シャイニートリガー -多重星界起動遍歴-   作:形のない者

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【粗筋】ダノン戦争② 多面大戦 / ユーレリア編① 交易戦記・天下統一

 

 アルファ&芹沢あさひvsランスローの剣戟勝負。小宮果穂の援護狙撃と芹沢あさひの鋭い機動攻撃によって、ランスローの剣を打ち上げる。ガラ空きの胴体にアルファの弧月が切り込もうとした刹那。ランスローは傍らに積まれていた角材を手に取ってブラックトリオンを流した。強化トリガー級に補強された角材は、アルファの弧月を防いで、芹沢あさひの脇腹に切り込みを入れる。アルファは驚愕。物質にトリオンを流し込むトリガー技術なんて聞いたことがない。おそらくサイドエフェクトの仕業だ。ランスローは“超精密トリオン操作”のサイドエフェクトを有すると判断。

 

 小宮果穂による無数のエスクードは、万里の長城と言うべき様相を呈する。スイッチボックスの転移装置を張り巡らせることで迷宮を作成。敵軍の移動を撹乱して分断を狙う。さらにエスクードで作った掘っ立て小屋、すなわちトーチカから狙撃して、敵陣を爆撃。トリガー臨時接続で杜野凛世にも大量のトリオンを分けることで、二連狙撃。一撃で十体のセプテ式トリオン兵を屠り、適当にアイビスを速乱射するだけで百以上のトリオン兵を粉々に吹き飛ばす。しかし狙撃時の閃光で位置が特定されるため、すかさずアタローンツの強弓がトーチカを破壊。しかし一発打つたび転移装置で別のトーチカに移動する小宮果穂と杜野凛世は、すぐさま意想外の位置から狙撃、敵陣を混乱の渦に叩き落とす。

 

 罠系トリガーを使う戦士は、何も小宮果穂だけではない。エリックは物陰に隠れて、多数敷設したトラップを起動。トリオン能力の高そうなダノン国民を次々と捕獲。それを妨害する衛宮隊と、第三勢力として乱入してくる邪竜(パルゼサペン)軍団。

 

 ゼムルプス隊は中央広場を制圧。ダノン国王を捕獲するべく王城に向かう。それを妨害する木崎隊は、同時にマルティナの護衛もこなす。

 

 ボーダーとダノン、オルレアと邪竜軍団、セプテ。三つ巴の戦場。そこに四勢力目の闖入者が現れる。どこからともなく“髑髏の騎士”ザデンが出現。炯眼光らせる甲冑騎士は幽霊黒馬を駆ってブラックトリガー《穢れし魔槍(ゼイブンダード)》を起動。一瞬にしてセプテのブラックトリガー使い二名(ケーカとヒショー)を殺害。近くにいたオルレアのランスローとアタローンツも瞬殺。同じく近くにいた芹沢あさひは死を覚悟し、アルファは杜野隊長に“独自トリガーの使用許可”を申請。返答を待たず事後承諾で起動する。強化トリガー《空断(オルドレスタ)》は、旋空弧月と転移装置を組み合わせたような、いわば瞬間転移斬撃。それによってザデンの首から上を刎ね飛ばし、即死を免れ、芹沢あさひを引きずって撤退。ザデンのトリオン体は自己修復機能を備えているのか、みるみると頭部が生え変わるように蘇生。再び蹂躙を開始、近くにいる者をことごとく鏖殺していく。

 

 ザデンの乱入によって、ゼムルプス隊はルデア山脈方面に撤退開始。同じくアクタ隊も転移(レイシフト)トリガーを用いて、シエナクェラス方面に瞬間撤退。戦う相手が消えたザデンは、どこへなりと消え去っていく。かくして戦争は一瞬のうちに終息した。

 

 刹那、上空から青い槍兵が落雷のように閃光着地。アルファの心臓を一突き。呪いの朱槍によってベイルアウト機能が発動しない。戦闘体が崩壊して換装解除。アルファは生身のまま、青い槍兵の次なる一撃で殺されそうになる。次の瞬間、迅悠一が割って入った。神速の二刀流スコーピオンと朱槍一本の高速剣戟。技量は飛び抜けて青い槍兵の方が上だが、迅悠一はことごとくの刺突を紙一重で捌いていく。

