僕のヒーローアカデミア・幻夢神話   作:夢野飛羽真

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皆様新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします!




【第4話】除籍?俺には無縁だな

雄英入学初日、最下位になれば除籍の個性把握テストを受けることとなった幻治達1年A組生徒達であったが…

 

(まあ、俺なら最下位はないだろうな。むしろ、俺は1位を目指して楽しませてもらうか。)

 

幻治は最下位の者の除籍と言う話は関係ないという様子を見せている。

 

 

121:魔女の協力者ライダー

なんというかイッチ…

 

122:404サウザー

余裕と言った様子ですね。

 

123:多忙な反逆の牛戦士

まあ、あのゲンムのスペックがあれば最下位になることはないだろうしな。

 

124:鬼滅のガンナー

むしろ1位を目指すと言ったところね。

 

125:Eクラスのアーク

イッチがどんな戦いを見せてくれるか楽しみですね。

 

126:勇者のパパロボ

さて、この個性把握テストにおいてイッチの対抗馬となりうるのは推薦合格者の轟と八百万…

 

127:雄英の闘神

そして、爆豪か…

 

128:鬼滅のガンナー

あら、イッチ。こちらに戻ってきてたのね。

 

129:雄英の闘神

まあな、俺の順番じゃねえし他の奴らの様子見るんだったらこっちで知識ある奴の解説を聞きながらの方が良いと思ってな。

 

130:勇者のパパロボ

なるほどな、幸いA組の生徒達の中で変化があるのは緑谷出久がいない程度だ。

何か個性に変化が無ければ俺達の知識が役に立つだろう。

 

131:鬼滅のガンナー

そうね…というかそろそろイッチの番ね。

 

132:雄英の闘神

お!ホントだ!つーことでいってくる!

 

 

第1種目 50m走

 

「ま、これは通常形態で行くか。」

 

「お、さっきよりスマートな姿だね。」

 

前の奏者たちの走りを見つつ、幻治はゲンムアクションゲーマーレベル2に姿を変えて隣に立つ瀬呂に声を掛けられる。

 

「まあ、こっちの方が軽いし走りやすい。それで名前は?」

 

「俺か?瀬呂範太だ!」

 

「へえ、瀬呂か!改めて俺は関谷幻治だ!よろしく頼むぜ!」

 

互いに名乗った2人は50m走のコースのスタート地点に立つ。

 

「よーい、スタート」

 

スター地点で2人が構え、相澤がスタートの合図をすると共に瀬呂は肘からテープを射出してゴールの向こうにある壁に貼り付ければ、テープを巻き上げて引かれるように加速して進んでいくが…

 

『記録、1.6秒』

 

「「「早!」」」

 

ゲンムのスペックを活かして普通に走った幻治が先にゴールする。

 

『記録、4.2秒』

 

「いやー、一緒に走ったら霞むよな…」

 

後からゴールした瀬呂も良い記録ではあるが、幻治の出す記録と比べれば差があると言ったところである。

 

 

138:Eクラスのアーク

流石、イッチですね。

 

139:魔女の協力者ライダー

仮面ライダーの素のスペックのままでも十分足速いんだな。

 

140:鬼滅のガンナー

そうね、バイクに乗った時ほどではないけど速いわ。

 

141:多忙な反逆の牛戦士

仮面ライダーのスペックの高さを改めて痛感するな。

 

142:404サウザー

変身時の走力をあまり実感したことはないですが、この機会で知ることができましたね。

 

143:勇者のパパロボ

アクションゲーマーのスペックは100mを3.2秒だそうだ。

今回は50m走だったが、丁度その時間の半分で走り切ることができたな。

 

 

第2種目 握力測定

 

『アガッチャ!ぶっ飛ばせ!突撃!ゲキトツパンチ!ゲ・キ・ト・ツロボッツ!』

 

幻治は再びロボットアクションゲーマーに変身し、左腕のロケットパンチであるゲキトツスマッシャーで握力計を握る。

 

「あ…」

 

だが、勢い良く握ったためか握力計が握りつぶされてしまう。

 

