ネビュラ・カルテット 作:KQ
--新エリー都 六分街--
やぁこんにちわ…いや、こんばんわかな?…まぁこの際どっちでもいっか。
今オレちゃんはパエトーンの2人に会おうとしてる。ニコが金庫の位置を特定したらしいので駐車場に集まってほしいとのこと。
ハァ…ニコが毎回借金なんか背負うから邪兎屋は大赤字なんじゃねぇか?
ま、大して稼げてない
ん?クロさんはどうしてるかって?あの人は鉄火組の後始末とバイクの回収でしばらく出てこないよ。
まぁでもクソ作者曰く一章で出番を作る予定らしい。そこまで失踪しなけりゃいいけど。
駐車場に着くと、2人のパエトーンと邪兎屋の3人が既に集まっていた。
「これで全員揃ったわね。金庫の位置はもう把握したわ。それで、この前頼んでたやつはどうなったの?」
「メモリディスクのこと?それならもう修復できてる。しかも君の予想通り、中には金庫の暗証番号が保存されてたよ」
「さあみんな!プロキシのおかげで準備は整った。そろそろ次の計画に移るわよ!」
「それで、どういう作戦でいくの?」
「よくぞ聞いてくれたわねゼロ!アンビー!計画を説明してちょうだい!」
「了解、コホン…諸君、こちらにある新エリー都の地図を見てくれたまえ」
するとアンビーは八つ折りにされた地図を広げると、作戦を説明する。
「我々の行動計画はクリティホロウに入り、上級エーテリアス『デュラハン』を倒して、金庫を手に入れることである」
「
「………」
「…それだけ?」
「うん」
「マジかよ、
「コホン!と、とにかく!アンビーが説明したように、計画はいたってシンプルよ。金庫を探して取り戻す!外からじゃホロウ内の状況をリアルタイムで確認することは出来ないから、外での支援とガイドは任せたわ!」
--十四分街 ホロウ内--
「よし!ホロウに入れたわね!」
邪兎屋の3人とゼロ、そしてイアスはホロウの中へと入った。
ゼロは鉄火組と戦った時と同じように般若のお面を被っている。
「うし、ではこれより、"金庫回収作戦"を実行する!」
『そのまんまだね…』
「君に意見は求めてないぞビリー!」
「今のは俺じゃねぇよ店長だ!!」
「ねぇ、ずっと前から思ってたけどなんでお面を被ってるの?」
ゼロがビリーと話していると、アンビーが質問をしてきた。
「分かってないなぁ、いいか?なんでスターライトナイトが変身するか知ってる?」
「?」
「答えは単純、変身しないと戦えないから。スターライトナイトに限らず、正義のヒーローはみんな素顔を晒したままだと悪役に負けるんだ。それと一緒」
「なるほど、だからカルテットのメンバーはみんなお面を所持してるのね」
「そゆこと♡」
「そういや、ニコの親分。一体どこから金庫の位置情報を入手したんだ?」
「ふふん…それは企業秘密よ!そう簡単に話すわけにはいかないわ。でもまぁ、今ここに部外者はいないわけだし?ちょ〜っとだけなら教えてあげてもいいわよ!」
どうやらホロウの調査協会にツテがあるらしく、ニコは申し出をして、
ホロウ内での直近2回の異変に関するデータを照合してもらったらしい。
「相違のあるポイントを羅列すれば、おおよその位置を特定できるでしょう?」
「さすがニコの親分!」
「たまにポンコツな部分あるけどこういう時は頭が回んのな」
「誰がポンコツよ誰が!」
そんなこんなで全員はホロウの探索を始めた。しかし…
「プロキシ?突っ立ってないでそろそろ出発するわよ?おおまかな位置は把握してるけど、どうやって辿り着くかはあんた頼みなんだからね!」
イアスと感覚同期をしているリンが微動だにしていなかった。それに気づいたニコはイアスに呼びかけ、改めて4人と1匹は行動を開始した。
「うっ…この辺りの空気、やけに淀んでるみたい」
しばらく探索を続けると、異変に気づいたアンビーが止まった。
「ああ、俺の視覚センサーの解像度も若干下がっちまってるぜ…」
「つまりあたしたち…目的地に着いたのね!そうよね、プロキシ?」
「…プロキシ?」
ニコがプロキシにそう聞いたが…
『ごめんニコ、聞こえてなかった!今何て言ったの?』
「こっちは大金払って雇ってるんだから、ガイド中にボーっとしないでよね、プロキシの『パエトーン』さん!これ以上サボったら、インターノットで低評価つけるわよ?」
「うわ、地味に陰湿。クル◯曹長かよ」
