青空そらと蝶野瑠璃が公園で一緒にいた時の話。
「そらちゃん。笑わないで聞いて欲しい」
「何ですか…?」
「私、アイドルになりたい」
「アイドル!?」
と、そらが大声で叫ぶが、瑠璃がさらに大声をあげた。
「ウギャァァァァァァ!」
「ご、ごめんなさい…私が悪かったです」
「ううん。大丈夫だよ。どうしたら、なれるんだろう…?」
「瑠璃さんの目指すアイドル像って、ありますか?」
「パスパレの彩ちゃんか、麻弥ちゃんという名の王道アイドル像!」
「なるほど…!王道一直線ですね!」
そらと瑠璃は、彩や麻弥のアイドル像が、
王道だと思い込んでいる模様。
早速、カラオケの店へ…
「パスパレの歌…練習に付き合って欲しい!」
「わかりました!」
と、瑠璃が素の状態を曝け出して、急にアイドルモードになる。
(すごい…瑠璃さんは、本物のアイドルだ…!)
と、瑠璃がパスパレの曲を5曲も立て続けに歌った。
「次はB小町!」
と、瑠璃がB小町と言う、アイドルユニットの歌を歌った。
(何だろう…ここにアイドルがいるって感じです!
瑠璃さんは、無理をしなくても、
立派にアイドルをやっていると思いますけどね…)
と、そらは、思うのだった。
「ど、どうかな?」
「最高です!ここに本物のアイドルがいるって感じです」
「ありがとう!るりたん、とっても嬉しい!
ファンになってくれると嬉しいな!」
「はいっ!じゃあ、私、ファン第一号になります!」
即答である。
瑠璃の部屋
「ねーねーもっふん。そらちゃんが、るりたんのこと、
本物のアイドルって言ってくれたんだよ!」
(それは、良かったねー!るりたんは、
誰よりも愛しいスーパーアイドルだよー!)
と、もっふんという、ぬいぐるみと会話をしていた。
「それでね、バンドもやるけど、
アイドルもやってみたい!って、思っているんだ!」
(るりたんなら、きっと出来るよ!
るりたんはね、カワイイし、誰よりもキレイだから、
きっと、トップアイドルになれるよー!)
「ありがとう!もっふん!」
(るりたんなら、なれるよ!フレーフレー!
るーりーたんっ!)
と、もっふんの、ぬいぐるみを動かしながら、妄想を繰り広げた。
そして、瑠璃は普段の髪型である、ロングヘアーから、
ツインテールにして、アイドル衣装も用意、
そして、鏡にアイドル姿の瑠璃を映す。
誰が見ても、アイドルそのものである。
とても、根暗かつ人付き合いが出来ない瑠璃とは大違いである。
しかも、性格も、この姿だからか、変わっている。
「スーパーミラクルアイドル!るりたんを応援してねっ!」
と、瑠璃はウインクした。
そんな間、瑠璃が部屋で色々やっている時に、
そらは、アイドルとは?というのを、本で調べていた。
4冊ほど、本を買って、じっくり研究するのだった。