「測定不可能か…まあ、仮に無限とでもしておこうか。」

 

「押忍!」

 

「おいおい、無限ってそんなのアリかよ…」

 

握力計が壊れたことにより、測定不可能と言う結果になってしまった。

そのため相澤は、握力計の限界以上の握力があると判断して無限と言う記録を付け、それを見てぶどう頭の峰田という生徒が驚きの表情を見せるのであった。

 

149:雄英の闘神

握力計壊しちまったぜ。

 

150:鬼滅のガンナー

やりすぎだ…イッチ…

 

151:魔女の協力者ライダー

恐らく、仮面ライダーの素のスペックのまま握っても好記録だったがイッチが張り切りすぎてしまったか。

 

152:404サウザー

まあ、常に良い記録を目指すのは良き心掛けかと思いますね。

 

153:多忙な反逆の牛戦士

にしても、握力計の限界は1tだったみたいなんだが、実際ロボットアクションゲーマーだったらどんぐらいの値を出せたんだろうな

 

154:魔女の協力者ライダー

確か、最大50tとかだったな。

 

155:Eクラスのアーク

ゴリラだ…

 

156:鬼滅のガンナー

ゴリライズね…

 

157:雄英の闘神

ゴリライズ!

 

158:多忙な反逆の牛戦士

イッチは筋肉もあるし意外とゴリラ属性かもな…

 

159:鬼滅のガンナー

そうね、けど次の競技はゴリラじゃなくて鳥にならないといけないわね。

 

 

第3種目 立ち幅跳び

 

『ぶっ飛びジェット!ドゥ・ザ・スカイ!フライ!ハイ!スカイ!ジェットコーンバーット!』

 

次の競技は立ち幅跳びであり、そこで幻治が選んだのはジェットコンバットのプロトガシャットであった。

仮面ライダーゲンムの身に灰色のコンバットゲーマを装備した仮面ライダーゲンム・コンバットアクションゲーマーに変身したゲンムは、背中のジェットパックから火を噴いて空に向けて飛び立つ。

 

「関谷、その状態でどこまで飛べる?」

 

「んーまあずっと飛べるっスね。」

 

「なら、記録無限だな。」

 

「「「また記録無限かよ!」」」

 

ジェットパックの力で飛び続けるゲンムに相澤が声をかけ、ジェットパック故にさらに遠くまで飛んでいくことができると聞けば、立ち幅跳びの記録も無限とされる。

その様子に切島、上鳴、瀬呂ら男子生徒が驚きの声をあげていた。

その後も、第4種目の反復横跳びと第6種目の上体起こし、第7種目の長座体前屈をこなすのであった。

因みに、第5種目のボール投げはデモンストレーションで行ったため省略されていた。

 

 

171:雄英の闘神

つーことで、後1種目まできたぜ。

 

172:勇者のパパロボ

立ち幅跳び以降は特に良い記録は出ていないが、それまでに記録無限が2つに50m走とボール投げもクラス内では1番の記録か。

 

173:鬼滅のガンナー

上体起こしと長座体前屈は変身せずにやっていたけど、上体起こしはかなりの回数をこなしていたわね。

 

174:魔女の協力者ライダー

所謂腹筋運動って奴だな!

格闘技で鍛えてるだけあって回数はこなせていたな。

 

175:Eクラスのアーク

そして最後の競技は長距離走ですね。

 

176:多忙な反逆の牛戦士

クラス20人全員で1500mを走るのか。

 

177:404サウザー

単純な全員のスピードと持久力を試すことができそうですね。

 

178:鬼滅のガンナー

ここまでクラスの他のメンバーには差を付けれているけど、道具を上手く使っている八百万と、氷を上手く使ってスピード系の競技で結果を出している轟が強いわね。

 

179:魔女の協力者ライダー

>>178

轟は立ち幅跳びで氷の塔を作って距離を稼いでいたな。

 

180:404サウザー

しかしながら、彼は氷を解かす時に炎を使っている様ですが、何故競技中では使わないのでしょうか?

