NIKKEの世界で指揮官って割と地雷職   作:さくらいJAN

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7話

 

 

 

「……エセルドレーダよ。

撤退は可能か?」

 

「無理ね。

機動力が高そうだわ」

 

「では倒せそうか?」

 

「……火力が足りないわね。

戦ってる間に他のラプチャーが寄ってきそうだわ」

 

「そうか」

 

 

アルアジフとエセルドレーダの会話を聞いた。

厳しいらしい。

今回の任務で最も重要なのはエイブとシンデレラ、

そしてガラスの靴をアークに届けることだ。

 

つまり、まあ、仕方ない。

 

 

「ガンマとエイブはアークへ走れ!

そう距離は遠くない。

ラプチャーに遭遇する確率は低いはずだ!」

 

「指揮官!?」

 

「その棺の中のニケはゴッデスを継ぐ者だ。

人類の為に失う訳にはいかない。

悪いが頼んだぞ!」

 

 

俺はグレイブディガーを見据える。

俺が残ることに意味があるのか?と聞かれたらNOだが、

俺が居ないことでガンマたちが早くアークにたどり着けるか?

と聞かれればYESのはずだ。

つまりこれが最善。

 

 

「エセルドレーダ、アルアジフ!

俺が指揮をする。

可能な限り時間を稼ぐぞ!」

 

「……イエス、マスター」

 

「おお、エセルドレーダに認められたか。

汝は良い指揮官だな。

ここで死ぬには惜しい」

 

「縁起でもないこと言うな!

生きて帰るぞ!」

 

「「ラジャー!」」

 

 

まだ負けると決まった訳ではない。

アイオーンの2人は強い。

部位破壊して撤退できる可能性だってある。

 

エセルドレーダとアルアジフが武器を構える。

俺は相手の足を壊す為にキャタピラを狙うように指示しようとしたら、

 

 

 

ドオンッ

 

 

 

という音が響いた。

とてつもない轟音だ。

そして、音と同時にグレイブディガー傾いた。

……今しかない!

 

 

「エセルドレーダはキャタピラを撃て!

アルアジフはドリルの上のギアを狙え!

誰かは不明だが、援護射撃だ。

このチャンスを逃すな!」

 

 

2人は俺の指示通りに撃った。

1分ほどでグレイブディガーは体勢を崩し、停止した。

まだ壊せてはいないが、修復も無理だろう。

 

 

「よしっ!

撤退だ!走れ!」

 

 

俺たちはアークへ駆けだした。

ありがとう見知らぬ人。

というかスノーホワイト。

ゴッデスは勝利の女神。

はっきりわかんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、アークに到着したらアイオーン部隊がエイブとシンデレラを

ミシリスの研究所へ連れて行った。

エセルドレーダが「また会いましょう」と言ってくれたのは嬉しかった。

 

ニケに優しい指揮官の実績解除である。

今の時代ではそんなにレアじゃないけどね。

 

そして数日休憩する。

 

クレジットはミシリスから大量にもらえた。

ぶっちゃけもう働かなくてもいいレベルだ。

 

しかしソウゲツさんと約束してしまったのでそうもいかない。

 

副司令官ねえ。

まあドバンが成れたんだから、そんなに難しくないかなと思う。

 

ただ、原作主人公の指揮官とは違って、

俺が指揮するニケは特別な力を発揮する、なんてことは無い。

いくら優秀な指揮官でも事故で亡くなる可能性は有るし、

政治的に消される可能性もある。

ウンファや新星がその例だ。

気を付けよう。

 

 

 

 

 

そんなことを決意した俺だったが、

今週はずっと家で休んでいる。

 

金は有るしね。

シンデレラが回復するまでは休みたい。

無理して地上に出て死んでしまっても馬鹿らしい。

 

俺専属となってしまった為、暇をしているガンマには悪いが、

今は充電中だ。冷却期間だ。

 

今日も今日とて昼まで寝て、

遅すぎる朝食を食べていると、エイブから連絡があった。

 

 

 

BlaBla

 

 

 

エイブ 「今大丈夫か?

     問題が発生した。

     すぐ来て欲しい」

   

    「君の力が必要だ」

 

ハンソン「どうした?」

 

    「エイブ?」

 

 

 

 

 

 

自分から送っておいて返信しないとは。

原作で知ってたけど、結構自分勝手だよねあの人。

 

さて、問題か。

シンデレラの治療に何か必要なのかな?

まあまだ1週間だ。

原作では100年かかった訳だし、トラブルはつきものだろ。

とりあえず行くか。

 

 

俺は1週間ぶりに外出用の服を纏ってミシリスの研究所へ向かった。

 

 

到着。

研究所に入って、指定された研究室にたどり着くまで3回のセキュリティチェックがあった。

扱うものがものだけに厳重だ。

 

 

「すまない、遅くなった……、

え?」

 

 

研究所に入った俺は呆然としてしまった。

なぜならそこにシンデレラが居たからだ。

 

棺の中に、ではない。

外にいる。

立ってる。

なんだったら鏡を見て微笑んでる。

 

 

「あら、あなたがエイブを助けてくれた指揮官様?

初めまして、シンデレラよ。

身を挺してエイブと私を守ってくれたそうね。

とても美しいわ。

これからよろしくね」

 

「あ、ああ。

よろしくシンデレラ。

もう治ったのか?」

 

「シンデレラを作ったのは私だ。

設備さえ整っていればすぐに治せる」

 

「流石は私の観客さんね。

美しいわ」

 

「ふっ」

 

 

仲が良さそうで何より。

でもシンデレラが治ってるのは想定外。

それなら何で俺が呼ばれたんだ?

 

 

「来たか」

 

 

?マークを浮かべていると、後ろから声をかけられた。

ソウゲツCEOだ。

 

 

「あ、えっと」

 

「ハンソン、そいつはシンデレラを僻地へ異動させようとしている。

我々の約束を反故するつもりだ」

 

「は?」

 

「そいつはシンデレラに執着しすぎていて話にならん。

貴様が間に入れ」

 

「え?」

 

 

なんだこれ。

どういう状況?

 

 

 




エイブはチート。
エイブを破壊したアーク研究員はレッシュ―に並ぶ大戦犯だと思う。
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