真・女神転生 オタクくんサマナー異伝:奇妙な旅に終わりはなく   作:黒橋

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過去闇に葬ろうとしたブツだけどどうせなので表に出してみた。

書けるだけ書いてみたい。


シュバルツバース編:死の兆候は笑う
鏡向こうからこんにちわ


 ────そこは日常的でありながら異様な風景が広がっていた。

 

 何も知らないものが見れば、超大型量販店の一角を彷彿とさせるかのような形状の棚が広がる光景。

 何処か賑やかしい曲が流れ、照明が煌びやかに棚に並んでいるモノを照らしていた。

 しかし、その風景には欠けているものがある。

 

 商品を手に取り吟味を重ねる買い物客、所狭しと存在する棚への商品の詰め込みを行う従業員、清潔でキレイな光景を生み出すのに腐心する掃除人、商品の搬入について話し合う店長とバイヤー……

 

 即ち人の姿が無かった。

 それもそのはず、ここはショッピングモールのように見えるだけで人を歓待する場所ではなく、その棚に置いてある商品のようなモノはどれもこれも猛毒に侵された何かであり、下手に触れば手がかぶれる程度では済まないだろう。

 

 

「応答を! こちらフォルマ回収部隊のモニカ! 応答を!」

【──────────】

「……ああくそう、さっきので無線がイカれたか? 最悪だ……!」

 

 

 そして、そんな商品棚のようなナニカの間を縫うように走る人影があった。

 声の主は女性のようであるが外見からはそれが一目で女性であると認識できるものはいないだろう。

 

 行儀悪く舌打ちをしながら走るその人物はバケツのようなヘルメットと全身を覆う奇妙なボディスーツ、通称『デモニカ』を着こんでおり、さらに右手にマシンガン、左手にはズタ袋のようなものを持って全力疾走をしている。

 

 普通の人間であれば手の武器と荷物、背負っている背嚢、そして身に着けている装備も相まって5分とせずに息切れを起こして動けなくなるだろうが彼女が着こんでいるデモニカスーツはそれを可能とするスーパーボディスーツなのである。

 

 ちなみに『外観がダサい』『デザイナーを呼べ、今すぐだ』『デザインどうにかならんかったんかこれ?』『いや、これはこれで味があるんじゃね?』等々の外見への意見が出ていたがそれはさておき。

 

 

「……来る!」

 

 

 そう独り言ちつつ、マシンガンを素早く腰のフックにひっかけ、背嚢から何かを掴むとそのまま前方に向かってぶん投げる。

 そしてそれが地面に落っこちるのと、

 

 

\カカカッ/

魔獣イヌガミLV17耐性:疾風弱点、呪殺無効

 

 

 丁度その辺りにバケモノ、いや悪魔が出てくるのはほぼ同時であった。

 

 

『グルル(プシュー!)ウウウウウウ……?』

 

 

 地面に落ちたものから煙が噴き出し、それをもろに浴びたイヌガミはそのまま崩れ落ちた。

 その横を通り過ぎると呻き声、もといいびきをかいて眠っているではないか。

 

 

「くっ……虎の子たる最後のデビルスリープが……パライズの方はもうないし後はフラグメントボム1つだけ……」

 

 

 悪魔をあっさり無力化したものの彼女、モニカ・ヴァイスヴィントの表情は晴れない(デモニカのヘルメット越しなので傍からはわからないが)。

 何故ここまで彼女が追い込まれているのかは至ってシンプル。

 

 

 

 ────────敗走の真っ最中だからである。

 

 

 

 

 

 21世紀初頭、突如それは南極に出現した。

 周囲を破壊・吸収しながら拡大する未知なる空間現象。

 後にそれは【シュバルツバース】と名付けられた。

 多くの研究者が、国が、対策及び調査に赴くも失敗。

 犠牲を払いつつもわかったことは「このシュヴァルツバースは拡大を続けており、放置することは人類滅亡を肯定するに等しい」という事実であった。

 この異常事態に国連は対策機関を設立するが外部からの調査は消滅と同意義であったために調査は難航、ついに亜空間内部へ有人探索艦を送る「シュバルツバース調査隊」の結成及び派遣を承認した。