『不具合かもだけど、ちょっとムカつく…』
「陰湿には陰湿で返すのがオススメ、大事にならない程度にね」
『リン、不具合"かも"じゃない。本当にH.D.D.の様子が変だ。何故かログがエラーを吐いている』
どうやらリンの予想は当たっているらしく、アキラはすぐにリアルタイムで調整を始めた。
「店長、このまま進むのか?」
『………』
ビリーからの質問を無視し、イアスは突如歩き始めた
「なんか嫌な予感がするな、オレちゃんの主人公としての勘がそう言ってる」
「それ、当てになんのか…?」
「知らん」
「即答かよ!?」
「邪魔しないでっ!」
「後ろにも敵だ!」
「側面からも…!」
「クソが今日は大漁だな!コイツら全員魚だったらよかったのに!」
あの後、突然歩き始めたイアスについていく道中、エーテリアスの大群に遭遇。
一同は苦戦しながらも次々とエーテリアスを倒していった。
「ねえ!本当にこの道で大丈夫なの!?」
『………』
「多分向こうで何かあったな!ボンプの動きも不自然だしプロキシの声も聞こえねぇ!」
「ニコが着手金を支払う時に値切ったりしたから怒ってる可能性も…」
「えぇ!?そうなのか!?」
「あー、割と有り得るな…」
「そんなわけないでしょ!?」
4人はイアスを守りながらエーテリアスを倒していく。
「ゼロの言ってた通りかも…ホロウに入った時から全然ガイドしてるようには見えない…外でトラブルでもあったかも…」
ニコが何かあった、っとイアスに聞くが、ニコを無視してまた勝手に歩きはじめた。
「あっ、ちょっと!そっち行かないで!」
「全く世話が焼けるな!」
イアス目掛けて飛びかかったエーテリアスをゼロが青龍刀で切り刻んだ。
「プロキシを守るのよ!」
「了解!」
「エーテリアスの群れはまだそこにいる…」
「家賃を取り立てにくる大家さんみてぇだな…」
「分かる、うちの大家もしつこい」
イアスを守りつつ進んでいった4人は一旦物陰に隠れて様子を見ていた。
「…時間だ、これで4回"ホロウ内安全活動推奨時間"が過ぎたぞ」
「エーテリアスになるなんざ死んでも御免だね。ニコ、プロキシはまだ起きないのか?」
「プロキシ!早く正気に戻らないと永遠に借金を回収できなくなるわよ!」
ニコがイアスに向かって詰め寄る。すると…
「っ、隠れて!」
「な、何だ?また化け物がきたのか?」
「いや、アレは…」
物陰から顔を出して覗くと、そこには青いスーツを着た『ホロウ調査チーム』がいた
「なんだよ調査員か…待て、調査員!?調査協会の連中なら、"キャロット"を持ってるはずだよな!?」
助けがきたと喜んでいるビリーに、ゼロが待ったをかける
「ビリー、間違ってもアイツらに助けなんか求めたらダメだ。オレちゃん達は"ホロウレイダー"、最終的には逮捕されて金庫どころの話じゃなくなる…」
「確かに俺たちじゃそうかもしれねぇが、
「……まさか」
「あぁ…治安局の政策で、プロキシを突き出せば手柄として減刑してもらえる…」
ビリーの提案、それはプロキシであるパエトーンを治安局に売ることだった。
「今の状況を考えると、ビリーの提案は実現できる可能性が高い。プロキシ先生の身柄と私たちの安全を引き換えにするか、引き続きここを彷徨いながら、ボンプが直るのを待つか…」
「…らしいけど、邪兎屋のリーダーであるアンタはどうする?」
「………」
「…ニコの親分?」
ビシッ!
「アダッ!?」。
「うるさいわね…ここは長く留まっていい場所じゃない。行きましょ」
どんな顔してっかここからじゃ分かんないけど、張り詰められていることだけは確かだね。
今のこの状況、他のゼンゼロハーメルン作品のオリ主はどうしたんだろう…
ま、みんな考えることは一緒だろうけど。
ゼロ・グラシアス・ハーン
「只今現着…いっけね、昔の癖が…」
身長:178cm
体重:69kg
誕生日:10月31日(作者の誕生日と一緒)
所属:ネビュラ・カルテット(入る前は別の組織に所属してたとのこと)
属性:物理
攻撃:斬撃
特性:強攻
武器:青龍刀
中華風の服を着たお喋りな従業員。趣味は銃器のコレクション。ビデオ屋『Random play』の常連だが、いつも返却日を守らないため、店に入るとリンとアキラにいつも警戒される。密かな楽しみはあっち系のビデオを見ること。どうやらカルテットのメンバーにしか明かしていない『秘密』があるらしい…