 青い槍兵は迅悠一を強者と認めて、対軍トリガーを起動。それは分裂してどこまでも追いかけていく呪いの朱槍。すかさず迅悠一は全員のベイルアウトを指示。迅悠一にしては珍しい焦燥の怒号が発される。社野隊・木崎隊・衛宮隊は一斉にベイルアウト。しかし対軍トリガーたる呪いの朱槍は、ベイルアウト先の遠征艇1号と2号を追尾して飛来。オペレーターの大崎甜花と林藤ゆりは、迅悠一の指示によって迅速に最大防壁を展開。貯蓄していた全トリオンを消費して、間一髪のところで呪いの朱槍を防ぎきる。

 

 ベイルアウトしなかった隊員は迅悠一、そして生身のためベイルアウトできなかった隊員はアルファのみ。迅悠一は回避行動すら取らない。一方のアルファは、再度ネイバー製トリガーホルダーを起動して戦闘体に換装。強化トリガー《極光蓮華》によって、迅悠一と共に呪いの朱槍の射程圏外まで離脱。それは本来、敵の頭上に転移して光の斬撃を浴びせる技だが、それを単なる転移トリガーとして応用することで生還を果たした。

 

 迅悠一とアルファは、すぐさま走り出す。青い槍兵が遠征艇を襲わないように、再び交戦する必要がある。ただし勝機は薄い。行っても何もできず殺されるだけ。何か作戦はあるのかとアルファが問いただす。すると迅悠一は言った。

 

「奴が狙撃で死ぬ未来が視えた。でも、その未来にどうやって辿り着けばいいのか分からない」

「……──未来視のサイドエフェクトか。まず小宮果穂の狙撃技術では当てることすら不可能だ」

「そうだね。しかもやっこさん、遠隔攻撃を逸らすトリガーまで持っている」

「おそらく《矢避け》のトリガーだろう。常にトリオンを周囲に放出することで遠隔攻撃から身を守っている。──だが、それでも遠隔攻撃を通せる狙撃手がいることを、俺は知っている。もしあんたが、今回の件をプロデューサーに報告していたとしたら……おそらく、プロデューサーはそいつをこの戦場に派遣しているはずだ。そいつに賭けるしかない」

「いいね。やっぱり天井支部(そっち)の布石だったか。信じていいかな?」

「オレに聞くな。そいつに聞け」

 

 迅悠一とアルファは広場に戻り、青い槍兵と視線を合わせる。

 

「複製トリオン兵《サーヴァント》……厄介なトリガーだな。殺しても殺しても次の“お前”が現れる。だから、その“次”を出しても無駄だってことを教えるために……オレは一度もアンタの攻撃を喰らわないし、オレの一撃でアンタは死ぬ」

「言うじゃねぇか。やってみせろよ」

「その前に戦士の名乗りってやつ、いってみます? 俺は実力派エリートの迅悠一!」

「赤枝の騎士、クーホリン」

 

 迅悠一とクーホリンの死闘が幕を上げる。アルファは何もせず観戦。余計な干渉をして未来がぶれてしまえば、迅悠一の行動を邪魔してしまう可能性を考慮しての待機。その時、アルファの内部通話に秘匿信号が入る。それは内部通話専用補助トリガー《秘衣(オフレコ)》によるもの。クーホリンはルーントリガーで周囲のトリオン索敵を行っているため、通常の内部通話では傍受される恐れがある。そのための暗号無線。

 

《────どちらさまで?》

《言わなくても分かってんでしょ。数年ぶりにプロデューサーから連絡もらったと思ったら、こんな命懸けの任務を任せられるなんて……あんたもふゆも運が悪いわね。あいつ、ふゆたちのことコマとしか思ってないのよ》