 

 

 そこで彼らを待っていたのは地獄である。

 

 

 突入と同時に消息を絶つ3隻の調査艦、

 唯一着陸できた1番艦であるレッドスプライト号を襲う未知の存在、

 その調査艦に【悪魔】の専門家が乗っていなければ、

 突如デモニカに謎のプログラムソフトがダウンロードされなければ

 彼らもまた全滅していた。

 

 

 既に2つのセクター、【アントリア】【ボーティーズ】を踏破していたものの、それらを突破する際にも多くの犠牲を費やしての結果であり、何一つ楽観はできなかった。

 

 

 今現在、レッドスプライト号の乗組員はセクターC【カリーナ】の攻略のため各々が動いていた。

 大目標は過去に攻略したセクター同様、その世界を支配するボス悪魔を倒し、「ロゼッタ」と呼ばれる特殊な情報物質を入手することにある。

 

 ……と、言っても全ての機動班がその業務にあたっているわけではない。

 確かに全ての人員をボス悪魔の攻略に充てれば、事態の解決は素早くなるかもしれない。

 しかしレッドスプライト号の資源は無限ではなく、どう上手くことが進んだとしても物資自体はすり減ってしまうのである。

 

 

 そこで彼らが目を付けた方法は2つ。

 1つは送られてきた謎のプログラム、【悪魔召喚プログラム】を使った友好的な悪魔を勧誘することによって仲魔として活用する方法。

 もう1つは悪魔を倒す、もしくは特定の場所を調べ採取することによって手に入る「フォルマ」と呼ばれる物資の活用である。

 前者は出所不明のシロモノである上に悪魔を仲間、もとい仲魔にすることへの忌避感から一部の乗組員の間で意見が分かれたものの、後者は「道具としてならまぁ……」といった具合に受け入れられており、フォルマ集めも重要なミッションである。

 そしてモニカは悪魔を仲魔にすることへの忌避感がそれほどなく、「向こう(悪魔)が頷いているのだし良いのでは?」と大分軽い感覚で受け入れている人物の1人であった。

 

 セクター攻略のために動く攻略部隊とは別にモニカの所属するフォルマ回収部隊もそれぞれのミッションを全うすべくセクターCに降り立ったのである。

 

 フォルマサーチに反応がある場所を調べ、そこでフォルマを採取する、二つのセクターを通して学んできたルーチンワークとも言える作業、

 

 モニカもまた反応がある場所を調べ、いつものようにフォルマを採取しようとした。

 

 

 

 

\カカカッ/

魔人マタドールLV30耐性:???

 

 

 

 

 しかし出てきたのはフォルマなどではなく悪魔。

 それも明らかに異常なまでの強さを持つバケモノであった。

 

 結果だけ語るのであれば命だけは何とか紡ぐことができたモニカ。

 しかしその代償は仲魔全損、フォルマを使って作ったアイテムをほぼ使い切るという辛勝どころか敗北と言って差し支えないもの。

 挙句の果てに戦いの最中無線がイカれたのか連絡が取れなくなってしまった。

 

『フォルマ解析によって悪魔が現れることがある』

 

 これは絶対に共有せねばならぬ情報であることは間違いなかった。

 

 


 

 おや

 

 また誰かきたのか

 必死に走ってるな……

 ふぅん……

 

 ……まぁいいか

 どうせさっきのと同じような奴だろう

 暇だし

 

 

 ちょっくら死んでもらうか

 


 

 

 

「ああもう……また……!」

 

 モニカは足を止めて前を向いた。

 先ほどのイヌガミのように、これから悪魔が現れるのを感知したからである。

 これは彼女が超能力めいたものを持っている……からではなく、デモニカに搭載されている「エネミーソナー」というアプリの賜物であった。

 もっとも、これを開発した技術者達もまさか悪魔という未知の存在を感知するために使われるとは思ってもいないだろう。

 

(物資がほぼ底をついている以上、あまり気は進まないが悪魔交渉するしか……!)

