僕のヒーローアカデミア・幻夢神話   作:夢野飛羽真

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少し最近スランプ気味になってしまったのと就職活動や研究活動が忙しくて更新があまりできないかもしれませんが今後ともよろしくお願いいたします。


【第6話】決着!不滅VS爆豪!

『それでは…屋内戦闘訓練…!開始!!』

 

演習場内にいる4人の耳に装着されたイヤホンから、オールマイトによる演習開始の合図が伝わる。

それと同時にゲンムと麗日は駆け出し始めて建物の中に入っていく。

 

「このフロアにはいないか。」

 

今回の舞台となったビルの階段を駆け上がり、フロア内を探しながら2人は上の階へと詰めていく。

 

「この階には…」

 

「死ね!トサカ野郎!!」

 

ビルの中間の階に辿り着いたその時、隠れていた爆豪が奇襲攻撃とばかりに右腕を大きく振るってゲンムに向けて爆破を放つ。

 

「麗日!先に行け!後から追いつく!」

 

「んなことさせねえよ!テメエはここでぶっ殺す!!」

 

ゲンムは麗日に先に上の階に行くように言い、爆豪が放つ爆破をその身で受け止める。

両腕を連続で振るい、爆破の連撃をゲンムに放つがそれらを耐えるゲンム。その様子を見て麗日は彼の指示に従い上の階に行く階段に向けて走り出す。

 

「オラァ!」

 

顔面部に向けてパンチを放つ要領で、爆豪は腕を振るい爆破をゲンムの顔に浴びせる。

 

「こんなもんか?ちっとも痛くないぜ。」

 

「なッ…!?」

 

「蚊に刺される方がいてえな!」

 

爆破を放った爆豪の腕をゲンムが掴むと、爆豪の身体ごと腕を振り上げて持ち上げ、地面に叩き落す。

 

「くっ…!」

 

さらに爆豪の身体を踏みつけようとゲンムが足を振り上げるが、爆豪は咄嗟にゲンムの軸足に爆破を浴びせることで、バランスを崩したゲンムが転倒する。

 

「死ねェ!」

 

「死なねえよ、俺は不滅だ!」

 

転倒したゲンムに上から爆破を浴びせようと、腕を振るう爆豪の腹部に、ゲンムの下からの蹴り上げが突き刺さり、爆豪は腹部を抑えながら後退する。

 

「クソが!」

 

起き上がって爆豪の方に走ってくるゲンムにカウンターとばかりに、コスチュームの左腕にある手榴弾型の籠手を向けて、そのピンを引き抜く。

彼の爆破は、彼の汗がニトログリセリンを含んでいることによって起こっている。籠手には彼の汗が溜め込まれており、ピンを引き抜くことでそれが解放されて大規模な爆破が爆破が起こる。大規模な爆破はビルの1部分を破壊し壁に大穴を当てて、それに巻き込まれたゲンムは確実に倒れたと思われた。

 

「良いねえ、丁度肩の凝りが解れたぜ。」

 

「ッ…!?」

 

爆豪にとってそれは、必殺の1撃とも言える攻撃であったが、ゲンムは一切ダメージを負っていない様子であった。爆煙を掻き分けて歩み寄るゲンムに対し、動揺しつつも爆豪は腕を構える。

 

「お前の攻撃は俺には一切効かないぜ!さあ、後は俺がテメエを殴るだけだ!」

 

「関係ねえ!ぶっ飛ばす!」

 

ハイパー不滅の大きな特徴、それは不滅の名に相応しい耐久力と防御力である。

ダメージを通すことはほぼ不可能と言われるその鎧は爆豪のあらゆる攻撃も防ぎ切っていた。

 

 

81:鬼滅のガンナー

ハイパー不滅の力、相変わらず驚異的ね…

 

82:魔女の協力者ライダー

あの爆破受けて無敗かよ…!

 

83:404サウザー

不滅の力とかけて、船の停泊ととく

 

84:勇者のパパロボ

>>83

そのこころは?

 

85:404サウザー

どちらもふとう(不倒/埠頭)でしょう。

倒れない力を持つイッチを、倒す手段はあるのでしょうか?

 

86:推しの愛バが!!

