第25話
:視点:風見籐也:
さて、儂は白い子と角の小娘と天照と言う子を米花病院へと連れて行き、子供が一人意識不明と二人が怪我していることなどを知人の医者に伝えてからしばらくして、白い子と天照と言う子は頭や腕などに軽く切り傷や打撲痕などがありつつも、包帯と絆創膏による軽い応急処置がなされ、そして角の小娘は意識不明ともあって急遽入院と言う形となって、病院側から白い子と角の小娘の親御さん連絡がされるとのことになり儂と白い子と天照と言う子と共に角の小娘が寝ている病室前のベンチに、三人並んでくつろいでいた。
正直今回の騒動で犠牲が出なかったのは奇跡だ、もし天照と言う子が咄嗟に白い子と角の小娘を逃がさなければ助からなかったし、白い子が角の小娘背負って逃げた方角に、儂が居なければ死んでいただろうことは間違いなく、そして儂が米花町で散歩していなければ、今回の騒動の犠牲はとんでもないことになっていただろうことは予想できるので、まぁ無事に終えたことは良かったことである。
「そう辛気臭い顔を浮かべるでないよ、白い子よ、穢れは綺麗に払いのけた、いずれ角の小娘も目を覚ます」
と儂は元気の無い白い子を励ますようにそう言葉を投げかけると、白い子は真っすぐな目でこちらに振り向くと。
「・・・俺ってさ、ホームズに憧れているんだ、数々の難事件を解決して行く話を読んでいくうちに将来は探偵になって色んな事件を解決するって」
と儂が白い子が語り出したことに対して無言で聞き続ける。どうやらこの子はアーサー・コナン・ドイル作のホームズシリーズのファンで、大きくなったら探偵になって難事件を解決して行くのが夢だと言う。ふむ、最近の若い子は結構レトロなラノベ小説本を読むんじゃな。
「だからなのか俺って無意識にこう思っていたんだ、この世は科学で説明できるし、怪現象も何かトリックがあって解明できるって、だけど違った世界の裏にはあんな悍ましい存在や、人を道具としか思っていない犯罪者がのさばっていて、現実は小説の世界みたいに人間の想像では計り知れないほどの奇々怪々が広がっているって知って、どうしようか悩んでいるんだ」
と白い子はそう言って饒舌に自身の考えを語る姿に、大昔の自身の姿を重ねてみる。当時はこの世が全て不思議な幻想に満ちていると思っておったし、幽香様と共に過ごした幼少期の記憶は今でも大事に覚えている。
「なぁ白い子よ、そう悩むでない、人生など予想できぬことの連続じゃ、こんなことで自身の夢を諦めるのは時期尚早じゃてい、だからお主が目指すそのホームズを目指し続けて、ダメだった時に考えればよい」
と儂は励ますようにそう言って、優しく白い子の頭をわしゃわしゃと撫でながら元気付けると白い子は笑顔を浮かべて少し恥ずかしそうにしながら、励ましてくれてありがとうと言ってくれる。うむやはり子供は笑顔が一番じゃな。
「あ、俺の両親と蘭の両親が来たから行くよ、それじゃまたな天照と超人の爺さん!」
と白い子は自身の両親と角の小娘の両親が来たことに気づき、天照と言う子と儂にお別れの言葉を告げながら、ベンチから立ち上がると、両親の元へと向かっていく。ふむ、何とも不思議な子じゃったが、さて本題に進むとするかのう。
「さて、二人になりましたし、言い訳などを聞きましょうか天照大神様、何故高天原のお方が現世の、しかも米花町などに、幽香様に用があって来たのですかな?」
と儂は天照と言う子こと日本神話にて語られる太陽の神様こと天照大神様に対して、一体どういう了見にて米花町に降臨されているのかと問うと、天照大神様は大汗を掻きながら顔を逸らして下手くそ口笛を吹きながら沈黙し始める。うーむこれは幽香様や毘沙門天様や咲耶姫様の過去の反応から推測するに、恐らく天照大神様はお忍びにて米花町に来たのだろうと予想できるが。
「おっとスマホから電話が、はいはいもしもし風見籐也ですが、あら幽香様ですか?」
と儂は急にスマホから電話の着信音が聞こえて来たので、出てみると幽香様の電話であり何用かと思い、話を聞いてみたところ、天照大神様が高天原の神々に黙って現世へと降臨していることと、場所が米花町のどこかにいるとのことで、幽香様と毘沙門天様は天照大神様連れ戻す為に町中を探しているとのことで、儂にも手伝ってと言う連絡だった。ふむ、たった今手伝い終えましたぞ幽香様。
「あー天照大神様の居場所は既に掴んでおるのですじゃ」
「え?そうなの、どこかで天照様見たってことなのね、それで一体どこで見たの?」
「見たと言うか、隣におります、場所は米花病院の○○病室近くのベンチです」
「・・・・・・はぁ??え?どういうことなの??」
と困惑している幽香様に天照大神様に出会った経緯や、先程まで米花町に竜胆彼岸が潜伏しており、そして戦いになったが、上手く逃げられてしまったことや、襲われて居た子供についてなどの全てを説明し終えると、幽香様は電話越しでも分かるぐらい大きな溜息を出した後。
「あーとりあえず、天照様を連れて風見神社に戻って来てくれる、隣にいる毘沙門天様が凄い形相で見て来るし、話は帰ってから改めて聞くわ」
と幽香様そう言って電話を切られると、儂は天照大神様の方を見ながら、風見神社にお連れしますがよろしいかなっと問いかけると、天照大神様は沈黙したまま頭を頷き了承したのを見ると、儂は天照大神様の手を繋いで、一緒に米花病院から風見神社へと歩いて帰るのであった。そういえば今日は久しぶりに裕也が有給休暇を取って、戻って来ると昨日連絡あったが、うーんまぁ何とも間の悪い孫じゃなぁ。
と言ったところでここまでです。
無事に工藤新一と毛利蘭は生還できてよかったですね。
今回は工藤新一と風見籐也との繋がりを作りためと、風見家側が追う犯罪者なども生やしたかった為にこんな風になりましたが、何か感想見た感じあんまり受けが良くなかったですね、急に主人公の影が薄くなって微妙とか、今後もオリ主風見幽香が関わらない事件などが起きたら、また何か言われそうでちょっとやる気が・・・世界観を深めるには主人公以外の視点もあった方が良いし、うーん匙加減が難しいです。
ちなみに白い子とは新一のことで、角の小娘は蘭のことですので。
続きの投稿はかなり先になるかもです、今後の展開に影響する風見裕也の将来についての結果次第では警察学校組の各生存フラグにもなるのでお楽しみにください。
ちなみにアンケート的には今のところスコッチの生存ルートか、松田陣平の生存ルートになるかもです。12月31日の夜ごろに締め切りますので。
ちなみに伊達刑事はどっちでも生存できます、風見幽香のおかげで。
風見裕也はどんな警察になる?。ルート選択。
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警視庁公安部なる。原作通りルート
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怪異対策部になる。国家術師ルート
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二足の草鞋になる。神主兼刑事ルート
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退職して神主なる。家業専念ルート