ハイスクールD×D 神に祝福されし悪魔 作:アヴァロンの騎士
ちょっと文字数を増やしました。これから少しずつ増やしていきますが、よろしくお願いいたします!!
では、どうぞ(*´∀`)つ
Side;イッセー
「ふぅ………、ふぅ………、ふぅ………」
一定のリズムで息を吐きながら一歩、また一歩と坂道を登る。まぁ、速度はウォーキングと大して変わらないんだけどな?
「はぁ……、はぁ………、はぁ………」
俺のとなりでも一定のリズムで息を吐く木場祐斗。その額にはそれなりに大きな汗玉がある。だが、こんなんでへばれねぇぞ?何故ならば、
「お先に失礼します」
とても小柄な小猫ちゃんが俺と大して変わらない大きさの荷物を抱えてわざと祐斗のペースから速度を上げたからだ。端からみれば小猫ちゃんと体重が同じ等身大人形2体分を担いでいるに等しい。実に驚きな光景だ。―――――彼女を含め、俺たちが悪魔であることを知らない人間から見れば………。
「ほら、いくら小猫ちゃんが『戦車』だからって、男としての意地とかあるだろ?もう少しで坂道も終わりだ」
「う、うん。分かっているよ。もう少し………」
そして、俺と祐斗のペースは少し速くなり、小猫ちゃんに追い付く。
「みんな、もうすぐよ。頑張りなさい」
何の荷物も持たない部長と女王………リアス先輩と朱乃先輩が坂の頂上で待っていた。
そう、俺たちは十日後のレイティングゲームの修行合宿に来ていた。そして俺たちの前に聳える一般人なら豪邸としか形容できない(本人曰く別荘)建物が宿屋だ。
今回はなんとスサノオさんがまた稽古をつけてくれると言うのだ。
その事には、聞いたときはみんなとても驚いていた。――――写真でも撮ってれば良かったかな―――
「じゃあまず、修行の前に…………みんなシャワーを浴びてきなさい。少し休憩したら、修行を始めるわ。それと、スサノオ様は明日からの予定よ。じゃあ、行きましょうか♪」
なんとも気前の良い王である。
「イッセーくん、一緒に入りません?」
と、朱乃先輩が誘ってきた。変な意味では…………あるかもしれない……。朱乃先輩の表情がとても艶を帯びている。嘘は付かない、正直にエロい!!!!
アマテラスのほうがもしかして精神的に幼いのかもしれない。いや、アマテラスに怒られるな。この話は止めよう。
「こら、朱乃!イッセーをからかうのは止めなさい!!」
部長から助け船が………、ありがとうございます!!
「ありがたいのですが……、遠慮しときますね?すごく残念ですけど………」
「あらあら………、残念ですわ♪」
ぜんぜん残念に思えないな………。
俺は後の空気に耐えられそうにないのでそそくさとシャワーを浴びに行く。
―――シャワー室にて―――
「それにしても、イッセー君の身体はホントにすごいよね?」
「いきなりなんだよ……ホモか?」
「い、いや!!違うんだよ!!僕は筋肉がつきにくい体質だから………」
「そうか、勘違いして悪かった」
「いや、大丈夫だよ……はは」
―――男二人のむさ苦しい空間は遂に解放される―――バカなことはやめよ?by作者w
Side;イッセー out
《Lesson1 剣技》
「では…………、始め!!!!」
リアス部長の気合いの籠った鬨の声とともにイッセーと祐斗は飛び出したッ!!それぞれが振るう木刀が交差する。祐斗は持ち前のスピードを生かし、四方八方から斬りかかる。しかも、フェイントを入れながらだ。
だか、イッセーはそのすべてを躱し、弾き、いなす。フェイントはまるで意味をなさない。だがそれだけにはとどまらないのがイッセーだ。相手の隙をことごとく的確に攻める。
だから、少したって互いに一定の距離をとっている今、祐斗はかなり消耗していた。
「はぁ……、はぁ…………。ははっ。すごいやイッセー君。全然消耗してない」
祐斗は自嘲気味に笑った。だか、その目にはまだ光がある。今もどのようにして隙を作ろうかと探っているのだろう。
「いや、お前速いわ。お陰様で背中捕れねぇんだよ。けどな………ふッ!!」
何かを言いかけ、そのまま祐斗に突っ込む。咄嗟に祐斗は躱そうとしたが、
ドゴン!!!!
