第24話
:視点:風見籐也:
儂は白い子に案内されながら、天照と言う子が居る場所へと向かって行く途中で、白い子の向かっている先からかなり強い邪気を放つ者が居ることを感じ取り、儂は白い子へと止まるように告げた後、背負っていた角の小娘を預け、ここで大人しく居なさいと言って、儂は強い邪気を放つ者の場所へと向かって、素の全力にて走って行く。
そして少しして公園らしき広場へと到着し、そして天照と言うらしき子供が、蒼髪の女に首元を掴まれて苦しそうにしているのを目撃し、儂は咄嗟にその辺にあった小石を拾うと、それに霊力を込めながら、蒼髪の女から遠く離れた位置へと投げてから、天照と言う子と霊力が籠った小石を視界に収めたまま、対象の位置を切り替えることが出来る空間術【位置転】を発動させて、天照と言う子を安全な場所へと転移させる。ふむ上手いこと白い子がいる方角に逃がせたな。
「やあやあ相変わらず、幼い子供を狙っているようじゃな竜胆彼岸よ、最後に出会ったのは15年前だったか?」
と儂はニヤニヤと笑みを浮かべながら、そう告げながら15年ぶりに再会した、蒼髪の女こと竜胆彼岸に声をかける。
奴の名は竜胆彼岸、裏社会では『愉悦者』として恐れられる術師であり、日本政府所属の国家術師らが長年追いかけ続けている凶悪犯罪者であり、罪状は表向き連続殺人犯とされているが、実際は幼児連続誘拐及び無差別大量殺人及び国家転覆未遂などの重大事件を単独で引き起こして来た特別危険人物であり、殺害して来た人数は100万人以上だと推測されており、儂も直接出会うのは今回で5回目であり、その都度戦闘を繰り広げ、あと少しのところで毎度逃走を許してしまっており、そして殺す気で来た幽香様からも、二度も逃げ切った大変因縁深い奴だ。
「うげぇ!?またあなたですの、一体何度私の欲望を邪魔をすれば良いのですか、『超人無慈悲』の風見籐也様?」
と竜胆彼岸は儂の顔を見て嫌そうに苦笑いを浮かべながら呟きつつも、口元を金箔の扇子にて隠しつつ、いつでも戦えるように邪悪な力の波動が強まって行くのを感じ取る。ふむ、軽口を言いつつも既に戦闘態勢か、面倒くさい相手じゃのう。
「ガハハハ、何度でも邪魔をするさ、お主が捕まって処刑される日が来るまでなぁあ!!」
と儂はそう殺気に満ちた笑みを浮かべながらそう言い放つと同時に、仙人術の【超人化】を発動し、音速を超える速度を発揮して、一気に距離を詰めた後、儂は霊力を込めた本気の拳にてぶん殴るが、手応えからして命中する寸前に竜胆彼岸が仙人術の【鉄皮膚】を使用して腕で防いだのだと瞬時に把握し、続けて陰陽術【神楽火】を纏った蹴りを繰り出し、地面ごと破壊する勢いにて薙ぎ払う蹴りをお見舞いするが、竜胆彼岸は冷静に【超人化】を発動し、【鉄皮膚】で強化した足にて受け止めるが、衝撃の威力が強いせいでそのまま地面を破壊しながらぶっ飛んで行き、住宅の壁を激突した衝撃の余波にて建物が崩れていく。
「はぁ~これだから嫌なのよ、同格の術師を相手するのわぁ!」
と竜胆彼岸は苦々しくイラつきながら、金箔の扇子を大きく振るって疾風の斬撃波を複数回放って来たので、儂はそれらを巧みに全て受け流しながら竜胆彼岸へと接近して行く。ちなみに受け流した斬撃波は軽く公園の遊具を切り裂き、地面には巨大な切り痕を残し、周囲にあった住居や高層建築物が両断されて崩壊していくという光景になっている。
「全く町に張っている結界を解除すれば元に戻るとは言え、盛大に暴れてくれるわい」
と儂は崩壊していく街の様子に溜息を浮かべながらも、疾風の斬撃波のお返しとばかりに、拳に霊力を溜めてから正拳突きを繰り出すことで、飛ぶ拳弾を凡そ10秒間に100発ほど竜胆彼岸へと目掛けて打ち放ち、周囲の建築物を粉々に吹き飛ばすが、竜胆彼岸が影の中へと潜みながら儂の元へと突っ込んでくるのが見えたので、儂は咄嗟に空間術【影興し】を発動しながら足で地面を踏み込んだ瞬間だった、影の中に潜みながら移動していた竜胆彼岸が強制的に影の中から飛び出た瞬間を狙って渾身全力の霊力の籠った拳を横腹へと深々とめり込ませながら公園の奥までぶっ飛ばし、追撃とばかりに接近しに向かうが、竜胆彼岸は笑みを浮かべながら全長50mの死霊ムカデを召喚する死霊術【死霊百虫】を発動し、ムカデが儂と竜胆彼岸の間に立ち塞がる。
「おうおうついに出しおったか、15年前に幽香様を足止めした程の強度と耐久力を持った死霊ムカデを!」
と儂は天高く聳える死霊ムカデの姿に冷や汗と戦いに対する闘争心を抱きながら、大きく深呼吸しながら空手の構えを取ると、そのまま仙人術の奥義【阿修羅】を発動し、全身に赤く光る闘気を溢れだしながら大きく全力の飛び蹴りを繰り出し、死霊ムカデの胴体に食らわせることにて1キロ先までぶっ飛ばす。
「ふーうはぁ~、久しぶりに全力を出して凄く疲れたわい、しかし竜胆彼岸の気配が薄れてる、どうやら死霊ムカデの相手をしている内に逃げられたか」
と儂は死霊ムカデをぶっ飛ばして、一息した辺りで竜胆彼岸の気配が薄れているのを察し、今回も逃げられたのだと言うことに少し落ち込みながらも、今後もいつか再び会う機会があるだろうと思っていると、外と内を分けていた結界が崩れていくと同時に、破壊された住居や高層ビルや公園が何事もなかったかのように綺麗に直って行く。
「そうそう、天照という子を回収して、白い子と合流するとしよう、とりあえず近くの米花病院に運ぶとするか」
と儂はそう呟きながら、天照という子を逃がした場所へと赴き、回収すると待たせていた白い子と共に米花病院へと搬送することで、今回の騒動は一応無事に終わることが出来たが、またどこかで竜胆彼岸による被害が起きているのだろうと、推測するのであった。
と言ったところでここまでです。
と言う訳で風見籐也VS蒼い女こと竜胆彼岸の戦闘どうだったでしょう?まぁまぁ派手に暴れさせましたが、これ一応ホラー推理をする為に書き始めたんですよ、俺いつからゴリラ廻戦を書いて居たんだろう??。
ちなみに仙人術の奥義【阿修羅】は大量のスタミナを消費することで、8分間自身の実力を向上させる技で、一年ほど前に風見籐也が修得した奥義であり、歴代で初めての到達者です。
あーと気になる方向けに戦闘力がどれくらいかを出しておきますね。
阿修羅化籐也:戦闘力☆27
風見籐也:戦闘力☆22
竜胆彼岸:戦闘力☆21
死霊ムカデ:戦闘力☆20
風見裕也はどんな警察になる?。ルート選択。
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警視庁公安部なる。原作通りルート
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怪異対策部になる。国家術師ルート
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二足の草鞋になる。神主兼刑事ルート
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退職して神主なる。家業専念ルート