人識side
今、俺は伊織ちゃんと一緒に全国を放浪している。
正確には、昨日までは1人だったけど伊織ちゃんに捕まって一緒に放浪している。
「な、なんだぁっ!?」
いきなり目の前に赤いコブラに止まったと思ったら、ドアがあいて、いきなり中に引きずり込まれた。
「うなっ!?」
「ひさしぶりだな。零崎くんに伊織ちゃん」
引きずり込まれて、無理矢理中に座らせられると、中にいた全身赤に身に包んだ女が俺たちに挨拶した。
「ひさしぶりだな、じゃねーよ。いきなり拉致って何のつもりだよ、人類最強」
「お前たちに仕事の依頼だよ」
「仕事の依頼だと。そんなのいーたんに頼めよ」
そういうめんどくさいことは欠陥製品の奴の仕事だろ。何で俺が巻き飲まれなくちゃいけないんだ。
「いーたんには別の依頼をしてんだよ。最近、依頼が多くて困ってんだよ。私も明後日には海外だしよ。そこで困っていた時にお前らを見つけたから、手伝ってもらおうと思ったんだよ」
「ふざけんな!だったら、拉致らないで普通に頼めよ」
「いちいちうるさいな。困っているから仕事を手伝ってください、これでいいか?」
「何で出夢の声で言うんだよ」
人類最強の特技の中に生体模写があるって、欠陥製品の奴が言っていたな。
「喜ぶと思ったんだかな。大体、零崎くん、ニートでお金に困ってんだろ。だったら、好都合じゃねーか」
「うるせぇな。で、仕事って何なんだ?」
「命を狙えわれているから助けてくれ、って依頼だ。簡単に言うと警護だな」
「殺人鬼がする仕事じゃないだろ」
「いいじゃないですか、人識くん。潤さんの言うとおり、私達はお金がなくて困ってるんですから」
伊織ちゃん、どっちの味方なんだよ。
「伊織ちゃんの言う通りだな。それに零崎くんの言うことを聞くつもりはない」
「はぁ、めんどくさいことになったな。傑作だぜ」
「詳しいことは依頼人から聞いてくれ。後、武器がないと困るだろうから、私からナイフのプレゼントだ」
そう言うと、人類最強は最強は鞄から二本のナイフを取り出して、俺に渡した。前に俺が使っていたナイフよりも切れ味があって、使いやすそうないいナイフだ。
つーか、運転中に渡すなよ。危ないだろーが。事故ったらどうすんだよ。
「で、この車はどこに向かってんだ?」
「猫田市」
蝉side
「よぉ。時間通りだな、蝉」
「うるせぇよ。どうせ、ジャック・クリスピン曰く『時間を守れば身を守る』って言うんだろ」
「良くわかっているじゃねーか」
ちっ。相変わらず偉そうにしやがって。俺が居なきゃ何もできないくせに。
「毎回のように聞いているからな。それよりも仕事の話をしろよ。ジャック・クリスピン曰く『時は金なり』だぜ」
「ジャック・クリスピンはそんなこと言ってねーよ。話は依頼人から直接聞いてくれ。このメモの場所にいるからよ」
そう言うと、岩西の野郎は俺に依頼人の居場所を書いたメモを渡した。
「……猫田市だと。また、安藤弟が関係してんのか?」
「いや、今回は関係ない。というか、俺も詳しいことは聞いてない」
「んな、怪しい仕事受けんなよ」
「仕方ねーだろ。金払いがよかったんだからよ」
ちっ。この守銭奴が。仕事をするのは俺なんだぞ。
「まぁ、いい。じゃあ、行ってくるわ」
「おう。土産、買ってこいよ」
「買ってくるわけないだろ、バカ」
勢いで書いた作品ですが、もし人気が出たりしたら、こっちの方も頑張って更新しようと思います。
まぁ、気が向いた時やもうひとつの作品に困った時はこっちの方を書くと思います。
感想、評価、お気に入り登録待ってます。