第13話
さて、事件が起きるその時まで、私こと風見幽香は海辺沿いにある海の家などで、何かお洒落なシャツや水着などが売っていないかと暇つぶし目的で見て回て居たところで、歩いている先の前方から、麦色の帽子を被り、薄黄色のショートヘアーと目元を隠すように灰色のサングラスかけている、外人の女性が歩いてきており、その容姿を見て既視感を覚えながらも、特に気にせずに横をすれ違おうとした瞬間、急にその女性は冷や汗浮かべ始め、慌てたように私から一気に数mほど離れた位置までバックステップ移動したかと思えば、明らかに何か武道嗜んでいる者の構えをしだして、何故か私に対して凄まじい警戒心を露わにする。え?急にどうしたのかしら。
「あら? そんなに警戒して、どうかされましたか?」
と私は不思議そうに頭を傾げながら、笑顔を浮かべてどうかされましたかと問いかけてみるが、外人の女性は小さな声で風見幽香、何故ここにっと呟いているのが聞こえ、どうやらこの外人の女性は私のことを知っているようであった。
うーんマジで誰なのかしら?、この外国人の女性?なんか向こうは私のことを知っているし、動きからしてまぁまぁ強い人間みたいだから、おそらく裏社会に精通した人とか?・・・よくよく近くでみると、この人なんか赤井秀一に似ているような気がって、あーこの人赤井秀一の母親のメアリー・世良じゃん!?うわサングラスかけてたから全然気付かなかったは、しかし何で私の名前知っているのかしら?。
「ふふふあら、どうやら貴女は私のこと知っているようだけど、とりあえずここに居たら目立つし、ちょっと近くの海辺の食堂で、お喋りしないかしら?」
と私はそう言って外人の女性ことメアリーに、一緒に食事でもいかがですかと意味合いで、誘ってみると、警戒心を維持しながらメアリーは渋々と私の誘いを了承して、近くの海の食堂へと入って、すぐ相席になる席に座て、注文を聞きに来た店員に、私は海の食堂で人気の焼きそばを注文し、そしてメアリーは震えた様子でコーヒーを注文し、料理が来るまで相応無言が続いたが、席に焼きそばとコーヒーが届いたところで、そろそろ会話をし始めようと思い、私は笑顔を浮かべながらメアリーへと話かけるのであった。
:視点:メアリー・世良:
私の名はメアリー、今危機的な状況に陥っている、息子の秀一を日本に呼び戻す為に、家族全員で海水浴に来たのだけど、秀一が渡米した理由は父の死の真相を知る為であり、そしてFBIに入るとつもりだと聞き、私は怒りのあまり秀一の目元に突きを食らわせ喧嘩となり、私も目元に痣出来る結果となり、怒りを抑える為にビーチを散歩していたら、凄まじい死の香りを感じる女性とすれ違った瞬間思わず、日本において要注意人物である風見幽香の名を呟いてしまったことで、風見幽香から興味も持たれた結果、今彼女から食事を誘われ、ここで断るのは不味いだろうと判断し、近くの海の食堂の相席にて、風見幽香は焼きそばを注文し、私はコーヒーを注文して、彼女から感じる死の香りに耐えながら、風見幽香が話し始めるのを待ち続ける。
「さて、そろそろ落ち着いただろうし、あなたに聞きたいのだけど、あなた何故私の名前を知っていたのかしら、私の記憶が正しければ、あなたとは初対面で、すれ違っただけの他人だったのに、明らかに私を知る人間だったわ」
「・・・それはあなたが裏社会では有名で、私が居た諜報機関でも危険人物としてマークされていたからよ」
と風見幽香は何故自身の名前を知っていたのかと私に問いて来たので、一瞬考えてから、どこの所属だったかは隠しつつ、諜報機関で知ったのだと答える。風見幽香その容姿は十代後半辺り女性で、特徴的な緑色の髪をした人物で、私が秘密情報部SISに居た頃に日本にて活動する際に最も警戒するべき要注意人物として知られていた、かの風見幽香の存在が確認されたのは凡そ50年以上前であり、風見幽香が引き起こした騒動は数を知れない、ある時は当時のSISが調査していた裏組織を、わずか1日で壊滅においやり、ある時はとある国にてクーデターを画策していた軍組織が、風見幽香の気まぐれで全滅させられたりと、彼女が起こした伝説は数知れず、最も有名なのは軍艦を真っ二つに蹴り割ったことだろう、その為に各国の諜報機関や裏社会の大物たちは、風見幽香のことを死期を告げる者とあだ名されるほど恐怖されているのは有名な話だった、そして彼女の身内と思われる風見籐也も、各国の諜報機関と裏社会では、石川五ェ門と同様の危険人物として有名だった。
「へぇーそう元諜報員だったから知っていたね、うーん籐也がヤンチャだった頃に、頼まれて派手に暴れたことが会ったし、その時に記録されたのかしら?」
と風見幽香はそう呟きながら、注文した焼きそばをずるずると音をたてながらすすって食べ、私は精神を落ち着かせるためにコーヒーを飲んで、震える身体を抑える。彼女から感じた濃厚な死の香り、裏社会で通った死期を告げる者と言うあだ名も納得であり、彼女はその気になって私の首を刎ねたとしても、私はそれを知覚することなく死ぬだろう、風見家が住む米花町から離れた場所を選んだのに、こうして会った私は対外運が悪い。
「・・・ところで、私はいつまであなたと一緒に、海の食堂で居ないといけない、家族の下に行きたいのだが」
「あぁー家族で海水浴に来てたのね、まぁ良いわよ聞きたいことは聞けたし、迷惑かけたからコーヒー代は払っておくから、家族との団欒に行ってらっしゃい」
と私は勇気を出して家族の下に行きたい旨を告げると、風見幽香は一瞬考える素振りをした後、聞きたいことは聞けたので、迷惑をかけた礼に、コーヒー代を代わりに払っておくと笑顔で告げ。私は言い知れぬ悪寒を彼女から感じながら席から立ち上がると、秀一と秀吉と真澄が居る場所へと早足で向かう。
出来ればさっさと合流して、ここから避難したい、下手に今の秀一に彼女のことを教えたら何が起こるか分からない、ここはじっと耐え忍ぶしかないだろう。
と言ったところでここまでです。
今回は世良真澄の母親であるメアリー・世良さんとの交流を書いてみましたが、どうですかね?元イギリスの秘密情報部に居たとのことなので、メアリーは風見家のことも、風見幽香のことも知っている設定にしました。まぁあれだけ裏の世界で暴れていて、知られてない方が変ですからね、特に風見籐也の方がねぇ。
次回の投稿は明日になるかな、ちょっと流石に原作にあった話を基準に書いているので、ちょっとてこずってますので。