《昔の仲だ。助力してくれ。それにコマとは思っていても、使い捨てのコマとは思ってないぞ》

《ンなもん言われなくてもわかってるっつーの。ハァ……今回だけよ。それでもきっちり報酬金は貰うからね。じゃなきゃ割に合わないわ。あんな化け物を撃ち抜けなんて……》

 

 彼女の名前はマユズミ・フユコ。日本人としての名前は黛冬優子。幼い頃、高いトリオン能力を持つことからトリオン兵に攫われて以降、近界(ネイバーフッド)で暮らしている。トリオン能力が高いため丁重に取り扱われていたが、元の世界に帰るため脱走を企てて、逃げおおせた土地で別の勢力に囚われそうだったところを、プロデューサーに助けられた。それからプロデューサー率いる傭兵団に所属して、一流の狙撃手として名を馳せた。アルファと同期であり、シャカマ傭兵団の最古参のひとりである。

 

 フユコは狙撃銃トリガー《蒼鷺(データゼロ/ワン)》を構えており、常にクーホリンの伝達脳に照準を合わせている。しかしクーホリンといえば、ネイバーフッドで三本の指に入る最速槍兵のトリオン兵だ。矢避けトリガーのことを考えるに、まずそのまま狙撃したのでは命中しない。その上、矢避けトリガーがなくとも、おそらく自前の技量で狙撃を捌く可能性すら存在する。そのため、まずは命中精度を極限まで引き上げるべく、小型撮影機トリガー《副天使(マルチアングル)》を起動。複数の飛行カメラが戦場を多角的に映し出す。もちろん迷彩トリガー《迷光(ストレイライト)》によって、なんとかルーンの索敵から逃れている。それも長い時間は続かない。フユコは続けて、戦闘体強制接続トリガー《道連れ(オンステージ)》を起動して、狙撃銃に装填。それは直径3メートルに存在する戦闘体を強制解除させるオプショントリガー。

 

《言っとくけど命中は不可能よ。でも3メートル以内に掠らせることはできる》

《────なるほど。だが相手はトリオン兵だ。戦闘体ではない。トリガーの効果がバグを起こして発動しないぞ》

《だからわざとバグを引き起こすんでしょ。高価なトリガーがブッ壊れるけど、その代わり一発限りの弾丸となるわ》

《なに? まさか壊れた幻想(ブロークントリガー)の技術を使えるようになったのか?》

《あれから何年経ったと思ってんの? こっちも色々と成長してんのよ。コガネの料理の腕前も上がってきたし、ヒオリも美味しいもの作れるようになってるわよ。ちなみにチユキさんとユイカは、いい意味で変わらないわ》

《マジか。それは食ってみたいな。またお前らと火を囲みたいぜ》

 

 フユコは攪拌変化射撃トリガー《放電灯(ネオンライト)》を起動。それは迷彩機能を施した変化弾のようなトリガー。クーホリンはまず間違いなく、狙撃時の閃光に気づいて回避行動を取るため、その回避先を予測して弾道を変化させておかなければ躱される。さらにルーンで弾道を解析されないように、同時起動トリガー《人魚姫(ダブルキャスト)》を起動。それは二個のトリガーを同時起動するものだが、既にフユコは五つのトリガーを起動している。その時点で既にフユコの戦闘体は崩壊間近。その上、トリガーに電流のようなトリガーの切断的流れがバチバチと鳴る。まさに一発撃てばトリガーホルダーが全壊する状態だ。トリガーひとつにつき法外な値段が掛かる。それをフユコは息をするように使い捨てる。トリガーの使用を躊躇って死ぬのは二流のすること。いま目の前の死から生き延びるためなら、ここで全財産を使い切る勢いで、全力で生き延びてみせる。

 

《────さらに、もうひとつ。解析妨害トリガー《秘匿外套(シンギュラリティ)》を起動。クーホリンのルーンは迷彩トリガーを重ねがけしないとマジでヤバイって噂に聞くからね。そして、どうせ壊れるんだから────》

 

