あんまりギャグ要素はないですが、割と重要情報とかは散見してます。
高評価・感想ありがとうございます。嬉しさのあまり兀突骨が凸に行きました。お気を付けて。
余談ですが、2025/1/17の午前6時現在では、4周年の実装キャラが決まってないですね。早くセイア実装してくれないと、セイア(薩摩)が暴れますよ。木刀持って。
セイア「(猿叫)」
ミカ「セイアちゃんの声聞こえなーい☆(鼓膜破壊済)」
天気予報とは、あくまでも予報であって確定事項ではない。
日本における予報の精度は高い部類ではあるものの、それでも外れることがある。超個人的な感想であれば、天気予報よりも桜島上空の風向きの方が大変重要である。洗濯物が灰まみれにならん為にも。
キヴォトス来て一番驚いたのは風向きを気にしなくてもいいことだよね。どうやらココには頻繁に火山灰を吐き散らす活火山はないらしい。探せばあるのかもしれんが、近くにないのなら探しに行く必要はないと思っている。
どうして天気の話をするのか。
悲しいことに洗濯物を干し終わった後に大雨雷に見舞われ、洗濯物含め自身が着ていた服も泥だらけとなり、全部洗濯をしている最中に停電。洗濯機の扉がロックがかかり中身が取り出せず、洗濯物を干すことが出来ない。
そして最悪なことに、男性陣は服が残っていたが、女性陣が着るものがないと言い出した。女性って服を大量に持ってくるイメージがあったが、どうやら全員が必要最低限の服しか用意してなかったと知る。キヴォトス人がこうなのか、俺の女性への偏見なのか分らん。
着ていた服はびしょ濡れ。
ドライヤー等も停電で使えない。
服はロックがかかった洗濯機ん中。
そこでトリニティの元才女は考えた。『水着パーティーをしましょう♪』と。
トリニティ指定の競泳水着なら大丈夫と考えたらしいが、いくら季節的に肌寒くないとはいえ、大雨で気温が下がっている環境で、水着で我慢させるなど看過できない。しかし、先生と俺が服を調達しようと意見具申したが、大雨降っているのに外に出ては危ないと止められる。
どうしようかと考え、出た結論が──
「……こんなのしかないが、ないよりはマシっしょ」
「いえいえ、むしろ新品のジャージを貸してくれてありがとうございます!」
場は合宿所にあった小規模の体育場。
停電で電気全般が使えない状況なので、偶然にも白洲さんが所有していた電気式の光源を全員が囲み、停電から回復するのを待ち続けている。想像以上に明るかった光源が、補習授業部と先生を明るく照らす。
女性陣は競泳水着に身を包んでいるが、それに加えて黒いジャージを羽織っているので、男性である俺と先生の目に優しい仕様となっていた。
問題があるとすれば、真正面だけ見れば黒いジャージに赤いラインが申し訳程度にデザインされたカッコいいタイプのジャージなのだが、後ろには白い
なんで薩摩隼人仕様のジャージを持っているのかというと、どこぞのクレイジーフォックスからコレを送って欲しいと注文があったから。
元々はウチの実家でデザインされた身内ノリのジャージだったのを、キヴォトス転移時にミナがデザインを再現して量産し、身内や
セクシーフォックスは急ぎではないと言ってたし、背に腹は代えられないとのことで、送るはずだった新品を開封して配布した結果がコレである。……やっぱトリニティ指定のジャージの方がセンス良いよなぁ。
「なんでこんなに新品持ち歩いてんのよ……」
「そのジャージが欲しいって酔狂な知人の要望で送る予定だったんよ。保温性と防刃・防弾仕様しか取り柄のないモンだが、電源が復旧するまではソレで我慢してくれ。本当にすまん」
「別に謝る必要はないし。……うん、ありがと」
個人的には身内ノリを押し付けている感で非常に申し訳なく思っているが、幸いにも下江さんは許してくれた。ロリでもない下江さんのことを某ロリコンが高く評価してた理由が分かった。マジで天使やで、この後輩。
だって、女性陣が一度着たジャージを俺が回収するわけにもいかんし、これプレゼントするしかないんやで? もうちょっとデザインに関して仲間内と議論するべきだったと激しく後悔している。黒歴史が公衆の面前でダンスしているような気分だ。
