ネビュラ・カルテット 作:KQ
チピチャパな年始
--新エリー都 ルミナスクエア--
「…明けましておめでとうございます!」
2025年もネビュラ・カルテットをよろしくお願いします!
早いもんでゼンゼロもハーフアニバーサリーの時期だねぇ、ちなみに今年で原神は5周年、スターレイルは2周年を迎えるわけだ。生憎クソ作者はスターレイルやったことないけど…
オレちゃんの元ネタとなった『デッドプール』は1が公開されて今年で9周年だ。来年にはいよいよ10周年。いやぁおめでたいね!クソ作者が一番好きなmarvelキャラがデッドプールらしい。ちなみにその次は『ヴェノム』。ラストダンスは見なかったくせにね。
ーさて、本題に戻ろう。オレちゃんは今住んでるアパートできな粉餅を食べながらテレビのニュースを見ている。正月太り気をつけろよ?あと喉に詰まって窒息しないようにね。
『市政選挙が近づくにつれ、待望の民生プロジェクトー旧都地下鉄の改修が、本格的に動き出しました!工事を請け負ったヴィジョンコーポレーションの代表にインタビューをする機会をいただき光栄です。チャールズ・パールマンさん!』
毎回思うけどこのおっさん身長低過ぎない?ちゃんと飯食ってんの?多分ガーディアンズオブギャラクシーのロケットの方が高いぞ?
『ーー我々は現在、デッドエンドホロウ入り口に設けられた爆破解体本部にいる。マップ上の赤い箇所が工事における爆破エリアだ。新エリー都と爆破エリアを防ぐトンネルは、共生ホロウであるデッドエンドホロウの存在により、完全にホロウに呑み込まれている…』
"デッドエンドホロウ"
旧都付近の工事エリア「カンバス通り」と新エリー都を繋ぐ地下鉄を飲み込む形で生まれた共生ホロウだ。そこでヴィジョンは爆薬を列車に詰め込み、ホロウ経由で爆薬の大部分を爆破エリアへ輸送することに成功したとのこと。
「こうゆうおっさんって大抵何かしら企んでるからな。デプウルに出てきたTVAみたいに」
『爆破エリアから住民を避難させただけでなく、さらに保険として信号の遮断まで行うとは!御社の深謀遠慮ぶりには、感心するばかりです!』
『そうだろうとも!我々ヴィジョンが目指すのは、新エリー都すべての住民の幸福なのだからな!』
しかも旧都地下鉄関連工事の競争入札で白祇重工に大差をつけて落札かぁ…
「白祇重工っていえばアイツが働いてる場所だからなぁ…グレースさんに恩を返したいって目的で働いてるが、こりゃますます…」
おっと!オレちゃんが言ってるアイツの正体はchapter02までお預けだ。思ったけどこの作品がイマイチ人気出ないのってクソ作者がオリキャラ出し過ぎだからだと思う。
「ゼロ、いるか?」
すると突然扉をノックする音と共に人の声が聞こえた。
ガチャ
「あれ、クロさん?」
「よう…休日に悪いが仕事の時間だ」
「ハァ?…勘弁してよ、休みの日ぐらい家でゴロゴロしたっていいだろぉ?」
「まぁ本来ならそうしてもよかったんだけどな…おっ」
TVで放送されているヴィジョンの件にクロウが気づいた。
「ちょうどやってるな」
「え、何?もしかしてヴィジョンコーポレーションからの依頼?」
「そんなこと天地がひっくり返っても起きねぇよ…」
クロウはその場に座り、ゼロと視線を合わした。
「今回の依頼は…カンパス通りにいる夫を見つけてほしい…とのことだ」
「へぇ〜カンパス通り……って、え?」
ジュッ!