 戦闘体強化トリガー《過重焔駆(オーヴァドライブ)》を起動。自らが持つ全てのトリオンを、この一発に注ぎ込む。最後に副作用再現トリガー《死影感(デッドチャンネル)》を起動。それは副作用を持つ対象のトリオン器官をトリガーに仕立てることで、対象のサイドエフェクトを一時的に借り受けるトリガー。いわば死体いじりの禁断技術。それによって黛冬優子は、霊視のサイドエフェクトを一時的に再現・獲得。トリオンを可視化。矢避けトリガーはトリオンを放出して飛来物を逸らす。ならば放出したトリオンには“流れ”が発生しているはずだ。その流れを可視化することができれば────

 

《ふゆなら、当てられる》

 

 未来は確定した。迅悠一は瞠目しながら、次の瞬間に備える。刹那、ルデア山脈の北部に広がる山林の木陰から閃光。肉眼では捉えきれない10km先の光だが、それを当然のようにクーホリンは察知。神速の一歩で回避行動を取る。アルファは何もしない。迅悠一も何もしない。音速を超えて空間をうねり狂う迷光の弾丸は、跳び上がったクーホリンめがけて軌道を変化させて、矢避けトリガーによるトリオンの流れを縫って掻い潜るように、クーホリンの眼前まで接近。相対距離3メートルを切る。神速の槍術が弾丸を切り裂くと同時、クーホリンの戦闘体が崩壊。ルーントリガーの治癒能力によって一瞬で治癒するが、それは翻せば()()()()()()()()()()()()ということ。クーホリンは死を覚悟する。背後に迅悠一。クーホリンがどこに跳ぶのか知っていたのか、先回りしてスコーピオンを伸ばしていた。

 

 刹那、クーホリンの首から上が切り飛ばされる。状況終了。ダノン戦争は、今度こそ終息した。ただし三分以内に遠征艇を発進させなければ、世にも恐ろしいデッドエンドが待っている。だというのに迅悠一は、クーホリンに話しかけた。

 

「いやー。サーヴァントトリガーって厄介だよねー。トリオンさえあれば最強の戦士を大量召喚可能とかさー。もう世界征服できちゃうじゃん?」

「へっ! そんな万能なしろもんじゃねぇよ。一応うちの()にも《抑止力》っつーワールドトリガーがあってな。あんま好き勝手暴れてると、こっちが痛い目を見るんだ」

「なるほど。じゃあそろそろ引き上げてくれない?」

「俺の心臓を貫いといてよく言うぜ。────あばよ、次は負けねぇ」

「こっちは二度と戦いたくないね!」

 

 首だけのクーホリン1号は、威嚇のような笑顔を浮かべながら、目から光が消えて、ようやく機能停止する。

 

「よし! 上から数えて一番目くらいには、いい未来に落ち着いたんじゃないかなー。これは奇跡だ。なんでオレ死んでないんだろ?」

 

 すぐさま迅悠一とアルファは遠征艇に飛び込んで、稲光する黒い穴の中に退避。

 黛冬優子も、予備のトリガーホルダーを起動して換装。熱源妨害トリガー《熱源外套(グリーンバック)》を纏い、完全に気配を断った。

 

 三分後。上空からクーホリン2号が、落雷のように閃光着地。しかし、既に戦場はもぬけの殻。乱星国家ムーンセルは、もはや得るものはないとして、クーホリン2号に撤退命令を送る。

 

「なんだよ。やるじゃねぇか。あいつら」

 

 クーホリン2号は、1号機の自分の死体を一瞥してから、青い粒子となって自国(ムーンセル)に帰還した。

 

 

 

          ‡

 

 

 

 かくして勢力図が塗り変わる。

 

 アルファの剣のかけらで、ダノン王国はケンネル王国に友好的な感情を向ける。

 杜野凛世の剣のかけらで、ダノン王国はリュッケン王国に謝罪し、友好的な感情を向ける。過去の大戦時、ダノンはリュッケンに援軍を送らなかった過失があったのだ。

 大崎甜花の剣のかけらで、ダノン王国はフォルトベルクに友好的な感情を向ける。

 