 

 悪魔交渉、それはこの地で悪魔を仲魔にする、何か物資を貰う、戦いから退いてもらう、等々の言うなれば悪魔へのお願いである。

 だが、全ての悪魔に対してそれが使えるわけでもなく一部の悪魔だと会話そのものが成り立たない事態が報告されている。

 先程戦った魔人もその中に含まれており、一つ前のセクターで別の機動班が身をもって体験したことでその存在が周知されている。

 

(頼む、できればまともに交渉できる悪魔が来てくれ……!)

 

 そう願いつつ現れる悪魔に対して身構えるモニカ、そして

 

 

 

『おやおや貴公、随分と疲れてるようじゃぁないか』

 

 

 

 現れたのは少女のような姿をした悪魔である。

 豊かな金色の長髪を二つ結びにしており、瞳はくすんだ金色をしている。

 そして服装は丁度モニカが着ているデモニカスーツのようなものであり、片手にマシンガンを持っている。

 

 

「な……!?」

 

 

 そう、まるで今のモニカがヘルメットを脱いだような姿であった。

 ただ一点、明確に違うのはその表情。

 デモニカ越しなのでわからないがモニカは驚愕と困惑の表情であり、

 その悪魔は口元に笑みこそ浮かべているものの、その眼は何一つ笑っておらず、

 

 

『そんなに急いで何処へ行くのかな? 私にも一つ教授してもらえると幸いだが……』

 

 

 

\カカカッ/

外道ドッペルゲンガーLV25耐性:物理・銃撃反射、破魔・呪殺弱点

 

 

 明確なまでの殺意が迸っていた。

 

 

 

 

 

(ドッペルゲンガーだと……!? なんでそんな悪魔がこんなところに……!)

 

 ドッペルゲンガー自体はボス攻略と解析エリア拡大のために動いている機動班の方から報告と情報共有があったので存在自体は知っていた。

 しかし、現在モニカがいる階層は1Fであり、ドッペルゲンガーが出ると報告があったのは2Fのエリアである。

 少なくともこんな場所で出るはずのない悪魔であり、

 

 

(最悪だ……いざとなれば物資全て吐けばどうにかなると思ってたがこの悪魔では今の装備と道具じゃどうやっても勝てない……!)

 

 

 想定を超える最悪の状況に陥っていた。

 仲魔は全損、武器はマシンガン(カザマヅツM)とマガジンが3つにアセイミダガー、残ってる道具はフラグメントボム1つと死にかけた割にそこそこの物資が残っていた。

 

 

 ドッペルゲンガーに【物理攻撃が一切効かない】という最大の問題を除けば、である。

 

 

 それどころか攻撃が跳ね返ってきたという報告もあり、下手に手を出すことすらできない。

 

『おや、どうしたのかな? 急に黙ってはおしゃべりも出来ないぞ?』

「……何、少々驚いただけさ。 自身と同じ顔をした存在が急に現れたら驚くだろう?」

『おっとすまない、私にとってそれは日常の一つみたいなものだから全く気が回らなかったよハハハハハ』

 

 口調だけ見るならば非常に友好的な対応、しかし先程から手に持っているマシンガンのトリガーに指がかかったままなのと表情は笑顔だが明らかに友好的なものではない。

【笑顔とは本来攻撃的なものである】、そんな警句を思い出すような、お手本のような殺意の籠った笑みである。

 

『それで、どうしてそんなに急いで走っているのかな?』

「……物資補給と情報共有のためさ、我々には色々と足りないものが多いのでね」

『ふむ、ならばこれを持っていくと良い、中々悪くない味だぞ』

 

 そう言いながら近くの棚から何かを掴むとモニカに向かって投げつけるドッペルゲンガー。

 それは世界的に有名な菓子メーカーが卸しているスナック菓子……に似た何かであった。

 外見は似ているがよく見ると文字が別の言語であったり、包装紙の質が違ったり、何より入ってるであろうモノの重みが明らかに別の何かが入っていることは明白だった。

 

「……ありがたく頂戴しよう」

 

 悪魔を刺激しないよう、感謝の念を伝えつつモニカはズダ袋の中にスナック菓子のような何かを仕舞う。

 その様子が意外だったのか、『ほう』と感嘆の声を漏らすドッペルゲンガー。

 