「アチィッ!!!」
依頼内容を聞いたゼロは思わず手に持っていたコーヒーを落としてしまった。
「…大丈夫か?」
「アチチ……何でカンパス通り?ヴィジョンの社長はもう住民を避難させてるって言ってたぞ?」
「そこなんだよな…チャールズ・パールマンは旧都地下鉄の改修で、デッドエンドホロウに呑み込まれている爆破エリア…つまり、カンパス通りから民間人はみんな避難させたと言っていた…」
「逃げ遅れたってことか…?」
『速報です。生中継でお送りいたします。まもなく、ヴィジョンの最後の輸送列車が出発し、デッドエンドホロウへと入ります!』
すると突然テレビからインタビュアーの声が聞こえた。
「マズイな…今すぐホロウに入って依頼人の夫を探さないと!」
「それじゃ、年始早々行きますか!」
--デッドエンドホロウ--
「あー、あー…無事ホロウについたぜ、クロさん!」
耳につけたインカムに触れ、外のクロウに連絡した。
「よし、既にキャロットデータはエンペラーに読み込ませている。これで迷うことはまずないはずだ」
するとゼロの後ろから、紺色のボディに袴を身につけ菅笠を被ったボンプが姿を現した。
「ついにうちもボンプ雇ったんすね」
「今後ももしホロウに入ってしまった時用にな…」
『ンナ!(よろしく!)』
「これで毎回パエトーンに頼らなくて済むな。しくよろー」
そう言うといつも通り般若のお面を被った。
「要点のおさらいだ。爆薬を積んだ電車が到着する前に、何としてでも依頼人の夫を見つけホロウから救出する。いいな?」
「作戦とかは特に無しね。オッケー、それじゃあ…ゼロちゃん行きまーす!!」
『ンナナー!(レッツゴー!)』
「んー…?」
道中邪魔してくるエーテリアスを倒しながら進むと、ゼロは道を塞ぐ車両に出くわした。
「…思春期の子供が癇癪起こして投げ飛ばしたのか?」
すると…
ガタッ
「ッ!」
突如後ろから物音が聞こえ、ゼロはデザートイーグルを抜いて構えた。
「誰だか知らんが地面に頭つけて顔出しなッ!でなきゃ殺すぞッ!!」
「待て落ち着け!そんなんじゃ余計出てこねぇだろ!?」
「3分間待ってやる!それと今オレちゃんの体にアレルギー反応が起きた!猫のシリオンだなッ!!」
『…ん?その声、もしかしてゼロ?』
そうして物陰から音の正体が姿を現した。1匹のボンプと、ゼロの言っていた猫のシリオンだ。
「あれ、誰かと思えばパエトーンじゃん!でそっちは…?」
「般若のお面…赤牙組が警戒してたハンニャカーメンってのはあんただったのか!」
「待った。ぶっちゃけオレちゃんその名前そこまで好きじゃないんだよぉ、なんかそのままって感じで…」
「そ、そうか…あたしは猫宮又奈!猫又って呼んでくれていいぞ!」
『それで、ゼロは何でこんなところにいるの?』
「依頼だよ。爆破エリアにいる夫を探して欲しいって」
その言葉を聞いた瞬間、心なしか猫又の表情が曇った気がした。
「ギクッ!」
『え…ヴィジョンは住民を全員避難させたって言ってたはずじゃ?』
「まぁそう思うよね…避難に遅れたんじゃないかなぁ…パエトーンと猫又は?」
『私たちは…』
「…なるほど。要するに爆破エリアにいる邪兎屋メンバーを助けるために電車をホロウで止めようってことか」
「そういうことだぞ!」
「けどどうやって電車止めんの?スパイダーマンでもない限り無理じゃね?」
サムライ版スパイダーマン2のあのシーン迫力やばいよね。
『ううん、その点は大丈夫!』
パエトーンと猫又の作戦はこうだ。
まず、自動運転モードの無人電車の線路に障害物を置き、強制的に進路をトンネルに変更。列車がトンネルに入って減速し始めたら、そこからはパエトーンの出番。
電車のメンテナンスハッチから内部に侵入して、運転室で列車を止めるとのこと。
「パエトーンだからこそ出来る芸当だね」
「う〜ん、けれどこの電車…」