それは多分無いだろうね。

 

87:Eクラスのアーク

倒せないし殺せない…殺せんせーみたいだ…

 

88:勇者のパパロボ

この状態では、爆豪の勝率は0に等しいな。

 

89:鬼滅のガンナー

そうね、ハイパー不滅に勝てる存在って稀ね…

イッチに無惨討伐も手伝って欲しいわね。

 

 

「さて、さっさと終わらせてやるか!」

 

「俺はんなとこで終わらねえ!俺は!ナンバー1ヒーローになるッ…!!」

 

不滅の力で立ち続けるゲンムに対し、爆豪も屈することなく立ち続けていた。

その根幹にあるのは彼自身の中にある一つの野望であり、夢である"ナンバー1ヒーローになる"という想いであった。

1番を目指すにあたってもっとも彼の障壁となるのは恐らく今目の前で相対する不滅のゲンムであり、彼に向かって爆豪は右腕を大きく振るいながら爆破を浴びせようとする。

 

「オラァ!」

 

爆豪の右腕による爆破をその身で受け止めつつも、カウンターとばかりにゲンムも右ストレートパンチを出して、爆豪の頬を撃ち抜く。

 

「確かにテメエの夢はいい夢かもしれねえな。良いぜ、だったら俺はナンバー1ヒーローをも超えるヒーローのチャンピオンだ!!」

 

カウンターパンチでふらつく爆豪の腹部にゲンムの膝蹴りが刺さり、爆豪は意識を手放して床に倒れ込むのであった。

 

「テメエは強い、けどな、俺の方が強いってだけだ!文句があるんだったら、超えに来やがれ!」

 

爆豪勝己は入試で彼に成績で負け、個性把握テストでも敗北を味わった。

そのたびに彼は幻治を恨むように睨みつけていたが、それでも埋まらない差が彼らの間にはあったのだった。

 

「さて、麗日のとこに追いつくか。」

 

121:雄英の闘神

つーことで、その後飯田も捕まえて勝ったぜ

 

122:Eクラスのアーク

おめでと~

 

123:404サウザー

おめでとう

 

124:鬼滅のガンナー

飯田も爆豪もハイパー不滅で完封されてしまったわね。

 

125:魔女の協力者ライダー

なんつーか、ハイパー不滅倒そうと思ったら、やっぱゼインがやったみたいなゼアの予測の力が必要なんじゃねえか?

 

126:推しの愛バが!!

それでも倒せるかどうかは分からないけどね。

 

127:勇者のパパロボ

他のライダーの最強フォームの攻撃を受けてもなお、倒されなかったからな。

 

128:雄英の闘神

まあ、中々強いし爆豪の爆破受けても何も効かなかったぜ。

爆破耐えながら絡みついて寝技なんてことも出来ると思ったけど、そうなりゃ骨を折ったりしそうだったしやめといた。

 

129:Eクラスのアーク

仮面ライダーの力だと、握力とかも上がってますからね…

それで首絞めたりとかしたらとんでもないことになりそうです…

 

130:鬼滅のガンナー

そうね、イッチみたいにパンチと膝蹴りだけで沈めるのが案外一番優しいわね。

 

131:雄英の闘神

オールマイトからもその後の講評で、攻撃に耐えつつしっかりと数回の攻撃で仕留めたことを褒めてもらったぜ!

 

132:404サウザー

イッチは格闘技をやっていますからね。

パンチも蹴りも精度が高く鋭いですからね。

仮面ライダーゲンムだけでなく、イッチの技量あってこその勝利でしょうね。

 

133:Eクラスのアーク

格闘技、僕もやってみようかな

 

134:雄英の闘神

>>133

なら、総合格闘技かムエタイがオススメだぜ!

あれは、全身を使った戦いが学べるぜ。

おっと、今日は親父に用事頼まれてるからそろそろ帰るぜ。

じゃあな~

 

135:魔女の協力者ライダー

おつかれ~

 

136:推しの愛バが!!

オツカーレ

 

137:鬼滅のガンナー

お疲れ様。

 

138:404サウザー

お疲れ様、イッチ。

それより1つ、気になったのですが…ゼロノスニキはどこに行ったのでしょうか?

最初の方はいた様な気がしたのですが…

 

139:勇者のパパロボ

>>138

彼のことだ、恐らく忙しくてまたどこかにいってしまったのだろう。

 

140:推しの愛バが!!

相変わらず、彼らしいね。

 

 

「クソが!」

 

屋内演習で幻治に負けて意識を手放した爆豪はその後、保健室で目を覚ましてから、クラスメイト達から少し遅れて更衣室で着替えなおして帰路に着こうとしていた。

 

「かっちゃん!」

 

「出久…」

 

そこに、爆豪と同じく雄英の制服に袖を通す緑髪とそばかすの少年がやって来る。

彼の名前は緑谷出久と言い、爆豪勝己の幼馴染で雄英高校"サポート科"に通う少年である。

 

「かっちゃん、良かったら今日一緒に帰る?」

 

「あ?今日はんな気分じゃねえ…」

 

「かっちゃん…」

 