「確かに温かい、機能性も抜群だ。大切にする」
そんで白洲さんにはなぜか好評である。
まぁ、機能性は重要だし。……誰一人嫌な顔してないし、これ以上は自家製品を愚弄するのは止めようか。人が見てない部屋着とかに使ってくれると嬉しい。
ハナコのは問答無用で回収するけど。
「なるほどなるほど、これはこれは、異性のジャージの匂いって想像以上にクセになりそうです。これは色々と妄想がはかどると言うもの。ふふ、今日は良い夢が見られそうです♡」
「んな使い古しじゃなくて、新品着ろよ……」
「いいいい、良い夢!? へ、変態……!」
俺のジャージを徴収したハナコは、こっちが恥ずかしくなるような感想を述べ、感化された下江さんが「エッチなのはダメ! 死刑っ!」と主文後回しの判決を下す。
おぉ、これが噂の『エ駄死』ってやつか。それが適用されると、もれなく神話生物以外のキチガイ共が全員腹を召さなくてはいけなくなるんだが。
これ下江さんの前でマジで切腹したらどうなるんだろう?とか馬鹿なことを考えていると、我らが部長が空気を切り替えるために手を叩く。やっぱり阿慈谷さんって部長適正高いよな。彼女を長に任命したのが桐藤さんなのか先生なのか知らんが、素晴らしい采配と言えよう。
以降、暇を持て余した彼女らは話題を転々としながらも、雑談に花を咲かせる。学校での話、学校外の事など多岐にわたり、近所のスイーツの話や、『モモフレンズ』の話など──女性陣はそれはもう楽しそうに喋るのだった。あの仏頂面がデフォルト設定のアイリスでさえ、普段の1.5倍くらいは会話に参加している。
その様子を少し離れた位置で眺める俺と先生。
野郎どもが会話に入ってもねぇ……って感じで、俺は俺で先生に話題を振ったりする。
「ミナから聞きましたよ。ミレニアムのC&Cと
“そ、そんな物騒なことはしてないよ……”
ミレニアムに出没するロリコンは、ブルアカのvol.2にあたる『時計じかけの花のパヴァーヌ編』の観測の為に、廃部寸前だった『ゲーム開発部』とやらに在籍している。
実績ほぼ皆無でゲームばっかしている部だったが、少し前にあった製作したゲームの出来を競う大会?とやらで賞を受賞し、存続が許されたのだとロリコンは語った。その過程でミレニアムの最高戦力と揶揄される特殊部隊『C&C』と矛を交えたと。
俺はミレニアムだと某会長としか接点がないので知らんが、ミナは時間稼ぎ目的でC&Cのリーダーである、ミレニアム最強格の少女とバトったとか。名前は……えっと、
無論、ミナは負けた。完膚なきまでに。
おみ足で踏んで頂けただけでも光栄……と感想を述べていた。ん、さっさと死ぬべき。
「アイツも『ゲーム開発部』の維持に貢献できたことを誇らしげに語ってましたよ。ウチの馬鹿が迷惑かけてすみません。C&Cに(特にリーダーに)謝りたいくらいです」
“全然気にしてないと思うよ。ゲーム開発部は今まで通りだし、アリスも楽しそうだし”
「アリス……確か、自我を持つアンドロイド、でしたっけ?」
先生の出した名前に俺は内心目を細める。
ミナやミライからは、強大な力を持っているだけで危険はないと口にしていたが、元々は対キヴォトスの兵器である点は双方とも肯定していた。
先生や原作知識持ちの馬鹿共には悪いが、俺としては会長のほうを支持している。
いくら馬鹿共が大丈夫と宣おうとも、相手はゲームキャラクターではなく実際に生きている人間であり、俺らの干渉次第で変わってしまう存在だと再認識した。どこぞのセクシーフォックスのせいで。
ならば、果たして大丈夫と言えるのだろうか。
特にキヴォトス全土を脅かす存在であるのならば猶更だ。
そんなわけで、先生から『アリス』という生徒の
「オウカくん、ちょっといいですか?」
阿慈谷部長からのお呼びがかかる。
先生も“私のことは気にしないで”と仰ったので、俺は女性陣の会話に混ざることになる。
……まぁ、急ぎじゃないし別にいいか。
「ほいほい、どないした?」
「故郷についての話が聞きたいっ」
食い気味に質問してきたのは白洲さん。
