第15話 風見幽香の風魔一族の陰謀①
第15話
さて、私は眷属からの緊急連絡を受け、およそ音速を超える速度にて凡そ20分ほどで、慰安旅行先の愛知県辺りにある田舎の温泉旅館へとたどり着くと、それはそれは沢山のパトカーが宿中に落ちていると言う被害状況に呆れつつ、連絡してきた黒い猫又の眷属にて、普段は家事手伝いなどをしている黒い猫耳を頭部から生やしている女性の姿をしている鈴音に、一応何があったのかと詳しい状況などを聞いてみると、どうやらルパン三世が乗った車が崖向こうから落下してきて、そのまま旅館内を滅茶苦茶にしながら逃走していき、その後を追って来たパトカーも旅館の敷地内を走って行き、その結果露天風呂は全て半壊し、建物内も車が通ったことでぐちゃぐちゃであり、今日来ていた一般の客なども含めて大量の軽傷者を出す大惨事だと伝えられて、思わず私は手で顔を覆ってしまう。
「と言う訳です幽香様、もう旅館は滅茶苦茶で、私たちも旅館の片づけや修理を手伝ってますが、営業再開まで数か月は・・・」
「はぁーなるほどねぇ、何かのニュースでルパン三世死亡の報道がされてたけど、やっぱり生きていたようね」
と私は溜息をだしながら、やはり生きていたルパン三世に対して呆れつつ、とりあえず今するべき指示をしようかと考えるが、ここの旅館は風見家傘下の奴であり、時々眷属達の慰安旅行としても利用していた場所だったのだが、ここで生じた被害額などを考えると嫌になる。
「とりあえず調整係の花雀に警察に抗議の連絡をして頂戴、そして鈴音を含む戦闘要員を20名は私が連れて行くから、もちろんちゃんと五分以内に武器を装備して来ること、状況次第ではルパン一味とも戦う可能性もあるだろうし、ちょっと隣の県で修行している籐也を呼んできてちょうだい、多分ここからなら行き来しても、5分掛からないから」
と私は鈴音にそう命じると、了解しましたと元気よく返事をし、旅館へと向かっていく。
そして私は今回の騒動について心当たりがあった、前世の頃によく見てた『ルパン三世の風魔一族の陰謀』の話だろうと辺りを付け、作品内で被害に遭った旅館が風見家傘下が営業しているところだったと言う訳である。何でよりによってうちの傘下が営業している旅館がピンポイントに被害にあうのよ!。
「ふふふ今までルパン一味とは直接会ったことはなかったけど、まさか最初に会いに行くきっかけが落とし前とはねぇ、うふふ待っていなさいルパン三世!」
と私は不敵な笑みでそう呟きながら、旅館前に居ること5分後、薙刀や太刀や金棒やハルバードや鎖鎌や居合刀などなどを武装した戦闘要員の眷属が集結し、遅れながら呼ばれて来た籐也を含む落とし前班がそろう。
「なぁ幽香様、呼ばれたから急いで来たんじゃが、確か傘下の旅館を滅茶苦茶にした落とし前をルパン一味にしに行くのは良いが、どこに居るのか分かっておるのか?」
と事前に今回の集結理由など来る途中で聞かされている籐也は、どこにルパン一味が居るのか分かっているのかと聞いて来たので、幸いにもルパン一味が向かっている場所には心当たりがあることを伝えると、なら大丈夫かとそう呟きながら、軽く柔軟体操をしていつでも飛んで行けるように準備し始める。
さて、風魔一族の陰謀にて登場した、岩石山の中に隠された黄金の城については、昔の出雲大社で行われた宴会の席にて、十二神将の1人から自慢げにどこにある山で、どこが入り口かも丁寧に話していたのを覚えているので、今から行けば風魔やルパン一味が中に入っていた頃時ぐらいには到着できると確信しているわ。
「それじゃあ全員忘れ物はないわね、それではここから5分程飛んだ先にある岩石山まで向かうわよ」
