第21話
さて、私こと風見幽香は風見神社に訪ねて来た毘沙門天から、米花町のどこかに太陽神である天照大神が、人間に扮して活動していると言う話を伝えられ、私はこれはやばい事態だと速攻で理解し、連れ戻しに来た毘沙門天の手伝いをすることとなり、今二人並んで米花町内にて探し歩いているわ。あぁちなみに今の毘沙門天の姿服装は、強面で丁髷頭した大男が、虎のような配色をした袈裟を着て街中を歩いているので、赤いチェック柄のベストと白いカッターシャツに赤いチェック柄のロングスカート姿に日傘を差した緑色の髪をした美女が一緒に歩いているのも合わせて、物凄く悪目立っている状況である。
「・・・ねぇどうにかならなかったの毘沙門天、あなたのその容姿と服装はどう考えても悪目立ちしているわ、何で袈裟着ているのよ」
「・・・それを言うならお前も同じようなもんだろう、その緑色の髪と真紅の瞳に、その赤色の多い洋服は、遠目からでも目立つぞ」
と私と毘沙門天はお互いが派手な容姿をしているから目立つのだと言いあうが、どちらも現代日本では目立つ格好と容姿であり、遠目にはスマホで撮影している人などがちらほら出て来るほどなので、凄く真顔を浮かべて気まずそうにしながら、空間術を用いて天照大神の気配を探ってみるが、それらしい存在を感知するどころか、神力を使用した跡すら発見できず、二人してどうしたものかと途方に暮れ始める。
「あぁこれはダメね、天照様の気配どころか、神力の使用した形跡すら感じられないわ、相当高度な隠密術で自身の形跡を消しているみたいね」
「はぁー全くどこまでも世話が掛かるお方じゃよ、僅かな形跡すら残さぬ高度な術は、流石は最高位神と謳われる天照様と言ったところだが、このままではどこにおられるのか見つけられんぞ」
と私は呆れた表情を浮かべながら、連れ戻しに来るであろう神々に見つからないように天照大神が自身の気配や神力の形跡などを消しているのだろうと分析し、毘沙門天は物凄く呆れた表情を浮かべながら、これほど僅かな形跡すら残さぬ、極めて高度な術の行使に対して、関心した言葉を呟く。
これはマジで困ったわね、私と毘沙門天の術って戦闘能力に全振りしているせいで、索敵や感知と言った探索系列の術は苦手な分類だから、そこらの低位神格どもと同じくらいの力量しかないし、ただでさえ天照大神みたいな隠密及び結界系が異様に得意な神を、見つけるのは至難の難しさだって言うのに、神格としての位も向こうの方が一段上だし、まず見つけだすことは絶望的に無理な状況で、かといって戦闘力が弱い奴に任せたとしても、天照大神を捕まえることができる戦闘力が無ければ、連れ帰ることも無理なわけで・・・あれ?これ詰んでない?。
「・・・これは手詰まりね、見つければ二人掛かりで捕まえられるでしょうけど、まず問題の天照様自身を発見することが出来ないと始まらないのよ」
「あぁその通りじゃ、天照様は戦闘もある程度出来るとはいえ、我ら二人を相手にして勝てる奴はそれこそイザナミ様程の神格じゃが、昔ならイザナミ様に協力してもらったのじゃが、如何せんあのお方は黄泉の国に移り住んでおるからして、うむ困った」
と私と毘沙門天は見つけられないことには、捕まえて連れ戻すなど出来ないと言うことに溜息を出したくなるが、とにかく地道に足を使って、米花町内を探し続けるが、ふと私はある疑問が浮かんで来る。
「と言うか、翌々考えてみたら私たちって天照様の姿形が変わっていないこと前提で探しているけど、天照様には自身の姿とかを変える能力や術とか無いわよね?それされると容姿で探すことすら、不可能になってしまうのだけど・・・」
と私はふと天照大神の姿形がそのままである前提で、米花町内を探しているが、天照大神自身の姿を変える力とかあるのかと言う疑問が湧き、何となく毘沙門天に聞いてみると、徐にしばらく無言になってしまい、明らかに表情の雲行きが怪しくなって行く。ちょっと何その表情は、物凄く不安になるでしょ。
「あーそうじゃった、確か天照様には狼や人間にだけ自由自在に変化出来る能力あったはずだ、つまり今回その力を利用して、宴会などの行事などで見かける姿とは違う姿になっているやもしれぬ」