「うぐッ!!」
「――――防御がなってないんだよ」
突進はフェイントであり、まんまと祐斗はそれに引っ掛かってしまった。そのまま躱そうと身を捻った方向を見事に予測され剣で受けるしかなかったが、その剣は重く、祐斗は吹き飛ばされてしまった。
「勝負ありね」
どこか驚きを隠せない様子の部長であった。
《 lesson2 格闘》
「えい」
ドガァァン!!!!
「この」
バキバキバキバキ!!!!!!
「当たってくださいッ!!」
ドゴォォォォォオオオン!!!!!!
辺りは耕地のようになっていた。所々の地面は抉れ、木々は薙ぎ倒されている。なぜか、
簡単だ。イッセーがすべてを避けているから。
「ほら、小猫ちゃん?正中線を狙うのはあってるけど正直過ぎるよ?ほら、頑張って!!!!」
「子供扱い、しないでください!!!!」
チュドォォォォォォォオオオオオン!!!!!!!!
クレーターが出来かけた。
「おっと、危ない!?―――ったく……。もっとフェイントを生かして確実に決めないとッ!!!!」
イッセーの拳が小猫ちゃんの調度目の前で止まる。拳圧で後ろの木が折れた。
「……………参りました」
祐斗に続いて小猫ちゃんもやられ、リアス部長も朱乃さんも心底驚いている。
だか、ある意味この結果は当然だと言うことはまだ理解できていない。
《Lesson3 魔力》
イッセーとアーシアで朱乃先輩から魔力について学ぶ。………まぁ、一人は要らないのだが……。
「良いですか?魔力とは身体は全身を流れています。その流れを感じて一ヶ所に集めるのです。では実際に魔力の玉を作ってみてください」
アーシアはもう少しで掴めそうだ。現に、掌に魔力が確かに集まりかけている。
それに対してイッセーは―――――
「ふんっふふんっ♪」
鼻歌混じりで魔力の玉を炎に変え、それに雷を纏わせ、それを風で竜巻状にした後全部まるごと凍らせ、そして内側から光のトゲトゲボールで砕いた。
これには流石の全員が驚いた。下級悪魔が出来るようなものでは無いからだ。まぁ朱乃先輩も出来ないことは無いだろうが………。
「イッセー君はすごいですわ…………」
朱乃先輩の本気の驚き顔はかなり貴重だろう……。
「さて、イッセー?今日の修行で感じたことは?」
「俺って万能だなって思いました」
実際に間違ってはいないのだ。剣術、闘術、魔力………すべてをこのグレモリー眷属を上回るからだ。
「と、同時にあのライザーには俺は雑魚と思われているから、かなりの懐刀としてもいけるんじゃあ無いかな?」
「そうね。確かに貴方が一番強いわ。だから、今回の修行はイッセーに任せようかしら。特に小猫をお願いするわ。祐斗にはスサノオさんにみてもらうことにするわ。では、ご飯にしましょう。イッセーとアーシアで、ほとんど魔力だけで料理を作りなさい」
「は、はい。分かりました」
「へぇ…、面白そうだな」
そしてイッセーとアーシアはキッチンへ向かった。
―――キッチンにて―――
「へぇ、確かに包丁の類いは用意して無いのな」
「あうぅ。だ、大丈夫でしょうか?」
「まぁ大丈夫だろう。これはたぶん魔力のコントロールだ」
と、言いつつ玉ねぎを一個手に取り………、皮を弾き飛ばし風で飛ばした皮を三角コーナーにぶちこむ。
「あうぅ……。お湯さん。沸いてください!!」
ボコボコ……。鍋の底から気泡が出始め、すぐに沸騰状態になる。どうやらこの二人は魔力の扱いが本当に上手いようだ。いや、一人は日本神話最高神のお墨付きだった。
ところで、読者諸君はこう思ってはいないだろうか?
何故天照が居ないのに須佐之男が来るのか?と……。
天照は今、冥界にいるのだ実は!!!!何故冥界に居るのかは…………後々語られる。大丈夫!!『戦闘校舎のフェニックス編』の最終話で語られるから!!