屋内戦闘訓練で爆豪は身も心もボロボロになっていた。

体の至る所に傷ができ、顔の一部は絆創膏で覆われている。何より、度重なる敗北に彼のプライドは傷つけられてしまっていた。

それ故に、幼馴染である緑谷からの誘いも断り、彼に背を向けて帰路に着こうとしていた。

 

「お、爆豪じゃん!今日はお疲れさん!ん?そっちの奴は…」

 

だが、そんな彼が今もっとも会いたくなかった人物が彼らの前に現れてしまった。

それは屋内戦闘訓練で爆豪を気絶するところまで追い込んだ幻治であった。

 

「何話しかけて来てやがんだトサカ野郎!」

 

「トサカ野郎?ああ、俺のこと?面白いあだ名付けるんだな!」

 

「うるせえ!近寄ってきてんじゃねえ!」

 

爆豪が自分に付けたあだ名に興味津々な様子を見せる幻治に対し、爆豪は彼を避けるように足早に去ろうとする。

 

「あ、ちょっとかっちゃん!この人クラスメイトじゃないの?」

 

「おう!ご名答!俺はコイツのクラスメイトで関谷幻治だ!」

 

「僕はかっちゃんの幼馴染でサポート科の緑谷出久、よろしくね。」

 

と出久と幻治が握手を交わすが、それを見た爆豪は不機嫌そうに近くのゴミ箱を蹴り飛ばす。

 

「かっちゃん…?」

 

「うぜえんだよ、テメエは!毎度毎度俺の邪魔をしやがって!」

 

「あ?邪魔なんかしてねえよ!」

 

爆豪は幻治に詰め寄っていき、制服の襟を掴むが、幻治は特に動じる様子もなく後ろにも下がらずに爆豪の手首を掴み返す。

 

「テメエ確か№.1ヒーローになりてえッつってたな!確かにテメエより強い俺はその道に立ち塞がる存在かも知れねえよ!けどな!それは俺もテメエも悪くねえ!」

 

と言って、さらに爆豪を突き飛ばす。

 

「テメエが強いのも1番を目指す気持ちもわかるぜ!けどな、まだまだ俺は超えれねえ!けど安心しろ!オールマイトみてえな№.1ヒーローの座なんてのはテメエに譲ってやるよ!俺はチャンピオンを目指すからな!」

 

「それじゃ意味ねえんだよ!俺より上がいたら№.1ヒーローじゃねえだろ!」

 

「…確かにそうだ!」

 

幻治が爆豪をなだめようと、自身がチャンピオンで彼がナンバー1ヒーローということを提案したが、その2つの座が並び立つのはおかしいという爆豪の指摘に、幻治はハッとした表情を見せ「確かにそうだ!」と幻治は笑みを浮かべながら答えた。

 

「だったら、こうしようぜ。俺は俺で俺の道を進む。お前はお前でナンバー1を目指せばいい。それで、どっちが本当に“最高”なのか、いずれ決めるってことでさ。」

 

爆豪は少しだけ眉をひそめたが、その言葉に反論するでもなく、ただ幻治を睨みつけていた。

 

「…勝手にしろ。」

 

それだけを呟くと、爆豪は振り返り、その場を立ち去ろうとする。

「かっちゃん…」と緑谷が声をかけるが、爆豪は振り返らず手を軽く振るだけだった。

幻治はその様子を見送りながら、「やれやれ、ホント面倒な奴だな」と肩をすくめた。

 

「でも、面倒な奴ほど燃えるんだよなぁ。これから面白くなりそうだな、爆豪。」

 

彼はその場を離れる爆豪に向けて静かにそう言い放つと、緑谷に向き直った。

高みを目指す爆豪の思いを幻治は受け止めつつ、静かに彼を認めたのであった。

 

「行くぞ、出久…」

 

「うん、それじゃあ関谷君またね。」

 

2人が幻治に見送られながら、緑谷は静かに呟いた。

 

「…かっちゃんも、関谷君も…きっとお互いを超えるために強くなっていくんだろうな。」

 

雄英高校の屋内戦闘訓練は終わりを迎えたが、二人の闘志に火を灯したその結果は、まだ終わりではなかった。

彼らの目指す頂点への道は、これからも続いていく──。




コテハン解説

コテハンネーム:推しの愛バが!!
転生した世界:ウマ娘
概要
元は生粋のウマ娘オタクだったが、一度死んでジーンに転生して記憶を失った状態でギーツ本編やVシネマの出来事を経験。
その後ウマ娘の世界に転生し、平和な日々を過ごすはずであったが、ウマ娘の世界に現れたジャマトと戦うことになった。
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