零崎人識の人間解体   作:二重世界

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第2話 殺し合い開始

人識side

「は!?お前、命を狙れているのに何で彼女と一緒に暮らしてんだよ?その彼女も巻き込まれるぞ」

 

「一緒に暮らしてなくても狙らわれるだろ。だったら、一緒にいた方が守りやすいだろ」

こいつにも考えがあるということか。

 

「なるほどな。でも、それなら他の友達も狙われるだろ」

 

「それなら大丈夫だ。他に雇って守らせているからな」

 

「守っているよりも、相手を探して殺した方が早いだろ」

 

「そっちはそっちで別に雇っているよ」

どんだけ雇ってんだよ。そんなの個人で持っていい金額じゃねーぞ。

 

「ただいまぁー」

こいつの彼女が帰ってきたみたいだな。

 

「詩織、おかえり」

 

「あれ?潤也くん。そちらの人達は?」

何かのんびりしたヤツだな。

 

「俺の友達だよ。ちょっと事情で住む家がなくなったから少しの間、この家に住むことになったんだ」

 

「そうなんだ。よろしくね。私の名前は詩織です」

いや、いきなりこんなに怪しいヤツがきたのに、何で普通に受け入れてんだよ。俺なんか顔に刺青してんだぞ。どんだけ平和な脳みそしてんだよ。

 

「私は無桐伊織です。これからお世話になります」

 

「俺は零崎人識だ」

 

「じゃあ、潤也くん。私は買ってきたものを片付けてくるね」

そう言うと、詩織は台所の方に行った。

 

「さて、詩織も帰ってきたことだし、仕事の話はまた夜に詩織が寝てからにしようか?」

 

「あんたがそれでいいなら、俺はいいが」

ここまでくると、逆に大物に見えてくるな。

にしても、人類最強のヤツ。金回りは良さそうだが、めんどくさそうな仕事を押し付けやがって。

 

 

蝉side

 

「じゃあ、そういうことだからよろしくね」

 

「……いや、ちょっと待て!」

この女が廃墟から出ようとした瞬間に殺気を感じた。さっきまでは上手く隠してたみたいで全く気づかなかったな。

 

「いきなり何なのよ?」

 

「ほぉ、私の殺気に気づくとは結構やるな」

外にあった茂みからパーカーを着た今時の若者みたいな格好をしながら、妙に偉そうそうなしゃべり方をする変なヤツが出てきた。

右手に銃剣を持っている。もしかして、安藤弟が雇った殺し屋か?

 

「直前までは殺気を上手く隠していたみたいだが、殺す瞬間にあんなに殺気を出されたら素人でも気づくぜ」

 

「やはり殺す瞬間にたぎってしまう癖を治さないとな。私としたがまだまだ未熟だな」

 

「一つ聞くがお前は安藤潤也に雇われた殺し屋か?」

 

「それを言う殺し屋がいると思いますか?」

 

「思わねぇーよ。もし言うヤツがいたら、そいつはプロ失格だぜ」

 

俺は台詞の途中で相手の急所目掛けて切りかかる。

 

「ほぉ。的確に急所を狙ってくるな。中々の腕だな」

 

この野郎。俺の攻撃を最小限の動きで避けてやがる。

 

「ところで銃剣って便利な武器だと思わないか?遠距離でも近距離でも戦える」

 

そして、俺の攻撃に合わせてカウンターを仕掛けてきた。

 

「ちぃ!?」

 

それを俺はギリギリでかわす。くそっ。髪にかすったか。

 

「ほぉ。今の攻撃をかわすとは。完全に殺ったと思ったのだが」

 

「ハッ!そんな遅い攻撃を喰らうか」

 

「ところで、そこのターゲット。逃げられると思っているのかな?」

 

後ろを向くと比与子が廃墟の奥の方に逃げようとしていた。おそらく逃げ道でも用意しているのだろう。

 

「ちっ!?ちょっと、そこの殺し屋。私を守りなさい」

 

「めんどくせぇーが仕方ないな。依頼人が死ぬと報酬が貰えないからな」

 

「それを私がさせると思いますか?」

 

そう言うと、相手の殺し屋が銃剣を比与子に向けて発砲しようとした。

 

「させるかよ!!」

 

俺は投擲用のナイフを相手に投げつける。

そして、あいつはナイフをまた最小限の動きで避けて、俺に向けて発砲してきた。

先に依頼人の方を狙ったのは、俺の隙をつくるためのフェイクだったのか。

 

「……また避けたか。こうなったら、先にお前に集中してから、ターゲットを殺した方が良さそうだな。上手く隠れていたせいで探すのにてこずったんだがな。仕方ない」

 

「それは俺を殺せる、と言っているように聞こえるぜ」

 

「そう言ったつもりだったのが。まぁ、いい。俺の名前は宿木桔梗だ。お前を殺す男の名前だ」

何で殺し屋が自ら名前を名乗るんだ?もしかして、こいつはバカなのか?

 

「何で名乗るか、って顔をしているな。俺は殺す相手には名前を名乗ることにしているんだよ。今から死ぬ人への俺なりの礼儀だよ」

 

「俺の名前は蝉だ。お前を殺す男の名前だな」

 

「ふむ。面白い男だな。出来れば別の形で会いたかったな」

 

「俺はごめんだぜ」

 

この台詞を言い終わると、本格的に戦闘、いや殺し合いが開始した。

 

相手が俺に向けて発砲してきた弾丸を俺が避けて反撃を仕掛ける。俺は相手の顔面目掛けてナイフを振るうと、また最小限の動きで避けて俺にカウンターをくる。

それを攻撃した手とは違う手で持っていたナイフで受ける。

そして、一旦後ろに下がる。

 

「ちぃ!!」

 

「何をやっているんだ?ターゲットが逃げたぞ」

いきなり、男口調で偉そうで長身の女が現れた。新手か?

 

 




書きたいことやオリキャラの設定は思い付くのに、そこまでの過程が難しい。まぁ、頑張って書いていこうと思います。

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