NIKKEの世界で指揮官って割と地雷職   作:さくらいJAN

4 / 9
3話

 

 

 

後日。

俺はガンマと作戦会議を開いていた。

(量産型は意思が希薄なので不参加だ。

ピナやエイブのような例外もいるが、俺の部隊の2人は例外側ではなかった)

 

と言ってもそんな複雑ではない。

座標の地点へ行ってラプチャーカウンターを持ち帰る。

それだけだ。

 

片道は一番近いエレベーターから徒歩で2時間ほど。

その日のうちに帰って来れる距離だ。

 

 

 

基本的には歩きで進み、

見通しの良い場所では運んで貰って駆け抜けた。

 

途中で休憩を挟みつつ、進み続ける。

3度エンカウンターしたが、問題なく対処。

無事エリシオン第3ニケ研究所に到着した。

 

 

「着きましたね」

 

 

ガンマが言った。

疲労の色はみえない。

ニケは凄いな。

こっちは結構疲れているのに。

 

 

「ああ、長い距離ありがとう。

早速機械を探すぞ。

ガンマは周囲を警戒していてくれ。

ソルジャーEGはガンマのカバーを頼む。

ソルジャーFAは着いてきてくれ」

 

「「「ラジャー」」」

 

 

俺は研究所跡地へ足を進める。

思った以上の廃墟だ。

屋根すらない。

 

アナキオールが暴れたんだ。

当然か。

 

足場が悪い中ニケの助けを借りて進むと、

壊れかけのラプチャーカウンターを発見した。

 

モニターが壊れてしまっているが、

∞にはなっていない。

 

良かった。

この世界でもシンデレラは成功していたんだ。

 

俺はラプチャーカウンターを持ち上げようとして、腰がビキッときた。

お、重い。

想像以上だ。

 

 

「すまない。

俺には重くて持てないから運んでもらえるか?」

 

「はい」

 

 

ソルジャーFAがひょいと持ち上げる。

改めて、ニケ凄い。

 

 

 

 

 

 

 

 

「戻ったぞ」

 

「お疲れ様です。

見つかりましたか?」

 

「ああ。

だが重くて俺には運べない。

ソルジャーのどちらかの手はふさがってしまうだろう」

 

「でしたらFAにそのまま持たせましょう。

それくらいなら片手で持てるでしょうし、

ショットガンなら片手でも撃てます」

 

「……そうなのか?」

 

 

ソルジャーFAの方を見て問いかける。

 

 

「問題ありません」

 

 

あっさりと頷き、

ひょいっとラプチャーカウンターを肩に担いで、片手で銃を抜いた。

 

 

「あ、そう」

 

 

50kgぐらいはあるよねアレ。

ショットガンだって人間が使うものとはレベルが違うし。

やっぱすごいね、ニケ。

 

 

「それならこのまま帰還しよう。

行きと同様ラプチャーとの交戦は可能な限り避ける。

全員で生きて帰るぞ」

 

「「「ラジャー」」」

 

 

これを持ち帰ることが出来れば大きく変わるはずだ。

待っていてくれよな、エイブ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪BlaBla≫

 

 

ハンソン「座標の場所でラプチャーカウンターを見つけた」

 

    「モニターは壊れてしまっているが、ちゃんと動いている」

 

エイブ 「そうか」

 

ハンソン「数字の桁が大きすぎて表示しきれてない。

     全体の数は分からないが、凄まじいな。

     これだけの数のラプチャーを滅ぼす必要があるとは」

 

    「しかも今も増産もされているのだろう?

     少しめまいがするな」

 

エイブ 「なんだって?」

 

ハンソン「ああ、すまない。

     比喩表現だ。

     実際に眩暈はしてないから安心してくれ」

 

エイブ 「違う。

     カウンターの画像を送ってくれ」

 

    「早く」

 

ハンソン【ラプチャーカウンターの画像】

 

    「送ったぞ」

 

    「もしかして間違っていたか?」

 

エイブ 「いや、合ってる」

 

    「だが……これは」

 

    「なんということだ。

     シンデレラ。

     成功していたのだな」

 

    「……すまない。

     今の私は冷静でいることが難しい」

 

    「装置はそれで間違いないから安心して持ち帰ってくれ」

 

ハンソン「?」

 

    「分かった」

 

エイブ 「ありがとう。

     君に感謝を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3ニケ研究所からの帰り道。

ラプチャーと遭遇することなく半分までこれた。

順調だ。

 

このまま何も起こらなければいいのだが。

 

 

「……指揮官」

 

 

ガンマが双眼鏡を覗きながら声をかけてきた。

 

 

「どうした?」

 

「遠くの空に何かいます。

赤くて……あれは……ニケ?」

 

「赤……!?

急いで隠れるぞ!

近くの建物を捜索して地下室がある建物を探せ!」

 

「え、でもまだ」

 

「いいから早く!」

 

「ラ、ラジャー」

 

 

俺たちは急いで建物を探し、

地下室のある建物を見つけて隠れた。

 

本来屋内に身を隠すのは悪手と言われている。

ラプチャーに出口を塞がれたら終わりだからだ。

 

しかし、今はそんなことを言ってはいられない。

 

火竜 ニヒリスター

 

もう存在していたのか。

 

 

現状の戦力では勝つどころか逃走も不可能だ。

予定外だが、今日はここで野営だな。

 

 

「今日はここで野営をする」

 

「……かしこまりました。

先程の飛影が何だったのかご存じなのですか?」

 

 

ガンマは頷いてくれたが納得していないようだ。

まあ当然か。

 

 

「空飛ぶ人型のラプチャーを俺は知っている。

アークが閉じる前に猛威を振るった存在だ。

ゴッデスもそれに破れた。

念には念を、だ」

 

「そうだったのですね。

知りませんでした」

 

 

今のニケは全員アナキオールを知らない。

情報が消されているし、当時を生きていたニケは全員アーク封鎖作戦で戦死している。

だからヘレティックの恐ろしさを知らないのだ。

 

 

「申し訳ないが、出入口を封鎖されないように交代で番をしてくれ。

俺は準備をして寝るが、何かあったら起こしてくれて構わない」

 

「かしこまりました」

 

 

今の時間は18時。

休んだ後明るくなるまで待って、日の出と共に出発だな。

それで大丈夫だという確証はない。

ニヒリスターが別の場所に移動してくれるのを願うしかないのだ。

 

俺はパーフェクトを食べてから体を拭いて眠りについた。

睡眠導入剤のおかげですぐに眠れるのはありがたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ニヒリスターがこの当時居たのかは不明。
シンデレラとマリアンはアンチェインドを撃たれたら人類の味方に戻ったのに、なんでニヒリスターは性格がそのままなんだろう?
まだ色々と隠された過去がありそうですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。