弾薬7970、ボーキサイト7030、開発資材120、高速修復液80…となっているであります」

 

 

「そう……」

 

そう言って能義崎は少し考える。

 

「……どうしたのでありますか?」

 

 

「…実はね…戦力を強化しようと思ってね」

 

能義崎の呟きに小屋に居た3人も能義崎に視線を向ける。

 

 

「なんや、提督? ウチらやともの足りんか?」

 

 

「違うわ。あきつ丸、ここ2週間の敵編成を言ってみて」

 

 

「龍驤殿達が就かれた直後は二個水雷戦隊が中心でありますね。ですが、1週間が経った頃から重巡洋艦がどちらかに配置され、更に最近はどちらも軽巡洋艦が2隻以上配置される様になったであります」

 

 

「つまり、提督は敵が戦力を強化してきている…と言いたいんだな」

 

 

「えぇ、木曾の言う通りよ。今は龍驤が居るし、木曾・神通戦隊で対応しているけど、何時まで維持出来るか解らない。なら、今の内に戦力強化を図りたい…と思ってね」

 

 

「そう言う事なら…私は賛成します」

 

 

「能義崎殿の事は信じております。自分も賛成であります」

 

神通とあきつ丸がさっそく賛成の意思を見せた。

 

 

「木曾と龍驤は?」

 

 

「…まあ、龍驤に頼りっきりって言うのも悪いしな、別にいいよ」

 

 

「うーん…なんか、ウチの出番が少のうなりそうやけど…正論やしな」

 

 

最終的に龍驤が賛意を示した。

 

 

「よし、じゃあ、建造に取り掛かりましょう」

 

 

「ちなみに何を作るつもりなんだ?」

 

 

「狙いは重巡洋艦。出来れば2隻は欲しいわね。まあ、運次第だから、どうなるかは解らないけど」

 

 

「では、さっそく工厰に行くであります」

 

 

 

工厰

 

 

 

「重巡洋艦2隻ノ注文デスネ?」

 

 

「はい。まあ、こんな注文をしても、どうなるかは工厰長達にも解らないのに…」

 

 

「イエイエ、我々ハ出来ル事ヲヤルダケデス。御希望ニ添エル様ニシテミマショウ。デハ、投入量ハ?」

 

 

「そうですね……両方とも、鉄鋼250、燃料200、弾薬200、ボーキサイト50でお願いします」

 

 

「了解デス。オーイ、仕事ダゾ!」

 

そう言って工厰長妖精は工厰員妖精達に招集を掛け、さっそく建造に取り掛かる。

 

 

「ところで重巡洋艦を配備した場合、どう言う編成にするつもりですか?」

 

 

「それはいま考え中。集中配備か、分散か…まあ、出来てみないとね」

 

 

「そうでありますね。あっ、工厰長殿、時間の方は?」

 

 

「ウーント…ムッ、片方ハ1時間、モウ片方ハ2時間ダナ。巡洋艦以上ノ艦種デアル事ハ間違イ無イナ」

「2時間…よし、執務でもしながら待ちましょう」

 

 

「わかりましたであります」

 

 

「じゃあ、俺達は歓迎の準備でもするか」

 

 

「そうやな〜、ある物で何とかしよう」

 

 

「そうですね。あまり浪費は出来ませんけど」

 

そう言って各々の準備を始めた。

 

 

 

2時間後………再び工厰

 

 

 

「どうも〜、初めまして、青葉です! 一言お願いします」

 

 

「鳳翔です。不束者ですが、よろしくお願いします」

 

……青葉と鳳翔が建造されました。

 

「久し振りやな〜、鳳翔」

 

 

「あら、龍驤も居たの。他に空母は?」

 

 

「ウチとお姉だけや。それに人員の少ない鎮守府やし、さっそく『御艦の航空隊』も活躍出来るで」

 

 

「まあまあ…でも、龍驤が居るなら大丈夫ね。提督、改めて宜しくお願いします」

 

 

「えぇ、航空戦力が少ないので、頼りにしています」

 

 

「それでは提督! 何か一言!」

 

鳳翔とのやり取りを終えたのを見計らい、青葉が訊いてくる。

 

 

「青葉殿、少しうるさいであります」

 

 

「あ〜、騒がしいのが増えたな〜」

 

 

「これで大丈夫なのでしょうか?」

 

 

 

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