ハイスクールD×D 神に祝福されし悪魔 作:アヴァロンの騎士
さていよいよ最終回です………
『旧校舎のディアボロス編』のですよ(*´・ω・`)b
では、『Life5 赤き龍の帝王』どうぞ
Side;イッセー
「下賎な下級悪魔が教会で懺悔なんて笑えるわね♪」
――――最も憎き声が月明かりに照らされた教会に響き渡る……ッ!!俺は激情を抑えきれないまま、ドスの効いた声で答える、
「勝手に笑っていろ………、教会は懺悔して祈る場所だろ」
「それにしても、アーシアちゃんも可哀想よね?だってこんな気持ち悪いダサい男に泣かれてさ?あ、そうそう。神器を抜かれば死んじゃうのよ?だからアーシアちゃん死んじゃったの♪でも仕方ないじゃない。人間が、私達堕天使より下賎な者たちがこんな素晴らしい力を持ってるのがいけないのよ♪」
俺は更に激しく怒り、今にも全身が焼けそうなほど熱くなる……ッ!!端から見れば火だるまのようだろう。
何せ血圧が上がりすぎてついに血管にダメージがおよび、血が吹き出てきた。
「ふざけんなよ?たかが神器持ちなだけで何故お前らみたいなのがそいつの運命を決めつける……ッ!!静かに暮らすことだって出来たはずだ!!」
「それは無理よ。さっきも言ったけど、人間には神器の力は分に余る。それに異様な力を持つ者は他人から恐れられる」
「黙れ!!お前らは結局、自分達にない人間が持つ力を欲し、それを得るためのガキみてぇな言い訳並べてるだけじゃねぇか…ッ!!!!!!」
くそ、許せねぇ……あの性根の腐り切った女も、そして女一人満足に護れない雑魚な俺も……ッ!!!!
「――――でもよ……てめぇはやっぱり絶対許さない…ッ!!!!俺の怒り、何よりアーシアの苦しみを……ッ!!!!!!お前に与えてやる…ッ!!」
―――――その時、ついに爆発する……ッ!!!!!!
イッセーの中に秘められた神器と神の力が共鳴する………ッ!!!!!!
「オオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!!!!!」
『Promotion!!!!!!!!』
教会全体が振動を始める……ッ!!!!!!イッセーを中心に眩い光が放たれ白が世界を染め上げ―――――
―――――再び色を取り戻した世界の真ん中には異様なオーラを放つイッセーがいた。
まず、左手には鮮やかなエメラルドグリーンに輝く宝玉とそれを取り巻く龍の鱗のような肘まで届く籠手――――――赤い籠手が装着されている。
そして、イッセーは荒々しくも安定感のあるオーラを纏っていた…………尋常じゃないほどの、名状しがたい攻撃的なオーラを―――――
イッセーはただ一言こう言い放ち、堕天使へと静かに歩み寄っていく、
「…………………絶対に許さない……………」
Side;イッセー out
Side;アマテラス
(遂に使ってしまったわね……………。)
今のイッセーは内に眠る須佐の力の一部を解放している。荒ぶる神と称される須佐の力の一部…………それだけでも軽く上級悪魔を越える。それがイッセーが使うことによって最上級悪魔にも匹敵するほどだ。もうあの堕天使の命は無いだろう。更に遂に赤龍帝の籠手を発動してしまった。
それを見ていた私の他に祐斗君、小猫さん、朱乃さんとリアスだったが、彼女らは絶句していた。
「あれが…………イッセー君……なのかい?」
「これは……………」
「あらあら…………すごいですわね…………」
「……………イッセー」
(みんなそれぞれの反応をしていたけど、私はすごくうれしいわね♪でも少し寂しいわ)
彼の神器がやっと覚醒したことへの喜びと、始めてにしては異様なほど安定している須佐の力の一部への悲しさ…………私の力は今は必要ないとでも言うかのような………たぶん私の思い過ごしだと思うけど……。
今、須佐の力がオーラの鎧となっている状態…………つまり並みの力では破れない。それこそ、堕天使なら幹部クラスが全力の光の槍で穴が開くかどうかの状態となっているのだ。下級堕天使ごときが破れる代物じゃないのは明白だ。
イッセーは静かに歩み寄っていく……、レイナーレは恐怖を肌でいやと言うほど感じているに違いない。
そして遂に――――
「ふ、ふざけんじゃないわよ!!!!!!」
光の槍を投げる……ッ!!ただがむしゃらに投げ続けた…ッ!!!!その数は30本を祐に越えている。しかも時間差があるため、避けにくいだろう――――普通の下級悪魔であれば。
だが…………遅い。あまりに遅すぎる。今のイッセーには進んでいないも同然の遅さ…ッ!!!!
イッセーは無言で自分に直撃する槍をすべて弾く……つもりだったのだろう………。
―――だか、腕を横に一線しただけで光の槍がすべてあらぬ方向へ吹き飛びあるいは砕け散ったりした。
レイナーレはとっさに後ろへ跳ぶ…ッ!!