と毘沙門天は天照大神には狼や人間にだけ自由自在に変化出来る能力があるので、もしかしたら出雲大社にて見かけている姿とは違う可能性があると告げて来る。つまりそれって、私たちの自力で、探し出すのは無理なんじゃ。
「ねぇ毘沙門天、私たちだけで天照様を探すの無理じゃない?気配も分からないし、明らかに人選ミスよね?」
「では聞くが、高天原の連中に、天照様を探し出して連れ帰れる神が果たして居ると思えるか?地道に探して行くしかないだろう」
と私は索敵や感知といった探索系列の実力が低い自分たちが、本気で隠密しているであろう天照大神を探し出すのは無理じゃないかと弱音を吐くが、毘沙門天は高天原の連中に天照大神を探して、連れ帰れる神が居ると思うかと言われて、思わず無言になって納得する。
確かにかつての高天原だったらギリギリ天照大神探し出せただろう、だが神秘も信仰も弱まったことにより、天照大神よりも位が高くて強い神々は、ほぼ異界などに引っ越しており、事実上現世における天照大神を探し出して連れ帰れるのは、風見幽香と毘沙門天の二人が適任となるだろう。そう理解したので、私と毘沙門天は、悪目立ちしつつも、頑張って地道に米花町のどこかに居るであろう天照大神を探し続けるのだった。
:視点:毛利蘭:
あの女の子と出会ったのは、まだお父さんとお母さんが別居して間もない頃だったわ、あの日は家に居るのが気まずくて、新一と一緒に公園で遊んでいたの、そしたら変な自称を付けた喋り方をする知らない女の子が、元気よく話しかけて来たの、何か当時流行っていたゲームソフトを買う為に、家から抜け出してゲーム屋さんを探しているって言われた時は、新一と一緒に困ったわ。
だってその頃の私はテレビゲームなんてしたこともなかったし、私と新一は正直にゲーム屋さんの場所は知らないって答えたら、悲しそうな表情で答えてくれてありがとうって言うもんだったから、何だか私その女の子のことが放っておけなくて、一緒に公園で遊ぼうって誘ったら、嬉しそうに喜んでいた笑顔を今でも覚えているの。
そして私と新一はその女の子の名前を聞いたら天照って名乗ったの、確か新一が日本神話の神様に似た名前があるだとか言ってたっけ。そんな公園で出会ったちょっと童とか難しい口調で喋る天照さんと一緒に、縄跳びで遊んだり、だるまさんが転んだとかで遊んだりして、三人で楽しく遊んだの。
だけど、私は確かに新一と天照さんと一緒にまだ太陽が真上に浮かんでいる時間帯で遊んで居たはずなのに、途中で急に辺りが薄暗くなって、私はその時どうしようもなく本当に怖くて、新一の服を掴んで辺りを見渡していたのを覚えているけど。
「あら、あら、なかなかの品質をした
と突如として凍るような声が聞こえたと同時に、そこで私の記憶が途切れていて、次に目覚めた時は病院のベットの上に居たの。
だからあの時何があったのか知らないし、知って居そうな新一に聞いても、あれは悪い夢だったんだとか言って教えてくれない、一体あの時に聞こえて来た声は誰だったのとか、一緒に居たはずの天照さんはどうなったのとか、今でも時より思い出して考えるの。
と言ったところで、ここまでです。
天照大神はある方法で、風見幽香や毘沙門天の索敵網から隠れています。そのせいでガチにやばい状況に陥りますが、次回に続きにて。
そして蘭ちゃん視点では初めて会ったこと遊んで居たら、辺りが暗くなって、怖い声が聞こえたところで記憶が途切れてますが、何やら新一は黙っていますね、さて彼が黙っていると言うことは。
風見裕也はどんな警察になる?。ルート選択。
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警視庁公安部なる。原作通りルート
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怪異対策部になる。国家術師ルート
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二足の草鞋になる。神主兼刑事ルート
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退職して神主なる。家業専念ルート