で、天照は弟の須佐之男に『イッセーのお仲間を扱いてあげて欲しい』と頼まれている。が、彼はまだ完全に天照のように納得していないので、矛先は…………祐斗、がんばれーq(^-^q)
と言うことである!!
おっと。どうやら解説している間に料理が出来たようだ。では、本編に戻るとしよう。
「はーい。取り敢えず出来ましたよ!!」
「出来ましたです!!」
と出された料理はなんとホテルもかくや!?!?と言う出来であった。何とも旨そうである。じゅるり←by作者w←オメーに食わせねぇからな!!←んな殺生な!?!?
「「「「「「いただきます!!!!」」」」」」
そして、一斉に食べ始めた。
その頃――――――
「ピィィ!!!!」
ヒゥォォォオオ!!!!
「ピィィ!!!!」
ザシュッ!!
「ふん!!!!」
ドゴン!!!!
「ふん………、まぁこんなところか?」
一人の男が闇の中から出てきた。その傍らには赤い幼龍達が飛んでいる。その幼龍達は光に包まれると、人間の姿になり、そのうちの一人が呟いた。
「クロウおじさん。これらが今日のご飯?」
黒い男は静かに答える。
「そうだ。俺はもう少し狩に行くからお前らは先に食べていろ」
小さな蒼髪の幼女と緋髪の幼女は頷き再び龍の姿に戻り、そのまま獲物とともに光の中に消えて行った。虹色の髪の幼女はふと何もないように見える一点を凝視していた。が直ぐ彼女ら同様に光の中に消えて行った。
男はさっき虹色の髪の幼女が凝視していた一点にこう言い放つ。
「まさかスサノオが出てくるとはな……」
「クロウ・クルワッハ……ッ!!何故ここにいるッ!!」
「簡単だ。俺は兵藤一誠と契約した。ただそれだけだ」
「イッセーが!?!?くくく、そうか、アイツは邪龍最強をも惹き付けたか……流石だ」
そして闇の中で二人の男はそれぞれの姿を消した。
Side;イッセー
夜………。何となく眠れずに夜風に当たりに行こうかと階段を降りている時、部長に話しかけられた。そして噴水の近くのテラスへ一緒に付いて行った。
部長は珍しく眼鏡をかけてどうやら参考書らしき物を読んでいる。
「何を読んでいるんですか?」
部長は眼鏡を外し、静かに答えた。
「レイティングゲームの作戦を立てるために参考書を読んで勉強しているの。……と言っても気休めにしかならないのだけど」
何ともいつもの覇気が無い。やはりかなりの不安なのだろう。
「どうして、そこまで頑なに婚約を破談したがるんですか?」
意地悪だとは思う。だか、しっかりと主の決意を聞きたい。そして、全力で力を振るいたい。俺は、この主のもとでなら必ず強くなれると信じて疑わなかった。悪魔になった最初の日から。俺は強くならなきゃいけない。アマテラスを守るためにも……。
「………私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主。でも、そうである前に、私はリアス。私はリアスと言う名の一人の女なの。純血を重んじる理由も必要性も理解しているわ。でも、それでも、私を一人の女として―――――リアスとして愛してくれる人と添い遂げたいの」
それは………とても切なさを帯びていた。産まれてこの方、部長―――いや、リアス先輩にはいつも『グレモリー』の名が付きまとっていた。だが、それでも純粋に恋をしたいと思っている。俺の目の前には、恋を夢見る一人の純粋な乙女がいた。
――――改めて、付いていきたいと思った。
アマテラスの時と同じだ…………、この感じ。自分より年上で、自分よりも強いのに、どこか弱さや儚さを思い浮かべたあの感じ。
――――護りたい。
「………分かりました」
「イッセー…………?」
「部長の………いえ、リアス先輩の決意を俺はしっかりと聞きました。……全力で先輩を勝たせて見せます!!!!」
「///………ありがとう。イッセー………」
さて、明日からの修行、頑張りますか!!!!
いかがでしたか?
リアスをすっごい乙女にしたくて頑張ったんですけどw
次回はたぶん時間が進み遂に決戦となります!!次回もよろしくお願いいたします!!
誤字脱字、感想等よろしくお願いいたします!!
では次回でお会いいたしましょう!!