と私がそう言って空へと飛び立つと、次々と籐也と眷属20名が空へと飛んで、後を追って行き、しばらく空を飛んで進んで行くと岩石山地帯に到着し、昔聞いた入り口の位置を思い出しながら飛んでいると、黄金の城へと続く通路の入り口と、周辺で休憩している銭形警部と、おでこ辺りに包帯を巻いているお爺さん、警察の機動隊が居るのを発見する。
(あら、あれって銭形警部じゃない?何か坊さんみたいな頭しているけど、ということは今はルパン一味は中に居るけど、黄金の城には着いていない時間帯ね)
と私は銭形警部がおでこ辺りに包帯を巻いているお爺さんを介護しているところから、今どのあたりまで進んでいるのかを理解すると、このまま飛んでいても仕方ないので、銭形警部たちが居るところへと向かっていくと、休憩していた機動隊員の一人が私たちに気が付き、驚きの声を上げたことで銭形警部がこちらの存在に気づき、振り向く。
「なぁ!空から武器を持った連中が飛んでって!?おおっお前はかか風見幽香に風見籐也かぁ!?何故お前たちがここに居る、一体何の目的でここに来たんだ!まさか貴様らも埋蔵金目当てでこの山に来たのか!?」
と銭形警部は私と籐也の名前を言いながら、岩石山に隠された埋蔵を目当てで来たのかと驚愕しながら聞いて来たので、とりあえず銭形警部には事情を話しておいた方が面倒事がないだろうと考え、来た目的を話始める。
「いや違うわよ、こんな辺鄙な岩石山に来たのは、ルパン一味に落とし前を付けさせる為に来たのよ」
「あぁ?落とし前って、それは一体どういうことだ?」
と私は、何用で来たのかを答えるが、銭形警部はどういうことだと疑問符を浮かべて傾げる。まぁ分かるわけないわよね、あの旅館が誰の傘下に所属していたのかを。
「銭形警部、あなたはルパン三世を追う道中で、大きな旅館の敷地内でカーチェイスをしてくれたわよね、あそこって風見家傘下が営業するところなの、だから迷惑を受けた側としてはしっかりと落とし前をつけないと、示しがつかないわけよ」
と私が笑顔を浮かべながら妖力の気配を漂わせながら教えると、その気配を感じた銭形警部は額に汗を浮かべながらも険しい表情を浮かべながら手錠を構え、現場にいる機動隊員と包帯を巻いているお爺さんは顔を青白くしながら震えだし、そして連れて来た眷属達も少し怯えを隠せずにいる。いや、何であんた達まで怯えているのよ?。
「とまぁ幽香様の言う訳なんだよ、すまんのう銭形殿じゃが、普段事件の後処理などで迷惑をかけておるから、その借りとして今回のことは水に流してやれるが、流石にルパン一味に関しては落とし前をつけねばおさまらぬゆえな」
籐也は銭形警部にそう告げ終えると同時に、私は連れて来た眷属20名の内2名を銭形警部達の護衛兼見張り番として命じ、そして私と籐也と残りの眷属達を率いて、黄金の城へと続く洞窟内へと進んで行く、中は迷路のように複雑になっているようだが、私が修得している空間術の中にはこういう迷路のような場所を測定し正解ルートなどを自動で検索してくれる術がある、さぁルパン一味よ、覚悟して待っていなさいよ。
と言ったところで、ここまです。
とりあえず途中参加になりましたが、風見幽香様はわりと機嫌が悪い状態です、なのでかなり本気の戦力を連れて来ています。
とりあえず今回連れている風見幽香傘下の戦力です。
風見籐也:戦闘力☆22:修行を経て強くなってます。
猫又の鈴音:戦闘力☆12:まぁまぁ強い戦闘要員の眷属で、武器は金棒です。
園子視点から登場している黒い猫耳がある灰色の割烹着きた人?です。黒い着物着てます。
一般戦闘要員の眷属:戦闘力☆8~9:戦闘が出来る一般的な眷属です。術も使用可能