私はヒーローを目指す   作:アッシュクフォルダー

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第十話 青空そらと後藤暁美

後藤暁美と青空そらは、同じ共学の学校に通っており、

横山第二高校の一年生で同じクラスである。

 

そんなある日、暁美とそらが即発の状態になっていた。

やれ、正義のヒーローと、

やれ、ヤンキー少女と…対立する要因は様々である。

 

「おい、アンタ。ヒーロー、ヒーローってうるせぇぞ?

正義の味方のつもりか?」

 

「校則違反じゃないですか!耳にピアスしたり、

指輪を付けたりで、不健全ですよ!」

 

「別に良いじゃねぇかよ!説教すんなよ!」

 

と、後藤暁美と青空そらが会話をすると、大体こういう感じである。

 

 

青空そらは、ある光景を目にする。

後藤暁美が、誰かと口喧嘩しているようだ。

 

「おい!燈に何かあったらどうするんだよ!」

 

「燈を大切に想う気持ちは、私だって、暁美に負けない!」

 

「あぁ!?」

 

と、次の瞬間!

 

「暁美さん!今、手を出そうとしてましたよね?」

 

「はぁ?ちげーよ。幼馴染。

ちぃと、ムカってきただけ。手なんか出そうとは思ってねぇーし」

 

「それなら、良いですけど?」

 

「コイツ誰?」

 

「青空そら。ヒーローガールって奴」

 

「はぁ?」

 

「青空そらです!よろしくお願いしますっ!」

 

「まぁ…こちらこそ、椎名立希」

 

「おい、ヒーローガール。立希や燈に手を出したら、

タダじゃおかねぇぞ!」

 

「肝に銘じます!」

 

 

後日。

 

「ここが、ライブハウス。RINGですか」

 

と、入店したら、暁美がいた。

 

「あぁ?ヒーローガール。んで、ここにいるんだよ?」

 

「私はこれから、ギターの練習ですが?」

 

「はぁ?アンタ、バンド組んでんの?」

 

「はい」

 

「ふーん」

 

「ご注文は?って、あの時の!」

 

「私はミルクコーヒーで」

 

「はいはい」

 

「アタシはカプチーノ」

 

「はいはい」

 

「お客さんに対する態度じゃないですけど?」

 

「はぁ?」

 

と、立希とそらがバチバチ。

 

「その辺にしたら―?」

 

と、愛音が言いだして、事なき事を終えた。

 

「にしても、アンタがギターやっているって、

意外だな…」

 

「意外でしたか…私はギターをやり始めたばかりですが、

それでも、やってみたいって思うのです!」

 

「あっそ」

 

「下手な演奏は見せられませんからね…

日々、精進です」

 

「アタシ、燈が好きだけど?」

 

「燈さんって…」

 

「アタシが守るべき存在。大切な子」

 

と、立希まで絡んできて…

 

「はぁ?暁美。燈を守るのは私だけど?」

 

「んだとコラッ!」

 

と、暁美が立ち上がる。

 

「あーまた始まっちゃった…ともりんの保護者の権利」

 

「どういう事ですか?」

 

と、そよが説明しだす。

 

「立希ちゃんも、暁美ちゃんも、燈ちゃんの事を大切にし過ぎて、

それで、燈ちゃんを巡って、言い争っているわ」

 

「はぁ…」

 

と、そらは唖然とした。

 

 

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