そして兀突骨以外の補習授業部メンバーも頷いている。
詳細を確認してみると、アイリスの語った中学時代のエピソードを断片的に解読し、俺たちの住んでいた地元に興味が湧いたらしい。キヴォトスとはまた違った風土・慣習を持つキチガイ共の古巣は、彼女らの好奇心を大いに刺激したのだろう。
俺は言葉を選びながら、彼女らの要望に応える。
第二のクレイジーフォックスにならないように細心の注意を払いながら。手遅れかもしれんけど。
「キヴォトスとは比較にならないくらい、大自然に囲まれたド田舎だったなぁ。治安に関してもキヴォトスと大差ないと思うし、表向きは銃の所持が禁止されてる程度で、観光案内の定型文以上に喋れるもんはないぞ」
「そうなんですね……」
「そうそう。頻繁に爆発する活火山と、南北600キロの範囲に約1,000以上の島々からなる
「十分珍しいですよ!?」
そこから始まる質問攻めの嵐。
とりあえず県=自治区で表現してみたが、さすがのキヴォトスでも馬鹿みたいに多い島々で構成された自治区は存在しないらしい。あったらあったで見てみたいが。
「気候は比較的温暖で、歴史的文化財もそこそこ存在してた気がする。特に自然に関するモンが多いか? あー、でも近代化とかも盛んだったし、観光するってんなら移動時間にさえ目をつむれば見どころは多いかなー」
「そうなんですね、是非ともみんなで見てみたいですね」
あくまでも『帰ろうと思えば帰れそう』的なノリで、ハナコは興味ありげに微笑む。俺は彼女の感想に関して、機会があれば来るといいと返すのみ。あのハナコのことだから、詳しい事情は知らないとはいえ、
彼女なりの気づいてませんよアピールかつ、他の補習授業部に知られないよう配慮しているのだろう。そう気を遣わんくてもいいのに。
「そんで活火山だから爆発するし噴火する。定期的に灰が降ってくる」
「人が住める場所なの、それ」
「噴火するのは別にいいんだけど、火山灰が洗濯物につくと最悪。ましてや雨の日に灰が降ろうものなら、もう地獄以外の何物でもない。電車止まることもあるし。灰が目に入ると死ぬ。コンタクトつけてるやつはマジで死ぬ」
「気にするとこそこ!? ……でも、洗濯物がじゃりじゃりするのは嫌ね」
実際に現在進行形で洗濯物が大変なことになっているせいか、下江さんは今の状況にプラスして火山灰がついたことを想定したらしい。
「『モモフレンズ』みたいな、いわゆる『ゆるキャラ』って呼ばれる面子もいた気がする。正確には把握してないけど」
「ペロロ様には敵いませんけどね」(鋼の意志)
「キャラって競い合うもんじゃ──いや、でも地元の隣にある
「『くまモン』……ペロロ様の敵……」
キャラに優劣なしと公言しても、できればご当地キャラを推したい気持ちは山々だが、彼の『くまモン』には逆立ちしても知名度・デザインの面でも勝てる気がしない。
だって時の天皇陛下に拝謁した熊やぞ?
「他には……海。海だな。錦江湾は特段綺麗とは言い難いが、与論とか沖永良部とかの島々は、珊瑚礁が見えるくらい透き通ったエメラルドブルーの海が見れるぜ。キヴォトスには海があるんかな?」
「エメラルドブルーの、海……」
白洲さんは考え込むように海という言葉を繰り返す。
彼女の経歴から鑑みて、海とゆかりのあるような生活環境ではなかったはず。せっかく陽の光の下を歩けるんだから、補習授業部で行きたい面子を募って行くのも悪くはなさそうだ。
もう二度と帰ることのない地元のプレゼンをしながら、外の天気は回復の兆しを見せるのだった。
【簡単な自己紹介】
アイリス・ワルフラーン:キチガイ五人衆の一人。薩摩半島から桜島まで泳いだ話をしたら、思いのほか補習授業部の面々が食いついたことに驚いた。
Q.各話にサブタイトルって必要ですか?
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いる。そっちの方が見やすい。
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いらん。数字だけでOK。