警視庁・捜査一課関警部の殺人特急   作:新庄雄太郎

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そして、南と高山は捜査本部へ向かった。


第2章 捜査会議

翌日、南と高山は所轄の上野署へ向かった。

 

上野警察署特別捜査本部

 

「警部、死因は恐らく毒殺と思われます。」

 

と、部下の鈴原刑事は言った。

 

「おう、毒殺か。」

 

「やはり、被害者はカプセルの中に混入していたと考えられます。」

 

「それで、被害者の身元は。」

 

「亡くなったのは、東京都在住の清原邦子さん24歳と判明しました。」

 

「ほう、そうか。」

 

「はい、彼女は東京駅から新幹線に乗って名古屋で特急に乗り換えて長野へ向かったと考えられます。」

 

「ほう、東京から新幹線か。」

 

と、そこへ高山は言った。

 

「東京から長野へ行くには新幹線で利用するといえば名古屋駅から中央本線経由で長野へ向かう特急「しなの」とみて間違いない、新幹線と特急を使うとしたら名古屋から乗ったと考えられます。」

 

「ほう、なるほど東京から新幹線に乗って名古屋から特急「しなの」に乗り換えて長野へ向かったって事か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「しかし、何でそんなことまで知ってるかね。」

 

「僕は、こう見ても鉄道オタクですから。」

 

と、高山は関警部に言った。

 

「ほう、なるほどね。」

 

「被害者は、信州へ旅行の帰りに殺害されたと考えられます。」

 

「ほう、東京へ帰京中に毒殺したという事だな。」

 

「ええ。」

 

早速、彼女の足取りを時刻表で調べてみました。

 

東海道・山陽新幹線「のぞみ3号」

 

東京発8時32分 乗車

 

名古屋着8時32分 下車

 

中央本線・L特急「しなの7号」

 

名古屋発9時00分 乗車

 

長野着12時00分 下車

 

そこから長野電鉄に乗り換えて、湯田中へ向かったと思われる。

 

信越本線・L特急「あさま36号」

 

長野発18時53分 乗車

 

上野着21時44分 下車

 

「ほう、なるほどね行きは東京から新幹線に乗って名古屋から「しなの」に乗って、帰りは長野から信越本線を経由して東京へ帰京したって事か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「つまり、彼女は高校時代の友人と一緒に旅行の帰りに殺害されたと考えられます。」

 

「ほう、という事は犯人はどこかの駅で途中下車したと考えられるな。」

 

「ええ。」

 

「その途中下車した人が犯人って事か。」

 

「ええ。」

 

そして、南と高山は特捜班に戻り、高杉に報告した。

 

「そうか、やはり彼女は東京から新幹線を利用して名古屋から特急に乗って長野へ向かったのか。」

 

「ええ、東京から名古屋へは新幹線「のぞみ」に乗り、名古屋から長野へは特急「しなの」に乗って長野へ向かい、そこから長野電鉄に乗り換えて湯田中へ向かったと考えられます、帰りは信越本線経由で東京へ帰京する途中で殺害されたと思われます。」

 

「ほう、なるほどね。」




そして、犯人は誰なのか。

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