「……何かな」

『いや何、思ってたのと違う対応だったのでね、先程同じことをしたら返礼は言葉ではなく鉛玉をプレゼントされたよ』

「それは災難だったな……因みにその人物は?」

『汚い言葉と呪詛を振りまいてどこか行ったよ、一応追いかけたんだが見失ってね』

 

 どうやら本来この階層で出てこないはずのドッペルゲンガーがここにいるのはその人物が連れてきた結果だったらしい。

 そしてその人物は逃げおおせ、モニカとぶつかったご様子。

 

『時に貴公、一つ良いかな?』

「ものによるがなんだろうか」

『この世界は楽しめているのかな、と思ってね』

「……何?」

 

 意図の分からない質問に答えるどころか聞き返してしまうモニカ。

 

『あのブタはここの世界を【買いあさる国】だと評していたが……』

 

 おどけるように両手を広げて語り出すドッペルゲンガー。

 

『買いきれない品物、尽きぬ物資、作り過ぎて無造作に捨てられるゴミ、時折混ざるサプライズ……』

『こういうのは人が好むのだろう? 私にはさっぱり良さが理解できないが』

 

 そこでしゃべるのをやめ、モニカの方に目を向ける。

 

 

「そうだな……」

 

 

 ……恐らくここで変に言い繕ったり適当なことを言うと殺される、そんな笑顔であった。

 なのでここは素直に自身の意見を言った方がまだマシだろうと思い口を開く。

 

 

「他の皆はどうなのかは知らないが……私は嫌いではないかな」

『ほう? こういう時は「これが人間の本質のように言うんじゃない!」と激高するかと思ったが』

「まぁそういう人もいるだろう、私はショッピングやサプライズのようなものは嫌いじゃないだけだ」

 

 

 なんやかんやこの世界でのショッピング(フォルマ集め)というのはフィールドワークのようなものであり、モニカ自身は嫌っていなかった。

 むしろ技術チームほどではないにしろ、未知の何かに触れることはなかなかに楽しいものである。

 ……先程のサプライズ(マタドール)のような何かはごめん被るが。

 

(これで納得してくれると良いんだが……)

 

 そう思いつつ相手の様子をうかがう。

 

 

『なるほど……ふぅむ……』

 

 

 なんと何か考え込むように腕を組み、いつの間にかマシンガンを腰のフックにかけているではないか。

 その姿はとても無防備であり【今なら逃げれるのではないか】、そんな考えが頭をよぎる。

 

 

(……流石に返答を待った方が良いか)

 

 

 しかしモニカは逃げずにあえて相手の反応を待つことを選んだ。

 

 

 

 そうして1分程度経っただろうか。

 

 

『だから……そういうのも……おや?』

 

 

 顔を上げたドッペルゲンガーはそこにいたモニカを見て意外そうな反応を見せた。

 

「どうした?」

『逃げなかったのだなと思ってな』

「逃げるも何も会話の途中で断りも入れずに席を外すのはマナー違反だろう?」

『は?』

 

 その時ドッペルゲンガーは初めて笑顔以外の表情が浮かんだ。

 

 例えるならばあり得ないものを見たような、

 肉まんだと思ってかじったものがシュークリームだったような、

 ロシアンルーレットたい焼きで初手外れを引いた人を見たような、

 コーラだと思って飲んだら中身が黒酢だったような、

 丸い形状に餡の詰まった焼き菓子を「ベイクドモチョチョ」と評したような、

 

 とにかく形容しがたい表情であった、そして

 

 

 

 

『く、くくくくくくアハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!』

 

 

 

 

 堰を切ったように笑い出した。

 先程から浮かべていた殺意の籠った笑みではなく、ただひたすら面白いものを見たかのような笑顔である。

 しかも近くの戸棚を何度も叩いているため、商品のような何かが棚から転げ落ち、箱がひしゃげたり中身から黒ずんだ何かがこぼれ落ちたり各所に散らばっていく。

 そんな様子に困惑を見せるのはモニカ。

 

 