炎で推進力を加えればさらに記録は伸びそうですが…

 

181:多忙な反逆の牛戦士

>>180

そこはまあ、いずれ分かるだろ。

 

182:鬼滅のガンナー

>>180

そうね、今はまだ明かせないわ。

 

183:404サウザー

ほう…

 

184:雄英の闘神

よし!じゃあそろそろ持久走してくるわ!

 

185:魔女の協力者ライダー

おう、いってら~

 

186:Eクラスのアーク

行ってらっしゃい

 

 

第8種目 持久走

 

『掴み取れ栄光のエンディング!漆黒の天才プレジデント!グレード無双ゲンム!』

 

『爆走バイク!』

 

個性把握テスト最終競技である持久走の時を迎え、A組全生徒がスタートラインに立つ中、幻治はゲンム無双ゲーマーへと変身し、仮面ライダーレーザーを模した灰色のバイク、バイクゲーマに跨る。

 

「よーい、スタート」

 

「爆速ターボ!」

 

スタートの合図と同時に爆豪は両掌から爆発を起こし、生まれる推進力で加速しながら走っていく。

その横で轟は氷の道を作ってその上を滑るようにして進んでいくが、彼らに匹敵するほどのスピードを出すのはバイクに乗って走っていくゲンムと八百万であった。

 

「へえ、お前もバイクか!」

 

「ええ、これが1番効率が良いので…」

 

「ふーん、けど俺の方が速いぜ!」

 

しかし、八百万が作っていたのは原付バイクであり、それ以上のスピードを出せるバイクゲーマはさらに加速して八百万や爆豪らに差を付けていく。

 

「クソが…!」

 

その様子を見て、爆豪勝己は怒りの炎を燃やしていた。

彼は折寺中学史上初にして、唯一の雄英進学者として1つ伝説を作り入学してきたはずだった。

だが、彼は狙っていた記録の1つを取り損ねていた。それは雄英の主席合格であり、その記録を阻んだものは雄英入試最高得点という記録まで作り上げていた。

その記録を阻んだ者は彼の個性を活かし好記録を出せた50m走、立ち幅跳び、ボール投げ、そしてこの持久走で記録を上回られてしまった。

 

「…」

 

轟焦凍もまたこの学園でトップを目指すためにやってきていたが、その野望も初日にして阻まれることとなった。

無双の強さを誇るゲンムの前に、彼のこれまで抱いてきた自身の強さに対する幻想が打ち砕かれた。

 

(今年は、レベルが高いな…)

 

毎年個性把握テストを行っていた相澤であったが、この日苦汁を舐めさせられた2人は例年であればトップレベルの成績であり、高水準の成績の2人に加えて彼らに匹敵する八百万、そして彼らと差を付けるかなりの成績を残すゲンムの存在に相澤は期待感の高さからか笑みを浮かべるのであった。

 

「んじゃあ、パパっと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計したものだ…」

 

そして、持久走はゲンムがトップで走り抜けていき、全ての競技を終えてから相澤が生徒全員を集めて全ての競技のトータル成績を示す。

20人の生徒が成績によってランキング付けされ、そのランキングのトップには関谷幻治の名があった。

 

「因みに、除籍は嘘な。」

 

だが、この場に居る者達にとって衝撃的であったのは最下位の生徒が除籍と言う宣告が嘘であったことだ。

 

「君らの個性を最大限引き出すための合理的虚偽」

 

「ハアァァァ!?」

 

最下位の者が除籍になることはなく、無事に1クラス20人で今後の高校生活を送ることができることとなった。

 

「チッ…」

 

安堵の表情を見せたり、歓喜の声を上げる者達を尻目に爆豪は舌打ちをしてその場から離れていく。

この日味わった敗北を認めきれず悔しさを表すように壁を蹴りつけるのであった。

 

 

201:雄英の闘神

つーことで、1位だぜ!

有言実行!