その足に鋭利な刃物で斬りつけたような傷ができた。
「な、何なのよ!!!!只の下級悪魔ごときがこの至高の堕天使である私に―――」
「―――死ね」
最後まで言わせず一瞬で近づき、その顔を殴り飛ばした…ッ!!!!
レイナーレは窓ガラスを割りながら外へと吹き飛んだ。
(まさか、腕一本で完膚なきまでに叩きのめすとは……ね)
風圧と真空波。グレモリー眷属にイッセーが一瞬だけ空間から天叢雲剣を出現させて振り切ったそして再び空間に閉まったのを見えた者は何人いるだろう。
神速の域で振り切って生じた真空波は鋼でも容易く真っ二つに出来るくらいの威力…………。良く、レイナーレは避けたわね。間違いなく斬られたことに気が付かなかったはずだ。
小猫さんがレイナーレを拾いに行ったわね……。
―――ご褒美をあげなきゃ♪
Side;アマテラス out
Side;イッセー
――――あれ?
何かおかしい………。さっきまでの記憶がない……。
確かレイナーレにブチキレてその後は………やっぱり思い出せない………。でも何故レイナーレが居ないんだ?
あ、アマテラスが近寄ってきた。
「お疲れ様、イッセー。凄かったわよ?一方的だったんだから♪」
「お、おう」
何か俺がさっきまでのことを覚えてないのが分かってますよみたいに話してくれた。ウーン、覚えてない!!
とそこえ小猫ちゃんがレイナーレを持ってきた……。いや、引きずって来た。
「………持ってきました」
リアスがレイナーレの前に歩み出る。
「ありがとう、小猫。――――さて堕天使さん、ごきげんよう。 私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主よ」
「ッ!!………グレモリー家の次期当主が私に何の用?」
「あなたがどうして負けたか分かるかしら?」
「…………………」
「私のポーンであるイッセーの神器は『龍の手』ではないわ。十三種の神滅具|ロンギヌス『赤龍帝の籠手』よ」
「何故こんな所にそんな忌々しいものが、こんなやつがロンギヌスなんか持ってるの!?」
「それがあなたの敗因よ。ところで、堕天使が私の管轄のこの駒王町で何かを企んでいると言う報告が入ったの。まず、私達悪魔家業の営業妨害、次に私の可愛い眷属への侮辱と攻撃よ。私が何を言ってるか分かるかしら?」
「…………意味がわからないわ」
「そう――――さっきの二点はあなたの罪よ。よって今からあなたを裁くわ」
「………それなら―――」
「あなたのお仲間は私が消し飛ばしたわ」
リアスは右手から何かをレイナーレの前に落とす。――――それは堕天使の羽根3枚だった。
「誰のものか分かるでしょ?」
「よ、よくも………ッ!!!!!!」
「あなたにとやかく言われたくはないわ。それよりも………私の可愛い眷属への侮辱と攻撃、万死に値するわ!!!!消し飛びなさい!!!!!!」
「きゃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!」
赤い閃光が教会を染め、辺りに黒い羽根が飛び散った。あ、緑色の光が………ってあれってアーシアの神器じゃなかったっけ!?
「さて、これを彼女に返してあげましょう」
何でこんなことが起きたか後でアマテラスなり部長なりに聞いてみよう―――
神器である指輪をアーシアの両手に着ける。
良く似合うがアーシアは静かに目を閉じている。
ゴメン……。アーシア、君を守れなくて………。
「この悪魔をも癒す力が惜しいわね………」
部長がポケットから僧侶の駒を取り出した。まさか……悪魔に転生させるのか!?可能なのか!?
「初めての試みだけど……、やってみる価値は有るわね」
そして、アーシアの手を胸で交差させ、その上に駒を置き、魔方陣を出現させる……ッ!!
「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、アーシア・アルジェントよ、今再びこの世にその命を帰還せしめ、我が眷属となれ。汝、我が僧侶として新たな生に歓喜せよ!!」
そして駒が輝きだし始めた。その輝きは次第に強まり―――――
駒がアーシアの中に入っていった。すると、アーシアはゆっくりと瞼を開けた……ッ!!!!
「アーシア!!!!」
あまりの嬉しさにアーシアを抱き締める…ッ!!
一瞬だけアマテラスに睨まれた気がするが、今だけは許してほしい。―――帰ったらちゃんと謝ろう。
「あれ?私は……。イッセーさん?」
アーシアがちゃんと生き返った…………ッ!!良かった!!!!
しかし、俺は一度アーシアを守れなかった…………。
次は無い。絶対にアーシアを守ってみせる!!
―――アーシアだけでなく、みんなも。絶対にッ!!!!
さあ、何はともあれ無事アーシアは生き返ったんだ!!
なら、やることはもう一つだけ、
「さあ、帰ろう………」
俺たちの家に―――――――
さて、いかがでしょうか……。
私がこれを書き始めてから早半年が過ぎようとしています。早いですね。
プロローグからお気に入りしてくださった方々をはじめ、ここまで応援してくださった皆様に感謝を申し上げます。m(_ _)m
では、次回は番外編ですよ?いろんな方々から意見がありますが、大体決まりました!!お楽しみに!!
そしていよいよ、焼き鳥出てきます!!
それでは、次回てお会いしましょう!!