「私、そんなにおかしなことを言ったか……?」

『く、くくくく……自分が、何を言ったか、わかってないのか……くくくく』

「いやほら、『親しき中にも礼儀あり』というだろう? 貴公とは初対面だから適応できるかどうかはわからないが」

『なるほど! 理解したぞ! 貴公は私は笑い殺すつもりだなアハハハハハハハハハ!!!!!!』

「滅茶苦茶失礼な奴だな貴公! いくらなんでも性格が悪いぞ!?」

『ドッペルゲンガーに向かって性格が悪いと来たか! 残念だが私をそう評したのは貴公が初めてだアッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!』

「ええい笑うのを止めろ!」

 

 

 先程あった緊張感のようなものは消し飛び、残っているのは非常に大きな笑い声と怒鳴り声だけであった。

 

 

『はー……はー……いやぁ笑った嗤った……ここまで哂ったのは初めてかもしれない……』

「そうか……何か語感がおかしい気がするがそれは何よりだ……」

 

 

 それからしばらくした後、ようやく笑うの止めたドッペルゲンガー、そして走っている時以上に疲弊したモニカの姿があった。

 

 

『今の私はとても機嫌が良い、何か願いがあるなら聞いておこう』

「そこは聞いてやるじゃないのか……? じゃあ疲れたしレッドスプライト号に帰りたいから道を譲ってくれ」

『そんなことで良いのか?』

 

 

 そう言いつつ道の真ん中から端の方へ寄るドッペルゲンガー。

 本来なら罠を疑うところであるが今のモニカにそんな余裕はなかったのでそのまま横を通り過ぎようとした。

 

 

『ああそうだ』

「まだ何かあるのか……?」

 

 

 ドッペルゲンガーの言葉にややうんざりしたような反応を見せるモニカ。

『何、大したことじゃないが』と前置きをしつつドッペルゲンガーが喋り出した。

 

 

『暫く私はこの辺りにいるからここで調査を続けるのであればこの辺りを通ってほしい』

「えええ……それ、私に何のメリットがあるんだ……?」

『そうだな、少なくとも私はここを暫くはこの辺りにいるつもりなのと』

「なのと……?」

 

 

『貴公が通らないなら他の誰かと出会うかもしれんな』

 

 

 暗に「別の誰を襲うかもしれない」と仄めかすドッペルゲンガー。

 

 

「貴公、性格が悪過ぎないか……?」

『そうかな、少なくとも私はちゃんと事前に言っているぞ?』

「そういうところが悪いんだ……わかったわかった、直ぐにとは無理だが補給と休息を終え調査に戻る時はここを通ることを約束しよう」

 

 

 ため息を吐きながら肯定の意図を伝えるとドッペルゲンガーは満足したように頷いた。

 

『くくく、ではまたな』

 

 そう言い残すと、ドッペルゲンガーの姿は立ち消えた。

 

「……疲れた」

 

 そう呟いてモニカはレッドスプライト号へと急いだ。

 

 

 

 


 

 

 

 ・登場人物紹介と伝達網

 

 

 モニカ・ヴァイスヴィント:

 

 とても疲れたのが上に報告と証拠として魔人の持ってたフォルマも提出した後にベットに倒れ込んだ。

 正直また会いたくはないけど約束したので通らないとなぁとは思っている。

 ドッペルゲンガーのことは個人的なことだったので報告しなかった。

 

 

 ドッペルゲンガー:

 

 なんか面白いのがいたのでこれからはアレを観察するのが良さそうだな。

 ああ、ああ、次は何時通るのだろうか。

 ■しみだ。

 

 

 レッドスプライト号の連絡伝達網より:

 

 ・セクター攻略部隊より伝達、ボス撃破のためにマンセマットとの協力取り付けに成功、いくつかの悪魔が必要なのでその受け渡しに協力を願いたい。

 ・フォルマ回収部隊より伝達、フォルマ解析時に悪魔の出現を複数確認、またその中に【魔人】が含まれていた、解析時は十分に注意されたし。

 ・2Fの探索にて異変を確認、【外道 ドッペルゲンガー】の出現しなくなっている、原因は不明、現在調査中。

 




思った以上に書き直すのが難航してるのでしばらくお待ちください……
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