 

202:魔女の協力者ライダー

おめでとう

 

203:鬼滅のガンナー

おめでとう

 

204:Eクラスのアーク

おめでとう

 

205:多忙な反逆の牛戦士

エヴァンゲリオンみたいになってるぞ

 

206:404サウザー

さて、これで仮面ライダーの力の恐ろしさを改めて実感することになりましたね。

 

207:勇者のパパロボ

ああ、基本形態のアクションゲーマーや派生形態の身体能力だけでも通常の人間よりも強力だな。

個性のような能力を持つ者達相手でもかなり力の差があると言えるな。

 

208:Eクラスのアーク

変身時だと人間用の物も握れないよね。

僕なんて常に怪人態だからナイフとか銃も握れないし…

 

209:多忙な反逆の牛戦士

>>208

お前も苦労しているんだな。

 

210:雄英の闘神

まあな、とりあえず今日はガイダンス資料を貰ったらさっさと帰るぜ。

 

211:404サウザー

お疲れ様です。

 

212:魔女の協力者ライダー

オツカーレ

 

213:Eクラスのアーク

オツカーレ

 

214:鬼滅のガンナー

オツカーレ

 

「ねえ、関谷一緒に帰らない?」

 

「私もー!」

 

「俺もご一緒して良いだろうか?」

 

「おう!構わないぜ!賑やかな方が楽しいだろ!」

 

入学式の代わりの個性把握テストと言うヒーロー科の洗礼を受けつつも、しっかりと1位と言う結果を出した幻治が帰路に着こうとした時、耳郎、麗日、飯田の3人が幻治に声をかける。

共に帰ろうという彼らの申し出に、幻治は力強く頷いて受け入れ共に歩き始めるのであった。

 

「そういえば、関谷君が変身してたあの紫色の戦士?あれってなんなの?関谷君の個性。」

 

「おう、あの姿は仮面ライダーゲンムって言ってな、簡単に言えばゲームの世界のヒーローだ。で、そいつに俺は変身できる!」

 

麗日からの仮面ライダーゲンムに関する問いかけに、幻治はゲンム無双ガシャットを見せながら答える。

 

「ゲームの世界のヒーローか…できることがかなり多いようにも見えるが…」

 

「まあな、色んなゲームの力を身に纏って戦えるし、形態によっちゃ俺の身体能力を上げまくれるからな。」

 

飯田からの質問には、個性把握テストの中で用いたゲキトツロボッツやジェットコンバットのプロトガシャットを例に出して解説を付け加える。

 

「けど、なんか関谷自身も身体能力高いよね?上体起こしは個性使わずに良い記録だったし。」

 

「まあ、格闘技やってるからな。フィジカルも戦闘技術も鍛えられるぜ!」

 

「格闘技か…やってみようかな…」

 

幻治の口から出た格闘技という言葉に耳郎は興味を示して彼の顔を見つめる。

 

「俺が教えるぜ。ジムも叔父さんがやってるとこ紹介するぜ。」

 

「ホント!?じゃあ、やってみようかな…」

 

「格闘技のジムか。俺も行ってみたいな…」

 

「私も!」

 

幻治の叔父である関谷鷹斗は主に関谷幕府のメンバー達が練習するための場所としてジムを経営しており、そのジムの話に耳郎だけでなく他の2人も興味を示す。

 

「いいぜ!今度の日曜日紹介するぜ!楽しみにしとけよ!」

 

「「は~い!」」

 

彼らは次の日曜日にジムに行く約束をし、その後も格闘技や入試の時の話で盛り上がりながら彼らは家に帰っていくのであった。




解説
多忙な反逆の牛戦士
折角暇な時間ができたが、幻治の個性把握テストを見ている間にあっという間に休憩の時を終えた。

プロトガシャットを使った新形態
幻治が転生時に全10本のプロトガシャットを持っておりゲンムアクションゲーマーへの変身、及びその形態に対する多様な強化が可能である。
ゲキトツロボッツ、ドレミファビート、ジェットコンバット、ギリギリチャンバラ、シャカリキスポーツ、ドラゴナイトハンターのプロトガシャットを使い、それぞれのゲーマを身に纏う形態への変身が可能。
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