猫又は道を塞ぐように設置された車両を見渡した。
「プロキシ、あたしたち道を間違えてない?」
「けどキャロットじゃ進路はこの先なんだよなぁ…」
『猫又、ゼロ、君たちの進路は間違ってないよ。見たところ、この車両は外的な力で破壊されている』
「あれか?確かヴィジョンの言ってたデッドエンドなんとかっつうエーテリアスの仕業か?」
「うにゃっ!恐ろしい馬鹿力だ…」
『次の目的地は、車両の向こう側だ。なんとかして行けそうかい?』
「オレちゃんの終結スキルならブチ破って行けそうだけど、あれカロリー使うからなぁ…」
どうやって行くか一同が考えていると…
「あ、あの、えっと…」
「んにゃっ!?今、誰か喋った…?まさか、電車が!?」
電車から突如女性の声が聞こえた。
「電車さん!あたしたち急いでるの。ちょっとだけでいいから、そこをどいてくれない?」
「お願いします!この通り!」
「え、えっと、その…」
『ハァ…猫又とゼロったら、向こうに誰かいるんでしょ?」
『緊張をほぐしたいのは分かるけど、向こう側のお嬢さんをあまり怖がらせないようにね』
「黙れ伊◯誠!まずそのホストみたいな髪型をどうにかしろ!」
「あの…皆様は、ホロウ調査協会の調査員様ですか?」
向こう側にいる女性がゼロ達にそんな質問をした。
「オレちゃんはゼロ。お嬢ちゃんの名前は?」
「えっと…私はカリン、家事代行会社の従業員です」
「家事代行会社?カリンちゃんは仕事でk「星座は双子座、血液型はRh-、好きなことはお掃除です。市民ナンバーは…」あーうん分かった。面接じゃないからそこまで言わなくていいからね…?」
ついに会ったこともないポット出のキャラにまでセリフ遮られたんだが???
「それで、カリンちゃんはどうしてこんなとこに?」
「つ、ついさっき、危険なエーテリアスを避けて通ろうとしましたら、同行していた皆さんとはぐれてしまったんです!私は"キャロット"データを所持していなくて…調査員のお三方なら、きっとホロウから脱出するルートをご存知ですよね?ど、どうか私も連れて行っていただけませんか?」
「いいよ!」
「即答で決めちゃったぞ!?」
『でもそれは向こう側に行けたらの話だからな…』
「たった一人の命救えなくてなーにがなんでも屋だって話さ!何としてでもコイツをブチ破る!」
そうして青龍刀を構え、車両を斬ろうとするが…
「あ、あの!勝手に聞き耳を立てちゃってすみません!も、もし私が、お三方を車両のこちら側までお招きできれば…そのまま調査員様について行ってもよろしい、ということでしょうか?」
「え?まぁそうだけど…」
「ちょ、ちょっとだけお待ちください!すぐに済みますので!」
向こう側から声がしなくなり、静かになった。
「下から来るのか…?」
猫又が車両の下に潜り込んだ次の瞬間…
「にょわぁ!!ヤな音だ!」
「チェンソーの音だね…待って、チェンソー?」
すると…
キィィィィン!!
「いやぁーー!」
突如電車からチェンソーが現れた。
『危ないよ!』
「オドオドしてた割にとんでもねぇもん使うな…」
そして一回引っ込んだと思いきや、今度は直線にチェンソーが飛び出し寸前で猫又はそれを回避した。
『大丈夫?』
「確かシャイニングって映画でもこんなシーンあったっけ…」
『なんでゼロはそんな平然でいられんの!?』
そしてついに…
バタァァン!!
車両の扉が斬り開かれ、向こう側にいた人物が姿を現した。
「んしょ!うん、破れてない…あ!」
「あー…えっと、どうも?」
「お、お待たせいたしました!初めまして…!」
向こうにいた人物は、くすんだ緑色の長髪をネジのような髪留めでツインテールにし、黒いリボンをばつ印に結んだメイド服を着た女性だった。
彼女が先ほどゼロ達と話しチェンソーを操った女性『カリン・ウィクス』だ。
いやぁカリンちゃん登場シーンまで書いてたら4000文字超えちゃってた…