 無論、プロパガンダトリガーを使えるのは、杜野隊だけではない。敵対勢力や第三勢力も使ってくる。

 

 ジーアは剣のかけらで、ダノン王国がオルブリューク王国に独立要求をするように煽る。

 ドラゴンオーダーも剣のかけらで、ダノン王国がユレヒト王国に信頼の感情を向けるよう煽る。

 

 パルマキスは剣のかけらで、ダノン王国がオルブリューク王国に警戒心を向けるよう煽る。結果的にジーアの効力を無効化する形となった。

 

          †

 

 一方その頃。とある科学者の調査レポートが発表される。

《バルゼ湖の温熱とピグロウ山の火山活動はリンクしているのではないか。そして湖と山の底に眠る邪竜伝説も同一の存在ではないのか》

《探索の結果、真相が判明した。湖の底に着々と増えているのが邪竜の複製体。山の底にあるのが封印されし邪竜。地下空洞を通して製造した複製竜を送り込み、ダノンの地を奪い取ろうと画策している模様。複製竜には、うまく作ることができた上級と、失敗作の下級が存在し、前者がウォードラゴン、後者がバルゼサーペントだ》

 

 しかしそれは杜野隊にとって関係のない話。社野隊はユーレリア統一のため最短最速の道を進む。

 

          †

 

 アルデン王国編。

 王位継承権を持つ兄弟がいる。社野隊は暗躍し、兄を失脚させて弟を玉座に就かせる。そのお礼としてナサーニアン・ユインクと同盟締結。ケンネル王国が窮地に陥った際、援軍を出すことを騎士の誓いで確約させる。

 

          †

 

 エーファー王国編。

 ユレヒト王の策謀で、ジョゼが暗殺される。さらにプロパガンダトリガーを使われたせいで、人間とエルフが殺し合いをはじめてしまった。地獄の戦場。社野隊は、今回の事件を引き起こした魔神グルネルを追い詰めて殺す。かくしてエーファーは滅亡した。すかさずユレヒト王国の軍隊がやってきて、廃都廃国となったエーファー王国を支配下に置く。

 

          †

 

 ケンネル王国編。

 レンドリフトが動いた。海をわたって、もはや力を持たないエーファー王国と、元々軍事に弱いドレドロン王国に攻撃を仕掛ける。そのまま上陸してケンネル王国の南部に迫る。ケンネル王国の西部にある巨大門からもレンドリフト軍が攻撃してくる。

 社野隊は撃退しつつ、巨大門の開閉スイッチを捜索。幸運にも発見したが故障している。修理まで時間がかかる。その間、防衛戦で数日は持たせないといけない。アルデン王国の援軍が到着。なんとか守りきって開閉スイッチが起動。巨大門が閉じる。レンドリフト軍撤退。ケンネル王国は首の皮が一枚つながった。

 

          †

 

 ユレヒト王国編。

 社野隊はユレヒト王の暗殺任務を負う。魔神化して身を守るユレヒト王。死闘の末、ユレヒト王は自国民を生け贄に捧げることで魔神王を招来。社野隊はブラックトリガーを駆使して対抗。ダノン戦争の戦利品として獲得した《神器・九頭竜(レルネーシン)》によって、不死の魔神王ユレヒトを抹殺する。

 かくしてユレヒト王のあくなき野望により、ユレヒト王国は滅亡した。あとはケンネルの時代が待っている。ケンネルは野望など燃やさず、残る全ての国と同盟条約を結ぶ形で、天下泰平を確立。北東のカルゾラル高原、東の敵勢力、西のレンドリフト王国、南の海軍勢力。それらと戦うため、ユーレリア統合軍を設立。その中にボーダー遠征支部を置くことをケンネル王と約束し、社野隊は任務達成。地球に帰還した。

 

          †

 

 かくして社野隊は、ネイバーフッドへの足がかりと橋頭堡を築き上げた業績を、ボーダー上層部に高く評価された。また、近々A級昇格試験が控えているため、これに参加する権利を与えられる。社野隊の成長は、まだまだ続く。

 

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