私はヒーローを目指す   作:アッシュクフォルダー

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第十一話 青空そらと瀬田薫

青空そらは、瀬田薫が主宰する、ギター教室に参加する事になっていた。

 

「ハロハピのギター担当の瀬田薫さんの儚い音楽を奏でる、

ギター教室…?気になりますね…!」

 

と、チラシには参加費無料と書かれている事もあってか、

そら自身は、参加する気満々である。

 

「瀬田薫さん。どういう方でしょうか…?

羽丘女子学園の王子様と言われて、

ファンが沢山いて、ヒーロー的な存在とは、

聞いた話だと、そうらしいですが…!」

 

と、青空そらは瀬田薫が主催する、ギター教室の中へ…

 

ある音楽スタジオにて。

 

「やぁ、子猫ちゃん達。瀬田薫だよ。

今日は私のギター教室に参加してくれて、本当にありがとう」

 

と、何気ない挨拶なのに、妙に何かを感じる。

 

(この方が瀬田薫さん…!)

 

「さて、早速だけど、参加している人達に自己紹介をしてもらおうか。

まずは、みんなのアレコレが知りたいからね」

 

と、参加者一人一人が自己紹介する事に…

 

そして、青空そらの番となり…

 

「青空そらですっ!私はヒーローを目指しています!

そして、ギターもやり始めました!みなさん、よろしくお願いしますっ!」

 

「フフッ、健気なヒーローガールだね。

君はどういうヒーロー像を持っているか、

少し聞かせてくれないか?」

 

「そうですね…一言では言い表せませんが…」

 

「じゃあ、また聞かせて欲しいな。

私はそらのヒーロー像に、ますます、関心を持ったよ」

 

「ありがとうございますっ!」

 

その後、ギターのレッスンを経て…

 

「そら。じゃあ、聞かせて貰おうか。

そらのヒーロー像」

 

「私のヒーロー像は、小さい時に助けてくれた、

名も無き方です。

あの時、死にかけた私に救いの手を差し伸べて、

それで、私もあぁいう風なヒーローになりたいと、

思って、日々鍛錬するようになりました」

 

「フフッ、やはり、私の見込んだ通りだ。

そらの瞳には間違いなく、ヒーローガールと思わせる、

儚さを感じるよ。儚い…」

 

「儚い?」

 

「ヒーローガール!儚いヒーローガールよ!

私は、そらの目指すヒーロー像を全力で応援するよ!

もっと、私に聞かせて欲しい!」

 

「そうですね…これを」

 

と、ヒーローを目指す心得!と書かれた、メモ帳を見せる。

 

「フフッ、じゃあ、見て見よう」

 

と、メモ帳を開ける。

 

空の上を怖がっていたら、ヒーローは務まらない。

ヒーローは泣いている子供を絶対に見捨てない。

相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く。それがヒーロー!

ひとりぼっちを恐れない。それがヒーロー

一度やると心に決めたことはぜったいにあきらめない。それがヒーロー

正しいとはなんなのか、ヒーローはずっと考え続けなければいけない。

がんばる人の背中を支える

ご飯をたくさん食べる!それがヒーローです!

君は君のヒーローを目指せ大切な仲間と共に

 

と、そらの自筆が書かれていた。

 

「素晴らしくて、なんて儚いんだ…」

 

「ありがとうございますっ!」

 

と、そらと薫は意気投合した模様。

 

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